JPH09992A - 液体噴出ノズル - Google Patents
液体噴出ノズルInfo
- Publication number
- JPH09992A JPH09992A JP15289195A JP15289195A JPH09992A JP H09992 A JPH09992 A JP H09992A JP 15289195 A JP15289195 A JP 15289195A JP 15289195 A JP15289195 A JP 15289195A JP H09992 A JPH09992 A JP H09992A
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- return
- discharge
- diameter
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 供給流路Aから圧送されてきた液体を旋回流
動させながら噴出孔1から噴出させる旋回室13と、旋
回室13内の液体の一部を排出流路7に戻す戻し流路3
と、排出流路7内の圧力を変更して、旋回室13から戻
し流路3を介して当該排出流路7に戻す液体の戻し量を
調節可能な流量調節手段Vとを設け、戻し流路3を、排
出流路7よりも小径で、かつ、その全長に亘って内径が
一定の貫通孔を旋回室13と排出流路7とを仕切る仕切
り部材4に形成して設けた。 【効果】 戻し流路の径を、戻し量の調節範囲を確保す
るに必要な径としながらも、流量調節手段の調節操作を
急激に行っても、液体吸い込み圧力は従来に比べて緩慢
に変化し、その調節操作にともなう液体吸い込み圧力の
過剰な変化が抑制されて、噴出孔からの噴出液体が脈動
しにくくなる。特に、流量増大側への調節操作を急激に
行った際でも、旋回室内に入り込んだ空気が戻し流路内
に吸引されにくくなる。
動させながら噴出孔1から噴出させる旋回室13と、旋
回室13内の液体の一部を排出流路7に戻す戻し流路3
と、排出流路7内の圧力を変更して、旋回室13から戻
し流路3を介して当該排出流路7に戻す液体の戻し量を
調節可能な流量調節手段Vとを設け、戻し流路3を、排
出流路7よりも小径で、かつ、その全長に亘って内径が
一定の貫通孔を旋回室13と排出流路7とを仕切る仕切
り部材4に形成して設けた。 【効果】 戻し流路の径を、戻し量の調節範囲を確保す
るに必要な径としながらも、流量調節手段の調節操作を
急激に行っても、液体吸い込み圧力は従来に比べて緩慢
に変化し、その調節操作にともなう液体吸い込み圧力の
過剰な変化が抑制されて、噴出孔からの噴出液体が脈動
しにくくなる。特に、流量増大側への調節操作を急激に
行った際でも、旋回室内に入り込んだ空気が戻し流路内
に吸引されにくくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、供給流路から圧送され
てきた液体を旋回流動させながら噴出孔から噴出させる
旋回室と、前記旋回室内の液体の一部を排出流路に戻す
戻し流路と、前記排出流路内の圧力を変更して、前記旋
回室から前記戻し流路を介して当該排出流路に戻す液体
の戻し量を調節可能な流量調節手段とが設けられ、前記
戻し流路が、前記排出流路よりも小径の貫通孔を、前記
旋回室と前記排出流路とを仕切る仕切り部材に形成して
設けられている液体噴出ノズルに関する。
てきた液体を旋回流動させながら噴出孔から噴出させる
旋回室と、前記旋回室内の液体の一部を排出流路に戻す
戻し流路と、前記排出流路内の圧力を変更して、前記旋
回室から前記戻し流路を介して当該排出流路に戻す液体
の戻し量を調節可能な流量調節手段とが設けられ、前記
戻し流路が、前記排出流路よりも小径の貫通孔を、前記
旋回室と前記排出流路とを仕切る仕切り部材に形成して
設けられている液体噴出ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】冒記液体噴出ノズルは、例えば石油燃焼
バーナ等に装備されるもので、図4に示すように、灯油
等の液体が所定の方向に向けて霧状に噴出するように、
供給流路01から圧送されてきた液体を旋回流動させな
がら噴出孔02から噴出させる旋回室03を設け、液体
を適切な粒度で噴霧するに必要な供給圧力を維持しなが
らその噴出量を調節できるように、排出流路04よりも
小径の貫通孔05を旋回室03と排出流路04とを仕切
る仕切り部材06に形成して、旋回室03内の液体の一
部を排出流路04に戻す戻し流路を設けるとともに、弁
Vの開度調節で排出流路04内の圧力を変更して、旋回
室03から戻し流路05を介して排出流路04に戻す液
体の戻し量を調節可能な流量調節手段を設けたものであ
るが、従来、旋回室03側の小径孔部07と排出路04
側の大径孔部08とを備えた貫通孔を形成して戻し流路
05を構成し、旋回室03内の液体の一部をこの戻し流
路05から排出流路04に戻すようにしている(例え
