JPH0994711A - サイドトリーマーの軸 - Google Patents
サイドトリーマーの軸Info
- Publication number
- JPH0994711A JPH0994711A JP27973995A JP27973995A JPH0994711A JP H0994711 A JPH0994711 A JP H0994711A JP 27973995 A JP27973995 A JP 27973995A JP 27973995 A JP27973995 A JP 27973995A JP H0994711 A JPH0994711 A JP H0994711A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- expanded
- tubular
- tube
- spindle
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】サイドトリマーの軸と円形刃物の嵌合部の間隙
を無くし、円形刃物の外周振れを小さくする。 【解決手段】サイドトリマーの軸を2重構造として、該
2軸間に小空間を設け、該小空間に圧力油を供給して外
側の管状部を拡管せしめ、軸と円形刃物との間隙を無く
する。
を無くし、円形刃物の外周振れを小さくする。 【解決手段】サイドトリマーの軸を2重構造として、該
2軸間に小空間を設け、該小空間に圧力油を供給して外
側の管状部を拡管せしめ、軸と円形刃物との間隙を無く
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイルの両端の耳部を切
断し板幅を揃えて製品に仕上げるサイドトリマーの軸に
関するものである。
断し板幅を揃えて製品に仕上げるサイドトリマーの軸に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来サイドトリマー軸に円形刃物を取り
付ける場合は図3に示すように軸31のフランジ部35
に接して円形刃物32を挿入して押し当て次に板押さえ
リング33を挿入して、最後にナット34によって締め
つけてサイドトリマー軸に円形カッターを取り付けてい
た。
付ける場合は図3に示すように軸31のフランジ部35
に接して円形刃物32を挿入して押し当て次に板押さえ
リング33を挿入して、最後にナット34によって締め
つけてサイドトリマー軸に円形カッターを取り付けてい
た。
【0003】しかし従来の方式では切断時の切断面のカ
エリを少なくしたり、切断面の形状を良くしたり又、薄
板の切断を行う時に切り込み深さを精密に制御する場合
には、以下のような欠点があった。
エリを少なくしたり、切断面の形状を良くしたり又、薄
板の切断を行う時に切り込み深さを精密に制御する場合
には、以下のような欠点があった。
【0004】即ち、従来のサイドトリマー軸への円形刃
物の取り付けにおいては、中実軸に円形刃物を挿入する
場合、軸径と円形刃物の内径との間に嵌合の為の間隙が
無いと挿入できない為、両者間においてある程度の間隙
を持たせるようにサイドトリマーの中実軸と円形刃物の
内径寸法を設計していた。
物の取り付けにおいては、中実軸に円形刃物を挿入する
場合、軸径と円形刃物の内径との間に嵌合の為の間隙が
無いと挿入できない為、両者間においてある程度の間隙
を持たせるようにサイドトリマーの中実軸と円形刃物の
内径寸法を設計していた。
【0005】しかし、円形刃物をサイドトリマー軸に挿
入後ナットによって締め付けると、上記間隙分は円形刃
物の外周振れとして表れ、円形刃物が1回転するごとに
切込深さが変わるという現象が発生することになってい
た。
入後ナットによって締め付けると、上記間隙分は円形刃
物の外周振れとして表れ、円形刃物が1回転するごとに
切込深さが変わるという現象が発生することになってい
た。
【0006】前記現象は、コイル切断中の一定の切込深
さを保つことが出来ないことになって切込深さを精密に
制御したい切断方式の時は不具合が発生する。即ち、切
断面のカエリの増大や切断面の悪化という現象を引き起
こす。又特に薄板の切断においてはこの円形刃物の外周
振れによる悪影響が顕著に表れた。
さを保つことが出来ないことになって切込深さを精密に
制御したい切断方式の時は不具合が発生する。即ち、切
断面のカエリの増大や切断面の悪化という現象を引き起
こす。又特に薄板の切断においてはこの円形刃物の外周
振れによる悪影響が顕著に表れた。
【0007】上記に述べたごとく従来のサイドトリマー
の軸への円形刃物の取付方法は間隙の為に円形刃物に外
周振れを発生させる為、精密な切込方向の制御を実施す
る場合は不可能であった。
の軸への円形刃物の取付方法は間隙の為に円形刃物に外
周振れを発生させる為、精密な切込方向の制御を実施す
る場合は不可能であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したごとく従来の
方法での円形刃物の取付は外周振れを発生させ切込量の
精密な制御を行うことが出来ないが本発明においては円
形刃物の外周振れを無くし、精密な切断の為の切込制御
を行うことが出来るための円形刃物の外周振れを防ぐサ
イドトリマーの軸構造を提供するのを目的とするもので
ある。
方法での円形刃物の取付は外周振れを発生させ切込量の
精密な制御を行うことが出来ないが本発明においては円
形刃物の外周振れを無くし、精密な切断の為の切込制御
を行うことが出来るための円形刃物の外周振れを防ぐサ
イドトリマーの軸構造を提供するのを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に以下の手段を用いたものである。サイドトリ
マー軸を二重軸構造とし、即ち、嵌合軸の外に管状部を
有する中空軸を設けたものであり、両2軸の間に適宜の
少空間を設け、該空間内に圧力油を注入して外側の管状
部を拡管させる。
成する為に以下の手段を用いたものである。サイドトリ
マー軸を二重軸構造とし、即ち、嵌合軸の外に管状部を
有する中空軸を設けたものであり、両2軸の間に適宜の
少空間を設け、該空間内に圧力油を注入して外側の管状
部を拡管させる。
【0010】圧力油の力で管状部が拡管されることによ
って、管状部の外周に嵌合された円形刃物と管状外周と
の間の隙が無くなり、両者間に間隙が完全に無くなる事
によって円形刃物とサイドトリマー軸と嵌合隙間によっ
て発生する外周振れが完全になくなり所望する目的を達
成する事が出来るものである。
って、管状部の外周に嵌合された円形刃物と管状外周と
の間の隙が無くなり、両者間に間隙が完全に無くなる事
によって円形刃物とサイドトリマー軸と嵌合隙間によっ
て発生する外周振れが完全になくなり所望する目的を達
成する事が出来るものである。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明の2重構造を有するトリマー軸の断
面図、図2は本発明の原理を応用した別の実施態様であ
