JPH0996405A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
- Publication number
- JPH0996405A JPH0996405A JP27633995A JP27633995A JPH0996405A JP H0996405 A JPH0996405 A JP H0996405A JP 27633995 A JP27633995 A JP 27633995A JP 27633995 A JP27633995 A JP 27633995A JP H0996405 A JPH0996405 A JP H0996405A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic plate
- burner
- combustion
- flames
- flame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D2210/00—Noise abatement
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 笛吹音やボサボサ音といった快適性を損ねる
燃焼騒音の発生を防止する。 【構成】 混合管にバーナ受けを連結し、バーナ受けの
上部に予混合気を流出させる多数の炎孔を有するセラミ
ックプレートを載置固定してある。このセラミックプレ
ートの上流面は凹凸状に形成されており、深い炎孔上に
形成される短い内炎がリフティングの発生を有効に防止
する。
燃焼騒音の発生を防止する。 【構成】 混合管にバーナ受けを連結し、バーナ受けの
上部に予混合気を流出させる多数の炎孔を有するセラミ
ックプレートを載置固定してある。このセラミックプレ
ートの上流面は凹凸状に形成されており、深い炎孔上に
形成される短い内炎がリフティングの発生を有効に防止
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、予混合気をセラミッ
クプレートに穿設された炎孔より流出させて燃焼させる
燃焼装置の改良に関する。
クプレートに穿設された炎孔より流出させて燃焼させる
燃焼装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼装置は、例えば特開
平１−２９１００７号公報に開示された図５のような構
成が広く知られている。即ち、灯油の気化ガスと一次空
気を流入させる開口５１を備えた混合管５２にバーナ受
け５３を連結し、このバーナ受け５３の上部に多数の炎
孔５４を備えたセラミックプレート５５を載置固定して
構成され、混合管５２内で得られた予混合気がバーナ受
け５３に移流し、各炎孔５４から流出して燃焼するよう
になっている。
平１−２９１００７号公報に開示された図５のような構
成が広く知られている。即ち、灯油の気化ガスと一次空
気を流入させる開口５１を備えた混合管５２にバーナ受
け５３を連結し、このバーナ受け５３の上部に多数の炎
孔５４を備えたセラミックプレート５５を載置固定して
構成され、混合管５２内で得られた予混合気がバーナ受
け５３に移流し、各炎孔５４から流出して燃焼するよう
になっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで係る従来の燃
焼装置は、セラミックプレート５５の上・下流面が共に
平坦なので、予混合気の流出速度も各部で略一定であ
る。そのため、特に流出速度の大きい強燃焼時は、気化
ガスの燃焼速度が都市ガスに較べて遅いこと、気化ガス
の温度によって燃焼速度が変わること等もあってリフテ
ィングし易く、火炎基部の内炎がセラミックプレート５
５の広い範囲でリフティングと定着を繰り返すことがあ
り、この振動現象に伴って笛吹音が発生することがあっ
た。
焼装置は、セラミックプレート５５の上・下流面が共に
平坦なので、予混合気の流出速度も各部で略一定であ
る。そのため、特に流出速度の大きい強燃焼時は、気化
ガスの燃焼速度が都市ガスに較べて遅いこと、気化ガス
の温度によって燃焼速度が変わること等もあってリフテ
ィングし易く、火炎基部の内炎がセラミックプレート５
５の広い範囲でリフティングと定着を繰り返すことがあ
り、この振動現象に伴って笛吹音が発生することがあっ
た。
