JPH0997945A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

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JPH0997945A
JPH0997945A JP33954395A JP33954395A JPH0997945A JP H0997945 A JPH0997945 A JP H0997945A JP 33954395 A JP33954395 A JP 33954395A JP 33954395 A JP33954395 A JP 33954395A JP H0997945 A JPH0997945 A JP H0997945A
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Takeshi Fujimoto
毅 藤本
Yumi Naito
由美 内藤
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活性層へのキャリア閉じ込めを確実にしつ
つ、内部損失および電気抵抗を低く抑えて、高効率で高
出力の半導体レーザ素子を提供する。 【構成】 半導体基板20上に、順次、第2n型クラッ
ド層11、第1n型クラッド層12、n型キャリアブロ
ック層13、活性層14、p型キャリアブロック層1
5、第1p型クラッド層16、第2p型クラッド層1
7、電流狭窄層18、p型コンタクト層19が形成され
る。キャリアブロック層13、15を1×1018cm-3
以上の高ドーピング濃度に、第1クラッド層12、16
および第2クラッド層11、17を3×1017cm-3
下の低ドーピング濃度に形成している。p型キャリアブ
ロック層15のドーパントとして、拡散性の低い炭素ま
たはマグネシウムを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信、レーザプリン
タ、レーザ医療、レーザ加工等で好適に用いられ、高効
率で高出力の動作が可能な半導体レーザ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ素子の高出力化を目的とし
て、活性層の両側に禁制帯幅が大きく厚みの薄いキャリ
アブロック層を設けることによって、キャリアブロック
層の外側に形成されるクラッド層の禁制帯幅の自由度を
大きくした半導体レーザ素子が提案されている。このよ
うな構造において、キャリアブロック層は注入キャリア
を活性層内へ効率的に閉じ込める機能を有するととも
に、キャリアブロック層が薄く形成されているため、活
性層で発生した光がキャリアブロック層を通過して外側
のクラッド層へ容易に漏れ出すことができる。そのため
半導体レーザ素子の出射端面においてレーザ光の局所集
中によって起こる瞬時光学損傷を防止し、端面破壊レベ
ルを高くすることが可能になり、高出力動作を実現でき
る。
【0003】図8(a)はこうした半導体レーザ素子の
一例を示す断面図であり、図8(b)は各層に対応した
禁制帯幅の分布図、図8(c)はキャリアブロック層と
活性層が充分に導く導波モードへの影響が無視できる場
合の実効屈折率の分布図である。図8に示す構造は、周
知の分離閉じ込めヘテロ構造(SCH、SeparateConfin
ement Heterostructure)に対して、完全分離閉じ込め
構造(PerfectSCH)と称する(国際公開WO93/
16513)。
【0004】図8(a)においてn−GaAsから成る
半導体基板(不図示)の上に、順次、第2n型クラッド
層(n−AlGaAs)1、第1n型クラッド層(n−
AlGaAs)2、n型キャリアブロック層(n−Al
GaAs)3、活性層(GaAs/AlGaAsの多重
量子井戸層)4、p型キャリアブロック層(p−AlG
aAs)5、第1p型クラッド層(p−AlGaAs)
6、第2p型クラッド層(p−AlGaAs)7が形成
される。
【0005】図8(b)に示すように、各キャリアブロ
ック層3、5の禁制帯幅は、活性層4および各クラッド
層1、2、6、7の何れよりも大きくなるように形成さ
れているため、注入されたキャリアが効率良く活性層4
に閉じ込められる。そのためレーザ発振に寄与するキャ
リア数が増加して、発振効率が向上する。
【0006】またキャリアブロック層および活性層が十
分に薄く、導波モードへの影響が無視できるとき、実効
的な屈折率分布は図8(c)に示すように、第1n型ク
ラッド層2から第1p型クラッド層6までの各層が高屈
折率部で、第2n型クラッド層1および第2p型クラッ
ド層7が低屈折率部となるスラブ導波路構造が形成され
ているため、活性層4で発生した光は高屈折率部内に広
がって伝搬する。そのため導波モードのピーク強度が減
少して出射端面での光学損傷が発生し難くなり、高出力
化が可能となる。
【0007】この他に正孔バリア層を設けたMQW(多
重量子井戸)−DCH(DecoupledConfinement Heteros
tructure)構造のInGaAsP/InP半導体レーザ
素子が報告されている。(IEEE journal of quantum el
ectronics,vol.29,No.6,JUNE.1993、p1596~1600)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】半導体レーザ素子にお
いて高効率化および高出力化を図る場合、注入キャリア
を活性層へ効率的に閉じ込めるとともに、フリーキャリ
ア吸収による内部損失の低減が重要である。
【0009】完全分離閉じ込め構造の半導体レーザ素子
では、注入キャリアは活性層に近接し、禁制帯幅が各層
の中で最も大きいキャリアブロック層によって活性層に
閉じ込められる。このキャリアブロック層は、クラッド
層への光の洩れ出しを容易にするため、0.01〜0.
