JPH0995868A - ウールおよびウール混紡繊維用ピリング防止剤 - Google Patents
ウールおよびウール混紡繊維用ピリング防止剤Info
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- JPH0995868A JPH0995868A JP7253254A JP25325495A JPH0995868A JP H0995868 A JPH0995868 A JP H0995868A JP 7253254 A JP7253254 A JP 7253254A JP 25325495 A JP25325495 A JP 25325495A JP H0995868 A JPH0995868 A JP H0995868A
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- Japan
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- wool
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- pilling
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工コストが安価で、ウールおよびウール混
紡繊維のピリング防止処理を再現性よく、効果的に行う
ことのできるピリング防止剤を提供する。 【解決手段】 (A)シリカゾルをアルミナゾルでカチ
オン化したカチオン系コロイダルシリカおよび(B)式
RSiO3/2 (式中、Rはアルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基、アリール基および置換アリール基か
らなる群から選ばれる基を表す)で示される三官能シロ
キサンからの単位を必須構成単位とするオルガノポリシ
ロキサンの水性エマルジョンを必須成分として含み、
(A)のSiO 2 濃度を約20%とし、(B)の不揮発
分を約20%としたときの(A):(B)の重量比が1
00:5〜5:100であるウールおよびウール混紡繊
維用ピリング防止剤。
紡繊維のピリング防止処理を再現性よく、効果的に行う
ことのできるピリング防止剤を提供する。 【解決手段】 (A)シリカゾルをアルミナゾルでカチ
オン化したカチオン系コロイダルシリカおよび(B)式
RSiO3/2 (式中、Rはアルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基、アリール基および置換アリール基か
らなる群から選ばれる基を表す)で示される三官能シロ
キサンからの単位を必須構成単位とするオルガノポリシ
ロキサンの水性エマルジョンを必須成分として含み、
(A)のSiO 2 濃度を約20%とし、(B)の不揮発
分を約20%としたときの(A):(B)の重量比が1
00:5〜5:100であるウールおよびウール混紡繊
維用ピリング防止剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウールおよびウー
ル混紡繊維用ピリング防止剤に関する。
ル混紡繊維用ピリング防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ウールおよびウール混紡繊維のピリング
防止の方法としては、アミノ変性シリコーンエマルジョ
ンによる柔軟性付与、水溶性ウレタン樹脂エマルジョン
による弾力性付与、水溶性アクリル樹脂による強度付与
等の組み合わせによる方法等が提案されているが、これ
らの方法は十分な効果が得られず、あるいは再現性の点
から問題があったりして、一般的ではない。
防止の方法としては、アミノ変性シリコーンエマルジョ
ンによる柔軟性付与、水溶性ウレタン樹脂エマルジョン
による弾力性付与、水溶性アクリル樹脂による強度付与
等の組み合わせによる方法等が提案されているが、これ
らの方法は十分な効果が得られず、あるいは再現性の点
から問題があったりして、一般的ではない。
【0003】また、皮膜形成性ジメチルシリコンを付与
後低温プラズマ処理する方法(特開平03−4086
6)、酵素で処理する方法(特開平03−21357
4)等も知られている。しかし、これらの方法も一般的
ではない。例えば、低温プラズマ処理は加工コストや再
現性の点で問題があり、酵素処理は加工コストが高いと
いう問題を有するからである。
後低温プラズマ処理する方法(特開平03−4086
6)、酵素で処理する方法(特開平03−21357
4)等も知られている。しかし、これらの方法も一般的
ではない。例えば、低温プラズマ処理は加工コストや再
現性の点で問題があり、酵素処理は加工コストが高いと
いう問題を有するからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従って、加
工コストが安価であり、ウールおよびウール混紡繊維の
