JPH0997585A - 画像取り込み方法および装置ならびにそれを用いた半導体製造装置 - Google Patents

画像取り込み方法および装置ならびにそれを用いた半導体製造装置

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JPH0997585A
JPH0997585A JP7254819A JP25481995A JPH0997585A JP H0997585 A JPH0997585 A JP H0997585A JP 7254819 A JP7254819 A JP 7254819A JP 25481995 A JP25481995 A JP 25481995A JP H0997585 A JPH0997585 A JP H0997585A
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JP
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microscope
image
stage
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JP7254819A
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Junichi Yasuda
純一 安田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の取り込みにおいて、SEMを用いた観
察作業の効率を向上させる。 【解決手段】 半導体チップ1に光を照射して半導体チ
ップ1の画像を取り込む光学顕微鏡2と、光学顕微鏡2
と並べて配置する電子放出部3cを備えかつ半導体チッ
プ1に照射した電子ビーム3aの反射電子3bを検出す
ることにより半導体チップ1の表面1aの情報を取り込
む走査電子顕微鏡3と、光学顕微鏡2と電子放出部3c
とに対向した被処理物支持面4aを備えかつ半導体チッ
プ1を支持するステージ4と、光学顕微鏡2が取り込ん
だ画像または走査電子顕微鏡3による半導体チップ1の
表面1aの情報を出力するモニタ5とからなり、同一の
ステージ4に支持された半導体チップ1の光学顕微鏡2
による画像と走査電子顕微鏡3による半導体チップ1の
表面1aの形状とを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SEM(Scanning
Electron Microscopy)像を用いた半導体製造技術に関
し、特に、配線部などの故障解析時に用いる画像取り込
み方法および装置ならびにそれを用いた半導体製造装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】半導体製造工程において用いられるSEM
像に関しては、例えば、FIB(Focused Ion Beam )加
工装置、EB(Electron Beam) テスタなどにおけるモニ
タ像として使用されている場合が多く、特に、半導体製
造工程におけるLSI(Large Scale Integrated circu
it) の故障解析や断面部の観察などに利用されている。
【0004】ここで、光学顕微鏡と走査電子顕微鏡(以
降、単にSEMとも呼ぶ)とを使用する場合には、各々
別々の装置として使用している。
【0005】なお、FIB加工装置を用いた故障解析技
術については、例えば、1993年6月30日発行、日
刊工業新聞社、垂井康夫その他2名(監修・著)「VL
SIプロセス技術」120〜125頁に記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術におけるSEMを用いた装置では、観察位置の捜索に
手間がかかり作業効率が低下するという問題がある。
【0007】例えば、LSIの故障箇所の観察を行う際
には、LSIの配線部はシラン膜やTEOS膜(Tetrae
thyl Ortho Silicate)などの保護膜に覆われているた
め、前記保護膜を電子ビームが透過せず、保護膜より下
層の配線部のSEM観察を行い難いことが問題とされ
る。
【0008】本発明の目的は、SEMを用いた観察作業
の効率を向上させる画像取り込み方法および装置ならび
にそれを用いた半導体製造装置を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の画像取り込み方法は、
被処理物をステージ上に載置し、前記ステージと対向し
て設けられた光学顕微鏡によって前記被処理物の画像を
取り込み、前記光学顕微鏡が取り込んだ画像によって予
め電子ビームの照射箇所を絞り込んだ後、前記ステージ
と対向しかつ前記光学顕微鏡と並んで配置された走査電
子顕微鏡の電子放出部から前記被処理物に電子ビームを
照射し、前記被処理物から反射した反射電子を検出する
ことによって前記被処理物の表面の情報を取り込むもの
である。
【0012】また、本発明の画像取り込み装置は、被処
