JPH0993338A - ボタン電話装置のデータ設定装置 - Google Patents

ボタン電話装置のデータ設定装置

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JPH0993338A
JPH0993338A JP26902595A JP26902595A JPH0993338A JP H0993338 A JPH0993338 A JP H0993338A JP 26902595 A JP26902595 A JP 26902595A JP 26902595 A JP26902595 A JP 26902595A JP H0993338 A JPH0993338 A JP H0993338A
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JP
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data
key telephone
telephone device
external memory
memory unit
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JP26902595A
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Tsutomu Iwanami
勉 岩波
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Iwatsu Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間に、かつ正確に加入者データを、ボタ
ン電話装置に設定することのできる簡易な構成のデータ
設定装置を提供することにある。 【解決手段】 データ設定装置は、外部メモリユニット
22と、該外部メモリユニットを接続するためのコネク
タ21と、該外部メモリユニットにデータを読み書きす
る指示をするための操作手段15、17と、該外部メモ
リユニットに読み書きするデータを伝送するパラレルデ
ータバス7a、7bと、読み書きの制御信号を伝送する
制御信号伝送手段8aと、ボタン電話装置と接続するコ
ネクタ6と、電源を供給するためのライン9aと、状態
を表示する表示灯20とから構成されている。ボタン電
話装置のCPU2の制御のもとに、RAM3と前記外部
メモリユニット22間で、加入者データの転送をするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はボタン電話装置の
データ設定装置に関し、特に加入者データ等のデータ
を、ボタン電話装置内のメモリへ、簡単かつ安価に設定
できるようにしたボタン電話装置のデータ設定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ボタン電話装置においては、周知のよう
に、その設置時に、ユーザ毎の個別機能(以下、加入者
データと呼ぶ)をボタン電話装置内のRAMに設定する
ことが必須である。従来は、この設定を、手入力で行っ
ていた。しかしながら、近年、ボタン電話装置の多機能
化およびパーソナル化に伴って、設定項目が増加し、手
入力では、設定に多くの時間を要するという問題が出て
きた。また、手入力では、設定ミスが増えたり、加入者
データの事前デバッグができない等、設置工事あるいは
メンテナンスにおいて、運用しづらいという問題も出て
きた。
【0003】そこで、従来は、図2に示されているよう
なボタン電話装置の加入者データ設定装置が提案され
た。ボタン電話装置31は、図示されているように、C
PU32、ROM33、加入者データが格納されるRA
M34、専用インタフェイス(I/F)35、これらを
接続するデータバス(8ビット)36およびアドレス、
制御信号を伝送する制御信号用バス37から構成されて
いる。なお、図2のボタン電話装置31は要部の一部を
示し、局線を収容するための局線インタフェ−ス、内線
端末すなわちボタン電話機を収容する内線インタフェ−
ス、通話路を切替接続する交換スイッチ網等は省略され
ている。また、該専用I/F35は、プロセッサI/F
35a、データ・コマンド変換部35bおよびディスク
・I/F35cから構成されている。また、38はRA
M34に設定する加入者データが記憶されているフロッ
ピディスク(FD)、39は該FD38専用の磁気ディ
スクユニットである。
【0004】この図2の従来装置(第1の従来装置)を
用いて、前記RAM34に加入者データを設定する場合
には、まず該加入者データは工事業者の図示されていな
いパソコン等の専用入力装置からFD38に書き込まれ
る。次に、ボタン電話装置31の据え付け場所におい
て、ボタン電話装置31の専用I/F35と磁気ディス
