JPH0996649A - 光変流器 - Google Patents

光変流器

Info

Publication number
JPH0996649A
JPH0996649A JP8104891A JP10489196A JPH0996649A JP H0996649 A JPH0996649 A JP H0996649A JP 8104891 A JP8104891 A JP 8104891A JP 10489196 A JP10489196 A JP 10489196A JP H0996649 A JPH0996649 A JP H0996649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
faraday effect
unit
effect glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8104891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3200358B2 (ja
Inventor
Hidenobu Koide
英延 小出
Toshihiko Yoshino
俊彦 芳野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to US08/635,155 priority Critical patent/US5780845A/en
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP10489196A priority patent/JP3200358B2/ja
Priority to EP96106573A priority patent/EP0740162A2/en
Publication of JPH0996649A publication Critical patent/JPH0996649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3200358B2 publication Critical patent/JP3200358B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/24Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using light-modulating devices
    • G01R15/245Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using light-modulating devices using magneto-optical modulators, e.g. based on the Faraday or Cotton-Mouton effect
    • G01R15/246Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using light-modulating devices using magneto-optical modulators, e.g. based on the Faraday or Cotton-Mouton effect based on the Faraday, i.e. linear magneto-optic, effect

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光センサを2つに分割してしかも光軸合わせの
必要がないようにして、被測定電流が流れる導体への光
センサの取付け取外しを容易にする。 【解決手段】光センサ3を、互いに独立した2つの単位
光センサ31,32で構成し、それぞれに独立して入光
41,43を入力しそれぞれの出光42,44を加算処
理して導体100に流れる被測定電流に比例した測定信
号を得る。単位光センサ31,32はコの字状をしてい
て、その各辺を、断面が長方形でその頂点部に位置する
端部が45°に切りかかれた棒状のファラデー効果ガラ
ス311,312,313、321,322,323で
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガラス内を通る
光が磁界の影響で偏光方向が回転するというファラデー
効果を利用して、ガス絶縁開閉装置などの高電圧導体に
流れる比較的大きな電流の測定に使用される光変流器に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁界内における偏光面の回転現象すなわ
ちファラデー効果を利用して電流を測定することができ
る。その原理は、電流が生成した磁界中に置かれた鉛ガ
ラスなどのファラデー効果を示すガラス(以下、ファラ
デー効果ガラスと称する)中を直線偏光光が通過する際
に、偏光面が角度θ=V・H・L(ただし、V;ヴェル
デ定数、H;光の進行方向の磁界強度、L進行方向のガ
ラス長)だけ回転するのを周知の方法で検出して磁界強
度Hを求めることによりファラデー効果ガラス近傍に流
れる電流を測定するものである。
【0003】通常の電流計測現場では複数本の導体が設
置されている場合が多く、測定しようとする導体の電流
以外の電流による磁界の影響を受けてしまう。そのた
め、測定の対象となる導体以外の導体の電流の影響をな
くす方法として、単一のファラデー効果ガラスの中央部
に貫通孔を設け、この貫通孔に電流測定の対象となる導
体を貫通させ、この導体を一周してファラデー効果ガラ
ス内を通過する光路を設定した光変流器が知られている
(特開昭58−153174号公報) 。
【0004】図22はこの公報による発明の一実施例を
示す光変流器のファラデー効果ガラスとこれを貫通する
導体の斜視図である。この図において、略正方形をした
板状の光センサ1の中央部に貫通孔11が設けられてお
り、この貫通孔11に導体100が貫通した構造であ
る。光センサ1はその右下に光を入れまた取り出す入出
光部16があり、直線偏光された入光17が下から上に
向かって入り、後述する光路を経て光センサ1の周辺近
くを一周してきた出光18が外部に取り出される。この
図では入光17の発光器や出光18の出光後の処理を行
う検出器などの図示は省略してある。
【0005】光センサ1の周囲の面は例えば上の水平の
面では厚みの半分の部分が45度に削り取られて斜面1
2が形成された構成となっており、これらは後述するよ
うに他の三辺にも設けられている。図23は光センサ1
の投影図であり、(a)は図22と略同じ方向から見た
正面図で、その側面図を三角法に基づいてその周辺に図
示してある。すなわち、(b)は(a)を右からみた図
であり、(c)は上から、(d)は左から、(e)は下
からそれぞれ見た側面図である。各辺には前述のように
厚みの半分を45度に削り取って斜面が形成されてい
る。これらの斜面はそれぞれ図23(a)の上辺が斜面
12、左辺が斜面13、下辺が斜面14、右辺が斜面1
5である。これらの図で光路は二点鎖線で図示してあ
り、入出光及び反射部には英小文字を付してある。入光
aは図22の入光17と同じであり、この入光aは斜面
になっていない位置から入光しているので、入光aの方
向は光センサ1の面に垂直になっており、屈折による方
向の変化はなく境界面での反射も最小になっている。
【0006】入光aは光センサ1内を図の上に向かって
右上の頂点部に向かって直進し斜面12上の点bで反射
する。斜面12に対する光の侵入角度は45度であり、
光センサ1を構成する鉛ガラスの屈折率は大きいもので
は1.8程度あり、小さくても1.5程度なのでガラス
内を45度の角度で表面に当たった光は全反射する。し
たがって、斜面12のb点にあたった光は全反射してそ
の方向を直角に曲げて光センサ1の厚み方向に向きを変
える。この光は図23(b)に明らかなように斜面15
の点cに当たって反射しもう一度向きを変えて図23
(a)、(c)に示すように上の辺に平行な向きになっ
て図23(a)の左上の頂点部に向かう。以後は右上の
頂点部と同じように左上頂点部において斜面13の点d
と斜面12の点eで二回全反射して下方向に向きを変
え、左下頂点部で斜面14の点fと斜面13の点gでそ
れぞれ全反射してその向きを右方向に向かう水平に変え
て図22の出光18に相当する出光hとなる。
【0007】このように、光は正方形をした光センサ1
の1つの頂点部から入光し、それぞれの頂点部ごとに二
回直角に方向を変える全反射をして結果的にそれぞれの
