JPH0998153A - スペクトラム拡散方式通信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散方式通信装置

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JPH0998153A
JPH0998153A JP27511595A JP27511595A JPH0998153A JP H0998153 A JPH0998153 A JP H0998153A JP 27511595 A JP27511595 A JP 27511595A JP 27511595 A JP27511595 A JP 27511595A JP H0998153 A JPH0998153 A JP H0998153A
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polarity
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JP27511595A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Muramatsu
弘崇 村松
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多重送信される拡散符号の数を減らし、伝送
品質の向上をはかる。 【解決手段】 送信側1に、情報チャネル12−1〜12−
kから入力するデータの組合せに応じてn個の拡散符号
の中から拡散符号の種類とその極性とを設定する符号化
手段10と、n個の拡散符号の中から指示された拡散符号
4−1〜4−m。選択手段5と、選択された拡散符号の
極性を指示に基づく極性反転手段6−1〜6−mを設
け、受信側15に、受信信号とn個の拡散符号との相関
手段16−1〜16−nと、相関結果を基に送信側で選択し
た拡散符号の種類とその極性の一致または不一致の状態
とを識別して復号する復号化手段18とを設ける。n個の
拡散符号の中から選択する拡散符号の種類と拡散符号間
の極性の一致/不一致の状態を対応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散方式
を用いた通信装置に関し、特に、伝送品質の向上を図る
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LANの一つとして、無線を使っ
て端末のデータなどを伝送する無線LANの利用が盛ん
に行なわれている。この時、データのビットレートが高
速でそのまま送信したのでは所望の帯域幅に収まらない
場合に、データをシリアル−パラレル変換し、複数のチ
ャネルを用いて多重化してデータを伝送する。
【0003】この無線伝送の方式には、スペクトラム拡
散方式が用いられている。この場合、送信側は、各チャ
ネルの信号をチャネルごとに独立に割り当てた拡散符号
を用いて変調するとともに、その多重波を情報変調して
送信し、一方、受信側は、情報復調した後、各拡散符号
で逆拡散することにより、各チャネルの信号を再生して
いる。
【0004】従来のこのスペクトラム拡散方式通信装置
は、図5に示すように、送信機1には、情報チャネル12
−1〜12−kに対応する相互に異なる拡散符号28−1〜
28−kと、極性判定の基準となる基準位相検出用の拡散
符号24とを同時に出力する拡散符号発生回路2と、各情
報チャネル12−1〜12−kのデータと各チャネルに割り
当てられた拡散符号28−1〜28−kとを乗算する乗算回
路23−1〜23−kと、k個の乗算回路23−1〜23−kの
出力と基準位相検出用拡散符号24とを加算する加算回路
7と、搬送波を発生する搬送波発生回路9と、加算回路
7の出力に搬送波を乗算して情報変調する乗算回路8
と、情報変調された信号を送信するアンテナ11とを備え
ている。
【0005】また、受信機15には、信号を受信するアン
テナ20と、搬送波を発生する搬送波発生回路9と、受信
信号に搬送波を乗算して情報復調する乗算回路8と、送
信機1と同じ拡散符号28−1〜28−k及び基準位相検出
用拡散符号24を出力する拡散符号発生回路2と、拡散符
号28−1〜28−kのそれぞれを用いて情報復調された受
信データを逆拡散する相関器26−1〜26−kと、基準位
相検出用拡散符号24を用いて情報復調された受信データ
を逆拡散する相関器26−(k+1)と、相関器26−1〜
26−(k+1)の各出力のピーク値の極性を検出するピ
ーク極性検出回路27−1〜27−(k+1)と、検出され
た極性に基づいて各再生チャネル19−1〜19−kのデー
タを復号する復号化回路25とを備えている。