る。
る。図1は、本発明の2重構造を有するトリマー軸の断
面図、図2は本発明の原理を応用した別の実施態様であ
る。
【0012】中実軸1の一端を中空として管状部6を形
成し、該管状部6に嵌合軸2を嵌合しボルト3により締
結する。一方嵌合軸2の外周全体に小空間9を設ける。
小空間9に外部より圧力油を導入するため中実軸1、嵌
合軸2に油溝8を設ける。又小空間9より圧力油が外部
に洩れないように管状部6と嵌合軸2との間にシール材
4を設ける。
成し、該管状部6に嵌合軸2を嵌合しボルト3により締
結する。一方嵌合軸2の外周全体に小空間9を設ける。
小空間9に外部より圧力油を導入するため中実軸1、嵌
合軸2に油溝8を設ける。又小空間9より圧力油が外部
に洩れないように管状部6と嵌合軸2との間にシール材
4を設ける。
【0013】以上によりトリマー軸を構成し、外部より
管状部6に円形刃物を挿入し、油溝8を通じて圧力油を
小空間部9に導入すると、管状部6は拡管し、拡管した
軸7となる。
管状部6に円形刃物を挿入し、油溝8を通じて圧力油を
小空間部9に導入すると、管状部6は拡管し、拡管した
軸7となる。
【0014】この場合管状部6の拡管した軸7は両端方
向は多少傾斜するが、中央部に拡管した水平部5が形成
される。
向は多少傾斜するが、中央部に拡管した水平部5が形成
される。
【0015】拡管されて形成された水平部5内に円形刃
物が位置決めされていると、拡管された圧力で円形刃物
の内面と、管状部6の外周面に大きな面圧が掛かり円形
刃物は固定されると共に、両者間の間隙もなくなる。
物が位置決めされていると、拡管された圧力で円形刃物
の内面と、管状部6の外周面に大きな面圧が掛かり円形
刃物は固定されると共に、両者間の間隙もなくなる。
【0016】図2は本発明の他の実施態様で管状部16
が拡管されて水平部15が形成される場合、水平部の長
さを長く構成したい場合は、管状部16の中実軸11側
を細く構成し、細軸部19を形成して強度を弱め圧力油
によって中実軸1の近傍より拡管せしめるようにしたも
のである。
が拡管されて水平部15が形成される場合、水平部の長
さを長く構成したい場合は、管状部16の中実軸11側
を細く構成し、細軸部19を形成して強度を弱め圧力油
によって中実軸1の近傍より拡管せしめるようにしたも
のである。
【0017】
【発明の効果】以上の説明より明らかなごとく、本発明
はトリマー軸を2重に構成し、外部の管状部を拡管する
ことによって、トリマー軸と円形刃物との取り付け間隙
を0とすることが出来、間隙により発生する円形刃物の
外周振れを防止することが出来る。
はトリマー軸を2重に構成し、外部の管状部を拡管する
ことによって、トリマー軸と円形刃物との取り付け間隙
を0とすることが出来、間隙により発生する円形刃物の
外周振れを防止することが出来る。
【0018】一方拡管力による面圧によってトリマー軸
と円形刃物を固定することが出来るため、短時間で円形
刃物の取付、取外しが出来るため、本発明による別の効
果も発生し、所望する目的を達成する事が出来る。
と円形刃物を固定することが出来るため、短時間で円形
刃物の取付、取外しが出来るため、本発明による別の効
果も発生し、所望する目的を達成する事が出来る。
【図1】本発明の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す構成の断面図であ
る。
る。
【図3】従来の取付け構造を示す断面図である。
1・・・中実軸 2・・・嵌合軸 3・・・ボルト 4・・・シール材 5・・・水平面 6・・・管状部 7・・・拡管した管状部 8・・・油溝 9・・・小空間 11・・・中実軸 12・・・嵌合軸 13・・・ボルト 14・・・シール材 15・・・水平部 16・・・管状部 17・・・拡管した管状部 18・・・油溝 19・・・細軸部 31・・・軸 32・・・円形刃物 33・・・スペーサー 34・・・ボルト 35・・・フランジ
Claims (2)
- 【請求項1】サイドトリマー軸の円形刃物取付側を管状
に成形した管状部を設け、該管状部の中空部の中に嵌合
軸を挿入しボルトにより締結せしめ、一方嵌合軸の外面
に軸径に応じた適宜深さを有する空間部を設け、該空間
部に中空軸端より圧力油を導入する油溝を設け、嵌合軸
と中空軸の管状部にシール材を設けたことによって構成
されるサイドトリマーの軸。 - 【請求項2】請求項1の記載において、中空軸の管状部
の中実軸側の管状部を細く成形して細管部を有すること
を特徴とするサイドトリマーの軸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27973995A JPH0994711A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | サイドトリーマーの軸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27973995A JPH0994711A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | サイドトリーマーの軸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0994711A true JPH0994711A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17615225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27973995A Pending JPH0994711A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | サイドトリーマーの軸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0994711A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007031603A1 (en) * | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Mandrel Oy | Arrangement in cutting tool |
-
1995
- 1995-10-02 JP JP27973995A patent/JPH0994711A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007031603A1 (en) * | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Mandrel Oy | Arrangement in cutting tool |
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