05μm程度に極めて薄く形成する必要がある。禁制帯
幅が大きく極めて薄く形成されるキャリアブロック層の
ドーピング濃度が不十分な場合、キャリアブロック層全
体の空乏化が起こり活性層へのキャリア閉じ込めが不十
分となる。したがって高いドーピング効率と低い拡散性
を有するドーピング元素(ドーパント)によって、キャ
リアブロック層のドーピング濃度を高く形成する必要が
ある。ところが従来p型ドーパントとして一般的に用い
られる亜鉛は、バルク内で非常に拡散し易い元素である
ため、製造プロセス中における亜鉛の拡散長がキャリア
ブロック層の厚みよりも桁違いに大きくなり、結果的に
活性層をノンドープに保ちかつ隣接する極薄のキャリア
ブロック層には高いドーピング濃度を形成することがで
きなかった。また亜鉛が活性層まで拡散することによ
り、発光スペクトルのブロードニングが発生する問題も
あった。
【0010】また、半導体レーザ素子の効率はフリーキ
ャリア吸収による内部損失に大きく依存する。このフリ
ーキャリア吸収は光が伝搬する各層のドーピング濃度で
決定され、ドーピング濃度が高いほど内部損失が大きく
なる。そのため光が伝搬する各層のドーピング濃度は必
要最小限に低く形成する必要がある。
【0011】本発明の目的は活性層へのキャリア閉じ込
めを確実にすること、次にこれに加えて内部損失をより
低く抑えることによって高効率で高出力な半導体レーザ
素子を提供することである。
【0012】さらに高出力化の障害となる出射端面での
光学損傷を抑えて、高出力化を一層容易にする半導体レ
ーザ素子を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、活性層の両側
にn型およびp型クラッド層を設け、前記活性層に近接
して前記活性層および前記両クラッド層の禁制帯幅以上
の禁制帯幅を有するn型キャリアブロック層およびp型
キャリアブロック層をそれぞれ設けた半導体レーザ素子
において、p型キャリアブロック層のドーパントが炭素
またはマグネシウムであることを特徴とする半導体レー
ザ素子である。 また本発明は、n型およびp型キャリアブロック層のド
ーピング量は、キャリアブロック層に隣接するn型およ
びp型クラッド層のうち、少なくとも一方のドーピング
量よりも大きくなるような変調ドーピングを施したこと
を特徴とする。また本発明は、n型およびp型キャリア
ブロック層は1×1018cm-3以上に、キャリアブロッ
ク層に隣接するn型およびp型クラッド層のうち、少な
くとも一方は3×1017cm-3以下になるような変調ド
ーピングを施したことを特徴とする。 また本発明は、n型およびp型クラッド層はそれぞれ活
性層に近い順に第1クラッド層と第2クラッド層を含
み、πを円周率とし、λを発振波長とし、第1クラッド
層の最大屈折率をN1および第2クラッド層間の実効厚
みをd1とし、第2クラッド層の屈折率をN2とし、 V=(π・d1/λ)・(N12 −N220.5 と定義したとき V>π/3 となることを特徴とする。 ここで第1クラッド層の屈折率が一定の場合は最大屈折
率N1はその一定値をとるが、第1クラッド層の中で屈
折率が分布を持つ場合はその最大値を意味する。また実
効厚みd1は、前記両第2クラッド層間の任意の位置
(x)における屈折率をNw(x)とし、第2n型クラ
ッド層の活性層に近い界面の位置をx1および第2p型
クラッド層の活性層に近い界面の位置をx2とすると、
次の式で求められる。
【0014】
【数1】
【0015】また本発明は、キャリアブロック層および
クラッド層は、III−V族化合物半導体で形成されて
いることを特徴とする。 また本発明は、キャリアブロック層およびクラッド層
は、AlGaAs系化合物半導体で形成されていること
を特徴とする。
【0016】
【作用】本発明に従えば、p型キャリアブロック層に対
し、高いドーピング効率と低い拡散性を有する炭素また
はマグネシウムをドーパントとして用いることによっ
て、製造プロセスにおいてドーパントを高濃度に添加す
ることが可能となり、キャリアブロック層が極めて薄い