ピリング防止処理を再現性よく、効果的に行うことので
きるピリング防止剤を提供しようとするものである。
工コストが安価であり、ウールおよびウール混紡繊維の
ピリング防止処理を再現性よく、効果的に行うことので
きるピリング防止剤を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、(A)シリカゾルをアルミナゾルでカチオ
ン化したカチオン系コロイダルシリカおよび(B)式R
SiO3/2(上式中、Rはアルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基、アリール基および置換アリール基か
らなる群から選ばれる基を表す)で示される三官能シロ
キサンからの単位を必須構成単位とするオルガノポリシ
ロキサンの水性エマルジョンを必須成分として含み、
(A)のSiO2 濃度を約20%とし、(B)の不揮発
分を約20%としたときの(A):(B)の重量比が1
00:5〜5:100であるウールおよびウール混紡繊
維用ピリング防止剤を提供する。
決するため、(A)シリカゾルをアルミナゾルでカチオ
ン化したカチオン系コロイダルシリカおよび(B)式R
SiO3/2(上式中、Rはアルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基、アリール基および置換アリール基か
らなる群から選ばれる基を表す)で示される三官能シロ
キサンからの単位を必須構成単位とするオルガノポリシ
ロキサンの水性エマルジョンを必須成分として含み、
(A)のSiO2 濃度を約20%とし、(B)の不揮発
分を約20%としたときの(A):(B)の重量比が1
00:5〜5:100であるウールおよびウール混紡繊
維用ピリング防止剤を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】前記Rとしてのアルキル基、置換
アルキル基、アルケニル基、アリール基および置換アリ
ール基の例としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等のアルキル基;2−フェニルエチル基、
2−フェニルプロピル基、3,3,3−トリフルオロプ
ロピル基、γ−アミノプロピル基、γ−(N−エチルア
ミノ)プロピル基、γ−(N−ブチルアミノ)プロピル
基、4−(N−シクロヘキシルアミノ)ブチル基、4−
(N−フェニルアミノ)ブチル基、N−アミノエチルア
ミノプロピル基、β−(N,N−ジメチルアミノ)エチ
ル基、γ−グリシドキシプロピル基、3,4−エポキシ
シクロヘキシルプロピル基、γ−メルカプトプロピル
基、γ−メタクリロキシプロピル基等の置換アルキル
基;ビニル基、プロペニル基等のアルケニル基;および
フェニル基等のアリール基;およびトリル基、キシリル
基等の置換アリール基を挙げることができる。
アルキル基、アルケニル基、アリール基および置換アリ
ール基の例としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等のアルキル基;2−フェニルエチル基、
2−フェニルプロピル基、3,3,3−トリフルオロプ
ロピル基、γ−アミノプロピル基、γ−(N−エチルア
ミノ)プロピル基、γ−(N−ブチルアミノ)プロピル
基、4−(N−シクロヘキシルアミノ)ブチル基、4−
(N−フェニルアミノ)ブチル基、N−アミノエチルア
ミノプロピル基、β−(N,N−ジメチルアミノ)エチ
ル基、γ−グリシドキシプロピル基、3,4−エポキシ
シクロヘキシルプロピル基、γ−メルカプトプロピル
基、γ−メタクリロキシプロピル基等の置換アルキル
基;ビニル基、プロペニル基等のアルケニル基;および
フェニル基等のアリール基;およびトリル基、キシリル
基等の置換アリール基を挙げることができる。
【0007】オルガノポリシロキサン中のRは、同種で
あってもよく、あるいは異種であってもよい。(B)成
分中のオルガノポリシロキサンには、少量の(C)式R
1 2SiO(式中、R1 は一価の炭化水素基を表す)で示
される化合物からの単位が含有されていてもよい。ここ
で、R1 の一価の炭化水素基の例としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;2−
フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基、3,3,
3−トリフルオロプロピル基等の置換アルキル基;ビニ
ル基、プロペニル基等のアルケニル基、フェニル基等の
アリール基;およびトリル基、キシリル基等の置換アリ
ール基を挙げることができる。オルガノポリシロキサン
中のR1 は、同種であってもよく、また異種であっても
よい。
あってもよく、あるいは異種であってもよい。(B)成
分中のオルガノポリシロキサンには、少量の(C)式R
1 2SiO(式中、R1 は一価の炭化水素基を表す)で示
