JPH0994977A - インクジェットプリンタのインクカートリッジ - Google Patents

インクジェットプリンタのインクカートリッジ

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JPH0994977A
JPH0994977A JP27673095A JP27673095A JPH0994977A JP H0994977 A JPH0994977 A JP H0994977A JP 27673095 A JP27673095 A JP 27673095A JP 27673095 A JP27673095 A JP 27673095A JP H0994977 A JPH0994977 A JP H0994977A
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JP
Japan
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ink
cartridge
communication passage
side wall
lid
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JP27673095A
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English (en)
Inventor
Motohito Hino
元人 日野
Hideaki Haigo
英明 拜郷
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増加させることなく、インク収容
部を大気連通孔に連通させる迷路状の連通路を形成する
ことができるインクジェットプリンタのインクカートリ
ッジを提供する。 【解決手段】 大気連通孔51にインク収容部46を連
通する連通路53の側壁を構成する区画壁部54及び側
壁構成部55を、カートリッジ本体47の突出部50に
一体的に形成する。区画壁部54及び側壁構成部55の
上端部を蓋体48に固着して、迷路状の連通路53を構
成する。連通路53は、水平断面においてほぼU字形状
で、一端部53aがインク収容部46に、他端部53b
が大気連通孔51にそれぞれ連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙等の記録媒
体にインクの液滴を飛翔させて記録させるインクジェッ
トプリンタのインクカートリッジ、特にインク含浸部材
(例えば多孔質体)が充填されてなるインク収容部を有
するインクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクの液滴を飛翔させて記録
紙等の記録媒体に記録させるインクジェットプリンタ
は、本体ケースの内部に、インクジェット式の印字ヘッ
ド及び該印字ヘッドに供給するインクを収容するインク
カートリッジを着脱可能に搭載する記録装置と、記録紙
等の記録媒体を搬送する搬送装置と、上記記録装置を、
上記搬送装置によって搬送される記録媒体の大きさに応
じて往復移動させるキャリッジ装置とを備える。そし
て、上記搬送装置は、記録装置の往復移動方向と軸線が
平行に延びるプラテンローラを回転駆動して、記録装置
の往復移動方向に直交する方向に記録媒体を搬送する構
成とされている。上記キャリッジ装置は、記録装置が搭
載されたキャリッジを、プラテンローラの軸線と平行に
延びるガイドロッドにスライド可能に支持し、モータに
よって駆動される駆動プーリ及び従動プーリ間に巻回し
たベルトにより、プラテンローラの軸線方向において往
復移動させる構成とされている。
【0003】そして、上述したインクジェットプリンタ
において、記録装置のインクカートリッジには、内部空
間を大気圧に保持しかつインク収容部からインク供給口
を通じての印字ヘッドへのインクの供給を円滑にするた
めに、上記インク供給口とは別に大気連通孔が設けられ
ている(例えば特開平7ー32603号公報参照)。こ
のような大気連通孔を設ける場合においては、インクの
蒸発等を防止するために、大気連通孔を通じての空気の
自由な移動を制限する必要がある。そのため、インク収
容部を、迷路構造の連通路を通じて大気連通孔に連通さ
せることが一般に行われている。
【0004】具体的には、例えば図6に示すように、イ
ンクカートリッジaの蓋体bの上面に、一端部が内部空
間(インク収容部)に通ずる迷路状の溝部cを形成し、
その上にシール部材dを他端部を残して接着又は熱融着
し、それによって内部空間を大気に連通する連通路を構
成するものや、図7に示すように、カートリッジ本体e