場合であっても、製造プロセス中に発生するドーパント
の拡散を事実上無視できる程に抑えることができる。す
なわち炭素やマグネシウムはバルク内で拡散しにくい元
素であるため、製造プロセス中における各元素の拡散長
はキャリアブロック層の厚みよりも事実上無視できるほ
ど小さくなる。その結果、ノンドープの活性層に隣接し
たキャリアブロック層が極薄であっても高いドーピング
濃度を形成することができる。
【0017】また、活性層領域をノンドープにして、そ
れに隣接するn型、p型各キャリアブロック層13、1
5のドーピング濃度を高濃度に形成することによって、
キャリアブロック層13、15全体の空乏化が抑制さ
れ、充分なポテンシャル障壁の高さを維持できるため、
注入キャリアを活性層14内に効率良く閉じ込めること
ができる。従来はp型ドーパントとして亜鉛を用いるの
が一般的であったが、亜鉛はバルク内で非常に拡散し易
い元素であるため、製造プロセス中における亜鉛の拡散
長がキャリアブロック層の厚みよりも桁違いに大きくな
り、結果的に極薄のキャリアブロック層には高いドーピ
ング濃度を形成することができなかった。また活性層ま
で拡散した亜鉛により発光スペクトルのブロードニング
が生じる問題もあった。
【0018】本発明によれば、特に、キャリアブロック
層を例えば0.01〜0.03μm程度に極めて薄く形
成した場合であっても、ドーパントとして拡散性の低い
炭素またはマグネシウムを用いることによって、前述の
ようなステップドーピングを容易に実現できる。したが
って、キャリアブロックの効果が十分発揮されるため、
発光再結合に寄与しない無効電流が格段に減少し、発振
閾値の温度依存性(特性温度)が向上してレーザ発振効
率が向上する。
【0019】ちなみに、GaAs内での各元素の拡散定
数は、ある条件下で炭素Cが1×10-15cm2/sec
(900℃)(文献1)、マグネシウムMgが1.4×
10-13cm2/sec(900℃)(文献2)、亜鉛Z
nが3.2×10-8cm2/sec(900℃)(文献
2)という報告例がある。(文献1:Journal VacuumSc
ience Technology A. Vol8,No3,May/Jun 1990 p2980、
文献2:JournalAppl. Phys.59(4),15(1986)1156)。こ
のように亜鉛に比べて炭素は7桁、マグネシウムは5桁
のオーダで拡散性が低い。したがって炭素がより好まし
い。なお拡散長は、拡散定数の平方根に比例する。
【0020】図2は、AlGaAs中における各種p型
ドーパントのアクセプター準位を示すグラフである。こ
のグラフは横軸をAl組成xの変化で示している。亜鉛
はAl組成が多くなるほどアクセプター準位が深くなる
傾向があるのに対して、炭素やマグネシウムは、Al組
成xが変化しても全体として亜鉛より浅いアクセプター
準位を形成する元素であるため、p型キャリアブロック
層15の電子に対するポテンシャル障壁を高くすること
ができ、キャリア閉じ込め作用が大きくなる。
【0021】また、n型およびp型キャリアブロック層
のドーピングは、キャリアブロック層に隣接するn型お
よびp型クラッド層のうち、少なくとも一方のドーピン
グよりも高濃度になるような変調ドーピングを施すこと
によって、キャリアブロック層による活性層へのキャリ
ア閉じ込めが確実に行われ、しかも光が伝搬するクラッ
ド層のフリーキャリア濃度が低減化できるため内部損失
を低く抑えることができる。その際、n型およびp型キ
ャリアブロック層は1×1018cm-3以上に、キャリア
ブロック層に隣接するn型およびp型クラッド層は3×
1017cm-3以下の変調ドーピングであればキャリア閉
じ込め機能を十分に発揮しながら内部損失を低く抑える
ことができる。なお、各キャリアブロック層への過度な
ドーピングはフリーキャリア吸収の増大や結晶性の劣化
を招くのでドーピング量の上限は、1×1019cm-3
好ましい。また、各クラッド層のドーピング量の下限
は、電気抵抗をあまり大きくしないため1×1016cm
