JPH099336A - 自動車電話システムにおける保守監視方式 - Google Patents

自動車電話システムにおける保守監視方式

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JPH099336A
JPH099336A JP7148692A JP14869295A JPH099336A JP H099336 A JPH099336 A JP H099336A JP 7148692 A JP7148692 A JP 7148692A JP 14869295 A JP14869295 A JP 14869295A JP H099336 A JPH099336 A JP H099336A
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JP7148692A
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English (en)
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Katsumasa Sugiyama
勝正 杉山
Toshihiro Fujimoto
敏浩 藤本
Koji Matsushita
幸司 松下
Masami Inaba
雅美 稲葉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの操作卓で自動車電話システムの保守、
監視を行う。 【構成】 無線基地局20における保守制御系211
221と監視制御系241との間で保守、監視情報の送受
を行う1台の操作卓60を設け、該操作卓60により自
動車電話システム全体における保守、監視を統合する。
又、操作卓60は、各自動車電話システムにおける無線
基地局の保守制御系、監視制御系との間で保守、監視情
報の送受を行い複数の自動車電話システムの保守、監視
を統合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車電話システムにお
ける保守監視方式に係わり、特に、自動車電話システム
における保守制御系と監視制御系を統合して管理する保
守監視方式に関する。自動車電話システムにおいては、
様々な監視制御や情報収集の為に、ほぼ架単位(基地局
無線装置、付加制御装置、監視制御装置)に操作卓が用
意されている。これら操作卓は、それぞれが独立して設
けられ、独自に保守管理卓は運用情報の収集、管理、帳
票作成を、監視制御卓は障害情報の収集、無線機への制
御等を行っている。しかし近年のシステム増設に伴い、
互いのデータの互換性が要求され、システム間にまたが
る情報を一元で処理でき、システム運用上の問題を把握
しやすくすることが求められている。このため、各種の
操作卓を連携または、統一する必要がある。
【0002】
【従来の技術】
・簡易自動車電話システム 図7は簡易自動車電話システムの説明図であり、1は自
動車電話サービスが可能なサービスエリア、2は1つの
制御チャネルと多数の通話チャネルを備えた無線基地
局、3a〜3nは自動車電話を装備した自動車(移動
局)、4は交換機、5は公衆回線、6a〜6mは公衆回
線に接続された家庭、事務所内等の電話機である。所定
の移動局2a〜2nより制御チャネルを介して発呼する
と発呼信号は無線基地局2に受信され、空いている通話
チャネルを指定される。これにより、以後、移動局は該
通話チャネルを介してサービスエリア内の他の移動局あ
るいは公衆回線5に接続されている電話機6a〜6nと
通話できるようになる。ところで、サービスエリア内に
山などがあると無線の電波が妨害されて通話ができない
地域(電波不感エリア)7が存在する。このため、電波不
感エリアでも移動無線サービスを受けれるようにするこ
とが要求される。
【0003】・電波不感エリア対策を講じた簡易自動車
電話システム 図8は電波不感エリア対策を講じた簡易自動車電話シス
テムの構成図である。図中、11は移動無線のサービス
エリア、12はサービスエリア内の電波不感エリア、2
0は無線基地局、25はサービスエリア内の移動局、3
1は電波不感エリアに存在する移動局と無線基地局20
間の通信を中継する中継基地局、32は電波不感エリア
内の移動局、41は公衆回線、42は交換機、43a〜
43nは公衆回線に接続された家庭、事務所内等の電話
機ある。
【0004】無線基地局20は、(1) 基地局制御装置2
1と、(2) 不感地域へのサービスを行うための付加制御
装置22と、(3) 無線装置23と、(4) 無線装置や局舎
設備の監視/制御を行う監視制御装置24を有してい