【0006】このスペクトラム拡散方式通信装置の送信
機1では、乗算回路23−1〜23−kの各々が、情報チャ
ネル12−1〜12−kのビットデータの値が“1”のとき
に、対応する拡散符号28−1〜28−kをそのままの極性
で出力し、情報チャネル12−1〜12−kのビットデータ
の値が“0”のときに、対応する拡散符号28−1〜28−
kの正負の極性を反転して出力する。各乗算回路23−1
〜23−kの出力は、拡散符号発生回路2から出力された
基準位相検出用拡散符号24とともに加算回路7で加算さ
れて多重化された後、乗算回路8で搬送波発生回路9の
出力する搬送波と乗算されて情報変調され、アンテナ11
から送信される。
【0007】送信された信号は受信機15のアンテナ20で
受信され、受信信号は、乗算回路8で搬送波発生回路9
の出力と乗算されて搬送波成分が取り除かれ、情報復調
される。
【0008】情報復調されたデータは、各相関器26−1
〜26−(k+1)に入力し、相関器26−1〜26−kは、
各々、このデータと相関器26−1〜26−kに固有な拡散
符号28−1〜28−kとの相関を取るための逆拡散を行な
い、また、相関器26−(k+1)は、このデータと基準
位相検出用拡散符号24との相関を取るための逆拡散を行
なう。各々の相関器26−1〜26−kにおける逆拡散で
は、固有な拡散符号以外の拡散符号を用いた他の情報チ
ャネルの信号成分は抑圧され、各相関器26−1〜26−k
からは、固有な拡散符号と同じ符号の割り当てられた情
報チャネルの信号成分との相関値のピークが出力され
る。
【0009】この出力は、ピーク極性検出回路27−1〜
27−kにおいて正のピーク値であるか負のピーク値であ
るかが検出され、復号化回路25において、その極性とピ
ーク極性検出回路27−(k+1)の出力の極性と比較さ
れ、一致した時は“1”が出力され、不一致の時は
“0”が出力されて各再生チャネル19−1〜19−kのデ
ータが再生される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスペク
トラム拡散方式通信装置では、k個の情報チャネルのデ
ータを伝送するのにk+1個の拡散符号を多重化して送
信するため、受信機の一つの相関器に対してk倍の数の
他の拡散符号の相互相関値が雑音として入り込むことに
なり、伝送品質の確保が難しいという問題点があった。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、同時に多重化されて送信される拡散符
号の数を減らして伝送品質の向上を図ることができるス
ペクトラム拡散方式通信装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、複
数の情報チャネルから入力するデータを複数の拡散符号
の多重送信により伝送するスペクトラム拡散方式通信装
置において、送信側に、複数の情報チャネルから入力す
るデータの組合せに応じてn個の拡散符号の中から多重
送信に用いる拡散符号の種類とその拡散符号の極性とを
設定する符号化手段と、n個の拡散符号の中から符号化
手段の指示する拡散符号を選択する選択手段と、選択さ
れた拡散符号の極性を符号化手段の指示に基づいて反転
する極性反転手段とを設け、受信側に、受信信号とn個
の拡散符号のそれぞれとの相関を取る相関手段と、相関
手段の相関結果を基に、送信側で選択した拡散符号の種
類とそれらの拡散符号における極性の一致または不一致
の状態とを識別し、それに基づいて複数の情報チャネル
のデータを復号する復号化手段とを設けている。
【0013】また、符号化手段が、多重送信に用いる拡
散符号の個数を、一定数mに設定するように構成してい
る。
【0014】また、符号化手段が、多重送信に用いる拡
散符号の個数を、一定数m以下の複数の数に設定するよ
うに構成している。
【0015】
【作用】本発明では、複数の情報チャネルのデータの組
合せに対して、n個の拡散符号の中から選択したm個の
拡散符号の種類と、そのm個の拡散符号の間の極性の一
致/不一致の状態とを対応させる符号化規則を設定す
る。符号化手段は、複数の情報チャネルにデータが入力
すると、この符号化規則に従い、選択手段及び極性反転
手段を制御して、データの組合せを表す拡散符号の種類
とその極性とを選択する。一方、受信側では、その拡散
符号の種類とその極性の一致/不一致の状態とを識別
し、符号化規則に対応する復号化規則に従って、元の各
チャネルのデータを復号する。
【0016】このとき、多重送信される拡散符号の個数
はm個であるが、このmの値は、nの値を適切に設定す
ることにより、情報チャネルの数kより少なくすること
ができる。
【0017】また、複数の情報チャネルのデータの組合