クユニット39とがRS−232C等のケーブルによっ
て接続され、前記加入者データが設定されたFD38が
これにセットされる。そして、RAM34へのデータ設
定動作が起動されると、FD38内に予め設定されてい
た加入者データは磁気ディスクユニット39により読み
出され、読み出されたデータはRS−232Cを介して
シリアル伝送され、専用I/F35を経て、RAM34
に転送される。このデータ設定方式によれば、予め工事
事業者が任意の場所でFD38に加入者データを書き込
んでおき、これを現場にあるボタン電話装置31に持参
して、磁気ディスクユニット39を利用して、加入者デ
ータをRAM34に設定することができる。このため、
RAM34への加入者データの設定が、手入力に比べて
短時間にかつ正確に行うことができるようになる。ま
た、ボタン電話装置31の据え付け時ばかりでなく、シ
ステム交換時にも短時間でデータ交換ができ、そのメリ
ットは大きい。
【0005】次に、他の従来装置(第2の従来装置)
を、図3を参照して説明する。この従来装置は、前記専
用I/F35に代えて設けられたモデム42と局線I/
F43とが内蔵されているボタン電話装置41と、パソ
コン44と、モデムユニット45とから構成されてい
る。該モデムユニット45は、局線I/F46とモデム
47とから構成されている。ボタン電話装置41の局線
I/F43とモデムユニット45の局線I/F46と
は、公衆回線で接続されている。
【0006】この図3の従来装置を用いて、前記RAM
34に加入者データを設定する場合には、工事事業者あ
るいはサービスセンタ等に設置されているパソコン44
を、モデムユニット45および、公衆回線を用いて、ボ
タン電話装置41と接続し、パソコン44から予めハー
ドディスク等に記憶させておいた加入者データを出力す
る。この加入者データは、モデムユニット45、公衆回
線によりシリアル伝送され、ボタン電話装置41のRA
M34に転送される。この従来方式によれば、システム
交換時には、工事事業者は公衆回線でボタン電話装置4
1とモデムユニット45とを接続することにより、予め
RAM34内の加入者データをパソコン44に吸い上
げ、例えばパソコン44内のハードディスクに記憶さ
せ、システム交換後に、公衆回線を使用して該加入者デ
ータをボタン電話装置41に転送し、RAM34内に該
加入者データを設定することができる。このため、工事
事業者はボタン電話装置41の設置先に行かなくても、
RAM34に加入者データを設定することができ、操作
性が向上する。また、システム交換により、ボタン電話
装置41に機能の追加、機能の変更等に伴う設定変更が
あった場合にも、工事事業者は電話回線を用いて、加入
者データの変更が可能になる。また、ボタン電話装置4
1に何らかの不具合が発生した場合には、RAM34か
ら加入者データを速やかに吸い上げ、工事事業者の手元
でデータの内容を調べることが可能になり、サービス
性、メンテナンス性が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来装置には、次のような問題があった。第1の従来
装置においては、ボタン電話装置31に専用I/F35
を組込む必要があり、ボタン電話装置31に多大な回路
を追加しなければならないという問題、また、このため
ボタン電話装置31が高価になり、市場競争力が低下す
るという問題があった。また、工事事業者は外部ユニッ
トである高価な磁気ディスクユニットを用意しなければ
ならないという問題、パソコンで加入者データをFD3
8に入力しなければならないため、事業者はパソコンの
操作をマスタしなければならず、操作性が落ちるという
問題があった。第2の従来装置においては、加入者デー
タの送受信の間、公衆回線を占有することになるという
問題、工事事業者とボタン電話装置41間の距離が遠距
離の場合には、伝送エラーが発生する恐れがあるという
問題があった。また、前記第1、第2の従来装置におい
ては、加入者データをRAM34にシリアル伝送するよ
うにしているため、伝送に時間がかかるという問題もあ
った。
【0008】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、容易な操作により、短時間に、かつ正確
に加入者データを、ボタン電話装置に設定することので
きる簡易な構成のデータ設定装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、外部メモリユニットと、該外部メモリ
ユニットを接続するためのコネクタと、該外部メモリユ
ニットにデータを読み書きする指示をするための操作手
段と、該外部メモリユニットに読み書きするデータを伝
送するパラレルデータバスと、読み書きの制御信号を伝
送する制御信号伝送手段と、ボタン電話装置と接続する
コネクタとを具備し、前記ボタン電話装置のメモリと前
