JPH0999167A - パチンコ遊戯場における煙草の吸殻処理装置 - Google Patents

パチンコ遊戯場における煙草の吸殻処理装置

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JPH0999167A
JPH0999167A JP26177395A JP26177395A JPH0999167A JP H0999167 A JPH0999167 A JP H0999167A JP 26177395 A JP26177395 A JP 26177395A JP 26177395 A JP26177395 A JP 26177395A JP H0999167 A JPH0999167 A JP H0999167A
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roller
rollers
pachinko
pachinko balls
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JP26177395A
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Kazuyuki Sasada
和行 笹田
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S S II KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉を吸殻等から分離回収でき、ゴム
ローラによる挾圧を利用する処理装置でも、パチンコ玉
による詰りが生じず、吸殻の消火処理を連続して良好に
行なうことができる吸殻処理装置を提供する。 【解決手段】 最上部には、吸殻等Cに混入しているパ
チンコ玉Bの通過を阻止し吸殻等の通過を許容する間隔
を存して互いに平行な一対のローラ12,13を設け、
一方のローラ12をマグネットローラとして、パチンコ
玉Bを磁気により吸着するとともに、両ローラの相対向
側で上向きに回転するように構成し、他方のローラ13
を、外周面に径方向の突出ピン13bをパチンコ玉を通
過させ得る間隔を保有して設けたピン付きローラにし
て、両ローラの相対向側で下向きに回転するように設
け、吸殻を下方に押し込むように構成し、パチンコ玉を
吸殻等から分離回収し、吸殻を確実に消火処理できるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊戯場に
おいて、遊戯台列に沿って設けられた回収用の搬送手段
から送り込まれる煙草の吸殻を処理回収するための吸殻
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大手企業の参入や女性客の増加に
より、パチンコ遊戯における衛生、環境の浄化が重要視
されている。その際、最も問題になるのは煙草の吸殻の
処理である。
【0003】すなわち、遊戯台下部の灰皿に溜った吸殻
を店員が集めて回る従来方式では、その処理作業がきわ
めて面倒である上、煙草の火が完全に消されずに燻るこ
とがあって、室内環境を汚染する等の問題もある。
【0004】そのため、特に最近では、1ブロックの遊
戯台列(これを一般に「島」と称する)の前下部の置台
等の下に遊戯台列に沿って延びるトラフを設けるととも
に、各遊戯台に有する灰皿部の底に前記トラフに通じる
投入口を設け、トラフに投入される吸殻等(吸殻のほか
灰やゴミを含む)を適宜の搬送手段により遊戯台列の端
部にまで搬送して、該端部に設置されている処理装置で
完全に消火して回収処理することが行なわれている。
【0005】前記の回収処理システムにおいて、遊戯台
列の端部に設置されて吸殻を完全に消火する処理装置と
しては、吸殻を液中に落下させる湿式の処理装置と、吸
殻等をゴムローラで挾圧することにより火を揉み消すよ
うした乾式の処理装置とがある。
【0006】乾式の処理装置は、例えば上下に2〜3対
のゴムローラを配してなるもので、各対のゴムローラは
バネ等の付勢手段により弾力的に互いに圧接せしめられ
て圧接部分で下向きに回転しており、前記搬送手段から
送り込まれる吸殻等は、まず最上段の1対のゴムローラ
上に乗った後、各対の両ゴムローラ間を順次挾圧されな
