JPH0999366A - 交差する管の溶接方法 - Google Patents
交差する管の溶接方法Info
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- JPH0999366A JPH0999366A JP27972795A JP27972795A JPH0999366A JP H0999366 A JPH0999366 A JP H0999366A JP 27972795 A JP27972795 A JP 27972795A JP 27972795 A JP27972795 A JP 27972795A JP H0999366 A JPH0999366 A JP H0999366A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 支管の接合部端面形成を正確にかつ容易に行
い、交差する主管と支管の溶接部の強度が十分なものを
得る。 【解決手段】 支管(2)の接合部端面(3)を切断形
成し、主管(1)に溶接する方法で、支管(2)を回転
させながら切断トーチを軸方向移動とその角度を傾動さ
せて接合部端面(3)を形成し、主管(1)の外周面に
溶接トーチ(6)により溶接する主管に交差する支管の
溶接方法である。
い、交差する主管と支管の溶接部の強度が十分なものを
得る。 【解決手段】 支管(2)の接合部端面(3)を切断形
成し、主管(1)に溶接する方法で、支管(2)を回転
させながら切断トーチを軸方向移動とその角度を傾動さ
せて接合部端面(3)を形成し、主管(1)の外周面に
溶接トーチ(6)により溶接する主管に交差する支管の
溶接方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交差する管の溶接
方法に関し、特に、一方の管(以下「主管」という)に
交差するもう一方の管(以下「支管」という)の接合部
端面を切断形成し、これらの交差する管を溶接する方法
に関するものである。
方法に関し、特に、一方の管(以下「主管」という)に
交差するもう一方の管(以下「支管」という)の接合部
端面を切断形成し、これらの交差する管を溶接する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より構造物に管体は広く用いられて
いる。構造物として用いらる管体は、断面積に比して強
度が大きく、ねじれや座屈に強く、また断面形状が円形
なために応力解析し易く設計も容易であり、さらに管体
は表面積が小さいので風への抵抗が小さい等の特徴があ
り多くの建造物等の構造物に用いられている。管体を構
造物として用いるには、その設計強度に応じて径の異な
る管体を交差させて、管体を構造物に組み立て溶接しな
ければならないものである。
いる。構造物として用いらる管体は、断面積に比して強
度が大きく、ねじれや座屈に強く、また断面形状が円形
なために応力解析し易く設計も容易であり、さらに管体
は表面積が小さいので風への抵抗が小さい等の特徴があ
り多くの建造物等の構造物に用いられている。管体を構
造物として用いるには、その設計強度に応じて径の異な
る管体を交差させて、管体を構造物に組み立て溶接しな
ければならないものである。
【0003】図17は、交差する管の接合状況す示した
図で、図17(a)は、主管(1)の外周面に径の異な
る支管(2)の接合部を、主管(1)の外周面に適合す
るように接合部端面(3)を形成し、主管(1)と支管
(2)を直角に交差させて溶接するものである。図17
(b)は、主管(1)の外周面に径の異なる支管(2)
の接合部を、主管(1)の外周面に適合するように接合
部端面(3)を形成し、主管(1)に支管(2)を斜め
に交差させて溶接するものである。このように管体を構
造物として用いるには、種々の径の管体を種々の角度で
交差させ構造物に組み立て溶接しなければならないもの
である。
図で、図17(a)は、主管(1)の外周面に径の異な
る支管(2)の接合部を、主管(1)の外周面に適合す
るように接合部端面(3)を形成し、主管(1)と支管
(2)を直角に交差させて溶接するものである。図17
(b)は、主管(1)の外周面に径の異なる支管(2)
の接合部を、主管(1)の外周面に適合するように接合
部端面(3)を形成し、主管(1)に支管(2)を斜め
に交差させて溶接するものである。このように管体を構
造物として用いるには、種々の径の管体を種々の角度で
交差させ構造物に組み立て溶接しなければならないもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、管体を
構造物に組み立てるには種々の径の管体を種々の角度で
交差させ構造物に溶接するものであり、さらに、このよ
うに径が異なり、また交差角度の異なるという種々の条
件の管体溶接を多くの箇所で行わなければないものであ
り、簡単かつ速やかな作業が望まれ、そしてその溶接部
が十分な強度が得らるようにすることが必要である。
構造物に組み立てるには種々の径の管体を種々の角度で
交差させ構造物に溶接するものであり、さらに、このよ
うに径が異なり、また交差角度の異なるという種々の条
件の管体溶接を多くの箇所で行わなければないものであ
り、簡単かつ速やかな作業が望まれ、そしてその溶接部
が十分な強度が得らるようにすることが必要である。
【0005】交差する管体を溶接し構造物に組み立てる
には、まず主管の外周面に適合するように支管の接合部
端面を切断形成するが、管体構造物の組み立てにおいて
は、2本の管体の径が異なるもの、また2本の管体の交
差する角度が異なるものという種々の条件の場合に対応
して、支管の接合部端面を切断形成することは作業に時
間が掛かりコスト高になるという問題があった。また、
交差する管体を十分な強度が得らるような溶接を行う必
要があり、さらに速やかに溶接を行なうには自動溶接を
行なうことが望まれる。自動溶接を行なうには、管の直
径、管の交差角度等の種々の条件について、その都度溶
接条件の調整を行わなければならず、これには溶接作業
のティーチングに時間が掛かるという問題があった。
には、まず主管の外周面に適合するように支管の接合部
端面を切断形成するが、管体構造物の組み立てにおいて
は、2本の管体の径が異なるもの、また2本の管体の交
差する角度が異なるものという種々の条件の場合に対応
して、支管の接合部端面を切断形成することは作業に時
間が掛かりコスト高になるという問題があった。また、
交差する管体を十分な強度が得らるような溶接を行う必
要があり、さらに速やかに溶接を行なうには自動溶接を
行なうことが望まれる。自動溶接を行なうには、管の直
径、管の交差角度等の種々の条件について、その都度溶
接条件の調整を行わなければならず、これには溶接作業
のティーチングに時間が掛かるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、主管に交差す
る支管の接合部端面を切断形成する工程及び切断形成さ
れた支管の接合部端面を主管に溶接する工程を有し、前
記支管の接合部端面を切断形成する工程が支管を回転さ
せながら切断トーチを軸方向移動とその角度を傾動させ
ることにより行われるもので、主管の径、支管の径、支
管の板厚、主管と支管の交差角度、及び溶接開先角度よ
り演算し、これにより支管を回転させながら切断トーチ
の軸方向移動量及び切断トーチの傾動角度を計算し、切
断速度を制御するものであり、前記切断形成された支管
の接合部端面を主管に溶接する工程が裏波溶接または裏
板溶接であることを特徴とする主管に交差する支管の溶
接方法である。
る支管の接合部端面を切断形成する工程及び切断形成さ
れた支管の接合部端面を主管に溶接する工程を有し、前
記支管の接合部端面を切断形成する工程が支管を回転さ
せながら切断トーチを軸方向移動とその角度を傾動させ
ることにより行われるもので、主管の径、支管の径、支
管の板厚、主管と支管の交差角度、及び溶接開先角度よ
り演算し、これにより支管を回転させながら切断トーチ
の軸方向移動量及び切断トーチの傾動角度を計算し、切
断速度を制御するものであり、前記切断形成された支管
の接合部端面を主管に溶接する工程が裏波溶接または裏
板溶接であることを特徴とする主管に交差する支管の溶
接方法である。
【0007】また本発明は、切断形成された支管の接合
部端面を主管に溶接する裏波溶接または裏板溶接が、自
動溶接によるもので、自動溶接の溶接トーチの位置と溶
接トーチの角度を主管の径、支管の径、支管の板厚、主
管と支管の交差角度、及び溶接開先角度より演算し、こ
れにより溶接トーチの位置、溶接トーチの角度及び溶接
速度を制御するものであることを特徴とする主管に交差
する支管の溶接方法である。
部端面を主管に溶接する裏波溶接または裏板溶接が、自
動溶接によるもので、自動溶接の溶接トーチの位置と溶
接トーチの角度を主管の径、支管の径、支管の板厚、主
管と支管の交差角度、及び溶接開先角度より演算し、こ