辺に沿って周辺近くを1周回して入光位置に近い位置か
ら出光して貫通孔11の回りを一周するように構成され
ている。貫通孔11を貫通している導体に流れる被測定
電流によって生成される磁界の周回積分はその周回経路
に無関係に導体を流れる電流に比例するという関係があ
るから、前述のように光路を一周させることによって光
が受ける偏光方向の回転角度は導体の電流に比例するこ
とになる。また、それぞれの頂点部で二回全反射させる
のは直線偏光された光が楕円偏光になるのを抑制するた
めであり、入光が理想的な直線偏光光であっても1回の
全反射では反射光は楕円偏光になってしまうという現象
があり、これを回避するためには適当な組み合わせの全
反射を二回させることによって偏光の歪みが打ち消しあ
って結果的に反射後も直線偏光性が保存される。前述の
頂点部における二回の全反射はこのような理由のために
採用されているものである。この場合、1回目の全反射
と二回目の全反射の間では楕円偏光となっているので、
この間で磁界による偏光角の回転が生ずると二回目の全
反射後の偏光は直線偏光にならず、僅かであっても楕円
偏光になってしまうという問題がある。したがって、例
えば図23(b)での点bとcとの間の距離はなるべく
小さいのが望ましい。なお、光変流器を設置する装置に
よっては複数本の導体の電流の方向がいずれも一方方向
のために、光センサ1の厚み方向の磁界成分は無視でき
る程度に僅かなのが普通なので前述のような現象は実際
の製品では問題にはならないのが一般である。以下、こ
の二回全反射する部分を必要におうじて二回全反射部と
呼ぶことにする。
【0008】なお、前述の光センサ1は一枚のガラス板
を成形して製作したものであるが、断面が正方形の棒状
のファラデー効果ガラスの反射面を45度に加工したも
のを4本正方形に組み合わせて光センサ1と同じ光路を
形成した光センサもある(例えば、昭和57年電気学会
全国大会 予稿集1293「携帯用変流器」)。図24
は従来の光変流器のブロック図である。この図におい
て、図22、図23に示した光センサ1には発光器21
が生成した光が光ファイバケーブル22から偏光子28
を通って直線偏光光となって入光される。光センサ1に
よって偏光角度が被測定電流に比例して変化した出光が
偏光子28とは45°偏光角度の異なる検光子29を通
り光ファイバケーブル23によって検出器20に入力さ
れる。光センサからの出光は被測定電流の瞬時値に比例
して偏光角度が変化しているだけであるが、検光子29
を通った後の光の強度は被測定電流の瞬時値に比例した
交流成分を含む脈流になっている。
【0009】検出器20は入力された光をその強度に比
例する電気信号に変換する光電気変換器24、光電気変
換器24の出力信号に含まれる直流成分を除去する直流
除去フィルタ26、及び、直流が除去されて交流成分、
すなわち、被測定電流に比例する信号を適当な大きさに
増幅する増幅器27からなっている。光変流器の出力信
号は指示計器や継電器に入力されるので、所要の大きさ
が必要である。そのために、増幅器27によって増幅す
る。なお、実際の光変流器では交流成分の信号を直流成
分の信号で除算したり、直流成分の信号を発光器21に
フィードバックして直流成分が常に一定値を維持するよ
うに制御することなどによって、検出器20の出力信号
が発光器21が生成した光の強度に影響されないような
機能を持った構成が採用される。このような機能も含め
てこの発明に直接関係しない機能を実現するための構成
要素の詳しい説明は省いてある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の光
センサ1は被測定電流が流れる導体100を囲む構成な
ので、これを製品に取付けるときには、導体100の図
22には図示していない接続部を外した状態で取付ける
必要がある。したがって、製品の製作時には光センサの
取付けは容易であるが、既設の製品に取付けるのは困難
で実際上不可能と言ってよい場合も多いという問題があ
る。また、何らかの理由で光センサを取り外す必要が生
じたときにも前述と同じ理由で取外すのが困難であると
いう問題がある。このようなことから、光センサを2つ
に分割できるようにしておいて、製品に取付けるときに
一つに組み合わせる構成も考えられるが、光軸を合わせ
るのが非常に困難で実際上不可能であることから採用さ
れていないのが実際である。
【0011】この発明の目的はこのような問題を解決
し、光センサを2つに分割してしかも光軸合わせの必要
のない光変流器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明によれば、被測定電流が流れる導体を周回す
る長方形状の光路を構成するファラデー効果ガラスから
なる光センサ、光を生成して偏光子を介して直線偏光光
に変換された入光を光センサに入光する発光器及び光セ
ンサが検光子を介して出光する出光を受光して被測定電
流に比例した電気信号としての測定信号を出力する検出
器からなる光変流器において、光路が分割され、光セン
サが、分割された個々の光路を構成する少なくとも2つ
の単位光センサからなり、それぞれの単位光センサごと
に直線偏光光を入光し、それぞれの出光に含まれる被測
定電流に比例する偏光成分を加算処理して測定信号を得
ることによって、それぞれの単位光センサの互いの光軸
を合わせる必要はなく、加算処理によって被測定電流が
流れる導体を周回したのと実質的に同じ測定信号にな
る。
【0013】また、長方形状の光路の対向する二つの辺
を切って形成された二つのコの字状の光路がそれぞれ独
立した単位光センサを構成し、それぞれの単位光センサ
が、所定の方向に所定の寸法ずらした位置に配置されて
なるものとすれば、入光、出光のために必要な空間を確
保することができる。この場合、それぞれの単位光セン
サの入光面をこの入光面を持つファラデー効果ガラスの
長手方向に直交した面とすれば、単位光センサの構成が
最も簡単になる。
【0014】また、それぞれの単位光センサの入光面を
この入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に平
行な面とし、この入光面を持つファラデー効果ガラスの
入光面に対向する側に45°に切欠いた反射面を形成し
て、入光をこの反射面に反射させて光が辺に平行の方向
に角度を変えるようにすれば、それぞれの単位光センサ
への入光の方向を同じにすることができる。この場合、
入光の直線偏光角を反射面に平行になるように設定すれ
ばこの反射面での反射によって楕円偏光になることはな
い。
【0015】また、長方形状の光路の対角に位置する二
つの頂点部を切って形成される二つのL字状の光路がそ
れぞれ独立して単位光センサを構成するようにすれば、
前述の単位光センサが光路の長方形の辺を切って形成さ
れる光センサに比べて二回全反射部が半分の2箇所にな
る。また、それぞれの単位光センサの入光面をこの入光
面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に直角の面と
すれば、最も構成が簡単な単位光センサとなる。
【0016】また、一つの単位光センサの入光面がこの
入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に直角、
もう一つの単位光センサの入光面がこの入光面を持つフ
ァラデー効果ガラスの長手方向に平行であり、この入光
面を持つファラデー効果ガラスの入光面に対向する側が
45°に切欠かれた構成を採用すれば、それぞれの単位
センサの入光方向を同じにすることができる。また、そ
れぞれの単位光センサの入光面がこの入光面を持つファ
ラデー効果ガラスの長手方向に平行であり、これら入光
面を持つファラデー効果ガラスの入光面に対向する側が
45°に切欠かれて反射面を形成し、入光がファラデー
効果ガラス内に入光してこの反射面で反射してこのファ
ラデー効果ガラスの長手方向に方向を変える構成を採用
しても前述と同じように単位光センサの入光の方向を同
じにすることができる。
【0017】被測定電流が流れる導体を周回する光路を
構成するファラデー効果ガラスからなる光センサ、光を
生成して偏光子を介して直線偏光光に変換された入光を
光センサに入光する発光器及び光センサが検光子を介し
て出光する出光を受光して被測定電流に比例した電気信
号としての測定信号を出力する検出器からなる光変流器
において、光路が直角三角形状であり、この直角三角形
の直角の頂点を含む両側の辺を構成する第1の単位光セ
ンサと、もう一つの辺である斜辺を構成する第2の単位
光センサとに分割されてなり、それぞれの単位光センサ
