JPH0997889A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JPH0997889A
JPH0997889A JP7254137A JP25413795A JPH0997889A JP H0997889 A JPH0997889 A JP H0997889A JP 7254137 A JP7254137 A JP 7254137A JP 25413795 A JP25413795 A JP 25413795A JP H0997889 A JPH0997889 A JP H0997889A
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JP
Japan
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image sensor
semiconductor image
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semiconductor
electronic device
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JP7254137A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takeuchi
均 竹内
Masaaki Bandai
雅昭 万代
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S I I R D CENTER KK
Original Assignee
S I I R D CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数チップ実装型半導体イメージセンサ装置
において、より精度が良く、信頼性が高く、多くの情報
が得られ、かつ剛性が高い構造を実現する。 【解決手段】 複数チップ実装型半導体イメージセンサ
装置ユニットを複数個、互いに定められた位置関係でス
ペーサを用いて固定する。1回の入力信号(光または放
射線)が、複数の半導体イメージセンサチップを通過
し、同時に複数系統の出力信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ、半導体
イメージセンサ装置等の複数の半導体チップで構成され
る電子装置に関する。その一例として取り上げる半導体
イメージセンサ装置は、可視領域や赤外また紫外の光は
もとより、特にはX線や放射線および荷電粒子の測定に
用いられるものに適用され、フォトダイオード、フォト
ダイオードアレイ、フォトセンサ、マイクロストリップ
センサ、両面マイクロストリップセンサ、放射線セン
サ、半導体フォトセンサ、半導体撮像装置等と称される
半導体集積回路装置をさす。ここで、このような光や放
射線を受けて信号を出すことを、検出すると称し、検出
する部位を受光面領域と称する。さらにその配列された
もので検出した信号を2次元的な情報(イメージ)とし
て取り出す装置をイメージセンサ装置と称する。これら
の装置は、1個のセンサチップだけでその機能を果たす
場合もあるが、本発明でとりあげるのは、複数個のセン
サチップを機械的・電気的に一体のものにして、この一
体になったもの全体で半導体イメージセンサ装置として
機能させるような構造のものについてである。以下、上
述のようなものを複数チップ実装型半導体イメージセン
サ装置と称する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの様な分野の技術としては、図
19に示すような技術が知られている。同様の技術は特
開平6−302792によって開示されている。図19
は従来の半導体イメージセンサ装置の一例を示す斜視図
である。半導体イメージセンサチップ1が4個正確な位
置関係で並んで、お互いの間をシリコンやガラス等に配
線が施された接続チップ4を用いて機械的に固定すると
ともに電気的に接続し、さらに、これら4個の半導体イ
メージセンサチップ1の両脇に、これらの4個のセンサ
チップの制御や情報の取り出しを行うための半導体駆動
チップ2がフェイスダウン実装された駆動基板3が2枚
レイアウトさており、これも接続チップ4で半導体イメ
ージセンサチップ1と機械的に固定するとともに電気的
に接続されている。さらに装置全体の剛性を向上するた
めに補強板21を両サイドに取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の複数チ
ップ実装型半導体イメージセンサ装置では、次のような
問題点がある。 (1)半導体イメージセンサチップの受光面領域に不感
帯が発生した場合、不感帯領域からの有効な情報の取り
出しは不可能となってしまう。 (2)各半導体イメージセンサチップ間の位置関係にバ
