JPH0994286A - 液体移送針 - Google Patents
液体移送針Info
- Publication number
- JPH0994286A JPH0994286A JP7252384A JP25238495A JPH0994286A JP H0994286 A JPH0994286 A JP H0994286A JP 7252384 A JP7252384 A JP 7252384A JP 25238495 A JP25238495 A JP 25238495A JP H0994286 A JPH0994286 A JP H0994286A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- syringe
- vial
- groove
- liquid transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M5/32—Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
Landscapes
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バイアル内から薬液の噴出や浸出のおそれな
く薬液を移注できるプラスチック製液体移送針を提供す
ること。 【解決手段】 薬液移注用中空針１において、針の円筒
部の外面であって、かつ、薬液通路に沿って尖端からシ
リンジ接合部に向けて溝３又はリブ４を設ける。
く薬液を移注できるプラスチック製液体移送針を提供す
ること。 【解決手段】 薬液移注用中空針１において、針の円筒
部の外面であって、かつ、薬液通路に沿って尖端からシ
リンジ接合部に向けて溝３又はリブ４を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末薬剤の入った
バイアルに溶解液を注入したり、バイアルよりシリンジ
に薬液を採取する際に使用する液体移送針に関する。
バイアルに溶解液を注入したり、バイアルよりシリンジ
に薬液を採取する際に使用する液体移送針に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、治療や診断などのため種々の薬剤
が使用されているが、これらはバイアル内に保存されて
いる。その薬剤は凍結乾燥した粉末の形でバイアルに保
存されていることもある。
が使用されているが、これらはバイアル内に保存されて
いる。その薬剤は凍結乾燥した粉末の形でバイアルに保
存されていることもある。
【０００３】従来からバイアルより薬液をシリンジに吸
引する場合の操作は、次の通りである。（１）シリンジ
に注射針をセットする。（２）吸引する薬液量相当分ま
でプランジャーを引き、シリンジ内筒に空気を入れる。
（３）バイアルに注射針を穿刺し、シリンジ内の空気を
注入し、バイアル内を陽圧とする。（４）薬液をシリン
ジに吸引する。このような操作においては、事前に空気
をシリンジ内に導入する必要があり、それにて陽圧にな
り、バイアルから薬液が噴出したり浸出する心配もあっ
た。
引する場合の操作は、次の通りである。（１）シリンジ
に注射針をセットする。（２）吸引する薬液量相当分ま
でプランジャーを引き、シリンジ内筒に空気を入れる。
（３）バイアルに注射針を穿刺し、シリンジ内の空気を
注入し、バイアル内を陽圧とする。（４）薬液をシリン
ジに吸引する。このような操作においては、事前に空気
をシリンジ内に導入する必要があり、それにて陽圧にな
り、バイアルから薬液が噴出したり浸出する心配もあっ
た。
【０００４】また、バイアル内が凍結乾燥品の薬品であ
る場合の操作は、次の通りである。
る場合の操作は、次の通りである。
【０００５】（１）シリンジに注射針をセットする。
（２）吸引する薬液量相当分までプランジャーを引き、
シリンジ内筒に溶解液を入れる。（３）バイアルに注射
針を穿刺し、溶解液を注入する。その後陽圧のまま一度
注射針を抜き、混和する。（４）再度注射針を穿刺し、
薬液をシリンジに吸引する。このような操作において
は、薬品混合時にバイアル内が陽圧のため、注射針によ
ってできた穴から薬液が漏れる場合があった。このよう
な現象は薬剤の損失になるので、高価な薬剤の場合は経
済的に好ましくないだけでなく、長期間吸入したり皮膚
に接触すると有害な薬剤もあり、安全性の点でも問題が
あった。
（２）吸引する薬液量相当分までプランジャーを引き、
シリンジ内筒に溶解液を入れる。（３）バイアルに注射
針を穿刺し、溶解液を注入する。その後陽圧のまま一度
注射針を抜き、混和する。（４）再度注射針を穿刺し、
薬液をシリンジに吸引する。このような操作において
は、薬品混合時にバイアル内が陽圧のため、注射針によ
ってできた穴から薬液が漏れる場合があった。このよう
な現象は薬剤の損失になるので、高価な薬剤の場合は経
済的に好ましくないだけでなく、長期間吸入したり皮膚
に接触すると有害な薬剤もあり、安全性の点でも問題が
あった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】シリンジを使用してバ
イアルから薬剤を吸引する場合やバイアル内で薬剤を溶
解させる場合、バイアルは密封されているので液の注入
・採取の度にバアイル内の圧力が常圧よりも高くなった
り、低くなったりする。その結果、薬液がゴム栓の針穿
刺部から噴出したり浸出したりすることがしばしばあっ
た。本発明の目的は、バイアル内から薬液の噴出や浸出
のおそれなく薬液を移注できるプラスチック製の液体移