に大径の取付孔fを形成し、該取付孔fに、該取付孔f
に嵌着することで迷路状の連通路を形成する通路形成部
材gを嵌着し、それによって内部空間(インク収容部)
を大気に連通する連通路を構成するようにしたものも知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たものでは、本来インクカートリッジを構成するカート
リッジ本体やそれの蓋体等のほかに、迷路状の連通路を
形成するための特別の部材としてシール部材dや通路形
成部材gを必要とし、部品点数が多くなるという問題が
ある。それに加えて、製造工数も増加し、また、コスト
アップの原因となっている。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、部品点数を増加させることなく、インク収容部を大
気連通孔に連通させる迷路状の連通路を形成することが
できるインクジェットプリンタのインクカートリッジを
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内部
にインク含浸部材が充填されてなるインク収容部を有し
一部が開放された箱形状のカートリッジ本体と、該カー
トリッジ本体の開放部に固着され上記カートリッジ本体
の開放部を閉塞する蓋体とを備え、上記カートリッジ本
体又は蓋体に大気連通孔が形成され、該大気連通孔に上
記インク収容部が連通路を通じて連通しているインクジ
ェットプリンタのインクカートリッジにおいて、上記連
通路の側壁を構成する側壁構成部が上記カートリッジ本
体又は蓋体に一体的に形成され、該側壁構成部の先端部
が蓋体又はカートリッジ本体に固着されている構成とす
る。
【0008】よって、請求項1の発明によれば、連通路
の側壁を構成する側壁構成部がカートリッジ本体又は蓋
体に一体的に形成されているので、カートリッジ本体に
蓋体を固着する際に側壁構成部の先端部を蓋体又はカー
トリッジ本体に固着するだけで、特別な部材を用いるこ
となく、簡単に連通路が形成される。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、連通路が、迷路状に形成されている。
【0010】請求項2の発明によれば、大気連通孔を通
じての空気の自由な移動を規制してインクの蒸発等を防
止する迷路状の連通路が上記のように簡単に形成され
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、カートリッジ本体が、一側にインクを供給す
るためのインク供給口部を、他側に、内部に側壁構成部
が一体的に形成されている突出部をそれぞれ有する。
【0012】請求項3の発明によれば、インク供給口部
とは異なる側に設けられた突出部内に連通路が形成され
るようにしているので、インク供給口部へのインクの流
れが円滑であり、また、突出部内に側壁構成部が一体的
に形成されているので、連通路の形状を自由に定めるこ
とができ、設計の自由度が高まる。
【0013】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの発明において、連通路が、開放部と平行な断面にお
いてほぼU字形状に形成され、一端部がインク収容部
に、他端部が大気連通孔にそれぞれ連通している。
【0014】請求項4の発明によれば、連通路を開放部
と平行な断面においてほぼU字形状としているので、そ
の連通路を持つ蓋体又はカートリッジ本体を樹脂成形等
で容易に製作でき、簡単な構造で、空気の自由な移動を
規制する連通路が形成される。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】インクジェットプリンタの全体構成を示す
図1及びインクジェットプリンタの回復機構、紙送り機
構等を示す図2において、インクジェットプリンタ1は
本体フレーム2を有し、該本体フレーム2の前部に手差
し給紙部3が設けられると共に、上部でかつ手差し給紙
部3の後方に、インクジェット式の印字ヘッド4、回復
機構RM、紙送り機構LM等を内蔵するサブフレーム5
が載置されている。また、サブフレーム5の上部後方に
は、印刷用紙6を複数枚貯蔵する給紙カセット7が着脱
可能に取付けられている。
【0016】サブフレーム5の内部後方には円筒形状の
プラテンローラ8が回転可能に配置されている。プラテ
ンローラ8は、給紙カセット7又は手差し給紙部3から
供給された印刷用紙6を印字ヘッド4に対面させながら
搬送するものであり、紙送り機構LMの一部を構成して
いる。プラテンローラ8の上側には、印刷用紙6をプラ
テンローラ8に密着させるプレッシャローラ9が設けら
れている。プラテンローラ8にはプラテンギヤ10が一