がら通過することにより圧し潰され、吸殻の火が完全に
揉み消されて、下方の収容部に収容されるように構成さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、煙草の吸殻
や灰等の中には、しばしばパチンコ玉等が混在している
ことがある。このような場合、パチンコ玉はゴムローラ
によって挾圧されても圧潰されることがないため、最上
部のゴムローラ上に残って吸殻等の通過が阻害された
り、パチンコ玉が両ゴムローラ間に噛み込んで詰った状
態になって、ゴムローラの回転か阻止されてしまうこと
がある。これにより、煙草の吸殻が下方に送出されない
で、一対のローラ上にうず高く積み上った状態になる。
【0008】特に、吸殻の中には、完全に火が消えてい
ないものも混在しており、そのため前記のように溜った
吸殻の層全体が燻って多量の煙を発生し、これが店内に
流出して室内を汚染し、遊戯者に不快感を与えることに
なる。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなしたもので、吸
殻中に混在しているパチンコ玉を吸殻等から分離回収で
きて、ゴムローラによる挾圧を利用する乾式の処理装置
であっても、パチンコ玉によって詰りが生じるたりする
ことがなく、吸殻の消火処理を連続して良好に行なうこ
とができ、特に上記の吸殻の回収処理システムにおいて
好適に利用できる吸殻の処理装置を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、遊戯台列に沿う搬送手段等から送り込まれる煙
草の吸殻を処理する吸殻処理装置であり、請求項1の発
明では、送り込まれる吸殻等(ゴミや灰等を含む、以下
も同じ)に混入しているパチンコ玉を磁気により吸着し
て吸殻等と分離移送する回動移送部材と、パチンコ玉以
外の吸殻等を下方に送出落下させる送り部材とからなる
分離送出手段を最上部に備え、さらに前記磁気により吸
着されたパチンコ玉を回動移送部材から離脱させ回収す
るパチンコ玉回収手段と、分離送出手段の下方において
落下する吸殻等を消火処理する消火手段とを備えてなる
ことを特徴とする。
【0011】また請求項2の発明のパチンコ遊戯場にお
ける煙草の吸殻処理装置においては、最上部には、送り
込まれる吸殻等に混入しているパチンコ玉の通過を阻止
し吸殻等の通過を許容する間隔を存して互いに平行な一
対のローラが設けられ、一方のローラは、マグネットロ
ーラであって、パチンコ玉を磁気により吸着するととも
に、両ローラの相対向側で上向きに回転するように構成
され、他方のローラは、外周面に径方向の突出ピンがパ
チンコ玉を通過させ得る間隔を保有して設けられたピン
付きローラであって、両ローラの相対向側で下向きに回
転するように構成され、さらに前記磁気によりマグネッ
トローラに吸着されているパチンコ玉を該ローラから離
脱させ回収するパチンコ玉回収手段と、前記一対のロー
ラの下方において落下する吸殻等を消火処理する消火手
段とを備えてなることを特徴とする。
【0012】前記の吸殻処理装置において、マグネット
ローラは、外周面における周方向の一部もしくは複数個
所に非マグネット部が設けられてなるものが、吸着され
たパチンコ玉を離脱させる上で特に好適である。
【0013】また前記の吸殻処理装置において、吸殻等
の消火手段としては、少なくとも一対の平行なゴムロー
ラよりなり、両ゴムローラを互いに弾力的に圧接させて
圧接部分で下向きに回転するように設け、吸殻をゴムロ
ーラによる挾圧により消火処理して下方に送出できるよ
うにした構成とすることができる。
【0014】
【作用】上記した本発明の吸殻処理装置によれば、例え
ば遊戯台列に沿う搬送手段から送り込まれる吸殻等は、
まず最上部の分離送出手段の上に乗る。ここで吸殻等に
パチンコ玉が混入していた場合、そのパチンコ玉は回動
移送手段の磁気により吸着されて吸殻等と分離移送され
た後、パチンコ玉回収手段により離脱されて吸殻とは別
に回収される。またパチンコ玉以外の吸殻等は、送り部
材により下方に送出落下せしめられて、消火手段により
消火処理されて収容部に収容される。
【0015】特に、請求項2の発明の場合は、分離送出
手段として設けられた最上部の一対のローラの上に、搬