-3が好ましい。
【0022】炭素またはマグネシウムをドーピングする
ことによって、活性層に隣接したキャリアブロック層を
導波モードに影響しない程度まで薄く形成することが初
めて可能となる。
【0023】したがってn型およびp型クラッド層を活
性層に近い順に第1クラッド層と第2クラッド層という
複数層のクラッド層で構成し、さらに第2クラッド層に
はさまれる活性層、キャリアブロック層、第1クラッド
層からなる光導波路の規格化周波数Vをπ/3より大き
く形成することによって導波モードを理想とするガウス
型に近づけることが可能となる。また活性層領域での導
波モードのピーク強度が減少し、半導体レーザ素子の出
射端面での光学損傷レベルをより高くすることが可能に
なる。またマルチモード化しないためには、規格化周波
数Vは2π以下であることが好ましい。
【0024】また、キャリアブロック層およびクラッド
層はIII−V族化合物半導体で形成されていることに
よって、炭素またはマグネシウムの拡散性がより低く保
たれるため、キャリアブロック層のドーピング濃度を高
く形成できる。
【0025】また、キャリアブロック層およびクラッド
層がAlGaAs系化合物半導体で形成することが好ま
しく、その場合、図2に示すように、炭素およびマグネ
シウムが形成するアクセプタ準位が浅くなるため、キャ
リアブロック層のポテンシャル障壁を高くできる。しか
も高いドーピング効率と低い拡散性によってキャリアブ
ロック層のドーピング濃度を高く形成できる。
【0026】
【実施例】
(実施例1)図1(a)は本発明の第1実施例の構成を
示す断面図である。
【0027】この半導体レーザ素子において、半導体基
板(n−GaAs)20の上に順次、第2n型クラッド
層(n−Al0.48Ga0.52As、ドナー濃度:1×10
18cm-3、厚み:0.7μm)11、第1n型クラッド
層(n−Al0.31Ga0.69As、ドナー濃度:1×10
18cm-3、厚み:0.4μm)12、n型キャリアブロ
ック層(n−Al0.60Ga0.40As、ドナー濃度:1×
1018cm-3、厚み:0.014μm)13、活性層
(DQW:二重量子井戸、GaAs/Al0.31Ga0.6 9
As、ドーピング無し)14、p型キャリアブロック層
(p−Al0.50Ga0.50As、アクセプター濃度:1×
1018cm-3、厚み:0.021μm)15、第1p型
クラッド層(p−Al0.31Ga0.69As、アクセプター
濃度:1×1018cm-3、厚み:0.4μm)16、第
2p型クラッド層(p−Al0.48Ga0.52As、アクセ
プター濃度:1×1018cm-3、厚み:0.7μm)1
7、電流狭窄層(n−GaAs、ドナー濃度:1×10
18cm-3、厚み:0.3μm)18、p型コンタクト層
(p−GaAs、アクセプター濃度:3×1017cm-3
〜1×1019cm-3、厚み:2μm)19が、MOCV
D(有機金属気相成長法)で形成されている。ここでド
ナーはSeをドープ,アクセプターはp型コンタクト層
以外はCをドープし、p型コンタクト層はZnをドープ
したものである。
【0028】p型コンタクト層19の上面および半導体
基板20の下面には、オーミック電極21、22がそれ
ぞれ形成される。
【0029】図1(b)は第2n型クラッド層11から
第2p型クラッド層17までの各層のドーピング濃度の
分布図である。
【0030】注目すべき点は、p型キャリアブロック層
15のドーパントとして炭素を用いている点である。
【0031】比較例1はアクセプターがすべて亜鉛をド
ープしたものであり、その他の点は実施例1と同じ構成
である。
【0032】図3および図4は、MOCVDで作製した
完全分離閉じ込め構造の半導体レーザ素子の活性層近傍
における各種元素の濃度分布グラフである。図3は、実
施例1に相当し、p型ドーパントとして炭素(C)を用
いている。図4は、比較例1に相当し、p型ドーパント
として亜鉛(Zn)を用いている。また、どちらもn型
ドーパントにはセレン(Se)を用いている。なお、図
