JPH0997269A - 分散型データ収集システム - Google Patents

分散型データ収集システム

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JPH0997269A
JPH0997269A JP7254034A JP25403495A JPH0997269A JP H0997269 A JPH0997269 A JP H0997269A JP 7254034 A JP7254034 A JP 7254034A JP 25403495 A JP25403495 A JP 25403495A JP H0997269 A JPH0997269 A JP H0997269A
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博 大久保
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正幸 難波
Yoshitaka Watanabe
義孝 渡辺
Masaaki Konno
政明 今野
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CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO K
CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO KK
Fujitsu Ltd
Fuji Facom Corp
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CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO K
CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO KK
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 伝送路初期化シーケンスの終了、及びデータ
収集端末装置の台数の迅速な把握を可能とする。 【解決手段】 データ収集端末装置が第1の信号を上流
から受信して下流へ中継する中継手段、第1の信号の検
出信号に応答して第2の信号を上流へ送出する手段、及
び所定の時間内に第2の信号が検出されない場合は第1
の数値を含む第3の信号を上流へ送出し、第2の信号が
検出された場合は下流からの第3の信号を検出して加算
手段により第3の信号に含まれる数値に所定の数値を加
算して上流へ送出する手段を有し、中央記録装置がシス
テム起動時に第1の信号を伝送路へ送出する手段、及び
システム起動時に待ち受け状態となり、所定の時間内に
第2の信号が検出されない場合は第2の数値を記憶手段
に記憶させ、第2の信号が検出された場合は伝送路から
第3の信号を検出して第3の信号に含まれる数値を記憶
手段に記憶させる手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各々がアナログ・
データあるいはデジタル・データの発生場所近くに設置
され、その発生データを収集する複数のデータ収集端末
装置を、各データ収集端末装置ごとに中継されるデジタ
ル伝送路(以降、単に伝送路と称する)で中央記録装置
に接続し、各データ収集端末装置が収集したデータを中
央記録装置が収集する、分散型データ収集システムに関
する。
【0002】特に、屋外の広範囲の地域に設置され、デ
ータ発生場所が逐次移動していき、これにともない、デ
ータ収集端末装置の設置場所も移動し、中央記録装置に
接続されるデータ収集端末装置の台数も頻繁に変化する
ような分散型データ収集システム、例えば、人工地震を
音源とする音波反射法により地下構造を探査する、デジ
タル・テレメトリ方式の物理探査装置などに関する。
【0003】
【従来の技術】このような分散型データ収集システムに
おいては、システムの消費電力を削減するために、デー
タ収集端末装置の動作状態を、通常は休止状態(電力消
費が最小限の状態)とし、データ収集に必要なときは稼
働状態にパワーアップする操作が行われる。特に、屋外
の広範囲に設置され、設置場所が移動していくような場
合は、各々のデータ収集端末装置の付近に元から存在す
る電源がなく、個別に設置されたバッテリ等から給電を
受けて稼働するため、消費電力を削減するための操作は
必須である。
【0004】また、設置場所が移動していくような場
合、中央記録装置とデータ収集端末装置との接続関係は
逐次変化していくので、伝送システムとしての結合関係
の初期化の操作も頻繁に行われる。
【0005】従って、中央記録装置が、データ収集に先
立って、各データ収集端末装置の電源制御、伝送ライン
上のアドレス情報等の初期化および設定、接続確認など
の操作を行い、各データ収集端末装置との結合関係を確
立する手順(以下「システム起動シーケンス」と称す)
が頻繁に実施される。
【0006】システム起動シーケンスは必須ではある
が、システム本来の目的であるデータ収集からすれば余
分の作業であり、中央記録装置は、接続されているデー
タ収集端末装置の台数を迅速かつ確実に把握し、最短時
間で実行完了することが求められている。
【0007】また、データ収集においては、その作業が
伝送路を介した通信により行われることから、その通信
を阻害する諸要因(例えば、電磁波・放電等による伝送
妨害、伝送路の切断、送受信機能の障害、電源異常な
ど)により、作業効率の低下、中断が発生し、多大な
(遅延1日当たり100〜1000万円の)費用が浪費
されることも珍しくない。従って、伝送の障害が発生し
た場合には、恒久障害である場合には速やかに障害箇所
を特定して復旧させることが求められる。また、間欠障
害である場合には、恒久障害の予防、外的障害原因の把
握による耐障害技術向上などのために、作業に与える影
響を最小限にして障害箇所を特定することが求められて
いる。
【0008】1.従来の分散型データ収集システムにお
ける「システム起動シーケンス」の説明
【0009】図33は、従来のシステム起動シーケンス
のフローチャートである。始めに、「伝送路初期化」S
1においては、中央記録装置が伝送路下流へ伝送路を初
期化するための信号を送出し、伝送路(上流)からこの
信号を受信したデータ収集端末装置では、この信号を検
出すると、割り付けられた伝送路上のアドレス等をリセ
ットし、伝送路下流へはこの信号を中継・送出する。上
流からの信号がなくなると、以降、上流からの命令信号
を中継しない状態となる。なお「信号がなくなる」と
は、たとえば、上流からの信号パルスでリセットされ、
その後、一定時間間隔で0からカウント・アップしてい
くようなタイマ(カウンタ)のカウント値が所定の値以
上になったことをコンパレータ等で検出することにより
実現される無信号検出機能によって、信号パルスが検出
されなくなることを意味する。
【0010】次に、「アドレス・セット」S2〜S6に
おいては、中央記録装置が、始めにアドレス情報Aが1
であるアドレス・セット・コマンドと称する命令信号を
送出し、この命令信号に対する応答信号を正常に受信す
るごとに、アドレス情報Aの値を1づつ増加させて次の
アドレス・セット・コマンドを送出することを繰り返
す。アドレス・セット・コマンドを送出した結果、タイ
ムオーバ(応答信号を中央記録装置が設定する所定の時
間以内に受信できない)であれば、データ収集端末装置
がこれ以上存在しないと判断し、最後のデータ収集端末
装置に、最遠端の端末装置であることを示すフラグを設
定して(S6)、「アドレス・セット」を終了する。
【0011】データ収集端末装置は、アドレス・セット
・コマンドを受信すると、そのコマンドによってアドレ
ス割り付けされる(アドレス情報Aを伝送路における自
分のアドレスとして割り付けを受ける)。伝送路上のア
ドレスが割り付けられると、以降、自分あての(自分の
アドレスを指定した)命令信号以外を中継する状態とな
る。すなわち、中央記録装置が次に異なるアドレス情報
Aを持ったアドレス・セット・コマンドを送出すると、
既にアドレス割り付けされたデータ収集端末装置は、こ
れを下流に中継する。
【0012】上記の「アドレス・セット」の最後は、命
令信号に対する応答信号がないという異常状態で終了し
ているので、異常情報が全てのデータ収集端末装置に記
録される。この異常情報の記録機能は、その発生場所を
調査するために必要であるが、「アドレス・セット」に
おける異常は予期されたものであり、異常として記録さ
れる必要がなく、後に発生する予期せぬ異常の記録と紛
らわしくなるため、消去しておく必要がある。
【0013】そこで、最後に、「異常記録消去」S7の
手順が実行される。中央記録装置は、通常、一つの命令
信号で、全てのデータ収集端末装置に命令を実行させ
る、所謂、ブロードキャスト命令信号の形で、異常記録
消去の命令信号を送出する。
【0014】データ収集端末装置は、この命令信号を受
信し、異常記録の消去を実行すると共に、下流へ中継す
る。ただし、前記「最遠端フラグ」を設定されたデータ
収集端末装置のみは、この命令信号を下流へ中継せず
に、上流へ応答信号を送出する。
【0015】図34は、従来のシステム起動シーケンス
のタイムチャートである。
【0016】「伝送路初期化」においては、データ収集
端末装置の数は不明であるから、中央記録装置は、接続
され得る最大数のデータ収集端末装置が接続されている
ものと仮定して、その全てを初期化するのに必要な時間
だけ、初期化のための信号を送出し続ける。
【0017】次に「アドレス・セット」で中央記録装置
に近いデータ収集端末装置から順に、伝送路上のアドレ
スを割り付ける(図34はデータ収集端末装置が4台の
例)。
【0018】最後に、「異常記録消去」を実行して終了
する。 2.従来の分散型データ収集システムにおける「データ
収集シーケンス中のタイムオーバ処理」の説明
【0019】図35は、従来の技術による、データ収集
シーケンス中のタイムオーバ処理のフローチャートであ
る。
【0020】始めに、「データ収集命令」S21におい
ては、中央記録装置は、この時点のデータ収集対象であ
るデータ収集端末装置の伝送路上のアドレスを指定した
データ収集命令信号を下流に送出する。その際、下流か
らの応答信号を待つ最大時間(タイムオーバ監視時間)
を設定し、応答信号の受信を待つ。
【0021】ここで、タイムオーバが発生した場合、中
央記録装置は、前記で設定された時間後に応答信号の受
信待ちを打切り、タイムオーバと判定する。中央記録装
置とデータ収集対象であるデータ収集端末装置との間に
あるデータ収集端末装置では、下流からの応答信号を中
継する準備をして待っているが、所定の待ち時間経過ま
たは中央記録装置から次の命令信号を受信すれば、直前
のデータ収集命令に対する応答信号のタイムオーバが発
生したものと判定し、その異常を内部に記録する。
【0022】次に、中央記録装置は異常発生箇所の特定
作業S23〜S29を開始する。
【0023】データ収集端末装置の伝送路上のアドレス
は、中央記録装置に一番近いものが1であり、以降、近
い順に1ずつ増加する値に割り付けられているものとす
る。中央記録装置は、始めに、アドレス情報Aが1であ
る「異常記録読出し命令信号」を送出し、これに対する
1台目のデータ収集端末装置からの応答信号に含まれる
異常記録を入手し、タイムオーバの記録の有無をチェッ
クする。タイムオーバの記録があれば、中央記録装置は
このデータ収集端末装置より下流に障害発生場所がある
と判定し、アドレスを1増加させて、次のデータ収集端
末装置からの異常記録を入手〜チェックを繰り返す。
【0024】その結果、(1)タイムオーバが発生すれ
ば、そのとき指定したデータ収集端末装置と、その一つ
上流側のデータ収集端末装置との間が、異常発生箇所と
判定する。この場合、同じ箇所での障害が再現したこと
になるから、恒常障害であると判定する。(2)タイム
オーバの記録がなければ、そのとき指定したデータ収集
端末装置以降では異常が発生しなかったのであるから、
