JPH0993962A - 振動アクチュエータ - Google Patents

振動アクチュエータ

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JPH0993962A
JPH0993962A JP7241070A JP24107095A JPH0993962A JP H0993962 A JPH0993962 A JP H0993962A JP 7241070 A JP7241070 A JP 7241070A JP 24107095 A JP24107095 A JP 24107095A JP H0993962 A JPH0993962 A JP H0993962A
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JP
Japan
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vibration
elastic body
driving
high frequency
electrode plate
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JP7241070A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Okazaki
光宏 岡崎
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面内での1次元又は2次元への移動と、回
転とが可能なアクチュエータを構成しようとすると、装
置が大型化する。 【解決手段】 円環状の弾性体11と、弾性体11に接
合され、弾性体11に伸縮振動と屈曲振動とを発生させ
る電気機械変換素子23と、電気機械変換素子23に接
合され、電気機械変換素子23に駆動信号を入力する複
数の電極23a〜23dとで振動アクチュエータを構成
する。この複数の電極23a〜23dをグループ化して
用いることで、弾性体11に第1の方向への駆動、第2
の方向への駆動および回転駆動とを行う振動を発生させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、XY方向への2次
元移動および回転が可能な振動アクチュエータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波アクチュエータに代表される振動
アクチュエータは、低回転で高いトルクが得られるアク
チュエータとして知られている。従来、この種の振動ア
クチュエータは、電気機械変換素子の励振により、円環
状の弾性体に進行性振動波を発生し、その弾性体に加圧
接触している移動子(ロータ)を駆動するようにしてい
た。このアクチュエータは、例えば、レンズ鏡筒に組み
込まれ、移動体の回転により、AFレンズを駆動する用
途に用いられている。
【0003】一方、リニア型の振動アクチュエータは、
棒状弾性体の一方の端部に加振用の電気機械変換素子を
配置し、他方の端部に進行波の反射を吸収する吸振用の
電気機械変換素子を配置して、弾性体の一方から他方に
向かう進行波を発生させ、その弾性体に加圧接触してい
る移動体を駆動するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮影光学系
の一部を、光軸とほぼ直交する面内で移動させることで
像振れを補正する像振れ補正装置が提案されているが、
前者のアクチュエータでは、駆動方向が異なるので適用
できない。後者のリニア型のアクチュエータでは、円筒
形のレンズ鏡筒には組み込み難いうえ、光軸に垂直な面
のX方向、Y方向の2方向に駆動する場合には、装置が
大型化するという問題があった。
【0005】また、従来の高速低トルクを特徴とする電
磁モータを利用する場合には、出力トルクをかせぐため
に、通常ギア列が必要となる。さらに、駆動対象物を平
面内で2方向に移動させるときには、各々の方向に駆動
対象物を移動させるために、独立したもう1組の電磁モ
ータとギア列が必要となる。このために、装置が大型化
し、重量が増すうえ、ギア列により応答性が低下した
り、騒音が発生するなどの問題があった。
【0006】さらに、AFレンズに像振れ補正装置を組
み込む場合、移動体の回転と光軸と直交する方向への駆
動が求められるが、それぞれの駆動を別個のアクチュエ
ータで行うと、レンズ鏡筒が大型化するという問題があ
った。本発明の目的は、平面内を1次元又は2次元へ移
動可能であるとともに、回転も可能な振動アクチュエー
タを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明(以下、第1発明という)は、円環
状の弾性体と、前記弾性体に接合され、該弾性体に伸縮
振動と屈曲振動とを発生させる電気機械変換素子と、前
記電気機械素子に接合され、該電気機械変換素子に駆動
信号を入力する複数の電極とを有する振動アクチュエー