せに対して、n個の拡散符号の中から選択したm以下の
個数p(=m,m−1,‥,1)の拡散符号の種類と、
そのp個の拡散符号の間の極性の一致/不一致の状態と
を対応させる符号化規則を設定した場合には、多重送信
される拡散符号の個数がp個となり、同時に送信される
拡散符号の数をさらに減らすことができる。
【0018】
【実施例】
(第1実施例)第1実施例のスペクトラム拡散方式通信
装置は、図1に示すように、送信機1には、複数の拡散
符号3−1〜3−nを出力する拡散符号発生回路2と、
多重される複数の情報チャネル12−1〜12−kのデータ
を、n個の拡散符号から一定数のm個の拡散符号を選択
する選択の仕方、及び選択したm個の拡散符号における
極性の一致のさせ方に意味を持たせて符号化する符号化
回路10と、符号化回路10の拡散符号選択制御信号13に従
って拡散符号発生回路2から出力される拡散符号を選択
するセレクト回路5と、符号化回路10の極性反転制御信
号に従ってセレクト回路5から出力された各拡散符号4
−1〜4−mの極性を反転する極性反転回路6−1〜6
−mと、極性反転回路6−1〜6−mの全ての出力を加
算する加算回路7と、搬送波を発生する搬送波発生回路
9と、加算回路7の出力に搬送波を乗算して情報変調す
る乗算回路8と、情報変調された信号を送信するアンテ
ナ11とを備えている。
【0019】また、受信機15には、信号を受信するアン
テナ20と、搬送波を発生する搬送波発生回路9と、受信
信号に搬送波を乗算して情報復調する乗算回路8と、送
信機1の拡散符号発生回路と全く同じ拡散符号を発生す
る拡散符号発生回路2と、情報復調された受信データを
拡散符号発生回路2からの拡散符号3−1〜3−nで逆
拡散するn個の相関器16−1〜16−nと、相関器16−1〜
16−nの出力のピーク値とその極性とを検出するピーク
/極性検出回路17−1〜17−nと、ピーク/極性検出回
路17−1〜17−nの出力から情報チャネルデータを再生
する復号化回路18とを備えている。
【0020】符号化回路10での符号化規則及び復号化回
路18での復号化規則の具体例を図2に示している。この
例では、拡散符号発生回路2が、3−1、3−2、3−
3、3−4の4種類(n=4)の拡散符号を出力する。
また、符号化回路10には、12−1、12−2、12−3の3
つ(k=3)の情報チャネルのデータが入力し、符号化
回路10は、3つの情報チャネルのデータの組合わせに応
じて、図2(a)の規則に従って、4つの拡散符号の内
の2つ(m=2)を選択し、それらの拡散符号の極性に
ついて設定する。
【0021】例えば、12−1、12−2、12−3の情報チ
ャネルから、それぞれ“0,1,0”のデータが入力し
た場合には、符号化回路10は、拡散符号3−1と拡散符
号3−3とを選択し、それらの拡散符号の極性を同じに
する。また、12−1、12−2、12−3の情報チャネルか
ら“0,1,1”のデータが入力した場合は、拡散符号
3−1と3−3とを選択して、それらの拡散符号の極性
を異ならせる。また、各情報チャネルのデータが“1,
0,0”のときは、拡散符号3−1と拡散符号3−4と
を選択し、それらの拡散符号の極性を同じにする。ま
た、各情報チャネルのデータが“1,0,1”のとき
は、拡散符号3−1と3−4とを選択して、それらの拡
散符号の極性を異ならせる。
【0022】一方、復号回路18は、ピーク/極性検出回
路17−1〜17−4の出力から、拡散符号3−1に対する
相関値と拡散符号3−3に対する相関値とが同一極性の
ピークを持つことを識別したときは、20−1、20−2、
20−3の情報チャネルに、それぞれ“0,1,0”のデ
ータを出力し、また、拡散符号3−1に対する相関値と
拡散符号3−3に対する相関値とが異なる極性のピーク
を持つことを識別したときは、20−1、20−2、20−3
の情報チャネルに“0,1,1”のデータを出力する。
同様に、拡散符号3−1及び拡散符号3−4の相関値が
同一極性のピークを持つときは、情報チャネルに“1,
0,0”のデータを復号し、拡散符号3−1及び拡散符
号3−4の相関値が異なる極性のピークを持つときは、
情報チャネルに“1,0,1”のデータを復号する。
【0023】なお、m=2の場合は、同じ拡散符号の組
合せに対して、拡散符号の相関値における極性が一致す
る状態と、一致しない状態との2つの状態が存在する。
m=3の場合は、この状態数がさらに増え、同じ拡散符
号の組合せに対して、各拡散符号の相関値における極性
が全部一致する状態、第1の拡散符号の相関値の極性だ
けが他の2つの拡散符号の相関値の極性と異なる状態、
第2の拡散符号の相関値の極性だけが他の2つの拡散符
号の相関値の極性と異なる状態、及び第3の拡散符号の
