JPH0996344A - 手動変速機 - Google Patents

手動変速機

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Publication number
JPH0996344A
JPH0996344A JP7277234A JP27723495A JPH0996344A JP H0996344 A JPH0996344 A JP H0996344A JP 7277234 A JP7277234 A JP 7277234A JP 27723495 A JP27723495 A JP 27723495A JP H0996344 A JPH0996344 A JP H0996344A
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JP
Japan
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shaft
speed
input
transmission
gear train
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Application number
JP7277234A
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English (en)
Inventor
Hideo Sawazaki
英夫 澤崎
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 各軸の軸心ブレを最小とし、変速ギヤ列及び
各種ギヤの軸心ブレも小さくしてギヤ音や振動の発生を
低減するとともに、各軸の支持剛性を向上し得る。 【解決手段】 入力軸4の入力側をトランスミッション
フロントケース44の入力軸用第1軸受50により軸支
し、出力側をトランスミッションセンタケース46の入
力軸用第2軸受52により軸支し、カウンタ軸6の入力
側をトランスミッションフロントケース44のカウンタ
軸用第1軸受54により軸支し、中間部位をトランスミ
ッションセンタケース46のカウンタ軸用第2軸受56
により軸支し、出力側をトランスミッションリヤケース
48のカウンタ軸用第3軸受58により軸支し、出力軸
8の入力側及び中間部位をトランスミッションリヤケー
スの出力軸用第1、第2軸受60,62により軸支し、
入力軸及び出力軸を2点にて軸支するとともにカウンタ
軸を3点にて軸支する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は手動変速機に係
り、特に入力軸や出力軸、そしてカウンタ軸の軸心ブレ
を最小とし、変速ギヤ列及び各種ギヤの軸心ブレも小さ
くしてギヤ音や振動の発生を低減するとともに、各軸の
支持剛性を向上させる手動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、搭載した内燃機関か
らの駆動力を走行条件に応じて所望状態に変換して取り
出す動力伝達機構として手動変速機である歯車変速機や
自動変速機を備えている。
【0003】歯車変速機、例えば手動変速機は、一般に
トランスミッションと称されるものであり、手動変速機
は、入力ギヤ列や1速ギヤ列〜5速ギヤ列、後退ギヤ列
等の複数の変速ギヤ列からなり、所望の変速ギヤ列を噛
合させることにより、入力軸を介して入力される内燃機
関の駆動力を所定状態に変速している。そして、変速さ
れた駆動力により出力軸を介して車輪を駆動させてい
る。
【0004】また、手動変速機においては、前進エクス
トラローギヤ(ELギヤ)を配設するものもある。この
前進エクストラローギヤは、最高前進歯車比を確保する
ものであり、例えば急坂や泥たん地、砂浜の走行時等の
大きな駆動力を得たい場合に有効である。
【0005】前記手動変速機としては、特開平3−20
144号公報に開示されるものがある。この公報に開示
される歯車変速機は、入力軸と出力軸とが同軸上に配置
され、これら軸と平行に副軸が配置させており、出力軸