れにより溶接トーチの位置、溶接トーチの角度及び溶接
速度を制御するものであることを特徴とする主管に交差
する支管の溶接方法である。
【0008】
【作用】本発明においては、支管の接合部端面を切断形
成する工程で、主管の径、支管の径、支管の板厚、主管
と支管の交差角度、及び溶接開先角度より演算し、これ
により制御するもので、具体的には、主管の径、支管の
径、主管と支管の交差角度からの演算により切断トーチ
の軸方向移動量を、また主管の径、支管の径、支管の板
厚、主管と支管の交差角度、溶接開先角度からの演算に
より切断トーチの傾動角度を、さらにこれら演算により
切断トーチの軸方向移動量と傾動角度から支管の回転速
度を制御するもので、支管の接合部端面形成を正確にか
つ容易に行うことができるものである。
成する工程で、主管の径、支管の径、支管の板厚、主管
と支管の交差角度、及び溶接開先角度より演算し、これ
により制御するもので、具体的には、主管の径、支管の
径、主管と支管の交差角度からの演算により切断トーチ
の軸方向移動量を、また主管の径、支管の径、支管の板
厚、主管と支管の交差角度、溶接開先角度からの演算に
より切断トーチの傾動角度を、さらにこれら演算により
切断トーチの軸方向移動量と傾動角度から支管の回転速
度を制御するもので、支管の接合部端面形成を正確にか
つ容易に行うことができるものである。
【0009】また、溶接工程で裏波溶接または裏板溶接
を行なうことにより交差する主管と支管の溶接部の強度
が十分なものを得ることができるものである。さらに、
自動溶接の溶接トーチの位置と溶接トーチの角度を、主
管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の交差角
度、及び溶接開先角度より演算し、これにより溶接トー
チの位置、溶接トーチの角度及び溶接速度を制御するも
ので、具体的には、溶接トーチの角度を溶接開先角度の
範囲、例えば溶接開先角度の半分の角度に制御すること
により、溶接点教示作業が不用になり、かつ溶接部の強
度が十分なものを速やかに得ることができるものであ
る。
を行なうことにより交差する主管と支管の溶接部の強度
が十分なものを得ることができるものである。さらに、
自動溶接の溶接トーチの位置と溶接トーチの角度を、主
管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の交差角
度、及び溶接開先角度より演算し、これにより溶接トー
チの位置、溶接トーチの角度及び溶接速度を制御するも
ので、具体的には、溶接トーチの角度を溶接開先角度の
範囲、例えば溶接開先角度の半分の角度に制御すること
により、溶接点教示作業が不用になり、かつ溶接部の強
度が十分なものを速やかに得ることができるものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、主管に交差する支管の
接合部端面を形成し、主管に交差する支管を溶接するも
のである。図1(a)に示すように主管(1)の外周面
に適合するように接合部端面(3)を形成した支管
(2)を、図1(b)に示すように主管(1)に支管
(2)を斜めに交差させて、図1(c)に示すように溶
接トーチ(6)により溶接部(5)を形成するものであ
る。また図2(a)〜(c)は主管(1)と支管(2)
を直角に交差させて溶接するもので、主管(1)の外周
面に適合するように接合部端面(3)を形成した支管
(2)を、主管(1)に支管(2)を直角に交差させて
溶接トーチ(6)により溶接部(5)を形成するもので
ある。次に本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
接合部端面を形成し、主管に交差する支管を溶接するも
のである。図1(a)に示すように主管(1)の外周面
に適合するように接合部端面(3)を形成した支管
(2)を、図1(b)に示すように主管(1)に支管
(2)を斜めに交差させて、図1(c)に示すように溶
接トーチ(6)により溶接部(5)を形成するものであ
る。また図2(a)〜(c)は主管(1)と支管(2)
を直角に交差させて溶接するもので、主管(1)の外周
面に適合するように接合部端面(3)を形成した支管
(2)を、主管(1)に支管(2)を直角に交差させて
溶接トーチ(6)により溶接部(5)を形成するもので
ある。次に本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0011】
【実施例】本発明は、主管に交差する支管の接合部端面
を形成する工程と、主管に交差する支管を溶接する工程
を有するものであり、まず、支管の接合部端面の形成に
ついて図3〜図8で説明する。図3は実施例の接合部端
面の切断を示す図で、図3(a)は正面図、(b)は
(a)の側面図、(c)は切断され接合部端面が形成さ
れた支管である。支管となる管体の接合部の切断は、管
を回転させながら切断トーチを軸方向に移動させ、その
角度を傾動させて接合部端面に曲面を形成するものであ
る。
を形成する工程と、主管に交差する支管を溶接する工程
を有するものであり、まず、支管の接合部端面の形成に
ついて図3〜図8で説明する。図3は実施例の接合部端
面の切断を示す図で、図3(a)は正面図、(b)は
(a)の側面図、(c)は切断され接合部端面が形成さ
れた支管である。支管となる管体の接合部の切断は、管
を回転させながら切断トーチを軸方向に移動させ、その
角度を傾動させて接合部端面に曲面を形成するものであ
る。
【0012】図3(a)(b)において、(2)は支管
で主管外表面に溶接するために接合部端面の切断を行う
支管である。(11)は切断トーチで、例えば酸素・ア
セチレン炎やプラズマ、レーザーなどにより切断するも
のである。切断トーチ(11)は支管軸方向Lに移動を
行う移動テーブル(12)と切断トーチを角度ω方向に
傾動させる傾動腕(13)とを有している。移動テーブ
ル(12)は例えばサーボモータやステッピングモータ
とボールねじで位置決めを行う。(14)は回転駆動部
で支管を回転させる。傾動腕(13)と回転駆動部(1
4)は例えばサーボモータやステッピングモータを直
結、もしくは減速機を介して傾動・回転角度を制御す
る。
で主管外表面に溶接するために接合部端面の切断を行う
支管である。(11)は切断トーチで、例えば酸素・ア
セチレン炎やプラズマ、レーザーなどにより切断するも
のである。切断トーチ(11)は支管軸方向Lに移動を
行う移動テーブル(12)と切断トーチを角度ω方向に
傾動させる傾動腕(13)とを有している。移動テーブ
ル(12)は例えばサーボモータやステッピングモータ
とボールねじで位置決めを行う。(14)は回転駆動部
で支管を回転させる。傾動腕(13)と回転駆動部(1
4)は例えばサーボモータやステッピングモータを直
結、もしくは減速機を介して傾動・回転角度を制御す
る。
【0013】(16)は上下移動用のモータで、支管
(2)の径により上下させる。(15)はチャックで支
管(2)を保持するものである。(18)は傾動腕を駆
動するモータ、(19)は移動テーブル(12)を駆動
するモータ(図3(b)では他の機構と交錯するため省
略)である。(17)は演算・制御部で、これは主管の
径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の交差角度及び
溶接開先角度より、支管(2)の回転角度における切断
トーチ(11)の軸方向移動距離Lと傾動角度ωを演算
し、切断トーチ(11)の軸方向移動を行う移動テーブ
ル(12)と切断トーチを傾動させる傾動腕(13)、
回転駆動部(14)及び切断速度を制御するものであ
る。
(2)の径により上下させる。(15)はチャックで支
管(2)を保持するものである。(18)は傾動腕を駆
動するモータ、(19)は移動テーブル(12)を駆動
するモータ(図3(b)では他の機構と交錯するため省
略)である。(17)は演算・制御部で、これは主管の
径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の交差角度及び
溶接開先角度より、支管(2)の回転角度における切断
トーチ(11)の軸方向移動距離Lと傾動角度ωを演算
し、切断トーチ(11)の軸方向移動を行う移動テーブ
ル(12)と切断トーチを傾動させる傾動腕(13)、
回転駆動部(14)及び切断速度を制御するものであ
る。
【0014】図3(a)(b)に示す管の接合部端面の
切断についてその作動を説明する。まず、支管(2)の
一端をチャック(15)で保持する(必要により中空チ
ャックを用い、または他端も支持する)。次に傾動腕
(13)を駆動するモータ(18)の回転中心を支管
(2)外径上に設置し、傾動腕(13)に切断トーチを
取付ける。切断トーチ(11)と支管(2)外径との距
離は切断方法に適切な距離で、例えば酸素アセチレン炎
では5mmに、セットする。これにより切断トーチ(1