ごとに直線偏光光を入光し、それぞれの出力光に含まれ
る被測定電流に比例する偏光成分を加算処理して測定信
号を得る構成を採用することによって、二回全反射部が
一箇所だけになる。
【0018】また、光路の形状が実質的に直角二等辺三
角形とすれば、光路が周回する導体の断面形状が円又は
正方形に近い場合にファラデー効果ガラスの使用量が最
も少なくなる。また、それぞれの単位光センサの入光面
をこの入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に
直角の面とすれば、光路が長方形の場合と同様に最も構
成が簡単な単位光センサとなる。
【0019】また、それぞれの単位光センサの入光面が
この入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に平
行であり、これら入光面を持つファラデー効果ガラスの
入光面に対向する側が45°に切欠かれて反射面を形成
し、入光がファラデー効果ガラス内に入光してこの反射
面で反射してファラデー効果ガラスの長手方向に方向を
変えるようにすれば、この場合もそれぞれの単位光セン
サの入光の方向を同じにすることができる。
【0020】一方のファラデー効果ガラスの45°に切
欠かれた端部が他方のファラデー効果ガラスの入光を遮
る位置にあるとき、この端部の尖り部を一部切り取れば
それぞれの単位光センサの入光の平面位置を近づけるこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下この発明を実施例に基づいて
説明する。
【0022】
【実施例1】図1はこの発明の第1の実施例を示す光変
流器の光センサの斜視図である。この図において、光セ
ンサ3はコの字状の2つの単位光センサ31,32から
構成されていて、図に破線で示す導体100が貫通する
空間が形成されている。単位光センサ31は断面が長方
形の棒状のファラデー効果ガラス311,312,31
3からなっていて、それぞれが接する部分は45°の角
度で切欠かれた形状になっており、中を通る光がこの4
5°の角度を持つ反射面に反射して光路の方向を直角に
変える点は前述の光センサ1と同じである。コの字の対
向する2本の辺に相当するファラデー効果ガラス31
1,313のファラデー効果ガラス312と接触しない
側の端部は長手方向に直角な面が形成されていて、この
面が入光面又は出光面となる。図では、矢印で示す入光
41がファラデー効果ガラス313の入光面に入力さ
れ、出光42がファラデー効果ガラス311の出光面か
ら出光する。
【0023】単位光センサ32は単位光センサ31を図
の時計方向に180°回転させたのと同じ構成になって
いる。したがって、単位光センサ31、32は部品とし
ては全く同じである。ファラデー効果ガラス313と3
23の長手方向の寸法を同じにすればこれらも全く同じ
寸法形状になる。ファラデー効果ガラス311,321
も同様である。したがって、光センサ3を構成するファ
ラデー効果ガラスの部品としての種類は両側が切欠かれ
たファラデー効果ガラス312,322と入出光面を持
つファラデー効果ガラス311,313,321,32
3との2種類でよい。
【0024】図では単位光センサ31と単位光センサ3
2との図の上下方向の位置を互いに離れた位置に図示し
てあるが、この上下方向、すなわち、被測定電流の方向
の相対位置は両方の単位光センサ31,32でなるべく
接近した方がよい。それは、入光41と出光44の距離
及び入光43と出光42との距離は厳密な周回光路に対
する差になっていて、図の上下方向の磁界成分が存在す
ると測定結果に誤差が生ずるからである。実際には被測
定電流が流れる導体は図の上下方向に長く、したがっ
て、被測定電流の方向の磁界成分は実際上は無視できほ
どに小さいのが普通なので実用上に問題になることはな
い。いずれにしても2つの単位光センサ31,32の上
下方向の位置の差は小さい方がよく、入出光41,4
2,43,44のための光ファイバの端子金具を装着す
るのに必要な寸法があればよい。
【0025】図2は図1の光センサ3の投影図であり、
(a)は平面図、(b)、(c)、(d)、(e)はそ
れぞれ(a)を左右上下からみた側面図であり、三角法
で描いてある。この図において、単位光センサ31と単
位光センサ32との位置は、それぞれの入出光面が同じ
平面上にあり、そして、互いにファラデー効果ガラスの
厚み寸法分ずれていることである。図1ではこのずれは
厚みより少し大きい寸法だけずれているように描いてあ
るが、図2では丁度厚み分だけずれているように描いて
ある。したがって、それぞれの入出光面の周辺の角が接
しているように配置されている。
【0026】単位光センサ32には図23と同じように
光路を二点鎖線で図示してある。すなわち、入光43は
ファラデー効果ガラス321の光路に直角の入出光面か
ら入り、その反射点Bで反射してファラデー効果ガラス
322に入りその反射点Cで反射してファラデー効果ガ
ラス322の長手方向に向きを変えてもう一方の反射点
Dで反射してファラデー効果ガラス323に入りその反
射点Eで反射してこのファラデー効果ガラス323の長
手方向に向きを変えて最後に入出光面から出光44とし
て外に出る。単位光センサ31の場合も実質的に同じな
のでその光路の図示を省略する。
【0027】2つの単位光センサ31,32の光路を合
わせれば図1に示す導体100を周回する光路が形成さ
れる。導体100に垂直な面に投影された光路、すなわ
ち、図2(a)の光路で単位光センサ31と32との光
路が正しく周回する光路になるように、前述のようにそ
れぞれの入出光面からの入光41と出光44、出光42
と入光43とが同じ位置になるようにしてある。
【0028】図3は図1、図2の光センサ3を使用した
光変流器のブロック図である。この図の図24と異なる
点は、光センサ3の入光、出光が2並列になっている点
である。2つの発光器21A,21Bが生成した光が光
ファイバ22A,22B及び偏光子28A,28Bを通
って光センサ3に入力され出光は検光子29A,29B
及び光ファイバ23A,23Bを通って検出器2に入力
される。検出器2の光電気変換器24A,24Bがそれ
ぞれ光を受光して電気信号に変換した上で加算器25で
2つの信号が加算される。以後は図24の従来の光変流
器の検出器20と同じように直流除去フィルタ26で直
流成分を除去し増幅器27で増幅して出力する。
【0029】実際には図24で述べたように入光の強度
を制御するか、交流成分を直流成分で除算するかして入
光の強度変化が測定結果に影響がないようにすること
は、この発明になる光変流器においても適用される。そ
して、交流成分を加算する前に、それぞれの交流成分を
直流成分で除算する場合には図3の加算器は直流除去フ
ィルタ26と増幅器27の間に挿入するのが妥当であ
る。
【0030】
【実施例2】図4はこの発明の第2の実施例を示す単位
光センサの斜視図であり、図1と同じ部材には同じ符号
を、類似の部材には添字Aを付けて重複する説明を省
く。図4の光センサ3Aと図1の光センサ3との違い
は、光センサ3Aは、単位光センサ31Aの入光41
A,単位光センサ32Aの入光43Aをファラデー効果
ガラスの長手方向からではなく、これに直行する方向か
ら入光する点であり、これに伴ってファラデー効果ガラ
ス313A,323Aは入光41A,43Aが入光後た
だちに長手方向に光路を変えるための反射面を形成する
ように45°に切欠かれている。入光41A,43Aが
反射面で反射して長手方向に向きが変わった後は光セン
サ3と同じである。
【0031】直線偏光された入光41A,43Aが最初
の反射面で楕円偏光になってしまうのを防ぐためには、
偏光角を反射面に対して平行、すなわち、図5での紙面
に垂直の方向の直線偏光光であれば反射した後も直線偏
光性を保つ。入光41Aがファラデー効果ガラス313
Aに入って反射面に到達するまでの短い距離でファラデ
ー効果が作用して入光の偏光角が変化することが考えら
れるが、実際にはこの方向の磁界強度は小さいのが普通
であり、図5の直角二等辺三角形の高さ寸法である入光
点から反射点までの距離も小さいので問題になることは
ない。入光41Aの偏光角は図3に示す偏光子28Aに
よってきまるが、この偏光子28Aの取付けの角度を変
えるだけで入光41Aの直線偏光の角度を任意に設定で
きるので前述のような直線偏光角の設定は容易である。
図5は図4のP矢視の部分拡大図である。この図におい
て、ファラデー効果ガラス323Aの反射点Aとファラ
デー効果ガラス313Aの反射点Fとは同じ位置になっ
ている。そして、これらの反射点で反射して直角に向き