を入力軸によって直接駆動する直接段と、副軸を介して
出力軸を駆動する複数の変速段とを切り換え可能な歯車
変速機において、入力軸を副軸の後端部に設けた減速駆
動歯車付近で延長するとともに、出力軸の前端側に副軸
の減速駆動歯車と常時噛み合う減速従動歯車を回転自在
に支持し、入力軸と出力軸との間に、入力軸と出力とを
連結する直結段と出力軸と減速従動歯車とを連結する非
直結段とを切り換える同期装置を設け、他の変速段を切
り換える同期装置を入力軸または副軸上に設けている。
また、前記歯車変速機において、入力軸を副軸の後端部
に設けた減速駆動歯車付近で延長するとともに、副軸の
後端部に出力軸の前端部に設けた減速従動歯車と常時噛
み合う減速駆動歯車を回転自在に支持し、入力軸と出力
軸との間に、入力軸と出力軸とを連結・遮断する第1の
同期装置を設け、かつ副軸の後端部に減速駆動歯車と副
軸とを連結・遮断する第2の同期装置を設け、これら両
同期装置の連結が選択適に行われるように連動させる部
材を設け、さらに他の変速段を切り換える同期装置を入
力軸または副軸上に設けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の手動
変速機、例えば上記特開平3−20144号公報に開示
される歯車変速機において、図2に示す如く、歯車変速
機(以下「手動変速機」という)102は、変速機ケー
ス110内に入力軸104と、カウンタ軸106と、出
力軸108とを軸支している。
【0007】そして、前記入力軸104と出力軸108
とを同一回転中心を有すべく連絡して設け、入力軸10
4及び出力軸108に対して平行にカウンタ軸106を
配設する。これら各軸間104〜108には、複数の変
速ギヤ列112を設けている。この複数の変速ギヤ列1
12は、例えば図示しない入力ギヤ列と1速ギヤ列11
4〜4速ギヤ列120と図示しない後退ギヤ列とからな
る。
【0008】また、1速ギヤ列114と2速ギヤ列11
6との間に、1速・2速切換機構122を設け、3速ギ
ヤ列118と4速ギヤ列120との間に、3速・4速切
換機構124を設けるとともに、入力軸104と出力軸
108との間に5速直結状態を切り換える直結クラッチ
である5速切換機構126を設けている。
【0009】前記1速ギヤ列114は、1速ドライブギ
ヤ128とこの1速ドライブギヤ128に噛合する1速
ドリブンギヤ130とからなり、同様に、2速ギヤ列1
16は、2速ドライブギヤ132とこの2速ドライブギ
ヤ132に噛合する2速ドリブンギヤ134とからな
り、そして3速ギヤ列118及び4速ギヤ列120も、
3速ドライブギヤ136と3速ドリブンギヤ138、4
速ドライブギヤ140と4速ドリブンギヤ142とから
なる。
【0010】前記1速・2速切換機構122は、カウン
タ軸106上において1速ギヤ列114の1速ドリブン
ギヤ130と2速ギヤ列116の2速ドリブンギヤ13
4との噛合状態を選択的に切り換える。3速・4速切換
機構124は、入力軸104上において3速ギヤ列11
8の3速ギヤである3速ドライブギヤ136と4速ギヤ
列120の4速ドライブギヤ140との噛合状態を選択
的に切り換える。5速切換機構126は、入力軸104
及び出力軸108の直結状態を選択的に切り換える。
【0011】これら1速・2速切換機構122と3速・
4速切換機構124と5速切換機構126とは、図示し
ないシフトシャフト群により切換動作される。このシフ
トシャフト群に夫々設けられたシフトヨーク群(図示せ
ず)には、図示しないリモコンシャフトの一端に設けら
れたレバー突部が選択的に係合され、リモコンシャフト
の他端は、チェンジレバー(図示せず)の図示しないシ
フトアンドセレクトレバーに連絡されている。
【0012】また、前記手動変速機102の変速機ケー
ス110は、前記入力軸104の入力側を包囲するトラ
ンスミッションフロントケース144と、前記入力軸1
04の中間部位を包囲するトランスミッションセンタケ
ース146と、前記入力軸104の出力側を包囲するト
ランスミッションリヤケース148とからなる。
