JPS6338811A - コンロバ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は都市ガス、液化天然ガス等の気体燃料を用いた
家庭用あるいは業務用のコンロバーナに関する。

従来の技術 従来のコンロバーナは、第２図に示す様に下部に混合管
１を有し、上部に予混合気室２を有した鋳鉄等からなる
バーナボディ３の直上に、複数のスリット状の炎孔４を
配設した耐熱性金属からなる着脱式のバーナキャップ５
を搭載したもので、燃料ガスの噴出による負圧によって
混合管１内に吸引された１次空気は、予混合気室２内で
燃料ガスと予混合され燃料予混合気としてスリット状の
炎孔４から噴出し、スリット状の炎孔４付近で火炎を形
成する。この時、２次空気はバーナキャップ５及びバー
ナボディ３の外周部等からの自然対流に委ねられていた
。

発明が解決しようとする問題点 上記の従来の技術によるコンロバーナでは、２次空気の
火炎内への拡散は緩やかな自然拡散に頼っていたため燃
焼を売筋するために外炎が伸長し、結果的に最大燃焼量
の場合火炎長が炎孔の位置から高さ８０〜９０値の位ｊ
；４＋：まで伸長していた。従って実際に鍋等をｈ０熱
する場合、鍋底に外炎が広範囲に接触してＣＯ等の有毒
成分が増大するのを防止するため、鍋底とバーナキャッ
プ５との距離を４０咽以上に保持することが必要であり
、結果的に五徳高が高くなっていた。従って熱効率は５
０％程度にとどまらざるを得なかった。

本発明はかかる従来の問題点を解決するもので、鍋底と
バーナキャップとの距離を縮少し、かつ排ガスのクリー
ン性を保持しながら６０％以上の従来よりも高い熱効率
を有するコンロバーナを提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するため本発明のコンロバーナは、
複数のスリット状炎孔を有するバーナキャップと底部に
混合管を嵌合し前記バーナキャップとの接触部との間の
空間に燃料と一次空気の予混合気室を形成したバーナボ
ディと、一方の開口部に送風機を連結し、もう一方の開
口部で前記バーナボディの外周部を一定の空隙を設けて
包囲した空気管とから成り、前記の空隙を２次空気室と
し、かつ前記バーナボディの外周端と前記空気管の外周
端とによって形成されるスリットを２次空気通路とした
ものである。

作　　用 本発明は上記の構成により、燃料ガスの流入によって生
じた負圧によって混合管内に吸引された１次空気は、予
混合室で前記の炊利ガスと同一に混合され燃料予混合気
として、バーナキャップのスリット状の炎孔の出口で火
炎を形成する。この時、同時に送風機から送入された２
次空気は空気管の内部を通過し、スリット状の２次空気
通路から噴出し、前記の火炎の外炎内に拡散する。外炎
内に拡散した２次空気はヤ（、料の酸化反応を促進し、
酸化反応の完結を早める。従って外炎の伸長は極小とな
り、火炎全体が短炎化する。

実施例 以下、本発明の実施例を添付の図面に基づいて説明する
。

第１図に於て、一方の開口部にガスノズル７を備え、他
方の開口部に耐熱性金属からなり予混合気室８を有する
バーナボディ９を嵌合し、バーナボディ９と同心内円形
状を有するバーナ固定リング１０を具備した混合管１１
があり、バーナボディ８の直上には耐熱性金属からなり
複数のスリット状の炎孔１２を周縁部に有するバーナキ
ャップ１３が、前記のバーナ固定リング１０によって固
定されている。一方バーナボディ９及び混合管１１の一
部は、バーナボディ９の周端部との間にスリット状の２
次空気通路１４を有する空気管１５によって包囲されて
いる。空気管１５の２次空気通路１４以外の開口部には
送風機１６が連結され、空気管１５とバーナボディ９に
よって作られた空間は２次空気室１７となっている。ま
た、２法学空通路１４の２次空気の吐出方向は鉛直上方
向よりも斜め外側上方向に向いている。