ば、特開平4−22450号公報参照)。
バーナ等に装備されるもので、図4に示すように、灯油
等の液体が所定の方向に向けて霧状に噴出するように、
供給流路01から圧送されてきた液体を旋回流動させな
がら噴出孔02から噴出させる旋回室03を設け、液体
を適切な粒度で噴霧するに必要な供給圧力を維持しなが
らその噴出量を調節できるように、排出流路04よりも
小径の貫通孔05を旋回室03と排出流路04とを仕切
る仕切り部材06に形成して、旋回室03内の液体の一
部を排出流路04に戻す戻し流路を設けるとともに、弁
Vの開度調節で排出流路04内の圧力を変更して、旋回
室03から戻し流路05を介して排出流路04に戻す液
体の戻し量を調節可能な流量調節手段を設けたものであ
るが、従来、旋回室03側の小径孔部07と排出路04
側の大径孔部08とを備えた貫通孔を形成して戻し流路
05を構成し、旋回室03内の液体の一部をこの戻し流
路05から排出流路04に戻すようにしている(例え
ば、特開平4−22450号公報参照)。
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、戻し流路05が小径孔部07と大径孔部08とを備
えた貫通孔を形成して設けられているから、旋回室03
内の液体の一部を流路抵抗(圧力損失)が少ない戻し流
路05を通過させて排出流路04に戻し得るが、戻し流
路05における流路抵抗が少ないから、流量調節手段V
の調節操作にともなう排出流路04内の圧力変化と、そ
の圧力変化に対応する旋回室03から戻し流路05への
液体吸い込み圧力の変化との応答が速く、流量調節手段
Vの調節操作を急激に行うと、その調節操作にともなっ
て液体吸い込み圧力が一時的に過剰に変化して、噴出孔
02からの噴出液体が脈動し易い欠点がある。殊に、流
量増大側への調節操作を急激に行った際には、液体吸い
込み圧力が一時的に過剰に増大して、旋回室03内に入
り込んだ空気が戻し流路05内に吸引され易い欠点もあ
る。これらの欠点を解決するためには、例えば、小径孔
部07の径を小さくして、その小径孔部07における流
路抵抗を大きくすれば良いが、この場合は、戻し量の調
節範囲が狭くなるおそれがある。
ば、戻し流路05が小径孔部07と大径孔部08とを備
えた貫通孔を形成して設けられているから、旋回室03
内の液体の一部を流路抵抗(圧力損失)が少ない戻し流
路05を通過させて排出流路04に戻し得るが、戻し流
路05における流路抵抗が少ないから、流量調節手段V
の調節操作にともなう排出流路04内の圧力変化と、そ
の圧力変化に対応する旋回室03から戻し流路05への
液体吸い込み圧力の変化との応答が速く、流量調節手段
Vの調節操作を急激に行うと、その調節操作にともなっ
て液体吸い込み圧力が一時的に過剰に変化して、噴出孔
02からの噴出液体が脈動し易い欠点がある。殊に、流
量増大側への調節操作を急激に行った際には、液体吸い
込み圧力が一時的に過剰に増大して、旋回室03内に入
り込んだ空気が戻し流路05内に吸引され易い欠点もあ
る。これらの欠点を解決するためには、例えば、小径孔
部07の径を小さくして、その小径孔部07における流
路抵抗を大きくすれば良いが、この場合は、戻し量の調
節範囲が狭くなるおそれがある。
【0003】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、戻し流路の形状を工夫することにより、戻し量
の調節範囲を確保しながら、流量調節手段の調節操作を
急激に行っても、噴出孔からの噴出液体が脈動しにく
く、特に、流量増大側への調節操作を急激に行った際で
も、旋回室内に入り込んだ空気が戻し流路内に吸引され
にくい液体噴出ノズルを提供することを目的とする。
あって、戻し流路の形状を工夫することにより、戻し量
の調節範囲を確保しながら、流量調節手段の調節操作を
急激に行っても、噴出孔からの噴出液体が脈動しにく
く、特に、流量増大側への調節操作を急激に行った際で
も、旋回室内に入り込んだ空気が戻し流路内に吸引され
にくい液体噴出ノズルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
本発明の第1特徴構成は、供給流路から圧送されてきた
液体を旋回流動させながら噴出孔から噴出させる旋回室
と、前記旋回室内の液体の一部を排出流路に戻す戻し流
路と、前記排出流路内の圧力を変更して、前記旋回室か
ら前記戻し流路を介して当該排出流路に戻す液体の戻し
量を調節可能な流量調節手段とが設けられ、前記戻し流
路が、前記排出流路よりも小径の貫通孔を、前記旋回室
と前記排出流路とを仕切る仕切り部材に形成して設けら
れている液体噴出ノズルであって、前記戻し流路を形成
する貫通孔が、その全長に亘って内径が一定に形成され
ている点にある。
本発明の第1特徴構成は、供給流路から圧送されてきた
液体を旋回流動させながら噴出孔から噴出させる旋回室