3と図4に用いたサンプルは濃度分布測定用に作成した
サンプルで図3は実施例1のサンプルとp型キャリアブ
ロック層がAl0.60Ga0.40As、第1クラッド層がA
0.30Ga0.70Asである点が異なり、図4のサンプル
は比較例1のサンプルと、p型キャリアブロック層がA
0.60Ga0.40As、第1クラッド層がAl0.30Ga
0.70Asである点が異なっている。
【0033】これらのグラフは、SIMS(Secondary
Ion Mass Spectrometry)による測定結果を横軸に層厚方
向の深さ、縦軸に元素濃度に対応する信号強度をとって
示したものである。ここで、深さD1はp型キャリアブ
ロック層の位置に対応し、深さD2はn型キャリアブロ
ック層の位置に対応している。
【0034】まず、図3のAl組成xに関して、深さD
1より浅い領域である第1p型クラッド層でx=0.
3、深さD1であるp型キャリアブロック層でx=0.
6、深さD1とD2の間の活性層でx<0.3、深さD
2であるn型キャリアブロック層でx=0.6、深さD
2より深い領域である第1n型クラッド層でx=0.3
となるようにそれぞれ形成されている。また、Al組成
xは禁制帯幅の大きさに対応しており、活性層で禁制帯
幅は極小になり、両側のキャリアブロック層で極大にな
っている。なお、活性層は二重量子井戸であるため複数
の凹凸が現れるべきであるが、SIMSの分解能によっ
て鈍っている。
【0035】図3の炭素の元素濃度dcに関して、深さ
D1より浅い領域でdc=1×1018cm-3、深さD2
より深い領域で炭素濃度が殆ど無いようにそれぞれ形成
されている。
【0036】図3のセレンの元素濃度dsに関して、深
さD2より浅い領域でセレン濃度が殆ど無いように、深
さD1より深い領域でds=1×1018cm-3となるよ
うにそれぞれ形成されている。
【0037】次に、図4のAl組成xおよびセレン濃度
dsに関して、図3と同様なグラフが得られ、両者はほ
ぼ一致している。
【0038】しかし、図4の亜鉛の元素濃度dzに関し
て、深さD1より浅い領域でdz=1×1018cm-3
なるが、深さD1に向かって深くなるにつれて徐々に減
少し、深さD1では濃度ピークが半減している。このよ
うに亜鉛は拡散性が高く、キャリアブロック層が薄い場
合には亜鉛が他の層へ拡散してしまうため、ドーピング
濃度を高く形成することが難しいことが判る。さらに活
性層が亜鉛に汚染されていることも判る。
【0039】これに対し、炭素は拡散性の低い元素であ
るため、キャリアブロック層15が極めて薄い場合であ
っても、充分高いドーピング濃度を形成することがで
き、層全体の空乏化を防止できる。また、マグネシウム
についても炭素と同様なグラフが得られる。
【0040】なお、実施例1と比較例1とを比較するた
め、素子の特性温度、内部損失を測定した結果を下記
(表1)に示す。両者とも層構成、Al組成x、ドーピ
ング濃度が同じで、比較例1はp型キャリアブロック層
15のドーパントとして亜鉛を用いている点だけが実施
例1と異なる。なお、その他の条件として、半導体レー
ザ素子のキャビティ長700μm、電流注入ストライプ
幅50μm、光学コーティング無しについても同じであ
る。その結果、発振閾値の温度依存性を示す特性温度は
120Kから140Kに改善されることが確認された。
これはドーパントを亜鉛にくらべて拡散がはるかに小さ
い炭素にすることにより、キャリアブロック層を意図し
た濃度に維持することができ、そのために亜鉛の場合に
比べてキャリアを活性層に確実に閉じ込めることができ
たためと考えられる。
【0041】
【表1】
【0042】(実施例2)図5(a)は本発明の第2実
施例の構成を示す断面図である。
【0043】この半導体レーザ素子において、半導体基
板(n−GaAs)20の上に順次、第2n型クラッド
層(n−Al0.48Ga0.52As、ドナー濃度:3×10
17cm-3、厚み:0.7μm)11、第1n型クラッド
層(n−Al0.31Ga0.69As、ドナー濃度:3×10