される化合物からの単位が含有されていてもよい。ここ
で、R1 の一価の炭化水素基の例としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;2−
フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基、3,3,
3−トリフルオロプロピル基等の置換アルキル基;ビニ
ル基、プロペニル基等のアルケニル基、フェニル基等の
アリール基;およびトリル基、キシリル基等の置換アリ
ール基を挙げることができる。オルガノポリシロキサン
中のR1 は、同種であってもよく、また異種であっても
よい。
【0008】(B)成分中のオルガノポリシロキサン
は、水分除去後に、ゴムまたはレジン皮膜、好ましくは
レジン皮膜を与えるような分子量を有するのがよい。か
かる分子量は、一般には、1000〜100000であ
る。本発明のピリング防止剤には、必要により、繊維の
滑りや柔軟性を向上させるために、平滑剤や柔軟剤を併
用することもできる。かかる平滑剤および柔軟剤として
は有効成分約20%のパラフィン系、ワックス系、アミ
ノ変性シリコーン系もしくはシリコーン系の物質があ
り、それらのの配合重量比は本発明のピリング防止剤1
00に対して0〜100、好ましくは0〜50であるの
がよい。
は、水分除去後に、ゴムまたはレジン皮膜、好ましくは
レジン皮膜を与えるような分子量を有するのがよい。か
かる分子量は、一般には、1000〜100000であ
る。本発明のピリング防止剤には、必要により、繊維の
滑りや柔軟性を向上させるために、平滑剤や柔軟剤を併
用することもできる。かかる平滑剤および柔軟剤として
は有効成分約20%のパラフィン系、ワックス系、アミ
ノ変性シリコーン系もしくはシリコーン系の物質があ
り、それらのの配合重量比は本発明のピリング防止剤1
00に対して0〜100、好ましくは0〜50であるの
がよい。
【0009】本発明のピリング防止剤により処理される
繊維は、糸、編布、織布等のいづれの形態にあってもよ
い。糸は、綛およびチーズのいづれであってもよい。ま
た、ウール混紡繊維のウールに混紡される繊維として
は、アクリル、綿、ナイロン、ポリエステル繊維等があ
る。本発明に用いるカチオン系コロイダルシリカは、透
明性膠質液であり、無水珪酸(SiO2 )の含有量は一
般に約20%である。そのようなカチオン系コロイダル
シリカの例には、スノーテックスAK(日産化学工業
(株)製)がある。本発明では、カチオン系コロイダル
シリカを使用しているが、これに代えてアニオン系コロ
イダルシリカを用いた場合には処理繊維の風合が極端に
硬くなり、またオルガノポリシロキサンや他の薬剤との
相溶性が悪く、安定な組成物が得られないという欠点が
生じる。
繊維は、糸、編布、織布等のいづれの形態にあってもよ
い。糸は、綛およびチーズのいづれであってもよい。ま
た、ウール混紡繊維のウールに混紡される繊維として
は、アクリル、綿、ナイロン、ポリエステル繊維等があ
る。本発明に用いるカチオン系コロイダルシリカは、透
明性膠質液であり、無水珪酸(SiO2 )の含有量は一
般に約20%である。そのようなカチオン系コロイダル
シリカの例には、スノーテックスAK(日産化学工業
(株)製)がある。本発明では、カチオン系コロイダル
シリカを使用しているが、これに代えてアニオン系コロ
イダルシリカを用いた場合には処理繊維の風合が極端に
硬くなり、またオルガノポリシロキサンや他の薬剤との
相溶性が悪く、安定な組成物が得られないという欠点が
生じる。
【0010】オルガノポリシロキサンエマルジョンは、
特公平6−81807に例示されており、具体例として
はBY22−839(東レ・ダウコーニング・シリコー
ン(株)、微白色透明液状、不揮発分約20%)、BY
22−847(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)、白色乳濁液状、不揮発分約30%)がある。本
発明のピリング防止剤は、例えば、次のようにして用い
ることができる。
特公平6−81807に例示されており、具体例として
はBY22−839(東レ・ダウコーニング・シリコー
ン(株)、微白色透明液状、不揮発分約20%)、BY
22−847(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)、白色乳濁液状、不揮発分約30%)がある。本
発明のピリング防止剤は、例えば、次のようにして用い
ることができる。
【0011】すなわち、編布もしくは織布に対して浸漬
加工を行う場合には、本発明のピリング防止剤を繊維に
対し2〜20重量%、好ましくは3〜10重量%の量で
用いて、30〜50℃で10〜20分間浸漬処理し、7
0〜100℃で乾燥する。パディング処理の場合には、
本発明のピリング防止剤の0.2〜5.0%水性液、好
ましくは0.5〜2.0%水性液により、ピックアップ