ラツキがあると正確な座標位置の測定が困難になる。 (3)各半導体イメージセンサチップ間の感度にバラツ
キがあると正確な入射線(光線、放射線、荷電粒子等)
の大きさの測定が困難になる。 (4)半導体イメージセンサチップへの入射線の傾き
や、変化量の測定は困難である。 (5)剛性を確保するために専用の補強部材が必要であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、従来例から補強板を除いたものと同様
である複数チップ実装型半導体イメージセンサユニット
(以下半導体イメージセンサユニットと称する)を複数
個、互いに定められた位置関係で固定するように複数チ
ップ実装型半導体イメージセンサ装置を構成する。
【0005】これにより、1回の入射線(光線、放射
線、荷電粒子等)が、複数の半導体イメージセンサチッ
プを通過することになり、同時に複数系統の出力信号が
得られ、より精度が良く、より信頼性が高く、より多く
の情報を入手できるようになる。
【0006】また、複数の半導体イメージセンサユニッ
トを固定すると、単体の半導体イメージセンサユニット
よりもはるかに大きな剛性が得られる。半導体イメージ
センサユニット間の定められた位置関係での固定にはス
ペーサと接着剤を用い、スペーサには必要に応じて補
強、放熱、外部フレームへの取り付け、の機能も持た
せ、形状、 材質も最適のものを選択する。
【0007】
【作用】上記のように構成された複数チップ実装型半導
体イメージセンサ装置においては、以下のような作用が
得られる。 (1)一つの半導体イメージセンサユニットの受光面領
域の一部または全体が不感帯となった場合でも、他の半
導体イメージセンサユニットの対応する部分が正常に動
作していれば、複数チップ実装型半導体イメージセンサ
装置としての不感帯の発生を防げる。 (2)各半導体イメージセンサチップの位置関係や感度
にバラツキがある場合、複数の半導体イメージセンサユ
ニットからの各出力信号を統計手法等を用い、相互補正
することにより、ユニット単体での測定より、誤差が少
なくなる。 (3)片面のみ受光面エリアの半導体イメージセンサチ
ップを使用した場合でも、各半導体イメージセンサユニ
ットで、センスラインの方向の異なる半導体イメージセ
ンサチップを使用することにより、平面座標情報を得る
ことが出来る。 (4)各半導体イメージセンサユニットからの入射線の
座標データの変化量から、入射角度を求めることが出来
る。 (5)同様に各半導体イメージセンサユニットからの入
射量データの変化量から、入射線のエネルギーの減衰率
を求めることも可能になる。 (6)複数の半導体イメージセンサユニットをお互いに
固定することにより、断面2次モーメントが大きくな
り、単体のときに比べ高い剛性が得られる。従って、余
計な補強手段が不要となり、補強材による受光面への悪
影響も少なくなる。 (7)半導体イメージセンサユニット間の固定用のスペ
ーサを放熱板や外部フレームへの取り付け板と兼用のも
のにすることにより、部品点数が少なく抑えられる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1、図2、図3、図4は本発明にかかる半
導体イメージセンサ装置の第1の実施例の基本的な構成
を示した図で、図1は斜視図、図2は分解図、図3は正
面図、図4は上面図である。
【0009】半導体イメージセンサチップ1が4個正確
な位置関係で並んで、お互いの間をシリコンやガラス等
に配線が施された接続チップ4を用いて機械的に固定す
るとともに電気的に接続し、さらに、これら4個の半導
体イメージセンサチップ1の両脇に、これらの4個のセ
ンサチップの制御や情報の取り出しを行うための半導体
駆動チップ2がフェイスダウン実装された駆動基板3が
2枚レイアウトさており、これも接続チップ4で半導体
イメージセンサチップ1と機械的に固定するとともに電
気的に接続されている。このような構成のものを半導体
イメージセンサユニットと称する。上側半導体イメージ
センサユニット8と下側半導体イメージセンサユニット
9の二つのユニットが、半導体イメージセンサチップ1
の部分を4個所と駆動基板3の部分2個所を、それぞれ
スペーサA6とスペーサB7と接着剤を用いて、正確な
位置関係で固定されている。
【0010】半導体イメージセンサユニットの主要構成
要素である半導体イメージセンサチップ1は、左右方向
の両端接続部の表裏両面に接続用電極(図示されていな
い)を持ち、接続部以外は両面ともイメージセンサとな
っている。センスラインの方向は各面で異なっており、
多層配線により長手方向端まで信号線が導かれている。
これにより、外部からの入射線(光線、放射線、荷電粒
子等)のチップ内での平面位置座標とその大きさを知る
ことが出来る。また、半導体イメージセンサチップ1を
複数枚つなげて使用することによりより広い範囲の測定
が可能となる。本実施例では一つの半導体イメージセン