記外部メモリユニット間で、データを転送することがで
きるようにした点に第1の特徴がある。また、前記パラ
レルデータバスと前記制御信号伝送手段は前記ボタン電
話装置のCPUによって制御され、前記ボタン電話装置
のメモリと前記外部メモリユニット間でのデータの転送
は、該ボタン電話装置のCPUの制御により行われるよ
うにした点に第2の特徴がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態のブロ
ック図である。ボタン電話装置1は、CPU(コンピュ
−タ)2、加入者デ−タ(例えば、短縮ダイヤル、内線
番号、着信音等のユーザ毎の個別データ)が書込まれる
RAM(ランダムアクセスメモリ)3、ボタン電話装置
の制御プログラム等が格納されているROM(リ−ドオ
ンリ−メモリ)4、アドレスデコーダ5、およびコネク
タ6から構成されている。パラレルデータバス7は、前
記CPU2、RAM3、ROM4およびコネクタ6間を
接続しており、これらのユニット間のデータの伝送を行
う。また、制御信号用バス8は前記CPU2、RAM
3、ROM4、アドレスデコーダ5およびコネクタ6間
を接続しており、アドレスとリード・ライト信号を伝送
する。アドレスデコーダ5は制御信号用バス8から送ら
れてきたアドレスをデコードして、選択信号5a、5b
を出力する。該選択信号5a、5bにより、前記RAM
3、ROM4が選択される。電源9はコネクタ6に接続
されている。該ボタン電話装置1には、1個又は複数個
のボタン電話機10が接続されている。前記コネクタ6
には、次のような構成の簡易加入者データ蓄積装置11
が接続される。なお、図1のボタン電話装置1は要部の
一部を示し、局線を収容するための局線インタフェ−
ス、内線端末すなわちボタン電話機10を収容するため
の内線インタフェ−ス、通話路を切替接続する交換スイ
ッチ網等は省略されている。
【0011】簡易加入者データ蓄積装置11は、パラレ
ルデータバス7aと7bとの間に接続された双方向バッ
ファ12、制御信号用バス8aに接続されたバッファ1
3、該バッファ13に制御信号用バス13aを介して接
続されたアドレスデコーダ14、スタートボタン15、
該スタートボタン15の押下状態を示す信号を送出する
スタートボタン押下状態送出回路16、伝送モード設定
スイッチ17、該伝送モード設定スイッチ17の状態を
示す信号を送出する伝送モード設定スイッチ状態送出回
路18、状態表示データ入力回路19、該状態表示デー
タ入力回路19に入力してきた表示データを表示する表
示灯20、およびコネクタ21から構成されている。前
記表示灯20は、アップロード表示灯20a、ダウンロ
ード表示灯20bおよび書込み中表示灯20cから構成
されている。外部メモリユニット、例えばフラッシュメ
モリカード22は不揮発性のメモリであり、前記コネク
タ21に接続される。
【0012】前記簡易加入者データ蓄積装置11中のバ
ッファ13は、制御信号用バス8、8aを通って伝送さ
れてきたアドレス、リード信号およびライト信号を一時
的に蓄積する。続いて、このバッファ13から、アドレ
ス13aはアドレスデコーダ14へ、リード信号13b
は双方向バッファ12とコネクタ21へ、またライト信
号13cはコネクタ21へ送られる。双方向バッファ1
2は、リード信号13bがオンの時には7b→7a方向
のデータ伝送をオンにし、オフの時には7a→7b方向
のデータ伝送をオンにする。アドレスデコーダ14から
は、第1の選択信号14a、第2の選択信号14b、第
3の選択信号14cおよび第4の選択信号14dが出力
される。電源9はコネクタ6を介して簡易加入者データ
蓄積装置11に供給されると共に、コネクタ21を介し
てフラッシュメモリカード22に供給される。
【0013】次に、上記の構成を有する本実施形態の動
作を説明する。まず、ボタン電話装置1のRAM3に格
納されている加入者データを、簡易加入者データ蓄積装
置11のコネクタ21に実装されているフラッシュメモ
リカード22に転送する動作について説明する。RAM
3内の加入者データをフラッシュメモリカード22に転
送する時には、操作者はまず簡易加入者データ蓄積装置
11の伝送モード設定スイッチ17をアップロード側に
セットする。ボタン電話装置1のCPU2は、前記スタ
ートボタン押下状態送出回路16、伝送モード設定スイ
ッチ状態送出回路18、状態表示データ入力回路19、
およびコネクタ21に接続されているフラッシュメモリ
カード22の状態を周期的にモニタするために、アドレ
スを制御信号用バス8に周期的に送出する。このアドレ
スはバッファ13を経てアドレスデコーダ14に送ら
れ、アドレスデコーダ14は第1〜4の選択信号14a
〜14dを一定時間毎に出力する。この結果、前記1
6、18、19および22が周期的にスキャンされる。
【0014】いま、伝送モード設定スイッチ17がアッ