そのデータ収集端末装置と、その一つ上流側のデータ収
集端末装置との間が、異常発生箇所と判定する。この場
合、先に発生した障害は再現しなかったのであるから、
間欠的に発生する障害と判定する。
【0025】図36は、従来の技術による、データ収集
シーケンス中のタイムオーバ処理のタイムチャートであ
る。
【0026】この例では、中央記録装置に接続されたデ
ータ収集端末装置の数が4で、3台目と4台目のデータ
収集端末装置の間で、応答信号が伝達されない障害(恒
常障害)が発生した場合を示している。
【0027】「タイムオーバ発生」により、中央記録装
置が「異常記録読出し」を開始する。まず、1台目のデ
ータ収集端末装置から異常記録を読出し、内容のチェッ
クを行う。そこにはタイムオーバの記録があるので、次
に2台目のデータ収集端末装置について同様の作業を行
う。さらに、3台目のデータ収集端末装置についても同
様である。次に、4台目のデータ収集端末装置に対し
て、中央記録装置が異常記録読出し命令信号を送出する
と、4台目のデータ収集端末装置からの応答信号は3台
目のデータ収集端末装置へ到達することができないか
ら、中央記録装置も応答信号を受信することができな
い。ここで、再びタイムオーバが発生し、中央記録装置
は、3台目と4台目のデータ収集端末装置の間で恒常障
害が発生したと判定して終了する。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】従来の分散型データ収
集システムにおける問題点について、以下に述べる。
【0029】まず、「システム起動シーケンス」におい
ては、 問題点(1) 中央記録装置は、接続されているデータ
収集端末装置の台数が分からないので、その台数が実際
は1台であっても、システム仕様上の最大数であると想
定して、必要以上の時間、伝送路初期化信号を送出しな
ければならず、非効率であるという問題があった。ま
た、中央記録装置は、接続されているデータ収集端末装
置の台数を把握するために、タイムオーバ(命令信号に
対する応答信号が検出できない)という異常を発生させ
ることが必要である。
【0030】問題点(2) 従って、アドレス・セット
・シーケンスの途中で、伝送路上に実際の異常が発生し
た場合には、その伝送路が中央記録装置とアドレス・セ
ット対象のデータ収集端末装置との間に存在する場合、
このデータ収集端末装置が最遠端でないにもかかわら
ず、中央記録装置は、タイムオーバの検出より、アドレ
ス・セット〜台数検出のシーケンスを終了してしまい、
その結果として、接続されたデータ収集端末装置の台数
を誤認することになる。
【0031】問題点(3) この不具合を避けるために
は、システム起動シーケンスを複数回繰り返す必要があ
り、煩雑であるとともに、多大な処理時間を必要とす
る。特に、タイムオーバ障害箇所が複数で、かつ間欠的
に発生するような環境では、台数を正しく把握すること
ができない可能性もある。
【0032】問題点(4) 別の方法として、前記問題
点(2)におけるタイムオーバ発生時点で、そのデータ
収集端末装置に対するアドレス・セットを再試行するこ
とにより、再試行時間を短縮できる可能性もあるが、異
常記録の区別、消去、あるいは、発生場所が不定かつ間
欠である場合の処理などが非常に煩雑となる。
【0033】次に、「データ収集シーケンス中のタイム
オーバ処理」においては、タイムオーバ(命令信号に対
する応答信号がない)が発生した箇所(障害箇所)の特
定を即座に短時間で行うこと、異常記録の処理方法、タ
イムオーバの監視時間の設定方法などが課題となる。具
体的には、
【0034】問題点(5) タイムオーバが発生する
と、データ収集を中断して、障害箇所特定のための煩雑
な手順を実行しなければならず(図35)、データ収集
効率の低下という問題が生じる。
【0035】問題点(6) システムによっては、デー
タ収集命令と、データ収集端末装置のデータ収集動作の
起動を兼ねるような用法もあり、データ収集の中断によ
り、連続的に収集すべきデータの一部が失われることに
なるため、障害箇所の特定を諦めざるを得ないこともあ
る。その結果、例えば、伝送路を構成するケーブルの半
断線(切断された線材が接触によって導通を保っており
機械的刺激あるいは環境条件等により間欠的に非導通状
態となるような発見困難な障害)が発見できずに、障害
が長期間断続的に発生する問題も生じる。
【0036】問題点(7) さらに、障害箇所を特定す
るために異常記録を読出すときにタイムオーバが発生
し、その発生箇所が特定しようとした発生箇所と異なる
場合、障害発生箇所を誤認する問題が生じる。
【0037】問題点(8) これを避けるために再試行
すれば、複数の異常が記録されているので、その記録か
ら障害状況、障害箇所を正しく判定する作業は極めて煩
雑になる。
【0038】そこで、本発明は、従来の分散型データ収
集システムにおけるデータ収集端末装置の台数把握の非
効率性および不確実性の改善、命令信号に対する応答信
号が所定の時間以内に検出されないタイムオーバ障害に
より生じる不都合の改善、同タイムオーバ障害が発生し
たときの迅速かつ確実な状況把握の実現、等を目的とす
る。
【0039】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明の第1の観点に係る分散型データ収集システ
ムは、デジタル伝送路を介して互いに直列接続される複
数のデータ収集端末装置と、デジタル伝送路を介して前
記複数のデータ収集端末装置の内の1つと接続される中
央記録装置であって、前記複数のデータ収集端末装置ご
とに割り付けられた異なるアドレスの中から特定のアド
レスを指定して対応するデータ収集端末装置を制御する
ことにより、前記複数のデータ収集端末装置に収集され
たデータを記録する前記中央記録装置とを含み、前記複
数のデータ収集端末装置の各々は、第1の信号を前記中
央記録装置側のデジタル伝送路(以下、「上流」とい
う)から受信するとともに、上流とは反対側のデジタル
伝送路(以下、「下流」という)へ該第1の信号を中継
する中継手段と、上流から該第1の信号を検出して、検
出信号を出力する検出手段と、該検出信号に応答して、
所定の時間内に第2の信号を上流へ送出する手段と、該
検出信号に応答して、下流から第2の信号を受信するた
めの待ち受け状態となり、所定の時間内に該第2の信号
が検出されない場合は、第1の数値を含む第3の信号を
上流へ送出し、該所定の時間内に該第2の信号が検出さ
れた場合は、下流からの該第3の信号を検出して加算手
段により該第3の信号に含まれる数値に所定の数値を加
算し、これを上流へ送出する手段と、を具備し、前記中
央記録装置は、該第1の信号をデジタル伝送路へ送出す
る手段と、デジタル伝送路から第2の信号を受信するた
めの待ち受け状態となり、所定の時間内に該第2の信号
が検出されない場合は、第2の数値を記憶手段に記憶さ
せ、該所定の時間内に該第2の信号が検出された場合
は、デジタル伝送路から該第3の信号を検出して該第3
の信号に含まれる数値を前記記憶手段に記憶させる手段
とを具備する。
【0040】ここで、該第1の数値及び該所定の数値が
「1」であり、該第2の数値が「0」であっても良い。
【0041】また、本発明の第2の観点によれば、本発
明の第1の観点に係る分散型データ収集システムにおい
て、前記第1〜第3の信号は、データ収集のために使用
される伝送信号(命令信号および応答信号)よりも冗長
度の大きい信号であり、前記中央記録装置および前記複
数のデータ収集端末装置の各々は、デジタル伝送路から
受信した該第1〜第3の信号の検出のために、前記冗長
度を利用した雑音除去機能または誤り訂正機能を有する
信号高品位化手段をさらに具備する。
【0042】さらに、本発明の第3の観点によれば、本
発明の第1の観点に係る分散型データ収集システムにお
いて、前記中央記録装置が特定のデータ収集端末装置へ
命令信号を送出し、前記特定のデータ収集端末装置が該
命令信号に応答して前記特定のデータ収集端末装置に割
り付けられたアドレスを含む応答信号を前記中央記録装
置へ送出し、前記特定のデータ収集端末装置と前記中央
記録装置との間にある他のデータ収集端末装置が該応答
信号を下流から上流へ中継することにより伝送制御され
る様になっており、前記複数のデータ収集端末装置の各
々は、該所定の時間内に該第2の信号が検出されない場
合は第3の数値を端末側記憶手段に記憶させ、該所定の
時間内に該第2の信号が検出された場合は、該第3の信
号に含まれる数値を前記端末側記憶手段に記憶させる手
段と、前記データ収集端末装置が上流からの命令信号を
下流へ中継した後、前記端末側記憶手段に記憶された数
値に単調増加特性を与える第1の演算手段を作用させて
得られる時間値を限度として、下流からの応答信号を待
つ手段と、該時間値内に応答信号を受信した場合は、該
応答信号を上流へ中継し、該時間値内に応答信号を受信
しなかった場合は、下流からの応答信号を受信できなか
ったこと(以下、「タイムオーバ」という)及び前記デ
ータ収集端末装置に割り付けられたアドレスを示す情報
を含む信号を応答信号として上流へ送出する手段とをさ
らに具備し、前記中央記録装置は、命令信号をデジタル
伝送路へ送出した後、前記記憶手段に記憶された数値に
単調増加特性を与える第2の演算手段を作用させて得ら
れる時間値を限度として、デジタル伝送路からの応答信
号を待つ手段と、該時間値内に前記タイムオーバ及びア
ドレスを示す情報を含まない応答信号を受信した場合
に、該応答信号を正常に受信したものとして以降の所定
の処理を行う手段と、該時間値内に前記タイムオーバ及
びアドレスを示す情報を含む応答信号を受信した場合
に、該応答信号に含まれるアドレスに対応するデータ収
集端末装置と、その一つ下流側のデータ収集端末装置と
の間に、応答信号が前記中央記録装置へ到達できない原
因となった障害箇所が存在することを記録する手段と、
該時間値内に応答信号を受信しなかった場合に、前記中
央記録装置と、前記中央記録装置に一番近いデータ収集
端末装置との間に、応答信号が前記中央記録装置へ到達
できない原因となった障害箇所が存在することを記録す
る手段とをさらに具備する。
【0043】ここで、第3の数値が「0」であっても良
い。
【0044】本発明の第1の観点によれば、中央記録装
置は、システム初期化シーケンスにおいて、伝送路初期
化シーケンスの結果、(1)伝送路初期化シーケンスの
終了を認識することができる。また、(2)接続されて
いるデータ収集端末装置の台数を把握することができ
る。
【0045】即ち、中央記録装置は、第1の信号を送出
し、中央記録装置と最遠端のデータ収集端末装置との間
にあるデータ収集端末装置では、下流からの第2の応答
信号を受信するので、下流に他の装置があると認識して
下流からの第3の信号を待ち、最遠端のデータ収集端末
装置は、下流からの第2の応答信号が所定の時間以内に
受信できないので、自身が最遠端であることを認識して
数値部が1である第3の信号を送出し、これを受信した
上流のデータ収集端末装置は、数値部に1を加算して上
流へ中継する。このようにして、第3の信号の数値部
は、データ収集端末装置で中継されるごとに1加算され
て上流へ中継されるので、中央記録装置に到達したとき
には、その数値部の内容が、接続されているデータ収集
端末装置2の台数になっている。また、第3の信号が中
央記録装置に到達することにより、伝送路初期化シーケ
ンスは完了する。
【0046】従って、中央記録装置は、接続されている
データ収集端末装置の台数に応じた時間で伝送路初期化
信号の送出を終了することができるから、問題点(1)
が解決される。
【0047】また、中央記録装置は、次のアドレス・セ
ット・シーケンスの前に、データ収集端末装置の台数を
把握でき、その台数を確認するには伝送路初期化シーケ
ンスのみを繰り返せばよいから、問題点(2)〜(4)
が解決される。
【0048】さらに、本発明の第2の観点によれば、伝
送路初期化シーケンスにおける信号を、高品位なもの、
即ち、誤りの少ないもの、確度の高いものとすることが