【０００４】また、笛吹音とならないまでも、局所的に
内炎がリフティングする場合でも、図６の点線で示すよ
うにリフティングした炎塊が移動していくことがあり、
このときボサボサといった耳障りな燃焼騒音が発生して
快適性を損ねることがあった。
内炎がリフティングする場合でも、図６の点線で示すよ
うにリフティングした炎塊が移動していくことがあり、
このときボサボサといった耳障りな燃焼騒音が発生して
快適性を損ねることがあった。
【０００５】この発明は上記した課題に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、笛吹音やボサボサ音と
いった快適性を損ねる燃焼騒音が発生することのない燃
焼装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、笛吹音やボサボサ音と
いった快適性を損ねる燃焼騒音が発生することのない燃
焼装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に本発明は、灯油の気化ガスと一次空気の予混合気をセ
ラミックプレートに穿設された炎孔より流出させて燃焼
させる燃焼装置であって、該セラミックプレートの上流
面を凸凹状に形成した構成としたものである。
に本発明は、灯油の気化ガスと一次空気の予混合気をセ
ラミックプレートに穿設された炎孔より流出させて燃焼
させる燃焼装置であって、該セラミックプレートの上流
面を凸凹状に形成した構成としたものである。
【０００７】
【作用】以上の構成とすれば、炎孔の深さはセラミック
プレートの各部でばらつくこととなり、深い炎孔より流
出する予混合気は流速が遅いからリフティングを生じな
い。そして、所々に存在するリフティングしない火炎
は、隣接火炎に対してリフティングを抑制する作用を及
ぼし、セラミックプレート上における火炎全体の振動を
抑制することから、笛吹音が発生せず、局所的にリフテ
ィングを生じても炎塊が移動しないので、ボサボサ音も
防止できる。
プレートの各部でばらつくこととなり、深い炎孔より流
出する予混合気は流速が遅いからリフティングを生じな
い。そして、所々に存在するリフティングしない火炎
は、隣接火炎に対してリフティングを抑制する作用を及
ぼし、セラミックプレート上における火炎全体の振動を
抑制することから、笛吹音が発生せず、局所的にリフテ
ィングを生じても炎塊が移動しないので、ボサボサ音も
防止できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図１〜図３において、１は混合管で、一方に開口
２、他方には連通口３が形成されている。４は混合管１
上に連結されたバーナ受けである。バーナ受け４の上部
には、多数の炎孔５を有する円板状のセラミックプレー
ト６が載置され、中央部が開口した押さえ板７により固
定されている。
る。図１〜図３において、１は混合管で、一方に開口
２、他方には連通口３が形成されている。４は混合管１
上に連結されたバーナ受けである。バーナ受け４の上部
には、多数の炎孔５を有する円板状のセラミックプレー
ト６が載置され、中央部が開口した押さえ板７により固
定されている。
【０００９】セラミックプレート６の上流側８には、こ
こでは深さの異なる凹部９を多数形成し、凹凸状として
いる。凹凸状にはこの他、図４（Ａ）の如く深さの異な
る凸部１０を形成してもよく、また同図（Ｂ）のように
大きさの異なる凹部１１又は凸部１２や、同図（Ｃ）の
ように深さと大きさの異なる凹部１３又は凸部１４を形
成した等如何なるものでも構わない。更に形状について
も、同図（Ｄ）で示すように円弧等、適宜のものを採用
できる。
こでは深さの異なる凹部９を多数形成し、凹凸状として
いる。凹凸状にはこの他、図４（Ａ）の如く深さの異な
る凸部１０を形成してもよく、また同図（Ｂ）のように
大きさの異なる凹部１１又は凸部１２や、同図（Ｃ）の
ように深さと大きさの異なる凹部１３又は凸部１４を形
成した等如何なるものでも構わない。更に形状について
も、同図（Ｄ）で示すように円弧等、適宜のものを採用
できる。
【００１０】なお、１５は点火プラグ、１６は炎検知電
極、１７は灯油を貯溜する油受皿１８に設けられたポン
プ、１９はヒータを内蔵した気化器であり、先端の噴出
口２０が開口２に指向するように配設されている。