る。基地局制御装置21には、公衆回線41に接続され
ると共に呼に対して通話チャネルを指定する主制御装置
21aが設けられ、付加制御装置22には主制御装置2
1aと移動局25及び中継基地局31間のチャネル交換
制御を行うチャネル交換装置22aが設けられ、無線装
置23には各制御チャネル、通話チャネルに対応して多
数の無線機が設けられている。制御チャネルとしては、
サービスエリア用制御チャネル(周波数fc)と、中継基
地局との連絡チャネル(周波数fcm)があり、通話チャネ
ルとしては、サービスエリア専用のn個の通話チャネル
(周波数f1〜fn)と、電波不感エリアとサービスエリ
ア共通のm個の通話チャネル(周波数fn+1〜fn+m)が
あり、総計(n+m+2)チャネル(例えば32チャンネル)
である。
【0005】従って、無線装置23は制御チャネル、連
絡チャネル及び各通話チャネルに対応して1つの無線機
SRMc,SRMcm,SRM1〜SRMn+mを備え、各無線
機はそれぞれチャネル交換装置22aと接続され、対応
するチャネルに割り当てた周波数の電波を送受信できる
ようになっている。チャネル交換装置22aは主制御装
置21aと例えば32チャネルで接続されている。中継
基地局31は、無線基地局21に対して連絡チャネル及
び通話チャネルの電波をそれぞれ送受信する無線部31
aと、電波不感エリア内の移動局に対して設けられた制
御チャネル及び通話チャネルの電波をそれぞれ送受信す
る無線部31bと、信号変換処理を行う信号変換部31
cを有している。すなわち、中継局31は、無線基地局
21に対して連絡チャネル(周波数fcm)と共通のm個の
通話チャネル(周波数fn+1〜fn+m)を備えると共に、
移動局に対して不感エリア用制御チャネル(周波数f
c′)とm個の不感エリア用の通話チャネル(周波数fn+
1′〜fn+m′)を備えている。
【0006】無線部31aは無線基地局側の連絡チャネ
ル及び各通話チャネルに対応してそれぞれ1つの無線機
を備え、各無線機は対応するチャネルに割り当てた周波
数の電波を送受信できるようになっている。又、無線部
31bも移動局側の不感エリア用制御チャネル及び各通
話チャネルに対応してそれぞれ1つの無線機を備え、各
無線機は対応するチャネルに割り当てた周波数の電波を
送受信できるようになっている。信号変換部31cは、
移動局32から不感エリア用制御チャネルにより発呼を
受信すると該発呼を連絡チャネルを介して無線基地局2
1に送り、無線基地局より連絡チャンネルにより制御信
号を受信すると該制御信号を不感エリア用制御チャネル
を介して移動局32に送る。又、信号変換部31cは、
呼に対して無線基地局21から通話チャネルが指定され
ると、移動局32に不感エリア用の所定の通話チャネル
を指定する。更に、信号変換部31cは無線基地局21
から前記指定された通話チャネルにより音声信号等を受
信すると前記指定された不感エリア用の通話チャネルを
介して移動局32に送り、又、移動局32から不感エリ
ア用の通話チャネルにより受信した音声信号を通話チャ
ネルを介して無線基地局に送る。
【0007】・発呼、着呼制御の概略 チャネル交換装置22aは、サービスエリア用制御チャ
ネルを介して発呼を受信すると、サービスエリア専用の
n個の通話チャネルより1つの通話チャネルをリザーブ
すると共に、主制御装置21aに対して発呼信号を送
る。そして、主制御装置21aより通話チャネルが指定
された時、該通話チャネルを前記リザーブした通話チャ
ネルに変更し、該変更した通話チャネルを移動局25に
送り、該通話チャネルを介して移動局25と無線基地局
21間で通信を行う。また、電波不感エリア12内の移
動局32より不感エリア用制御チャネルを介して発呼が
あると、中継基地局31は連絡チャネルを介して無線基
地局20に発呼する。チャネル交換装置22aは、連絡
チャネルを介して発呼を受信すると、共通のm個の通話
チャネルより1つの通話チャネルをリザーブすると共
に、主制御装置21aに対して発呼信号を送る。しかる
後、主制御装置21aより通話チャネルが指定される
と、チャネル交換装置22aは該通話チャネルを前記リ
ザーブした通話チャネルに変更し、該変更した通話チャ
ネルを中継基地局31に送る。中継基地局31は該通話
チャネルを介して移動局32と無線基地局20間を接続
して通信を行う。
【0008】一方、公衆回線41からの着呼により主制
御装置21aから通話チャネルの通知があると、チャネ
ル交換装置22aは、共通のm個の通話チャネルとサー
ビスエリア専用のn個の通話チャネルの中からそれぞれ
1つの通話チャネルをリザーブし、連絡チャネルを介し