理物に光を照射して前記被処理物の画像を取り込む光学
顕微鏡と、前記光学顕微鏡と並べて配置する電子放出部
を備えかつ前記被処理物に照射した電子ビームの反射電
子を検出することにより前記被処理物の表面の情報を取
り込む走査電子顕微鏡と、前記光学顕微鏡と前記電子放
出部とに対向した被処理物支持面を備えかつ前記被処理
物支持面によって前記被処理物を支持するステージとを
有し、同一のステージに支持された被処理物の前記光学
顕微鏡による画像と前記走査電子顕微鏡による被処理物
の表面の情報とを出力するものである。
【0013】これにより、光学顕微鏡と走査電子顕微鏡
の電子放出部とが同一のステージに対向して各々並べて
配置されたことにより、同一のステージ上に載置された
被処理物を移動せずに、光学顕微鏡による被処理物の画
像の取り込みと走査電子顕微鏡による被処理物の表面の
情報の取り込みとを行うことができる。
【0014】したがって、SEMによって被処理物の観
察を行う際に、光学顕微鏡が取り込んだ画像によって予
め電子ビームの照射箇所を絞り込んだ後、走査電子顕微
鏡の電子放出部から被処理物に電子ビームを照射するこ
とができる。
【0015】なお、本発明の画像取り込み装置は、前記
光学顕微鏡による画像と前記走査電子顕微鏡による被処
理物の表面の情報とを各々の信号を切り換えることによ
り、別々に出力する出力部が設けられているものであ
る。
【0016】また、本発明の半導体製造装置は、被処理
物を支持するステージの被処理物支持面と各々対向して
配置された光学顕微鏡と走査電子顕微鏡の電子放出部と
を備えた画像取り込み装置と、前記被処理物に処理を行
う処理手段とを有し、同一のステージに支持された前記
被処理物の前記光学顕微鏡による画像または前記走査電
子顕微鏡による被処理物の表面の情報もしくは両者を出
力し、前記処理手段によって前記ステージ上の被処理物
に処理を行うものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は本発明による画像取り込み装置の構
造の実施の形態の一例を示す構成概念図、図2は本発明
による半導体製造装置の構造の実施の形態の一例を示す
構成概念図である。
【0019】本実施の形態による画像取り込み装置の構
成について説明すると、被処理物の一例である半導体チ
ップ1に光を照射して半導体チップ1の画像を取り込む
光学顕微鏡2と、光学顕微鏡2と並べて配置する電子放
出部3cを備えかつ半導体チップ1に照射した電子ビー
ム3aの反射電子3bもしくは二次電子を検出すること
により半導体チップ1の表面1aの情報を取り込む走査
電子顕微鏡3と、光学顕微鏡2と電子放出部3cとに対
向した被処理物支持面4aを備えかつ被処理物支持面4
aによって半導体チップ1を支持するステージ4と、光
学顕微鏡2が取り込んだ画像と走査電子顕微鏡3が取り
込んだ半導体チップ1の表面1aの情報(形状)を出力
する出力部であるモニタ5とから構成されている。
【0020】すなわち、同一のステージ4に支持された
半導体チップ1の光学顕微鏡2による画像と走査電子顕
微鏡3による半導体チップ1の表面1aの情報(形状)
とを出力するものであり、光学顕微鏡2と走査電子顕微
鏡3とを一体化したものである。
【0021】ここで、走査電子顕微鏡3には、反射電子
3bもしくは前記二次電子を検出する二次電子検出器3
dが設けられており、二次電子検出器3dによる検出結
果をSEM像信号3eとしてモニタ5に送る。
【0022】なお、本実施の形態における画像取り込み
装置には、試料室6が設けられている。つまり、被処理
物の一例である半導体チップ1の観察などを行う際に
は、試料室6などのほぼ密閉された雰囲気の中でステー
ジ4上に半導体チップ1を搭載して行う。
【0023】さらに、半導体チップ1は試料ホルダ7を
介してステージ4に支持されている。
【0024】また、本実施の形態の画像取り込み装置に
おけるモニタ5は、光学顕微鏡2による画像と走査電子
顕微鏡3による半導体チップ1の表面1aの情報(形
状)とを各々の信号すなわち光学顕微鏡信号2aとSE
M像信号3eとを切り換えることにより、別々に出力す
るものである。
【0025】ここで、前記画像取り込み装置には、ステ
ージ4を水平なXY方向に動かすモータなどのステージ
駆動手段8と、光学顕微鏡2および電子放出部3cを水
平なXY方向に動かすモータなどの顕微鏡駆動手段9と
の両者が設けられている。
【0026】また、光学顕微鏡2の先端部2bには種々
の倍率を有する複数個の光学顕微鏡レンズ2cが取り付
けられている。
【0027】さらに、光学顕微鏡2および走査電子顕微
鏡3における各々の焦点合わせについては、オートフォ
ーカス機能などを搭載するか、もしくは手動によって調
整できるようにする。
【0028】次に、本実施の形態による半導体製造装置
の構成について説明する。
【0029】なお、前記半導体製造装置は前記画像取り
込み装置を用いたものであるが、ここでは、前記半導体
製造装置の一例として、SEM像を用いて半導体チップ