できるので、伝送路初期化シーケンス自体も確度の高い
ものとなり、問題点(2)〜(4)はさらに確実に解決
される。
【0049】次に、本発明の第3の観点によれば、中央
記録装置は、データ収集シーケンスにおいて、タイムオ
ーバ障害が発生すると即座にその発生箇所を把握するこ
とができる。
【0050】即ち、中央記録装置およびデータ収集端末
装置において、図3の例のように、第1の記憶手段48
の内容を入力として、入力に対して単調増加となるよう
な出力を与える第1の演算手段75により、タイムオー
バの監視時間を設定する。この結果、中央記録装置から
遠い装置ほど早く、すなわち、障害箇所に近い装置ほど
早くタイムオーバを検出して、上流へタイムオーバ検出
を示す応答信号を送出するから、これより上流の装置で
はタイムオーバを検出せずに、この応答信号を上流へ中
継する。すなわち、障害箇所直前(上流側)のデータ収
集端末装置がタイムオーバを検出したことが、中央記録
装置へ通知されるので、中央記録装置は、即座に障害箇
所を把握することができる。従って、障害箇所特定のた
めの作業を必要としないので、問題点(5)〜(8)が
解決される。
【0051】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0052】図1は、本発明に係る分散型データ収集シ
ステムの構成例である。中央記録装置1台に対するデー
タ収集端末装置の数に制限はないが、一例として、デー
タ収集端末装置が4台接続された場合を示す。
【0053】システムは中央記録装置1、複数のデータ
収集端末装置21〜24、伝送路31〜35で構成さ
れ、伝送路によりタンデム接続され、全体として、テレ
メトリ・システムを構成している。
【0054】中央記録装置1と各データ収集端末装置2
1〜24の間には、全二重あるいは半二重のデジタル伝
送機能(有線又は無線)があり、各データ収集端末装置
21〜24は、この伝送の中継機能をもつ。なお、この
伝送において、中央記録装置1側(図1で左側)への方
向を「上流」、反対方向を「下流」と定義する。
【0055】中央記録装置1は、テレメトリ・システム
を初期化し、起動する初期化信号を送出する機能、およ
び、複数のデータ収集端末装置21〜24の中の1つあ
るいは全てを宛先として命令信号を送出し、宛先として
指定されたデータ収集端末装置からの応答信号を受信す
る機能をもつ。すなわち、テレメトリ・システムにおけ
る伝送の起動〜終了を制御する「マスタ機能」をもつ。
また、中央記録装置1は、通常、コンピュータ・システ
ムあるいはマイクロ・コンピュータ・システム、およ
び、これにより制御される、前記テレメトリ制御装置、
磁気テープ装置等の記憶装置、プリンタ/プロッタ/キ
ーボード/ディスプレイ等の入出力装置、などで構成さ
れ、前記応答信号から所要の情報を抽出し、内容の判定
あるいは記憶装置への記録を行うような複数種類の操作
の組合せにより、データ収集を行う。
【0056】データ収集端末装置21〜24は、上流か
らの初期化信号を受信し、テレメトリ・インタフェース
部分を初期化するとともに下流へ中継する機能、およ
び、上流からの命令信号を受信し、これに含まれる宛先
が自分のみであれば命令を実行するとともに所定時間以
内に上流へ応答信号を送出し、宛先が他者であれば、命
令信号を下流へ中継し、下流からの応答信号を待って上
流へ中継し、宛先が全データ収集端末装置であれば、命
令信号を下流へ中継するとともに命令を実行し、下流か
らの応答信号を待って上流へ中継するとともにその末尾
に自分からの応答信号を付加して送出する機能とをも
つ。すなわち、テレメトリ・システムにおける「スレー
ブ機能」をもつ。また、データ収集端末装置21〜24
は、少なくとも、デジタルあるいはアナログ・データ入
力回路をもち、この入力回路の出力をサンプリングし、
必要に応じてアナログ・デジタル変換等のデータ変換処
理を施した後、デジタル・データとして保持しておき、
受信した命令信号に従って、このデータを上流へ送出す
る。
【0057】さて、本発明の第1の要点は、前記テレメ
トリの初期化(システム初期化シーケンス)において、
中央記録装置1が接続されているデータ収集端末装置の
数を容易に把握できる手段を提供することである。
【0058】図2は、本発明の第1の実施例に係る分散
型データ収集システムにおける、伝送路上のタイムチャ
ートである。
【0059】横軸は時間を表す。縦軸は伝送路(即ち、
データ収集端末装置の出力)別に信号を表す。縦軸で、
左向きの矢印は上流への信号を、右向きの矢印は下流へ
の信号を表す。
【0060】(1) 中央記録装置1は、データ収集端
末装置21へ、すなわち伝送路31の下流へ第1の信号
を送出すると同時または遅れて、下流からの第2の信号
の第1の時間監視手段を起動する。
【0061】(2) データ収集端末装置21は、この
第1の信号を検出し、中央記録装置1へ、すなわち伝送
路31の上流へ第2の信号を送出する。中央記録装置1
は、この第2の信号を検出することにより、第1の時間
監視を停止し、下流からの第3の信号を待つ。
【0062】(3) データ収集端末装置21は、
(2)と並行して、データ収集端末装置22へ、すなわ
ち伝送路32の下流へ第1の信号を送出すると同時また
は遅れて、下流からの第2の信号の第1の時間監視手段
を起動する。
【0063】(4) データ収集端末装置22は、この
第1の信号を検出し、データ収集端末装置21へ、すな
わち伝送路32の上流へ第2の信号を送出する。データ
収集端末装置21は、この第2の信号を検出することに
より、第1の時間監視を停止し、下流からの第3の信号
を待つ。
【0064】(5) データ収集端末装置22は、と
並行して、データ収集端末装置23へ、すなわち伝送路
33の下流へ第1の信号を送出すると同時または遅れ
て、下流からの第2の信号の第1の時間監視手段を起動
する。
【0065】(6)〜(8) 以下同様。
【0066】(9) データ収集端末装置24は、伝送
路35の下流へ第1の信号を送出すると同時または遅れ
て、
【0067】(10) 下流からの第2の信号の第1の
時間監視手段を起動するが、
【0068】(11) 下流からの第2の信号が検出さ
れないので、監視時間オーバとなる。
【0069】(12) データ収集端末装置24は、監
視時間オーバ(11)の後、第1の記憶手段に数値0を
セットし、データ収集端末装置23へ、すなわち伝送路
34の上流へ数値部の値が1である第3の信号を送出す
る。
【0070】(13) データ収集端末装置23は、こ
の第3の信号を受信し、この第3の信号の数値部の値1
を第1の記憶手段にセットし、この値に1を加えた値
(即ち、2)を数値部としてもつ第3の信号を、データ
収集端末装置22へ、すなわち伝送路33の上流へ送出
する。
【0071】(14)、(15) 以降、同様にして、
データ収集端末装置22からデータ収集端末装置21へ
は、数値部が3である第3の信号が伝送され、データ収
集端末装置21から中央記録装置1へは、数値部が4で
ある第3の信号が伝送される。
【0072】このようにして、中央記録装置1は、下流
に接続されているデータ収集端末装置の台数を得ること
ができる。また、各データ収集端末装置も、それぞれの
第1の記憶手段に、自分より下流に接続されているデー
タ収集端末装置の台数を得ることができる。この実施例
では、データ収集端末装置は4台であるが、任意の台数
であっても同様の効果が得られることは明らかである。
【0073】なお、中央記録装置1および各データ収集
端末装置21〜24は、第1の時間監視手段が監視時間
オーバとなるか、下流から第3の信号を検出した後、所
定の時間以内に、第1の信号の送出を停止する((1
6)〜(20))。
【0074】また、第1の信号は、伝送路の初期化の機
能を兼ねることは必須ではないが、伝送路の初期化と同
時に接続されているデータ収集端末装置の台数を把握す
ることは有益であり、以降の説明では、第1の信号が伝
送路の初期化の機能をもつものとして説明する。従っ
て、各データ収集端末装置21〜24は、従来の技術に
おいて伝送路初期化信号を受信したときと同様に、第1
の信号を受信中に、伝送路インタフェース部分を初期化
し、第1の信号がなくなったことを検出して、以降、伝
送路上のアドレスをセットされるまで、命令信号を下流
へ中継しない状態となる。
【0075】図3は、本実施例におけるデータ収集端末
装置の構成図である。
【0076】上流からの第1の信号は、第1の信号の検
出手段41により検出される。第1の信号の検出手段4
1は、第1の信号の規定に応じて、デジタル・パターン
検出回路、または、周期信号を検出するタンク回路・P
LL回路などで実現され、その検出出力により、第1の
信号の中継/送出手段42、第2の信号の送出手段、第
1の時間監視手段、第2の信号の検出手段が起動され
る。
【0077】第1の信号の中継/送出手段42は、上流
からの第1の信号を下流へ中継する手段であるか、ある
いは、第1の信号と同様の信号を下流へ送出する手段で
あり、起動されると、下流へ第1の信号が送出される。
【0078】第2の信号の送出手段43は、第2の信号
として規定された所定の信号波形を発生する回路で実現
され、起動されると、上流へ第2の信号を送出する。
【0079】第1の時間監視手段44は、タイマ回路あ
るいはカウンタ回路などで実現され、その出力は通常0
であるが、起動されて所定の時間が経過すると1にな
り、監視時間が経過したことを示す。この出力は、第2
の信号の検出手段45の出力により時間監視が停止した
場合は0のままとなる。
【0080】第2の信号の検出手段45は、デジタル・
パターン検出回路などで実現され、下流からの第2の信
号が検出されると、その出力により第1の時間監視手段
44の動作を停止させる。
【0081】第1の時間監視手段44の出力が1になる
と、すなわち、上流から第1の信号を受信してから所定
の時間以内に下流から第2の信号が検出されないと、セ
レクタ47の出力は特定の初期値、例えば0となり、第
1の記憶手段48には0がセットされる。同時に、セレ
クタ出力の0に、第1の加算手段50により所定の数値
として例えば1が加算された値、すなわち1が、第3の
信号の出力手段49へ第3の信号の数値部として入力さ
れ、上流へ、数値部が1である第3の信号が送出され
る。
【0082】一方、第1の時間監視手段44の出力が0
であれば、すなわち、上流から第1の信号を受信してか
ら所定の時間以内に下流から第2の信号が検出されれ
ば、セレクタ47の出力は、第3の信号の検出手段46
の数値出力となり、下流からの第3の信号が検出される
のを待つ状態となる。
【0083】第3の信号の検出手段46は、第3の信号
の規定に応じて、デジタル・パターン検出回路、数値部
抽出回路(例えばパルス数カウンタ、伝送データ変換回
路など)などで実現され、第2の信号検出手段の出力に
より起動された後、下流からの第3の信号を検出する
と、その数値部をセレクタ経由で第1の記憶手段48に
セットする。
【0084】同時に、この数値に、第1の加算手段50
で前記所定の数値1を加算した値を、第3の信号の送出
手段49に数値部として入力し、上流へ、数値部が、下
流から受信した第3の信号の数値部の値に1を加算した
値である第3の信号が送出される。
【0085】図4は、本実施例における中央記録装置の
構成図である。中央記録装置1が「伝送路の初期化」を
必要とするとき、シーケンス起動信号が本構成図の部分
に入力され、第1の信号の送出手段51、第1の時間監
視手段44、第2の信号の検出手段45が起動される。
【0086】第1の信号の送出手段51は、第1の信号
として規定された所定の信号波形を発生する回路で実現
され、起動されると、下流へ第1の信号を送出する。
【0087】第1の時間監視手段44は、タイマ回路あ
るいはカウンタ回路などで実現され、その出力は通常0
であるが、起動されて所定の時間が経過すると1にな
り、監視時間が経過したことを示す。この出力は、第2
の信号の検出手段45の出力により時間監視が停止した