送手段から送り込まれる吸殻等が乗る。ここで、吸殻等
にパチンコ玉が混入していた場合、そのパチンコ玉は、
両ローラ間の間隔から落下することなくローラ上に一旦
保持されるが、一方のローラはマグネットローラである
ため、パチンコ玉は該ローラの周面に磁気により吸着さ
れ、該ローラの回転に伴い吸殻等と分離されて上方を経
て外方へ回転移送された後、パチンコ玉回収手段により
前記ローラの周面から離脱されて吸殻等とは別に回収さ
れる。
【0016】一方、パチンコ玉以外の吸殻等は、他方の
ピン付きローラの回転により、該ローラの外周面に設け
られている径方向の突出ピンで押え込まれて両ローラ間
を下方に送出されて落下し、下方の消火手段により消火
処理されて収容部に収容される。また前記の突出ピン同
士の間隔はパチンコ玉の径より大きくなっているので、
パチンコ玉は突出ピンで押え込まれることなく突出ピン
間を通過して、前記のようにマグネットローラに吸着さ
れて分離される。
【0017】請求項3の発明のように、前記のマグネッ
トローラの外周面における周方向の一部もしくは複数個
所に非マグネット部が設けられていると、磁気により吸
着されたパチンコ玉を離脱させる手段が、該ローラ周面
に近接する単純なスクレーパであっても、ローラ周面に
吸着されているパチンコ玉を確実に離脱させることがで
きる。
【0018】また請求項4の発明のように、吸殻の消火
手段が少なくとも一対の平行なゴムローラよりなるもの
であっても、前記のようにパチンコ玉が分離除去された
吸殻等が両ゴムローラ間に送り込まれるので、パチンコ
玉を挾圧して過度にゴムローラ間が開いたりすることが
なく、吸殻を不足なく挾圧でき、完全に消えていない吸
殻を確実に消火処理することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基いて説明する。
【0020】図1は本発明に係る吸殻処理装置を設置し
た吸殻の回収処理システムを例示する一部を欠截した斜
視図、図2〜図6は本発明に係る吸殻処理装置の1実施
形態を示している。
【0021】図1において、(1)はパチンコ遊戯台、
(2)は島と称される1ブロックの遊戯台列(100)
の前面下部に該遊戯台列に沿って設けられた上面が平板
状の置台である。この図の例の遊戯台列(100)の吸
殻回収処理システムは、次のように構成されている。
【0022】置台(2)下の内部空間に吸殻回収用のト
ラフ(図示省略)が設けられるとともに、置台(2)に
はパチンコ遊戯台(1)に対応する所要間隔毎に灰皿部
(3)が設けられ、該灰皿部(3)の底部が前記トラフ
に通ずる投入口(4)として開設され、吸殻をトラフに
投入できるように設けられている。トラフには、投入さ
れた吸殻を遊戯台列(100)の端部にまで搬送する搬
送手段(5)を備えている。この搬送手段(5)として
は、傾斜して設けたトラフに振動を与えることにより、
投入された吸殻等を端部まで搬送できるようにしたもの
のほか、無端回動するコンベアを利用する等、吸殻等を
搬送できるものであれば、どのような構造のものであっ
てもよい。なお、投入される煙草の煙は、通常図示して
いないダクトを通して排出処理するように構成される。
【0023】(A)は遊戯台列(100)の端部におけ
る搬送手段(5)からの送出位置下方に設置された本発
明に係る吸殻処理装置であり、搬送手段(5)から送り
込まれる吸殻等を消火処理して回収するようになってい
る。(6)は処理された吸殻等の収容部、(7)は分離
回収されたパチンコ玉の収容部である。
【0024】前記のようにして設置使用される本発明に
係る吸殻処理装置(A)は、図2〜図6に示す構成を有
してなる。
【0025】(10)(11)は一定間隔を存して平行
に設けられた前後の板状フレームであり、上端部は外方
へ傾斜状に形成されて、搬送手段(5)から送り込まれ
る吸殻等を受け易くしている。
【0026】この両フレーム(10)(11)間の最上
部には、吸殻等に混入しているパチンコ玉を磁気により
吸着して吸殻等と分離移送する回動移送部材と、パチン
コ玉以外の吸殻等を下方に送出落下させる送り部材とか
らなる分離送出手段が設けられている。特にこの図の実
施形態の場合は、前記の回動移送部材および送り部材と
して、パチンコ玉(B)の通過を阻止し吸殻等(C)の