サユニットに4個の半導体イメージセンサチップ1が使
われているが、用途に応じて4個以外の個数の半導体イ
メージセンサチップが使用される場合もある。
【0011】実際の半導体イメージセンサチップ1は長
手方向が4〜8cm、その直角方向は2〜4cmのサイ
ズで一般的な半導体よりはかなり大きく、その中に数百
本のセンスライン5が(図1ではセンスライン5は8本
しか描いてないが)、数十ミクロン位のピッチで整然と
並んでいるような構造のものである。したがって、図1
に描いた半導体イメージセンサ装置全体では、長さおよ
そ数十cm、幅2〜4cm程度で、上側半導体イメージ
センサユニット8と下側半導体イメージセンサユニット
9の間隔は数百ミクロン〜数mm程度のサイズのもので
ある。
【0012】ここで仮に一方の上側半導体イメージセン
サユニット8の受光面領域の一部または全体が不良とな
った場合でも、他方の下側半導体イメージセンサユニッ
ト9が活きていれば、二つの半導体イメージセンサユニ
ットはほぼおなじ受光面領域を有しているので、不感エ
リアの発生は、無もしくは最小限に抑えられる。
【0013】半導体イメージセンサユニット内で正確で
あるはずの各半導体イメージセンサチップ1相互間の位
置関係や、感度にバラツキ誤差がある場合でも、二つの
半導体イメージセンサユニットで、全く同一の誤差とな
る確率は低いと考えられるので、各半導体イメージセン
サユニットから得られる出力データ(入射座標、入射
量)を平均化する等の統計処理を行い、相互補正(校
正)することにより、単体ユニットでの測定より精度の
高い出力情報が得られる。また、単体ユニットと同程度
の精度であれば、各半導体イメージセンサチップ1の位
置、感度の許容範囲が大きくなる。
【0014】スペーサA6は各半導体イメージセンサユ
ニット間の半導体イメージセンサチップ1同士の固定用
で、ユニット間の間隔を正確に保ち装置の剛性を確保す
る。半導体イメージセンサチップ部のスペーサは質量が
小さく、測定したい入射線への影響(吸収、反射等)が
少なく、剛性の高いものが望ましい。例えば発泡材料で
あるロハセル(商品名)や、プラスチック、ガラス、ベ
リリウムやCFRP等が用いられる。
【0015】スペーサB7は駆動基板3同士の固定用
で、間隔を保ち、剛性を確保すること以外にも、装置外
部のフレームに取り付けるための取り付け穴を有し、ま
た半導体駆動チップ2から発生した熱を吸収し、外部フ
レームに放熱する放熱板の役割もはたしている。
【0016】駆動基板部のスペーサは固定部が受光面エ
リアではなく、駆動チップからの発熱を伴うので、入射
線への影響よりも、熱伝導が良く、軽量で剛性があるも
のが望ましい。例えばアルミ合金等が用いられる。スペ
ーサに導電性の材料を用いる場合で、スペーサの電位の
制御が必要な場合は、スペーサ間を電気的に接続して必
要な電位を与えるようにする。
【0017】スペーサと半導体イメージセンサユニット
の固定には接着剤を用いている。接着剤は硬化時の熱膨
張率の違いや収縮、等による応力や変形が少なく、かつ
使用環境(放射線等)に対する耐性が高く、影響が少な
いものが望ましい。例えばエポキシ系常温硬化型接着剤
等が用いられる。また、駆動基板部に使用する接着剤は
熱伝導が良いものが望ましい。
【0018】スペーサを固定する手段としては溶着や陽
極接合等、接着剤以外の方法で固定してもかまわない。
二つ以上の半導体イメージセンサユニットをお互いに固
定することにより、断面2次モーメントが大きくなり、
単体のときに比べ高い剛性が得られる。従って、余分な
補強手段が不要となり、補強材による受光面への悪影響
も少なくなる。
【0019】半導体イメージセンサユニット同士をお互
いに固定する手段としてはスペーサ以外でも、それぞれ
のユニットを単体で補強して外部フレームに固定する
等、定められた位置関係で固定できる手段であればどん
な方法でも良い。半導体イメージセンサチップ1同士ま
たは半導体イメージセンサチップ1と駆動基板3とを電
気的・機械的に接続・固定する手段としては接続チップ
4による方法以外にも、ワイヤーボンディングと端面接
着の併用や、フレキシブルプリントケーブルと端面接着
の併用等、電気的・機械的に接続・固定する手段であれ
ばどんな方法であっても、また複数の方法を併用しても
構わない。ここで端面接着とは、隣接する半導体イメー
ジセンサチップ相互間あるいは半導体イメージセンサチ
ップと駆動基板の端面間を接着剤等を用いて機械的に一
体化することである。
【0020】図5は本発明にかかる半導体イメージセン
サ装置の第1の実施例の入射部の拡大断面図である。入
射線10は上側半導体イメージセンサユニット8の検出
部A11と下側半導体イメージセンサユニット9の検出
部B12を通過している。このとき、検出部A11と検
出部B12からの平面座標データをそれぞれ(XA,Y
A)、(XB,YB)とすると、予め定められているユ