1)は常に支管(2)の外周面と一定距離を保つ機構と
するものである。続いて、切断トーチ(11)を支管
(2)の中心「O」を通る線上に位置させる。切断にあ
たり、主管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の
交差角度及び溶接開先角度を演算・制御部(17)に入
力し、支管(2)の回転角度における切断トーチの軸方
向移動量L、傾動角度ωを演算し、この演算・制御部
(17)の指令で、切断トーチ(11)を移動テーブル
(12)により移動させ、また傾動腕(13)により切
断トーチ(11)の角度を変え、さらに切断速度が制御
される。傾動腕(13)の回転中心は支管外径上にあ
り、切断トーチは常に支管外径と一定距離を保つ機構と
するものである。
切断についてその作動を説明する。まず、支管(2)の
一端をチャック(15)で保持する(必要により中空チ
ャックを用い、または他端も支持する)。次に傾動腕
(13)を駆動するモータ(18)の回転中心を支管
(2)外径上に設置し、傾動腕(13)に切断トーチを
取付ける。切断トーチ(11)と支管(2)外径との距
離は切断方法に適切な距離で、例えば酸素アセチレン炎
では5mmに、セットする。これにより切断トーチ(1
1)は常に支管(2)の外周面と一定距離を保つ機構と
するものである。続いて、切断トーチ(11)を支管
(2)の中心「O」を通る線上に位置させる。切断にあ
たり、主管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の
交差角度及び溶接開先角度を演算・制御部(17)に入
力し、支管(2)の回転角度における切断トーチの軸方
向移動量L、傾動角度ωを演算し、この演算・制御部
(17)の指令で、切断トーチ(11)を移動テーブル
(12)により移動させ、また傾動腕(13)により切
断トーチ(11)の角度を変え、さらに切断速度が制御
される。傾動腕(13)の回転中心は支管外径上にあ
り、切断トーチは常に支管外径と一定距離を保つ機構と
するものである。
【0015】このように演算・制御部(17)よりの制
御指令により切断トーチ(11)を制御し、図3(c)
に示すように支管(2)に接合部端面(3)を形成す
る。次に、主管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支
管の交差角度及び溶接開先角度を演算・制御部(17)
に入力し、支管(2)の回転角度における切断トーチ
(11)の軸方向移動量L、傾動角度ω及び溶接速度の
演算制御についてそれぞれ説明する。
御指令により切断トーチ(11)を制御し、図3(c)
に示すように支管(2)に接合部端面(3)を形成す
る。次に、主管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支
管の交差角度及び溶接開先角度を演算・制御部(17)
に入力し、支管(2)の回転角度における切断トーチ
(11)の軸方向移動量L、傾動角度ω及び溶接速度の
演算制御についてそれぞれ説明する。
【0016】まず、切断トーチ(11)の軸方向移動に
ついて述べる。図4は、2本の管体の接合部の平面図、
接合部端面の展開図、及び拡大図である。図4に示すよ
うに、主管(1)の外周面に支管(2)を斜めに交差さ
せるとき、支管(2)の接合部端面のA点、B点、C点
の各点は、主管(1)と展開図に示すように接合するも
のである。
ついて述べる。図4は、2本の管体の接合部の平面図、
接合部端面の展開図、及び拡大図である。図4に示すよ
うに、主管(1)の外周面に支管(2)を斜めに交差さ
せるとき、支管(2)の接合部端面のA点、B点、C点
の各点は、主管(1)と展開図に示すように接合するも
のである。
【0017】図3に示した切断トーチ(11)は、支管
(2)を図4の展開図のように切断するために切断トー
チ(11)を軸方向移動させるものである。図4の展開
図に曲線で描かれているが、詳細には拡大図に示すよう
に、切断線の形状は段状になっている。具体的には、支
管(2)の円周をその径の大きさを考慮して複数に分割
し、例えば支管の径165mmの場合で1000分割、
508mmの場合で4000分割し、それぞれの点での
主管の径、支管の径、主管と支管の交差角度より演算さ
れた値により段状になっているものである。
(2)を図4の展開図のように切断するために切断トー
チ(11)を軸方向移動させるものである。図4の展開
図に曲線で描かれているが、詳細には拡大図に示すよう
に、切断線の形状は段状になっている。具体的には、支
管(2)の円周をその径の大きさを考慮して複数に分割
し、例えば支管の径165mmの場合で1000分割、
508mmの場合で4000分割し、それぞれの点での
主管の径、支管の径、主管と支管の交差角度より演算さ
れた値により段状になっているものである。
【0018】図5は本発明の実施例の支管軸方向長さを
説明する図で、図5(a)は主管と交差する支管の正面
図、図5(b)は側面図である。これは、主管(1)の
外周面に接合する支管(2)の接合部端面となる長さに
ついて具体的に説明する図(図3(a)の切断トーチ
(11)の軸方向の移動量を説明するもの)である。図
において、主管(1)外周の半径はR、支管(2)の外
周の半径はrとし、また(α)は支管の回転角度、
(β)は主管の回転角度、(θ)は主管と支管の交差角
度である。
説明する図で、図5(a)は主管と交差する支管の正面
図、図5(b)は側面図である。これは、主管(1)の
外周面に接合する支管(2)の接合部端面となる長さに
ついて具体的に説明する図(図3(a)の切断トーチ
(11)の軸方向の移動量を説明するもの)である。図
において、主管(1)外周の半径はR、支管(2)の外
周の半径はrとし、また(α)は支管の回転角度、
(β)は主管の回転角度、(θ)は主管と支管の交差角
度である。
【0019】図5(a)(b)は、主管(1)に支管
(2)が交差角度θ度で接合させる場合である。支管
(2)の接合部端面のA点、B点は、主管(1)の長さ
方向軸線上に位置するもの(直径の点)であり、C点は
A点からα度に位置する点である。なお、図5に示すよ
うに支管(2)は厚さtを有するものであるが、図4、
図5では支管(2)の外周が主管(1)に適合して接合
することについて示すものである。
(2)が交差角度θ度で接合させる場合である。支管
(2)の接合部端面のA点、B点は、主管(1)の長さ
方向軸線上に位置するもの(直径の点)であり、C点は
A点からα度に位置する点である。なお、図5に示すよ
うに支管(2)は厚さtを有するものであるが、図4、
図5では支管(2)の外周が主管(1)に適合して接合
することについて示すものである。
【0020】図5(a)のO点は、支管(2)の中心線
と主管(1)の中心線の交点である。支管(2)の外径
と主管(1)の外径の接触点はA点からC点を通り、B
点を経てA点に戻る支管(2)を1周する軌跡である。
支管(2)軸方向の点Cと点Oの距離は、 L0=L1+L2 と表記できる。そして、図5(a)から明らかなように L1=L3/tanθ L2=L4/sinθ L3=r・cosα である。
と主管(1)の中心線の交点である。支管(2)の外径
と主管(1)の外径の接触点はA点からC点を通り、B
点を経てA点に戻る支管(2)を1周する軌跡である。
支管(2)軸方向の点Cと点Oの距離は、 L0=L1+L2 と表記できる。そして、図5(a)から明らかなように L1=L3/tanθ L2=L4/sinθ L3=r・cosα である。
【0021】また、図5(b)から明らかなように、 L4=R・cosβ であるからL1、L2は、 L1=r・cosα/tanθ L2=R・cosβ/sinθ であり、 L0=r・cosα/tanθ+R・cosβ/sin
θ と表せる。
θ と表せる。
【0022】また、主管の円周角βは、図5(b)に示
されている支管(2)のL5から求められ、 L5=r・sinα、であり、 また、主管(1)から L5=R・sinβ、であるから、 r・sinα=R・sinβ となり、 β=sin−1(r・sinα/R) で計算できる。このように支管(2)の円周角αが、0
度から360度までの支管(2)外径での軸方向長さが
決定できる。
されている支管(2)のL5から求められ、 L5=r・sinα、であり、 また、主管(1)から L5=R・sinβ、であるから、 r・sinα=R・sinβ となり、 β=sin−1(r・sinα/R) で計算できる。このように支管(2)の円周角αが、0
度から360度までの支管(2)外径での軸方向長さが
決定できる。
【0023】次に支管(2)の内径について述べる。上
述した支管(2)の外径の軸方向長さについて示した
が、支管(2)は厚さを有するものであり、板厚tを考
慮する必要がある。板厚を考慮した上述の値(変数)に