を変えてそれぞれ両側に別れて最終的に出光42A,4
4Aとして外に出る。単位光センサ31Aと単位光セン
サ32Aとの図4の上下方向の位置のずれはファラデー
効果ガラスの厚み寸法以上が必要である。それは、図5
で明らかなように直角二等辺三角形の部分が重複してい
るからである。
【0032】図1と比べて明らかなように、光センサ3
の単位光センサ32と光センサ3Aの単位光センサ32
Aとでは光が通る方向が反対になっている。したがっ
て、ファラデー効果によって偏光角度の変化も逆にな
る。したがって、図3の偏光子28A,28Bと検光子
29A,29Bの関係を従来と同じにすると、図1の単
位光センサ32の出光42の偏光角度は入光41よりも
大きくなる場合は、図4の単位光センサ32Aでは逆に
小さくなる。したがって、図3の加算回路25で同じよ
うに2つの信号を加算したのでは、被測定電流に比例す
る偏光角度の変化量が打ち消し合うことになる。したが
って、この場合には2つの信号を減算することになる。
減算処理をすることによって偏光角度の変化量は加算さ
れる。減算処理によって被測定電流に比例する交流成分
は加算されるが、直流成分は減算になるので減算された
後の信号の交流成分に対する直流成分の比率は小さくな
っているので直流除去フィルタ26による直流成分の除
去が容易であるという利点がある。なお、入光の大きさ
を制御するために直流成分の大きさも制御上必要であ
り、この場合には、2つの信号を加算処理することによ
って交流成分が打ち消されて直流成分だけが得られる。
【0033】図4の光センサ3Aを図3の光変流器に使
用したとして、偏光子28Aの偏光角に対する検光子2
9Aの偏光角の差を+45°としたとき、偏光子28B
に対する検光子29Bの偏光角の差を−45°にする
と、検光子29A,29Bから出た光の強度の交流成分
の位相は同じになるので、図1の光センサ3と同じ図3
のブロック図で示す加算器25を使用することができ
る。逆に、図1の光センサ3でも偏光子28A,28B
と検光子29A,29Bの関係を前述のように角度の差
を逆にすると、2つの光電気変換器24A,24Bから
出力された電気信号を減算して交流成分を得ることがで
きる。
【0034】
【実施例3】図6はこの発明の第3の実施例を示す光セ
ンサの斜視図である。この図の光センサ3Bの図1の光
センサ3との違いは単位光センサ31,32との相対位
置が異なることである。すなわち、図1の光センサ3で
は、単位光センサ32の被測定電流の方向の位置を単位
光センサ31よりも図の上に配置してあるのに対して、
図6の光センサ3Bは下に配置してある。図1の光セン
サ3では、例えば出光44の場合、この出光44が入力
される光ファイバとその端子金具が配置される空間はフ
ァラデー効果ガラス323とファラデー効果ガラス31
2との間の空間であってファラデー効果ガラス312に
よって制限されている。これに対して図6の光センサ3
Bの場合、出光44が出る方向には何もないので光ファ
イバやその端子の配置に制約がないという利点がある。
そのかわり、図2で明らかなように光センサ3の被測定
電流の方向の寸法はファラデー効果ガラスの厚み2つ分
であるのに対して、光センサ3Bでは4つ分になり、寸
法が大きくなるという欠点がある。したがって、実際に
光センサを設ける場所の寸法制限に応じて図1又は図6
の光センサのどちらかを採用する。なお、図4の光セン
サ3Aの単位光センサ31A,32Aも図6のように配
置することもできる。
【0035】前述の実施例では棒状のファラデー効果ガ
ラスを組み合わせて構成された光センサを例にしたが、
図22、図23に示す一体のファラデー効果ガラスを加
工して製作される光センサにもこの発明を適用すること
ができる。すなわち、図22の光センサ1の右下の入出
力部16を設けないで、他の頂点と同じように斜面1
4,15を端まで設け、図22の上下又は左右の方向で
2分割し、他方を反転させるとともに図1又は図6のよ
うにずらして配置すればよい。また、長方形の光路の頂
点の反射部分だけを別の部材として構成する光センサも
あるが、このような光センサに対してもこの発明を適用
することができる。また、長方形の光路の4つの辺を全
部分割した4つのL字状の光路にそれぞれに対応する4
つの単位光センサで1つの光センサを形成する構成する
こともできる。この場合には、図3の発光器、光ファイ
バ及び光電気変換器も4つずつ設けることになる。
【0036】図1の第1の実施例の光センサ3、図6の
第3の実施例の光センサ3Bはそれぞれの単位光センサ
の光の周回の方向は同じであるが、第2の実施例の光セ
ンサ3Aと同様に、図の出光44の側から入光し、入光
43の側から出光を得る方式を採用することもできる。
ただ、入光43と出光42とを光ファイバで接続して入
光41から入光し出光44だけを出光とする方式も考え
られるが、屈曲した光ファイバを通ると直線偏光光の偏
光性が保存されないことから実際には採用することがで
きない。
【0037】
【実施例4】図7はこの発明の第4の実施例を示す光セ
ンサの斜視図であり、図1と同じ部材には同じ符号を付
けて重複説明を省く。この図の図1〜図6の光センサと
異なる点は、前述の光センサ3,3A,3Bのそれぞれ
の単位光センサは棒状のファラデー効果ガラスが形成す
る長方形の対向する辺で切断されたコの字の形状になっ
ているのに対して、図7の光センサ3Cは長方形の対向
する頂点で切断されてL字の形状になっている点であ
る。
【0038】光センサ3Cは単位光センサ33,34か
らなり、単位光センサ33は2つのファラデー効果ガラ
ス331,332からなっていて、これら2本のファラ
デー効果ガラス331,332の接続部が二回全反射部
になっている。単位光センサ34も同様である。入光4
1Cはファラデー効果ガラス332の図の右端部の入光
41Cに直交する面を持つ符号を付けない入光面から入
光する。そして、ファラデー効果ガラス331の向こう
側の端部から出光42Cとして出光する。同じようにし
て、単位光センサ34はファラデー効果ガラス341,
342からなっていて入光43Cがファラデー効果ガラ
ス342の一方の端部の入光面から入光し、ファラデー
効果ガラス341の向こう側の端部の面から出光44C
が出光する。単位光センサ33と単位光センサ34とは
部材としては同じ形状寸法であって配置位置が異なるだ
けである。
【0039】なお、2つの入光41C,43Cの生成、
出光42C,44Cの処理については前述の実施例と同
じである。図8は図7の光センサの投影図で、(a)は
平面図、(b)、(c)、(d)、(e)は側面図であ
り、単位光センサ33だけに光路を二点鎖線で図示して
ある。すなわち、入光41Cはファラデー効果ガラス3
32に入光して反射部Bで全反射してその方向を90°
変えてファラデー効果ガラス331に入って反射部Cで
同じく全反射してこのファラデー効果ガラス331の長
手方向に沿って進み出光42Cとして外部に出光する。
【0040】図示のように、入光部と出光部とでそれぞ
れの単位光センサ33,34の端部は互いに中心部が一
致するように配置されている。それは両方の単位光セン
サの光路を加えれば少なくとも平面図でみる限りファラ
デー効果ガラス内では完全に導体100を一周するよう
にするためである。両方の入光位置、又は出光位置がず
れると測定誤差の原因になるという点は第1の実施例で
述べた通りである。
【0041】
【実施例5】図9はこの発明の第5の実施例を示す光セ
ンサの斜視図であり、図7とは導体100の図示を省い
た点を除いては類似であり、また、図10は図9の光セ
ンサの入光部の部分平面図であり、図8の平面図である
図8(a)の右下部に相当する部分だけを図示したもの
である。光センサ3Dは単位光センサ35,36とで構
成されているが、この光センサ3Dの図7,図8の光セ
ンサ3Cと異なる点は、図4、図5の第2の実施例と同
様に入光部のファラデー効果ガラスの端部を45°に切
欠いて反射面353及び363を形成し、入光41D,
43Dをこれらの反射面353,363に先ず反射させ
ることによって入光41D,43Dの方向を一致させた
点であり、実施例2と同様の作用効果が得られる。
【0042】ファラデー効果ガラス362の端部が入光
41Dのファラデー効果ガラス352への入光を阻害し
ないようにファラデー効果ガラス362の端部を入光4
1Dから少し図の上にずらした位置に設定してある。そ
の結果、図10で明らかなように2つの入光41D,4
3Dの平面位置は少し離れる。前述のように2つの入光
の入光位置の平面位置がずれると測定誤差の原因になる