1の配線部に切断加工などの処理を行うFIB加工装置
を取り上げて説明する。
【0030】本実施の形態によるFIB加工装置は、被
処理物の一例である半導体チップ1を支持するステージ
4の被処理物支持面4aと各々対向して配置された光学
顕微鏡2と走査電子顕微鏡3の電子放出部3cとを備え
た前記画像取り込み装置と、半導体チップ1の配線部に
切断加工などの処理を行う処理手段であるイオンビーム
照射手段10とから構成されている。
【0031】つまり、前記FIB加工装置は、半導体チ
ップ1の故障解析時に、試料室6内で同一のステージ4
に支持された半導体チップ1の光学顕微鏡2による画像
または走査電子顕微鏡3による表面1aの情報(形状)
もしくはその両者を出力し、処理手段であるイオンビー
ム照射手段10によってイオンビームをステージ4上に
載置された半導体チップ1の配線部に照射し、ダメージ
を与えて前記配線部を切断加工するものである。
【0032】次に、本実施の形態による画像取り込み方
法について説明する。
【0033】なお、前記画像取り込み方法については、
前記半導体製造装置を用いたFIB加工の場合について
説明する。
【0034】まず、被処理物である半導体チップ1をス
テージ4上に載置する。
【0035】続いて、顕微鏡駆動手段9によって光学顕
微鏡2を半導体チップ1上に移動させるか、あるいは、
ステージ駆動手段8によって半導体チップ1を光学顕微
鏡2の下方に移動させた後、ステージ4と対向して設け
られた光学顕微鏡2によって半導体チップ1の加工箇所
の画像を取り込む。
【0036】この時、光学顕微鏡2によって取り込まれ
た情報を光学顕微鏡信号2aとしてモニタ5に転送し、
モニタ5において画像として出力する。
【0037】その結果、光学顕微鏡2が取り込んだ画像
によって、予め電子放出部3cから照射する電子ビーム
3aの照射箇所を絞り込むことができる。
【0038】ここで、ステージ4と対向しかつ光学顕微
鏡2と並んで配置された走査電子顕微鏡3の電子放出部
3cから半導体チップ1に電子ビーム3aを照射し、半
導体チップ1から反射した反射電子3bまたは二次電子
を二次電子検出器3dによって検出した後、SEM像信
号3eとしてモニタ5に送信することにより、半導体チ
ップ1の加工箇所の表面1aの情報を表面1aの形状の
画像としてモニタ5に出力できる。
【0039】なお、光学顕微鏡2による画像と走査電子
顕微鏡3による表面1aの情報(形状)とはモニタ5に
おいて、光学顕微鏡信号2aとSEM像信号3eとを切
り換えることにより、モニタ5上で何れか一方の出力を
選択して表示することができる。
【0040】さらに、SEM像信号3eによって出力し
た画像を観ながら、イオンビーム照射手段10によって
イオンビームを加工箇所に照射することにより、加工箇
所である配線部を切断加工する。
【0041】本実施の形態の画像取り込み方法および装
置ならびにそれを用いた半導体製造装置によれば、以下
のような作用効果が得られる。
【0042】すなわち、光学顕微鏡2と走査電子顕微鏡
3の電子放出部3cとが同一のステージ4に対向して各
々並べて配置されたことにより、同一のステージ4上に
載置された被処理物である半導体チップ1を移動せず
に、光学顕微鏡2による半導体チップ1の画像の取り込
みと走査電子顕微鏡3による半導体チップ1の表面1a
の情報の取り込みとを行うことができる。
【0043】したがって、SEMによって半導体チップ
1の観察を行う際に、光学顕微鏡2が取り込んだ画像に
よって予め電子ビーム3aの照射箇所を絞り込んだ後、
走査電子顕微鏡3の電子放出部3cから半導体チップ1
に電子ビーム3aを照射することができる。
【0044】すなわち、半導体チップ1の故障解析にお
いて、その故障箇所の捜索の際には、配線部の形状を観
ながら電子ビーム3aの照射位置を絞りこんでいくた
め、光学顕微鏡2と走査電子顕微鏡3とを一体化したこ
とにより、SEM像を用いた半導体チップ1の観察作業
の効率を向上させることができる。
【0045】また、光学顕微鏡2による画像と走査電子
顕微鏡3による半導体チップ1の表面1aの情報(形
状)とを各々同時に出力するモニタ5が設けられている
ことにより、両者を観ながら半導体チップ1の観察作業
を行うことができ、その結果、前記同様、半導体チップ
1の観察作業の効率を向上させることができる。
【0046】さらに、ステージ4を動かすステージ駆動
手段8もしくは光学顕微鏡2と電子放出部3cとを動か
す顕微鏡駆動手段9の何れか一方の手段、あるいはステ
ージ駆動手段8と顕微鏡駆動手段9との両方の手段が設
けられていることにより、半導体チップ1の画像を取り
込む際または電子ビーム3aを照射する際の焦点合わせ
の時間を短縮することができる。
【0047】これにより、半導体チップ1の観察作業の
効率を向上させることができる。
【0048】なお、前記半導体製造装置が、半導体チッ
プ1を支持するステージ4の被処理物支持面4aと各々
対向して配置された光学顕微鏡2と走査電子顕微鏡3の
電子放出部3cとを備えた画像取り込み装置と、半導体
