JPH0996339A - 免震方法及び装置 - Google Patents
免震方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0996339A JPH0996339A JP27498795A JP27498795A JPH0996339A JP H0996339 A JPH0996339 A JP H0996339A JP 27498795 A JP27498795 A JP 27498795A JP 27498795 A JP27498795 A JP 27498795A JP H0996339 A JPH0996339 A JP H0996339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supported body
- seismic isolation
- supported
- area
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 戸棚等の被支持体の一方側のみに空間部分が
あっても免震出来るようにした免震方法及び免震装置を
提供するものである。 【解決手段】 それぞれ被支持体10の所定位置に配置
し同一方向の所定の軸線回りに回転可能にした被支持体
を支持する複数個の車輪15と、それぞれこの各車輪を
最も低い位置から転動すると徐々に上昇するように案内
して振動可能にする振動域19を有するレール17とを
設けた免震装置であって、この各レールは振動域の同一
の側の一端に続いて被支持体を静止可能に支持する静止
域20が設けてあることを特徴とする免震装置である。
あっても免震出来るようにした免震方法及び免震装置を
提供するものである。 【解決手段】 それぞれ被支持体10の所定位置に配置
し同一方向の所定の軸線回りに回転可能にした被支持体
を支持する複数個の車輪15と、それぞれこの各車輪を
最も低い位置から転動すると徐々に上昇するように案内
して振動可能にする振動域19を有するレール17とを
設けた免震装置であって、この各レールは振動域の同一
の側の一端に続いて被支持体を静止可能に支持する静止
域20が設けてあることを特徴とする免震装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は免震方法及び免震
装置に関するもので、戸棚等で左右方向には剛性が大き
いため前後方向の一方向のみに免震すればよいものに関
するもので、特に工場等で工具や金型を収納する戸棚で
前面には広いスペースが必要であり背面側には壁がある
ように設置するのに適する免震方法及び免震装置に関す
るものである。
装置に関するもので、戸棚等で左右方向には剛性が大き
いため前後方向の一方向のみに免震すればよいものに関
するもので、特に工場等で工具や金型を収納する戸棚で
前面には広いスペースが必要であり背面側には壁がある
ように設置するのに適する免震方法及び免震装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来特公平6−74609号公報に示さ
れる免震装置の提案があるが、一方向の免震装置を使用
する場合例えば戸棚等の被支持体が通常の状態から地震
時の揺れに対応するには前後両側に空間が必要になるも
のである。しかしながら、戸棚等は壁に近接して設置す
るのが普通であり、その前面側のみに空間部分を設けて
物品の出入れを行なうことが普通であった。したがっ
て、このような状態で免震することが望ましいけれども
適当な方法及び装置が皆無であった。
れる免震装置の提案があるが、一方向の免震装置を使用
する場合例えば戸棚等の被支持体が通常の状態から地震
時の揺れに対応するには前後両側に空間が必要になるも
のである。しかしながら、戸棚等は壁に近接して設置す
るのが普通であり、その前面側のみに空間部分を設けて
物品の出入れを行なうことが普通であった。したがっ
て、このような状態で免震することが望ましいけれども
適当な方法及び装置が皆無であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
点を解決して戸棚等の被支持体の一方側のみに空間部分
があっても免震出来るようにした免震方法及び免震装置
を提供するものである。
点を解決して戸棚等の被支持体の一方側のみに空間部分
があっても免震出来るようにした免震方法及び免震装置
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は被支持体を所
定方向のみに所定範囲で変位可能に支持し最も低い位置
から変位が増加すると徐々に上昇するようにする振動域
を設けた免震方法であって、常時前記被支持体をその振
動域の一端の上昇した位置に続いて設けた静止域に静止
するように保持し、地震時には被支持体が揺れることに
より振動域へ移動して免震されることを特徴とする免震
方法を提供するものである。
定方向のみに所定範囲で変位可能に支持し最も低い位置
から変位が増加すると徐々に上昇するようにする振動域
を設けた免震方法であって、常時前記被支持体をその振
動域の一端の上昇した位置に続いて設けた静止域に静止
するように保持し、地震時には被支持体が揺れることに
より振動域へ移動して免震されることを特徴とする免震
方法を提供するものである。
【0005】この発明はそれぞれ被支持体の所定位置に
配置し同一方向の所定の軸線回りに回転可能にした被支
持体を支持する複数個の車輪と、それぞれこの各車輪を
最も低い位置から転動すると徐々に上昇するように案内
して振動可能にする振動域を有するレールとを設けた免
震装置であって、この各レールは振動域の同一の側の一
端に続いて被支持体を静止可能に支持する静止域が設け
てあることを特徴とする免震装置を提供するものであ
る。
配置し同一方向の所定の軸線回りに回転可能にした被支
持体を支持する複数個の車輪と、それぞれこの各車輪を
最も低い位置から転動すると徐々に上昇するように案内
して振動可能にする振動域を有するレールとを設けた免
震装置であって、この各レールは振動域の同一の側の一
端に続いて被支持体を静止可能に支持する静止域が設け
てあることを特徴とする免震装置を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながらこの発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0007】図に示すこの発明の一実施例において、1
0は免震する対象である戸棚等より成る被支持体で、下
面に取付けた前方へ延びる支持板12を有している。こ
の支持板は設けない場合もある。15はこの被支持体の
下に取付けた4個の車輪である。16は基台で、被支持
体10の前後方向に延びて各車輪15をそれぞれ走行可
能に支持するレール17が設けてある。このレールは上
からくぼんで被支持体10を振動させる振動域19とこ
の振動域の後端から延びて僅かに逆方向に傾斜した部分
があって被支持体10が静止するようにした静止域20
