JPH0997082A - 電子ピアノ - Google Patents

電子ピアノ

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JPH0997082A
JPH0997082A JP7277019A JP27701995A JPH0997082A JP H0997082 A JPH0997082 A JP H0997082A JP 7277019 A JP7277019 A JP 7277019A JP 27701995 A JP27701995 A JP 27701995A JP H0997082 A JPH0997082 A JP H0997082A
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action
vibration
support
keyboard
hammer
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JP7277019A
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Takahiro Nakamura
隆宏 中村
Hideyuki Tanaka
秀幸 田中
Masaji Kimura
雅次 木村
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メカノイズを低減できるとともに、アコース
ティックピアノに非常に近似したタッチ感を達成するこ
とができる電子ピアノを提供する。 【解決手段】 ハンマーヘッド11がハンマーストッパ
12を打撃することにより疑似打弦動作を行い、鍵盤2
に疑似的なアクション荷重を与える疑似アクション機構
1と、疑似アクション機構1を支持するアクションサポ
ート13と、鍵盤2を並設すると共にアクションサポー
ト13を固定した棚板15とを備えた電子ピアノにおい
て、アクションサポート13と棚板15との連結部に、
防振材16が介挿されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ピアノに係
り、特にアコースティックピアノに近いタッチ感が得ら
れるようにした電子ピアノに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に利用されている電子ピ
アノは、演奏者の鍵盤操作に基づき電子音をスピーカか
ら発するものであり、近年においてはアコースティック
ピアノに比較しても不満のないレベルまで達している。
そして、鍵盤のタッチ感をアコースティックピアノに近
づけるために、疑似アクション機構が開発された。例え
ば、この疑似アクション機構は、特開平4−34789
5号公報に開示されているように、鍵盤の押鍵操作によ
り回動するアクリル樹脂などから成るハンマーヘッド
と、このハンマーヘッドに打撃される発泡ウレタンなど
から成るハンマーストッパとを備えている。そして、ハ
ンマーヘッドがハンマーストッパを打撃することにより
疑似打弦動作を行い、鍵盤に疑似的なアクション荷重を
与えることができ、鍵盤のタッチ感をアコースティック
ピアノに近づけることができる。
【0003】上記構成要素のうち、疑似アクション機構
のハンマーストッパ以外の部分は、金属製のアクション
サポートに支持され、このアクションサポートは、鍵盤
を並設した金属製の棚板上にねじ止めされている。ま
た、ハンマーストッパは、金属製のストップレールサポ
ートを介して、アクションサポートに支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電子
ピアノでは、ハンマーヘッドがハンマーストッパを打撃
した際の振動が、ともに金属製のストップレールサポー
トおよびアクションサポートを介して、疑似アクション
機構に伝わって、これを振動させることにより、メカノ
イズが発生してしまう。また、上記振動は、アクション
サポートから金属製の棚板を介して、鍵盤にも伝わるた
め、不快な振動として演奏者の指先に感じられてしま
い、タッチ感を損なうおそれがある。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、メカノイズを低減できるととも
に、アコースティックピアノに非常に近似したタッチ感
を達成することができる電子ピアノを提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1の発明は、ハンマーヘッドがハンマーストッパを
打撃することにより疑似打弦動作を行い、鍵盤に疑似的
なアクション荷重を与える疑似アクション機構と、疑似
アクション機構を支持するアクションサポートと、鍵盤
を並設すると共にアクションサポートを固定した棚板と
を備えた電子ピアノにおいて、アクションサポートと棚
板との連結部に、防振材が介挿されていることを特徴と
する。
【0007】この構成によれば、鍵盤の押鍵操作により
疑似アクション機構が作動することで、ハンマーヘッド
がハンマーストッパを打撃する。この打撃の際に発生し
た振動は、アクションサポートを介して棚板に伝わる
が、このときに、両者の間の連結部に設けられた防振材
によって減衰される。これにより、棚板から鍵盤に伝え
られる振動が小さくなるので、演奏者の指先に不快な振
動として現れることがなくなる。
【0008】この場合、ハンマーストッパがストップレ
ールサポートを介してアクションサポートに支持され、
アクションサポートとストップレールサポートとの連結
部に、防振材が介挿されていることが好ましい。
【0009】この構成によれば、ストップレールサポー
トとアクションサポートとの連結部に防振材が設けられ
ており、ストップレールサポートの振動は、アクション
サポートに伝搬される際に、この防振材によって減衰さ
れる。ストップレールサポートは、ハンマーストッパか
らの振動の影響を最も受け易い部分であるので、この防
振材により、ストップレールサポートの振動を効果的に
減衰して、アクションサポートの振動を大幅に抑制する
ことができる。このようなアクションサポートの段階で
の振動の抑制と、アクションサポートと棚板との連結部
における防振材による振動の抑制との相乗作用により、
鍵盤の振動をさらに抑制できるので、これに起因する不
快感をより確実に防止することができる。また、アクシ
ョンサポートの振動が抑制されることにより、アクショ
ンサポートから疑似アクション機構に伝えられる振動も
小さくなるので、疑似アクション機構の振動に起因する
メカノイズも低減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の電子ピアノの好適な実施形態について詳細に説明す