ので、この実施例を適用したときにこの誤差が実質的に
問題にならない場合にだけ採用することができる。
【0043】
【実施例6】図11は図9、図10と異なる第6の実施
例を示す光センサの入光部の部分平面図であり、この図
の図10と異なる点は、入光41Dを遮るファラデー効
果ガラスの部分を切り取った点である。すなわち、ファ
ラデー効果ガラス362aは図10のファラデー効果ガ
ラス362に対応するものであるが、端部の45°に切
欠かれて尖った部分を一部切り取り、その代わりファラ
デー効果ガラス362aへ入光する入光43Dの平面位
置をファラデー効果ガラス352への入光41Dに近づ
けた点である。入光41D,43Dの平面位置の設定位
置の精度に応じて入光41Dとファラデー効果ガラス3
62aの端部の距離、この端部と入光43Dの平面位置
との間の距離などをなるべく小さく設定すれば実施例6
の場合に生ずる誤差が許容できない場合であってもこの
実施例6の構成を採用して許容誤差を満足する光センサ
とすることができる。
【0044】
【実施例7】図12はこの発明の第7の実施例を示す光
センサの斜視図、図13は図12の光センサの入光部の
部分平面図であり、実施例5の図9、図10と同じか類
似の事項については重複する説明を省く。実施例7が実
施例5と異なる点は、光センサ3Gを構成する2つの単
位光センサ35G,36Gの内の単位光センサ35Gの
入力面は実施例4の図7の単位光センサ33と同じくこ
の入光面を持つファラデー効果ガラス352Gの長手方
向に直交した構成であり、単位光センサ36Gは、実施
例5の単位光センサ35,36と同様に、入光面はこの
入光面を持つファラデー効果ガラス362Gの長手方向
に平行な面でありその入光面に対向する側を45°に切
欠いて反射面363Gを形成した構成が採用されてい
る。そして、入光43Gは入光41Gと同じ方向にファ
ラデー効果ガラス362Gに入光させるとその中に入っ
た光は反射面363Gで全反射してファラデー効果ガラ
ス362Gの長手方向に方向を変える。図9ではファラ
デー効果ガラス362の入光430は図の上から下に向
かう方向であるのに対して、図12のファラデー効果ガ
ラス362Gの入光43Gは横から入光できるように入
光面と反射面363Gを設定してある。このような構成
を採用することによって2つの入光41G,43Gは同
じ方向になるので実施例5の場合と同様に入光41G,
43Gを導く光ファイバの引き回しが容易になるととも
に、実施例5よりも優れた点として、図13で明らかな
ように、入光41Gと入光34Gとの入光位置は平面位
置で一致するように設定することができるという点があ
る。したがって、実施例5のように入光位置がずれるこ
とによる測定誤差が生ずるという問題はない。
【0045】
【実施例8】図14はこの発明の第8の実施例を示す光
センサの斜視図であり、実施例4の図7と共通又は類似
の事項については重複する説明を省く。この図に示す光
センサ3Eが前述の光センサ3,3A,3B,3C,3
Dと異なる点は、光センサ3Eが形成する光路が三角形
であるということである。この三角形は後述するように
直角三角形であって、単位光センサ38は斜辺を、単位
光センサ39は直角を挟む二つの辺を構成する。すなわ
ち、単位光センサ38は1本のファラデー効果ガラス3
81からなり、単位光センサ39は2本のファラデー効
果ガラス391,392からなっており、単位光センサ
39は基本的に図7の単位光センサ33に類似である。
ただ、同じ直径の導体100を周回する光路を形成する
ためにはそれぞれのファラデー効果ガラス381,39
1,392は図7のファラデー効果ガラス331,33
2,341,342のそれぞれよりも長くなる。ただ、
3本のファラデー効果ガラスの長さを足した全長は短く
なる。
【0046】図14の光センサ3Eの最大の特長は二回
全反射部がただ1箇所だけであるという点である。一般
に二回全反射部の作成には多くの費用を要するので少な
いにこしたことはない。したがってこの点だけに限定す
れば、実施例8の光センサ3Eが最善で、次いで実施例
5の光センサ3C,3Dなどの光路の長方形の頂点部で
切断した場合である。
【0047】図15は図14の光センサの投影図で、
(a)は平面図、(b)、(c)、(d)、(e)は側
面図であり、実施例4の図8と共通又は類似の事項につ
いては重複する説明を省く。この図は図14に比べて光
センサ3Eが直角三角形であることがより明らかであ
る。ファラデー効果ガラス381は図14からも明らか
なようにファラデー効果ガラス392と同じ平面に位置
し、ファラデー効果ガラス391はこれらよりもファラ
デー効果ガラスの厚さ分ずれた位置に位置する。したが
って、図の右下の入光部ではファラデー効果ガラス38
1と391とは重ねることができるのでそれぞれの入光
41E,43Eの入光位置は平面図(a)で一致させる
ことができる。一方、図の上のファラデー効果ガラス3
81と392は図示のように角部をくっつけるのがそれ
ぞれの出光42E,44Eの出光位置を最も接近させる
配置なので、互いの出光位置は図示のようにおおよそフ
ァラデー効果ガラスの幅の寸法分離れた位置になり、こ
の出光位置間の距離は測定誤差の要因になることは前述
の通りである。実際に出光位置間が離れていることによ
る誤差が問題になる場合には、ファラデー効果ガラス3
81の出光部をファラデー効果ガラス392の出光部の
上に乗せるという構成を採用することができる。この場
合、もし入光部を図と同じままにすればファラデー効果
ガラス381は側面図(b)、(c)、(d)において
も少し斜めになる。また、このように斜めになるのが製
作上支障がある場合にはファラデー効果ガラス381を
ファラデー効果ガラスの厚さ分だけ平面図(a)で紙面
に垂直の方向に移動させてファラデー効果ガラス392
ともぶつからないようにすれば両方の出光位置を合わせ
ることができる。
【0048】
【実施例9】図16は図14、図15とは異なる第9の
実施例を示す光変流器の光センサの斜視図、図17は図
16の光センサの入光部の部分平面図(a)及び側面図
(b)である。この実施例9の実施例8に対する関係は
前述の実施例5の実施例4に対する関係と同じなので重
複する説明を省く。したがって、実施例6に相当する尖
り部の一部を切り取る構成を実施例9に対して適用して
実施例6と同じ作用効果を得ることができる。
【0049】
【実施例10】図18はこの発明の第10の実施例を示
す光センサの斜視図であり、実施例8の図14と共通又
は類似の事項については重複する説明を省く。図18に
示す光センサ3Hは図14に示す実施例8の光センサ3
Eとは異なり、3本のファラデー効果ガラス381、3
91、392が導体100の軸方向に沿って図18の下
方より381,391,392の順にファラデー効果ガ
ラス1本分の厚さずつずらせて配設されている。
【0050】図19は図18の光センサの投影図で、
(a)は平面図、(b)、(c)、(d)、(e)は側
面図であり、実施例8の図15と共通又は類似の事項に
ついては重複する説明を省く。光センサ3Hでは、単位
光センサ38のファラデー効果ガラス381と単位光セ
ンサ39のファラデー効果ガラス391,392とが、
導体100の軸方向に沿って381,391,392の
順にファラデー効果ガラス1本分の厚さずつずらせて配
設される。したがって、図19の右下の入光部でファラ
デー効果ガラス381と391とを重ねることができる
のでそれぞれの入光43H,41Hの入光位置を平面図
(a)で一致させることができるとともに、図19の左
上の出光部でファラデー効果ガラス381と392とを
重ねることができるので、それぞれの出光44H,42
Hの出光位置を平面図(a)で一致させることができ
る。
【0051】上記のように、実施例10の構成では、両
方の単位光センサの入光位置と出光位置とを一致させる
ことができ、両方の単位光センサの光路を加えれば少な
くとも導体100の軸方向に垂直な平面でみる限りファ
ラデー効果ガラス内で完全に導体100を一周するよう
にすることができる。したがって、実施例10の構成で
は、両方の単位光センサの入光位置及び出光位置がそれ
ぞれ一致しないことによる誤差をなくした光変流器を提
供することができる。
【0052】なお、図18及び図19では、3本のファ
ラデー効果ガラス381,391,392が、導体10
0の軸方向に沿って図18の下方より381,391,
392の順にファラデー効果ガラス1本分の厚さずつず
らせて配設される構成を示したが、3本のファラデー効
果ガラスが、391,392,381の順にファラデー
効果ガラス1本分の厚さずつずらせて配設される構成と