17cm-3、厚み:0.4μm)12、n型キャリアブロ
ック層(n−Al0.60Ga0.40As、ドナー濃度:1×
1018cm-3、厚み:0.014μm)13、活性層
(DQW:二重量子井戸、GaAs/Al0.31Ga0.69
As、ドーピング無し)14、p型キャリアブロック層
(p−Al0.50Ga0.50As、アクセプター濃度:1×
1018cm-3、厚み:0.021μm)15、第1p型
クラッド層(p−Al0.31Ga0.69As、アクセプター
濃度:3×1017cm-3、厚み:0.4μm)16、第
2p型クラッド層(p−Al0.48Ga0.52As、アクセ
プター濃度:3×1017cm-3、厚み:0.7μm)1
7、電流狭窄層(n−GaAs、ドナー濃度:1×10
18cm-3、厚み:0.3μm)18、p型コンタクト層
(p−GaAs、アクセプター濃度:3×1017cm-3
〜1×1019cm-3、厚み:2μm)19が、MOCV
Dで形成されている。ここでドナーはSeをドープ,ア
クセプターはp型コンタクト層以外はCをドープし、p
型コンタクト層はZnをドープしたものである。
【0044】p型コンタクト層19の上面および半導体
基板20の下面には、オーミック電極21、22がそれ
ぞれ形成される。
【0045】図5(b)は第2n型クラッド層11から
第2p型クラッド層17までの各層のドーピング濃度の
分布図である。注目すべき点は、図5(b)に示すよう
に、n型キャリアブロック層13のドナー濃度およびp
型キャリアブロック層15のアクセプター濃度を1×1
18cm-3またはそれ以上の高濃度に形成し、第2n型
クラッド層11および第1n型クラッド層12のドナー
濃度ならびに第1p型クラッド層16および第2p型ク
ラッド層17のアクセプター濃度を3×1017cm-3
たはそれ以下の低濃度に形成して、いわゆる変調ドーピ
ングを施している点である。
【0046】各キャリアブロック層13、15のドーピ
ング濃度を高濃度に形成することによって、キャリアブ
ロック層13、15全体の空乏化が抑制され、充分なポ
テンシャル障壁の高さを維持できるため、注入キャリア
を活性層14内に効率良く閉じ込めることができる。ま
た、光が漏れだしている領域、すなわち各クラッド層1
1、12、16、17のドーピング濃度を低濃度に形成
することによって、光のフリーキャリア吸収が減少し
て、レーザ発振効率が向上する。
【0047】実施例2の素子についても同様に、キャビ
ティ長700μm、電流注入ストライプ幅50μm、光
学コーティング無しという条件で、特性温度、内部損失
を測定した結果を上記(表1)に示す。実施例1と比べ
て、特性温度は変化しないが、内部損失が1/5になり
大幅に改善されていることが判る。
【0048】比較例2はアクセプターがすべて亜鉛をド
ープしたものであり、その他の点は実施例2と同じ構成
である。
【0049】図6は、実施例2に相当するサンプルの活
性層近傍における各種元素の濃度分布グラフであり、p
型ドーパントとして炭素(C)を用いている。図7は、
比較例2に相当するサンプルのものであり、p型ドーパ
ントとして亜鉛(Zn)を用いている。また、どちらも
n型ドーパントにはセレン(Se)を用いている。な
お、図6と図7に用いたサンプルは濃度分布測定用に作
成したサンプルで図6は実施例2のサンプルとp型キャ
リアブロック層がAl0.60Ga0.40As、第1クラッド
層がAl0.30Ga0.70Asである点が異なり、図7のサ
ンプルは比較例2のサンプルとp型キャリアブロック層
がAl0.60Ga0.40As、第1クラッド層がAl0.30
0.70Asである点が異なっている。
【0050】これらのグラフは、図3および図4と同様
に、SIMSによる測定結果を横軸に層厚方向の深さ、
縦軸に元素濃度に対応する信号強度をとって示してい
る。深さD1はp型キャリアブロック層の位置に対応
し、深さD2はn型キャリアブロック層の位置に対応し
ている。
【0051】まず、図6のAl組成xに関して、深さD
1より浅い領域である第1p型クラッド層でx=0.