場合は0のままとなる。
【0088】第2の信号の検出手段45は、デジタル・
パターン検出回路などで実現され、下流からの第2の信
号が検出されると、その出力により第1の時間監視手段
44の動作を停止させる。
【0089】第1の時間監視手段44の出力が1になる
と、すなわち、下流へ第1の信号を送出してから所定の
時間以内に下流から第2の信号が検出されないと、セレ
クタ47の出力は特定の初期値、例えば0となり、第1
の記憶手段48には0がセットされる。
【0090】一方、第1の時間監視手段44の出力が0
であれば、すなわち、下流へ第1の信号を送出してから
所定の時間以内に下流から第2の信号が検出されれば、
セレクタ47の出力は、第3の信号の検出手段46の数
値出力となり、下流からの第3の信号が検出されるのを
待つ状態となる。
【0091】第3の信号の検出手段46は、第3の信号
の規定に応じて、デジタル・パターン検出回路、数値部
抽出回路(例えばパルス数カウンタ、伝送データ変換回
路など)などで実現され、第2の信号検出手段の出力に
より起動された後、下流からの第3の信号を検出する
と、その数値部をセレクタ経由で第1の記憶手段48に
セットする。
【0092】以上の説明により、本発明によれば、シス
テム起動シーケンスにおける伝送路初期化シーケンスに
おいて、中央記録装置が接続されているデータ収集端末
装置の台数を把握することができることは明らかであ
る。前記特定の初期値が0でない場合や、前記所定の値
が1でない場合においても、それらの値が中央記録装置
に把握されていれば、同様にデータ収集端末装置の台数
を求めることが可能である。
【0093】図5は、本実施例による、システム起動シ
ーケンスのフローチャートである。図33に示す従来の
分散型データ収集システムにおけるシステム起動シーケ
ンスのフローチャートと比較しながら、本発明の効果を
説明する。
【0094】まず、従来の分散型データ収集システムに
おける伝送路初期化シーケンスS1においては、接続さ
れ得る最大台数のデータ収集端末装置を初期化するのに
必要な長さ以上の時間が必要となるが、伝送路初期化シ
ーケンスS11においては、図2の説明で明らかなよう
に、接続されているデータ収集端末装置の数に応じた時
間で実行終了する。これは、図6(本発明)および図3
4(従来)のタイムチャートの比較でも明らかである。
例えば、物理探査装置においては、実際の最大台数は1
000程度で、実用される台数が100程度であるか
ら、その差は非常に大である。
【0095】次に、アドレス・セット・シーケンスS1
2〜S16については、従来の技術によるS2〜S7で
は、タイムオーバという異常状態で終了するために問題
があることを「発明が解決しようとする課題」の項で述
べた。しかし、本発明によれば、伝送路初期化シーケン
スS11の結果として、データ収集端末装置の台数Nが
得られるのであるから、タイムオーバの異常は、実際に
途中の伝送路等の異常がない限り発生しないことは明ら
かであり、シーケンスが簡素化された。
【0096】このような効果は、実際に障害が発生し得
る状況においてシステム起動シーケンスを確実に完了さ
せるために複数回の再試行を行う場合には、さらに大き
なものとなる。従来の技術による場合は、図33の全て
のフローを繰り返さなければならないのに対して、本発
明においては、伝送路初期化シーケンスS11のみを繰
り返せばよい。
【0097】さらに、この伝送路初期化シーケンスの確
度を高め、従来の技術からの改善効果を一層大きなもの
とするのが、次に説明する本発明の第2の実施例であ
る。
【0098】図9は、本発明の第2の実施例におけるデ
ータ収集端末装置の構成図である。
【0099】図3に示す第1の実施例との違いは、上流
からの信号入力と第1の信号の検出手段との間、およ
び、下流からの信号入力と第2の信号の検出手段45、
第3の信号の検出手段46との間とに、信号高品位化手
段61を挿入したことである。これにより、入力信号に
含まれる雑音あるいはエラーを除去または抑制すること
ができ、本発明の最重要点である「データ収集端末装置
の台数把握」を極めて確度の高いものとする効果を得る
ことができる。
【0100】信号高品位化手段61は、次の条件により
実現される。
【0101】まず、第1〜第3の信号(以降、特殊信号
と称す)を伝送路の伝送性能に対して十分に冗長性のあ
る信号形式に規定する。次に、回路として、この冗長性
を利用したアナログ・フィルタまたはデジタル・フィル
タあるいは誤り検出/訂正手段などの信号高品位化手段
を採用し、特殊信号を信号高品位化手段を通過させるこ
とにより、信号の品位すなわち確度を向上させる。
【0102】図12及び図13に容易に実現可能な例を
示す。この例では、伝送路がAMI符号あるいはダイコ
ード符号などを伝送するバイポーラ・デジタル信号伝送
路の場合で、通常の命令信号等では4Mbpsの伝送性
能をもつが、特殊信号には周期でT2が128倍、パル
ス幅T1が20倍の信号を規定している。これにより、
伝送路の伝送性能に対して十分に狭帯域のアナログ・フ
ィルタまたはデジタル・フィルタを通過させることがで
き、確度を向上させることができる。なお、図10及び
図11に、信号高品位化手段の実施例として良く知られ
ているLPF(低域通過フィルタ)を示す。
【0103】他の実施例としては、特殊信号を誤り訂正
符号化し(垂直パリティ+水平パリティ、CRCコード
他のハミング符号など公知例多数)、信号高品位化手段
としてその冗長性を除去する誤り訂正回路を採用する方
法、あるいは、同一パターンを3回以上繰り返した特殊
信号を定義し、信号高品位化手段として多数決回路を採
用するなど、既知の技術で十分に実現可能である。
【0104】なお、本実施例の中央記録装置の部分は、
同様にして、図4の下流からの信号入力と、第2の信号
の検出手段45および第3の信号の検出手段46との間
に、信号高品位化手段61を挿入することにより実現さ
れる。
【0105】以上の説明から明らかなように、本発明の
第2の実施例によれば、システム初期化シーケンスにお
いて確度を向上させるための再試行部分が、伝送路初期
化シーケンスに限られるため、特殊信号として、通常の
命令信号等に対して十分に冗長性のある信号を規定して
おり、データ収集などの通常の運用シーケンスの効率を
落とすことなく、システム初期化シーケンスの確度を向
上させることができる。
【0106】次に、本発明の第1の要点(データ収集端
末装置の数を容易に把握できる手段を提供)について
の、第3の実施例について、図14〜図18を参照して
説明する。
【0107】図14は、第3の実施例におけるタイムチ
ャート、図15はそのデータ収集端末装置の構成図であ
る。
【0108】本実施例では、伝送路がバイポーラ・デジ
タル信号伝送路である場合であって、第1の信号を所定
のパルス幅で所定の周期の負のパルス列信号、第2の信
号を同じパルス幅で正負を交互に2回ずつ繰り返すパル
ス信号、第3の信号を同じパルス幅・周期でパルス数が
数値部である正のパルス列信号と最後に負の1パルスで
あるエンドマークのように規定している。
【0109】(1)〜(20)の説明については、図2
の説明とほぼ同じであるので詳細は省略する。ただし、
第3の信号は、正のパルスの数が数値であり、その数は
データ収集端末装置で上流へ中継されるごとに1づつ増
加する。なお、エンドマークは、本実施例のように負の
パルスであるか、他の特定のパターンであるか、あるい
は所定時間以上の無信号でもよい。
【0110】また、図15は、本実施例の第3の信号の
数値部がパルス列でありパルス数が数値であることに着
目して、第3の信号の検出手段46から第3の信号の送
出手段49までの部分を、第1の実施例(図3)の同部
分とは別の手段で実現したものである。
【0111】第3の信号の検出手段へ、下流から第3の
信号が入力されると、第3の信号数値パルス分離手段9
1により数値がパルス数として抽出され、パルス数をカ
ウントするカウンタ回路で構成された第1の記憶手段4
8に入力され、結果として第1の記憶手段には、下流か
らの第3の信号の数値部の値がセットされる。また、第
3の信号数値パルス分離手段91は、最初のパルスで第
3の信号数値パルス送出手段94を起動し、第3の信号
数値パルス送出手段94は、1パルス分の時間だけ遅れ
て数値部パルスの送出を開始する。その後、第3の信号
エンドマークの検出手段92は、下流からの第3の信号
のエンドマークを検出し、第1の遅延手段93により1
パルス分の時間だけ遅れた後、第3の信号数値パルス送
出手段94を停止し、第3の信号エンドマークの送出手
段95を起動する。第3の信号数値パルス送出手段94
は、1パルス分の時間だけ遅れて数値部パルスの送出を
停止する。第3の信号エンドマークの送出手段95は、
1パルス分の時間だけ遅れてエンドマークを送出する。
【0112】この結果、上流への第3の信号の数値部パ
ルス数は、下流からの第3の信号の数値部パルス数よ
り、第1の遅延手段93での遅れの分、すなわち1パル
スだけ多くなる。
【0113】なお、第1の時間監視手段44の出力が1
(監視時間オーバ)になれば、第3の信号数値パルス送
出手段94の起動後、第1の遅延手段により1パルス分
の時間だけ遅れて、第3の信号数値パルス送出手段94
が停止され、第3の信号エンドマークの送出手段95が
起動されるので、上流へ数値部パルス数が1の第3の信
号が送出される。
【0114】以上の例の他にも、いくつかの特殊信号の
形式を例示して、対応する装置の例を容易に示すことが
できるが、以降は、特殊信号の形式の例を説明し、装置
の具体的構成の詳細説明は省略する。
【0115】図16及び図17は、NRZ(Non R
eturn to Zero)デジタル信号伝送におけ
る特殊信号の形式の例である。
【0116】図16に示す波形W11〜W13は、第1
〜第3の信号の各々に、異なる周期のパルス列を規定し
た例である。各信号の検出は、パルス幅検出回路により
容易に検出および区別をすることができる。
【0117】図17に示す波形W21〜W23は、第1
の信号を周期信号とし、第2の信号は同相、第3の信号
は、数値部を逆相、エンドマーク部を同相とした例であ
る。これも、対応する回路は容易に実現できる。
【0118】なお、W13およびW23において、エン
ドマーク部は無信号の時間を検出することで代用しても
よい。
【0119】図18は、半二重デジタル信号伝送におけ
る伝送路初期化シーケンスのタイムチャートの一例であ
る。
【0120】半二重伝送路で、上流/下流双方向の信号
が同時に存在することができないため、第1の信号の中
間で一時休止状態となることを除いては、図2の例とほ
ぼ同様である。
【0121】なお、第1の信号の後部(16)〜(2
0)は、伝送路初期化の終了を示すためのものである
が、第3の信号の送出にその意味も兼ねさせれば、不要
となる。
【0122】次に、本発明の第2の要点は、データ収集
等の命令信号に対する応答信号がない(タイムオーバ)
障害が発生した場合に、即座にその障害箇所を特定する
手段を提供することである。
【0123】本発明では、本発明の第1の要点を実現し
た第1〜3の実施例の応用により、第2の要点を実現し
ている。
【0124】まず、従来の技術では、タイムオーバが発
生すると、中央記録装置はデータ収集端末装置からの応
答信号を受信することができないから、その原因である
障害箇所の特定作業が必要となり、問題点があること
を、「発明が解決しようとする課題」の項で述べた。
【0125】この、「応答信号を受信できない」点につ
いては、従来の技術でも、データ収集端末装置に応答信
号の時間監視機能を持たせることにより、検出を可能と
していた。
【0126】図37及び図38は、その一例である。各
データ収集端末装置221〜223は、上流からの命令
信号(1)〜(3)を受信終了すると、その命令信号中
のアドレス(A4)が自分宛でないので、下流からの応
答信号の中継待ち状態となり、待ち時間の監視タイマを
起動する((5)〜(7))。データ収集端末装置22