それぞれ「in」を付加して示すと、 rin=r−t L1in=rin・cosα/tanθ L2in=R・cosβin/sinθ L0in=rin・cosα/tanθ+R・cosβin/
sinθ L5in=rin・sinα=R・sinβin rin・sinα=R・sinβin 但し、βin=sin−1(rin・sinα/R) が得られる。この式は支管(2)内径が主管(1)外径
に接触する点の支管軸方向の長さである。
述した支管(2)の外径の軸方向長さについて示した
が、支管(2)は厚さを有するものであり、板厚tを考
慮する必要がある。板厚を考慮した上述の値(変数)に
それぞれ「in」を付加して示すと、 rin=r−t L1in=rin・cosα/tanθ L2in=R・cosβin/sinθ L0in=rin・cosα/tanθ+R・cosβin/
sinθ L5in=rin・sinα=R・sinβin rin・sinα=R・sinβin 但し、βin=sin−1(rin・sinα/R) が得られる。この式は支管(2)内径が主管(1)外径
に接触する点の支管軸方向の長さである。
【0024】次に、支管(2)の接合部端面の接触角度
について図6で説明する。前述のように、支管(2)は
任意の円周角αの点で内径と外径での軸方向長さが計算
できる。このとき、支管(2)の内径と外径を結んだ直
線は支管(2)の中心からみた主管外径面上での接触角
度である。図6(b)は図6(a)のY−Y’方向に切
断した図で、図6(c)はX−X’方向で切断した図で
ある。
について図6で説明する。前述のように、支管(2)は
任意の円周角αの点で内径と外径での軸方向長さが計算
できる。このとき、支管(2)の内径と外径を結んだ直
線は支管(2)の中心からみた主管外径面上での接触角
度である。図6(b)は図6(a)のY−Y’方向に切
断した図で、図6(c)はX−X’方向で切断した図で
ある。
【0025】図6は、前述した支管外径の支管軸方向長
さL0と支管内径の支管軸方向長さL0in及び板厚tを
表示したものである。図6から明らかなように、支管中
心からみた接触角度は λ=tan−1((L0−L0in)/t) で表示される。なお、図6(c)は説明図で、交差角度
が現れないため実際の長さではない。この接触角度は支
管の板厚方向が0度で表記している。図6(b)、
(c)及び上記式でわかるように、支管軸方向長さが支
管外径が支管内径より大きい時にプラス、反対がマイナ
スとなる。
さL0と支管内径の支管軸方向長さL0in及び板厚tを
表示したものである。図6から明らかなように、支管中
心からみた接触角度は λ=tan−1((L0−L0in)/t) で表示される。なお、図6(c)は説明図で、交差角度
が現れないため実際の長さではない。この接触角度は支
管の板厚方向が0度で表記している。図6(b)、
(c)及び上記式でわかるように、支管軸方向長さが支
管外径が支管内径より大きい時にプラス、反対がマイナ
スとなる。
【0026】次に接合部端面の溶接開先角度について図
7で説明する。図7は、実施例の接合部端面の接触角度
と溶接開先角度及び切断ト−チの傾動角度を説明する図
で、図7(a)は図6(a)のY−Y’方向に切断した
もの、図7(b)はX−X’方向で切断したものであ
る。支管と主管を溶接して十分な強度を得るために溶接
開先を設ける必要があり、図7で示すように、支管
(2)の接触角度λに溶接開先角度δを付加するもので
ある。
7で説明する。図7は、実施例の接合部端面の接触角度
と溶接開先角度及び切断ト−チの傾動角度を説明する図
で、図7(a)は図6(a)のY−Y’方向に切断した
もの、図7(b)はX−X’方向で切断したものであ
る。支管と主管を溶接して十分な強度を得るために溶接
開先を設ける必要があり、図7で示すように、支管
(2)の接触角度λに溶接開先角度δを付加するもので
ある。
【0027】そして、支管(2)の接触角度λに溶接開
先角度δを付加する接合部端面を形成するとき、前述し
た図3の切断トーチ(11)の傾動角度ωについて説明
する。傾動角度ωは、溶接開先角度δを実現するために
切断トーチ(11)を制御するものである。図7
(a)、(b)に示すように支管の接触角度λから溶接
開先角度δを減じた ω=λ−δ が切断トーチの傾動角度である。
先角度δを付加する接合部端面を形成するとき、前述し
た図3の切断トーチ(11)の傾動角度ωについて説明
する。傾動角度ωは、溶接開先角度δを実現するために
切断トーチ(11)を制御するものである。図7
(a)、(b)に示すように支管の接触角度λから溶接
開先角度δを減じた ω=λ−δ が切断トーチの傾動角度である。
【0028】次に、切断トーチの軸方向移動量Lについ
て図8で述べる。図8は、本発明の実施例の接合部端面
の切断ト−チの傾動角度と位置を説明する図で、支管
(2)断面図を水平に表示したもので、断面は図6
(a)のY−Y’で切断したもので、説明のために主管
(1)の一部を示している。図8から切断トーチ(1
1)の軸移動量Lは支管内径の支管軸方向長さL0inと
切断トーチの傾動角度ω及び板厚tから L=L0in−t×tanω である。
て図8で述べる。図8は、本発明の実施例の接合部端面
の切断ト−チの傾動角度と位置を説明する図で、支管
(2)断面図を水平に表示したもので、断面は図6
(a)のY−Y’で切断したもので、説明のために主管
(1)の一部を示している。図8から切断トーチ(1
1)の軸移動量Lは支管内径の支管軸方向長さL0inと
切断トーチの傾動角度ω及び板厚tから L=L0in−t×tanω である。
【0029】また、前述した図3に示すように、切断ト
ーチの傾動角度の回転中心は支管外径であるため、図8
に示すように切断トーチは傾動角度ωが変化しても、切
断トーチは常に適当な距離(例えば酸素・アセチレン炎
で5mm)を保持して、支管の軸方向移動量Lの点を指
すように演算・制御部から制御される。上述のように、
任意の回転角度について、切断トーチは軸方向移動量L
の位置に、傾動角度ωを制御することによって、溶接開
先角度を考慮した接合部端面が得られる。実際の作業は
支管の1周を0度から360度まで連続的に変化させな
がら切断トーチを制御するものである。
ーチの傾動角度の回転中心は支管外径であるため、図8
に示すように切断トーチは傾動角度ωが変化しても、切
断トーチは常に適当な距離(例えば酸素・アセチレン炎
で5mm)を保持して、支管の軸方向移動量Lの点を指
すように演算・制御部から制御される。上述のように、
任意の回転角度について、切断トーチは軸方向移動量L
の位置に、傾動角度ωを制御することによって、溶接開
先角度を考慮した接合部端面が得られる。実際の作業は
支管の1周を0度から360度まで連続的に変化させな
がら切断トーチを制御するものである。
【0030】以上のように、主管の径、支管の径、支管
の板厚、主管と支管の交差角度及び溶接開先角度を演算
・制御部(17)に入力・演算し、制御指令により支管
回転角度を細かく分割した各点における切断トーチ移動
量Lと切断トーチの傾動角度ωを制御し、支管に接合部
端面を形成する。次に、切断速度について図3で説明す
る。演算・制御部(17)では切断トーチ(11)の軸
方向移動量L、切断トーチ(11)の傾動角度ω及び支
管の回転角度のいずれも位置決めもしくは角度調整が可
能で、さらに速度の調整ができるものである。
の板厚、主管と支管の交差角度及び溶接開先角度を演算
・制御部(17)に入力・演算し、制御指令により支管
回転角度を細かく分割した各点における切断トーチ移動
量Lと切断トーチの傾動角度ωを制御し、支管に接合部
端面を形成する。次に、切断速度について図3で説明す
る。演算・制御部(17)では切断トーチ(11)の軸
方向移動量L、切断トーチ(11)の傾動角度ω及び支
管の回転角度のいずれも位置決めもしくは角度調整が可
能で、さらに速度の調整ができるものである。
【0031】ここでは、接合部端面を形成するときに支
管の一周をある分割数、例えば1000分割して回転角
度を制御し、併せて切断トーチの軸方向移動量Lと切断
トーチの傾動角度ωを制御するが、より精度良く切断す
るため、以下の方策を施した。1000分割した回転角
度をさらに2分割して、まず1分割分支管を保持したチ
ャック(15)を回転させ、次に1000分割した分の
切断トーチの軸方向移動量Lを制御・移動させ、2分割
目の回転を行い、続いて1000分割した分の切断トー
チの傾動角度ωを制御・回転させるよう制御する。接合
部端面の形状をより精度良く得ようとするものである。
管の一周をある分割数、例えば1000分割して回転角
度を制御し、併せて切断トーチの軸方向移動量Lと切断
トーチの傾動角度ωを制御するが、より精度良く切断す
るため、以下の方策を施した。1000分割した回転角
度をさらに2分割して、まず1分割分支管を保持したチ
ャック(15)を回転させ、次に1000分割した分の
切断トーチの軸方向移動量Lを制御・移動させ、2分割
目の回転を行い、続いて1000分割した分の切断トー