通過を許容する間隔を存して互いに平行な一対のローラ
(12)(13)が設けられている。
【0027】一方のローラ(12)は、マグネットロー
ラであって、吸殻等(C)に混入しているパチンコ玉
(B)を磁気により吸着できるとともに、前記板状フレ
ーム(10)(11)に軸支されて、後述する駆動手段
により両ローラ(12)(13)の相対向側で上向きに
回転するように構成されている。
【0028】マグネットローラ(12)としては、ロー
ラ本体の全体を金属製のマグネット材で形成する場合の
ほか、図6のようにローラ本体(12a)の外周に環状
のマグネット材(12b)を嵌着固定したもの、あるい
は外周面にシート状のマグネットを貼着したものであっ
てもよい。またマグネット材としては、金属製の場合
も、ゴム製の場合のいずれを使用してもよい。金属製の
場合は、表面に錆び止め等の表面処理を施しておくのが
望ましい。
【0029】(14)は前記のマグネットローラ(1
2)の外方側(両ローラの相対向側とは反対側)に近接
配置されたパチンコ玉離脱用のスクレーパであって、マ
グネットローラ(12)の周面に磁気により吸着されて
回転移送されるパチンコ玉(B)を、該ローラ(12)
の回転に伴って該ローラ(12)から離脱させ得るよう
に設けられている。(15)は前記スクレーパ(14)
を固定部となるブロックである。これらがパチンコ玉回
収手段となり、分離回収されたパチンコ玉(B)が収容
部(7)に収容されるように構成される。
【0030】なお、マグネットローラ(12)が、図6
のように外周部が全周にわたってマグネット材(12
b)で形成されている場合、その磁気力によっては、ロ
ーラ(12)周面に吸着されたパチンコ玉(B)がロー
ラの回転により前記のスクレーパ(14)の位置にきて
も、パチンコ玉(b)が離脱できず吸着されたまま残る
おそれがあるので、例えば、図8に示すように、マグネ
ットローラ(12)の外周部の周方向の一部もしくは複
数個所に所要幅の非マグネット部(12c)を設けてお
くのが望ましい。
【0031】すなわち、このように形成しておくことに
より、ローラ(12)の周面に磁気で吸着されたパチン
コ玉(b)は、前記非マグネット部(12c)がスクレ
ーパ(14)の部分を通過することにより、確実に離脱
せしめられる。
【0032】他方のローラ(13)は、ドラム形のロー
ラ本体(13a)の外周部に径方向の突出ピン(13
b)が軸方向に隣接するピン相互間にパチンコ玉(B)
を通過させ得るように、パチンコ玉(b)の直径よりや
や広い間隔(12〜13mm程度)を保有して周方向所
要間隔毎に植設されているピン付きローラであって、こ
のピン付きローラ(13)についても前記板状フレーム
(10)(11)に回転自在に軸支されて、後述する駆
動手段により両ローラ(12)(13)間の相対向側で
マグネットローラ(12)とは反対に下向きに回転する
ように構成されている。
【0033】このピン付きローラ(13)は、ローラ本
体(13a)には金属製、プラスチック製、木製その他
任意の材料を用いることができ、このローラ本体(1
3)と前記のマグネットローラ(12)との間隔がパチ
ンコ玉(B)の通過を阻止してかつ吸殻等の通過を許容
できる間隔(通常、10mm程度)に設定される。なお
突出ピン(13b)の突出長さは、通常、前記間隔の1
/2程度(5mm程度)に設定される。
【0034】また前記の突出ピン(13b)は、図のよ
うな径方向に突出するものであればよく、先細であるか
否か、あるいは先端が尖っているか否か、断面形状が円
径であるか角形であるか等は特定する必要はなく、種々
の形態で実施可能である。さらに突出ピン(13b)の
配置や配列は、図のようにローラ外周の数当分位置、例
えば4当分位置に軸方向に並列させて設けるほか、千鳥
状にあるいはランダム状に配して実施することもでき
る。この場合も、隣接するピン相互間にパチンコ玉
(B)を通過させる間隔を保有させておく。
【0035】図の(17)はピン付きローラ(13)の
外方に配したカバーであり、搬送手段(5)から送り込
まれる吸殻等が外方へ逃げるのを防止するように設けら
れている。
【0036】(18)(19)および(20)(21)
は、それぞれ前記一対のローラ(12)(13)の下方
において、上下2段に配された各段それぞれが対をなす