【0013】そして、前記入力軸104の入力側を前記
トランスミッションフロントケース144に配設される
入力軸用軸受150により軸支し、前記カウンタ軸10
6の入力側を前記トランスミッションフロントケース1
44に配設されるカウンタ軸用第1軸受154により軸
支するとともに、カウンタ軸106の出力側を前記トラ
ンスミッションセンタケース146に配設されるカウン
タ軸用第2軸受158により軸支し、前記出力軸108
の入力側を前記トランスミッションセンタケース146
に配設される出力軸用軸受160により軸支し、前記入
力軸104及び出力軸108を1点にて軸支するととも
に、カウンタ軸106を2点にて軸支している。
【0014】よって、前記入力軸104の出力側やカウ
ンタ軸106の中間部位、そして出力軸108の出力側
が軸支されていないものである。
【0015】この結果、入力軸やカウンタ軸、そして出
力軸の各軸の軸心ブレが大きく、変速ギヤ列及び各種ギ
ヤの軸心ブレも大きくなり、ギヤ音や振動が発生し、実
用上不利であるという不都合がある。
【0016】また、各軸の支持剛性が低いことにより、
高負荷対応に不利であり、使い勝手が悪いという不都合
がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、変速機ケース内に入力軸と
カウンタ軸と出力軸とを軸支して設け、入力軸と出力軸
とを同一回転中心を有すべく連絡して設けるとともに入
力軸及び出力軸に対して平行にカウンタ軸を配設し、こ
れら各軸間に1速ギヤ列から4速ギヤ列と後退ギヤ列と
からなる複数の変速ギヤ列を設け、1速ギヤ列と2速ギ
ヤ列との間に1速ギヤ列と2速ギヤ列との噛合状態を選
択的に切り換える1速・2速切換機構を設け、3速ギヤ
列と4速ギヤ列との噛合状態を選択的に切り換える3速
・4速切換機構を設けるとともに、5速直結状態を切り
換える5速切換機構を設けた手動変速機において、この
手動変速機の変速機ケースを前記入力軸の入力側を包囲
するトランスミッションフロントケースと前記入力軸の
中間部位を包囲するトランスミッションセンタケースと
前記入力軸の出力側を包囲するトランスミッションリヤ
ケースとにより形成し、前記入力軸の入力側を前記トラ
ンスミッションフロントケースに配設される入力軸用第
1軸受により軸支するとともに入力軸の出力側を前記ト
ランスミッションセンタケースに配設される入力軸用第
2軸受により軸支し、前記カウンタ軸の入力側を前記ト
ランスミッションフロントケースに配設されるカウンタ
軸用第1軸受により軸支するとともにカウンタ軸の中間
部位を前記トランスミッションセンタケースに配設され
るカウンタ軸用第2軸受により軸支し、カウンタ軸の出
力側を前記トランスミッションリヤケースに配設される
カウンタ軸用第3軸受により軸支し、前記出力軸の入力
側及び中間部位を前記トランスミッションリヤケースに
配設される出力軸用第1、第2軸受により軸支し、前記
入力軸及び出力軸を2点にて軸支するとともにカウンタ
軸を3点にて軸支する構成としたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
入力軸及び出力軸を2点にて軸支するとともに、カウン
タ軸を3点にて軸支し、入力軸やカウンタ軸、そして出
力軸の各軸の軸心ブレを最小とし、変速ギヤ列及び各種
ギヤの軸心ブレも小さくしてギヤ音や振動の発生を低減
している。また、各軸の支持剛性を向上し、高トルク入
力にも対応することを可能とし、幅広いエンジントルク
範囲(あるいはエンジン排気量範囲)の車両に搭載可能
としている。更に、各軸の支持剛性が向上することによ
って軸間を小とし、手動変速機をコンパクトとするとと
もに、軽量化も図れ、しかもコストを低廉としている。
【0019】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0020】図1はこの発明の実施例を示すものであ
る。図1において、2は例えば縦置きの手動変速機、4
は入力軸、6はカウンタ軸、8は出力軸である。