送針を提供することにある。
イアルから薬剤を吸引する場合やバイアル内で薬剤を溶
解させる場合、バイアルは密封されているので液の注入
・採取の度にバアイル内の圧力が常圧よりも高くなった
り、低くなったりする。その結果、薬液がゴム栓の針穿
刺部から噴出したり浸出したりすることがしばしばあっ
た。本発明の目的は、バイアル内から薬液の噴出や浸出
のおそれなく薬液を移注できるプラスチック製の液体移
送針を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、薬液移注のた
めシリンジに接合される一端を尖状に形成したプラスチ
ックでできた中空針において、針の円筒部の外面であっ
て、かつ、薬液通路に沿って尖端からシリンジ接合部に
向けて溝又はリブを設けたことを特徴とする液体移送針
を要旨とする。
めシリンジに接合される一端を尖状に形成したプラスチ
ックでできた中空針において、針の円筒部の外面であっ
て、かつ、薬液通路に沿って尖端からシリンジ接合部に
向けて溝又はリブを設けたことを特徴とする液体移送針
を要旨とする。
【０００８】本発明の液体移送針はプラスチック針にし
てある。これは本発明のような形状の針を製造しやすく
したためである。本発明の液体移送針における溝又はリ
ブは、薬液吸引時にバイアル内に空気が流入できるため
のものである。本発明の液体移送針は針の円筒部の外面
に溝又はリブを設けてあるのが特徴であり、仮にこれを
中空針の内面に設けることは加工が煩雑となり好ましく
ない。本発明におてハブ部、すなわち、シリンジ接合部
は従来の注射針と同形状とし、シリンジに接合できるよ
うにする。
てある。これは本発明のような形状の針を製造しやすく
したためである。本発明の液体移送針における溝又はリ
ブは、薬液吸引時にバイアル内に空気が流入できるため
のものである。本発明の液体移送針は針の円筒部の外面
に溝又はリブを設けてあるのが特徴であり、仮にこれを
中空針の内面に設けることは加工が煩雑となり好ましく
ない。本発明におてハブ部、すなわち、シリンジ接合部
は従来の注射針と同形状とし、シリンジに接合できるよ
うにする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図１は、本発明の液体移送針の円
筒部の外面に溝を設けた場合の斜視図で、図２は、本発
明の液体移送針の円筒部の外面にリブを設けた場合の斜
視図である。
施の形態を説明する。図１は、本発明の液体移送針の円
筒部の外面に溝を設けた場合の斜視図で、図２は、本発
明の液体移送針の円筒部の外面にリブを設けた場合の斜
視図である。
【００１０】図１では、薬液移注のためシリンジに接合
される一端を尖状に形成したプラスチックでできた中空
針１において、針１の円筒部の外面であって、かつ、薬
液通路に沿って尖端からシリンジ接合部２に向けて１個
の溝３を設けてある。図２では、薬液移注のためシリン
ジに接合される一端を尖状に形成したプラスチックでで
きた中空針１において、針１の円筒部の外面であって、
かつ、薬液通路に沿って尖端からシリンジ接合部２に向
けて４個のリブ４を設けてある。
される一端を尖状に形成したプラスチックでできた中空
針１において、針１の円筒部の外面であって、かつ、薬
液通路に沿って尖端からシリンジ接合部２に向けて１個
の溝３を設けてある。図２では、薬液移注のためシリン
ジに接合される一端を尖状に形成したプラスチックでで
きた中空針１において、針１の円筒部の外面であって、
かつ、薬液通路に沿って尖端からシリンジ接合部２に向
けて４個のリブ４を設けてある。
【００１１】本発明は、以上のような構成であるので、
バイアルに液体移送針を穿刺したとき、バイアルのゴム
栓にできた切れ口と針の間、すなわち、針の溝部との間
に、又は針の外面におけるリブからリブにわたる部分と
の間に微小の隙間ができる。
バイアルに液体移送針を穿刺したとき、バイアルのゴム
栓にできた切れ口と針の間、すなわち、針の溝部との間
に、又は針の外面におけるリブからリブにわたる部分と
の間に微小の隙間ができる。
【００１２】この隙間に空気が通るため、薬液吸引又は
溶解液注入時にバイアル内外の圧力差が生じない。
溶解液注入時にバイアル内外の圧力差が生じない。
【００１３】
【発明の効果】本発明において液体移送針を使用して薬
液をバイアルより吸引する場合、事前にバイアル内を陽
圧にする必要がなくなり、薬液吸引の操作が簡単とな
る。また、本発明においてバイアル内の凍結薬品を溶解
する場合であれば、溶解液注入時や薬品混和時に針でゴ
ム栓にできた穴から薬液が漏れることがない。
液をバイアルより吸引する場合、事前にバイアル内を陽
圧にする必要がなくなり、薬液吸引の操作が簡単とな
る。また、本発明においてバイアル内の凍結薬品を溶解
する場合であれば、溶解液注入時や薬品混和時に針でゴ
ム栓にできた穴から薬液が漏れることがない。
【図１】本発明の液体移送針の円筒部の外面に溝を設け
た場合の斜視図。
た場合の斜視図。
【図２】本発明の液体移送針の円筒部の外面にリブを設
けた場合の斜視図。
けた場合の斜視図。
１ プラスチック針 ２ シリンジ接合部 ３ 溝 ４ リブ
Claims (4)
- 【請求項１】 薬液移注のためシリンジに接合される一
端を尖状に形成したプラスチックでできた中空針におい
て、針の円筒部の外面であって、かつ、薬液通路に沿っ
て尖端からシリンジ接合部に向けて溝を設けたことを特
徴とする液体移送針。 - 【請求項２】 薬液移注のためシリンジに接合される一
端を尖状に形成したプラスチックでできた中空針におい