チップ1に処理を行う処理手段であるイオンビーム照射
手段10とを有していることにより、半導体チップ1の
配線部などをSEMによって故障解析する際に、同一の
ステージ4上の半導体チップ1の光学顕微鏡2による画
像または走査電子顕微鏡3による表面1aの情報を出力
し、イオンビーム照射手段10によって半導体チップ1
の配線部に切断加工などの処理を行うことができる。
【0049】これにより、光学顕微鏡2が取り込んだ画
像によって予め電子ビーム3aの照射箇所を絞り込んだ
後、走査電子顕微鏡3の電子放出部3cから半導体チッ
プ1に電子ビーム3aを照射することができ、かつ半導
体チップ1を移動せずに切断加工などの処理を行える。
【0050】その結果、故障解析および半導体チップ1
の配線部などに行う処理の作業効率を向上させることが
できる。
【0051】また、本実施の形態による画像取り込み装
置は、光学顕微鏡2と走査電子顕微鏡3とを一体化した
ものであることにより、前記画像取り込み装置内から半
導体チップ1を出し入れすることなく観察できるため、
SEM観察を行う際の作業効率を向上させることができ
る。
【0052】さらに、故障解析技術が向上することによ
り、半導体チップ1の歩留りを向上させることができ
る。
【0053】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言う
までもない。
【0054】例えば、前記実施の形態では、光学顕微鏡
による画像と走査電子顕微鏡による被処理物の表面の情
報とを各々の信号を切り換えることにより、モニタ上で
別々に出力するものであるが、前記モニタの画面分割に
より同時に出力するものであってもよい。
【0055】その場合、画像取り込み装置には、光学顕
微鏡による画像と走査電子顕微鏡による被処理物の表面
の情報(形状)とを各々同時に出力する出力部であるモ
ニタが設けられている。
【0056】また、前記実施の形態における画像取り込
み装置は、ステージを動かすステージ駆動手段と、光学
顕微鏡および電子放出部を動かす顕微鏡駆動手段との両
者が設けられているものであったが、必ずしも両者が設
けられていなくてもよく、例えば、前記ステージ駆動手
段もしくは前記顕微鏡駆動手段の何れか一方の手段が設
けられていてもよい。
【0057】さらに、前記ステージ駆動手段および前記
顕微鏡駆動手段は、自動式であっても手動式であっても
よい。
【0058】また、前記実施の形態による半導体製造装
置はFIB加工装置の場合を取り上げて説明したが、前
記半導体製造装置はEBテスタ装置などのようなSEM
像を用いるものであれば他の装置であってもよい。
【0059】この場合、被処理物が半導体集積回路装置
であり、前記半導体集積回路装置に処理を行う処理手段
は、電子ビーム照射手段とテストパターン印加手段と波
形出力部とからなる。
【0060】これによっても、前記FIB加工装置と同
様の効果を得ることができる。
【0061】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0062】(1).光学顕微鏡と走査電子顕微鏡の電
子放出部とが同一のステージに対向して各々並べて配置
されたことにより、同一のステージ上に載置された被処
理物を移動せずに、光学顕微鏡による被処理物の画像の
取り込みと走査電子顕微鏡による被処理物の表面の情報
の取り込みとを行うことができる。これにより、SEM
を用いた被処理物の観察作業の効率を向上させることが
できる。
【0063】(2).光学顕微鏡による画像と走査電子
顕微鏡による表面の情報とを各々同時に出力する出力部
が設けられていることにより、両者を観ながら被処理物
の観察作業を行うことができ、その結果、被処理物の観
察作業の効率を向上させることができる。
【0064】(3).ステージを動かすステージ駆動手
段、もしくは光学顕微鏡と電子放出部とを動かす顕微鏡
駆動手段の何れか一方の手段、あるいはステージ駆動手
段と顕微鏡駆動手段との両方の手段が設けられているこ
とにより、被処理物の画像を取り込む際または電子ビー
ムを照射する際の焦点合わせの時間を短縮することがで
きる。これにより、被処理物の観察作業の効率を向上さ
せることができる。
【0065】(4).半導体製造装置が、光学顕微鏡と
走査電子顕微鏡とを備えた画像取り込み装置と、被処理
物に処理を行う処理手段とを有していることにより、半
導体チップの配線部などをSEMによって故障解析する
際に、光学顕微鏡が取り込んだ画像によって予め電子ビ
ームの照射箇所を絞り込んだ後、走査電子顕微鏡の電子
放出部から被処理物に電子ビームを照射することがで
き、かつ被処理物を移動せずに被処理物に処理を行え
る。その結果、故障解析および半導体チップの配線部な
どに行う処理の作業効率を向上することができる。
【0066】(5).光学顕微鏡と走査電子顕微鏡とを
一体化した画像取り込み装置であることにより、画像取
り込み装置内から被処理物を出し入れすることなく観察
できるため、SEM観察を行う際の作業効率を向上させ