極、１７は灯油を貯溜する油受皿１８に設けられたポン
プ、１９はヒータを内蔵した気化器であり、先端の噴出
口２０が開口２に指向するように配設されている。
【００１１】前記した構成において、図示しない運転ス
イッチが操作されると、気化器１９の予熱が開始され
る。この後、気化器１９が灯油を気化させるに十分な温
度にまで上昇すると予熱完了となり、ポンプ１７が始動
する。この始動に伴って油受皿１８内の灯油は気化器１
９に圧送され、加熱気化して気化ガスとなり、噴出口２
０から混合管１に勢いよく噴出すると共に、この噴出に
伴うエジェクタ効果により一次空気も混合管１に流入す
る。
イッチが操作されると、気化器１９の予熱が開始され
る。この後、気化器１９が灯油を気化させるに十分な温
度にまで上昇すると予熱完了となり、ポンプ１７が始動
する。この始動に伴って油受皿１８内の灯油は気化器１
９に圧送され、加熱気化して気化ガスとなり、噴出口２
０から混合管１に勢いよく噴出すると共に、この噴出に
伴うエジェクタ効果により一次空気も混合管１に流入す
る。
【００１２】混合管１に流入した気化ガスと一次空気
は、ここを流れる間に混合して予混合気となり、連通口
３からバーナ受け４に流入する。そして炎孔５から流出
し、点火プラグ８の放電火花により着火燃焼し、この放
電は炎検知電極９が火炎を検知すると同時に停止し、以
降燃焼が継続される。
は、ここを流れる間に混合して予混合気となり、連通口
３からバーナ受け４に流入する。そして炎孔５から流出
し、点火プラグ８の放電火花により着火燃焼し、この放
電は炎検知電極９が火炎を検知すると同時に停止し、以
降燃焼が継続される。
【００１３】係る燃焼中において、各炎孔５の深さに応
じて予混合気の流出速度が異なるから、前掲の図４
（Ａ）の如く長短種々の長さの内炎Ｆが形成されること
となる。そして、特に深い炎孔５上に形成される短い内
炎ｆは著しくリフティングしにくく、隣接する内炎に対
してリフティングを抑制させる作用を及ぼすこととな
る。
じて予混合気の流出速度が異なるから、前掲の図４
（Ａ）の如く長短種々の長さの内炎Ｆが形成されること
となる。そして、特に深い炎孔５上に形成される短い内
炎ｆは著しくリフティングしにくく、隣接する内炎に対
してリフティングを抑制させる作用を及ぼすこととな
る。
【００１４】つまり、この様に短い内炎ｆをセラミック
プレート６上の所々に形成させておけば、気化ガスの燃
焼速度が遅くても、従来例で述べたような広い範囲で火
炎が振動するといった不具合を防止でき、仮に振動を起
こしても狭い範囲に限られるから、笛吹音を有効に防止
できる。
プレート６上の所々に形成させておけば、気化ガスの燃
焼速度が遅くても、従来例で述べたような広い範囲で火
炎が振動するといった不具合を防止でき、仮に振動を起
こしても狭い範囲に限られるから、笛吹音を有効に防止
できる。
【００１５】さらに、燃焼装置にあっては、火力変化等
に伴って局所的にリフティングが発生し易いが、係る場
合でも短い内炎ｆにより炎塊の移動が阻まれるので、ボ
サボサ音も発生しない。つまり、本例の燃焼装置は、笛
吹音、ボサボサ音といった快適性を損ねる燃焼騒音を防
止できるので、家庭用の暖房機等に好適に用いることが
できるものである。
に伴って局所的にリフティングが発生し易いが、係る場
合でも短い内炎ｆにより炎塊の移動が阻まれるので、ボ
サボサ音も発生しない。つまり、本例の燃焼装置は、笛
吹音、ボサボサ音といった快適性を損ねる燃焼騒音を防
止できるので、家庭用の暖房機等に好適に用いることが
できるものである。
【００１６】
【発明の効果】以上に説明した通り本発明の燃焼装置
は、セラミックプレートの上流面を凹凸状に形成したも
のなので、長短種々の長さの内炎が形成され、短い内炎
はリフティングしにくく、隣接する内炎に対してリフテ
ィングを抑制する作用を及ぼすことから、セラミックプ
レートの広い範囲で火炎が振動するようなことがなく、
笛吹音の発生を防止できると共に、局所的にリフティン
グが生じてもその炎塊が移動せず、ボサボサ音もないの
で、快適に使用できるといった顕著な効果を奏する。
は、セラミックプレートの上流面を凹凸状に形成したも
のなので、長短種々の長さの内炎が形成され、短い内炎
はリフティングしにくく、隣接する内炎に対してリフテ
ィングを抑制する作用を及ぼすことから、セラミックプ