体的に設けられ、該プラテンギヤ10が紙送りモータ
(図示せず)によって回転駆動され、それによってプラ
テンローラ8が回転されるようになっている。尚、プラ
テンギヤ10は、給紙カセット7から印刷用紙6を1枚
づつプラテンローラ8に給紙するための給紙ギヤ列(図
示せず)にも駆動力を伝達するように構成されている。
【0017】プラテンローラ8の前方には、キャリッジ
11が設けられている。キャリッジ11は、上記印字ヘ
ッド4及び該印字ヘッド4に供給するためのインクを収
容するインクカートリッジ12がそれぞれ着脱可能に搭
載され、プラテンローラ8の軸線と平行に設けられたキ
ャリッジ軸13に沿って移動可能に構成されている。こ
れによって、印字ヘッド4は、プラテンローラ8の軸線
に沿って往復移動せしめられる。サブフレーム5の右側
裏面には、キャリッジ11を駆動するCRモータ14が
配設されている。CRモータ14は、ベルト15を介し
てキャリッジ11を駆動するものであり、ステップモー
タあるいはDCモータが使用される。また、ベルト15
に沿って、プラテンローラ8側には、目盛が付されてい
るテープ状の位置ゲージ16が配設されている。
【0018】また、プラテンローラ8の左側には、印字
ヘッド4の回復機構RMが配設されている。このような
回復機構RMが設けられているのは、インクジェット式
の印字ヘッド4は、使用中に内部に気泡が発生したり、
吐出面上にインクの液滴が付着したりする等の原因によ
り吐出不良を起こすので、これを良好な吐出状態に回復
させるためである。回復機構RMとしては、印字ヘッド
4内の不良インクを吸引するパージ装置17、印字ヘッ
ド4のノズル面をワイピングするワイピング装置18等
が採用されている。
【0019】パージ装置17は、印字ヘッド4を着脱可
能に覆うキャップ19を有し、そして該キャップ19に
よって印字ヘッド4が覆われているときに、周知のポン
プ(図示せず)により負圧を発生させ、印字ヘッド4の
内部の不良インクを吸引して、良好な吐出状態を回復さ
せるものである。尚、パージ装置17のポンプは、ポン
プカムギヤ20を介して紙送りモータ(図示せず)によ
り駆動される。
【0020】上記キャリッジ11には、図3及び図4に
詳細を示すように、ヘッドユニット21を介してインク
カートリッジ12が装着されるようになっている。キャ
リッジ11は、多数の電気接点22が配設された基板部
23を有し、その一側の下部にキャリッジ軸13に摺動
可能に嵌合する嵌合孔部24が形成され、上部にヘッド
ユニット位置決め孔25,25が形成された壁部26が
立設されている。また、キャリッジ11の一側に対向す
る他側には、ヘッドユニット取付爪部27,27及びイ
ンクカートリッジ取付爪部28が形成された別の壁部2
9が立設されている。
【0021】ヘッドユニット21は、基板部31の一側
にインク流路32aを有するインク供給管部32が一体
的に形成された壁部33が形成され、該壁部33の左右
両側には、インクカートリッジ位置決め孔34,34が
形成されている。
【0022】インク供給管部32の壁部33より内側の
部分には、肉ぬすみ部35を介して筒状のシールラバー
36が外嵌され、端部にはメッシュフィルタ37が装設
されている。
【0023】また、インク供給管部32の壁部33より
外側の部分には、印字ヘッド4が取付けられている。印
字ヘッド4は、インク供給管32より供給されたインク
を前面のノズル孔から飛翔させるアクチュエータ38を
含み、さらに、アクチュエータ38等の電気系統の制御
のためのFPC39(フレキシブル・プリント基板)が
枠状のFPC押え40によってアクチュエータ38に押
え付けられて設けられている。基板部31の下面には、
キャリッジ11の電気接点22に電気的に接続される電
気接点部41がバックアップゴム42と共に設けられて
いる。また、壁部33の下部には位置決め用の凸部43
が設けられている。また、基板部31の他側には、取付
爪引掛部44,44が形成されている。
【0024】上記インクカートリッジ12は、図5に示
すように、内部にインク含浸部材45(例えば多孔質
体)が充填されてなるインク収容部46を有し一面例え
ば上部が開放された箱形状のカートリッジ本体47と、
該カートリッジ本体47の上部に固着(例えば接着、超
音波による熱融着)されカートリッジ本体47の上部開
口47aを閉塞する蓋体48とにより構成されている。
カートリッジ本体47の一側例えば前部にはインク供給
管32が嵌合されるインク供給口56が形成され、その
前部下側には位置決め用凸部49が設けられ、また、他
側例えば後部の上側には突出部50が、後部下側には取
付爪引掛部52がそれぞれ形成され、上記突出部50の