ることができる。また、故障解析技術が向上することに
より、被処理物の歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像取り込み装置の構造の実施の
形態の一例を示す構成概念図である。
【図2】本発明による半導体製造装置の構造の実施の形
態の一例を示す構成概念図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ(被処理物) 1a 表面 2 光学顕微鏡 2a 光学顕微鏡信号 2b 先端部 2c 光学顕微鏡レンズ 3 走査電子顕微鏡 3a 電子ビーム 3b 反射電子 3c 電子放出部 3d 二次電子検出器 3e SEM像信号 4 ステージ 4a 被処理物支持面 5 モニタ(出力部) 6 試料室 7 試料ホルダ 8 ステージ駆動手段 9 顕微鏡駆動手段 10 イオンビーム照射手段(処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 G01R 31/28 L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物に電子ビームを照射して前記被
    処理物の表面の情報を取り込む画像取り込み方法であっ
    て、 前記被処理物をステージ上に載置し、 前記ステージと対向して設けられた光学顕微鏡によって
    前記被処理物の画像を取り込み、 前記光学顕微鏡が取り込んだ画像によって予め前記電子
    ビームの照射箇所を絞り込んだ後、前記ステージと対向
    しかつ前記光学顕微鏡と並んで配置された走査電子顕微
    鏡の電子放出部から前記被処理物に電子ビームを照射
    し、 前記被処理物から反射した反射電子を検出することによ
    って前記被処理物の表面の情報を取り込むことを特徴と
    する画像取り込み方法。
  2. 【請求項2】 被処理物に光を照射して前記被処理物の
    画像を取り込む光学顕微鏡と、 前記光学顕微鏡と並べて配置する電子放出部を備え、か
    つ前記被処理物に照射した電子ビームの反射電子を検出
    することにより前記被処理物の表面の情報を取り込む走
    査電子顕微鏡と、 前記光学顕微鏡と前記電子放出部とに対向した被処理物
    支持面を備え、かつ前記被処理物支持面によって前記被
    処理物を支持するステージとを有し、 同一のステージに支持された被処理物の前記光学顕微鏡
    による画像と前記走査電子顕微鏡による被処理物の表面
    の情報とを出力することを特徴とする画像取り込み装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像取り込み装置であっ
    て、前記光学顕微鏡による画像と前記走査電子顕微鏡に
    よる被処理物の表面の情報とを各々の信号を切り換える
    ことにより、別々に出力する出力部が設けられているこ
    とを特徴とする画像取り込み装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像取り込み装置であっ
    て、前記光学顕微鏡による画像と前記走査電子顕微鏡に
    よる被処理物の表面の情報とを各々同時に出力する出力
    部が設けられていることを特徴とする画像取り込み装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2,3または4記載の画像取り込
    み装置であって、前記ステージを動かすステージ駆動手
    段もしくは前記光学顕微鏡と前記電子放出部とを動かす
    顕微鏡駆動手段の何れか一方の手段、あるいは前記ステ
    ージ駆動手段と前記顕微鏡駆動手段との両方の手段が設
    けられていることを特徴とする画像取り込み装置。
  6. 【請求項6】 請求項2,3,4または5記載の画像取
    り込み装置を用いた半導体製造装置であって、 被処理物を支持するステージの被処理物支持面と各々対
    向して配置された光学顕微鏡と走査電子顕微鏡の電子放
    出部とを備えた画像取り込み装置と、 前記被処理物に処理を行う処理手段とを有し、 同一のステージに支持された前記被処理物の前記光学顕
    微鏡による画像または前記走査電子顕微鏡による被処理
    物の表面の情報もしくは両者を出力し、前記処理手段に
    よって前記ステージ上の被処理物に処理を行うことを特
    徴とする半導体製造装置。
JP7254819A 1995-10-02 1995-10-02 画像取り込み方法および装置ならびにそれを用いた半導体製造装置 Pending JPH0997585A (ja)

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JPH0997585A true JPH0997585A (ja) 1997-04-08

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