チの傾動角度ωを制御・回転させるよう制御する。接合
部端面の形状をより精度良く得ようとするものである。
【0032】基本となるのは支管の回転角度であるが、
一定角度であるため、軸方向移動量が大きい時は切断長
さが大きくなり、傾動角度が大きい時は支管の見かけの
板厚が大きくなるため、いずれも切断に時間を要する原
因になり、演算・制御部で切断速度を遅くするように速
度を制御し、より安定な切断を実現するものである。切
断速度は軸方向移動量が大きく、傾動角度も大きい時は
相乗して変化するように演算・制御部が指令する。
一定角度であるため、軸方向移動量が大きい時は切断長
さが大きくなり、傾動角度が大きい時は支管の見かけの
板厚が大きくなるため、いずれも切断に時間を要する原
因になり、演算・制御部で切断速度を遅くするように速
度を制御し、より安定な切断を実現するものである。切
断速度は軸方向移動量が大きく、傾動角度も大きい時は
相乗して変化するように演算・制御部が指令する。
【0033】次に、溶接工程について説明する。上述の
ように支管の接合部端面を切断して形成し、主管外表面
に接合部端面を形成した支管を溶接する。主管と支管の
接合部端面の溶接部強度が十分なものが得らるようにす
るために、裏波溶接、または裏板溶接を行う。まず、平
板の場合を例に裏波溶接、裏板溶接を図9(a)(b)
に示す。
ように支管の接合部端面を切断して形成し、主管外表面
に接合部端面を形成した支管を溶接する。主管と支管の
接合部端面の溶接部強度が十分なものが得らるようにす
るために、裏波溶接、または裏板溶接を行う。まず、平
板の場合を例に裏波溶接、裏板溶接を図9(a)(b)
に示す。
【0034】図9(b)は平板の場合の裏波溶接を示
す。δが溶接開先角度で、W1がルート間隔と呼ばれる
裏波を出すための隙間で通常、2mmから3mmを使用
し、溶接法としてはティグ(タングステンを電極とした
不活性ガス雰囲気中で行う)溶接が採用される。本方式
で接合部端面を形成する時は支管の軸方向移動量Lに具
体的な数字、例えば3mmを加えることで実現する。
す。δが溶接開先角度で、W1がルート間隔と呼ばれる
裏波を出すための隙間で通常、2mmから3mmを使用
し、溶接法としてはティグ(タングステンを電極とした
不活性ガス雰囲気中で行う)溶接が採用される。本方式
で接合部端面を形成する時は支管の軸方向移動量Lに具
体的な数字、例えば3mmを加えることで実現する。
【0035】図9(a)は平板の場合の裏板溶接を示
す。δが溶接開先角度で、W2がルート間隔と呼ばれる
裏板を用いて健全な溶接部を得るための隙間で、通常は
4mmから7mmを使用し、溶接法は炭酸ガスやミグ
(不活性ガス雰囲気中で行う)溶接が採用される例が多
い。本方式で接合部端面を形成する時は支管の軸方向移
動量Lに具体的な数字、例えば5mmを加えることで実
現する。
す。δが溶接開先角度で、W2がルート間隔と呼ばれる
裏板を用いて健全な溶接部を得るための隙間で、通常は
4mmから7mmを使用し、溶接法は炭酸ガスやミグ
(不活性ガス雰囲気中で行う)溶接が採用される例が多
い。本方式で接合部端面を形成する時は支管の軸方向移
動量Lに具体的な数字、例えば5mmを加えることで実
現する。
【0036】次に、裏板溶接を行うときの平板の裏板に
相当する管形状を形成する方法について図10で説明す
る。図10(a)(b)に示すように、主管(1)に交
差角度θで接合する支管(2)の裏板(23)の直径は
支管(2)の内径と同じ(実際の施工ではやや小さい直
径)で、裏板(23)が主管(2)に接続する部分は、
前述した図6(b)(c)で説明した接触角度λであ
り、支管の直径、支管の板厚を裏板の直径、裏板の板厚
と読み替えれば用意に演算・制御できる。これは支管の
溶接開先角度δが0度の場合と同様である。裏板の接触
角度λ’と支管の一部拡大図を図10(c)に示してい
る。
相当する管形状を形成する方法について図10で説明す
る。図10(a)(b)に示すように、主管(1)に交
差角度θで接合する支管(2)の裏板(23)の直径は
支管(2)の内径と同じ(実際の施工ではやや小さい直
径)で、裏板(23)が主管(2)に接続する部分は、
前述した図6(b)(c)で説明した接触角度λであ
り、支管の直径、支管の板厚を裏板の直径、裏板の板厚
と読み替えれば用意に演算・制御できる。これは支管の
溶接開先角度δが0度の場合と同様である。裏板の接触
角度λ’と支管の一部拡大図を図10(c)に示してい
る。
【0037】さらに、溶接工程の自動溶接について図1
1で説明する。図11はアーク溶接装置を示すものであ
る。台(37)上の主管(1)の外表面に支管(2)を
セットし、アーク溶接のトーチ(6)で溶接を行う。溶
接トーチ(6)は、アーク溶接電源、CO2ガスなどの
供給、ワイヤ送給などの溶接機構(34)とケーブル
(36)で接続されている。なお、実際は個々の器具、
個々のケーブルを用いるが、図11では溶接機構(3
4)とケーブル(36)として示す。また、溶接トーチ
(6)は、その角度、位置決め、移動を行うマニピュレ
ータ(30)に連結されている。
1で説明する。図11はアーク溶接装置を示すものであ
る。台(37)上の主管(1)の外表面に支管(2)を
セットし、アーク溶接のトーチ(6)で溶接を行う。溶
接トーチ(6)は、アーク溶接電源、CO2ガスなどの
供給、ワイヤ送給などの溶接機構(34)とケーブル
(36)で接続されている。なお、実際は個々の器具、
個々のケーブルを用いるが、図11では溶接機構(3
4)とケーブル(36)として示す。また、溶接トーチ
(6)は、その角度、位置決め、移動を行うマニピュレ
ータ(30)に連結されている。
【0038】溶接機構(34)は、溶接機構制御部(3
2)でアーク溶接電源、CO2ガスなどの供給、流量調
整、ワイヤ送給などの制御がなされ、マニピュレータ
(30)はマニピュレータ制御部(33)とケーブル
(35)で接続されており、溶接トーチ(6)の角度、
位置、移動速度の制御がなされる。
2)でアーク溶接電源、CO2ガスなどの供給、流量調
整、ワイヤ送給などの制御がなされ、マニピュレータ
(30)はマニピュレータ制御部(33)とケーブル
(35)で接続されており、溶接トーチ(6)の角度、
位置、移動速度の制御がなされる。
【0039】溶接機構制御部(32)及びマニピュレー
タ制御部(33)は、演算・制御部(31)において主
管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の交差角
度、及び溶接開先角度を基に演算し、制御指令がなされ
る。この演算は、管の接合部端面の形成について、前記
した図3で説明した切断トーチを制御する演算・制御部
と基本的に同様に行われ、それに加えて溶接トーチ
(6)が溶接開先に適宜の角度、位置するものである。
また演算・制御部(31)は、支管(2)の円周の径を
複数に分割し、例えば100点に分割し、それぞれの点
での値により点間を制御する。
タ制御部(33)は、演算・制御部(31)において主
管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の交差角
度、及び溶接開先角度を基に演算し、制御指令がなされ
る。この演算は、管の接合部端面の形成について、前記
した図3で説明した切断トーチを制御する演算・制御部
と基本的に同様に行われ、それに加えて溶接トーチ
(6)が溶接開先に適宜の角度、位置するものである。
また演算・制御部(31)は、支管(2)の円周の径を
複数に分割し、例えば100点に分割し、それぞれの点
での値により点間を制御する。
【0040】マニピュレータ(30)は、関節形ロボッ
トで各部材は6つの自由度を有しており矢印にその動き
を示すように、基本的なアームの旋回運動、振り、ひね
りなどの動作を行うことができるもので、演算・制御部
(31)とケーブル(35)で接続されているマニピュ
レータ制御部(33)で制御される。その動きは、主管
(1)と支管(2)の接合部となる溶接開先角度内に溶
接トーチ(6)が位置と角度を保持し、接合部に沿って
移動しながら溶接を進める。溶接条件(電流・電圧・速
度)は、支管を周回する各部分の溶接開先角度の向きに
よって、横向きを中心にやや上向き、やや下向きの溶接
姿勢となり、健全な溶接部を得るために、適宜変更す
る。
トで各部材は6つの自由度を有しており矢印にその動き
を示すように、基本的なアームの旋回運動、振り、ひね
りなどの動作を行うことができるもので、演算・制御部
(31)とケーブル(35)で接続されているマニピュ
レータ制御部(33)で制御される。その動きは、主管
(1)と支管(2)の接合部となる溶接開先角度内に溶
接トーチ(6)が位置と角度を保持し、接合部に沿って
移動しながら溶接を進める。溶接条件(電流・電圧・速
度)は、支管を周回する各部分の溶接開先角度の向きに
よって、横向きを中心にやや上向き、やや下向きの溶接
姿勢となり、健全な溶接部を得るために、適宜変更す