て共通のm個の通話チャネルの中からリザーブした第1
の通話チャネルを中継基地局31に送り、サービスエリ
ア用制御チャネルを介して専用のn個の通話チャネルの
中からリザーブした第2の通話チャネルを移動局25に
送る。しかる後、第1、第2の通話チャネルを介してル
ープチェック信号を送り、該ループチェック信号に対し
て応答通知をした通話チャネルによる接続のみを残し、
該通話チャネルを介して移動局と無線基地局間で通信を
行う。
【0009】・保守、管理 図9は従来の簡易型自動車電話システムの保守監視制御
方式の説明図であり、20は無線基地局であり、21は
基本サービスを行うと共に、各種運用情報(呼情報、警
報等)を収集する基地局制御装置、22は不感地域等へ
のサービスを行うと共に、各種運用情報(Sチャネルと
無線機間の交換情報、警報、無線機の状態等)を収集す
る付加制御装置、23は基地局無線装置、24は無線装
置や局舎設備の監視/制御を行う監視制御装置である。
50は無線基地局から離れた事務所内に設けられた保守
監視室である。保守監視室50には、様々な監視制御や
情報収集の為に、ほぼ架単位(基地局無線装置21、付
加制御装置22、監視制御装置24)に操作卓51〜5
3が用意され、それぞれ対応する装置と有線あるいは無
線により接続されている。これら操作卓51〜53は独
自に動作し、保守管理卓51,52は基地局無線装置2
1、付加制御装置22からの運用情報の収集、管理、帳
票作成を行い、監視制御卓53は障害情報の収集、無線
機への制御等を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
簡易自動車電話システムの保守監視方式においては、シ
ステムごとに保守監視系と監視制御系を設け、各装置2
1,22,24は収集した情報を保守監視室50に設け
た各装置固有の操作卓51〜53に出力し、保守者は各
操作卓の表示内容を単独で、あるいは総合判断して簡易
自動車電話システムの運用状態を把握している。又、点
検等により各装置に予め保守要求を行う場合において
は、保守項目によっては単独、あるいは複数の操作卓か
ら装置に対する制御を予め行う必要がある。更に、従来
の保守監視は、システム単位で行われ、システム間にま
たがった情報は、保守者がそれらを総合判断するか、ま
たはシステム毎の情報を加工する装置を別に設けてそこ
で処理する必要がある。
【0011】以上より、従来の簡易型自動車電話システ
ムの保守監視制御には以下の欠点があった。すなわち、 (1) 各操作卓それぞれが、独自に似たような箇所へ制御
できるため混乱を起こしやすい。例えばCH盤(交換側
と無線側を連絡する盤で基地局制御装置21に実装され
る)への通常閉塞は基地局制御装置に繋がる操作卓51
から、その先の無線機の起動/停止は基地局無線装置5
3に繋がる操作卓53からというように、制御結果が同
一の状態にあるものが、別々の操作卓から制御できるこ
とで紛らわしい。 (2) 各操作卓それぞれで収集可能な範囲の情報でしか運
用情報の作成が行えず、又、そうした情報を統合するこ
とができないため、システムの運用・保守のために、よ
り必要な情報が得られない。例えば呼処理状況に代表さ
れるシステムの運用状態は、基本サービスを行うための
操作卓51、不感地域等へのサービスを行うための操作
卓52で収集されるが、それらをより有機的に加工する
ことができない。
【0012】(3) 操作卓の操作性や画面に一貫性がな
く、煩雑で混乱を招く。即ち各操作卓の情報の表示形式
や操作方法が異なるため、保守監視を行う手順が煩雑で
あるばかりでなく、複数の装置に対して制御を行う必要
のある場合においては、各装置の操作卓で制御入力行わ
なければならず、その順序にも注意が必要である。 (4) システム間に係わる情報は別の手段を用いて、加工
しなおさねばならない。即ち、同一事業社の情報でさえ
もシステムが異なれば、お互いに自前では処理しあえ
ず、別の装置を必要としている。 以上から本発明の目的は、数種類の操作卓のインタフェ
ースをそのままにして、統合化し、1つの操作卓で自動
車電話システムの保守監視制御が可能な自動車電話シス
テムにおける保守監視方式を提供することである。本発
明の別の目的は、1つの操作卓でシステム間にまたがる
保守監視を統合して管理することが可能な保守監視方式
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。20は無線基地局であり、21は基本サービ
スを行うと共に、呼情報等の各種運用情報を収集する基
地局制御装置、22は不感地域等へのサービスを行うと
共に、交換情報等の各種運用情報を収集する付加制御装