ニット間の距離dと、(XB−XA)、(YB−YA)
から、入射角度を求めることが出来る。
【0021】同様に検出部A11と検出部B12からの
入射線量データの変化から、減衰率を求めることも可能
になる。本実施例では各半導体イメージセンサユニット
間の位置関係は、平行に定められた距離(d)分、離れ
ているものであるが、用途・目的に応じてユニット間の
角度、距離は任意に設定出来る。距離が離れているとよ
り正確な入射線の角度が測定でき、剛性もより有利にな
るが、スペーサは大きなものが必要になる。一方、距離
が近ければ入射線に傾きがあっても各半導体イメージセ
ンサユニットでの検出位置は近くなるので、ユニット同
士の補完的・安全弁的役割が大きくなる。
【0022】これから説明する本発明にかかる第2から
第8の実施例は第1の実施例のスペーサA6の部分の形
状が異なるものである。図6は本発明にかかる半導体イ
メージセンサ装置の第2の実施例のスペーサを示す上面
図である。半導体イメージセンサユニット外形(想像)
線14が2点鎖線で示されている。上下のユニット間に
棒状のスペーサC13が各半導体イメージセンサチップ
の長手方向に2個ずつ合計8個レイアウトされている。
第1の実施例のスペーサA6に比べスペーサC13の体
積が小さいため、質量が小さくでき、受光面への影響を
小さくできる。
【0023】図7は本発明にかかる半導体イメージセン
サ装置の第3の実施例のスペーサの上面図と側面図であ
る。棒状のスペーサD15は半導体イメージセンサユニ
ットの半導体イメージセンサチップ部分の長手方向一杯
迄延びていて、合計2個使用されている。半導体イメー
ジセンサチップの接続部付近は接続チップを避けるため
の逃げ加工が施されている。本実施例の様に長手方向に
一体化されていて、剛性があるスペーサであれば、補強
の効果が高くなる。
【0024】図8は本発明にかかる半導体イメージセン
サ装置の第4の実施例のスペーサを示す上面図である。
棒状のスペーサE16を各半導体イメージセンサチップ
の長手方向と垂角な方向にに2個ずつ合計8個レイアウ
トしている。図9は本発明にかかる半導体イメージセン
サ装置の第5の実施例のスペーサを示す上面図である。
本実施例では比較的小さな棒状のスペーサF17がユニ
ット中央を中心に同心円状にレイアウトされている。
【0025】入射線の角度がスペーサと直角に近くなる
ようにレイアウトを行うと、入射線がスペーサの内部を
通過する長さが短くなり、入射線や、受光面への影響
(反射、吸収、発熱等)を少なくできる。半導体イメー
ジセンサユニットの長手方向からの入射線の測定には第
2、第3の実施例が、直角方向からの入射線の測定に
は、第4の実施例が、ユニット中央付近から放射状に発
散する入射線の測定には第5の実施例が、それぞれ適し
たレイアウトである。
【0026】図10は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の第2、第3、第4、第5の実施例での種々
(a)〜(f)のスペーサ断面例を示す上面図である。
棒状のスペーサの断面形状を工夫することにより、剛性
向上や、軽量化、各種材料への対応等が実現できる。
(a)はH型断面で第3の実施例の様な接続部の逃げ加
工部があっても、中央の横バーにより剛性低下を最小限
に出来る。(b)は(a)を90度回転した形状である
が、接着面積が稼げる点が有利である。(c)の中空の
角柱は剛性・接着性とも優れているが、(a)(b)に
比べ質量がやや大きく加工が難しくなる。(d)や
(e)のような形状はCFRP等の薄板状の材料の折り
曲げ加工での作製がも可能であり、材料選択の幅が広げ
られる。(f)の中実の角柱は質量的には不利である
が、加工は容易である。
【0027】図11は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の第6の実施例のスペーサを示す上面図、図1
2は同スペーサの拡大斜視図である。スペーサF18は
円柱の中をくり貫いたような形状をしている。棒状のス
ペーサ同様に、板状や中実のスペーサより体積が小さく
質量的に有利である。また、棒状のスペーサに比べ入射
線の方向による、スペーサ内通過長さの変化量は小さ
い。
【0028】図13は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の第7の実施例のスペーサを示す上面図であ
る。スペーサG19は格子状になっており、軽量で高強
度が得られる。格子は図13のような方形以外にも、ハ
ニカム形状や三角形等、いろいろな種類が可能である。
また、薄板状の材料を折り曲げたり、組み合わせたりし
て作成することも可能である。
【0029】図14は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の第8の実施例のスペーサを示す(a)上面図
及び(b)正面図である。スペーサH20は板状の一体