が形成してある。この静止域では必ずしも振動域の終の
部分から逆方向に傾斜することなく水平になっている場
合もある。30は床、32は床板を示す。33は壁を示
す。
0は免震する対象である戸棚等より成る被支持体で、下
面に取付けた前方へ延びる支持板12を有している。こ
の支持板は設けない場合もある。15はこの被支持体の
下に取付けた4個の車輪である。16は基台で、被支持
体10の前後方向に延びて各車輪15をそれぞれ走行可
能に支持するレール17が設けてある。このレールは上
からくぼんで被支持体10を振動させる振動域19とこ
の振動域の後端から延びて僅かに逆方向に傾斜した部分
があって被支持体10が静止するようにした静止域20
が形成してある。この静止域では必ずしも振動域の終の
部分から逆方向に傾斜することなく水平になっている場
合もある。30は床、32は床板を示す。33は壁を示
す。
【0008】前述したように構成したものにおいて、通
常被支持体10は各車輪15がレール17の静止域20
上に配置するようにして支持されている。したがって、
被支持体10の前方には広い空間部分があって物品の出
入れが自由に出来る。この状態で地震が発生して床30
がある程度揺れると被支持体10の車輪15の転動によ
り被支持体10はより低い振動域19上へ移動して床3
0の揺れと相対的に反対方向に向かうようにして振動す
ることにより免震される。地震が終った後被支持体10
はその車輪15が振動域19の尤も低い位置に静止して
いるからこれを静止域20へ押し上げておけばよい。
常被支持体10は各車輪15がレール17の静止域20
上に配置するようにして支持されている。したがって、
被支持体10の前方には広い空間部分があって物品の出
入れが自由に出来る。この状態で地震が発生して床30
がある程度揺れると被支持体10の車輪15の転動によ
り被支持体10はより低い振動域19上へ移動して床3
0の揺れと相対的に反対方向に向かうようにして振動す
ることにより免震される。地震が終った後被支持体10
はその車輪15が振動域19の尤も低い位置に静止して
いるからこれを静止域20へ押し上げておけばよい。
【0009】
【発明の効果】この発明は前述したように構成してある
から、被支持体10の前面のみに空間部分があれば免震
出来るようになるため、被支持体10が戸棚等の場合壁
33に近接して設置出来て非常に便利になるものである
という効果を有している。
から、被支持体10の前面のみに空間部分があれば免震
出来るようになるため、被支持体10が戸棚等の場合壁
33に近接して設置出来て非常に便利になるものである
という効果を有している。
【図1】この発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】そのレールを示す平面図である。
【図3】その正面図である。
【図4】その車輪とレールの一部を示す側面図である。
【図5】その縦断面図である。
10 被支持体 15 車輪 17 レール 19 振動域 20 静止域 33 壁
Claims (2)
- 【請求項1】 被支持体を所定方向のみに所定範囲で変
位可能に支持し最も低い位置から変位が増加すると徐々
に上昇するようにする振動域を設けた免震方法であっ
て、常時前記被支持体をその振動域の一端の上昇した位
置に続いて設けた静止域に静止するように保持し、地震
時には被支持体が揺れることにより振動域へ移動して免
震されることを特徴とする免震方法。 - 【請求項2】 それぞれ被支持体の所定位置に配置し同
一方向の所定の軸線回りに回転可能にした被支持体を支
持する複数個の車輪と、それぞれこの各車輪を最も低い
位置から転動すると徐々に上昇するように案内して振動
可能にする振動域を有するレールとを設けた免震装置で
あって、この各レールは振動域の同一の側の一端に続い
て被支持体を静止可能に支持する静止域が設けてあるこ
とを特徴とする免震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27498795A JPH0996339A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 免震方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27498795A JPH0996339A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 免震方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0996339A true JPH0996339A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17549335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27498795A Pending JPH0996339A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 免震方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0996339A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170360A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Advanced System Co Ltd | 対象物支持機構 |
JP2006170356A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Advanced System Co Ltd | 対象物支持機構 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP27498795A patent/JPH0996339A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170360A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Advanced System Co Ltd | 対象物支持機構 |
JP2006170356A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Advanced System Co Ltd | 対象物支持機構 |
JP4489574B2 (ja) * | 2004-12-17 | 2010-06-23 | 株式会社エーエス | 対象物支持機構 |
JP4515243B2 (ja) * | 2004-12-17 | 2010-07-28 | 株式会社エーエス | 対象物支持機構 |
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