置、23は基地局無線装置、24は無線装置や局舎設備
の監視/制御を行う監視制御装置である。50は無線基
地局から離れた事務所内に設けられた保守監視室、60
は各装置に共通に設けた操作卓である。71は基地局制
御装置の情報収集部211と操作卓60との間で保守情
報等を送受する伝送ライン、72は付加制御装置の情報
収集部221と操作卓60との間で保守情報等を送受す
る伝送ライン、73は監視制御装置の情報収集部241
と操作卓60との間で監視情報を送受する伝送ラインで
ある。
【0014】
【作用】無線基地局20における保守制御系211,2
1と監視制御系241との間で保守、監視情報の送受を
行う操作卓60を設け、該操作卓60により自動車電話
システムにおける保守、監視を統合して管理する。又、
操作卓60は、各自動車電話システムにおける無線基地
局の保守制御系、監視制御系との間で保守、監視情報の
送受を行い複数の自動車電話システムの保守、監視を統
合して管理する。以上のようにすれば、1つの操作卓で
保守、監視情報の管理、制御が可能となり、しかも、シ
ステム間にまたがる情報も容易に処理できるようにな
る。したがって、システム運用上の問題点の早期発見
(容量オーバー、非常事態発生等)が可能になり、シス
テム運用者に多大な運用情報を与えられる効果を奏し、
フレキシブルなシステム運用に寄与することができる。
【0015】
【実施例】
(A)第1実施例 (a) 構成 第1実施例においては、無線基地局を構成する各装置か
ら操作卓へのデータ及び操作卓から各装置へのデータを
共通化し、かつ、各装置からの情報を統合して有機的に
加工する1つの操作卓を設ける。図2は、本発明の第1
実施例に係わる保守監視方式を具現化した保守監視シス
テムの構成図である。図中、20は無線基地局であり、
21は基本サービスを行うと共に、呼情報等の各種運用
情報を収集する基地局制御装置、22は不感地域等への
サービスを行うと共に、交換情報等の各種運用情報を収
集する付加制御装置、23は基地局無線装置、24は無
線装置や局舎設備の監視/制御を行う監視制御装置であ
る。基地局無線装置21は本来の基本サービスを行う部
分の他に、基地局制御装置内の各種情報(呼情報、警報
等)を収集する情報収集部211、該収集した保守情報
を送出する通信インタフェース部212を備えている。
付加制御装置22は付加制御装置内の各種情報(交換情
報、警報等)を収集する情報収集部221、該収集した
保守情報を送出する通信インタフェース部222を備え
ている。監視制御装置24は監視情報を収集する情報収
集部241と該収集した保守情報を送出する通信インタ
フェース部242を備えている。
【0016】50は無線基地局から離れた事務所内に設
けられた保守監視室、60は保守監視室に各装置21,
22,24に共通に設けられた操作卓、80は各装置と
操作卓の間に設けられた信号中継装置である。図では信
号中継装置80は操作卓60の外に設けられているが、
操作卓の中に設けることもできる。71は基地局制御装
置21の情報収集部211と信号中継装置80との間で
保守情報等を送受する伝送ライン、72は付加制御装置
の情報収集部221と信号中継装置80との間で保守情
報等を送受する伝送ライン、73は監視制御装置の情報
収集部241と信号中継装置80との間で監視情報等を
送受する伝送ラインである。信号中継装置80におい
て、81は基地局制御装置と情報の授受を行うインタフ
ェース処理部、82は付加制御装置と情報の授受を行う
インタフェース処理部、83は監視制御装置と情報の授
受を行うインタフェース処理部、84は各装置から受信
した情報を、そのまま操作卓に通知するものと内部に蓄
積する情報とに分類する情報処理部、85はハードディ
スク等を備え、情報の内部蓄積や蓄積情報の取り出しを
行う蓄積情報管理部、86は操作卓との通信制御を行う
操作卓入出力管理部である。
【0017】(b) 動作 簡易型自動車電話システムを構成する各装置21,2
2,24で収集した運用情報や監視情報は、各インタフ
ェース部及び伝送ラインを介して信号中継装置80に通
知される。各装置21,22,24と信号中継装置80
の間のインタフェースとしては、従来の各装置と各装置
固有の操作卓間のインタフェースと同じものを使用す
る。これは、既存装置をそのまま使用できることを意味
する。信号中継装置80では、各装置から受信した信号
を装置内のハードディスク等にに蓄積し、予め決めてお
いた情報のみ操作卓60に通知し、その他の情報は操作
卓60が自動的にまたは人為的操作によって収集する。
この動作により、複数装置からの情報が輻輳した場合で
あっても、操作卓60の操作性低下や情報の欠落を防ぐ