3、深さD1であるp型キャリアブロック層でx=0.
6、深さD1とD2の間の活性層でx<0.3、深さD
2であるn型キャリアブロック層でx=0.6、深さD
2より深い領域である第1n型クラッド層でx=0.3
となるようにそれぞれ形成されている。
【0052】図6の炭素の元素濃度dcに関して、深さ
D1より浅い領域でdc=3×1017cm-3、深さD2
でdc=1×1018cm-3、深さD2より深い領域で炭
素濃度が殆ど無いようにそれぞれ形成されている。
【0053】図6のセレンの元素濃度dsに関して、深
さD2より浅い領域でセレン濃度が殆ど無いように、深
さD2でds=1×1018cm-3、深さD2より深い領
域でds=3×1017cm-3となるようにそれぞれ形成
されている。
【0054】次に、図7のAl組成xおよびセレン濃度
dsに関して、図6と同様なグラフが得られ、両者はほ
ぼ一致している。
【0055】しかし、図7の亜鉛の元素濃度dzに関し
て、深さD1より浅い領域でdz=3×1017cm-3
なるが、深さD1近傍から深くなるにつれて徐々に減少
し、深さD1では濃度ピークが現れていない。このよう
に亜鉛は拡散性が高く、キャリアブロック層が薄い場合
には亜鉛が他の層へ拡散してしまうため、ドーピング濃
度を高く形成することが難しいことが判る。
【0056】これに対し、炭素は拡散性の低い元素であ
るため、キャリアブロック層15が極めて薄い場合であ
っても、ほぼ理想的な変調ドーピングを実現することが
できる。また、マグネシウムについても炭素と同様なグ
ラフが得られる。
【0057】実施例2および比較例2の各素子について
も同様に、キャビティ長700μm、電流注入ストライ
プ幅50μm、光学コーティング無しという条件で、特
性温度、内部損失および測定した結果を上記(表1)に
示す。比較例2のサンプル構成は実施例2のサンプル構
成で、アクセプターとして亜鉛をドープした点だけが異
なる。実施例2は、比較例2と比べて、特性温度が90
Kから140Kに大幅に改善されていることが判る。
【0058】実施例1と実施例2の規格化周波数Vはπ
である。規格化周波数がπ/3より小さくても本発明の
目的は達せられるが、規格化周波数がπ/3以上であれ
ば、出射端面での光学損傷が抑制されて高出力化が一層
容易になるので、π/3以上がより好ましい。
【0059】なお、実施例2は第1クラッド層と第2ク
ラッド層ともに低濃度にしているが、活性層に近い第1
クラッド層だけを低濃度にしてもよい。
【0060】以上の説明において、半導体レーザ素子の
材料としてAlGaAs系半導体を用いる例を示した
が、炭素やマグネシウムがp型ドーパントとして機能す
る材料であれば本発明を適用することができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、p
型キャリアブロック層のドーパントとして炭素またはマ
グネシウムを用いることによって、キャリアブロック層
が薄い場合であっても、充分なドーピング濃度を実現で
きる。そのためキャリアブロック層による活性層へのキ
ャリア閉じ込めが確実に行われる。これは特性温度の向
上に寄与する。また量子井戸層にドーパントが拡散する
ことがないため、発光スペクトルのブロードニングを防
ぐことができる。
【0062】また、光が伝搬するクラッド層のフリーキ
ャリア濃度を低減化できるため、内部損失を低く抑える
ことができる。
【0063】さらに出射端面での光学損傷を抑制でき、
より高出力化できる。
【0064】こうして完全分離閉じ込め構造の半導体レ
ーザ素子において、高効率化および高出力化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1実施例の構成を示す
断面図であり、図1(b)は第1n型クラッド層から第
2p型クラッド層までの各層のドーピング濃度の分布図
である。
【図2】AlGaAs中における各種p型ドーパントの
アクセプター準位を示すグラフである。
【図3】p型ドーパントとして炭素を用いた実施例1に
相当するサンプルの活性層近傍における各種元素の濃度
分布グラフである。
【図4】p型ドーパントとして亜鉛を用いた比較例1に