プロード側にセットされているとすると、アドレスデコ
ーダ14から第2の選択信号14bが出力された時に、
伝送モード設定スイッチ状態送出回路18からパラレル
データバス7bに、アップロードの設定データが送出さ
れる。次いで、CPU2は、リード信号13bを制御し
て、簡易加入者データ蓄積装置11内の双方向バッファ
12のデータ転送方向を、データバス7b→7aに設定
する。これにより、前記アップロードの設定データは双
方向バッファ12、バス7a、7を経由してボタン電話
装置1のCPU2に伝えられ、CPU2は伝送モード設
定スイッチ17がアップロード側にセットされているこ
とを認識する。
【0015】CPU2は該アップロードの設定データを
認識すると、簡易加入者データ蓄積装置11のアップロ
ード表示灯20aにアップロード表示灯点灯データを送
出するために、前記リード信号13bを制御して、前記
双方向バッファ12のデータ転送方向をデータバス7a
→7bに設定する。次いで、CPU2はアドレスデコー
ダ14に対して、第3の選択信号14cが出力されるよ
うなアドレスを出力し、アップロード表示灯点灯データ
をデータバス7に乗せる。第3の選択信号14cが状態
表示データ入力回路19に入力されると、データバス7
bが該状態表示データ入力回路19に接続される。これ
により、前記アップロード表示灯点灯データは双方向バ
ッファ12を経由して、状態表示データ入力回路19に
入力される。該状態表示データ入力回路19は、前記ア
ップロード表示灯点灯データが入力されると、アップロ
ード表示灯20aに対して直流電流を供給する。この結
果、アップロード表示灯20aは点灯する。状態表示デ
ータ入力回路19には、データラッチ回路が備えられて
いるので、アップロード表示灯20aの点灯状態は保持
される。
【0016】次に、操作者によってスタートボタン15
がオンにされると、CPU2は前記スキャンにより、前
記と同様にして、スタートボタン15がオンされたこと
を検知する。CPU2はスタートボタン15がオンされ
たことを検知すると、ボタン電話装置1内のRAM3に
書かれた加入者データを、一旦CPU2内のレジスタ
(図示されていない)に書込み、次いで簡易加入者デー
タ蓄積装置11に接続されているフラッシュメモリカー
ド22に送出する。その際、CPU2は、ボタン電話装
置1内のアドレスデコーダ5に対して、RAM3を選択
する選択信号5aを出力するアドレスと、読み出したい
加入者データのアドレスを出力する。この結果、読み出
したい加入者データが、RAM3からCPU2内のレジ
スタに一旦格納される。次いで、CPU2はリード信号
13bを制御して、前記双方向バッファ12のデータ転
送方向を、データバス7a→7bに設定する。次いで、
CPU2はアドレスデコーダ14から第4の選択信号1
4dが出力されるようなアドレスを送出し、次いでライ
ト信号13cを送出する。さらに、前記CPU2内のレ
ジスタに格納された加入者データが、データバス7上に
送出される。この結果、フラッシュメモリカード22
は、前記ライト信号13cにより書込み命令を受け、パ
ラレルデータバス7bを通って送られてきた加入者デー
タを順次取り込む。また、CPU2はこれと同時に状態
表示データ入力回路19に対して、書込み中表示灯点灯
データをパラレルデータバス7を介して送出する。これ
により、書込み中表示灯20cが点灯する。
【0017】CPU2は、加入者データの転送が全部終
了すると、状態表示データ入力回路19に対して、書込
み中表示灯消灯データを送出する。該状態表示データ入
力回路19に消灯データが入力されると、前記書込み中
表示灯20cが消灯する。以上が、前記伝送モード設定
スイッチ17をアップロードにした時の動作である。
【0018】次に、前記フラッシュメモリカード22に
格納された加入者データを、他のボタン電話装置のRA
Mに書込む時の動作を説明する。まず、該他のボタン電
話装置1´に、簡易加入者データ蓄積装置11を接続
し、該簡易加入者データ蓄積装置11にフラッシュメモ
リカード22を実装する。次に、前記伝送モード設定ス
イッチ17をダウンロード側にセットする。ボタン電話
装置1´のCPU2は前記と同様にして伝送モード設定
スイッチ状態送出回路18に第2の選択信号14bを送
り、前記伝送モード設定スイッチ17がダウンロード側
にセットされたことを検知する。そして、ダウンロード
表示灯20bを点灯する制御を行う。これにより、ダウ
ンロード表示灯20bが点灯する。
【0019】次に、操作者によってスタートボタン15
が押下されると、前記と同様にして、CPU2はスター
トボタン15が押下されたことを検知する。CPU2は
この押下を検知すると、リード信号13bを制御して、
前記双方向バッファ12のデータ転送方向をデータバス
7b→7aに設定する。続いて、CPU2は第4の選択
信号14dによりフラッシュメモリカード22を選択