ことができ、更に、万一、情報が欠落した場合であって
も、再度操作卓60からの操作によって信号中継装置8
0に蓄積されている最新の監視情報を収集することがで
きる。
【0018】以上により各保守監視系と監視制御系のイ
ンタフェースを、一元で処理し、情報を集約して、操作
卓60で自動車電話システムの保守、監視情報を統合し
て管理することができる。また、別系統に対する制御や
別系統からの情報を取り出せるように、簡易型自動車電
話システムの保守監視項目を関連づけて分類し、しか
も、それらを選択することで任意の装置の情報を表示で
きるように、操作卓60のメニュー画面を構成する。更
に、制御項目についても分類を行い、ひとつの制御項目
は、一操作で予め決められた順序で該当する装置に通知
されるよう、操作卓のメニュー画面を構成し、信号の出
力を行う。
【0019】(c) 機能メニュー 図3は本発明の操作卓60における保守監視メニュー画
面の説明図であり、保守監視制御項目を呼処理状況/機
器局舎状況/ユーティリティの3つに分割し、それぞれ
のメニューにおいて詳細表示画面を選択することによ
り、任意の情報を画面表示/制御が行えるようになって
いる。これにより、HMI(ヒューマンインタフェー
ス)の簡素化と別系統に対する制御や別系統からの情報
を同一手段で取り出せることが可能になる。図3におい
て、機能選択メニューFMは項目「呼処理状況」、「機
器局舎情報」、「ユーティリティ」を備えている。機能
選択メニューFMから「機器局舎情報」項目を選択する
ことにより機器局舎の監視/制御が行える。機器局舎制
御メニューOMは基地局制御装置や付加制御装置、局舎
内設備の状態を装置毎に監視するするために各種項目
「基地局制御装置監視情報」、「付加制御装置監視情
報」、および「機器局舎監視情報」を備えている。従っ
て、所定の項目を選択すれば、操作卓60はディスプレ
イ画面に基地局制御装置の保守、監視情報、付加制御装
置の保守、監視情報、および機器局舎の保守、監視情報
を表示する。尚、各保守、監視情報の表示画面から制御
入力が可能なようになっている。
【0020】機能選択メニューFMから「ユーティリテ
ィ機能」項目を選択することにより各種ユーティリティ
を利用できる。ユーティリティ機能メニューUMは、
「加入者情報検索」項目、「呼情報統計」項目、「運用
環境設定」項目を備え、それぞれの項目を選択すること
により、操作卓60はオペレータの指示に従って加入者
情報の検索や呼情報の統計(検索を含む)、およびシス
テムの運用情報の設定を行う。又、機能選択メニューF
Mから「呼処理状況」項目を選択することにより呼処理
状況を監視できる。呼処理状況メニューCMは「チャネ
ル使用状況」項目、システム毎の「完了呼情報」項目を
備えている。従って、「チャネル使用状況」項目を選択
すれば、操作卓60は、基地局制御装置の割当てチャネ
ルと実際の使用無線チャネルの対応をディスプレイ画面
に表示し、「完了呼情報」項目を選択することにより、
完了呼の状況やトラヒック、輻輳状況を、システム毎ま
たは中継ゾーン毎に表示する。
【0021】以上のように機能がメニュー化されて情報
が統合されているから、それぞれの装置から情報を受信
した時点で時刻情報を付加して管理することにより、各
装置における障害等の発生順序や発生間隔、発生の経緯
を自動車電話システム全体の動きとして表示することが
可能になる。また、同一の呼に対してそれぞれの装置か
ら通知される情報を融合し、より詳細な呼の情報を作成
することも可能である。更に、それら詳細な呼の情報を
統計情報として種別ごとに分類し、より有機的な運用情
報を作成すること等が可能になる。
【0022】(d) 従来との対比 図4は保守系と監視系の従来及び本発明におけるシステ
ム対比例であり、図4(a)は従来のシステム構成図、図
4(b)は本発明のシステム構成図である。図4(a)におい
て、21は基地局制御装置、24は監視制御装置、5
1,53は操作卓である。かかる従来システムにおいて
通話路の閉塞を例に取ると、CH盤の閉塞制御は操作卓
51から行われ、無線機の停止は操作卓53から行われ
る。つまり、ほぼ同一の制御を別々の操作卓51,53
から行っている。しかし、監視制御系と保守監視系の連
携制御が可能な本発明の保守監視制御システム(図4
(b))に於いては、従来システムの操作卓51と操作卓
53を同一の操作卓60に統合する。これにより、従
来、別の操作で行っていた類似の制御を同一の操作卓6
0から行うことが可能となる。またその制御の結果につ
いても、同一のディスプレイ画面に表示することができ
る。
【0023】図5は従来及び本発明におけるシステム対