30〜100%でパディングし、90〜150℃で乾燥
する。
加工を行う場合には、本発明のピリング防止剤を繊維に
対し2〜20重量%、好ましくは3〜10重量%の量で
用いて、30〜50℃で10〜20分間浸漬処理し、7
0〜100℃で乾燥する。パディング処理の場合には、
本発明のピリング防止剤の0.2〜5.0%水性液、好
ましくは0.5〜2.0%水性液により、ピックアップ
30〜100%でパディングし、90〜150℃で乾燥
する。
【0012】糸に浸漬加工を行う場合は、本発明のピリ
ング防止剤を繊維に対して2〜20重量%、好ましくは
3〜10重量%と、柔軟剤もしくは平滑剤を3〜5重量
%用いる。浸漬処理を30〜50℃で10〜20分間行
い、70〜100℃で乾燥する。上記の処理温度や時間
および乾燥温度や時間は単なる目安であって、これに限
定されるものではない。
ング防止剤を繊維に対して2〜20重量%、好ましくは
3〜10重量%と、柔軟剤もしくは平滑剤を3〜5重量
%用いる。浸漬処理を30〜50℃で10〜20分間行
い、70〜100℃で乾燥する。上記の処理温度や時間
および乾燥温度や時間は単なる目安であって、これに限
定されるものではない。
【0013】本発明のピリング防止剤は、繊維材料の最
終仕上時にこれにより処理することによってピリング防
止性を付与するものであるが、以下の前処理によりさら
にそのピリング防止性能は向上する。すなわち、前処理
として、下記のようなオキシメタンスルホン酸ソーダに
よる処理や、蛋白分解酵素による処理等を行うのが効果
的である。
終仕上時にこれにより処理することによってピリング防
止性を付与するものであるが、以下の前処理によりさら
にそのピリング防止性能は向上する。すなわち、前処理
として、下記のようなオキシメタンスルホン酸ソーダに
よる処理や、蛋白分解酵素による処理等を行うのが効果
的である。
【0014】例えば、オキシメタンスルホン酸ソーダ
を、繊維に対し、2〜10重量%、好ましくは3〜6重
量%の量で用いて、浸漬処理する。オキシメタンスルホ
ン酸ソーダは、ウールやウール混紡品の高温染色時のウ
ールスケール保護剤であり、一般には、染料、均染剤、
酸、塩等とともに90〜100℃染色時に併用処理され
る。
を、繊維に対し、2〜10重量%、好ましくは3〜6重
量%の量で用いて、浸漬処理する。オキシメタンスルホ
ン酸ソーダは、ウールやウール混紡品の高温染色時のウ
ールスケール保護剤であり、一般には、染料、均染剤、
酸、塩等とともに90〜100℃染色時に併用処理され
る。
【0015】蛋白分解酵素による処理は、これを、繊維
に対し、2〜10重量%、好ましくは3〜6重量%の量
で用い、蛋白分解酵素が最も活性化するpHおよび温度に
おいて、約60分間浸漬することにより行われる。蛋白
分解酵素としては、デナチームAP、ビオプラーゼPN
−4、ビオプラーゼAPL−30、ビオプラーゼWP、
デナプシン2P(ナガセ生化学工業(株)製)等があ
る。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(サン
モールBK−90NM、日華化学(株)製)等の浸透性
付与界面活性剤を加えて、繊維中への浸透性を高めるの
も効果的である。この蛋白分解酵素による処理は、一般
に、精練処理の前に行うのがよい。
に対し、2〜10重量%、好ましくは3〜6重量%の量
で用い、蛋白分解酵素が最も活性化するpHおよび温度に
おいて、約60分間浸漬することにより行われる。蛋白
分解酵素としては、デナチームAP、ビオプラーゼPN
−4、ビオプラーゼAPL−30、ビオプラーゼWP、
デナプシン2P(ナガセ生化学工業(株)製)等があ
る。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(サン
モールBK−90NM、日華化学(株)製)等の浸透性
付与界面活性剤を加えて、繊維中への浸透性を高めるの
も効果的である。この蛋白分解酵素による処理は、一般
に、精練処理の前に行うのがよい。
【0016】前処理された繊維を十分水洗した後、本発
明のピリング防止剤による処理を行う。これにより、一
層優れた抗ピリング性を付与することができる。
明のピリング防止剤による処理を行う。これにより、一
層優れた抗ピリング性を付与することができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに説明す
る。下記の例おいて、「部」は重量部を示す。 製造例 以下に示す成分をそれぞれの量で混合して、本発明品1
〜7および比較品1〜11として示す組成物を製造し
た。
る。下記の例おいて、「部」は重量部を示す。 製造例 以下に示す成分をそれぞれの量で混合して、本発明品1
〜7および比較品1〜11として示す組成物を製造し
た。