4は命令信号(4)を受信終了すると、自分宛なので、
応答信号(9)を上流へ送出する。しかし、この応答信
号は、障害により、データ収集端末装置221〜223
へ到達することができないから、各々の応答信号待ち時
間タイムオーバ((10)、(12)、(14))によ
り、各々がタイムオーバを示す応答信号を上流へ送出す
る((11)、(13)、(15))。
【0127】ここで、明らかなように、その監視時間は
全てのデータ収集端末装置で同じであるので、中央記録
装置201に到達する応答信号は、1台目のデータ収集
端末装置221からのものであるから、やはり、障害箇
所を即座に把握することはできない。
【0128】従って、伝送路が半二重であって、通信方
向を所定の時間でリセットする(上流からの信号受信待
ちにする)ような用途を除いては、あまり意味がない。
【0129】これに対して、本発明では、障害箇所の直
前(中央記録装置1から見て)にあるデータ収集端末装
置から、タイムオーバの異常を検出したことを示す応答
信号が送出されるので、中央記録装置1は、即座に障害
箇所を把握することができる。
【0130】以下、図を参照しながら、本発明の第2の
要点を実現する第4の実施例について説明する。
【0131】図20は、図19に示すシステムによる、
応答信号タイムオーバ対策の一例を示すタイムチャート
である。
【0132】各データ収集端末装置21〜24が上流か
らの命令信号(1)〜(4)を受信完了し、応答信号の
待ち時間監視タイマを起動し((5)〜(7))、デー
タ収集端末装置24が上流へ応答信号(9)を送出する
が、障害のため、応答信号がデータ収集端末装置23
へ到達できないところまでは、従来の技術の場合を示し
た図37及び図38と同じである。
【0133】ここで、本発明では、応答信号の待ち時間
の最大値(I)が、中央記録装置1が最大で、中央記録
装置1に近いデータ収集端末装置ほど大きくなるように
設定されている。本例では、図21に示す各装置内の第
1の記憶手段48の内容(K)に応じて、 I = T
0 + Tw × K となるような作用をもつ第1の
演算手段75をもつ場合を示している。T0、Twは時
間定数である。この結果、図20で明らかなように、一
番最初に応答信号のタイムオーバを検出するのは、デー
タ収集端末装置23であり、データ収集端末装置23
が、自分のアドレス(A3)およびタイムオーバ情報
(ST)を持つ応答信号を上流へ送出する。この応答信
号は、中央記録装置1およびデータ収集端末装置21〜
22がタイムオーバを検出するより早く、各装置に到達
するから、これらの装置ではタイムオーバを検出するこ
となく、この応答信号を受信または中継する。
【0134】従って、中央記録装置1は、受信した応答
信号のステータス部(ST)からタイムオーバ障害が発
生したことを把握し、そのアドレス部(A3)から、デ
ータ収集端末装置23と、データ収集端末装置24との
間が、障害箇所であることを把握できる。
【0135】また、同様の障害が、中央記録装置1とデ
ータ収集端末装置21との間で発生した場合に限り、中
央記録装置1には応答信号が到達しないので、中央記録
装置1は、応答信号を検出できない場合にも、障害箇所
を把握することができる。しかも、その応答信号の最大
待ち時間は、接続されるデータ収集端末装置の数によっ
て自動的に設定されるので、中央記録装置1は、従来の
ように、データ収集端末装置台数が最大数であることを
想定した時間を待つ必要がなく、より短時間で障害を発
見することができる。
【0136】尚、データ収集シーケンス中のタイムオー
バ処理のフローチャートを図7に示すが、図35に示す
従来技術よりも簡素化されている。また、同じくタイム
オーバ処理のタイムチャートを図8に示すが、図36に
示す従来技術よりも短縮されていることが分る。
【0137】図21は、本実施例におけるデータ収集端
末装置の構成である。
【0138】図中で、二重枠のブロック(48、75)
以外の部分は、他の実施例と同様であるから、他のブロ
ックの詳細説明は省く。
【0139】上流からの命令信号が入力されると、命令
信号の検出手段71がこれを検出し、命令信号の中継手
段72を起動して、命令信号を下流へ中継する。同時
に、応答信号の検出手段74、および、第2の時間監視
手段73を起動する。
【0140】下流からの応答信号が、第2の時間監視手
段73の監視時間以内に、応答信号の検出手段74によ
り検出された場合は、応答信号の中継手段76が起動さ
れ、応答信号は上流へ中継される。
【0141】一方、下流の応答信号が、第2の時間監視
手段73の監視時間以内に、応答信号の検出手段74に
より検出されない場合は、第2の時間監視手段73の出
力が1となることにより、応答信号受信不能ステータス
78(タイムオーバ)が応答信号の送出手段79によ
り、上流へ送出される。
【0142】本実施例においては、この第2の時間監視
手段73の監視時間として、第1の実施例における第1
の記憶手段48の内容を入力とする第1の演算手段75
の出力がセットされていることが特徴である。第1の演
算手段75は、その入力値に対して、単調増加関係にあ
る出力値が得られるものである。これは、データ収集端
末装置が、プログラム可能なMPU(マイクロ・プロセ
ッサ)システムで構成され、そのMPUが第1の記憶手
段の内容を読むことができ、その値にプログラムされた
演算を施した後、第2の時間監視手段73にセットでき
るようにするなどにより、容易に実現することができ
る。あるいは、第1の演算手段75は、記憶内容に所定
の出力値が格納されているROM(リード・オンリー・
メモリ)またはRAM(ランダム・アクセス・メモリ)
等の記憶手段であって、入力をアドレス端子とし、出力
をデータ端子として接続することによっても実現でき
る。
【0143】なお、前記単調増加の特性は、隣合う出力
数値の間に、少なくとも、データ収集端末装置間の、命
令信号および応答信号の伝播遅延時間と中継遅延時間の
総和の分だけ、差を持たせることにより、上流側が先に
タイムオーバを検出することがないように設計されてい
る。
【0144】なお、中央記録装置においても、同様の時
間監視機能を持たせることを実現できることは明らかで
ある。
【0145】また、中央記録装置において、(1) タ
イムオーバの監視時間値(I)以内に、前記タイムオー
バ情報を持たない応答信号を受信した場合は、該応答信
号を正常に受信したものとして以降の所定の処理を行う
手段、(2) 前記タイムオーバ情報を持つ応答信号を
受信した場合は、該応答信号に含まれるアドレスをもつ
データ収集端末装置と、その一つ下流側のデータ収集端
末装置との間に、応答信号が該中央記録装置へ到達でき
ない原因となった障害箇所が存在することを記録する手
段、(3) 一方、時間値(I)以内に該応答信号を受
信しなかった場合は、該中央記録装置と、該中央記録装
置に一番近いデータ収集端末装置との間に、応答信号が
該中央記録装置に到達できない原因となった障害箇所が
存在することを記録する手段、は、中央記録装置が、通
常、コンピュータ・システムで構成されることにより、
容易に実現できることも明らかである。
【0146】以上の説明で明らかなように、本発明の第
2の要点である、「データ収集等の命令信号に対する応
答信号がない(タイムオーバ)障害が発生した場合に、
即座にその障害箇所を特定する手段の提供」は、本実施
例により実現することができる。
【0147】次に、第4の実施例を改善した第5の実施
例について説明する。
【0148】図22は、第4の実施例に対して、第5の
実施例による改善効果のある例を示したものである。
【0149】分散型データ収集システムにおいて、デー
タ発生場所(システム展開)が逐次移動して行く場合、
図22のように、当初、中央記録装置1には、データ収
集端末装置21〜26が接続されてデータ収集運用が行
われており、その運用中に、データ収集端末装置27〜
29が順次接続されていくような、システム展開作業が
実施される。
【0150】この場合、当初、各装置内の第1の記憶手
段48の内容Kおよび各データ収集端末装置のアドレス
Aは、STEP1のようにセットされている。
【0151】ここで、データ収集端末装置は、自分より
下流のデータ収集端末装置部分について伝送路を初期化
する手段をもっているものとし、中央記録装置1は、デ
ータ収集端末装置26に命じて、データ収集端末装置2
7〜29の伝送路の初期化を実行させる。この結果、各
装置のKおよびAの値は、STEP2のようになる。
【0152】次に、中央記録装置1により、データ収集
端末装置27〜29を運用範囲に加える手順が実行され
る。まず、Kの値は、データ収集端末装置の総数が6か
ら9に増加したので、中央記録装置1においては9、以
下、データ収集端末装置においては、中央記録装置1に
近い順に、8、7、・・・0とする必要がある。すなわ
ち、データ収集端末装置21〜25において、Kの値を
変更する必要が生じる。
【0153】第4の実施例の場合、全てのデータ収集端
末装置について、伝送路の初期化からやり直さなければ
ならず、データ収集運用中は実行できないという問題が
ある。
【0154】そこで、第5の実施例では、各データ収集
端末装置が、中央記録装置1からの命令信号により、K
の値を変更する手段をもつことにより、この問題を解決
した。この結果、中央記録装置1は、データ収集運用中
に、次に追加されるデータ収集端末装置をアクセスする
ことができ、かつ、その場合でも、タイムオーバ障害が
発生すれば、即座に、その障害箇所を把握することがで
きる。従って、追加された部分にケーブル断線等の不具
合があれば、未然にその障害を除去することができ、シ
ステム効率の低下を防ぐことができる。
【0155】図23は、本実施例におけるデータ収集端
末装置のブロック図である。第4の実施例である図21
との違いは、命令信号の受信手段71が第1の記憶手段
48の内容を、受信した命令信号に含まれる数値に変更
する手段が追加されたのみである。これは、例えば、M
PUが命令信号の数値を読み、第1の記憶手段48にセ
ットするなどにより容易に実施することができる。
【0156】また、第6の実施例は、数値Kの変更作業
をさらに効率化する手段を提供するものである。
【0157】図22において、STEP2からSTEP
3への、データ収集端末装置21〜25の数値の変化を
見ると、全て、追加されたデータ収集端末装置の数(即
ち、3)だけ増加している。すなわち、データ収集端末
装置が、Kの値を、命令信号に含まれる数値分だけ増加
させる手段をもては、中央記録装置1は、同じ命令信号
をデータ収集端末装置21〜25へ送出すればよいこと
になる。さらに、中央記録装置1は、データ収集端末装
置26以降には命令信号が伝わらないように、例えば、
一時的にデータ収集端末装置25に最遠端フラグをセッ
トするなどして、全てのデータ収集端末装置に同時に命
令を実行させる(所謂、ブロードキャスト命令)命令信
号を送出することにより、1命令で、Kの値を変更する
ことができる。
【0158】図24は、第6の実施例におけるデータ収
集端末装置のブロック図である。第5の実施例である図
23との違いは、第1の記憶手段48の内容に、命令信
号の数値を加算する、第2の演算手段80が追加された
のみである。これは、例えば、MPUが命令信号の数値
および第1の記憶手段48の内容を読み、これらを加算
した後、第1の記憶手段48にセットするなどにより容
易に実施することができる。
【0159】ところで、第4の実施例、図19の説明
で、第1の記憶手段48の内容(K)から、命令信号に
対する下流からの応答信号の最大待ち時間(I)を与え
る、第1の演算手段75の演算の例として、
【0160】
【数1】I = T0 + Tw × K を示した。ここで、T0を、自分宛の命令信号を受信し
たデータ収集端末装置が命令信号の受信完了後、応答信
号を送出するのに必要な時間の最大値+マージン、Tw
を、隣接するデータ収集端末装置間の命令信号の中継遅
延時間と伝送路遅延時間と、応答信号の中継遅延時間と
伝送路遅延時間との総和の最大値(以降、往復中継伝送