することもできる。
【0053】
【実施例11】図20はこの発明の第11の実施例を示
す光センサの斜視図であり、実施例10の図18と共通
又は類似の事故うについては重複する説明を省く。図2
0の光センサ3Iは、図18の光センサ3Hとは異な
り、単位光センサ38Iの入光43I、単位光センサ3
9Iの入光41Iを、それぞれの入光面を持つファラデ
ー効果ガラス381I,392Iの長手方向に直交し、
かつ導体100の軸方向にも直交する方向から入光する
という構成であり、これに伴ってファラデー効果ガラス
381I,392Iは入光43I,41Iが入光後ただ
ちに長手方向に光路を変えるための反射面382I,3
94Iを形成するように45°に切欠かれている。入光
43I,41Iが反射面382I,394Iで反射して
長手方向に向きが変わった後は図18の光センサ3Hと
同様である。
【0054】図20の光センサ3Iは、図18の光セン
サ3Hと同様に、単位光センサ38Iのファラデー効果
ガラス381Iと単位光センサ39Iのファラデー効果
ガラス391I,392Iとが、導体100の軸方向に
沿って、図20の下方より38I,391I,392I
の順にファラデー効果ガラス1本分の厚さずつずらせけ
配設される構成となっているので、入光部でファラデー
効果ガラス381I,392Iが重なり、出光部でファ
ラデー効果ガラス381I,391Iが重なるようにす
ることができる。
【0055】図21は図20の光センサの入光部の部分
平面図である。図21に示すように、光センサ3Iの入
光部では、ファラデー効果ガラス381Iとファラデー
効果ガラス392Iとを重ねて、入光41I,43Iの
入光位置を一致させることができる。図示してはいない
が、光センサ3Iの出光部においても、ファラデー効果
ガラス381Iとファラデー効果ガラス391Iとを重
ねて、出光42I,44Iの出光位置を一致させること
が同様に可能である。
【0056】したがって、実施例11の構成では、両方
の単位光センサの入光位置及び出光位置をそれぞれ一致
させることができ、両方の単位光センサの光路を加えれ
ば少なくとも導体100の軸方向に垂直な平面でみる限
りファラデー効果ガラス内で完全に導体100を一周す
るようにすることができるので、両方の単位光センサの
入光位置及び出光位置がそれぞれ一致しないことによる
誤差をなくした光変流器を提供することができる。
【0057】なお、図20及び図21では、3本のファ
ラデー効果ガラス381I,391I,392Iが、導
体100の軸方向に沿って、図20の下方より381
I,391I,392Iの順にファラデー効果ガラス1
本分の厚さずつずらせて配設される構成を示したが、3
本のファラデー効果ガラスが、391I,392I,3
81Iの順にファラデー効果ガラス1本分の厚さずつず
らせて配設される構成とすることもできる。
【0058】
【発明の効果】この発明は前述のように、光センサを、
少なくとも2つの単位光センサに分割して構成し、それ
ぞれの単位光センサごとに直線偏光光を入力し、それぞ
れの出光に含まれる被測定電流に比例した偏光成分を加
算処理すれば被測定電流を周回したのと同じ測定信号が
得られる。2つの単位光センサはそれぞれ独立している
ので互いの光軸を厳密に合わせる必要はない。したがっ
て、導体が接続された状態のままで単位光センサを導体
を囲むように取付けることができるので、既製の電気機
器に追加してこの光変流器を取付けることができ、ま
た、取外しも容易であるという効果が得られる。また、
光センサを、二つのコの字状の単位光センサで構成し、
それぞれの単位光センサを、所定の方向に所定の寸法ず
らした位置に配置すれば、入光、出光のために必要な空
間を確保することができるので、入光、出光を導光する
ための光ファイバとその端子金具などを設けるのが容易
な構成となる。
【0059】また、それぞれの単位光センサの入光面を
この入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に直
交して構成してもよく、又は、それぞれの単位光センサ
の入光面をこの入光面を持つファラデー効果ガラスの長
手方向に平行な面とし、この入光面を持つファラデー効
果ガラスの入光面に対向する側に45°に切欠いた反射
面を形成して、入光をこの反射面に反射させて光が辺に
平行の方向に角度を変えるようにしても前述と同様の効
果を得ることができる。
【0060】また、長方形状の光路の対角に位置する二
つの頂点部で切って、それぞれがL字状の光路を持つ二
つの単位光センサを形成すれば、前述の単位光センサが
光路の長方形の辺を切って形成される光変流器に比べて
二回全反射部が半分の2箇所になることから、光センサ
の製作コストが低減するという効果が得られる。このと
き、それぞれの単位光センサの入光面をこの入光面を持
つファラデー効果ガラスの長手方向に直角の面とすれ
ば、最も構成が簡単な単位光センサとなり、製作が容易
なことから低価格の光センサを提供することができる。
【0061】また、一つの単位光センサの入光面をこの
入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に直角に
するとともに、もう一方の単位光センサの入光面をこの
入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に平行に
し、この入光面を持つファラデー効果ガラスの入光面に
対向する側に45°に切欠いた反射面を形成する構成を
採用すれば、それぞれの単位センサの入光方向を同じに
することができるので入光のための光ファイバの引き回
し構造が簡素化されるという効果が得られる。また、そ
れぞれの単位光センサの入光面をこの入光面を持つファ
ラデー効果ガラスの長手方向に平行にし、これら入光面
を持つファラデー効果ガラスの入光面に対向する側を4
5°に切欠いて反射面を形成し、入光がファラデー効果
ガラス内に入光してこの反射面で反射してこのファラデ
ー効果ガラスの長手方向に方向を変える構成を採用して
も前述と同じように単位光センサの入光の方向を同じに
することができて前述と同様の効果を得ることができ
る。
【0062】光センサの光路の形状を直角三角形にし、
直角の頂点を含む両側の辺を構成する単位光センサと、
もう一つの辺である斜辺を構成する単位光センサとの二
つの単位光センサで光センサを構成すると、二回全反射
部が一箇所だけなので、光路が長方形の場合に比べてコ
ストダウンになるという効果が得られる。また、光路の
形状を実質的に直角二等辺三角形とすれば、光路が周回
する導体の断面形状が円又は正方形に近い場合にファラ
デー効果ガラスの使用量が最も少なくなって低価格の光
センサにすることができるという効果が得られる。
【0063】また、それぞれの単位光センサの入光面を
この入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に直
角の面とすれば、光路が長方形の場合と同様に最も構成
が簡単な単位光センサとなり、製作が容易なことから低
価格の光センサを提供することができる。また、光路の
形状が直角三角形の光センサにおいて、それぞれの単位
光センサの入光面をこの入光面を持つファラデー効果ガ
ラスの長手方向に平行にし、これら入光面を持つファラ
デー効果ガラスの入光面に対向する側を45°に切欠い
て反射面を形成し、入光がファラデー効果ガラス内に入
光してこの反射面で反射してファラデー効果ガラスの長
手方向に方向を変えるようにすれば、この場合もそれぞ
れの単位光センサの入光の方向を同じにすることができ
るので前述と同様の効果が得られる。
【0064】光路の形状が長方形、直角三角形の両方の
場合に、一方のファラデー効果ガラスの45°に切欠か
れた端部が他方のファラデー効果ガラスの入光を遮る位
置にあるとき、この端部の尖り部を一部切り取ればそれ
ぞれの単位光センサの入光の平面位置を近づけることが
できるので、測定誤差の改善に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す光変流器の光セ
ンサの斜視図
【図2】図1の光センサの投影図で、(a)は平面図、
(b)、(c)、(d)、(e)は側面図
【図3】図1の光センサが使用された光変流器のブロッ
ク図
【図4】この発明の第2の実施例を示す光変流器の光セ
ンサの斜視図
【図5】図4のP矢視の部分拡大図
【図6】この発明の第3の実施例を示す光変流器の光セ
ンサの斜視図
【図7】この発明の第4の実施例を示す光変流器の光セ
ンサの斜視図
【図8】図7の光センサの投影図で、(a)は平面図、