【0018】 本発明品1 オルガノポリシロキサン(BY22−847) 20部 カチオン系コロイダルシリカ(スノーテックスAK) 80部 ──────────────────────────────── 100部 性状は白色液状である。
【0019】 本発明品2 オルガノポリシロキサン(BY22−847) 50部 カチオン系コロイダルシリカ(スノーテックスAK) 50部 ──────────────────────────────── 100部 性状は白色液状である。
【0020】 本発明品3 オルガノポリシロキサン(BY22−847) 80部 カチオン系コロイダルシリカ(スノーテックスAK) 20部 ──────────────────────────────── 100部 性状は白色液状である。
【0021】 本発明品4 オルガノポリシロキサン(BY22−839) 50部 カチオン系コロイダルシリカ(スノーテックスAK) 50部 ──────────────────────────────── 100部 性状は淡白色半透明液状である。
【0022】 本発明品5 オルガノポリシロキサン(BY22−847) 40部 カチオン系コロイダルシリカ(スノーテックスAK) 60部 リポオイル TC−1(柔軟平滑剤、日華化学(株)製) 50部 ──────────────────────────────── 150部 性状は淡白色液状である。
【0023】 本発明品6 オルガノポリシロキサン(BY22−847) 40部 カチオン系コロイダルシリカ(スノーテックスAK) 60部 ニッカシリコン AM−202(柔軟剤、日華化学(株)製) 50部 ──────────────────────────────── 150部 性状は白色液状である。
【0024】 本発明品7 オルガノポリシロキサン(BY22−839) 40部 カチオン系コロイダルシリカ(スノーテックスAK) 60部 NKオイル AW−20(柔軟平滑剤、日華化学(株)製)50部 ──────────────────────────────── 150部 性状は微黄白色液状である。
【0025】比較品1 カチオン系コロイダルシリカ(スノーテックスAK) 性状は透明性膠質液である。 比較品2 アニオン系コロイダルシリカ(スノーテックスC、日産
化学工業(株)製)性状は透明性膠質液である。
化学工業(株)製)性状は透明性膠質液である。
【0026】比較品3 オルガノポリシロキサンエマルジョン(BY22−84
7) 性状は白色液状である。 比較品4 オルガノポリシロキサンエマルジョン(BY22−83
9) 性状は微白色透明液状である。
7) 性状は白色液状である。 比較品4 オルガノポリシロキサンエマルジョン(BY22−83
9) 性状は微白色透明液状である。
【0027】比較品5 パラフィン系乳化物(NKオイル AW−20、日華化
学(株)製) 性状は微黄白色液状、パラフィン分約20% 比較品6 酸化ワックス系乳化物(リポオイル TC−1、日華化
学(株)製) 性状は淡灰褐白色液状、酸化ワックス分約15% 比較品7 アミノ変性シリコーン系乳化物(ニッカシリコン AM
−202、日華化学(株)製) 性状は微黄白色透明液状、シリコーン分約20% 比較品8 ジメチルシリコーン系乳化物(サンマリナー S−8
8、日華化学(株)製) 性状は白色液状、シリコーン分約25% 比較品9 水溶性ウレタン樹脂(エバファノール N−7、日華化
学(株)製) 性状は微黄色半透明粘液状、不揮発分30% 比較品10 水溶性アクリル樹脂(カセゾール AV−15、日華化
学(株)製) 性状は無色透明粘液状、不揮発分約10% 比較品11 水溶性ポリエステル系柔軟剤(エーポール ES−50
0、日華化学(株)製) 性状は白色液状、不揮発分約20%性能試験例1 ウールジャージニットを上記本発明品および比較品の水
性液に浸漬して処理し、そのピリング防止性をICIピ
リングテスターにより評価する。
学(株)製) 性状は微黄白色液状、パラフィン分約20% 比較品6 酸化ワックス系乳化物(リポオイル TC−1、日華化
学(株)製) 性状は淡灰褐白色液状、酸化ワックス分約15% 比較品7 アミノ変性シリコーン系乳化物(ニッカシリコン AM
−202、日華化学(株)製) 性状は微黄白色透明液状、シリコーン分約20% 比較品8 ジメチルシリコーン系乳化物(サンマリナー S−8
8、日華化学(株)製) 性状は白色液状、シリコーン分約25% 比較品9 水溶性ウレタン樹脂(エバファノール N−7、日華化
学(株)製) 性状は微黄色半透明粘液状、不揮発分30% 比較品10 水溶性アクリル樹脂(カセゾール AV−15、日華化
学(株)製) 性状は無色透明粘液状、不揮発分約10% 比較品11 水溶性ポリエステル系柔軟剤(エーポール ES−50
0、日華化学(株)製) 性状は白色液状、不揮発分約20%性能試験例1 ウールジャージニットを上記本発明品および比較品の水
性液に浸漬して処理し、そのピリング防止性をICIピ
リングテスターにより評価する。