タであって、前記複数の電極を、第1の方向への駆動
時、第2の方向への駆動時および回転駆動時とに応じて
グループ化して使用するように構成した。
【0008】また、請求項2記載の発明(以下、第2発
明という)では、前記第1発明において、前記弾性体の
外径と内径の比を、前記第1の方向および第2の方向へ
の駆動時に発生させる屈曲振動の共振周波数と、前記伸
縮振動の共振周波数とがほぼ一致する値に設定した。請
求項3記載の発明(以下、第3発明という)では、前記
第1発明において、前記第1の方向および第2の方向へ
の駆動時は、伸縮振動と屈曲振動の縮退により前記弾性
体の所定部分に楕円運動を発生させ、前記回転駆動時
は、屈曲振動により前記弾性体に進行波を発生させて前
記所定部分に楕円運動を発生させるように構成した。
【0009】請求項4記載の発明では、前記第3発明に
おいて、前記弾性体の所定部分に駆動力取出部材を設け
た。請求項5記載の発明では、前記第3発明において、
前記進行波を2次以上の屈曲振動となるように設定し
た。本発明によれば、電気機械変換素子の励振によっ
て、円環状の弾性体に伸縮振動と屈曲振動とを発生し、
その縮退により、弾性体の所定部分に楕円運動が発生す
るので、面方向(XY方向)への移動が可能となる。ま
た、前記弾性体に屈曲振動による進行波を発生させて弾
性体の所定部分に楕円運動を発生させているので、この
楕円運動によってZ軸回りの回転が可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、図面等を参照して、本発明の
一実施形態について、さらに詳しく説明する。図1〜図
9は、本発明による振動アクチュエータの第1の実施形
態を示した図である。図1は全体の構成を示す模式図、
図2は、弾性体と圧電素子を示す斜視図、図3は、弾性
体の形状と周波数の関係を説明する図、図4は、振動ア
クチュエータの本体部の構成を示す模式図である。ま
た、図5は、弾性体に生じる面外屈曲振動(B21モー
ド:節円数2、節直径数1)を表す図、図6は、弾性体
に生じる伸縮振動((R−1)モード)を表す図、図7
は、駆動力取出部材を説明する図、図8は、振動アクチ
ュエータの動作を説明する説明図、図9は、弾性体に発
生した屈曲進行波の進行状態を示す図である。
【0011】この振動アクチュエータは、弾性体11
と、弾性体11の上面に接合された圧電素子(電気機械
変換素子)23と、弾性体11の下面に形成された4個
の駆動力取出部材31〜34等から構成されている。弾
性体11は、図2に示すように、薄い円環状に形成され
た弾性部材であって、ステンレスやアルミニウム等の金
属またはプラスチックなどによって作製されている。こ
の弾性体11は、図3によって説明されるように、円環
の寸法を設定することにより、伸縮振動((R−1)モ
ード:面方向への広がり振動)と、面外屈曲振動(B21
モード)を一致させることができる。本実施形態では、
円環の内側の孔の径を調整することによって2つの振動
を一致させている。本実施形態においては、伸縮振動と
面外屈曲振動それぞれの共振周波数を略一致させること
ができるので、伸縮振動および面外屈曲振動の振幅を増
大させることができる。そのため、高速での駆動が可能
になる。
【0012】図3の横軸は、円環の外径2aと内径2b
(図4参照)の比y=b/aを示しており、0の位置で
は孔が開いておらず、1に近づくに従って孔が大きくな
っていく。また、縦軸は、B21モードの共振周波数ω21
に対する(R−1)モードの共振周波数ω00の比、すな
わち、ω21/ω00={α21 2 /[2.05・(3)1/3 ]}
・(h/2a)を示している。
【0013】ここで、図3の曲線(D)は、(R−1)
モードを示している。また、曲線(A)、(B)、
(C)は、B21モードの場合であって、h(円板の厚
み)/2aの値を、3/40、 2.5/40、2/40と異なら
せたものである。図3から明らかなように、厚みh=
2.5mm、外径2a=40mmの場合に、y=0.6 付近で縮退
が可能である。
【0014】本実施形態では、(R−1)モードとB21
モードとを縮退させる例で説明する。(R−1)−B21
モードのときに生じる同心円状の節11aと直線の11
bが図1(A)、図5および図7(A)に示されてい
る。図5(A)と図5(B)は、直線の節11bが90°
ずれた場合を示している。図6の破線は、(R−1)モ
ードにおける弾性体の変形形状を表す。
【0015】圧電素子23は、図2に示すように、円環
状に形成され、PZT等により作製されている。圧電素
子23は、図1(B)、図2に示すように一方向に分極
されている。圧電素子23の上面には、圧電素子23を
円周方向に略4等分するようにして4つの電極板23
a、23b、23c、23dが、銀ペーストのパターニ
ングまたは金属箔の接着等により設けられている。ま
た、弾性体11と接する下面のほぼ全域には、グランド
用の電極板が設けられている。
【0016】駆動力取出部材31〜34は、弾性体11