遅延時間と称する)+マージン、とすれば、タイムオー
バ障害発生時の無駄な待ち時間を最小にする演算式とな
る。
【0161】しかし、前記のT0は、命令信号の種類に
よって大きく異なることがある。例えば、命令信号を受
信完了すると直ちに応答信号を送出するような命令信号
では、T0は小さいが、一方、命令信号を受信完了して
から、装置内部で所定の処理を実行し、その結果を応答
信号に乗せて送出するような命令信号では、T0は大き
くなる。
【0162】この場合、T0としては後者を選ぶことに
なり、前者の命令信号がほとんどであるようなシステム
では、タイムオーバ障害発生時の無駄な待ち時間が大き
いという問題が生じる。
【0163】このような問題点を解決するのが、第7の
実施例である。
【0164】その解決手段は、第4の実施例に係る分散
型データ収集システムにおいて、中央記録装置、データ
収集端末装置ともに、命令信号に応じて選択可能な複数
の演算機能をもたせたことである。これによって、命令
信号に応じて、応答信号の待ち時間最大値を最適値とす
ることができ、本問題点が解決される。
【0165】図25は、第7の実施例におけるデータ収
集端末装置の構成図であり、第4の実施例である図21
との違いは、第1の演算手段75の代わりに、複数の演
算を選択することのできる第3の演算手段102をも
ち、命令信号受信手段71に、命令信号から演算選択コ
ード保持手段101を付加し、その出力(即ち、演算選
択コード(R))で、演算を選択できるように構成して
いることである。
【0166】演算選択コード保持手段101は、命令信
号の所定の部分を保持するレジスタ回路で実現され、第
3の演算手段102は、複数のT0の値を保持するレジ
スタ回路、これらの1つを演算選択入力により選択する
セレクタ回路、加算器、乗算器等で構成するか、あるい
は、演算選択コードがT0を表すように定義すれば、加
算器と乗算器で構成され、または、演算選択コード保持
手段101の内容から所定の演算を選択し、第1の記憶
手段48の内容に作用させて得られる演算結果を、第2
の時間監視手段73にセットするようにプログラムされ
たMPUシステムで構成するなどにより、容易に実現す
ることが可能である。
【0167】なお、中央記録装置の構成については、デ
ータ収集端末装置の構成図から、上流側とのインタフェ
ース部分を削除して、容易に構成することができるの
で、説明を省略する。
【0168】また、上記と同様の問題が、前記Twにつ
いても発生する。例えば、有線と無線の伝送路が混在し
ており、有線部分では中継遅延時間の小さい中継方式を
採用し、無線部分では誤り対策として誤り訂正符号によ
る中継遅延時間が大きい伝送中継方式を採用するような
場合、有線部分ではTw(以降、Twcと称する)は小
さく、無線部分ではTw(以降、Twrと称する)は大
きい。
【0169】この場合、Twとしては後者を選ぶことに
なり、有線部分がほとんどであるようなシステムでは、
タイムオーバ障害発生時の無駄な待ち時間が大きいとい
う問題が生じる。
【0170】このような問題点を解決するのが、第8の
実施例である。その解決手段は、第4の実施例における
データ収集端末装置において、下流から受信した第3の
信号の数値部の値に、装置の種類に応じた定数値(T)
を加算した値を新たな数値部とする、第3の信号を上流
へ送出する機能をもたせたことである。ここで、装置ご
とに固有の往復中継伝送遅延時間に比例するような固有
の定数値(T)を割り当てれば、応答信号の最大待ち時
間(I)について、
【0171】
【数2】I = T0 + Tw × K の、Tw × K の部分をシステム構成に応じて最適
化することができる。この結果、本問題点が解決され
る。
【0172】ただし、中央記録装置が受信する第3の信
号の数値部の内容は、接続されたデータ収集端末装置の
台数ではなく、接続されたデータ収集端末装置のもつ固
有の定数値(T)の総和となる。従って、アドレス・セ
ット・シーケンスにおいては、中央記録装置は第1の記
憶手段48の内容を初期値とする変数(V)をもち、デ
ータ収集端末装置ごとに、アドレス・セットの結果、各
データ収集端末装置に固有の定数値(T)を読み出し
て、変数(V)から順次引いて行き、変数値(V)の値
が最遠端のデータ収集端末装置の第1の記憶手段にセッ
トされている特定の初期値、例えば0になったところ
で、アドレス・セット・シーケンスを終了する。
【0173】以下、図を参照して本実施例を説明する。
【0174】図26は、本実施例による改善を説明する
ための図である。この例では、中央記録装置に、データ
収集端末装置が9台接続されており、データ収集端末装
置23と24との間、および、データ収集端末装置26
と27との間が無線伝送路で、その他は有線伝送路であ
る。有線部分の往復中継伝送遅延時間は2μsec、無
線部分の往復中継伝送遅延時間は100μsecであ
る。従って、データ収集端末装置24および27の固有
の定数値(T)は50、他のデータ収集端末装置では1
である。伝送路初期化シーケンスで、各装置内の第1の
記憶手段の内容(K)は、表のようになり、中央記録装
置1では107となる。従って、Tw×Kの値も、表の
ようになり、中央記録装置では214μsecとなる。
因みに、発明3項によるTw×Kの値は900μsec
となり、本実施例によれば、大きく短縮されることが分
かる。台数がより多ければ、その差はさらに拡大する。
【0175】次に、図27に、本実施例における、デー
タ収集端末装置の伝送路初期化機能の部分を主とする構
成図を示す。第1の実施例(図3)との違いは、第1の
加算手段50の代わりに、2つの数値の和を出力する第
2の加算手段111をもち、下流からの第3の信号の数
値部(下流からの第2の信号が検出されない場合は数値
0)に装置固有の定数112を加算した数値をもつ第3
の信号を上流へ送出するように構成されていることであ
る。第2の加算手段111、装置固有の定数112とも
回路として容易に実現できる。
【0176】また、応答信号の送出手段79、および、
応答信号情報セレクタ113は、命令信号に対する応答
信号送出部分から抜粋したもので、従来の技術によるデ
ータ収集端末装置2でも実施されているものである。本
実施例では、その応答信号情報セレクタの選択肢とし
て、命令コードがアドレス・セットである場合に、装置
固有の定数112の値を送出する手段をもつことであ
る。
【0177】なお、中央記録装置の構成については、デ
ータ収集端末装置の構成図から、上流側とのインタフェ
ース部分を削除して、容易に構成することができるの
で、説明を省略する。
【0178】本問題点についての別の解決手段が、第9
の実施例である。
【0179】その解決手段は、第4の実施例に係る分散
型データ収集システムにおいて、伝送路初期化シーケン
スにおける、第3の信号の応答時間を測定し、この測定
結果(以降Trと称す)から、第1〜第3の信号の規定
で定まる、第1の信号受信開始から第3の信号送出開始
までに要する時間(以降Tdと称す)を除いた、正味の
遅延時間(以降Tpdと称す)に、前記T0を加算して
得られる時間を、データ収集シーケンスにおける、命令
信号に対する下流からの応答信号の最大待ち時間(I)
として、第2の時間監視手段73に設定する。
【0180】
【数3】I = T0 + Tpd ; Tpd =
Tr − Td
【0181】さらに、各データ収集端末装置において
は、伝送路初期化シーケンスにおいて、下流から第3の
信号を受信するか、または、第1の時間監視手段が監視
時間オーバとなってから、装置に固有の最大往復遅延時
間(以降Tudと称す)を待って、第3の信号を上流へ
送出する。このTudは、装置の種類に応じた必要最小
限の値を設定することができるから、システム全体とし
て無駄のない最大待ち時間(I)を設定することがで
き、本問題点が解決する。
【0182】ここで、図14のように第1〜第3の信号
が規定されている場合を例として、前記Tdについて説
明を付加する。図14では、装置による中継遅延および
伝送路遅延は含まれていない。
【0183】まず、最遠端の装置24では、Tdは(1
0)から(11)までの時間(第1の信号の12パルス
分、(10)から(11)までは下流に装置がないこと
を検出するのに必要な時間)である。次に、装置23で
は、装置24でのTdに、(7)から(9)まで:第1
の信号を装置24が検出するのに必要な時間4パルス
と、(12)から(13)まで:第3の信号を装置24
が送出するのに必要な時間1パルスとの計5パルスが加
算されて、17パルスとなる。同様にして、装置22の
Tdは22パルス、装置21のTdは27パルスとな
る。すなわち、各データ収集端末装置におけるTdは、
下流から受信した第3の信号の数値部の値(=第1の記
憶手段にセットされた値)(K)を用いて、
【0184】
【数4】Td = 12 + 5 × K で計算することができる。従って、各データ収集端末装
置2で、TrからTdを除くことは実現可能である。
【0185】次に、図28と図29を参照しながら、本
実施例を説明する。図28は、本実施例における、デー
タ収集端末装置の伝送路初期化機能に関する部分の構成
図である。本図は、第1の実施例である図3に、(1)
第3の信号の応答時間測定手段121を付加して、第1
の信号の検出手段41によって上流からの第1の信号が
検出されてから、第3の信号の検出手段46によって下
流からの第3の信号が検出されるまで、または、第1の
時間監視手段44の監視時間が経過するまでの間の時間
測定機能と、(2)第2の遅延手段122により、当該
装置に発生し得る往復中継伝送遅延時間の最大値だけ、
上流への第3の信号の送出を遅らせる機能とを付加した
ものである。これらの回路は、カウンタ回路、シフトレ
ジスタ回路等により容易に実現可能である。
【0186】図29は、本実施例における、データ収集
端末装置のデータ収集機能に関する部分の構成図であ
る。本図は、第4の実施例である図21の、(1)第1
の記憶手段48の代わりに、前記第3の信号の応答時間
測定手段121をもち、(2)第1の演算手段の代わり
に、第3の信号の応答時間測定手段121の内容Trか
ら第2の時間監視手段の最大待ち時間(I)を算出す
る、第4の演算手段123をもつようにしたものであ
る。演算手段については、他の項の説明と同様に、加算
器、乗算器、あるいはMPUシステムなどにより、容易
に実現可能である。
【0187】なお、中央記録装置の構成については、デ
ータ収集端末装置の構成図から、上流側とのインタフェ
ース部分を削除して、容易に構成することができるの
で、説明を省略する。
【0188】最後に、第4〜第9の実施例とは別の手段
により、命令信号に対するタイムオーバ障害が発生した
ときに、障害箇所を即座に把握することのできる、本発
明の第10の実施例に係る分散型データ収集システムに
ついて説明する。
【0189】本実施例の原理を、図31の本実施例のタ
イムチャートを参照して説明する。
【0190】要約すれば、第1の実施例における、第1
の信号を命令信号に、第2の信号を応答確認信号に、第
3の信号を応答信号に、それぞれ置き換えたものと考え
ることができる。ただし、応答信号の中継については、
数値変更等の加工は行わないので、対応する構成は存在
しない。
【0191】図30及び図31において、まず、中央記
録装置1は、(1)下流へデータ収集端末装置24宛の
命令信号を送出し、(6)送出完了と同時に、下流から
の応答確認信号の検出時間監視手段を起動する。(2)
〜(5)この命令信号は、データ収集端末装置21〜2
3で中継されて、データ収集端末装置24に到達する。
このとき、(7)〜(9)データ収集端末装置21〜2
3は、命令信号の中継完了と同時に、下流からの応答確
認信号の検出時間監視手段を起動し、(11)〜(1
3)所定の時間以内に、上流へ応答確認信号を送出す
る。中央記録装置1〜データ収集端末装置22は、この
応答確認信号を受信して、応答確認信号の検出時間監視
手段を停止する。
【0192】この命令信号を受信したデータ収集端末装