る。
【0041】演算制御部(31)は、溶接条件をデータ
ベース化することも可能であり、横向きを中心とする範
囲の狭い姿勢という理由で一定の溶接条件とすることも
できる。例えば、主管がSTPG410(JIS G
3454 圧力配管用炭素鋼鋼管)150Aスケジュー
ル(以下Sと表記)80(直径165.2mm、板厚1
1.0mm)、支管がSTPG90AS80(直径10
1.6mm、板厚8.1mm)、開先角度35度、交差
角度75度の溶接では溶接電流120A、電圧19V、
速度20cm/分の一定条件で施工できた。
ベース化することも可能であり、横向きを中心とする範
囲の狭い姿勢という理由で一定の溶接条件とすることも
できる。例えば、主管がSTPG410(JIS G
3454 圧力配管用炭素鋼鋼管)150Aスケジュー
ル(以下Sと表記)80(直径165.2mm、板厚1
1.0mm)、支管がSTPG90AS80(直径10
1.6mm、板厚8.1mm)、開先角度35度、交差
角度75度の溶接では溶接電流120A、電圧19V、
速度20cm/分の一定条件で施工できた。
【0042】溶接機構制御部(32)は、アーク溶接電
源、CO2ガスなどの供給、流量調整、ワイヤ送給など
を行う溶接機構(34)を制御するもので、溶接部分に
位置する溶接トーチ(6)に、演算・制御部(31)よ
りの溶接部分の大きさ、溶接開先等によりアーク溶接電
源、ガスの流量調整、ワイヤ送り量などを制御するもの
である。
源、CO2ガスなどの供給、流量調整、ワイヤ送給など
を行う溶接機構(34)を制御するもので、溶接部分に
位置する溶接トーチ(6)に、演算・制御部(31)よ
りの溶接部分の大きさ、溶接開先等によりアーク溶接電
源、ガスの流量調整、ワイヤ送り量などを制御するもの
である。
【0043】次に主管(1)の座標について説明する。
図12は、本発明の実施例の主管軸方向長さを説明する
図で、これは、前述した図5と同様であり、主管(1)
のL10をX方向、L5をY方向、L4をZ方向とす
る。図12(a)、(b)から明らかなように L8=r・cosα/sinθ (r・cosα=L3であることは図5で前述) L9=R・cosβ/tanθ (R・cosβ=L4であることは図5で前述)
図12は、本発明の実施例の主管軸方向長さを説明する
図で、これは、前述した図5と同様であり、主管(1)
のL10をX方向、L5をY方向、L4をZ方向とす
る。図12(a)、(b)から明らかなように L8=r・cosα/sinθ (r・cosα=L3であることは図5で前述) L9=R・cosβ/tanθ (R・cosβ=L4であることは図5で前述)
【0044】そして、 L10=L8+L9 =r・cosα/sinθ+R・cosβ/tanθ これが主管(1)と支管(2)の中心線の交点Oからの
X方向の距離(座標)である。Y座標はL5、Z座標は
L4であり、それぞれ L5=R・sinβ L4=R・cosβ で、β=sin−1(r・sinα/R)も前述した。
X方向の距離(座標)である。Y座標はL5、Z座標は
L4であり、それぞれ L5=R・sinβ L4=R・cosβ で、β=sin−1(r・sinα/R)も前述した。
【0045】支管(2)が0度から360度まで変化す
る間、演算することで溶接トーチの位置を制御できる。
ここでも支管(2)の場合と同様に、支管の板厚を考慮
した添え字 in を求めることができる。rin=r−tか
ら L10in=rin・cosα/sinθ+R・cosβin
/tanθ L5in=R・sinβin L4in=R・cosβin 但し、βin=sin−1(rin・sinα/R) である。
る間、演算することで溶接トーチの位置を制御できる。
ここでも支管(2)の場合と同様に、支管の板厚を考慮
した添え字 in を求めることができる。rin=r−tか
ら L10in=rin・cosα/sinθ+R・cosβin
/tanθ L5in=R・sinβin L4in=R・cosβin 但し、βin=sin−1(rin・sinα/R) である。
【0046】図13は、裏板を設けた溶接ビードの積層
法を示した図である。なお、図示していないが裏波溶接
の場合も初層溶接を除けば同様である。積層順序は、例
えば支管にSTPG90AS80(直径101.6m
m、板厚8.1mm)の場合、図13(a)に示すよう
に、ビード(カ)から順次ビード(キ)、ビード
(ク)、ビード(ケ)、ビード(コ)、ビード(サ)、
ビード(シ)となる。このとき、溶接トーチ(6)のワ
イヤ先端は図13(b)に示すようにビード(カ)の場
合、ワイヤ先端は(ア)の位置になる。
法を示した図である。なお、図示していないが裏波溶接
の場合も初層溶接を除けば同様である。積層順序は、例
えば支管にSTPG90AS80(直径101.6m
m、板厚8.1mm)の場合、図13(a)に示すよう
に、ビード(カ)から順次ビード(キ)、ビード
(ク)、ビード(ケ)、ビード(コ)、ビード(サ)、
ビード(シ)となる。このとき、溶接トーチ(6)のワ
イヤ先端は図13(b)に示すようにビード(カ)の場
合、ワイヤ先端は(ア)の位置になる。
【0047】次に、溶接トーチのワイヤ先端の位置補正
について説明する。図13(b)のワイヤ先端(ア)の
位置は、図12で計算したXYZ座標がそれぞれ、L1
0in、L5in、L4inであり、溶接トーチのワイヤ先端
はこの点になる。ビード(キ)の場合、ワイヤ先端は
(イ)の位置となり、溶接開先形状と溶接条件(電流、
電圧、速度)から、例えば、主管がSTPG150AS
80、支管がSTPG90AS80、開先角度35度、
交差角度75度の溶接では溶接電流120A、電圧19
V、速度20cm/分、ルート間隔5mmの場合であれ
ば、ビード(カ)のビード右方向への広がりは3mmが
想定され、ビード(ク)のビード場合、ワイヤ先端の位
置(ウ)は右方向に2.5mm、上方向に2.5mmが
想定される。想定された距離の分、ワイヤ先端の位置
(イ)、(ウ)について位置補正する。同様の処理を開
先形状と溶接条件から溶接ビード(ク)(ケ)(コ)
(サ)の溶接ビードにも想定し、位置補正する。
について説明する。図13(b)のワイヤ先端(ア)の
位置は、図12で計算したXYZ座標がそれぞれ、L1
0in、L5in、L4inであり、溶接トーチのワイヤ先端
はこの点になる。ビード(キ)の場合、ワイヤ先端は
(イ)の位置となり、溶接開先形状と溶接条件(電流、
電圧、速度)から、例えば、主管がSTPG150AS
80、支管がSTPG90AS80、開先角度35度、
交差角度75度の溶接では溶接電流120A、電圧19
V、速度20cm/分、ルート間隔5mmの場合であれ
ば、ビード(カ)のビード右方向への広がりは3mmが
想定され、ビード(ク)のビード場合、ワイヤ先端の位
置(ウ)は右方向に2.5mm、上方向に2.5mmが
想定される。想定された距離の分、ワイヤ先端の位置
(イ)、(ウ)について位置補正する。同様の処理を開
先形状と溶接条件から溶接ビード(ク)(ケ)(コ)
(サ)の溶接ビードにも想定し、位置補正する。
【0048】上述の位置補正を実現する方法について説
明する。溶接工程の演算・制御部では、ワイヤ先端
(イ)の位置補正量が右方向に3mmのため、支管
(2)の板厚を3mm減じた位置として演算する。な
お、支管(2)の半径r、主管(1)の半径R、支管
(2)と主管(1)の交差角θ及びL10、L5、L
4、βの関係は、図12で説明したものであり、これら
について、ワイヤ先端(イ)の位置を、rイ、Rイ、L
10イ、L5イ、L4イ、βイ、と表示すると、ワイヤ
先端(イ)の位置は、 rイ=r−t−3 として L10イ=rイ・cosα/sinθ+R・cosβイ
/tanθ L5イ=R・sinβイ L4イ=R・cosβイ 但し、βイ=sin−1(rイ・sinα/R) となり、XYZの座標を得られる。
明する。溶接工程の演算・制御部では、ワイヤ先端
(イ)の位置補正量が右方向に3mmのため、支管
(2)の板厚を3mm減じた位置として演算する。な
お、支管(2)の半径r、主管(1)の半径R、支管
(2)と主管(1)の交差角θ及びL10、L5、L
4、βの関係は、図12で説明したものであり、これら
について、ワイヤ先端(イ)の位置を、rイ、Rイ、L
10イ、L5イ、L4イ、βイ、と表示すると、ワイヤ
先端(イ)の位置は、 rイ=r−t−3 として L10イ=rイ・cosα/sinθ+R・cosβイ
/tanθ L5イ=R・sinβイ L4イ=R・cosβイ 但し、βイ=sin−1(rイ・sinα/R) となり、XYZの座標を得られる。
【0049】また、ワイヤ先端(ウ)の位置補正は、右
方向に2.5mm上方向に2.5mmであるから、支管
(2)の板厚を2.5mm減じ、主管(1)を2.5m
m加えて演算する。ワイヤ先端(ウ)の位置を、rウ、
Rウ、L10ウ、L5ウ、L4ウ、βウ、と表示する
と、ワイヤ先端(ウ)の位置は、rウ=r−t−2.