の屈曲振動と伸縮振動の合成振動により発生する楕円運
動を取り出す部分であり、図4に示す固定部材51(相
対移動部材)と接触しながら相対移動する。駆動力取出
部材31〜34は、図1(A)に示すように、弾性体1
の下面であって、その外縁部の4カ所に90度毎に設け
られている。駆動力取出部材31〜34は、耐摩耗性を
向上させるために、窒化硅素などの球体を取り付けてい
る。
【0017】これらの駆動力取出部材31〜34は、駆
動力を効率よく取り出すために、縦振動の節となる位置
を避けて設けることが望ましい。例えば、図7に示す駆
動力取出部材31、31−1、31−2のように、屈曲
振動モードにより生ずる移動平面に対して略垂直方向の
上下振動の腹の位置にあることが好ましい。この振動ア
クチュエータは、図1(B)に示すように、2つの圧電
素子21、22に高周波電圧(交流電圧)A、Bを印加
することによって、屈曲振動と伸縮振動との複合振動が
起きる。そして、この振動により駆動力取出部材31、
32、33、34の先端に楕円運動を発生させ、駆動力
を発生させる構成になっている。ここで、Gはグランド
である。高周波電圧A、Bは、π/2の時間的位相差を
有している。なお、2つの圧電素子21、22の分極は
互いに逆方向であってもよい。
【0018】図1に示す駆動回路について説明する。発
振器41からの高周波信号は、分岐して一方は移相器4
2に入力し、時間的にπ/2だけ移相された後に増幅器
43に出力される。他方の高周波信号は、直接増幅器4
4に出力される。各増幅器43、44は、切替スイッチ
45A、45Bを介して、圧電素子の各電極板23a、
23b、23c、23dに接続されている。極性反転回
路46A、46Bは入力した高周波信号の極性を反転し
て出力するもので、弾性体11を回転駆動する際に用い
る。
【0019】移相器42は、駆動制御回路61から出力
された移動方向回転方向切替信号によって制御される。
また、増幅器43、44は、駆動制御回路61から出力
された速度信号に応じて増幅率を制御する。切替スイッ
チ45Aは、内部にスイッチA−1、A−2、A−3、
A−4を有し、駆動制御回路61から出力された並進回
転切替信号に応じて、XY方向への並進駆動とZ軸回り
の回転駆動とを切り替える。並進駆動時は、図1におい
て内部のスイッチA−1、A−2の接点を全てa側(図
1の実線の状態)に切り替える。この切り替えに連動し
て、スイッチA−3、A−4はオフ状態になる。回転駆
動時は、スイッチA−1、A−2の接点を全てb側に切
り替えると、この切り替えに連動してスイッチA−3、
A−4がオン状態になる。
【0020】切替スイッチ45Bは、内部にスイッチB
−1、B−2を有し、駆動制御回路61から出力された
移動軸切替信号に応じて並進駆動時の移動軸を切り替え
る。図1において、X方向への駆動時は、切替スイッチ
45Aが並進駆動に切り替わっている状態(スイッチA
−1、A−2の接点が全てa側で、かつスイッチA−
3、A−4がオフの状態)で、切替スイッチ45Bのス
イッチB−1の接点をb側、スイッチB−2の接点をc
側に切り替える。これにより、増幅器43からの出力は
電極板23a、23bに入力し、増幅器44からの出力
は電極板23b、23dに入力する。したがって、左側
の電極板23aと23bがグループ化され、右側の電極
板23cと23dがグループ化される。このとき、振動
アクチュエータは、X方向への移動が可能となる。
【0021】ここで、図8を用いて振動アクチュエータ
がX方向へ移動するときの動作を、時間的変化(t1〜
t9)ごとに説明する。なお、図8(A)は、この振動
アクチュエータに入力される2相の高周波電圧A、Bの
時間的変化をt1〜t9で示している。図8(A)の横
軸は、高周波電圧の振幅を示している。図8(B)は、
振動アクチュエータの断面の変形の様子を示し、振動ア
クチュエータに発生する屈曲振動の時間的変化(t1〜
t9)を示している。図8(C)は、振動アクチュエー
タの断面の変形の様子を示し、振動アクチュエータに発
生する伸縮振動の時間的変化(t1〜t9)を示してい
る。図8(D)は、振動アクチュエータの駆動力取出部
材31、32に発生する楕円運動の時間的変化(t1〜
t9)を示している。
【0022】時間t1において、図8(A)に示すよう
に、電極板23a、23bに入力する高周波電圧Aは、
正の電圧を発生する。同様に電極板23c、23dに入
力する高周波電圧Bは、同一の正の電圧を発生する。図
8(B)に示すように、高周波電圧A、Bによる屈曲運
動は互いに打ち消し合い、質点Y1とZ1とが振幅零と
なる。また、図8(C)に示すように、高周波電圧A、
Bによる伸縮振動は伸張する方向に発生する。質点Y2
とZ2とは矢印で示されるように、節Xを中心にして最
大の伸長を示す。その結果、図8(D)に示すように、
上記両振動が複合され、質点Y1とY2との運動の合成
が質点Yの運動となり、また、質点Z1とZ2との運動
の合成が質点Zの運動となる。
【0023】時間t2において、図8(A)に示すよう