て、針の円筒部の外面であって、かつ、薬液通路に沿っ
て尖端からシリンジ接合部に向けてリブを設けたことを
特徴とする液体移送針。 - 【請求項３】 溝が一本だけである請求項１に記載の液
体移送針。 - 【請求項４】 リブが複数本である請求項２に記載の液
体移送針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7252384A JPH0994286A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 液体移送針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7252384A JPH0994286A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 液体移送針 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994286A true JPH0994286A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17236578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7252384A Pending JPH0994286A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 液体移送針 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0994286A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001507134A (ja) * | 1997-08-20 | 2001-05-29 | ジュニア インストゥルメンツ | 栓が為された試料管内部に対しての抽出及び／又は注入のための装置 |
| EP1495811A2 (en) † | 1999-05-14 | 2005-01-12 | Gen-Probe Incorporated | Penetrable cap with inner apex and related fluid transfer device |
| JP2005516696A (ja) * | 2002-02-08 | 2005-06-09 | アラリス メディカル システムズ，インコーポレイテッド | 様々な寸法のバイアル封緘部と共に使用する針なし弁を有するバイアル・アダプタ |
| WO2015137155A1 (ja) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | 株式会社湯山製作所 | 注射針、注射器、混注装置、混注方法 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7252384A patent/JPH0994286A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001507134A (ja) * | 1997-08-20 | 2001-05-29 | ジュニア インストゥルメンツ | 栓が為された試料管内部に対しての抽出及び／又は注入のための装置 |
| EP1495811A2 (en) † | 1999-05-14 | 2005-01-12 | Gen-Probe Incorporated | Penetrable cap with inner apex and related fluid transfer device |
| EP1495811B2 (en) † | 1999-05-14 | 2014-05-28 | Gen-Probe Incorporated | Fluid transfer device for use with penetrable cap |
| JP2005516696A (ja) * | 2002-02-08 | 2005-06-09 | アラリス メディカル システムズ，インコーポレイテッド | 様々な寸法のバイアル封緘部と共に使用する針なし弁を有するバイアル・アダプタ |
| WO2015137155A1 (ja) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | 株式会社湯山製作所 | 注射針、注射器、混注装置、混注方法 |
| JP2015171478A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-01 | 株式会社湯山製作所 | 注射針、注射器、混注装置、混注方法 |
| CN106102797A (zh) * | 2014-03-12 | 2016-11-09 | 株式会社汤山制作所 | 注射针、注射器、混注装置、混注方法 |
| EP3117851A4 (en) * | 2014-03-12 | 2018-03-14 | Yuyama Mfg. Co., Ltd. | Injection needle, injector, co-injection device, and co-injection method |
| CN106102797B (zh) * | 2014-03-12 | 2019-12-24 | 株式会社汤山制作所 | 注射针、注射器、混注装置、混注方法 |
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