【0021】前記手動変速機2は、図1に示す如く、変
速機ケース10内に入力軸4と、カウンタ軸6と、出力
軸8とを軸支している。
【0022】そして、前記入力軸4と出力軸8とを同一
回転中心を有すべく連絡して設け、入力軸4及び出力軸
8に対して平行にカウンタ軸6を配設する。これら各軸
間4〜8には、複数の変速ギヤ列12を設けている。こ
の複数の変速ギヤ列12は、例えば図示しない入力ギヤ
列と1速ギヤ列14〜4速ギヤ列20と図示しない後退
ギヤ列とからなる。
【0023】また、1速ギヤ列14と2速ギヤ列16と
の間に、1速・2速切換機構22を設け、3速ギヤ列1
8と4速ギヤ列20との間に、3速・4速切換機構24
を設けるとともに、入力軸4と出力軸8との間に5速直
結状態を切り換える直結クラッチである5速切換機構2
6を設けている。
【0024】前記1速ギヤ列14は、1速ドライブギヤ
28とこの1速ドライブギヤ28に噛合する1速ドリブ
ンギヤ30とからなり、同様に、2速ギヤ列16は、2
速ドライブギヤ32とこの2速ドライブギヤ32に噛合
する2速ドリブンギヤ34とからなり、そして3速ギヤ
列18及び4速ギヤ列20も、3速ドライブギヤ36と
3速ドリブンギヤ38、4速ドライブギヤ40と4速ド
リブンギヤ42とからなる。
【0025】前記1速・2速切換機構22は、カウンタ
軸6上において1速ギヤ列14の1速ドリブンギヤ30
と2速ギヤ列16の2速ドリブンギヤ34との噛合状態
を選択的に切り換える。3速・4速切換機構24は、入
力軸4上において3速ギヤ列18の3速ギヤである3速
ドライブギヤ36と4速ギヤ列20の4速ドライブギヤ
40との噛合状態を選択的に切り換える。5速切換機構
26は、入力軸4及び出力軸8の直結状態を選択的に切
り換える。
【0026】これら1速・2速切換機構22と3速・4
速切換機構24と5速切換機構26とは、図示しないシ
フトシャフト群により切換動作される。このシフトシャ
フト群に夫々設けられたシフトヨーク群(図示せず)に
は、図示しないリモコンシャフトの一端に設けられたレ
バー突部が選択的に係合され、リモコンシャフトの他端
は、チェンジレバー(図示せず)の図示しないシフトア
ンドセレクトレバーに連絡されている。
【0027】また、前記手動変速機2の変速機ケース1
0は、前記入力軸4の入力側を包囲するトランスミッシ
ョンフロントケース44と、前記入力軸4の中間部位を
包囲するトランスミッションセンタケース46と、前記
入力軸4の出力側を包囲するトランスミッションリヤケ
ース48とからなる。
【0028】そして、前記入力軸4の入力側を前記トラ
ンスミッションフロントケース44に配設される入力軸
用第1軸受50により軸支するとともに、入力軸4の出
力側を前記トランスミッションセンタケース46に配設
される入力軸用第2軸受52により軸支し、前記カウン
タ軸6の入力側を前記トランスミッションフロントケー
ス44に配設されるカウンタ軸用第1軸受54により軸
支するとともに、カウンタ軸6の中間部位を前記トラン
スミッションセンタケース46に配設されるカウンタ軸
用第2軸受56により軸支し、カウンタ軸6の出力側を
前記トランスミッションリヤケース48に配設されるカ
ウンタ軸用第3軸受58により軸支し、前記出力軸8の
入力側及び中間部位を前記トランスミッションリヤケー
ス48に配設される出力軸用第1、第2軸受60、62
により軸支し、前記入力軸4及び出力軸8を2点にて軸
支するとともに、カウンタ軸6を3点にて軸支する構成
とする。
【0029】詳述すれば、図1に示す如く、前記入力軸
用第1軸受50を、入力軸4の入力側、つまり変速ギヤ
列12の前部に配設するとともに、入力軸用第2軸受5
2を、入力軸4の出力側、つまり変速ギヤ列12の後部
において4速ギヤ列20と5速切換機構26間に配設す
る。
【0030】また、前記カウンタ軸用第1軸受54を、
カウンタ軸6の入力側、つまり変速ギヤ列12の前部に
配設するとともに、カウンタ軸用第2軸受56を、カウ
ンタ軸6の中間部位、つまり変速ギヤ列12の後部にお
いて4速ギヤ列20と5速切換機構26間に配設される