に、高周波電圧Bは零となり、高周波電圧Aは正の電圧
を発生する。図8(B)に示すように、高周波電圧Aに
よる屈曲運動が発生し、質点Y1が負方向に振幅し、質
点Z1が正方向に振幅する。また、図8(C)に示すよ
うに、高周波電圧Aによる伸縮振動が発生し、質点Y2
と質点Z2とが時間t1のときよりも縮む。その結果、
図8(D)に示すように、上記両振動が複合され、質点
YとZとが時間t1のときよりも左回りに移動する。
【0024】時間t3において、図8(A)に示すよう
に、高周波電圧Aは正の電圧を発生し、同様に高周波電
圧Bは同一の負の電圧を発生する。図8(B)に示すよ
うに、高周波電圧A及びBによる屈曲運動が合成されて
増幅され、質点Y1が時間t2のときよりも負方向に増
幅され、最大の負の振幅値を示す。質点Z1が時間t2
のときよりも正方向に増幅され、最大の正の振幅値を示
す。また、図8(C)に示すように、高周波電圧A及び
Bによる伸縮振動が互いに打ち消しあい、質点Y2とZ
2とが元の位置に戻る。その結果、75(D)に示すよ
うに、上記両振動が複合され、質点YとZとが時間t2
のときよりも左回りに移動する。
【0025】時間t4において、図8(A)に示すよう
に、高周波電圧Aは零となり、高周波電圧Bは負の電圧
を発生する。図8(B)に示すように、高周波電圧Bに
よる屈曲運動が発生し、質点Y1は時間t3のときより
も振幅が低下し、質点Z1時間t3のときよりも振幅が
低下する。また、図8(C)に示すように、高周波電圧
Bによる伸縮振動が発生し、質点Y2とZ2が収縮す
る。その結果、図8(D)に示すように、上記両振動が
複合され、質点YとZとが時間t3のときよりも左回り
に移動する。
【0026】時間t5において、図8(A)に示すよう
に、高周波電圧Aは負の電圧を発生し、同様に高周波電
圧Bは同一の負の電圧を発生する。図8(B)に示すよ
うに、高周波電圧A、Bによる屈曲運動は互いに打ち消
し合い、質点Y1とZ1とが振幅零となる。また、図8
(C)に示すように、高周波電圧A、Bによる伸縮振動
は収縮する方向に発生する。質点Y2とZ2とは矢印で
示されるように、節Xを中心にして最大の収縮を示す。
その結果、図8(D)に示すように、上記両振動が複合
され、質点YとZとが時間t4のときよりも左回りに移
動する。
【0027】時間t6〜t9に変化するにしたがって、
上述の原理と同様に屈曲振動及び伸縮振動が発生し、そ
の結果、図8(D)に示すように、質点Y及び質点Zが
左回りに移動し、楕円運動をする。以上の原理により、
この振動アクチュエータは、駆動力取出部材31、32
の先端に楕円運動を発生させ、駆動力を発生させる。従
って、駆動力取出部材31、32の先端を固定部51に
加圧すると、弾性体11は、固定部51に対してX方向
に自走する。
【0028】Y方向へ移動させるときは、切替スイッチ
45Aが並進駆動側に切り替わっている状態で、切替ス
イッチ45BのスイッチB−1の接点をa側、スイッチ
B−2の接点をb側に切り替える。これにより、増幅器
43の出力は、電極板23a、23cに接続され、増幅
器44の出力は、電極板23b、23dに接続される。
したがって、上側の電極板23aと23cがグループ化
され、下側の電極板23bと23dがグループ化される
ので、移動方向が90°回転する。このとき、駆動力取出
部材33、34の先端を固定部51に加圧すると、弾性
体11は、固定部51に対してY方向に自走する。
【0029】次に、回転駆動時の動作を説明する。回転
駆動では、弾性体11の円周方向に進行する屈曲振動に
よる進行波を利用する。なお、本実施形態では1次の屈
曲振動を利用している。また、回転速度を高くするため
に屈曲振動の共振を利用し、共振点の近傍で駆動するよ
うに設定してある。回転駆動に際しては、切替スイッチ
45AのスイッチA−1、A−2の接点を全てb側に切
り替える(図1の点線の状態)と、この切り替えに連動
してスイッチA−3、A−4がオン状態になる。また、
切替スイッチ45BのスイッチB−1、B−2は共に中
立の状態(オフ状態)となり、a、b、cのいずれの接
点にも接続しない状態になる。このとき、増幅器43の
出力は分岐されて、一方はスイッチA−3を通って電極
板23aに入力し、他方は極性反転回路46Aを介して
電極板23dに入力する。また、増幅器44の出力は分
岐されて、一方はスイッチA−4を通って電極板23b
に入力し、他方は極性反転回路46Bを介して電極板2
3cに入力する。その結果、例えば、発振器41から s
in波が出力された場合、電極板23aには cos波が、電
極板23bには sin波が、電極波23cには-sin波が、
電極板23dには-cos波がそれぞれ入力する。前述のよ
うに、弾性体11には1次の屈曲振動を発生させるの
で、 cos波または-cos波が入力する電極板23a、23
dと、 sin波または-sin波が入力する電極板23b、2
3cとは、互いに前記屈曲振動の 1/4波長相当分だけ位
置的にずれて配置されていることになる。したがって、