後面部に大気連通孔51が開設されている。
【0025】上記突出部50の内部空間は、側壁構成部
としての機能も有する区画壁部54によってインク収容
部46と区画されており、該内部空間に、後述するよう
に上記大気連通孔51をインク収容部46に連通せしめ
る迷路状の連通路53を形成するようになっている。
【0026】上記区画壁部54は、それの下縁部がカー
トリッジ本体47の底面に、左右両側の端縁部がカート
リッジ本体47の左右側面にそれぞれ一体的に結合され
ており、右側の端縁部の上側部分に、インク収容部46
と連通路53とを空気の流れを規制しつつ連通する連通
口54aが形成されている。尚、上記区画壁部54の上
縁部は、カートリッジ本体47と蓋体48との固着の際
に、蓋体48の下面に固着される。
【0027】上記連通路53は、カートリッジ本体47
と一体的に形成された区画壁部54及び側壁構成部55
により、突出部50の内部空間を区画することによって
構成されている。そして、突出部50の内部空間に形成
された連通路53は、上部開口47aと平行な水平断面
においてほぼU字形状に形成されており、一端部53a
が連通口54aを通じてインク収容部46に、他端部5
3bが大気連通孔51を通じて大気にそれぞれ連通する
ようになっている。
【0028】上記側壁構成部55は、それの下縁部がカ
ートリッジ本体47の底面に、左右両側の端縁部がカー
トリッジ本体47の左右側面にそれぞれ一体的に結合さ
れており、左側の端縁部の上側部分に連通路53におけ
る空気の流れを規制するために側壁構成部55の一部が
切除されてなる絞り部55aが形成されている。尚、側
壁構成部55の上縁部は、カートリッジ本体47と蓋体
48との固着の際に、蓋体48の下面に固着される。
【0029】したがって、上述したようにインクカート
リッジ12を構成すれば、連通路53の側壁を構成する
区画壁部54及び側壁構成部55がカートリッジ本体4
7の突出部50に一体的に形成され、かつ、U字形状の
連通路53が上部開口47aと同方向に開放して形成さ
れているので、カートリッジ本体47を連通路53と共
に金型によって樹脂材料等で容易に成形することができ
る。また、カートリッジ本体47に蓋体48を固着する
際に区画壁部54及び側壁構成部55の先端部を蓋体4
8の下面に固着するだけで、連通路53を形成するため
の特別な部材を用いることなく、簡単に連通路53を形
成することができる。
【0030】インク供給管部32が嵌合されるインク供
給口56とは異なる側に設けられた突出部50内に連通
路53が形成され、インク供給管部32と連通路53と
がインク収容部46を挟んで位置することとなるように
しているので、インク供給管部32から印字ヘッド4に
インクが供給されるのに伴い、大気連通孔51及び連通
路53を通じてインク収容部46に空気が円滑に供給さ
れる。よって、インク供給管部32を通じてのインクの
流れがスムーズに行われる。
【0031】特に、突出部50という、インク収容部4
6とは独立した部分の内部に区画壁部54や側壁構成部
55を一体的に構成するようにしているので、インクの
蒸発防止等の目的に応じて連通路53の形状を自由に定
めることができ、設計の自由度が高まる。
【0032】また、連通路53を水平断面においてほぼ
U字形状としているので、簡単な構造で、空気の自由な
移動を規制し、インクの蒸発等を防止することができ
る。特に、側壁構成部55に連通路53における空気の
流れを規制する絞り部55aを形成しているので、連通
路53をほぼU字形状として通路長さを長くするのと相
俟って、空気の自由な流れを効果的に規制することがで
きる。
【0033】上記実施例においては、連通路53の側壁
を構成する区画壁部54及び側壁構成部55をカートリ
ッジ本体47に一体的に形成しているが、蓋体48側に
区画壁部及び側壁構成部を樹脂成形等により一体的に形
成し、カートリッジ本体47に蓋体48を固着する際に
区画壁部及び側壁構成部の先端部(下端部)をカートリ
ッジ本体47の底面に固着することにより、連通路53
を形成するように構成することもできる。
【0034】また、大気連通口51を蓋体48側に設け
てもよい。
【0035】さらに、上記実施例においては、連通路5
3を突出部50の上下方向全体に亘って形成している
が、突出部50の上下方向の一部にのみ形成し、空気の
自由な流れをより規制するようにすることもできる。
【0036】また、上記実施例においては、連通路53
を水平断面においてほぼU字形状としていたが、大気連
通口51から連通口54aに至る大気の自由な流れを規
制できる構造であれば、これに限ったものではない。例
えば連通路53をジグザグ状に配設してもよいし、絞り