入力軸用第2軸受52と同等の前後位置に配設し、カウ
ンタ軸用第3軸受58を、カウンタ軸6の出力側、つま
りカウンタ軸6に配設される出力軸ドライブギヤ64よ
りも後側に配設し、このカウンタ軸用第3軸受58をニ
ードル軸受により形成する。
【0031】なお、前記出力軸ドライブギヤ64には、
前記出力軸8に配設される出力軸ドリブンギヤ66を噛
合させて設ける。
【0032】更に、前記出力軸用第1軸受60を、出力
軸8の入力側、つまり出力軸8の出力軸ドリブンギヤ6
6よりも後側に配設し、出力軸用第2軸受62を、出力
軸8の中間部位に配設する。
【0033】前記入力軸4の出力側端部は、出力軸8の
入力側端部に形成される凹部68に挿入され、ニードル
軸受70により回転自在に軸支されている。
【0034】次に作用について説明する。
【0035】前記手動変速機2の入力軸4の入力側が入
力軸用第1軸受50により軸支されているとともに、入
力軸4の出力側が入力軸用第2軸受52により軸支され
ており、入力軸4が2個の入力軸用第1、第2軸受5
0、52によって堅固に軸支されている。
【0036】また、前記カウンタ軸6の入力側がカウン
タ軸用第1軸受54により軸支され、カウンタ軸6の中
間部位がカウンタ軸用第2軸受56により軸支されてい
るとともに、カウンタ軸6の出力側がカウンタ軸用第3
軸受58により軸支されており、カウンタ軸6が3個の
カウンタ軸用第1、第2、第3軸受54、56、58に
よって堅固に軸支されている。
【0037】更に、前記出力軸8の入力側が出力軸用第
1軸受60により軸支されているとともに、出力軸8の
中間部位が出力軸用第2軸受62により軸支されてお
り、出力軸8が2個の出力軸用第1、第2軸受60、6
2によって堅固に軸支されている。
【0038】これにより、入力軸4やカウンタ軸6、そ
して出力軸8の各軸の軸心ブレを最小とすることがで
き、変速ギヤ列12及び各種ギヤの軸心ブレも小さくな
り、ギヤ音や振動の発生を低減し得て、実用上有利であ
る。
【0039】また、各軸の支持剛性を向上し得ることに
より、高トルク入力にも対応することが可能となり、幅
広いエンジントルク範囲(あるいはエンジン排気量範
囲)の車両に搭載可能である。
【0040】更に、各軸の支持剛性が向上することによ
って軸間を小とすることができ、手動変速機2をコンパ
クトとし得るとともに、軽量化も図れ、しかもコストを
低廉とすることもでき、経済的に有利である。
【0041】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0042】例えば、この発明の実施例においては、縦
置きの手動変速機として説明したが、手動変速機を横置
きの手動変速機に適用させることも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、変速機ケース内に入力軸とカウンタ軸と出力軸とを
軸支して設け、入力軸と出力軸とを同一回転中心を有す
べく連絡して設けるとともに入力軸及び出力軸に対して
平行にカウンタ軸を配設し、各軸間に1速ギヤ列から4
速ギヤ列と後退ギヤ列とからなる複数の変速ギヤ列を設
け、1速ギヤ列と2速ギヤ列との間に1速ギヤ列と2速
ギヤ列との噛合状態を選択的に切り換える1速・2速切
換機構を設け、3速ギヤ列と4速ギヤ列との噛合状態を
選択的に切り換える3速・4速切換機構を設けるととも
に、5速直結状態を切り換える5速切換機構を設けた手
動変速機において、手動変速機の変速機ケースを入力軸
の入力側を包囲するトランスミッションフロントケース
と入力軸の中間部位を包囲するトランスミッションセン
タケースと入力軸の出力側を包囲するトランスミッショ
ンリヤケースとにより形成し、入力軸の入力側をトラン
スミッションフロントケースに配設される入力軸用第1
軸受により軸支するとともに、入力軸の出力側をトラン
スミッションセンタケースに配設される入力軸用第2軸
受により軸支し、カウンタ軸の入力側をトランスミッシ
ョンフロントケースに配設されるカウンタ軸用第1軸受
により軸支するとともに、カウンタ軸の中間部位をトラ