と、前記旋回室内の液体の一部を排出流路に戻す戻し流
路と、前記排出流路内の圧力を変更して、前記旋回室か
ら前記戻し流路を介して当該排出流路に戻す液体の戻し
量を調節可能な流量調節手段とが設けられ、前記戻し流
路が、前記排出流路よりも小径の貫通孔を、前記旋回室
と前記排出流路とを仕切る仕切り部材に形成して設けら
れている液体噴出ノズルであって、前記戻し流路を形成
する貫通孔が、その全長に亘って内径が一定に形成され
ている点にある。
【0005】本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に
おいて、前記戻し流路と前記排出流路との間に、前記排
出流路よりも大径の大径流路が設けられている点にあ
る。
おいて、前記戻し流路と前記排出流路との間に、前記排
出流路よりも大径の大径流路が設けられている点にあ
る。
【0006】
【作用】第1特徴構成の作用は次の通りである。戻し流
路が、その全長に亘って内径が一定の貫通孔を仕切り部
材に形成して設けられているから、戻し流路の径を、戻
し量の調節範囲を確保するに必要な径としながらも、そ
の戻し流路は、その全長に亘って流路抵抗(圧力損失)
が大きく、流量調節手段の調節操作にともなう排出流路
内の圧力変化と、その圧力変化に対応する旋回室から戻
し流路への液体吸い込み圧力の変化との応答を従来に比
べて遅くすることができる。
路が、その全長に亘って内径が一定の貫通孔を仕切り部
材に形成して設けられているから、戻し流路の径を、戻
し量の調節範囲を確保するに必要な径としながらも、そ
の戻し流路は、その全長に亘って流路抵抗(圧力損失)
が大きく、流量調節手段の調節操作にともなう排出流路
内の圧力変化と、その圧力変化に対応する旋回室から戻
し流路への液体吸い込み圧力の変化との応答を従来に比
べて遅くすることができる。
【0007】第2特徴構成の作用は次の通りである。戻
し流路を通過した液体が、その動圧が大径流路内で静圧
化されてから排出流路内に流入し易い。
し流路を通過した液体が、その動圧が大径流路内で静圧
化されてから排出流路内に流入し易い。
【0008】
【発明の効果】第1特徴構成の液体噴出ノズルは、戻し
流路の径を、戻し量の調節範囲を確保するに必要な径と
しながらも、流量調節手段の調節操作にともなう排出流
路内の圧力変化と、その圧力変化に対応する旋回室から
戻し流路への液体吸い込み圧力の変化との応答を従来に
比べて遅くすることができるので、流量調節手段の調節
操作を急激に行っても、液体吸い込み圧力は従来に比べ
て緩慢に変化し、その調節操作にともなう液体吸い込み
圧力の過剰な変化が抑制されて、噴出孔からの噴出液体
が脈動しにくくなる。特に、流量増大側への調節操作を
急激に行った際でも、旋回室内に入り込んだ空気が戻し
流路内に吸引されにくくなる。
流路の径を、戻し量の調節範囲を確保するに必要な径と
しながらも、流量調節手段の調節操作にともなう排出流
路内の圧力変化と、その圧力変化に対応する旋回室から
戻し流路への液体吸い込み圧力の変化との応答を従来に
比べて遅くすることができるので、流量調節手段の調節
操作を急激に行っても、液体吸い込み圧力は従来に比べ
て緩慢に変化し、その調節操作にともなう液体吸い込み
圧力の過剰な変化が抑制されて、噴出孔からの噴出液体
が脈動しにくくなる。特に、流量増大側への調節操作を
急激に行った際でも、旋回室内に入り込んだ空気が戻し
流路内に吸引されにくくなる。
【0009】第2特徴構成の液体噴出ノズルは、戻し流
路を通過した液体が、その動圧が大径流路内で静圧化さ
れてから排出流路内に流入し易いので、戻し流路におけ
る液体吸い込み圧を安定させ易い。
路を通過した液体が、その動圧が大径流路内で静圧化さ
れてから排出流路内に流入し易いので、戻し流路におけ
る液体吸い込み圧を安定させ易い。
【0010】
【実施例】図1は、灯油燃焼バーナに装備される、液体
噴出ノズルの一例としての灯油噴出ノズルを示し、この
灯油噴出ノズルは、灯油(液体の一例)の噴出孔1が設
けられているノズルチップ2と、灯油の戻し流路3が設
けられている中子4とをノズルケース5に内装するとと
もに、ノズルケース5の内周側に螺着した中子押さえ部
材6でノズルチップ2と中子4を抜け止めして構成さ
れ、中子押さえ部材6には、灯油の排出流路7とこの排
出流路7よりも大径の大径流路8とが設けられ、噴出孔
1と戻し流路3と大径流路8と排出流路7の各々は、ノ
ズル軸芯Xに沿って配置されている。
噴出ノズルの一例としての灯油噴出ノズルを示し、この
灯油噴出ノズルは、灯油(液体の一例)の噴出孔1が設
けられているノズルチップ2と、灯油の戻し流路3が設
けられている中子4とをノズルケース5に内装するとと
もに、ノズルケース5の内周側に螺着した中子押さえ部
材6でノズルチップ2と中子4を抜け止めして構成さ
れ、中子押さえ部材6には、灯油の排出流路7とこの排