挾圧消火用のゴムローラである。
【0037】これら各対のゴムローラ(18)(19)
および(20)(21)のうち、一方のゴムローラ(1
8)(20)は、駆動側のローラであって、板状フレー
ム(10)(11)に対し一定位置に回転自在に軸支さ
れて、後述する駆動手段によって他方のゴムローラとの
相対向側で下向きに回転駆動されるように設けられてい
る。
【0038】各対の他方のゴムローラ(19)(21)
は、従動側のローラであって、前後板状フレーム(1
0)(11)に設けられた横長の長孔(22)(23)
の部分に横移動可能、すなわち前記一方のゴムローラ
(18)(20)に対し接近、離反可能に軸支されると
ともに、バネ手段(24)(25)の付勢力により前記
駆動側のゴムローラ(18)(20)に対し弾力的に圧
接せしめられており、ゴムローラ(18)(20)の回
転に伴って従動回転するように設けられている。
【0039】すなわち、これら各対のゴムローラ(1
8)(19)および(20)(21)は、両ローラの圧
接部分で下向きに回転して、上方から落下する吸殻等を
順次挾圧して消火処理し下方に送出するようになってい
る。
【0040】(26)は、バネ手段(24)(25)を
弾力調整可能に保持する保持部である。(27)(2
8)はスクレーパであって、各ゴムローラ(18)(1
9),(20)(21)に挾圧作用によって付着した吸
殻等を掻き落すように設けられている。
【0041】上記の最上部の一対のローラ(12)(1
3)および上下2段のゴムローラ(18)(19)(2
0)(21)を回転駆動させる駆動手段として、図示す
る実施形態の場合は、次のように構成されている。
【0042】(30)は駆動モータであり、前後のフレ
ーム(10)(11)間に保持されており、図2に示す
ように、フレーム(10)の外側において、モータ(3
0)の出力軸上の歯車(31)に、これに噛合する中間
歯車(32)を介して駆動側になる上下2段のゴムロー
ラ(18)(20)の軸上の歯車(33)(34)が噛
合連結され、これによってゴムローラ(18)(20)
がそれぞれ回転駆動され、またこのゴムローラ(18)
(20)と圧接するゴムローラ(19)(20)も従動
回転するようになっている。
【0043】また、上段のゴムローラ(18)の軸上の
歯車(33)に、これと噛合する中間歯車(35)を介
して最上部のピン付きローラ(13)の軸上の歯車(3
6)が噛合連結され、さらに該歯車(36)と噛合する
中間歯車(37)を介してマグネットローラ(12)の
軸上の歯車(38)が噛合連結されており、これによっ
て、マグネットローラ(12)およびピン付きローラ
(13)がそれぞれ相対向側でピン付きローラ(13)
は下向きに、マグネットローラ(12)は上向きに回転
駆動されるようになっている。
【0044】上記の駆動手段による場合、上段のゴムロ
ーラ(18)(19)において、吸殻を挾圧した時に従
動側のゴムローラ(19)が駆動側のゴムローラ(1
8)から離れて回転力が伝達されなくなることがある。
そのため、図示する実施形態の場合は、ゴムローラ(1
9)がゴムローラ(18)から離れた場合にも回転力を
与えるように補助の動力伝達手段(40)を設けてい
る。
【0045】この補助の動力伝達手段(40)は、図2
および図5に示すように、板状フレーム(10)(1
1)の下方部に枢支された支持アーム(41)の上端部
に、ピン連結手段によりローラアーム(42)が揺動可
能に連結され、このローラアーム(42)に互いに対接
する2個の伝動用ローラ(43)(44)が設けられて
いる。そしてブロック(15)に螺合された押圧部材
(45)により前記支持アーム(41)が図2の左方向
に押圧されることにより、上側の伝動用ローラ(43)
がマグネットローラ(12)の周面に対接せしめられ、
またローラアーム(42)が支持アーム(41)との間
に介設されたバネ手段(46)の付勢力でゴムローラ
(19)側に押圧されることにより、下側の伝動用ロー
ラ(44)がゴムローラ(19)の周面に弾力的に対接
せしめられている。これにより、マグネットローラ(1
2)の回転が伝動用ローラ(43)(44)を介してゴ
ムローラ(19)に伝達されるようになっている。
【0046】なお、上記構成の吸殻処理装置(A)は、