型で接続部には逃げ加工が施されている。質量的には上
述の実施例に比べ不利であるが、製造時の取り扱いが容
易になる。補強材としての機能を考えた場合、長手方向
に一体化した構造なので剛性確保に有利である。実施例
1と並んで発泡材料等の単位体積当たりの質量が小さい
材質でのスペーサに適した形状である。
【0030】図15は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の第1の実施例でスペーサ厚さに違いがある場
合の拡大正面図である。スペーサA222は本来の厚さ
のスペーサA121に比べやや薄い。そこで上側半導体
イメージセンサユニット8と下側半導体イメージセンサ
ユニット9の固定時にスペーサA222とスペーサA1
21の厚さの差分余計にの接着剤23をスペーサA22
2上に供給することにより、スペーサA121部とスペ
ーサB222部のユニット間の距離を一定に保つことが
できる。本実施例のようなスペーサ厚さのバラツキや、
半導体イメージセンサチップ、駆動基板、半導体イメー
ジセンサユニットの厚さバラツキ、凹凸、反り、うねり
等が存在する場合、あらかじめスペーサは狙いのユニッ
ト間距離よりも小さめのものを用いて、外部のジグ等で
ユニット同士の正確な位置合わせをした時に生じるユニ
ット・スペーサ間の隙間には接着剤等が充填されるよう
にすることにより、正確な位置関係を保っての固定が可
能になる。
【0031】逆に、スペーサを正確な寸法に加工してス
ペーサに押しつけるようにして半導体イメージセンサユ
ニットを固定することにより、正確な位置関係での固定
を実現する方法もある。図16は本発明にかかる半導体
イメージセンサ装置の第9の実施例を示す分解図であ
る。本実施例は第1の実施例のうち半導体イメージセン
サチップの受光面が片面で、上下ユニットでのセンスラ
インの方向が異なるものである。
【0032】上側半導体イメージセンサユニット8に使
用されている片面半導体イメージセンサチップA24は
ユニット長手方向と平行なセンスライン5を有してい
る。一方、下側半導体イメージセンサユニット9の片面
半導体イメージセンサチップB25はユニット長手方向
と直角方向のセンスライン5を有している。(図16で
は省略されているが実際は片側半導体イメージセンサチ
ップB25にはセンスライン5からの信号を接続部まで
導く多層配線が形成されている。)入射線がこの半導体
イメージセンサ装置に入力された場合、上側半導体イメ
ージセンサユニット8からの位置情報と下側半導体イメ
ージセンサ装置の位置情報を合成することにより、入射
線の2次元の座標位置データを得ることができる。
【0033】本実施例のように半導体イメージセンサチ
ップの片面のみが受光面領域である場合でも、上下の半
導体イメージセンサユニットで、センスラインの方向の
異なる半導体イメージセンサチップを使用することによ
り、各半導体イメージセンサユニットからの情報の合成
で平面座標情報を得ることが可能になる。
【0034】図17は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の第10の実施例を示す正面図である。本実施
例は第1の実施例と同様の半導体イメージセンサユニッ
トを3個重ねた状態で固定したものである。上側半導体
イメージセンサユニット8と中央半導体イメージセンサ
ユニット27間及び、中央半導体イメージセンサユニッ
ト27と下側半導体イメージセンサユニット9の半導体
イメージセンサチップ1の部分はそれぞれスペーサ6を
介して、両端の駆動基板3の部分はスペーサJ26によ
り、互いに定められた位置関係で固定されている。
【0035】3層構造とすることにより一回の入射線は
3つの半導体イメージセンサユニットを通過し、同時に
3系統のデータが得られるようになる。これにより2層
構造より、相互補完、相互補正、強度の点で有利にな
り、かつ入射角度のみならず入射線の直進性の測定も可
能になる。
【0036】図18は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の第11の実施例を示す正面図である。本実施
例は第10の実施例の上側半導体イメージセンサユニッ
トを小型のユニットにしたものである。上側に固定され
る小型半導体イメージセンサユニットは、半導体イメー
ジセンサチップが2枚のもので、中央半導体イメージセ
ンサユニット27や、下側半導体イメージセンサユニッ
ト9の左半分部分とほぼ同様なもので、中央半導体イメ
ージセンサユニット27の左側半分の上側に位置してい
る。各ユニットはスペーサA6、スペーサB7、スペー
サJ26を介して互いに定められた位置関係で固定され
ている。
【0037】本実施例のような構成であると、半導体イ
メージセンサ装置の左半分に入射された信号は、右半分
に入射した場合よりもより正確で多くの情報が得られ