図8に示すように、従来の屈曲振動による進行性振動波
を用いた振動アクチュエータと同様、弾性体11にはc
cw方向に進行する1次の屈曲振動の進行波(屈曲進行
波)が発生する。図9において、+の表示の部分は振動
の振幅が正の状態を表し、−の符号は前記振幅が負の状
態を表している。このとき、駆動力取出部材31、3
2、33、34の先端は楕円運動を行い、弾性体11は
Z軸回り(θ方向)に回転する。図9は、弾性体11を
1箇所で切断して直線状に延ばした状態を図示したもの
で、屈曲振動の進行波によって弾性体11が図9(B)
〜(E)のように振動し、駆動力取出部材31の点P
は、この振動によって楕円運動を行う。
【0030】移動方向または回転方向を逆向きにすると
きは、移相器42によって増幅器43に入力する高周波
信号と増幅器44に入力する高周波信号の間の位相の進
み具合を逆にすれば(−π/2だけ移相する)よい。ま
た、本実施形態において、駆動力取出部材31〜34
は、X方向及びY方向の2方向に対して均等な駆動力が
得られるように、その形状が球状や楕円体などの曲面体
の一部であることが好ましい。
【0031】本実施形態では1つの圧電素子に4つの電
極を設けた構成としたが、圧電素子23を4つの圧電素
子に分割して、各素子にそれぞれ電極板23a、23
b、23c、23dを設けてもよい。ただし、本実施形
態のように1つの圧電素子で構成すると、素子の接着位
置決めが容易となるので、接着精度が向上する。そのた
め、貼り付け位置のずれにより生じる励振むらが低減さ
れるうえ、移動方向のちがいによる左右差(+x、−x
方向、+y、−y方向の移動速度の差)も低減されると
いう効果を奏する。 (第2の実施形態)図11は、本発明の第2の実施形態
における、圧電素子と電極板の配置関係を示す概略平面
図である。本実施形態は、回転駆動時に2次の屈曲振動
を利用するように構成した点で第1の実施形態と相違す
る。なお、本実施形態の説明中、前述の第1の実施形態
と同様の機能を有する構成要件には同一符号を付して、
重複する説明を適宜省略する。
【0032】図11に示すように、第1の実施形態にお
ける電極板23c、23dは、本実施形態においてはそ
れぞれ略2等分に分割され、電極板23c−1、23c
−2、23d−1、23d−2となっている。そして、
XY方向への並進駆動時は、電極板23c−1、23c
−2のグループと電極板23d−1、23d−2のグル
ープとにそれぞれグループ化され、回転駆動時には、電
極板23c−2、23d−1がグループ化されるように
構成されている。
【0033】並進駆動を行う場合、図11(A)に示す
ように、電極板23c−1、23c−2と電極板23d
−1と23d−2は、それぞれ第1の実施形態と同様、
1つの電極板23c、24dとして機能する。従って、
X方向に駆動する場合は、左側の電極板23a、23b
をグループ化し、右側の電極板23c−1、23c−
2、23d−1、23d−2をグループ化すればよい。
そして、第1の実施形態と同様にして、左側のグループ
の各電極板に高周波電圧Aを印加し、右側のグループの
各電極板に高周波電圧Aとπ/2の時間的位相差を有す
る高周波電圧Bを印加すれば、第1の実施形態と同様の
原理により、振動アクチュエータはX方向へ移動する。
【0034】また、Y方向に駆動する場合は、上側の電
極板23a、23c−1、23c−2をグループ化する
とともに、下側の電極板23b、23d−1と23d−
2をグループ化すればよい。そして、上側のグループの
各電極板に高周波電圧Aを印加し、下側のグループの各
電極板に高周波電圧Aとπ/2の時間的位相差を有する
高周波電圧Bを印加すれば、同様の原理により、振動ア
クチュエータはY方向へ移動する。
【0035】回転駆動時は、図11(B)に示すよう
に、電極板23a、23c−2、23d−1を用いる。
電極板23aに高周波電圧A(C相とする)を印加し、
グループ化された電極板23c−2、23d−1に高周
波電圧Aとπ/2の時間的位相差を有する高周波電圧B
(D相とする)を印加する。本実施形態では、前述のよ
うに、弾性体11に2次の屈曲振動を発生させるので、
弾性体11には2波長分の振動が発生している。このと
き、高周波電圧Aが印加される電極板23aと、高周波
電圧Bが印加される電極板23c−2、23d−1のグ
ループとは、円周を略8等分した大きさを有する電極板
23c−1を間に介していることから、前記2次の屈曲
振動の 1/4波長相当分だけ位置的にずれて配置されてい
ることになる。その結果、図12に示すように、従来の
屈曲振動による進行性振動波を用いた振動アクチュエー
タと同様、弾性体11にはccw方向に進行する2次の
屈曲振動の進行波が発生する。図12において、+の表
示の部分は振動の振幅が正の状態を表し、−の符号は前
記振幅が負の状態を表している。このとき、駆動力取出
部材31、32、33、34の先端は楕円運動を行い、
弾性体11はZ軸回り(θ方向)に回転する。図13