図1のように、その下部に吸殻等(C)の収容部(6)
が連結されて使用される。この吸殻処理装置(A)の作
動状態について説明する。
【0047】遊戯台列(100)に沿う搬送手段(5)
から送り込まれる吸殻等は、分離送出手段として最上部
に設けられた一対のローラ(12)(13)の上に乗
る。両ローラは、一方のマグネットローラ(12)が相
対向側で上向き、ピン付きローラ(13)が下向きに回
転しているため、吸殻等にパチンコ玉(B)が混入して
いた場合、そのパチンコ玉(B)は、図7のように両ロ
ーラ間から落下することなく一旦保持されるとともに、
マグネットローラ(12)の磁気により該ローラの周面
に吸着され、こうして該ローラ(12)の回転に伴い吸
殻等と分離されて上方を経て外方へ回転移送された後、
スクレーパ(14)の部分でローラ(12)の周面から
離脱されて吸殻等とは別に収容部(7)に収容される。
そのため両ローラ(12)(13)間にパチンコ玉
(B)を噛み込んで詰ることがない。
【0048】そして、パチンコ玉以外の吸殻等(C)
は、他方のピン付きローラ(13)の回転により周面に
有する突出ピン(13b)で押え込まれて、両ローラ
(12)(13)間を下方に送出されて落下する。すな
わち、両ローラ(12)(13)上に吸殻等が溜ること
もない。
【0049】落下した吸殻等(C)は、消火手段として
設けられた上段の一対のゴムローラ(18)(19)に
乗る。このゴムローラ(18)(19)は互いに圧接し
て圧接部分で下向きに回転しており、そのため吸殻等
(C)は両ゴムローラ(18)(19)間に挾圧されて
圧し潰されながら通過する。また下段の一対のゴムロー
ラ(20)(21)間も同様に挾圧されて通過する。こ
のように順次ゴムローラ間を挾圧されながら通過するこ
とにより、吸殻が圧し潰されて火が完全に消火処理され
る。この消火処理された吸殻等は下方の収容部(6)に
収容される。
【0050】なお、上記した実施形態においては、吸殻
等とパチンコ玉とを分離送出する手段として、マグネッ
トローラ(12)とピン付きローラ(13)との一対の
ローラを用いた場合を示したが、このほか、マグネット
ローラに代えて、例えばマグネットゴムあるいはマグネ
ット部を有するベルト状部材を無端回動させて、吸殻等
に混入しているパチンコ玉を磁気により吸着して吸殻等
と分離移送するように設ける等、磁気による吸着を利用
するようにした種々の回動移送部材による実施が可能で
ある。また他方のパチンコ玉以外の吸殻等を下方に送出
落下させる送り部材としても、ピン付きローラに限ら
ず、同様の送り出し機能を持つ送り部材による実施が可
能である。
【0051】また、本発明の吸殻処理装置は、吸殻の消
火手段が、図のように少なくとも一対のゴムローラを利
用するものには限らず、吸殻を消火処理できるものであ
れば他の構造によるものであってもよく、また吸殻を液
中に浸漬して消火処理するものにおいても、上記した分
離送出手段を設けて実施可能であり、この場合にも、パ
チンコ玉を分離回収できることになる。
【0052】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、吸殻中
に混在しているパチンコ玉を磁気を利用して吸殻等から
確実に分離回収できるので、ゴムローラによる挾圧を利
用する乾式の処理装置であっても、パチンコ玉によって
詰りが生じるたりすることがなく、吸殻の消火処理を連
続して良好に行なうことができる。
【0053】したがって、本発明の吸殻処理装置は、1
ブロックの遊戯台列毎に搬送手段により回収して消火処
理する回収処理システムに好適に利用でき、煙草が燻っ
て煙が店内に流出したりして、遊戯者に不快感を与える
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸殻処理装置を設置した吸殻の回
収処理システムを例示する一部を欠截した斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る吸殻処理装置の1実施形態を示す
正面図である。
【図3】同上装置の平面図である。
【図4】同上装置のピン付きローラ側からの側面図であ
る。
【図5】同上装置の補助の動力伝達手段側の側面図であ
る。
【図6】同上装置の断面図ある。