相当するサンプルの活性層近傍における各種元素の濃度
分布グラフである。
【図5】図5(a)は本発明の第2実施例の構成を示す
断面図であり、図5(b)は第1n型クラッド層から第
2p型クラッド層までの各層のドーピング濃度の分布図
である。
【図6】p型ドーパントとして炭素を用いた実施例2に
相当するサンプルの活性層近傍における各種元素の濃度
分布グラフである。
【図7】p型ドーパントとして亜鉛を用いた比較例2に
相当するサンプルの活性層近傍における各種元素の濃度
分布グラフである。
【図8】図8(a)は従来の半導体レーザ素子の一例を
示す断面図であり、図8(b)は各層に対応した禁制帯
幅の分布図、図8(c)は実効屈折率の分布図である。
【符号の説明】
11 第2n型クラッド層 12 第1n型クラッド層 13 n型キャリアブロック層 14 活性層 15 p型キャリアブロック層 16 第1p型クラッド層 17 第2p型クラッド層 18 電流狭窄層 19 p型コンタクト層 20 半導体基板 21、22 オーミック電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層の両側にn型およびp型クラッド
    層を設け、前記活性層に近接して前記活性層および前記
    両クラッド層の禁制帯幅以上の禁制帯幅を有するn型キ
    ャリアブロック層およびp型キャリアブロック層をそれ
    ぞれ設けた半導体レーザ素子において、p型キャリアブ
    ロック層のドーパントが炭素またはマグネシウムである
    ことを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】 n型およびp型キャリアブロック層のド
    ーピング量は、キャリアブロック層に隣接するn型およ
    びp型クラッド層のうち、少なくとも一方のドーピング
    量より大きくなるような変調ドーピングを施したことを
    特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素子。
  3. 【請求項3】 n型およびp型キャリアブロック層のド
    ーピング量は1×1018cm-3以上に、キャリアブロッ
    ク層に隣接するn型およびp型クラッド層のうち、少な
    くとも一方のドーピング量は3×1017cm-3以下にな
    るような変調ドーピングを施したことを特徴とする請求
    項2記載の半導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】 n型およびp型クラッド層はそれぞれ活
    性層に近い順に第1クラッド層と第2クラッド層を含
    み、 πを円周率とし、λを発振波長とし、第1クラッド層の
    最大屈折率をN1、第2クラッド層の屈折率をN2と
    し、第2クラッド層間の実効厚みをd1とし、規格化周
    波数Vを V=(π・d1/λ)・(N12 −N220.5 と定義したとき V>π/3 となることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の
    半導体レーザ素子。
  5. 【請求項5】 キャリアブロック層およびクラッド層
    は、III−V族化合物半導体で形成されていることを
    特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の半導体レーザ
    素子。
  6. 【請求項6】 キャリアブロック層およびクラッド層
    は、AlGaAs系化合物半導体で形成されていること
    を特徴とする請求項5記載の半導体レーザ素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020501355A (ja) * 2016-12-01 2020-01-16 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH 放射線放出半導体ボディ、および半導体積層体の製造方法

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