置24は、自分宛なので、(10)下流からの応答確認
信号の検出時間監視手段を起動ぜずに、(14)所定の
時間以内に、上流へ応答確認信号を送出する。しかし、
装置24から装置23への伝送路に障害があり、応答確
認信号(14)は、データ収集端末装置23に到達しな
いので、データ収集端末装置23において、(15)監
視時間オーバとなり、(16)上流へ自分がタイムオー
バを検出したことを示すステータスを含む応答信号を送
出する。(17)〜(19)この応答信号は、中継され
て、中央記録装置1に到達し、中央記録装置1はデータ
収集端末装置23と24との間が障害箇所であることを
把握する。
【0193】図32は、本実施例におけるデータ収集装
置の構成図である。
【0194】第1の実施例による、命令信号〜応答信号
の回路構成に、命令信号を受信または中継した後、所定
の時間以内に上流へ応答確認信号を送出する応答確認信
号の送出手段131と、下流からの応答信号の検出手段
74の代わりに、下流からの応答確認信号の検出手段1
32とをもち、第2の時間監視手段73で規定される最
大待ち時間以内に下流から応答確認信号が検出された場
合は、監視手段73を停止して下流からの応答信号中継
待ち状態となる。第2の時間監視手段73で規定される
最大待ち時間以内に、下流から応答確認信号が検出され
ない場合は、監視手段73が監視時間オーバとなり、上
流へタイムオーバ障害を検出したことを示すステータス
78を含む応答信号を送出する。
【0195】応答確認信号の送出手段131、および、
応答確認信号の検出手段132は、従来の技術により、
容易に実現することができる。
【0196】なお、中央記録装置の応答確認信号の検出
に関する構成については、データ収集端末装置の構成図
から、上流側とのインタフェース部分を削除して、容易
に構成することができるので、説明を省略する。
【0197】また、中央記録装置において、(1) タ
イムオーバの監視時間値(I)以内に、前記タイムオー
バ情報を持たない応答確認信号を受信した場合は、該応
答確認信号を正常に受信したものとして以降の所定の処
理を行う手段、(2) 前記タイムオーバ情報を持つ応
答確認信号を受信した場合は、該応答確認信号に含まれ
るアドレスをもつデータ収集端末装置と、その一つ下流
側のデータ収集端末装置との間に、応答確認信号が該中
央記録装置へ到達できない原因となった障害箇所が存在
することを記録する手段、(3) 一方、時間値(I)
以内に該応答確認信号を受信しなかった場合は、該中央
記録装置と、該中央記録装置に一番近いデータ収集端末
装置との間に、応答確認信号が該中央記録装置に到達で
きない原因となった障害箇所が存在することを記録する
手段、は、中央記録装置が、通常、コンピュータ・シス
テムで構成され、受信した情報の内容を分析して、その
結果に応じた記録等の処理を行うことにより実現できる
ことも明らかである。
【0198】なお、本実施例は、第4〜第9の実施例に
比較して、命令信号ごとに応答確認操作が付加されてい
るために、命令信号によるデータ収集シーケンスにおけ
る効率が低下し、応答確認信号自体の受信異常への対応
方法などが煩雑になる欠点を有するが、システム構成
(データ収集端末装置の数)の変更に応じて、柔軟かつ
迅速に変更処理をしなければならない用途には対応しや
すい利点を持つ。
【0199】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、中央記録装置と、これに伝送路で接続されるデータ
収集端末装置で構成され、データ収集端末装置の台数が
逐次変更されるような、分散型データ収集システムにお
いて、中央記録装置が、接続されているデータ収集端末
装置の台数を、台数に応じた必要最小限の時間で確実に
把握することができ、かつ、タイムオーバ障害が発生す
れば、即座にその障害箇所を把握することのできるシス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分散型データ収集システムの全体
構成(データ収集端末装置4台の例)を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例における伝送路上の信号
タイムチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例におけるデータ収集端末
装置の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例における中央記録装置の
構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例によるシステム起動シー
ケンスのフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例におけるシステム起動シ
ーケンスのタイムチャートである。
【図7】本発明の第4の実施例によるデータ収集シーケ
ンス中のタイムオーバ処理のフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施例によるデータ収集シーケ
ンス中のタイムオーバ処理のタイムチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例におけるデータ収集端末
装置の構成図である。
【図10】本発明の第2の実施例で使用されるLPFの
例である。
【図11】本発明の第2の実施例で使用されるLPFの
例である。
【図12】本発明の第2の実施例で使用される波形サン
プルを示す図である。
【図13】本発明の第2の実施例に関する伝送路上の信
号フォーマットの例である。
【図14】本発明の第3の実施例に関する伝送路上の信
号タイムチャートである。
【図15】本発明1項の第3の実施例におけるデータ収
集端末装置の構成図である。
【図16】本発明の第3の実施例に関する伝送路上の信
号例のタイムチャートである。
【図17】本発明の第3の実施例に関する伝送路上の信
号例のタイムチャートである。
【図18】本発明の第3の実施例に関する伝送路上の信
号例のタイムチャート(半二重伝送の場合)である。
【図19】本発明の第4の実施例に係る分散型データ収
集システムの全体構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第4の実施例による応答信号タイム
オーバ対策例(データ収集端末装置4台の場合)の伝送
路信号タイムチャートである。
【図21】本発明の第4の実施例におけるデータ収集端
末装置の実施例の構成図である。
【図22】本発明の第5の実施例の説明図である。
【図23】本発明の第5の実施例におけるデータ収集端
末装置の実施例の構成図である。
【図24】本発明の第6の実施例におけるデータ収集端
末装置の実施例の構成図である。
【図25】本発明の第7の実施例におけるデータ収集端
末装置の構成図である。
【図26】本発明の第8の実施例の説明図である。
【図27】本発明の第8の実施例におけるデータ収集端
末装置の伝送路初期化機能の部分の構成図である。
【図28】本発明の第9の実施例におけるデータ収集端
末装置の伝送路初期化機能の部分の構成図である。
【図29】本発明の第9の実施例におけるデータ収集端
末装置のデータ収集機能の部分の構成図である。
【図30】本発明の第10の実施例に係る分散型データ
収集システムの全体構成を示すブロック図である。
【図31】本発明の第10の実施例における伝送路上の
信号タイムチャートである。
【図32】本発明の第10の実施例におけるデータ収集
端末装置の構成図である。
【図33】従来の技術によるシステム起動シーケンスの
フローチャートである。
【図34】従来の技術によるシステム起動シーケンスの
タイムチャートである。
【図35】従来の技術によるデータ収集シーケンス中の
タイムオーバ処理のフローチャートである。
【図36】従来の技術によるデータ収集シーケンス中の
タイムオーバ処理のタイムチャートである。
【図37】従来の分散型データ収集システムの全体構成
を示すブロック図である。
【図38】従来の技術による応答信号タイムオーバ対策
例(データ収集端末装置4台の場合)の伝送路信号タイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1、201 中央記録装置 21〜29、221〜224 データ収集端末装置 31〜35 デジタル伝送路 41 第1の信号の検出手段 42 第1の信号の中継または送出手段 43 第2の信号の送出手段 44 第1の時間監視手段 45 第2の信号の検出手段 46 第3の信号の検出手段 47 デジタル・データ・セレクタ 48 第1の記憶手段 49 第3の信号の送出手段 50 第1の加算手段 51 第1の信号送出手段 61 信号高品位化手段 62 アナログLPF 63 ヒステリシス・コンパレータ(ヒステリシス特性
を持ったアナログ・コンパレータ回路) 64 デジタルLPF 71 命令信号の受信手段 72 命令信号の中継手段 73 第2の時間監視手段 74 応答信号の検出手段 75 第1の演算手段 76 応答信号の中継手段 77 デジタル・データ・セレクタ 78 応答信号受信不能ステータス(タイムオーバ検出
を意味するステータス) 79 応答信号の送出手段 80 第2の演算手段(2つのデジタル数値の加算手
段) 91 第3の信号数値パルス分離手段 92 第3の信号エンドマークの検出手段 93 第1の遅延手段 94 第3の信号数値パルス送出手段 95 第3の信号エンドマークの送出手段 101 演算選択コード保持手段 102 第3の演算手段 111 第2の加算手段 112 装置固有の定数 121 第3の信号の応答時間測定手段 122 第2の遅延手段(遅延時間=Tud) 123 第4の演算手段 131 応答確認信号の送出手段 132 応答確認信号の検出手段
フロントページの続き (72)発明者 大久保 博 東京都日野市富士町1番地 富士ファコム 制御株式会社内 (72)発明者 難波 正幸 東京都日野市富士町1番地 富士ファコム 制御株式会社内 (72)発明者 渡辺 義孝 埼玉県春日部市谷原3−5−27 (72)発明者 今野 政明 埼玉県所沢市緑町4−43−23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散型データ収集システムであって、 デジタル伝送路を介して互いに直列接続される複数のデ
    ータ収集端末装置と、 デジタル伝送路を介して前記複数のデータ収集端末装置
    の内の1つと接続される中央記録装置であって、前記複
    数のデータ収集端末装置ごとに割り付けられた異なるア
    ドレスの中から特定のアドレスを指定して対応するデー
    タ収集端末装置を制御することにより、前記複数のデー
    タ収集端末装置に収集されたデータを記録する前記中央
    記録装置と、を含み、 前記複数のデータ収集端末装置の各々は、 第1の信号を前記中央記録装置側のデジタル伝送路(以
    下、「上流」という)から受信するとともに、上流とは
    反対側のデジタル伝送路(以下、「下流」という)へ該
    第1の信号を中継する中継手段と、 上流から該第1の信号を検出して、検出信号を出力する
    検出手段と、 該検出信号に応答して、所定の時間内に第2の信号を上
    流へ送出する手段と、 該検出信号に応答して、下流から第2の信号を受信する
    ための待ち受け状態となり、所定の時間内に該第2の信
    号が検出されない場合は、第1の数値を含む第3の信号
    を上流へ送出し、該所定の時間内に該第2の信号が検出
    された場合は、下流からの該第3の信号を検出して加算
    手段により該第3の信号に含まれる数値に所定の数値を
    加算し、これを上流へ送出する手段と、 を具備し、 前記中央記録装置は、 該第1の信号をデジタル伝送路へ送出する手段と、 デジタル伝送路から第2の信号を受信するための待ち受
    け状態となり、所定の時間内に該第2の信号が検出され