る。
【0011】図1は、電子ピアノの疑似アクション機構
を示す側面図である。同図に示すように、この電子ピア
ノの疑似アクション機構1は、アコースチィックなアッ
プライトピアノのアクション機構を模したものであると
共に、鍵盤2上にキャプスタンスクリュー3を介して載
置されたウイッペン4を備えている。このウイッペン4
の後端部は、電子ピアノの全長にわたって延設したセン
ターレール5に回動自在に軸支されている。また、ウイ
ッペン4の中央部にはジャックフレンジ6が立設され、
このジャックフレンジ6に対して断面L字状のジャック
7が回動自在に軸支されている。
【0012】更に、センターレール5の上部には、ハン
マー8が回動自在に軸支され、このハンマー8の下端に
は、ジャック7の上端が当接するバット9が設けられて
いる。このハンマー8は、バット9から上方に延びるハ
ンマーシャンク10と、このハンマーシャンク10の先
端に設けられた、例えばアクリル樹脂から成るハンマー
ヘッド11とを有している。このハンマーヘッド11
は、鍵盤2の押鍵に伴い、ハンマーストッパ12を打撃
することで、アコースティックピアノにおける打弦動作
を模して、打弦の際のタッチ感を得るものである。
【0013】すなわち、ハンマー8は、鍵盤2の押鍵操
作によるウイッペン4のスイング動作により、ジャック
7がバット9を突き上げることで回動し、その結果、ハ
ンマーヘッド11がハンマーストッパ12を打撃する。
なお、ハンマーストッパ12は、電子ピアノのほぼ全幅
にわたって延在すると共に、基台12aの前面には、ハ
ンマーヘッド11が衝突した際の衝撃を和らげるため
に、ゴム、樹脂、布、綿や紙などからなる緩衝部12b
が固定されている。
【0014】ここで、疑似アクション機構1は、前述し
た種々の部品から成ると共に、金属製の左右一対のアク
ションサポート13(1個のみ図示)に組み付けられ保
持された組立体として構成されている。アクションサポ
ート13は、金属製の棚板15の上面15aに立設さ
れ、この棚板15は、左右方向に延在していて、上面に
は複数の鍵盤2が並設されている。アクションサポート
13の下面13aと棚板15の上面15aとの間には、
発泡ウレタンやフェルトなどから成る防振材16が介挿
されており、この防振材16を挟み付けるようにして、
アクションサポート13と棚板15とがボルトなどで連
結されている。
【0015】更に、ハンマーストッパ12には金属製の
ストップレールサポート14が固定され、ハンマースト
ッパ12は、このストップレールサポート14の一端の
固定部14aを介して、アクションサポート13の上板
13aに固定されている。ストップレールサポート14
の固定部14aとアクションサポート13の上板13a
との間には、上記防振材16と同様の材質の防振材17
が介挿されており、この防振材17を挟み付けるように
して、ストップレールサポート14とアクションサポー
ト13とがボルトなどで連結されている。
【0016】以上のような構成によれば、ハンマーヘッ
ド11がハンマーストッパ12に衝突した際に振動が発
生し、この振動はまず、ともに金属製のストップレール
サポート14からアクションサポート13に伝搬される
際に、防振材17によって減衰される。ストップレール
サポート14は、ハンマーストッパ12からの振動を最
も受け易い部分であるので、その振動を防振材17によ
って効果的に減衰することができ、したがって、アクシ
ョンサポート13の振動を大幅に抑制することができ
る。これにより、アクションサポート13から疑似アク
ション機構1に伝えられる振動が非常に小さくなるの
で、疑似アクション機構1の振動に起因するメカノイズ
を確実に低減することができる。
【0017】アクションサポート13の振動は、金属製
の棚板15に伝搬される際に、防振材16によってさら
に減衰される。このように、ハンマーストッパ12の打
撃の際に生じた振動を、防振材17および防振材16に
より、2段階で減衰・抑制するので、棚板15から鍵盤
2に伝えられる振動も非常に小さくなり、鍵盤2の振動
に起因する不快感を確実に防止でき、タッチ感を向上さ
せることができる。
【0018】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、ハンマーストッパ12の打撃により発生する振
動を鍵盤2に伝わり難くするという目的のためには、防
振材16および防振材17のいずれか一方だけを採用す
ることも可能である。また、疑似アクション機構1の金
属部品同士の連結部分に防振材をさらに介挿することに
より、金属部品間での振動の伝搬を阻止して、メカノイ
ズ低減効果をさらに高めるようにしてもよい。その他、
本発明の趣旨の範囲内で細部の構成を変更することが可
能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の電子ピアノによれ
ば、疑似打弦動作としてハンマーストッパを打撃した際
に生じる振動を、部品の連結部に介挿した防振材で減衰
・抑制抑制することにより、メカノイズを低減できると
ともに、アコースティックピアノに非常に近似したタッ
チ感を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子ピアノの要部をなす疑似アクショ
ン機構及び棚板の一実施形態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 疑似アクション機構 2 鍵盤 11 ハンマーヘッド 12 ハンマーストッパ 13 アクションサポート 14 ストップレールサポート 15 棚板 16 防振材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンマーヘッドがハンマーストッパを打
    撃することにより疑似打弦動作を行い、鍵盤に疑似的な
    アクション荷重を与える疑似アクション機構と、当該疑
    似アクション機構を支持するアクションサポートと、前
    記鍵盤を並設すると共に前記アクションサポートを固定
    した棚板とを備えた電子ピアノにおいて、 前記アクションサポートと前記棚板との連結部に、防振
    材が介挿されていることを特徴とする電子ピアノ。
  2. 【請求項2】 前記ハンマーストッパがストップレール
    サポートを介して前記アクションサポートに支持され、
    当該アクションサポートと前記ストップレールサポート
    との連結部に、防振材が介挿されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の電子ピアノ。
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