【0028】 ピリング防止性 試験機 ICI形ピリング試験機(大栄科学精器製作所
製) JIS L1076に準ずる 評価 ピリング防止性 試験片とピリング判定標準写真(J
IS)を並べて比較判定する。5(ピリング防止性良
好)〜1(ピリング防止性不良)の5段階で評価する。
製) JIS L1076に準ずる 評価 ピリング防止性 試験片とピリング判定標準写真(J
IS)を並べて比較判定する。5(ピリング防止性良
好)〜1(ピリング防止性不良)の5段階で評価する。
【0029】結果を表1に記す。
【0030】
【表1】
【0031】性能試験例2 A/W(アクリル/ウール(40/60))ジャージニ
ットを上記本発明品および比較品の水性液に浸漬して処
理し、そのピリング防止法をICIピリングテスターに
より評価する。
ットを上記本発明品および比較品の水性液に浸漬して処
理し、そのピリング防止法をICIピリングテスターに
より評価する。
【0032】 提供材料 A/W(40/60)ジャージニット 処理条件および評価は性能試験例1と同じ 結果を表2に記す。
【0033】
【表2】
【0034】性能試験例3 ウール織布を上記本発明品および比較品の1.0%水性
液によりパッティング処理し、そのピリング防止性をI
CIピリングテスターにより評価する。 評価は性能試験例1と同じ 結果を表3に記す。
液によりパッティング処理し、そのピリング防止性をI
CIピリングテスターにより評価する。 評価は性能試験例1と同じ 結果を表3に記す。
【0035】
【表3】
【0036】性能試験例4 ウールジャージニットにオキシメタンスルホン酸ソーダ
(不揮発分約35%)を5% o.w.f. の量で用い、浴比
1:20において90℃で20分間浸漬処理した後水洗
したもの、または蛋白分解酵素(ビオプラーゼ WP、
起源Bacillus Subtills 、ナガセ生化学工業(株) 製)
を4% o.w.f. の量で用い、浴比1:20、pH8.0、
65℃で60分間浸漬処理した後水洗したものを、上記
本発明品の水溶液により浸漬処理し、そのピリング防止
性をICIピリングテスターにより評価する。
(不揮発分約35%)を5% o.w.f. の量で用い、浴比
1:20において90℃で20分間浸漬処理した後水洗
したもの、または蛋白分解酵素(ビオプラーゼ WP、
起源Bacillus Subtills 、ナガセ生化学工業(株) 製)
を4% o.w.f. の量で用い、浴比1:20、pH8.0、
65℃で60分間浸漬処理した後水洗したものを、上記
本発明品の水溶液により浸漬処理し、そのピリング防止
性をICIピリングテスターにより評価する。
【0037】試験条件および評価は性能試験例1と同じ 結果を表4に記す。
【0038】
【表4】
【0039】性能試験例5 ウール糸を上記本発明品および比較品の水性液に浸漬処
理し、その後丸編みを行い、そのピリング防止性をIC
Iピリングテスターにより評価する。 評価は性能試験1と同じ 結果を表5に記す。
理し、その後丸編みを行い、そのピリング防止性をIC
Iピリングテスターにより評価する。 評価は性能試験1と同じ 結果を表5に記す。
【0040】
【表5】
【0041】性能試験例6 ウール糸を上記本発明品および比較品の水性液に浸漬処
理し、性能試験例1と同様にしてそのピリング防止性を
評価し、またその平滑性および風合を下記のようにして
評価する。
理し、性能試験例1と同様にしてそのピリング防止性を
評価し、またその平滑性および風合を下記のようにして
評価する。
【0042】 平滑性の評価 試験機としてエイコーμメーター(エイコー測器(株)
製)を用い、糸速100m/分で、糸の初張力T1を1
0gに調整し、ナシ地クロムメッキ棒(φ5mm)3本通
過後の糸の張力T2のg数を測定し、糸−金属間の平滑
性を調べる。
製)を用い、糸速100m/分で、糸の初張力T1を1
0gに調整し、ナシ地クロムメッキ棒(φ5mm)3本通
過後の糸の張力T2のg数を測定し、糸−金属間の平滑
性を調べる。
【0043】値は小さいほど平滑性が優れている。 風合の評価 触感にて判定する ○ 柔軟性に富む △ やや柔軟 × 粗硬 結果を表6に記す。
【0044】
【表6】
【0045】性能試験例7 A/W糸を上記本発明品および比較品の水性液により浸
漬処理し、その平滑性および風合を評価する。 提供材料 A/W糸(60/40) 処理条件及び評価は評価試験7と同じ 結果を表7に記す。
漬処理し、その平滑性および風合を評価する。 提供材料 A/W糸(60/40) 処理条件及び評価は評価試験7と同じ 結果を表7に記す。
【0046】
【表7】
【0047】
【発明の効果】本発明のピリング防止剤によれば、ウー
ルおよびウール混紡繊維に対して、簡便に、再現性よ
く、かつ、風合を劣化させることなく、優れたピリング
防止を与えることができる。
ルおよびウール混紡繊維に対して、簡便に、再現性よ
く、かつ、風合を劣化させることなく、優れたピリング