相関値の極性だけが他の2つの拡散符号の相関値の極性
と異なる状態、の合わせて4つの状態が存在する。
【0024】このスペクトラム拡散方式通信装置では、
送信機1の符号化回路10に、情報チャネル12−1〜12−
kのデータがパラレルに入力し、符号化回路10は、符号
化規則に従って各情報チャネル12−1〜12−kのデータ
の組合せに応じた拡散符号を選択するために、拡散符号
選択制御信号13をセレクタ回路5に出力し、また、選択
した拡散符号の極性を符号化規則に従って制御するため
に、極性反転制御信号14−1〜14−mを極性反転回路6
−1〜6−mに出力する。
【0025】セレクタ回路5は、拡散符号選択制御信号
13に従って、拡散符号発生回路2から出力されるn個の
拡散符号3−1〜3−n(この拡散符号は正または負の
いずれであってもよい)の中から、一定数のm個の拡散
符号4−1〜4−mを選択して出力する。また、極性反
転回路6−1〜6−mは、極性反転制御信号14−1〜14
−mがイネーブルであれば、選択された拡散符号4−1
〜4−mの正負の値を反転して出力し、極性反転制御信
号14−1〜14−mがディスエーブルであれば、選択され
た拡散符号4−1〜4−mをそのままの極性で出力す
る。
【0026】加算回路7は、極性反転回路6−1〜6−
mのm個の出力を加算する。この加算出力は、乗算回路
8で搬送波発生回路9から出力された搬送波と乗算され
て情報変調され、アンテナ11から送信される。
【0027】受信機15では、乗算回路8が、アンテナ20
で受信した信号に搬送波発生回路9の搬送波を乗算して
情報復調を行なう。相関器16−1〜16−nは、この情報
復調されたデータに対して拡散符号発生回路2から出力
されるn個の拡散符号3−1〜3−nのそれぞれを逆拡
散して、このデータと拡散符号3−1〜3−nとの相関
値を演算する。ピーク/極性検出回路17−1〜17−n
は、相関器16−1〜16−nの出力におけるピークの有無
と、ピークが存在した時のその極性とを検出する。 復
号化回路18は、ピーク/極性検出回路17−1〜17−nの
出力から、受信した拡散符号の組合わせと、それらの拡
散符号の相関値における極性の一致/不一致の状態とを
識別し、符号化規則に対応する復号化規則によって情報
チャネル12−1〜12−kのデータを再生チャネル19−1
〜19−kに再生する。
【0028】この通信装置の符号化において、n個の拡
散符号からm個の拡散符号を選択する場合の組合わせの
数はnm個である。また、m個の拡散符号の1つの組合
わせは、2m-1 の状態数を取ることができる。即ち、極
性反転回路6−1〜6−mは、m個の拡散符号のそれぞ
れの極性を通常か反転かにするから、m個の拡散符号の
取り得る最大の状態数は2m となるが、この通信装置で
は、受信側で基準位相の検出を不要にするために、選択
された拡散符号4−1〜4−m間の極性が一致か不一致
かに情報を持たせているので、有効な状態数は2m の半
分の2m-1 となる。従って、n個の拡散符号からm個の
拡散符号を選択する場合の状態の総数はnm×2m-1
となる。
【0029】一方、情報チャネル12−1〜12−kの取り
得る状態数は2k であるから、状態数nm×2m-1 が2
k 以上となるようにn、mの値を設定すれば、この通信
装置の符号化規則により、情報チャネル12−1〜12−k
の全ての状態を表すことが可能になる。このとき、nの
値を適切に設定することにより、nm×2m-1≧2k、且
つ、m<k+1を満たすmを選ぶことができる。
【0030】この場合、同時に多重化されて送信される
拡散符号の個数mが、従来のスペクトラム拡散方式通信
装置における拡散符号の個数(k+1)より少なくなる
ので、伝送品質が向上する。
【0031】このように第1実施例のスペクトラム拡散
方式通信装置では、同じ量の情報を同じ情報速度で伝送
する場合の伝送品質を、多重送信する拡散符号の個数を
減らすことによって、従来に比べて、向上させることが
できる。
【0032】(第2実施例)第2実施例のスペクトラム
拡散方式通信装置では、多重される複数の情報チャネル
のデータを、n個の拡散符号からm以下の不定数p(=
m、m−1、m−2、‥、1)の拡散符号を選択する選
択の仕方、及び選択したp個の拡散符号における極性の
一致のさせ方に意味を持たせて符号化する。つまり、n
=3、m=2とすると、3個の拡散符号から2個の拡散
符号を選択したときの状態(この状態では、2個の拡散
符号の極性が一致する場合と一致しない場合との2つの
状態がある)、及び3個の拡散符号から1個の拡散符号
を選択したときの状態が全て状態数として加わることに
なる。
【0033】この通信装置は、図3に示すように、送信