出流路7よりも大径の大径流路8とが設けられ、噴出孔
1と戻し流路3と大径流路8と排出流路7の各々は、ノ
ズル軸芯Xに沿って配置されている。
【0011】前記ノズルチップ2と中子4は、図2に示
すように、ノズルチップ2内側に形成した円錐状の凹面
部9に、中子4先端側に形成した円錐状の凸面部10を
嵌合してノズルケース5の一端側に装着され、凸面部1
0の周面には、図3に示すように、灯油供給用の三本の
供給溝11が形成され、凸面部10先端側の扁平端面1
2と凹面部9の底部側との間の空間が、供給流路Aから
圧送されてきた灯油を旋回流動させながら噴出孔1から
噴出させる旋回室13に構成されている。
すように、ノズルチップ2内側に形成した円錐状の凹面
部9に、中子4先端側に形成した円錐状の凸面部10を
嵌合してノズルケース5の一端側に装着され、凸面部1
0の周面には、図3に示すように、灯油供給用の三本の
供給溝11が形成され、凸面部10先端側の扁平端面1
2と凹面部9の底部側との間の空間が、供給流路Aから
圧送されてきた灯油を旋回流動させながら噴出孔1から
噴出させる旋回室13に構成されている。
【0012】前記供給流路Aは、ノズルケース5の外周
側に螺着した灯油の供給管14と、中子押さえ部材6に
形成した周溝15及びこの周溝15に連通する供給孔1
6と、ノズルケース5の内周側と中子押さえ部材6及び
中子4の外周側との間に形成される環状空間17と、凸
面部10に形成した3本の供給溝11とを連通させて構
成され、供給管14はポンプPを介して灯油タンク(図
外)に接続されている。
側に螺着した灯油の供給管14と、中子押さえ部材6に
形成した周溝15及びこの周溝15に連通する供給孔1
6と、ノズルケース5の内周側と中子押さえ部材6及び
中子4の外周側との間に形成される環状空間17と、凸
面部10に形成した3本の供給溝11とを連通させて構
成され、供給管14はポンプPを介して灯油タンク(図
外)に接続されている。
【0013】そして、ポンプPから所定圧力で吐出され
た灯油は、中子押さえ部材6に設けたフィルター18を
通過して、周溝15と供給孔16と環状空間17とに順
に流入し、3本の供給溝11から旋回室13内に圧送供
給されるようにしてある。
た灯油は、中子押さえ部材6に設けたフィルター18を
通過して、周溝15と供給孔16と環状空間17とに順
に流入し、3本の供給溝11から旋回室13内に圧送供
給されるようにしてある。
【0014】前記3本の供給溝11の各々は、旋回室1
3の接線方向に向けて灯油を流入させるように形成さ
れ、旋回室13内に圧送供給された灯油は、旋回室13
の壁面を形成している凹面部9に沿って渦流状態で旋回
流動しながら、噴出孔1から霧状に噴出されるようにし
てある。
3の接線方向に向けて灯油を流入させるように形成さ
れ、旋回室13内に圧送供給された灯油は、旋回室13
の壁面を形成している凹面部9に沿って渦流状態で旋回
流動しながら、噴出孔1から霧状に噴出されるようにし
てある。
【0015】前記戻し流路3は、旋回室13と排出流路
7とを仕切る仕切り部材である中子4に、排出流路7よ
りも小径の貫通孔を、入口側が扁平端面12に開口する
状態でその全長に亘って一定の内径で形成して設けら
れ、この中子4の後端側を中子押さえ部材6に形成した
大径流路8に嵌合させて、戻し流路3から戻された灯油
が大径流路8を通過して排出流路7に流入するようにし
てある。
7とを仕切る仕切り部材である中子4に、排出流路7よ
りも小径の貫通孔を、入口側が扁平端面12に開口する
状態でその全長に亘って一定の内径で形成して設けら
れ、この中子4の後端側を中子押さえ部材6に形成した
大径流路8に嵌合させて、戻し流路3から戻された灯油
が大径流路8を通過して排出流路7に流入するようにし
てある。
【0016】前記中子押さえ部材6には排出流路7に連
通する排出管19が接続され、排出管19には、排出流
路7内の圧力を変更して、旋回室13から戻し流路3を
介して当該排出流路7に戻す灯油の戻し量を調節可能な
流量調節手段としての戻し量制御弁Vが設けられ、排出
管19を通過した灯油は灯油タンクに還流される。
通する排出管19が接続され、排出管19には、排出流
路7内の圧力を変更して、旋回室13から戻し流路3を
介して当該排出流路7に戻す灯油の戻し量を調節可能な
流量調節手段としての戻し量制御弁Vが設けられ、排出
管19を通過した灯油は灯油タンクに還流される。
【0017】そして、戻し量制御弁Vの開度を開き側に
調節すると,排出流路7内の圧力が低下して、旋回室1
3から戻し流路3に吸引されて排出流路7に戻る灯油の
戻し量が増大し、噴出孔1からの灯油噴出量が減少側に
調節される。また、戻し量制御弁Vの開度を閉じ側に調
節すると,排出流路7内の圧力が上昇して、旋回室13
から戻し流路3に吸引されて排出流路7に戻る灯油の戻
し量が減少し、噴出孔1からの灯油噴出量が増大側に調
