JPH0994812A - メイキングロール - Google Patents
メイキングロールInfo
- Publication number
- JPH0994812A JPH0994812A JP27834395A JP27834395A JPH0994812A JP H0994812 A JPH0994812 A JP H0994812A JP 27834395 A JP27834395 A JP 27834395A JP 27834395 A JP27834395 A JP 27834395A JP H0994812 A JPH0994812 A JP H0994812A
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- Japan
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- sheet
- making
- making roll
- roll
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は例えば抄造シートを巻き取り積層する
メイキングロールにおいて、該抄造シートを確実に巻き
取りかつ剥離することが出来るようにすることを課題と
する。 【解決手段】メイキングロール１の積層シート１１のカ
ット手段の後側に、抄造シート１０を巻き取るための帯
状粗面シート８を剥離可能に貼着する。
メイキングロールにおいて、該抄造シートを確実に巻き
取りかつ剥離することが出来るようにすることを課題と
する。 【解決手段】メイキングロール１の積層シート１１のカ
ット手段の後側に、抄造シート１０を巻き取るための帯
状粗面シート８を剥離可能に貼着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば繊維セメント
板を製造する場合に使用されるメイキングロールに関す
るものである。
板を製造する場合に使用されるメイキングロールに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば建築材料として使用される繊維セ
メント板を製造するには、木質繊維、セメント、骨材等
の混合物を水に分散させたスラリーを長網あるいは丸網
のフォーミングフェルト上に抄造脱水し、得られた抄造
シートをメイキングロールに複数層巻き取って積層し、
該積層シートを切断した上で剥離する。このようにメイ
キングロールに確実に抄造シートを巻き取り、そして切
断された積層シートをメイキングロールから確実に剥離
するために従来ではメイキングロールの周面を溶射加工
等によって粗面とすることが提案されている（特開昭４
９−１２７８０号）。
メント板を製造するには、木質繊維、セメント、骨材等
の混合物を水に分散させたスラリーを長網あるいは丸網
のフォーミングフェルト上に抄造脱水し、得られた抄造
シートをメイキングロールに複数層巻き取って積層し、
該積層シートを切断した上で剥離する。このようにメイ
キングロールに確実に抄造シートを巻き取り、そして切
断された積層シートをメイキングロールから確実に剥離
するために従来ではメイキングロールの周面を溶射加工
等によって粗面とすることが提案されている（特開昭４
９−１２７８０号）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように溶射加
工等によってメイキングロールの周面を粗面とする従来
技術では、メイキングロールを使用するにつれて粗面が
次第に平滑になり、また該フォーミングフェルト表面が
起毛した状態では該抄造シートはフォーミングフェルト
の表面と空気層を介しており、メイキングロールに巻き
取り易いが、フォーミングフェルトの使用時間が長くな
ると次第に起毛が倒れた状態となり、フォーミングフェ
ルトを更新しなければ抄造シートをメイキングロールに
確実に巻き取ることが出来なくなって来て、フォーミン
グフェルト上に抄造シートが残ってしまうと言う問題点
があった。また特にセメント含有量の多い抄造シートの
場合、あるいは骨材の添加量が少ない抄造シートの場合
には該抄造シートの表面が平滑になるので、メイキング
ロールに巻き取ることが困難になると言う問題点もあっ
た。
工等によってメイキングロールの周面を粗面とする従来
技術では、メイキングロールを使用するにつれて粗面が
次第に平滑になり、また該フォーミングフェルト表面が
起毛した状態では該抄造シートはフォーミングフェルト
の表面と空気層を介しており、メイキングロールに巻き
取り易いが、フォーミングフェルトの使用時間が長くな
ると次第に起毛が倒れた状態となり、フォーミングフェ
ルトを更新しなければ抄造シートをメイキングロールに
確実に巻き取ることが出来なくなって来て、フォーミン
グフェルト上に抄造シートが残ってしまうと言う問題点
があった。また特にセメント含有量の多い抄造シートの
場合、あるいは骨材の添加量が少ない抄造シートの場合
には該抄造シートの表面が平滑になるので、メイキング
ロールに巻き取ることが困難になると言う問題点もあっ
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、ロール本体(1) と、該ロ
ール本体(1) に備えられているカット手段(6) と、該カ
ット手段(6) の後側において該ロール本体(1) 周面(3)
に横方向に剥離可能に貼着されている帯状粗面シート
(8) とからなるメイキングロール(1) を提供するもので
あり、該帯状粗面シート(8) は１２０〜２４０メッシュ
の粗面であり、また該帯状粗面シート(8)の巾は１００
〜２００mmであり、更に該帯状粗面シート(8) は該カッ
ト手段(6)よりも５０〜８０mm後方に位置していること
が望ましい。