機1には、ゼロレベル符号22を出力するゼロレベル符号
発生回路21と、符号化規則に従って、多重される複数の
情報チャネル12−1〜12−kのデータを、n個の拡散符
号からm以下の個数pの拡散符号を選択する選択の仕方
及び選択したp個の拡散符号における極性の一致のさせ
方に意味を持たせて符号化する符号化回路10と、符号化
回路10から出力される拡散符号選択制御信号13に基づい
て拡散符号発生回路2及びゼロレベル符号発生回路21か
ら出力される拡散符号3−1〜3−n及びゼロレベル符
号22を選択するセレクタ回路5とを備えている。その他
の構成は第1実施例の装置(図1)と変わりがない。
【0034】ゼロレベル符号22は、符号長が拡散符号3
−1〜3−nと同じで、レベルがゼロの符号である。こ
の符号は、極性反転回路6−1〜6−mに入力しても影
響を受けずにゼロレベル符号22のまま出力される。ま
た、加算回路7においても、レベルがゼロなので加算に
は影響は与えない。
【0035】セレクタ回路5は、符号化回路10からp
(但し、p≠m)個の拡散符号の選択が指令されたと
き、拡散符号発生回路2の出力するn個の拡散符号の中
から指定されたp個の拡散符号を選択し、また、ゼロレ
ベル符号発生回路21の出力するゼロレベル符号22をm−
p個だけ重複して選択する。
【0036】第2実施例における符号化規則及び復号化
規則の具体例を図4に示している。この例では、拡散符
号発生回路2は、3−1、3−2、3−3の3種類(n
=3)の拡散符号を出力する。また、m=2としてい
る。
【0037】例えば、12−1、12−2、12−3の情報チ
ャネルのデータが“0,1,0”のときは、拡散符号3
−1と拡散符号3−3とを選択し、それらの極性を一致
させる符号化が行なわれる。また、情報チャネルのデー
タが“0,1,1”のときは、拡散符号3−1と3−3
とを選択し、それらの極性を異ならせるように符号化さ
れる。これらの場合には、ゼロレベル符号は選択されな
い。また、情報チャネルのデータが“1,0,0”のと
きは、拡散符号3−1とゼロレベル符号とを選択する符
号化が行なわれ、情報チャネルのデータが“1,0,
1”のときは、拡散符号3−2とゼロレベル符号とを選
択する符号化が行なわれる。
【0038】一方、復号側では、拡散符号3−1に対す
る相関値と拡散符号3−3に対する相関値とが同一極性
のピークを持つことを識別したときは、20−1、20−
2、20−3の情報チャネルに“0,1,0”のデータを
復号し、拡散符号3−1に対する相関値と拡散符号3−
3に対する相関値とが異なる極性のピークを持つことを
識別したときは、“0,1,1”のデータを復号する。
また、拡散符号3−1の相関値だけにピークを検出した
ときは、“1,0,0”のデータを復号し、拡散符号3
−2の相関値だけにピークを検出したときは、“1,
0,1”のデータを復号する。
【0039】このスペクトラム拡散方式通信装置では、
送信機1の符号化回路10に情報チャネル12−1〜12−k
のデータがパラレルに入力すると、符号化回路10は、符
号化規則に従って各情報チャネル12−1〜12−kのデー
タの組合せに応じた拡散符号を選択するために、拡散符
号選択制御信号13をセレクタ回路5に出力し、また、選
択した拡散符号の極性を符号化規則に従って制御するた
めに、極性反転制御信号14−1〜14−mを極性反転回路
6−1〜6−mに出力する。
【0040】セレクタ回路5は、拡散符号選択制御信号
13に従って、拡散符号発生回路2から出力されるn個の
拡散符号3−1〜3−nの中のp個の拡散符号を選択す
るとともに、p≠mのときは、ゼロレベル符号発生回路
21から出力されるゼロレベル符号を重複してp−m個選
択し、それらを合わせたm個の符号を極性反転回路6−
1〜6−mに出力する。
【0041】ゼロレベル符号は、極性反転回路6−1〜
6−mに入力しても、影響を受けずにゼロレベル符号の
まま出力される。従って、極性反転回路6−1〜6−m
は、実質的に、拡散符号発生回路2の拡散符号3−1〜
3−nから選択されたp個の拡散符号についてのみ、極
性反転制御信号14−1〜14−mがイネーブルであれば、
正負の値を反転して、また、極性反転制御信号14−1〜
14−mがディスエーブルであれば、そのままの極性で出
力する。
【0042】加算回路7は、極性反転回路6−1〜6−
mの出力を加算する。このときにもゼロレベル符号は、
加算値に影響を与えない。
【0043】加算出力は、乗算回路8で情報変調された
後、アンテナ11から送信される。
【0044】受信機15の動作は、復号化回路18における
復号化規則が符号化回路10の符号化規則に対応している
ことを除けば第1実施例と同じである。
【0045】この通信装置の符号化において、n個の拡