比の別の例であり、図5(a)は従来のシステム構成図、
図5(b)は本発明のシステム構成図である。図5(a)にお
いて21は基本サービスを行うための基地局制御装置、
22は不感地域等へのサービスを行うための付加制御装
置、51は基地局制御装置で収集された呼情報の加工・
表示を行う操作卓、52は付加制御装置で収集された呼
情報の加工・表示を行うための操作卓である。呼情報は
操作卓51、操作卓52で別々に作成されるため、サー
ビスエリア毎に又は方路としてまとまった情報に加工し
て得ることができない構成である。しかし、図5(b)に
示すように、操作卓51と操作卓52を同一の操作卓6
0に統合すれば収集可能な情報を統合し、より有効な運
用情報を作成することができる。すなわち、基地局制御
装置21および付加制御装置22と各操作卓51,52
がやりとりする情報を受信できるように操作卓60を各
装置21、22に接続し、既存の操作卓51,52が別
個に収集した情報を一括して収集する。このようにすれ
ば、従来、別々の操作卓51,52で行っていた、それ
ぞれの呼情報及び呼情報から加工されたトラフィック統
計情報などを同一の操作卓60において統合でき、しか
も、サービスエリア毎又は方路毎のまとまった情報とし
て加工して出力することができる。
【0024】以上のように、本発明の第1実施例によれ
ば、既存装置と既存装置固有の操作卓間のインタフェー
スを使用するため、既存装置を変更することなく、情報
を一台の操作卓に集約することが可能となった。このた
め、情報の食違いが防止できる上、監視項目を系統立て
て表示することができる。又、第1実施例によれば、操
作卓に一方的に送られる情報は予め決められた情報に限
定できるため、情報量の増大により操作卓にかかる負荷
が軽減できるうえ、情報を信号中継装置に蓄積させれ
ば、簡易型自動車電話システムの最新運用状況を任意に
収集制御操作を行うこともできる。さらに、第1実施例
によれば、従来の操作卓とのインタフェースはそのまま
にし、一元化された操作卓内で情報の加工、変換を行う
ため、サービスエリア又は方路毎にまとまった形で情報
を加工することが可能になる。
【0025】(B)第2実施例 第1実施例は1つの簡易自動車電話システム内における
保守監視方式であるが、複数の簡易自動車電話システム
の保守、監視を統合することもできる。図6は、複数の
システムにおける保守監視系と監視制御系からの情報の
統一を可能とした簡易自動車電話システムの監視制御装
置の構成図である。101は第1の簡易自動車電話シス
テム、102は第2の簡易自動車電話システム、103
は各システムに接続され、各システムより保守監視情
報、監視制御情報をそれぞれ取り込み、複数システムの
保守、監視を統合的に行う保守監視制御装置である。
又、Aは第1システム101の保守監視情報を取り込む
ライン、Bは第1システム101の監視制御情報を取り
込むライン、Cは第2システム102の保守監視情報を
取り込むライン、Dは第2システム102の監視制御情
報を取り込むラインである。
【0026】保守監視装置103において、103a〜
103dはそれぞれ従来と同一の構成を有するのインタ
フェース処理部であり、103aは第1システムの保守
監視情報を送受するためのインタフェース処理部、10
3bは第1システムの監視制御情報を送受するためのイ
ンタフェース処理部、103cは第2システムの保守監
視情報を送受するためのインタフェース処理部、103
dは第2システムの監視制御情報を送受するためのイン
タフェース処理部である。又、103eは保守管理処理
部であり、プロセッサ(情報加工処理部)、RAM、RO
M、MMI部(マンマシーンインタフェース部)、表示
部、印刷部、記録保管部(ハードディスク等)等により構
成されている。情報加工処理部は各インタフェース部よ
り取り込んだ各システムの保守監視情報や監視制御情報
を統合して処理し、MMI部からの指示に従ってシステ
ム毎のあるいは全システムの呼処理状況、障害状況等を
作成して表示部に表示あるいは印刷部により印刷出力す
る。以上のように、第2実施例によれば、異なるシステ
ムからの情報が、一つの保守監視装置103に集まるよ
うに構成したから、一つの装置で、システム間にまたが
る情報を容易に統合して処理でき、単一システムの情報
の解析だけでは、見えてこない情報を容易に分析できる
ようになる。
【0027】(c)付記 以上、第1、第2実施例について説明したが、以下に、
本発明の特徴を付記する。 (1) 監視制御系と保守監視制御系を統合することを特徴
とする簡易自動車電話システムの保守監視制御方式。 (2) 上記(1)を実現するために、統合前の各保守監視系