5、Rウ=R+2.5mmとして L10ウ=rウ・cosα/sinθ+Rウ・cosβ
ウ/tanθ L5ウ=Rウ・sinβウ L4ウ=Rウ・cosβウ 但し、βウ=sin−1(rウ・sinα/Rウ) となり、XYZの座標を得られる。同様にして残りの溶
接ビードも位置補正したXYZ座標を演算し、マニュプ
レータを制御する。
方向に2.5mm上方向に2.5mmであるから、支管
(2)の板厚を2.5mm減じ、主管(1)を2.5m
m加えて演算する。ワイヤ先端(ウ)の位置を、rウ、
Rウ、L10ウ、L5ウ、L4ウ、βウ、と表示する
と、ワイヤ先端(ウ)の位置は、rウ=r−t−2.
5、Rウ=R+2.5mmとして L10ウ=rウ・cosα/sinθ+Rウ・cosβ
ウ/tanθ L5ウ=Rウ・sinβウ L4ウ=Rウ・cosβウ 但し、βウ=sin−1(rウ・sinα/Rウ) となり、XYZの座標を得られる。同様にして残りの溶
接ビードも位置補正したXYZ座標を演算し、マニュプ
レータを制御する。
【0050】これら位置補正量は、直径方向と上下方向
を演算・制御部に入力して、演算を行い、マニュプレー
タを制御する。マニュプレータを制御する際に、支管
(2)の一周を分割して直線近似のデータで溶接を行う
が、例えばSTPG90AS80で交差角度が75度の
場合は60分割した。
を演算・制御部に入力して、演算を行い、マニュプレー
タを制御する。マニュプレータを制御する際に、支管
(2)の一周を分割して直線近似のデータで溶接を行う
が、例えばSTPG90AS80で交差角度が75度の
場合は60分割した。
【0051】次に、溶接トーチ(6)の角度について図
14及び図15で説明する。この角度にはXY平面上の
角度と支管の端面を形成するために切断トーチの傾動角
度に相当する角度の2つがある。まず、傾動角度に相当
するものを図14で説明する。図14(a)は切断の場
合の切断トーチ傾動角度ωと溶接開先角度δを表示した
ものであり、図14(b)は溶接の場合の傾動角度τ
を、切断トーチ傾動角度ωと溶接開先角度の中央δ/2
をねらう場合を表示している。
14及び図15で説明する。この角度にはXY平面上の
角度と支管の端面を形成するために切断トーチの傾動角
度に相当する角度の2つがある。まず、傾動角度に相当
するものを図14で説明する。図14(a)は切断の場
合の切断トーチ傾動角度ωと溶接開先角度δを表示した
ものであり、図14(b)は溶接の場合の傾動角度τ
を、切断トーチ傾動角度ωと溶接開先角度の中央δ/2
をねらう場合を表示している。
【0052】溶接トーチ(6)の傾動角度τは、 τ=ω+(δ/2)+90 で、この図14(b)の切断トーチ傾動角度ωはマイナ
スの値である。但し、この式は支管が垂直の場合であ
り、実際の溶接では主管が水平に設置されるため、さら
に補正が必要で、溶接トーチの真の傾動角度は τ=ω+δ/2+90+(90−θ)・cosα と演算され、制御される。
スの値である。但し、この式は支管が垂直の場合であ
り、実際の溶接では主管が水平に設置されるため、さら
に補正が必要で、溶接トーチの真の傾動角度は τ=ω+δ/2+90+(90−θ)・cosα と演算され、制御される。
【0053】次いで、XY平面上の角度について説明す
る。主管と支管は図15に示すように設置されており、
図15(a)はマニュプレータを上からみた平面図(溶
接トーチはここでは図示してないがマニュプレータの下
にある)で、主管軸方向でマニュプレータから離れた方
向(右方向)をXY平面上の角度φを0度とし、マニュ
プレータ側(左方向)を180度として説明する。図1
5(b)は側面図である。
る。主管と支管は図15に示すように設置されており、
図15(a)はマニュプレータを上からみた平面図(溶
接トーチはここでは図示してないがマニュプレータの下
にある)で、主管軸方向でマニュプレータから離れた方
向(右方向)をXY平面上の角度φを0度とし、マニュ
プレータ側(左方向)を180度として説明する。図1
5(b)は側面図である。
【0054】図12(a)から明らかなように支管の回
転角度αは支管軸中心からみたものであり、XY平面上
での支管の切断平面は楕円である。楕円の公式から、X
=長径・cosα、Y=短径・sinαであり、長径は r’=r/cos(90−θ) =r/sinθ よって、 X=r’・cosα =(r/sinθ)・cosα Y=r・sinα 求める回転角度φは、 tanφ=Y/x =(r・sinα)/((r/sinθ)×cosα) =sinα・sinθ/cosα =sinθ・tanα と計算される。
転角度αは支管軸中心からみたものであり、XY平面上
での支管の切断平面は楕円である。楕円の公式から、X
=長径・cosα、Y=短径・sinαであり、長径は r’=r/cos(90−θ) =r/sinθ よって、 X=r’・cosα =(r/sinθ)・cosα Y=r・sinα 求める回転角度φは、 tanφ=Y/x =(r・sinα)/((r/sinθ)×cosα) =sinα・sinθ/cosα =sinθ・tanα と計算される。
【0055】演算制御部(31)では、支管の回転角度
をもとに演算して、XY平面の回転角度φの時の溶接ト
ーチの傾動角度τを求めておき、XYZ座標の点間の位
置を直線で演算し、溶接トーチ(6)の回転角度φ、傾
動角度τを比例的に増減するように連続的に制御するこ
とによって、点間の溶接を行い、これを分割数分繰返す
ことによって一層の溶接ビードを置き、必要な層数の溶
接ビードを続け、主管と支管の溶接を完成するものであ
る。
をもとに演算して、XY平面の回転角度φの時の溶接ト
ーチの傾動角度τを求めておき、XYZ座標の点間の位
置を直線で演算し、溶接トーチ(6)の回転角度φ、傾
動角度τを比例的に増減するように連続的に制御するこ
とによって、点間の溶接を行い、これを分割数分繰返す
ことによって一層の溶接ビードを置き、必要な層数の溶
接ビードを続け、主管と支管の溶接を完成するものであ
る。
【0056】次に、裏板の密着性について図16で説明
する。交差する管の溶接方法において、裏板溶接では裏
板ができるだけ隙間がないように密着していることが好
ましい。しかし、交差する管の溶接方法において、支管
と同様に裏板も管状であり、前述した支管の接合部端面
と同様に切断するものであるが、主管の外周面に対して
管状裏板の接合部端面を完全に密着するように形成する
ことは困難であるが、実際に、管状裏板の内径と外径を
結ぶ直線で切断することにより、主管の外周面に対して
管状裏板の接合部端面をほぼ密着させることができ、こ
の裏板溶接で十分な溶接強度が得られるものである。
する。交差する管の溶接方法において、裏板溶接では裏
板ができるだけ隙間がないように密着していることが好
ましい。しかし、交差する管の溶接方法において、支管
と同様に裏板も管状であり、前述した支管の接合部端面
と同様に切断するものであるが、主管の外周面に対して
管状裏板の接合部端面を完全に密着するように形成する
ことは困難であるが、実際に、管状裏板の内径と外径を
結ぶ直線で切断することにより、主管の外周面に対して
管状裏板の接合部端面をほぼ密着させることができ、こ
の裏板溶接で十分な溶接強度が得られるものである。
【0057】主管の外周面に対して管状裏板の隙間につ
いて具体的に示す。図16(b)では、主管(1)の径
が106mm、支管(2)の径が94mm、支管(2)
の板厚が16mm、裏板(23)の板厚が12mmで、
隙間が生じやすい形状(曲率が大きい形状)を示してい
る。この図では裏板(23)の外径と主管(1)の隙間
は約0.5mmである。また、図16(a)では、主管
径が165mm、支管径が102mm、支管の板厚が8
mm、裏板の板厚が6mmのもので、この隙間は約0.