防止を与えることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)シリカゾルをアルミナゾルでカチ
オン化したカチオン系コロイダルシリカおよび(B)式
RSiO3/2(上式中、Rはアルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基、アリール基および置換アリール基か
らなる群から選ばれる基を表す)で示される三官能シロ
キサンからの単位を必須構成単位とするオルガノポリシ
ロキサンの水性エマルジョンを必須成分として含み、
(A)のSiO2 濃度を約20%とし、(B)の不揮発
分を約20%としたときの(A):(B)の重量比が1
00:5〜5:100であるウールおよびウール混紡繊
維用ピリング防止剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7253254A JP2974598B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ウールおよびウール混紡繊維用ピリング防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7253254A JP2974598B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ウールおよびウール混紡繊維用ピリング防止剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0995868A true JPH0995868A (ja) | 1997-04-08 |
JP2974598B2 JP2974598B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=17248721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7253254A Expired - Fee Related JP2974598B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ウールおよびウール混紡繊維用ピリング防止剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2974598B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003512410A (ja) * | 1999-10-27 | 2003-04-02 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 粒子状物質を含むヘアトリートメント組成物 |
CN100338297C (zh) * | 2005-09-27 | 2007-09-19 | 浙江理工大学 | 一种整理液、制备方法及其作为羊毛织物抗起毛起球处理的应用 |
KR101394239B1 (ko) * | 2012-10-05 | 2014-05-14 | 주식회사 피.와이.씨 | 양모용 고속 방적용 유제 |
CN105220477A (zh) * | 2015-10-29 | 2016-01-06 | 珠海建轩服装有限公司 | 毛针织品抗起毛球的整理方法 |
CN115652617A (zh) * | 2022-11-15 | 2023-01-31 | 苏州联胜化学有限公司 | 一种防红外、抗起毛起球剂及其制备方法 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7253254A patent/JP2974598B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003512410A (ja) * | 1999-10-27 | 2003-04-02 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 粒子状物質を含むヘアトリートメント組成物 |
CN100338297C (zh) * | 2005-09-27 | 2007-09-19 | 浙江理工大学 | 一种整理液、制备方法及其作为羊毛织物抗起毛起球处理的应用 |
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CN115652617A (zh) * | 2022-11-15 | 2023-01-31 | 苏州联胜化学有限公司 | 一种防红外、抗起毛起球剂及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2974598B2 (ja) | 1999-11-10 |
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