レートの広い範囲で火炎が振動するようなことがなく、
笛吹音の発生を防止できると共に、局所的にリフティン
グが生じてもその炎塊が移動せず、ボサボサ音もないの
で、快適に使用できるといった顕著な効果を奏する。
【図１】本発明燃焼装置の実施例の平面図である。
【図２】本発明燃焼装置の実施例の断面図である。
【図３】本発明燃焼装置に関する構成図である。
【図４】実施例のセラミックプレートの断面と内炎を説
明する図である。
明する図である。
【図５】従来の燃焼装置を説明する図である。
【図６】炎塊の移動を説明する図である。
５ 炎孔 ６ セラミックプレート ９、１１、１３ 凹部 １０、１２、１４ 凸部
Claims (1)
- 【請求項１】灯油の気化ガスと一次空気の予混合気をセ
ラミックプレートに穿設された炎孔より流出させて燃焼
させる燃焼装置であって、該セラミックプレートの上流
面を凸凹状に形成したことを特徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27633995A JPH0996405A (ja) | 1995-09-30 | 1995-09-30 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27633995A JPH0996405A (ja) | 1995-09-30 | 1995-09-30 | 燃焼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0996405A true JPH0996405A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17568067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27633995A Pending JPH0996405A (ja) | 1995-09-30 | 1995-09-30 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0996405A (ja) |
-
1995
- 1995-09-30 JP JP27633995A patent/JPH0996405A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH08285240A (ja) | 予混合式燃焼器のパイロットバーナ用燃料ノズル | |
| JPH06185709A (ja) | 燃焼共鳴音の発生防止方法及び燃焼プレート | |
| JPH06193833A (ja) | 燃焼装置 | |
| JPH0996405A (ja) | 燃焼装置 | |
| JP2573197Y2 (ja) | 表面燃焼バーナ | |
| JPH0219366B2 (ja) | ||
| JPH01217111A (ja) | 燃焼装置 | |
| JP2004085061A (ja) | コンロ | |
| JPS5866707A (ja) | バ−ナ | |
| JPS5913473Y2 (ja) | 多炎孔板型ガスバ−ナ | |
| JPH01281312A (ja) | ガスバーナ体 | |
| JPS6338811A (ja) | コンロバ−ナ | |
| JPH109517A (ja) | 燃焼装置 | |
| JPH0311213A (ja) | 燃焼装置 | |
| JPH02103304A (ja) | 燃焼装置 | |
| JPH10267229A (ja) | サーモカップル周りの火炎形成構造 | |
| JPH08128607A (ja) | 触媒を用いた予混合式ガスバーナ | |
| JPH1038222A (ja) | 元混合式面状火炎型バーナ | |
| JPS5913811A (ja) | 液体燃料燃焼装置 | |
| JPH085027A (ja) | ガス調理器のグリルバーナ | |
| JPH07198114A (ja) | 液体燃料燃焼装置 | |
| JPH02219901A (ja) | 燃焼装置 | |
| JPS61228210A (ja) | 液体焼料燃焼装置 | |
| JPS6391423A (ja) | 強制送風式燃焼装置 | |
| JPH08178221A (ja) | 直接点火型予混合式バーナー |