散符号からp個の拡散符号を選択する組合わせの数はn
p個であり、pは1≦p≦mの範囲で変えることがで
きるから、拡散符号の選択のパターンの総和はΣn
p(但し、Σはpを1からmまで加算)個となる。ま
た、このΣnpにおける1つの組合わせは、拡散符号の
極性の取り方で2p-1 の状態数を取ることができるか
ら、この符号化方式で取り得る状態の総数はΣ(np×
p-1)(但し、Σはpを1からmまで加算)個とな
る。
【0046】このnとして適切な値を取ることにより、 Σ(np×2p-1)≧2k (但し、Σはpを1からmま
で加算) p<k+1 の両式を満たすmを選ぶことが可能となる。
【0047】この場合、同時に多重化されて送信される
拡散符号の個数は実質的にpであるから、第1実施例の
スペクトラム拡散方式通信装置において多重化される拡
散符号の個数mよりもさらに少なくなり、伝送品質の一
層の向上を図ることが可能になる。
【0048】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のスペクトラム拡散方式通信装置は、従来の
スペクトラム拡散方式通信装置に比較して、少ない数の
拡散符号の多重送信によって情報を伝送することができ
るため、伝送品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のスペクトラム拡散方式通信装置の
構成を示すブロック図、
【図2】(a)第1実施例のスペクトラム拡散方式通信
装置の符号化規則、(b)第1実施例のスペクトラム拡
散方式通信装置の復号化規則の例を示す図、
【図3】第2実施例のスペクトラム拡散方式通信装置の
構成を示すブロック図、
【図4】(a)第2実施例のスペクトラム拡散方式通信
装置の符号化規則、(b)第2実施例のスペクトラム拡
散方式通信装置の復号化規則の例を示す図、
【図5】従来のスペクトラム拡散方式通信装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 送信機 2 拡散符号発生回路 3−1〜3−n、28−1〜28−k 拡散符号 4−1〜4−m 選択された拡散符号 5 セレクタ回路 6−1〜6−m 極性反転回路 7 加算回路 8、23−1〜23−k 乗算回路 9 搬送波発生回路 10 符号化回路 11 アンテナ 12−1〜12−k 情報チャネル 13 拡散符号選択制御信号 14−1〜14−m 極性反転制御信号 15 受信機 16−1〜16−n、26−1〜26−(k+1) 相関器 17−1〜17−n ピーク/極性検出回路 18、25 復号化回路 19−1〜19−k 再生チャネル 20 アンテナ 21 ゼロレベル符号発生回路 22 ゼロレベル符号 24 基準位相検出用拡散符号 27−1〜27−(k+1) ピーク極性検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報チャネルから入力するデータ
    を、複数の拡散符号の多重送信により伝送するスペクト
    ラム拡散方式通信装置において、 送信側に、 複数の情報チャネルから入力するデータの組合せに応じ
    て、n個の拡散符号の中から多重送信に用いる拡散符号
    の種類とその拡散符号の極性とを設定する符号化手段
    と、 n個の拡散符号の中から前記符号化手段の指示する拡散
    符号を選択する選択手段と、 選択された拡散符号の極性を前記符号化手段の指示に基
    づいて反転する極性反転手段とを備え、 受信側に、 受信信号とn個の拡散符号のそれぞれとの相関を取る相
    関手段と、 前記相関手段の相関結果を基に、送信側で選択した拡散
    符号の種類とそれらの拡散符号における極性の一致また
    は不一致の状態とを識別し、それに基づいて複数の情報
    チャネルにおけるデータを復号する復号化手段とを備え
    ることを特徴とするスペクトラム拡散方式通信装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化手段が、前記多重送信に用い
    る拡散符号の個数を一定数mに設定することを特徴とす
    る請求項1に記載のスペクトラム拡散方式通信装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化手段が、前記多重送信に用い
    る拡散符号の個数を一定数m以下の複数の数に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスペクトラム拡散方
    式通信装置。
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