を解決するための手段として、ロール本体(1) と、該ロ
ール本体(1) に備えられているカット手段(6) と、該カ
ット手段(6) の後側において該ロール本体(1) 周面(3)
に横方向に剥離可能に貼着されている帯状粗面シート
(8) とからなるメイキングロール(1) を提供するもので
あり、該帯状粗面シート(8) は１２０〜２４０メッシュ
の粗面であり、また該帯状粗面シート(8)の巾は１００
〜２００mmであり、更に該帯状粗面シート(8) は該カッ
ト手段(6)よりも５０〜８０mm後方に位置していること
が望ましい。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１〜図５
に示す。図において(1) はメイキングロールであり、周
壁(2) は例えば軟鉄（ＳＳ４１）を材料とし、該メイキ
ングロール(1) の周面(3) には溶射材料として１８−８
ステンレス鋼ワイヤを巻付け溶射する溶射加工が施され
ている。該メイキングロール(1) の周面(3) の所定箇所
には横溝(5) が刻設されており、該横溝(5) 内にはカッ
ト手段であるワイヤ(6) が収容されており、該ワイヤ
(6) の両端は該メイキングロール(1) の両側面(4) に回
動可能に取付けられているアーム(7) に支持されてい
る。
に示す。図において(1) はメイキングロールであり、周
壁(2) は例えば軟鉄（ＳＳ４１）を材料とし、該メイキ
ングロール(1) の周面(3) には溶射材料として１８−８
ステンレス鋼ワイヤを巻付け溶射する溶射加工が施され
ている。該メイキングロール(1) の周面(3) の所定箇所
には横溝(5) が刻設されており、該横溝(5) 内にはカッ
ト手段であるワイヤ(6) が収容されており、該ワイヤ
(6) の両端は該メイキングロール(1) の両側面(4) に回
動可能に取付けられているアーム(7) に支持されてい
る。
【０００６】該メイキングロール(1) は図示しない駆動
源によって矢印イ方向に回転せしめられるが、該横溝
(5) の後側即ち回転方向反対側には帯状粗面シート(8)
が剥離可能に貼着されている。該帯状粗面シート(8) は
通常例えばサンドペーパーのような研磨シートが用いら
れ、望ましくは１２０〜２４０メッシュ、更に望ましく
は１６０〜２００メッシュの範囲の粗面を有するものが
選択され、また該帯状粗面シート(8) の巾は通常１００
〜２００mmの範囲に設定され、そして該横溝(5)よりも
望ましくは５０〜８０mm、更に望ましくは６０〜７０mm
後方に位置せしめられる。該帯状粗面シート(8) はメイ
キングロール(1) の周面(3) に例えば両面粘着テープ等
で剥離可能に貼着される。
源によって矢印イ方向に回転せしめられるが、該横溝
(5) の後側即ち回転方向反対側には帯状粗面シート(8)
が剥離可能に貼着されている。該帯状粗面シート(8) は
通常例えばサンドペーパーのような研磨シートが用いら
れ、望ましくは１２０〜２４０メッシュ、更に望ましく
は１６０〜２００メッシュの範囲の粗面を有するものが
選択され、また該帯状粗面シート(8) の巾は通常１００
〜２００mmの範囲に設定され、そして該横溝(5)よりも
望ましくは５０〜８０mm、更に望ましくは６０〜７０mm
後方に位置せしめられる。該帯状粗面シート(8) はメイ
キングロール(1) の周面(3) に例えば両面粘着テープ等
で剥離可能に貼着される。
【０００７】上記メイキングロール(1) は図３に示すよ
うに例えば長網式抄造機(9) の後端に配置され、該抄造
機(9) 上に抄造された抄造シート(10)の末端を該メイキ
ングロール(1) の周面(3) の帯状粗面シート(8) によっ
て拾い上げて複数層巻き取る。該メイキングロール(1)
に該抄造シート(10)を複数層巻き取ったらアーム(7)が
図示しない回動手段によって図２および図４矢印ロ方向
に回動し、ワイヤ(6)が該メイキングロール(1) の周面
(3) の横溝(5) から跳ね出して積層シート(11)をカット
する。カットされた積層シート(11)の端末はカット時ワ
イヤ(6) によって押されて該帯状粗面シート(8) から剥
離するが、この場合上記したようにカット位置から５０
〜８０mm後方に帯状粗面シート(8) が位置すると剥離が
確実に行なわれる。カットされた積層シート(11)は図５
に示すように受取りコンベア(12)上に受取られ、該アー
ム(7) は矢印ロ反対方向に回動して再びワイヤ(6) は該
メイキングロール(1) の周面(3) の横溝(5) 内に収容さ
れ、該メイキングロール(1) の帯状粗面シート(8) は再
び抄造機(9) 上の抄造シート(10)の端末を拾い上げる。
うに例えば長網式抄造機(9) の後端に配置され、該抄造
機(9) 上に抄造された抄造シート(10)の末端を該メイキ
ングロール(1) の周面(3) の帯状粗面シート(8) によっ
て拾い上げて複数層巻き取る。該メイキングロール(1)
に該抄造シート(10)を複数層巻き取ったらアーム(7)が
図示しない回動手段によって図２および図４矢印ロ方向
に回動し、ワイヤ(6)が該メイキングロール(1) の周面
(3) の横溝(5) から跳ね出して積層シート(11)をカット
する。カットされた積層シート(11)の端末はカット時ワ
イヤ(6) によって押されて該帯状粗面シート(8) から剥
離するが、この場合上記したようにカット位置から５０
〜８０mm後方に帯状粗面シート(8) が位置すると剥離が
確実に行なわれる。カットされた積層シート(11)は図５
に示すように受取りコンベア(12)上に受取られ、該アー
ム(7) は矢印ロ反対方向に回動して再びワイヤ(6) は該
メイキングロール(1) の周面(3) の横溝(5) 内に収容さ
れ、該メイキングロール(1) の帯状粗面シート(8) は再