る。例えば、右半分への入射頻度や密度がより高い場合
等に適している構成である。第10、第11の実施例の
ように、用途に応じて3個以上の半導体イメージセンサ
ユニットを定められた位置関係に固定して使用しても構
わない。
【0038】また半導体イメージセンサチップは異なる
仕様の半導体イメージセンサチップを組み合わせた半導
体イメージセンサユニットであってもよいし、組み合わ
せる半導体イメージセンサユニットが異なる仕様であっ
てもよい。部分的に入射線の密度、頻度が異なる場合、
詳細な情報が必要な部分のセンスラインが多いような半
導体イメージセンサユニットを用いたり、第12の実施
例に様に、そこだけ他の部分より多い数の半導体イメー
ジセンサユニットを組み合わせる、等のことも可能であ
る。
【0039】上述した本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置のスペーサはいくつかの代表例であり、実際
は、用途・必要とされる強度・寸法、等々の半導体イメ
ージセンサ装置への要求仕様に適合した形状・材質・接
合方法であればどんなものであってもよい。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、複数チ
ップ実装型半導体イメージセンサ装置ユニットを複数
個、互いに定められた位置関係でスペーサを用いて固定
することにより、精度が良く、信頼性が高く、多くの情
報が得られ、かつ剛性が高い複数チップ実装型半導体イ
メージセンサ装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の第
1の実施例の斜視図である。
【図2】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の第
1の実施例の分解図である。
【図3】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の第
1の実施例の正面図である。
【図4】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の第
1の実施例の上面図である。
【図5】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の第
1の実施例の入射部の拡大断面図である。
【図6】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の第
2の実施例のスペーサを示す上面図である。
【図7】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の第
3の実施例のスペーサを示す(a)上面図及び(b)正
面図である。
【図8】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の第
4の実施例のスペーサを示す上面図である。
【図9】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の第
5の実施例のスペーサを示す上面図である。
【図10】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
第2、第3、第4、第5の実施例での種々(a)〜
(f)のスペーサ断面を示す上面図である。
【図11】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
第6の実施例のスペーサを示す上面図である。
【図12】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
第6の実施例のスペーサを示す斜視図である。
【図13】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
第7の実施例のスペーサを示す上面図である。
【図14】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
第8の実施例のスペーサを示す(a)上面図および
(b)正面図である。
【図15】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
第1の実施例でスペーサ厚さに違いがある場合の拡大正
面図である。
【図16】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
第9の実施例を示す分解図である。
【図17】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
第10の実施例を示す正面図である。
【図18】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
第11の実施例を示す正面図である。