は、弾性体11を1箇所で切断して直線状に延ばした状
態を図示したもので、屈曲振動の進行波によって弾性体
11が図13(B)〜(E)のように振動し、駆動力取
出部材31の点Pは、この振動によって楕円運動を行
う。
【0036】移動方向または回転方向を逆向きにすると
きは、図1のように、移相器42によって高周波電圧A
と高周波電圧Bの間の位相の進み具合を逆にすれば(−
π/2だけ移相する)よい。本実施形態においては、回
転駆動時に2次の屈曲振動を用いるので、屈曲振動の共
振点が第1の実施形態のときよりも高くなる。例えば、
1次の屈曲振動を用いると共振点が可聴領域(20 kHz以
下)になって駆動時の騒音が問題になる場合、本実施形
態では駆動周波数を上げることができるので、超音波領
域で駆動させることで騒音を防止することが可能にな
る。 (第3の実施形態)図14は、本発明の第3の実施形態
における、圧電素子と電極板の配置関係を示す概略平面
図である。本実施形態は、回転駆動時に3次の屈曲振動
を利用するように構成した点で第1、第2の実施形態と
相違する。なお、本実施形態の説明中、前述の第1の実
施形態と同様の機能を有する構成要件には同一符号を付
して、重複する説明を適宜省略する。
【0037】第1の実施形態における電極板23aは、
図14に示すように、図1の電極板23aの略 2/3の大
きさを有する電極板23a−3と、略 1/3の大きさを有
する電極板23a−4とに分割されている。また、第1
の実施形態における電極板23bは、電極板23bの略
1/3の大きさを有する23b−3と略 2/3の大きさを有
する23b−4に分割されている。同様に、電極板23
cは略 2/3の大きさを有する23c−3と略 1/3の大き
さを有する23c−4に分割され、電極板23dは、略
1/3の大きさを有する23d−3と略 2/3の大きさを有
する23d−4とに分割されている。
【0038】これらの電極板は、アクチュエータをXY
方向へ移動させる並進駆動時は、電極板23a−3と電
極板23a−4、電極板23b−3と電極板23b−
4、電極板23c−3と電極板23c−4、電極板23
d−3と電極板23d−4が、各々グループ化されるよ
うに構成されている。また、回転駆動時は、電極板23
a−4と電極板23b−3がグループ化されるように構
成されている。
【0039】したがって、並進駆動を行う場合、 並進
駆動を行う場合、図14(A)に示すように、電極板2
3a−3と23a−4、電極板23b−3と23b−
4、電極板23c−3と23c−4、電極板23d−3
と23d−4は、それぞれ1つの電極板23a、23
b、23c、24dとして機能する。X方向に駆動する
場合は、左側の電極板23a−3、23a−4、23b
−3、23b−4をグループ化し、右側の電極板23c
−3、23c−4、23d−3、23d−4をグループ
化すればよい。そして、左側のグループの各電極板に高
周波電圧Aを印加し、右側のグループの各電極板に高周
波電圧Aとπ/2の時間的位相差を有する高周波電圧B
を印加すれば、第1の実施形態と同様の原理により、振
動アクチュエータはX方向へ移動する。
【0040】また、Y方向に駆動する場合は、上側の電
極板23a−3、23a−4、23c−3、23c−4
をグループ化し、下側の電極板23b−3、23b−
4、23d−3と23d−4をグループ化すればよい。
そして、上側のグループの各電極板に高周波電圧Aを印
加し、下側のグループの各電極板に高周波電圧Aとπ/
2の時間的位相差を有する高周波電圧Bを印加すれば、
同様の原理により、振動アクチュエータはY方向へ移動
する。
【0041】回転駆動時は、図14(B)に示すよう
に、電極板23a−4と23b−3をグループ化する。
そして、電極板23a−3に高周波電圧A(C相(+)
とする)を印加し、電極板23c−3には高周波電圧A
とπ/2の時間的位相差を有する高周波電圧B(D相
(+)とする)を入力する。また、グループ化した電極
板23a−4と23b−3には極性を反転させた高周波
電圧A’(C相(−)とする)を印加し、電極板23d
−4には極性を反転させた高周波電圧B’(D相(−)
とする)を印加する。つまり、高周波電圧として電極板
23a−3に sin波を入力する場合、電極板23a−4
と23b−3には-sin波を、電極板23c−3には cos
波を、電極板23d−4には-cos波を入力すればよい。
【0042】本実施形態では、弾性体11に3次の屈曲
振動を発生させるので、弾性体11には3波長分の振動
が発生している。このとき、高周波電圧Aが印加される
電極板23a−3と、高周波電圧Bが印加される電極板
23c−3とは、円周を略12等分した大きさを有する電
極板23c−4を間に介していることから、前記3次の
屈曲振動の 1/4波長相当分だけ位置的にずれて配置され
ていることになる。その結果、図15に示すように、従
来の屈曲振動による進行性振動波を用いた振動アクチュ
エータと同様、弾性体11にはccw方向に進行する3