    ない場合は、第2の数値を記憶手段に記憶させ、該所定
    の時間内に該第2の信号が検出された場合は、デジタル
    伝送路から該第3の信号を検出して該第3の信号に含ま
    れる数値を前記記憶手段に記憶させる手段と、 を具備する、前記分散型データ収集システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分散型データ収集シス
    テムにおいて、 前記第1〜第3の信号は、データ収集のために使用され
    る伝送信号(命令信号および応答信号)よりも冗長度の
    大きい信号であり、 前記中央記録装置および前記複数のデータ収集端末装置
    の各々は、デジタル伝送路から受信した該第1〜第3の
    信号の検出のために、前記冗長度を利用した雑音除去機
    能または誤り訂正機能を有する信号高品位化手段をさら
    に具備する、前記分散型データ収集システム。
  3. 【請求項3】 前記中央記録装置が特定のデータ収集端
    末装置へ命令信号を送出し、前記特定のデータ収集端末
    装置が該命令信号に応答して前記特定のデータ収集端末
    装置に割り付けられたアドレスを含む応答信号を前記中
    央記録装置へ送出し、前記特定のデータ収集端末装置と
    前記中央記録装置との間にある他のデータ収集端末装置
    が該応答信号を下流から上流へ中継することにより伝送
    制御される、請求項1に記載の分散型データ収集システ
    ムにおいて、 前記複数のデータ収集端末装置の各々は、 該所定の時間内に該第2の信号が検出されない場合は、
    第3の数値を端末側記憶手段に記憶させ、該所定の時間
    内に該第2の信号が検出された場合は、該第3の信号に
    含まれる数値を前記端末側記憶手段に記憶させる手段
    と、 前記データ収集端末装置が上流からの命令信号を下流へ
    中継した後、前記端末側記憶手段に記憶された数値に単
    調増加特性を与える第1の演算手段を作用させて得られ
    る時間値を限度として、下流からの応答信号を待つ手段
    と、 該時間値内に応答信号を受信した場合は、該応答信号を
    上流へ中継し、該時間値内に応答信号を受信しなかった
    場合は、下流からの応答信号を受信できなかったこと
    (以下、「タイムオーバ」という)及び前記データ収集
    端末装置に割り付けられたアドレスを示す情報を含む信
    号を応答信号として上流へ送出する手段と、 をさらに具備し、 前記中央記録装置は、 命令信号をデジタル伝送路へ送出した後、前記記憶手段
    に記憶された数値に単調増加特性を与える第2の演算手
    段を作用させて得られる時間値を限度として、デジタル
    伝送路からの応答信号を待つ手段と、 該時間値内に前記タイムオーバ及びアドレスを示す情報
    を含まない応答信号を受信した場合に、該応答信号を正
    常に受信したものとして以降の所定の処理を行う手段
    と、 該時間値内に前記タイムオーバ及びアドレスを示す情報
    を含む応答信号を受信した場合に、該応答信号に含まれ
    るアドレスに対応するデータ収集端末装置と、その一つ
    下流側のデータ収集端末装置との間に、応答信号が前記
    中央記録装置へ到達できない原因となった障害箇所が存
    在することを記録する手段と、 該時間値内に応答信号を受信しなかった場合に、前記中
    央記録装置と、前記中央記録装置に一番近いデータ収集
    端末装置との間に、応答信号が前記中央記録装置へ到達
    できない原因となった障害箇所が存在することを記録す
    る手段と、をさらに具備する、前記分散型データ収集シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の分散型データ収集シス
    テムにおいて、 前記複数のデータ収集端末装置の各々は、前記端末側記
    憶手段に記憶された数値を、上流から受信した命令信号
    に含まれる数値に変更する手段をさらに具備し、 前記中央記録装置は、前記端末側記憶手段に記憶された
    数値の変更を必要とする全てのデータ収集端末装置に対
    して該命令信号の送信によって該変更を終えた時点にお
    いても、上流側のデータ収集端末装置ほど前記端末側記
    憶手段に記憶された数値が大きく、かつ、前記中央記録
    装置の前記記憶手段に記憶された数値が一番近いデータ
    収集端末装置の前記端末側記憶手段に記憶された数値よ
    りも大きくなる様に、前記中央記録装置の前記記憶手段
    に記憶された数値及び前記複数のデータ収集端末装置の
    前記端末側記憶手段に記憶された数値の変更を行う、前
    記分散型データ収集システム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の分散型データ収集シス
    テムにおいて、 前記複数のデータ収集端末装置の各々が、前記端末側記
    憶手段に記憶された数値に、上流から受信した命令信号
    に含まれる数値を加算する手段をさらに具備する、前記
    分散型データ収集システム。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の分散型データ収集シス
    テムにおいて、 前記複数のデータ収集端末装置の各々は、前記第1の演
    算手段として、上流から受信した命令信号から抽出した
    演算選択コードの値が入力される演算選択入力を有し、
    該演算選択コードの値に応じて2種類以上の演算方法を
    選択して実行する演算手段を具備し、 前記中央記録装置は、前記第2の演算手段として、デジ
    タル伝送路に送信した命令信号に含まれる演算選択コー
    ドと同じ値が入力される演算選択入力を有し、該演算選
    択コードの値に応じて2種類以上の演算方法を選択して
    実行する演算手段を具備する、前記分散型データ収集シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の分散型データ収集シス
    テムにおいて、 前記複数のデータ収集端末装置の各々は、 前記加算手段として、該第3の信号に含まれる数値に各
    データ収集端末装置の種類に応じた定数値を加算する加
    算手段を具備し、 該定数値を、前記データ収集端末装置宛のアドレス・セ
    ット命令信号に対する応答信号に含ませて、上流に送出
    する手段をさらに具備し、 該所定の時間内に下流からの第2の信号が検出されない
    場合は、前記端末側記憶手段に該第3の数値を保持さ
    せ、該定数値を含む第3の信号を上流へ送出し、 前記中央記録装置は、各データ収集端末装置に、前記中
    央記録装置に近い順にデジタル伝送路上のアドレスを割
    り付けるアドレス・セット・シーケンスにおいて、 前記記憶手段に記憶された数値を初期値とする変数を有
    し、各データ収集端末装置ごとにアドレス・セット命令
    信号を送出して、これに対する応答信号から該定数値を
    抽出して該変数から引き算した結果を該変数に代入し、
    次のデータ収集端末装置のアドレス・セットに移る操作
    を該変数の値が正である間繰り返し、該変数の値が該第
    3の数値と等しくなった時点でアドレス・セット・シー
    ケンスを終了する様に制御する手段をさらに具備する、
    前記分散型データ収集システム。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の分散型データ収集シス
    テムにおいて、 前記複数のデータ収集端末装置の各々は、 上流からの該第1の信号が検出されてから、下流からの
    該第3の信号が検出されるまでの時間を測定する第1の
    応答時間測定手段と、 前記第1の応答時間測定手段によって測定された時間に
    基づいて、データ収集端末装置より下流に接続されてい
    る前記複数のデータ収集端末装置の往復中継伝送遅延時
    間の総和を算出し、これに所定の待ち時間を加算した時
    間値を各データ収集端末装置についての該所定の時間と
    してセットする手段と、 下流からの該第3の信号を検出するか、又は、該所定の
    時間がオーバとなってから、該第3の信号を上流ヘ送出
    開始するまでの時間を、各データ収集端末装置に固有の
    最大往復遅延時間だけ遅らせる遅延手段と、 をさらに具備し、 前記中央記録装置は、 下流へ該第1の信号を送出してから、下流からの該第3
    の信号が検出されるまでの時間を測定する第2の応答時
    間測定手段と、 前記第2の応答時間測定手段によって測定された時間に
    基づいて、デジタル伝送路に接続されている前記複数の
    データ収集端末装置の往復中継伝送遅延時間の総和を算
    出し、これに所定の待ち時間を加算した時間値を前記中
    央記録装置についての該所定の時間としてセットする手
    段と、 をさらに具備する、前記分散型データ収集システム。
  9. 【請求項9】 前記中央記録装置が特定のデータ収集端
    末装置へ命令信号を送出し、前記特定のデータ収集端末
    装置が該命令信号に応答して前記特定のデータ収集端末
    装置に割り付けられたアドレスを含む応答信号を前記中
    央記録装置へ送信し、前記特定のデータ収集端末装置と
    前記中央記録装置との間にある他のデータ収集端末装置
    が該応答信号を下流から上流へ中継することにより伝送
    制御される、請求項1に記載の分散型データ収集システ
    ムにおいて、 前記複数のデータ収集端末装置の各々は、 上流からの該命令信号を下流へ中継した後、所定の時間
    値を限度として、下流からの応答確認信号を待つ手段
    と、 該時間値内に該応答確認信号を受信した場合は、下流か
    らの応答信号を待って該応答信号を上流へ中継し、該時
    間値内に該応答確認信号を受信しなかった場合は、下流
    からの応答確認信号を受信できなかったこと(以下、
    「タイムオーバ」という)及び前記データ収集端末装置
    に割り付けられたアドレスを示す情報を含む信号を応答
    信号として上流へ送出する手段と、 をさらに具備し、 前記中央記録装置は、 命令信号をデジタル伝送路へ送出した後、所定の時間値
    を限度として、デジタル伝送路からの応答確認信号を待
    つ手段と、 該時間値内に前記タイムオーバ及びアドレスを示す情報
    を含まない応答確認信号を受信した場合に、該応答確認
    信号を正常に受信したものとして、応答信号の受信を待
    って以降の所定の処理を行う手段と、 該時間値内に前記タイムオーバ及びアドレスを示す情報
    を含む応答確認信号を受信した場合に、該応答確認信号
    に含まれるアドレスに対応するデータ収集端末装置と、
    その一つ下流側のデータ収集端末装置との間に、応答確
    認信号が前記中央記録装置へ到達できない原因となった
    障害箇所が存在することを記録する手段と、 該時間値内に応答確認信号を受信しなかった場合に、前
    記中央記録装置と、 前記中央記録装置に一番近いデータ収集端末装置との間
    に、応答確認信号が前記中央記録装置へ到達できない原
    因となった障害箇所が存在することを記録する手段と、 をさらに具備する、前記分散型データ収集システム。
  10. 【請求項10】 該第1の数値及び該所定の数値が
    「1」であり、該第2の数値が「0」である、請求項1
    又は2又は9に記載の分散型データ収集システム。
  11. 【請求項11】 該第1の数値及び該所定の数値が
    「1」であり、該第2の数値及び該第3の数値が「0」
    である、請求項3〜8のいずれかに記載の分散型データ
    収集システム。
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