ンスミッションセンタケースに配設されるカウンタ軸用
第2軸受により軸支し、カウンタ軸の出力側をトランス
ミッションリヤケースに配設されるカウンタ軸用第3軸
受により軸支し、出力軸の入力側及び中間部位をトラン
スミッションリヤケースに配設される出力軸用第1、第
2軸受により軸支し、入力軸及び出力軸を2点にて軸支
するとともにカウンタ軸を3点にて軸支する構成とした
ので、入力軸やカウンタ軸、そして出力軸の各軸の軸心
ブレを最小とすることができ、変速ギヤ列及び各種ギヤ
の軸心ブレも小さくなり、ギヤ音や振動の発生を低減し
得て、実用上有利である。また、各軸の支持剛性を向上
し得ることにより、高トルク入力にも対応することが可
能となり、幅広いエンジントルク範囲(あるいはエンジ
ン排気量範囲)の車両に搭載可能である。更に、各軸の
支持剛性が向上することによって軸間を小とすることが
でき、手動変速機をコンパクトとし得るとともに、軽量
化も図れ、しかもコストを低廉とすることもでき、経済
的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す手動変速機の概略断面
図である。
【図2】この発明の従来技術を示す手動変速機の概略断
面図である。
【符号の説明】
2 手動変速機 4 入力軸 6 カウンタ軸 8 出力軸 10 変速機ケース 12 変速ギヤ列 22 1速・2速切換機構 24 3速・4速切換機構 26 5速切換機構 44 トランスミッションフロントケース 46 トランスミッションセンタケース 48 トランスミッションリヤケース 50 入力軸用第1軸受 52 入力軸用第2軸受 54 カウンタ軸用第1軸受 56 カウンタ軸用第2軸受 58 カウンタ軸用第3軸受 60 出力軸用第1軸受 62 出力軸用第2軸受 68 凹部 70 ニードル軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機ケース内に入力軸とカウンタ軸と
    出力軸とを軸支して設け、入力軸と出力軸とを同一回転
    中心を有すべく連絡して設けるとともに入力軸及び出力
    軸に対して平行にカウンタ軸を配設し、これら各軸間に
    1速ギヤ列から4速ギヤ列と後退ギヤ列とからなる複数
    の変速ギヤ列を設け、1速ギヤ列と2速ギヤ列との間に
    1速ギヤ列と2速ギヤ列との噛合状態を選択的に切り換
    える1速・2速切換機構を設け、3速ギヤ列と4速ギヤ
    列との噛合状態を選択的に切り換える3速・4速切換機
    構を設けるとともに、5速直結状態を切り換える5速切
    換機構を設けた手動変速機において、この手動変速機の
    変速機ケースを前記入力軸の入力側を包囲するトランス
    ミッションフロントケースと前記入力軸の中間部位を包
    囲するトランスミッションセンタケースと前記入力軸の
    出力側を包囲するトランスミッションリヤケースとによ
    り形成し、前記入力軸の入力側を前記トランスミッショ
    ンフロントケースに配設される入力軸用第1軸受により
    軸支するとともに入力軸の出力側を前記トランスミッシ
    ョンセンタケースに配設される入力軸用第2軸受により
    軸支し、前記カウンタ軸の入力側を前記トランスミッシ
    ョンフロントケースに配設されるカウンタ軸用第1軸受
    により軸支するとともにカウンタ軸の中間部位を前記ト
    ランスミッションセンタケースに配設されるカウンタ軸
    用第2軸受により軸支し、カウンタ軸の出力側を前記ト
    ランスミッションリヤケースに配設されるカウンタ軸用
    第3軸受により軸支し、前記出力軸の入力側及び中間部
    位を前記トランスミッションリヤケースに配設される出
    力軸用第1、第2軸受により軸支し、前記入力軸及び出
    力軸を2点にて軸支するとともにカウンタ軸を3点にて
    軸支する構成としたことを特徴とする手動変速機。
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