び抄造機(9) 上の抄造シート(10)の端末を拾い上げる。
【０００８】該帯状粗面シート(8) は使用回数がかさむ
につれて目詰りを起こすので、その前にメイキングロー
ル(1) から剥離して新しいものと取替える。
につれて目詰りを起こすので、その前にメイキングロー
ル(1) から剥離して新しいものと取替える。
【０００９】
【発明の効果】本発明では抄造シートをメイキングロー
ルに拾い上げ巻き取ること、そして該メイキングロール
に積層された積層シートの剥離が確実に行なわれ、この
ような巻き取りや剥離はフォーミングフェルトの表面の
起毛が倒れた状態でも確実に行なわれ、したがってフォ
ーミングフェルトの更新の頻度も大巾に減少し、また例
えば繊維セメント板の場合、セメント含有量が多いか骨
材の添加量が少なく、したがって表面が平滑な抄造シー
トにおいてもメイキングロールに確実に拾い上げが出
来、繊維セメント板の製造が非常に効率的に行なわれ
る。
ルに拾い上げ巻き取ること、そして該メイキングロール
に積層された積層シートの剥離が確実に行なわれ、この
ような巻き取りや剥離はフォーミングフェルトの表面の
起毛が倒れた状態でも確実に行なわれ、したがってフォ
ーミングフェルトの更新の頻度も大巾に減少し、また例
えば繊維セメント板の場合、セメント含有量が多いか骨
材の添加量が少なく、したがって表面が平滑な抄造シー
トにおいてもメイキングロールに確実に拾い上げが出
来、繊維セメント板の製造が非常に効率的に行なわれ
る。
図１〜図５は本発明の実施の形態を示すものである。
【図１】斜視図
【図２】図１におけるＡ−Ａ断面図
【図３】メイキングロール設置部分側面説明図
【図４】抄造シート積層状態側面説明図
【図５】積層シート剥離状態側面説明図
1 メイキングロール（ロール本体） 3 周面 5 横溝 6 ワイヤ（カット手段） 7 アーム 8 帯状粗面シート
Claims (4)
- 【請求項１】ロール本体と、該ロール本体に備えられて
いるカット手段と、該カット手段の後側において該ロー
ル本体周面に横方向に剥離可能に貼着されている帯状粗
面シートとからなることを特徴とするメイキングロール - 【請求項２】該帯状粗面シートは１２０〜２４０メッシ
ュの粗面である請求項１に記載のメイキングロール - 【請求項３】該帯状粗面シートの巾は１００〜２００mm
である請求項１または２に記載のメイキングロール - 【請求項４】該帯状粗面シートは該カット手段よりも５
０〜８０mm後方に位置している請求項１または２または
３に記載のメイキングロール
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27834395A JP3222047B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | メイキングロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27834395A JP3222047B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | メイキングロール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994812A true JPH0994812A (ja) | 1997-04-08 |
| JP3222047B2 JP3222047B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=17596014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27834395A Expired - Fee Related JP3222047B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | メイキングロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3222047B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010046893A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Nichiha Corp | 繊維補強セメント板の製造方法 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP27834395A patent/JP3222047B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010046893A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Nichiha Corp | 繊維補強セメント板の製造方法 |
| US8043461B2 (en) | 2008-08-21 | 2011-10-25 | Nichiha Corporation | Method for manufacturing fiber reinforced cement board |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3222047B2 (ja) | 2001-10-22 |
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| JPH0137575Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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