節される。
調節すると,排出流路7内の圧力が低下して、旋回室1
3から戻し流路3に吸引されて排出流路7に戻る灯油の
戻し量が増大し、噴出孔1からの灯油噴出量が減少側に
調節される。また、戻し量制御弁Vの開度を閉じ側に調
節すると,排出流路7内の圧力が上昇して、旋回室13
から戻し流路3に吸引されて排出流路7に戻る灯油の戻
し量が減少し、噴出孔1からの灯油噴出量が増大側に調
節される。
【0018】〔その他の実施例〕 1.戻し流路が設けられる仕切り部材は、旋回室と排出
流路とを仕切るものであれば、実施例で示したような中
子に限定されない。 2.複数の戻し流路が設けられていても良い。
流路とを仕切るものであれば、実施例で示したような中
子に限定されない。 2.複数の戻し流路が設けられていても良い。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】縦断面図
【図2】要部の断面図
【図3】要部の正面図
【図4】従来例を示す縦断面図
【符号の説明】 1 噴出孔 3 戻し流路 4 仕切り部材 7 排出流路 8 大径流路 13 旋回室 A 供給流路 V 流量調節手段
Claims (2)
- 【請求項1】 供給流路(A)から圧送されてきた液体
を旋回流動させながら噴出孔(1)から噴出させる旋回
室(13)と、 前記旋回室(13)内の液体の一部を排出流路(7)に
戻す戻し流路(3)と、 前記排出流路(7)内の圧力を変更して、前記旋回室
(13)から前記戻し流路(3)を介して当該排出流路
(7)に戻す液体の戻し量を調節可能な流量調節手段
(V)とが設けられ、 前記戻し流路(3)が、前記排出流路(7)よりも小径
の貫通孔を、前記旋回室(13)と前記排出流路(7)
とを仕切る仕切り部材(4)に形成して設けられている
液体噴出ノズルであって、 前記戻し流路(3)を形成する貫通孔が、その全長に亘
って内径が一定に形成されている液体噴出ノズル。 - 【請求項2】 前記戻し流路(3)と前記排出流路
(7)との間に、前記排出流路(7)よりも大径の大径
流路(8)が設けられている請求項1記載の液体噴出ノ
ズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15289195A JPH09992A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 液体噴出ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15289195A JPH09992A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 液体噴出ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09992A true JPH09992A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15550392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15289195A Pending JPH09992A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 液体噴出ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09992A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013103197A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Kumamoto Idm:Kk | 洗浄ノズル |
JP2019030868A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-02-28 | ズス・マイクロテック・リソグラフィ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングSuss MicroTec Lithography GmbH | ノズル先端アダプタ、ノズルアセンブリ、並びに、ノズル |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP15289195A patent/JPH09992A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013103197A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Kumamoto Idm:Kk | 洗浄ノズル |
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