(b)、(c)、(d)、(e)は側面図
【図9】この発明の第5の実施例を示す光変流器の光セ
ンサの斜視図
【図10】図9の光センサの入光部の部分平面図
【図11】図9、図10と異なる第6の実施例を示す光
変流器の光センサの入光部の部分平面図
【図12】この発明の第7の実施例を示す光変流器の光
センサの斜視図
【図13】図12の光センサの入光部の部分平面図
【図14】この発明の第8の実施例を示す光変流器の光
センサの斜視図
【図15】図14の光センサの投影図で、(a)は平面
図、(b)、(c)、(d)、(e)は側面図
【図16】この発明の第9の実施例を示す光変流器の光
センサの斜視図
【図17】図16の光センサの入光部の部分平面図及び
その側面図
【図18】この発明の第10の実施例を示す光変流器の
光センサの斜視図
【図19】図18の光センサの投影図で、(a)は平面
図、(b)、(c)、(d)、(e)は側面図
【図20】この発明の第11の実施例を示す光変流器の
光センサの斜視図
【図21】図20の光センサの入光部の部分平面図
【図22】従来の光変流器の光センサの斜視図
【図23】図22の光センサの投影図で、(a)は平面
図、(b)、(c)、(d)、(e)は側面図
【図24】図22の光センサが使用された光変流器のブ
ロック図
【符号の説明】
1…光センサ、100…導体、21,21A,21B,
…発光器、22,22A,22B,23,23A,23
B…光ファイバ、24,24A,24B…光電気変換
器、25…加算器、26…直流除去フィルタ、27…増
幅器、28,28A,28B…偏光子、29,29A,
29B…検光子 3,3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3
H,3I…光センサ、31,32,31A,32A,3
3,34,35,36,38,39,38I,39I…
単位光センサ、311,312,313,321,32
2,323,313A,323A,331,332,3
41,342,351,352,361,362,36
2a,381,391,392,381I,391I,
392I…ファラデー効果ガラス、41,43,41
A,43A,41C,43C,41D,43D,41
E,43E,41F,43F,41G,43G,41
H,43H,41I,43I…入光、42,44,42
C,44C,42D,44D,42E,44E,42
F,44F,42G,44G,42H,44H,42
I,44I…出光、353,363,363A,38
2,393,382I,394I…反射面

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定電流が流れる導体を周回する長方形
    状の光路を構成するファラデー効果ガラスからなる光セ
    ンサ、光を生成して偏光子を介して直線偏光光に変換さ
    れた入光を光センサに入光する発光器及び光センサが検
    光子を介して出光する出光を受光して被測定電流に比例
    した電気信号としての測定信号を出力する検出器からな
    る光変流器において、光路が分割され、光センサが、分
    割された個々の光路を構成する少なくとも2つの単位光
    センサからなり、それぞれの単位光センサごとに直線偏
    光光を入光し、それぞれの出光に含まれる被測定電流に
    比例する偏光成分を加算処理して測定信号を得ることを
    特徴とする光変流器。
  2. 【請求項2】長方形状の光路の対向する二つの辺を切っ
    て形成される二つのコの字状の光路がそれぞれ独立した
    単位光センサを構成し、それぞれの単位光センサが、所
    定の方向に所定の寸法ずらした位置に配置されてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光変流器。
  3. 【請求項3】それぞれの単位光センサの入光面がこの入
    光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に直交して
    なることを特徴とする請求項2記載の光変流器。
  4. 【請求項4】それぞれの単位光センサの入光面がこの入
    光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に平行であ
    り、この入光面を持つファラデー効果ガラスの入光面に
    対向する側が45°に切欠かれてなることを特徴とする
    請求項2記載の光変流器。
  5. 【請求項5】長方形状の光路の対角に位置する二つの頂
    点部を切って形成される二つのL字状の光路がそれぞれ
    独立した単位光センサを構成してなることを特徴とする
    請求項1記載の光変流器。
  6. 【請求項6】それぞれの単位光センサの入光面がこの入
    光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に直角の面
    であることを特徴とする請求項5記載の光変流器。
  7. 【請求項7】一つの単位光センサの入光面がこの入光面
    を持つファラデー効果ガラスの長手方向に直角、もう一
    つの単位光センサの入光面がこの入光面を持つファラデ
    ー効果ガラスの長手方向に平行であり、この入光面を持
    つファラデー効果ガラスの入光面に対向する側が45°
    に切欠かれてなり、それぞれの単位センサの入光方向が
    同じであることを特徴とする請求項5記載の光変流器。
  8. 【請求項8】それぞれの単位光センサの入光面がこの入
    光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に平行であ
    り、これら入光面を持つファラデー効果ガラスの入光面
    に対向する側が45°に切欠かれて反射面を形成し、入
    光がファラデー効果ガラス内に入光してこの反射面で反
    射してこのファラデー効果ガラスの長手方向に方向を変
    えてなり、それぞれの単位光センサの入光の方向が同じ
    であることを特徴とする請求項5記載の光変流器。
  9. 【請求項9】被測定電流が流れる導体を周回する光路を
    構成するファラデー効果ガラスからなる光センサ、光を
    生成して偏光子を介して直線偏光光に変換された入光を
    光センサに入光する発光器及び光センサが検光子を介し
    て出光する出光を受光して被測定電流に比例した電気信
    号としての測定信号を出力する検出器からなる光変流器
    において、光路が直角三角形状であり、この直角三角形
    の直角の頂点を含む両側の辺を構成する第1の単位光セ
    ンサと、もう一つの辺である斜辺を構成する第2の単位
    光センサとに分割されてなり、それぞれの単位光センサ
    ごとに直線偏光光を入光し、それぞれの出力光に含まれ
    る被測定電流に比例する偏光成分を加算処理して測定信
    号を得ることを特徴とする光変流器。
  10. 【請求項10】光路の形状が実質的に直角二等辺三角形
    であることを特徴とする請求項9記載の光変流器。
  11. 【請求項11】それぞれの単位光センサの入光面がこの
    入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に直角の
    面であることを特徴とする請求項9又は10記載の光変
    流器。
  12. 【請求項12】それぞれの単位光センサの入光面がこの
    入光面を持つファラデー効果ガラスの長手方向に平行で
    あり、これら入光面を持つファラデー効果ガラスの入光
    面に対向する側が45°に切欠かれて反射面を形成し、
    入光がファラデー効果ガラス内に入光してこの反射面で
    反射してファラデー効果ガラスの長手方向に方向を変え
    てなり、それぞれの単位光センサの入光の方向が同じで
    あることを特徴とする請求項9又は10記載の光変流
    器。
  13. 【請求項13】同じ方向の2つの入光の一方を遮る位置
    にあるファラデー効果ガラスの、45°に切欠かれた尖
    り部の一部が切り取られてなることを特徴とする請求項
    8又は12記載の光変流器。
JP10489196A 1995-04-25 1996-04-25 光変流器 Expired - Fee Related JP3200358B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/635,155 US5780845A (en) 1995-04-25 1996-04-23 Optical current transformer