部55aを複数設けてもよい。また、連通路53は迷路
状でなくてもよく、図5において側壁構成部55を省略
し、区画壁部54によってインク収容部46と区画され
た空間であってもよい。要するに、大気連通口51から
連通口54aに至る連通路が大気の自由な流れを規制す
るバッファ空間としての機能を有していればよいのであ
る。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、連通
路の側壁を構成する側壁構成部をカートリッジ本体又は
蓋体に一体的に形成しているので、インク収容部と大気
連通孔とを連通する連通路を形成するための特別な部材
を用いることなく、カートリッジ本体に蓋体を固着する
際に側壁構成部の先端部を蓋体の下面又はカートリッジ
本体の底面に固着するようにするだけで、簡単に連通路
を形成することが可能である。
【0038】請求項2の発明は、空気の自由な流れを規
制してインクの蒸発等を防止する迷路状の連通路を、上
記のように簡単に形成することができる。
【0039】請求項3の発明は、インク供給口部とは異
なる側に設けられた突出部に連通路を形成しているの
で、インク供給口部へのインクの流れを円滑とすること
ができ、また、突出部内に側壁構成部を一体的に構成し
ているので、連通路の形状を自由に定めることができ、
設計の自由度を高めることができる。
【0040】請求項4の発明は、連通路を、開放部と平
行な断面においてほぼU字形状としているので、構造を
複雑にすることなく、空気の自由な流れを規制する連通
路を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの斜視図
である。
【図2】本発明に係るインクジェットプリンタの回復機
構、紙送り機構等を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るインクジェットプリンタのキャリ
ッジ、印字ヘッド及びインクカートリッジの分解斜視図
である。
【図4】本発明に係るインクカートリッジがヘッドユニ
ットに装着されている状態を示す断面図である。
【図5】本発明に係る、カートリッジ本体より蓋体を取
り外した状態を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 12 インクカートリッジ 45 インク含浸部材 46 インク収容部 47 カートリッジ本体 47a 上部開口 48 蓋体 50 突出部 51 大気連通孔 53 連通路 54 区画壁部(側壁構成部) 55 側壁構成部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にインク含浸部材が充填されてなる
    インク収容部を有し一部が開放された箱形状のカートリ
    ッジ本体と、該カートリッジ本体の開放部に固着され上
    記カートリッジ本体の開放部を閉塞する蓋体とを備え、
    上記カートリッジ本体又は蓋体に大気連通孔が形成さ
    れ、該大気連通孔に上記インク収容部が連通路を通じて
    連通しているインクジェットプリンタのインクカートリ
    ッジにおいて、 上記連通路の側壁を構成する側壁構成部が上記カートリ
    ッジ本体又は蓋体に一体的に形成され、該側壁構成部の
    先端部が蓋体又はカートリッジ本体に固着されているこ
    とを特徴とするインクジェットプリンタのインクカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 連通路は、迷路状に形成されているとこ
    ろの請求項1記載のインクジェットプリンタのインクッ
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】 カートリッジ本体は、一側にインクジェ
    ットプリンタの印字ヘッドへインクを供給するためのイ
    ンク供給口部を、他側に、内部に側壁構成部が一体的に
    形成されている突出部をそれぞれ有するところの請求項
    1又は2記載のインクジェットプリンタのインクカート
    リッジ。
  4. 【請求項4】 連通路は、開放部と平行な断面において
    ほぼU字形状に形成され、一端部がインク収容部に、他
    端部が大気連通孔にそれぞれ連通しているところの請求
    項1〜3のいずれかに記載のインクジェットプリンタの
    インクカートリッジ。
JP27673095A 1995-09-29 1995-09-29 インクジェットプリンタのインクカートリッジ Pending JPH0994977A (ja)

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