次に上記構成に於ける作用を説明する。

カスノズル７から噴出したガス流により混合管１１内に
負圧が生じ、燃焼用１次空気が同時に混合管１１内に吸
引され７、予ｌ昆合室８内で）、力用斗予、昆合気が形
成される。燃料予混合気はバーナキャップ１３の下部か
らスリット状の炎孔１２を通過し、スリット状の炎孔１
２の出口付近で着火され火炎を形成する。同時に送風様
１６から空気管１５内に送入された２次空気は２次空気
室１７を通過して２次空気通路１４から吐出され、前記
の火炎近傍に至る。この時、２次空気通路１４はその吐
出方向が斜め外側上方に向いているため、前記の火炎の
内部の内炎を破ることなく、外炎部分にのみ急速に拡散
するため外炎部での燃焼反応が促進さね、反応完結が堅
められる。結果的に火炎の短炎化が実現する。

次に実際に短炎化の効果を確認するために、燃Ｆ−１ガ
スとしてＣ４１−１１０を用い、供給ガス圧３３０ｍｍ
Ａｑに於ける火炎長、排ガス特性（Ｇｏ／ＧＯ２）を把
握し、供給ガス圧２８０　ｍｍＡｑに於けるＣ３Ｈ６に
よる熱効率の７１１ｉ１定を行った。確認に用いたコン
ロバーナは、第１図に示した本発明の実施例によるもの
及び第２図に示した従来のコンロバーナの２伸類を用い
、ガスノズルは両者共同−の（吻を用いた。確認方法は
、従来例、本発明の実施例共に五徳を除去し、燃焼中の
コンロバーナ直上から燃焼量に対応した径を有する禍に
水を８分目程度加えたものを徐々に火炎に接近させ、前
記のＣ４Ｈ１０ガスでのＣｏ／Ｃ０２の値が３／１００
０程度ニするところのバーナキャップと鍋底との距ｉ：
、ｌｌ：を求め、その位置で前記のＣ３ＨＢガスを用い
て熱効率をａ＋＋＋定した。結果を底裏に示した。

表　　　（短炎化の効果） ＝３／１０００３／１０００以下バーナキャップと鍋底
間距離 この表の結果から、Ｃ４Ｈ１０を供給圧３３０ｍｒｎＡ
ｑて撚ハ１とさせた時の火炎長は本発明の実施例に於て
は３２ｍｍと従来のコンロバーナに比べて１／３に短炎
化できたため、バーナキャップと鍋底間距離も１３ｍｍ
と大幅に短縮できた。結果的に熱効率も、従来例に比べ
て約２０％アップの６０％を得ることができた。

発明の効果 本発明のコンロバーナによれば次に列記する効果が得ら
れる。

（１）複数のスリット状の炎孔を有するバーナキャップ
の直下に、底部に混合管を嵌合したバーナボディを配し
、一方の開口部に送風機を連結し、もう一方の開口部で
前記のバーナボディの外周部を一定の空隙を設けて包囲
する空気管を設け、前記のバーナボディの外周端と前記
の空気管の外周端とによって形成されるスリットを２次
空気１ｉｉＪ路としたことにより、スリット状の炎孔の
出口付近で形成される火炎の外炎の中に２次空気を強制
的に拡散させることができるため、燃焼反応の促進、並
びに反応の早］ｇ１完結が行える。

１２＋　　上記の構成により火炎の短炎化が行えるため
。

バーナキャップと鍋底間の距離を縮少することができ、
結果的に６０％程度の高い熱効率が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のコンロバーナの縦断面図、
第２図は従来の技術によるコンロバーナの縦断面図であ
る。 ８・・・・・・予混合気室、９・・・・・・バーナボデ
ィ、１１・・・・・・ｌ昆合管、１２・・・・・・スリ
ット状の炎孔、１３・・・１０．バーナキャップ、１４
・・・・・・２次空気通路、１５・・・・・・空気管、
１６・・・・・・送風機、１７・・・・・・２次空気室
。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のスリット状炎孔を有するバーナキャップと
   、底部に混合管を嵌合し前記バーナキャップとの接触部
   との間の空間に燃料と一次空気の予混合気室を形成した
   バーナボディと、一方の開口部に送風機を連結し、もう
   一方の開口部で前記バーナボディの外周部を一定の空隙
   を設けて包囲した空気管から成り、前記空隙を２次空気
   室とし、かつ前記バーナボディの外周端と前記空気管の
   外周端とによって形成されるスリットを２次空気通路と
   したコンロバーナ。
2. （２）２次空気通路の方向を鉛直上方よりも斜め外側上
   方とした特許請求の範囲第１項記載のコンロバーナ。