【図19】従来の半導体イメージセンサ装置の例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体イメージセンサチップ 2 半導体駆動チップ 3 駆動基板 4 接続チップ 5 センスライン 6 スペーサA 7 スペーサB 8 上側半導体イメージセンサユニット 9 下側半導体イメージセンサユニット 10 入射線 11 検出部A 12 検出部B 13 スペーサC 14 半導体イメージセンサユニット外形線 15 スペーサD 16 スペーサE 17 スペーサF 18 スペーサG 19 スペーサH 20 スペーサI 21 スペーサA1 22 スペーサA2 23 接着剤 24 片面半導体イメージセンサチップA 25 片面半導体イメージセンサチップB 26 スペーサJ 27 中央半導体イメージセンサユニット 28 小型半導体イメージセンサユニット 29 補強板

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体チップを機械的に一体な物
    にする手段と、それらの間を電気的に接続する手段とを
    有する半導体ユニットを主要構成要素とする電子装置に
    おいて、複数個の半導体ユニットを互いに定められた位
    置関係に固定する構成であることを特徴とする電子装
    置。
  2. 【請求項2】 前記半導体ユニット同士を定められた位
    置関係で固定するための手段として、少なくとも一つ以
    上のスペーサを有することを特徴とする請求項1記載の
    電子装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体ユニットと前記スペーサの固
    定は接着剤で行うことを特徴とする請求項2記載の電子
    装置。
  4. 【請求項4】 前記接着剤は常温硬化型接着剤であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の電子装置。
  5. 【請求項5】 前記スペーサは補強部材を兼ねているこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の電子装置。
  6. 【請求項6】 前記スペーサの一部または全体は前記半
    導体チップの放熱板を兼ねていることを特徴とする請求
    項2、3、5のいずれか一項記載の電子装置。
  7. 【請求項7】 前記スペーサは前記電子装置を外部フレ
    ームに取り付ける手段を有することを特徴とする請求項
    2、3、5、6のいずれか一項記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 前記スペーサの全体または一部は規則性
    を持って配列されていることを特徴とする請求項2、
    3、5のいずれか一項記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 前記スペーサは前記半導体ユニットの長
    手方向と平行な方向に配列されていることを特徴とする
    請求項8記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記スペーサは前記半導体ユニットの
    長手方向と直角方向に配列されていることを特徴とする
    請求項8記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記スペーサは同心円状に配列されて
    いることを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記スペーサは前記半導体ユニット間
    の隙間より厚みが小さいことを特徴とする請求項2、
    3、5、6、7、8のいずれか一項記載の電子装置。
  13. 【請求項13】 前記スペーサと前記半導体ユニットの
    隙間を前記接着剤あるいは樹脂で充填することを特徴と
    する請求項12記載の電子装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101315136B1 (ko) * 2008-05-15 2013-10-07 지멘스 악티엔게젤샤프트 센서 디바이스
US11862661B2 (en) 2018-12-10 2024-01-02 Olympus Corporation Manufacturing method of image pickup apparatus, and image pickup apparatus

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KR101315136B1 (ko) * 2008-05-15 2013-10-07 지멘스 악티엔게젤샤프트 센서 디바이스
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