次の屈曲振動の進行波が発生する。図15において、+
の表示の部分は振動の振幅が正の状態を表し、−の符号
は前記振幅が負の状態を表している。このとき、駆動力
取出部材31、32、33、34の先端は楕円運動を行
い、弾性体11はZ軸回り(θ方向)に回転する。図1
6は、弾性体11を1箇所で切断して直線状に延ばした
状態を図示したもので、屈曲振動の進行波によって弾性
体11が図16(B)〜(E)のように振動し、駆動力
取出部材31の点Pは、この振動によって楕円運動を行
う。
【0043】移動方向または回転方向を逆向きにすると
きは、図1のように、移相器42によって高周波電圧A
と高周波電圧Bの間の位相の進み具合を逆にすれば(−
π/2だけ移相する)よい。本実施形態においては、回
転駆動時に3次の屈曲振動を用いるので、屈曲振動の共
振点が第1、第2の実施形態のときよりも高くなる。例
えば、1次や2次の屈曲振動を用いると共振点が可聴領
域(20 kHz以下)になって駆動時の騒音が問題になる場
合、本実施形態では駆動周波数を上げることができるの
で、超音波領域で駆動させることで騒音を防止すること
が可能になる。
【0044】なお、各実施形態において、駆動力取出部
材31〜34は、X方向及びY方向の2方向に対して均
等な駆動力が得られるように、その形状が球状や楕円体
などの曲面体の一部であることが好ましい。また、回転
駆動時に用いる進行波の屈曲振動の次数が、1次、2
次、3次の場合について説明したが、これらより大きい
次数の屈曲振動を用いることも可能である。例えば、進
行波を発生させるためには、設定した屈曲振動の 1/4波
長相当分だけ位置的にずれて配置された2つの電極板の
一方に高周波電圧Aを印加し、他方に高周波電圧Aとπ
/2の時間的位相差を有する高周波電圧Bを印加すれば
よい。このとき、各高周波電圧を印加する電極板は、前
記屈曲振動の 1/2波長相当分の大きさにすればよい。ま
た、隣接する 1/2波長相当分の電極板にも同相の高周波
電圧を印加するときは、極性を反転させて入力させれば
よい。このような条件を満たすようにすると、電極板は
屈曲振動の 1/4波長相当分を最小単位として細分化され
ることになる。ただし、並進駆動時には、前述のよう
に、移動方向に応じて各電極板を2つのグループに分
け、各グループごとに同一の信号が印加される。したが
って、細分化された各電極板に対しては、図1に示すよ
うに、振動アクチュエータの左側と右側(X方向)、上
側と下側(Y方向)とで各々グループ化できるような配
線を施しておけばよい。
【0045】以上のように、各実施形態によれば、XY
方向への並進駆動とZ軸回りの回転駆動とを1つのアク
チュエータで実現することができる。また、並進駆動お
よび回転駆動を行う振動を発生させる振動子が共通なの
で、アクチュエータの低価格化、小型化を実現できる。
また、本発明は、以上説明した各実施形態に限定される
ことなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、電
気エネルギを機械エネルギに変換するための電気機械変
換素子として、圧電素子を用いた場合を例に説明した
が、電歪素子、磁歪素子などを用いてもよい。
【0046】さらに、B21モード(節円数2、節直径数
1の面外屈曲モード)の代わりにB 11モード(節円数
1、節直径数1の面外屈曲モード)を用いてもよい。B
11モードでは、B21モードを用いる場合と比較して、
(R−1)モードとB11モードの振動が縮退するときの
弾性体の形状が、円環が細くて厚くなる。そのため、駆
動対象物への組込寸法などの制約により外径に対して内
径を大きくしたい、つまり、中心の孔をできるだけ大き
くしたい場合に適している。
【0047】また、各実施形態では1つの圧電素子に4
つの電極を設けた構成としたが、圧電素子23を4つの
圧電素子に分割して、各素子にそれぞれ電極板23a、
23b、23c、23dを設けてもよい。ただし、本実
施形態のように1つの圧電素子で構成すると、素子の接
着位置決めが容易となるので、接着精度が向上する。そ
のため、貼り付け位置のずれにより生じる励振むらが低
減されるうえ、移動方向のちがいによる左右差(+x、
−x方向、+y、−y方向の移動速度の差)も低減され
るという効果を奏する。
【0048】また、アクチュエータが固定部51上を自
走する場合を説明したが、駆動対象物を突起を設けた面
に圧接することでこの駆動対象物を駆動することも可能
である。また、圧電素子23は、図2に示すように同一
方向(上方向)に分極(ポーリング)しているが、これ
に限定されるものではない。分極方向を変えて、極性を
反転させた信号を入力してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の振動アクチュエ
ータによれば、XY方向への並進駆動とZ軸回りの回転
駆動の双方を実現することができる。また、円環状の弾
性体を用いているので、円筒部分などへの組み込みが容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動アクチュエータの第1の実施