JP10489196A JP3200358B2 (ja) 1995-04-25 1996-04-25 光変流器
EP96106573A EP0740162A2 (en) 1995-04-25 1996-04-25 Optical current transformer

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-99075 1995-04-25
JP9907595 1995-04-25
JP10489196A JP3200358B2 (ja) 1995-04-25 1996-04-25 光変流器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0996649A true JPH0996649A (ja) 1997-04-08
JP3200358B2 JP3200358B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=26440236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10489196A Expired - Fee Related JP3200358B2 (ja) 1995-04-25 1996-04-25 光変流器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5780845A (ja)
EP (1) EP0740162A2 (ja)
JP (1) JP3200358B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5939711A (en) * 1995-12-11 1999-08-17 Lockheed Martin Idaho Technologies Company Electro-optic voltage sensor head
EP0831333A1 (de) * 1996-09-19 1998-03-25 Siemens Aktiengesellschaft Anordnung zur Erzeugung eines mehreckigen Lichtstrahls einer bestimmten Polarisation
AU1215400A (en) 1998-10-21 2000-05-08 Paul G. Duncan Methods and apparatus for optically measuring polarization rotation of optical wave fronts using rare earth iron garnets
US6388434B1 (en) 2000-01-17 2002-05-14 Bechtel Bwxt Idaho, Llc Electro-optic high voltage sensor
US20040036461A1 (en) * 2002-08-22 2004-02-26 Sutherland Peter Edward Switchgear and relaying configuration
DE102018216482A1 (de) * 2018-09-26 2020-03-26 Siemens Aktiengesellschaft Glasring und Verfahren für optische Strommessungen

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR92558E (fr) * 1966-11-25 1968-11-29 Compteurs Comp D Dispositif optique astatique de transmission d'un signal électrique
DE2835794C3 (de) * 1978-08-16 1987-12-03 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften eV, 3400 Göttingen Faseroptische Anordnung zur Messung der Stärke eines elektrischen Stromes
JPS58153174A (ja) * 1982-03-08 1983-09-12 Hitachi Ltd 光変流器
JPS58189568A (ja) * 1982-04-30 1983-11-05 Hitachi Ltd 磁界測定装置
US4931635A (en) * 1987-12-01 1990-06-05 Teijin Seiki Company Limited Optical position sensor using Faraday effect element and magnetic scale
US4947107A (en) * 1988-06-28 1990-08-07 Sundstrand Corporation Magneto-optic current sensor
JPH0252827A (ja) * 1988-08-17 1990-02-22 Konica Corp 給紙トレイ装置
US5448291A (en) * 1993-06-30 1995-09-05 Wickline; Dennis E. Live video theater and method of presenting the same utilizing multiple cameras and monitors
DE69424496T2 (de) * 1993-10-21 2001-01-18 Fuji Electric Co., Ltd. Optischer Stromwandler

Also Published As

Publication number Publication date
EP0740162A2 (en) 1996-10-30
JP3200358B2 (ja) 2001-08-20
EP0740162A3 (ja) 1996-12-11
US5780845A (en) 1998-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0826971B1 (en) Optical current transformer
EP0088419B1 (en) Apparatus for optically measuring a current
US5834933A (en) Method for magnetooptic current measurement and magnetooptic current-measuring device
JP2001074782A (ja) 電流検出器及びこれを用いた電気接続箱
JPH0996649A (ja) 光変流器
JP2674988B2 (ja) アルフア形電子エネルギフイルタ
KR0173672B1 (ko) 전류 세기를 측정하기 위한 광 파이버 장치
US4998063A (en) Fiber optic coupled magneto-optic sensor having a concave reflective focusing surface
JPH08226939A (ja) 光応用電流変成器
JP3611975B2 (ja) 故障判定機能を備えた光ct
US3778619A (en) Input connections for differential amplifiers
JP2715145B2 (ja) 光変流器
JPH0447274A (ja) 零相電流測定用センサ
JP4065243B2 (ja) 故障判定機能を備えた光ct
JPH055755A (ja) 光変成器
JPH08146051A (ja) Eoプローブ
JPH0735783A (ja) 光変流器
JP2658542B2 (ja) 光変流器
JPH06140264A (ja) 電流検出器
JPS5938663A (ja) 光フアイバを用いた電流測定装置
GB2345147A (en) Electric current sensors
JPH0652273B2 (ja) 周回積分型光ct
JP2001208818A (ja) 磁気センサ
JPS63265177A (ja) 零相電流検出装置
JPS61266961A (ja) 光方式電流変成器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees