JPH099627A - 直流変換装置 - Google Patents

直流変換装置

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JPH099627A
JPH099627A JP7150589A JP15058995A JPH099627A JP H099627 A JPH099627 A JP H099627A JP 7150589 A JP7150589 A JP 7150589A JP 15058995 A JP15058995 A JP 15058995A JP H099627 A JPH099627 A JP H099627A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷の不平衡にも拘らず平衡した出力電圧を
供給できる直流変換装置を提供する。 【構成】 本発明による直流変換装置では、直流電源1
での動作時において第3のトランジスタ21がオン状態
で第2のトランジスタ6がオン状態からオフ状態になっ
たとき、第2のトランジスタ6のオン期間中にリアクト
ル2に蓄積されたエネルギが第1のコンデンサ9に向け
て放出され、第4のトランジスタ23がオン状態で第2
のトランジスタ6がオン状態からオフ状態になったと
き、第2のトランジスタ6のオン期間中にリアクトル2
に蓄積されたエネルギが第2のコンデンサ10に向けて
放出される。これにより、第1及び第2のコンデンサ
9、10がそれぞれ個別にかつ確実に充電されるので、
第1及び第2のコンデンサ9、10に接続される負荷の
不平衡にも拘らず平衡した出力電圧を供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷の不平衡にも拘ら
ず平衡した出力電圧を供給できる直流変換装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の直流変換装置は、例えば図5に示
すように、直流電源1と、直流電源1の正端子(一端)
に電源スイッチSW2及びリアクトル2を通して接続さ
れた第1のトランジスタ3及び第1のダイオード4の並
列回路から成る第1のスイッチング手段5と、リアクト
ル2及び第1のスイッチング手段5の接続点と直流電源
1の負端子(他端)との間に接続された第2のトランジ
スタ6及び第2のダイオード7の並列回路から成る第2
のスイッチング手段8と、第1のスイッチング手段5と
直流電源1の負端子及び第2のスイッチング手段8の接
続点との間に直列接続された第1及び第2のコンデンサ
9、10と、電源スイッチSW2及びリアクトル2の接
続点と第1及び第2のコンデンサ9、10の接続点との
間に電源スイッチSW1を介して接続された商用交流電
源11とを備えている。この直流変換装置では、第1及
び第2のスイッチング手段5、8のオン・オフ動作によ
り第1及び第2のコンデンサ9、10から直流出力を発
生する。電源スイッチSW1、SW2には、いずれか一
方がオン状態のときは他方がオフ状態となる連動リレー
等が使用され、商用交流電源11が正常に稼動している
ときは電源スイッチSW1、SW2がそれぞれオン、オ
フ状態となり、商用交流電源11から交流入力電力が供
給される。商用交流電源11が停電したときには、電源
スイッチSW1、SW2がそれぞれオフ、オン状態とな
り、直流電源1から直流入力電力が供給される。更に、
この例では第1及び第2のコンデンサ9、10に接続さ
れる直流負荷として、トランジスタ12、13と、ダイ
オード14、15と、フィルタリアクトル16と、フィ
ルタコンデンサ17とから構成されるハーフブリッジ型
インバータ18(直流/交流変換装置)が接続されてい
る。
【0003】商用交流電源11が正常に稼動し、電源ス
イッチSW1、SW2がそれぞれオン、オフ状態である
ときの図5の回路の動作は次の通りである。商用交流電
源11からの交流入力電圧VINが図示の極性で正弦波の
正側が印加されているとき、第1のスイッチング手段5
内の第1のトランジスタ3がオフ状態で第2のスイッチ
ング手段8内の第2のトランジスタ6がオフ状態からオ
ン状態になると、リアクトル2、第2のトランジスタ6
及び第2のコンデンサ10の経路で電流が流れ、第2の
コンデンサ10が放電されると共にリアクトル2にエネ
ルギが蓄積される。その後、第2のトランジスタ6がオ
ン状態からオフ状態になると、リアクトル2に蓄積され
たエネルギが第1のスイッチング手段5内の第1のダイ
オード4を介して第1のコンデンサ9へ放出され、第1
のコンデンサ9が交流入力電圧VINよりも高い電圧に充
電される。また、商用交流電源11からの交流入力電圧
INが図示とは反対の極性で正弦波の負側が印加されて
いるとき、第2のスイッチング手段8内の第2のトラン
ジスタ6がオフ状態で第1のスイッチング手段5内の第
1のトランジスタ3がオフ状態からオン状態になると、
第1のコンデンサ9、第1のトランジスタ3及びリアク
トル2の経路で電流が流れ、第1のコンデンサ9が放電
されると共にリアクトル2に先述とは逆極性のエネルギ
が蓄積される。その後、第1のトランジスタ3がオン状
態からオフ状態になると、リアクトル2に蓄積されたエ
ネルギが第2のスイッチング手段8内の第2のダイオー
ド7を介して第2のコンデンサ10へ放出され、第2の
コンデンサ10が交流入力電圧VINよりも高い電圧に充
電される。以上のようにして、第1及び第2のコンデン
サ9、10から交流入力電圧VINよりも高い値の直流出
力電圧が発生する。この直流出力電圧は、ハーフブリッ
ジ型インバータ18内のトランジスタ12、13のオン
・オフ動作により交流電圧に変換され、フィルタリアク
トル16及びフィルタコンデンサ17により高調波成分
が除去されて、出力端子19、20間に正弦波交流出力
電圧VOUTが発生する。
【0004】次に、商用交流電源11が停電すると、電
源スイッチSW1、SW2がそれぞれオフ、オン状態と
なり、直流電源1から直流入力電力が供給される。この
ときの図5の回路の動作は、第1のスイッチング手段5
内の第1のトランジスタ3がオフ状態で第2のスイッチ
ング手段8内の第2のトランジスタ6がオン状態のと
き、直流電源1、リアクトル2及び第2のトランジスタ
6の経路で電流が流れ、リアクトル2にエネルギが蓄積
される。その後、第2のトランジスタ6がオン状態から
オフ状態になると、リアクトル2に蓄積されたエネルギ
が第1のダイオード4を介して第1及び第2のコンデン
サ9、10へ放出され、第1及び第2のコンデンサ9、
10が直流電源1の直流入力電圧よりも高い電圧に充電
される。したがって、第1及び第2のコンデンサ9、1
0間に直流電源1の直流入力電圧よりも高い値の直流出
力電圧が発生する。以降は商用交流電源11の正常稼動
時と同様に、ハーフブリッジ型インバータ18により交
流電圧に変換され、フィルタリアクトル16及びフィル
タコンデンサ17を通して出力端子19、20間に正弦
波交流出力電圧VOUTが発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
直流変換装置では、商用交流電源11が停電して直流電
源1から直流入力電力が供給されているとき、例えばハ
ーフブリッジ型インバータ18の出力端子19、20間
に交流負荷が接続され、ハーフブリッジ型インバータ1
8が不平衡負荷状態になると、第1及び第2のコンデン
サ9、10が同一の充電電流で充電されるにも拘らず、
第1及び第2のコンデンサ9、10の各々の充電電圧が
不平衡(アンバランス)、即ちいずれか一方の充電電圧
が高くなり、他方の充電電圧が低くなる場合がある。し
たがって、この場合インバータ18側への放電が第1又
は第2のコンデンサ9、10のいずれかに偏り、その結
果インバータ18の正弦波交流出力電圧VOUTの波形が
非対称になり、交流負荷に平衡した出力電圧を供給でき
なくなる欠点があった。
【0006】そこで、本発明は負荷の不平衡にも拘らず
平衡した出力電圧を供給できる直流変換装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による直流変換装
置は、直流電源と、該直流電源の一端に接続された第1
のスイッチング手段と、前記直流電源の一端及び前記第
1のスイッチング手段の接続点と前記直流電源の他端と
の間に接続された第2のスイッチング手段と、前記第1
のスイッチング手段と前記直流電源の他端及び前記第2
のスイッチング手段の接続点との間に直列接続された第
1及び第2のコンデンサと、前記直流電源に対して直列
に接続されたリアクトルとを備え、前記第1及び第2の
スイッチング手段のオン・オフ動作により第1及び第2
のコンデンサから直流出力を発生する。この直流変換装
置では、前記第1及び第2のコンデンサの接続点と前記
直流電源の他端及び前記第2のスイッチング手段の接続
点との間に接続された第3のスイッチング手段と、前記
第1及び第2のスイッチング手段の接続点と前記第1及
び第2のコンデンサの接続点との間に接続された第4の
スイッチング手段と、前記第3のスイッチング手段及び
前記第2のコンデンサで形成される閉回路中に直列接続
された放電防止用整流素子とを備え、前記第3のスイッ
チング手段がオン状態で前記第2のスイッチング手段が
オン状態からオフ状態になったとき、前記第2のスイッ
チング手段のオン期間中に前記リアクトルに蓄積された
エネルギが前記第1のコンデンサに向けて放出され、前
記第4のスイッチング手段がオン状態で前記第2のスイ
ッチング手段がオン状態からオフ状態になったとき、前
記第2のスイッチング手段のオン期間中に前記リアクト
ルに蓄積されたエネルギが前記第2のコンデンサに向け
て放出される。図示の実施例では、前記第1及び第2の
スイッチング手段の接続点と前記第1及び第2のコンデ
ンサの接続点との間に前記リアクトルを介して接続され
た交流電源と、該交流電源の稼動時に前記放電防止用整
流素子を短絡する短絡手段とを備え、前記交流電源の稼
動時は前記交流電源より交流入力電力が供給され、前記
交流電源の停電時は前記直流電源より直流入力電力が供
給される。また、図示の変更実施例では、前記第1のコ
ンデンサの電圧と前記第2のコンデンサの電圧との差に
対応する不平衡電圧を検出し、該検出電圧に基づいて前
記第3及び第4のスイッチング手段のオン又はオフ期間
を制御する制御手段を設けている。
【0008】
【作用】直流電源より直流入力電力が供給されかつ第1
〜第4のスイッチング手段がそれぞれオフ、オン、オ
ン、オフ状態のとき、リアクトルにエネルギが蓄積され
る。その後、第3のスイッチング手段がオン状態で第2
のスイッチング手段がオン状態からオフ状態になると、
第2のスイッチング手段のオン期間中にリアクトルに蓄
積されたエネルギが第1のコンデンサに向けて放出さ
れ、第1のコンデンサが直流電源の電源電圧よりも高い
電圧に充電される。また、第1〜第4のスイッチング手
段がそれぞれオフ、オン、オフ、オン状態のとき、リア
クトルにエネルギが蓄積される。その後、第4のスイッ
チング手段がオン状態で第2のスイッチング手段がオン
状態からオフ状態になると、第2のスイッチング手段の
オン期間中にリアクトルに蓄積されたエネルギが第2の
コンデンサに向けて放出され、第2のコンデンサが直流
電源の電源電圧よりも高い電圧に充電される。即ち、第
3及び第4のスイッチング手段を交互にオン・オフ状態
にすることにより、第1及び第2のコンデンサがそれぞ
れ個別にかつ確実に充電される。このため、第1及び第
2のコンデンサに接続される負荷が不平衡負荷である場
合でも第1及び第2のコンデンサの各々の充電電圧が不
平衡になることがなく、常時平衡した出力電圧を負荷に
供給できる。また、第1のコンデンサの電圧と第2のコ
ンデンサの電圧との差に対応する不平衡電圧を検出し、
この検出電圧に基づいて第3及び第4のスイッチング手
段のオン又はオフ期間を制御する制御手段を設けた場合
は、第1及び第2のコンデンサの各々の充電電圧を個別
に制御することができるので、更に精密に平衡した出力
電圧を負荷に供給することが可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明による直流変換装置の実施例を
図1〜図3に基づいて説明する。但し、図1では図5に
示す箇所と実質的に同一の部分には同一の符号を付し、
その説明を省略する。本実施例の直流変換装置は、図1
に示すように、第1及び第2のコンデンサ9、10の接
続点と直流電源1の負端子及び第2のスイッチング手段
8の接続点との間に第1の逆流防止用ダイオード22を
介して接続される第3のスイッチング手段としての第3
のトランジスタ21と、第1及び第2のスイッチング手
段5、8の接続点と第1及び第2のコンデンサ9、10
の接続点との間に第2の逆流防止用ダイオード24を介
して接続される第4のスイッチング手段としての第4の
トランジスタ23と、第3のトランジスタ21、第1の
逆流防止用ダイオード22及び第2のコンデンサ10で
形成される閉回路中に直列接続された放電防止用整流素
子としての放電防止用ダイオード25と、商用交流電源
11の稼動時に放電防止用ダイオード25を短絡する短
絡手段としての短絡用スイッチSW3とを図5の直流変
換装置に追加したものである。本実施例では、第3及び
第4のトランジスタ21、23としてバイポーラ型トラ
ンジスタが使用される。放電防止用ダイオード25は、
第2のコンデンサ10のエネルギが第3のトランジスタ
21及び第1の逆流防止用ダイオード22の経路で放電
することを防止する。短絡用スイッチSW3には、2つ
の電源スイッチSW1、SW2に連動する連動リレー等
が使用され、商用交流電源11の稼動時はオン状態で放
電防止用ダイオード25を短絡し、商用交流電源11が
停電したときにオフ状態となる。したがって、図2に示
すように電源スイッチSW1がオン状態で電源スイッチ
SW2がオフ状態のときは短絡用スイッチSW3がオン
状態となり、電源スイッチSW1がオフ状態で電源スイ
ッチSW2がオン状態のときは短絡用スイッチSW3が
オフ状態となる。その他の構成は、図5の直流変換装置
と同一である。
【0010】次に、図1に示す直流変換装置の動作につ
いて説明する。商用交流電源11が正常に稼動している
ときは、電源スイッチSW1、SW2及び短絡用スイッ
チSW3がそれぞれオン、オフ及びオン状態であり、第
3及び第4のトランジスタ21、23が共にオフ状態で
ある。したがって、このときの図1の回路は図5の回路
と略同一になるから、このときの図1の回路の動作も先
述した商用交流電源11の正常稼動時における図5の回
路の動作と略同一である。
【0011】商用交流電源11が停電すると、電源スイ
ッチSW1、SW2及び短絡用スイッチSW3がそれぞ
れオフ、オン及びオフ状態となり、直流電源1から直流
入力電力が供給される。このときに第1〜第4のトラン
ジスタ3、6、21、23の各ベース端子に付与される
制御信号VB1〜VB4の電圧波形を図3に示す。第1〜第
4のトランジスタ3、6、21、23がそれぞれオフ、
オン、オン、オフ状態のとき、第2のトランジスタ6を
介してリアクトル2にエネルギが蓄積される。その後、
第3のトランジスタ21がオン状態で第2のトランジス
タ6がオン状態からオフ状態になると、リアクトル2に
蓄積されたエネルギが第1のダイオード4を介して第1
のコンデンサ9へ放出され、第1のコンデンサ9が直流
電源1の電源電圧よりも高い電圧に充電される。また、
第1〜第4のトランジスタ3、6、21、23がそれぞ
れオフ、オン、オフ、オン状態のとき、第2のトランジ
スタ6を介してリアクトル2にエネルギが蓄積される。
その後、第4のトランジスタ23がオン状態で第2のト
ランジスタ6がオン状態からオフ状態になると、リアク
トル2に蓄積されたエネルギが第4のトランジスタ23
及び第2の逆流防止用ダイオード24を介して第2のコ
ンデンサ10へ放出され、第2のコンデンサ10が直流
電源1の電源電圧よりも高い電圧に充電される。したが
って、商用交流電源11の停電時において、第1及び第
2のコンデンサ9、10から直流電源1の電源電圧より
も高い値の直流出力電圧が発生する。以上のようにし
て、第1及び第2のコンデンサ9、10に発生した直流
出力電圧は、図5の回路の場合と同様に、ハーフブリッ
ジ型インバータ18内のトランジスタ12、13のオン
・オフ動作により交流電圧に変換され、フィルタリアク
トル16及びフィルタコンデンサ17により高調波成分
が除去されて、出力端子19、20間に正弦波交流出力
電圧VOUTが発生する。
【0012】本実施例では、直流電源1での動作時にお
いて第3及び第4のトランジスタ21、23を交互にオ
ン・オフ状態にすることにより、第1及び第2のコンデ
ンサ9、10がそれぞれ個別にかつ確実に充電される。
このため、例えばハーフブリッジ型インバータ18の出
力端子19、20間に交流負荷が接続され、インバータ
18が不平衡負荷状態になった場合でも第1及び第2の
コンデンサ9、10の各々の充電電圧が不平衡になるこ
とがない。したがって、インバータ18の正弦波交流出
力電圧VOUTの波形が非対称になることがなく、交流負
荷に常時平衡した出力電圧を供給することができる。ま
た、第1及び第2のコンデンサ9、10が常時個別に充
電されるので、第1及び第2のコンデンサ9、10の各
々の昇圧充電電圧を小さくできる。このため、直流電源
1の昇圧比を小さくできると共にリアクトル2等を流れ
る電流を低減できる。したがって、直流変換装置の効率
を向上することが可能である。
【0013】本発明の実施態様は上記の実施例に限定さ
れず、種々の変更が可能である。例えば、図4に示すよ
うに第1のコンデンサ9の電圧と第2のコンデンサ10
の電圧との差に対応する不平衡電圧を検出し、この検出
電圧に基づいて第3及び第4のトランジスタ21、23
に付与する制御信号VB3、VB4のオン又はオフ期間を制
御する制御回路26(制御手段)を設けてもよい。制御
回路26は、第1及び第2のコンデンサ9、10間に接
続された同一の抵抗値を有する第1及び第2の検出抵抗
27、28から成りかつ第1のコンデンサ9の電圧と第
2のコンデンサ10の電圧との差に対応する不平衡電圧
0を検出する不平衡検出回路29と、不平衡検出回路
29の不平衡電圧V0に基づいて不平衡検出電圧Vdを発
生する差動アンプ30と、三角波電圧Vtを発生する三
角波発振器31と、差動アンプ30からの不平衡検出電
圧Vdと三角波発振器31からの三角波電圧Vtとを比較
する比較器32と、比較器32からの比較出力Vpに基
づいて第3及び第4のトランジスタ21、23に付与す
る制御信号VB3、VB4を形成する制御信号形成回路33
とから構成される。図4に示す実施例では、第1及び第
2のコンデンサ9、10の各電圧の差に対応する不平衡
電圧に応じて第3及び第4のトランジスタ21、23の
オン又はオフ期間を制御回路26にて制御することによ
り、第1及び第2のコンデンサ9、10の各々の充電電
圧を個別に制御することができるので、更に精密に平衡
した出力電圧を負荷に供給することが可能である。ま
た、図1及び図4に示す回路において第1及び第2の逆
流防止用ダイオード22、24を省略してもよい。更
に、上記の実施例では第1〜第4のスイッチング手段
5、8、21、23としてバイポーラ形トランジスタを
使用した例を示したが、MOS-FET、接合型FET
(J-FET)等の他のスイッチング素子を使用しても
よい。特に、第1及び第2のスイッチング手段5、8と
してMOS-FETを使用した場合はMOS-FETの内
蔵ダイオードを使用できるので、第1及び第2のダイオ
ード4、7を省略することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、直流電源での動作時に
おいて、出力側の第1及び第2のコンデンサに接続され
る直流負荷が不平衡負荷の場合でも、第1及び第2のコ
ンデンサの各々の充電電圧が不平衡になることがないの
で、直流負荷に平衡した出力電圧を供給することができ
る。このため、特に直流負荷として例えばハーフブリッ
ジ型インバータを接続した場合、インバータの交流出力
電圧の波形が非対称になることを防止してインバータに
接続される交流負荷に常時平衡した出力電圧を供給する
ことが可能となる。また、出力側の第1及び第2のコン
デンサが常時個別に充電されるので、直流電源の昇圧比
を小さくできると共にリアクトル等を流れる電流を低減
できる。したがって、直流変換装置の効率を向上するこ
とができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す直流変換装置の電気回
路図
【図2】 図1の回路の各スイッチSW1〜SW3の動
作状態図
【図3】 図1の回路の各トランジスタに付与される制
御信号VB1〜VB4の電圧を示す波形図
【図4】 本発明の変更実施例を示す直流変換装置の電
気回路図
【図5】 直流変換装置の従来例を示す電気回路図
【符号の説明】
1...直流電源、2...リアクトル、3,6...
第1,第2のトランジスタ、4,7...第1,第2の
ダイオード、5,8...第1,第2のスイッチング手
段、9,10...第1,第2のダイオード、1
1...商用交流電源(交流電源)、12,13...
トランジスタ、14,15...ダイオード、1
6...フィルタリアクトル、17...フィルタコン
デンサ、18...ハーフブリッジ型インバータ、1
9,20...出力端子、21,23...第3,第4
のトランジスタ(第3,第4のスイッチング手段)、2
2,24...第1,第2の逆流防止用ダイオード、2
5...放電防止用ダイオード(放電防止用整流素
子)、26...制御回路(制御手段)、27,2
8...第1,第2の検出抵抗、29...不平衡検出
回路、30...差動アンプ、31...三角波発振
器、32...比較器、33...制御信号形成回路、
SW1,SW2...電源スイッチ、SW3...短絡
スイッチ(短絡手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、該直流電源の一端に接続さ
    れた第1のスイッチング手段と、前記直流電源の一端及
    び前記第1のスイッチング手段の接続点と前記直流電源
    の他端との間に接続された第2のスイッチング手段と、
    前記第1のスイッチング手段と前記直流電源の他端及び
    前記第2のスイッチング手段の接続点との間に直列接続
    された第1及び第2のコンデンサと、前記直流電源に対
    して直列に接続されたリアクトルとを備え、前記第1及
    び第2のスイッチング手段のオン・オフ動作により第1
    及び第2のコンデンサから直流出力を発生する直流変換
    装置において、 前記第1及び第2のコンデンサの接続点と前記直流電源
    の他端及び前記第2のスイッチング手段の接続点との間
    に接続された第3のスイッチング手段と、前記第1及び
    第2のスイッチング手段の接続点と前記第1及び第2の
    コンデンサの接続点との間に接続された第4のスイッチ
    ング手段と、前記第3のスイッチング手段及び前記第2
    のコンデンサで形成される閉回路中に直列接続された放
    電防止用整流素子とを備え、前記第3のスイッチング手
    段がオン状態で前記第2のスイッチング手段がオン状態
    からオフ状態になったとき、前記第2のスイッチング手
    段のオン期間中に前記リアクトルに蓄積されたエネルギ
    が前記第1のコンデンサに向けて放出され、前記第4の
    スイッチング手段がオン状態で前記第2のスイッチング
    手段がオン状態からオフ状態になったとき、前記第2の
    スイッチング手段のオン期間中に前記リアクトルに蓄積
    されたエネルギが前記第2のコンデンサに向けて放出さ
    れることを特徴とする直流変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のスイッチング手段の
    接続点と前記第1及び第2のコンデンサの接続点との間
    に前記リアクトルを介して接続された交流電源と、該交
    流電源の稼動時に前記放電防止用整流素子を短絡する短
    絡手段とを備え、前記交流電源の稼動時は前記交流電源
    より交流入力電力が供給され、前記交流電源の停電時は
    前記直流電源より直流入力電力が供給される「請求項
    1」に記載の直流変換装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のコンデンサの電圧と前記第2
    のコンデンサの電圧との差に対応する不平衡電圧を検出
    し、該検出電圧に基づいて前記第3及び第4のスイッチ
    ング手段のオン又はオフ期間を制御する制御手段を設け
    た「請求項1」又は「請求項2」に記載の直流変換装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001197757A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
WO2002011210A1 (fr) * 1999-01-28 2002-02-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Inverseur
US20140198600A1 (en) * 2013-01-16 2014-07-17 Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. Injecting machine for two different liquid materials

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