形態の全体の構成を示す模式図である。
【図2】第1の実施形態に係る振動アクチュエータの弾
性体と圧電素子を示す斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係る振動アクチュエータの弾
性体の形状と周波数の関係を説明する図である。
【図4】第1の実施形態に係る振動アクチュエータの本
体部の構成を示す模式図である。
【図5】弾性体に生じる面外屈曲振動(B21モード)を
表す図である。
【図6】弾性体に生じる伸縮振動((R−1)モード)
を表す図である。
【図7】駆動力取出部材を説明するための概略図であ
る。
【図8】第1の実施形態に係る振動アクチュエータの動
作を説明する図である。
【図9】弾性体に発生した1次の屈曲進行波の進行状態
を示す概略図である。
【図10】回転駆動時の弾性体の振動の状態を示す概略
図である。
【図11】第2の実施形態に係る振動アクチュエータの
圧電素子と電極板の配置関係を示す概略平面図である。
【図12】弾性体に発生した2次の屈曲進行波の進行状
態を示す概略図である。
【図13】第2の実施形態における、回転駆動時の弾性
体の振動の状態を示す概略図である。
【図14】第3の実施形態に係る振動アクチュエータの
圧電素子と電極板の配置関係を示す概略平面図である。
【図15】弾性体に発生した3次の屈曲進行波の進行状
態を示す概略図である。
【図16】第3の実施形態における、回転駆動時の弾性
体の振動の状態を示す概略図である。
【主要部分の符号の説明】
11 弾性体 23 圧電素子 31、32、33、34 駆動力取出部材 41 発振器 42 移相器 43、44 増幅器 45 切替スイッチ 46 極性反転回路 51 固定部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状の弾性体と、 前記弾性体に接合され、該弾性体に伸縮振動と屈曲振動
    とを発生させる電気機械変換素子と、 前記電気機械素子に接合され、該電気機械変換素子に駆
    動信号を入力する複数の電極とを有する振動アクチュエ
    ータであって、 前記複数の電極を、第1の方向への駆動時、第2の方向
    への駆動時および回転駆動時とに応じてグループ化して
    使用することを特徴とする振動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記弾性体の外径と内径の比が、前記第
    1の方向および第2方向への駆動時に発生させる屈曲振
    動の共振周波数と、前記伸縮振動の共振周波数とがほぼ
    一致するように設定されていることを特徴とする請求項
    1記載の振動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記第1の方向および第2の方向への駆
    動時は、伸縮振動と屈曲振動の縮退により前記弾性体の
    所定部分に楕円運動を発生させ、 前記回転駆動時は、屈曲振動により前記弾性体に進行波
    を発生させて前記所定部分に楕円運動を発生させること
    を特徴とする請求項1記載の振動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記弾性体の所定部分に駆動力取出部材
    を備えることを特徴とする請求項3記載の振動アクチュ
    エータ。
  5. 【請求項5】 前記進行波が2次以上の屈曲振動である
    ことを特徴とする請求項3記載の振動アクチュエータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002100820A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Seiko Instruments Inc 電気−機械変換素子、機械−電気変換素子、超音波モータ、圧電トランスおよび超音波モータ付き電子機器
JP2008048551A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Pentax Corp 二次元移動装置
JP2009005560A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Canon Inc 振動波駆動装置の制御装置、振動波駆動装置の制御方法、及びプログラム
JP2012182951A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Ngk Insulators Ltd 圧電アクチュエータ及び圧電アクチュエータアレイ
CN103107736A (zh) * 2013-02-01 2013-05-15 东南大学 三电源环形行波超声波电机的正反转移相控制方法

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