と監視制御系のインタフェースをそろえて統一し、一元
で処理するための装置。 (3) 上記(1)の統合により、監視制御系と保守監視系の
連携制御が可能な簡易自動車電話システムの保守監視制
御方式。 (4) 上記(3)を実現するために、監視制御系と保守監視
系の連携制御機能を備えた簡易自動車電話システムの保
守監視制御装置。
【0028】(5) 上記(1)の統合により、サービスエリ
ア又は方路毎に、より有機的に利用可能な詳細トラヒッ
ク統計等の作成を可能とした簡易自動車電話システムの
保守監視制御方式。 (6) 上記(5)を実現するために、別系統の情報を有機的
に結合し、目的にあったデータに加工できる簡易自動車
電話システムの保守監視制御装置。 (7) 上記(1)の統合により、HMIの簡素化を可能とし
た簡易自動車電話システムの保守監視制御方式。 (8) 上記(7)を実現するために、別系統に対する制御や
別系統からの情報を同一手段で取り出せる工夫を施した
簡易自動車電話システムの保守監視制御装置。 (9) 複数のシステムからの保守監視系と監視制御系の状
態の統一を可能とした簡易自動車電話システムの保守監
視制御方式。 (10) 上記(9)を実現するために、複数の装置からの情報
を直接又は公衆/専用回線で取り込み加工できる簡易自
動車電話システムの保守監視制御装置。 以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求
の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能
であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0029】
【発明の効果】以上、本発明によれば、数種類の操作卓
のインタフェースをそのままにして、統合化しているの
で、1つの操作卓で保守、監視情報の管理、制御が可能
となり、又、システム間にまたがる情報をも容易に処理
できるようになった。したがって、本発明によれば、シ
ステム運用上の問題点の早期発見(容量オーバー、非常
事態発生等)が可能になり、システム運用者に多大な運
用情報を与えられる効果を奏し、フレキシブルなシステ
ム運用に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成図である。
【図3】メニュー説明図である。
【図4】従来と本発明の対比説明図(その1)である。
【図5】従来と本発明の対比説明図(その2)である。
【図6】本発明の第2実施例構成図である。
【図7】移動通信システムの説明図である。
【図8】不感エリア対策をした簡易自動車電話システム
の構成図である。
【図9】従来の簡易型自動車電話システムの保守監視方
式の説明図である。
【符号の説明】
20・・無線基地局 21・・基地局制御装置 211・・情報収集部 22・・付加制御装置 221・・情報収集部 23・・基地局無線装置 24・・監視制御装置 241・・情報収集部 50・・保守監視室 60・・操作卓 71・・保守情報伝送ライン 72・・保守情報伝送ライン 73・・監視情報伝送ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 幸司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 稲葉 雅美 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局とサービスエリア内の複数の
    移動局とが予め定められた制御チャネルを介して、無線
    基地局の有する複数の通話チャネルの中から移動局が通
    話に使用すべきチャネルの割り当てを受けて通信を行う
    自動車電話システムにおける保守監視方式において、 無線基地局における保守制御系と監視制御系との間で保
    守、監視情報の送受を行う1台の操作卓を設け、該操作
    卓により自動車電話システム全体の保守、監視を統合し
    て行うことを特徴とする保守監視方式。
  2. 【請求項2】 前記操作卓は、各自動車電話システムに
    おける無線基地局の保守制御系、監視制御系との間で保
    守、監視情報を送受して複数の自動車電話システムの保
    守、監視を統合して行うことを特徴とする請求項1記載
    の保守監視方式。
JP7148692A 1995-06-15 1995-06-15 自動車電話システムにおける保守監視方式 Withdrawn JPH099336A (ja)

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