07mmとなり、現実的には何の問題もなく、実用に耐
える裏板溶接で十分な溶接強度が得られるものである。
いて具体的に示す。図16(b)では、主管(1)の径
が106mm、支管(2)の径が94mm、支管(2)
の板厚が16mm、裏板(23)の板厚が12mmで、
隙間が生じやすい形状(曲率が大きい形状)を示してい
る。この図では裏板(23)の外径と主管(1)の隙間
は約0.5mmである。また、図16(a)では、主管
径が165mm、支管径が102mm、支管の板厚が8
mm、裏板の板厚が6mmのもので、この隙間は約0.
07mmとなり、現実的には何の問題もなく、実用に耐
える裏板溶接で十分な溶接強度が得られるものである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、支
管の接合部端面を切断形成する工程が主管の径、支管の
径、支管の板厚、主管と支管の交差角度及び溶接開先角
度より演算し、支管の回転角度における切断トーチの軸
方向移動量、切断トーチの傾動角度を演算、制御し、か
つ切断トーチの軸方向移動量の大小と切断トーチの傾動
角度の大小によって、支管の切断速度を制御することに
より、支管の接合部端面を速やかに切断形成することが
できるという効果を有する。また、支管の内径と同様の
径を有する裏板に相当する管の板厚より、支管の裏板に
相当する管の端面を速やかに切断形成することができ
る。また、主管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支
管の交差角度及び溶接開先角度より演算し、支管の接合
部端面を主管に溶接する工程を裏波溶接または裏板溶接
で行う溶接点の座標と溶接トーチのXY平面の角度、溶
接トーチの傾動角度を演算し、制御することによって、
自動溶接を行うことができる。さらに、複数のビードを
溶接する層毎のシフト量を演算、制御することによって
十分な強度を有する主管と支管の溶接部が速やかに得ら
れるという効果を奏するものである。
管の接合部端面を切断形成する工程が主管の径、支管の
径、支管の板厚、主管と支管の交差角度及び溶接開先角
度より演算し、支管の回転角度における切断トーチの軸
方向移動量、切断トーチの傾動角度を演算、制御し、か
つ切断トーチの軸方向移動量の大小と切断トーチの傾動
角度の大小によって、支管の切断速度を制御することに
より、支管の接合部端面を速やかに切断形成することが
できるという効果を有する。また、支管の内径と同様の
径を有する裏板に相当する管の板厚より、支管の裏板に
相当する管の端面を速やかに切断形成することができ
る。また、主管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支
管の交差角度及び溶接開先角度より演算し、支管の接合
部端面を主管に溶接する工程を裏波溶接または裏板溶接
で行う溶接点の座標と溶接トーチのXY平面の角度、溶
接トーチの傾動角度を演算し、制御することによって、
自動溶接を行うことができる。さらに、複数のビードを
溶接する層毎のシフト量を演算、制御することによって
十分な強度を有する主管と支管の溶接部が速やかに得ら
れるという効果を奏するものである。
【図1】主管に交差する支管の接合部端面を溶接する状
況を示す図
況を示す図
【図2】主管に交差する支管の接合部端面を溶接する状
況を示す図
況を示す図
【図3】本発明の実施例の接合部端面の切断を示す図
【図4】本発明の実施例の接合部端面を展開図を用いて
説明する図
説明する図
【図5】本発明の実施例の支管軸方向長さを説明する図
【図6】本発明の実施例の接合部端面の接触角度につい
て説明する図
て説明する図
【図7】本発明の実施例の接合部端面の接触角度と溶接
開先角度及び切断トーチの傾動角度を説明する図
開先角度及び切断トーチの傾動角度を説明する図
【図8】本発明の実施例の接合部端面の切断トーチの傾
動角度と位置を説明する図
動角度と位置を説明する図
【図9】本発明の実施例の平板の溶接について説明する
図
図
【図10】本発明の実施例の溶接工程の裏板について説
明する図
明する図
【図11】本発明の実施例の溶接工程について説明する
図
図
【図12】本発明の実施例の主管軸方向長さを説明する
図
図
【図13】本発明の実施例の溶接ビード積層順序とビー
ドシフト量を説明する図
ドシフト量を説明する図
【図14】本発明の実施例と溶接トーチの傾動角度を説
明する図
明する図
【図15】本発明の実施例の溶接トーチのXY平面の角
度を説明する図
度を説明する図
【図16】本発明の実施例の裏板の密着について説明す
る図
る図
【図17】交差する管の接合状況を示した図
1 主管 2 支管 3 接合部端面 5 溶接部 6 溶接トーチ 11 切断トーチ 12 移動テーブル 13 傾動腕 14 回転駆動部 15 チャック 16 上下移動用モータ 17 演算・制御部 18 傾動腕駆動モ−タ 19 移動テーブル駆動モータ 21 溶接開先 23 裏板 30 マニピュレータ 31 演算・制御部 32 溶接機構制御部 33 マニピュレータ制御部 34 溶接機構 35、36 ケーブル 37 架台 α 支管の回転角度 β 主管の回転角度 δ 溶接開先角度 θ 主管と支管の交差角度 τ 溶接トーチ傾動角度 φ 溶接トーチXY平面角度 ω 切断トーチ傾動角度 λ 接触角度 L 切断トーチ支管軸方向長さ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 9/12 331 8315−4E B23K 9/12 331P 9/127 502 8315−4E 9/127 502F
Claims (2)
- 【請求項1】 主管に交差する支管の接合部端面を切断
形成する工程及び切断形成された支管の接合部端面を主
管に溶接する工程を有し、前記支管の接合部端面を切断
形成する工程が、支管を回転させながら切断トーチを軸
方向移動とその角度を傾動させることにより行われるも
ので、主管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の
交差角度、及び溶接開先角度より演算し、これにより支
管を回転させながら切断トーチの軸方向移動量及び切断
トーチの傾動角度を制御し、かつ切断速度を制御するも
のであり、前記切断形成された支管の接合部端面を主管
に溶接する工程が、裏波溶接または裏板溶接であること
を特徴とする主管に交差する支管の溶接方法。 - 【請求項2】 切断形成された支管の接合部端面を主管
に溶接する裏波溶接または裏板溶接が、自動溶接による
もので、自動溶接の溶接トーチの位置と溶接トーチの角
度を主管の径、支管の径、支管の板厚、主管と支管の交
差角度及び溶接開先角度より演算し、これにより溶接ト
ーチの位置、溶接トーチの角度及び溶接速度を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の主管に交差する支管
の溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7279727A JP2709911B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 交差する管の溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7279727A JP2709911B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 交差する管の溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0999366A true JPH0999366A (ja) | 1997-04-15 |
JP2709911B2 JP2709911B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=17615047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7279727A Expired - Fee Related JP2709911B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 交差する管の溶接方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2709911B2 (ja) |
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CN102500878A (zh) * | 2011-10-20 | 2012-06-20 | 渤海造船厂集团有限公司 | 核电主管道与支管全熔透角焊缝自动钨极氩弧焊焊接方法 |
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1995
- 1995-10-03 JP JP7279727A patent/JP2709911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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