【図7】動作状態の説明図である。
【図8】マグネットローラの他の実施形態の断面図であ
る。
【符号の説明】
(A) 吸殻処理装置 (B) パチンコ玉 (C) 吸殻等 (1) パチンコ台 (3) 灰皿部 (5) 搬送手段 (6) 吸殻等の収容部 (7) パチンコ玉の収容部 (100) 遊戯台列 (12) マグネットローラ (12b) マグネット材 (12c) 非マグネット部 (13) ピン付きローラ (13b) 突出ピン (14) スクレーパ (18)(19) ゴムローラ (20)(21) ゴムローラ (24)(25) バネ手段 (30) 駆動モータ
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図8】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜搬送手段から送り込まれる煙草の吸殻
    を処理する装置であって、 送り込まれる吸殻等に混入しているパチンコ玉を磁気に
    より吸着して吸殻等と分離移送する回動移送部材と、パ
    チンコ玉以外の吸殻等を下方に送出落下させる送り部材
    とからなる分離送出手段を最上部に備え、さらに前記磁
    気により吸着されたパチンコ玉を回動移送部材から離脱
    させて回収するパチンコ玉回収手段と、分離送出手段の
    下方において落下する吸殻を消火処理する消火手段とを
    備えてなることを特徴とするパチンコ遊戯場における煙
    草の吸殻処理装置。
  2. 【請求項2】適宜搬送手段から送り込まれる煙草の吸殻
    を処理する装置であって、 最上部には、送り込まれる吸殻等に混入しているパチン
    コ玉の通過を阻止し吸殻等の通過を許容する間隔を存し
    て互いに平行な一対のローラが設けられ、一方のローラ
    は、マグネットローラであって、パチンコ玉を磁気によ
    り吸着するとともに、両ローラの相対向側で上向きに回
    転するように構成され、他方のローラは、外周面に径方
    向の突出ピンがパチンコ玉を通過させ得る間隔を保有し
    て設けられたピン付きローラであって、両ローラの相対
    向側で下向きに回転するように構成され、 さらに前記磁気によりマグネットローラに吸着されてい
    るパチンコ玉を該回転体から離脱させて回収するパチン
    コ玉回収手段と、前記一対のローラの下方において落下
    する吸殻を消火処理する消火手段とを備えてなることを
    特徴とするパチンコ遊戯場における煙草の吸殻処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記の吸殻処理装置において、マグネット
    ローラは、外周面における周方向の一部もしくは複数個
    所に非マグネット部が設けられてなる請求項2に記載の
    パチンコ遊戯場における煙草の吸殻処理装置。
  4. 【請求項4】吸殻の消火手段が少なくとも一対の平行な
    ゴムローラよりなり、両ゴムローラは互いに弾力的に圧
    接されて圧接部分で下向きに回転するように設けられ、
    吸殻をゴムローラによる挾圧により消火処理して下方に
    送出できるように構成されていることを特徴とする請求
    項2または3に記載のパチンコ遊戯場における煙草の吸
    殻処理装置。
JP26177395A 1995-10-09 1995-10-09 パチンコ遊戯場における煙草の吸殻処理装置 Pending JPH0999167A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102237200B1 (ko) * 2020-07-23 2021-04-06 한도현 자동 소화 재떨이

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045371A (ja) * 1983-08-22 1985-03-11 有限会社マイ・パステル 吸殻等の収集分別装置
JPH0780150A (ja) * 1993-09-13 1995-03-28 Eikou Seisakusho:Kk 吸い殻集塵装置

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