し、該フラッシュメモリカード22内の加入者データの
読み出しを開始する。読み出された加入者データは、双
方向バッファ12を通り、一旦CPU2内のレジスタに
格納される。次いで、CPU2はアドレスを出力し、ボ
タン電話装置1´内のRAM3を選択する選択信号5a
が出力されるようにする。次に、CPU2は、加入者デ
ータを書込むRAM3のアドレスを設定し、前記レジス
タに格納された加入者データを出力する。続いて、ライ
ト信号13cを制御することによって、RAM2内に加
入者データを書込む。この書込み動作を必要な時間継続
して行うことにより、全ての加入者データをRAM3に
書込む。
【0020】CPU2は、フラッシュメモリカード22
からの加入者データの転送が全て終了すると、状態表示
データ入力回路19に対して書込み中表示灯消灯データ
を送出する。該書込み中表示灯消灯データが状態表示デ
ータ入力回路19に入力されると、前記と同様にして書
込み中表示灯20cが消灯する。この結果、簡易加入者
データ蓄積装置11に実装されているフラッシュメモリ
カード22から、ボタン電話装置1´内のRAM3への
加入者データの転送が終了する。
【0021】以上のように、本実施形態によれば、簡易
加入者データ蓄積装置11は双方向バッファ12、バッ
ファ13、アドレスデコーダ14、スタートボタン押下
状態送出回路16、伝送モード設定スイッチ状態送出回
路18、状態表示データ入力回路19、スタートボタン
15、伝送モード設定スイッチ17、表示灯20等によ
り構成されているだけであるので、構成が簡単かつ小型
であり、安価に作成することができる。また、パラレル
データバス7、7a、7bを介して加入者データが伝送
されるので、データ転送を高速に行うことができる。ま
た、該データ転送を正確におこなうことができ、高信頼
性のデータ設定装置を提供することができる。
【0022】さらに、本実施形態によれば、ボタン電話
装置1に、従来装置のように、専用I/F(図2参照)
や、モデム42、局線I/F43(図3参照)を設ける
必要がなくなるので、ボタン電話装置1自体を小型化で
き、かつ安価に製造することができる。
【0023】本発明を用いると、ボタン電話機10から
ボタン電話装置1のRAM3に加入者データを最初に一
度だけ入力すれば、その後は該ボタン電話装置1に簡易
加入者データ蓄積装置11を接続して、RAM3から加
入者データをフラッシュメモリカード22に短時間に、
かつ正確に吸い上げることができる。そして、その後
は、該フラッシュメモリカード22を用いることによ
り、他のボタン電話装置に、容易に同じ内容の加入者デ
ータを設定することができる。特に、修理等のため、使
用中のボタン電話装置を他のバックアップ装置と一時的
に交換しなければならなくなったような場合に、本発明
のデータ設定装置を用いることにより、該バックアップ
装置に同じ内容の加入者データを短時間に設定すること
ができ、その利用価値は大きい。
【0024】
【発明の効果】この発明のボタン電話装置のデータ設定
装置は、外部メモリユニット、コネクタ、データおよび
制御信号の伝送を行うバス、および前記外部メモリユニ
ットに対してデータの読み書きの指示を行う操作手段等
により構成されているだけであるので、構成が簡単であ
り、小型に構成でき、かつ安価に製造できるという効果
がある。
【0025】また、本発明のデータ設定装置はパラレル
データバスによりデータの伝送をしているので、従来の
ようなシリアル伝送ではなくパラレル伝送をすることが
できる。このため、ボタン電話装置内のメモリと外部メ
モリユニット間のメモリとの間のデータ伝送を高速かつ
正確に行うことができる。
【0026】また、本発明のデータ設定装置を用いる
と、ボタン電話装置に、従来装置のよな専用I/Fを付
けたり、あるいはモデムおよび局線I/Fを付けたりす
る必要がなくなるので、ボタン電話装置を簡単な構成で
かつ安価に製造できるというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】 従来装置の一構成を示すブロック図である。
【図3】 従来装置の他の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…ボタン電話装置、2…CPU、3…RAM、4…R
OM、5…アドレスデコーダ、6…コネクタ、7…パラ
レルデータバス7、8…制御信号用バス、9…電源、1
0…ボタン電話機、11…簡易加入者データ蓄積装置、
12…双方向バッファ、13…バッファ13、14…ア
ドレスデコーダ、15…スタートボタン、16…スター
トボタン押下状態送出回路、17…伝送モード設定スイ
ッチ、18…伝送モード設定スイッチ状態送出回路1
8、19…状態表示データ入力回路、20…表示灯、2
0a…アップロード表示灯、20b…ダウンロード表示
灯、20c…書込み中表示灯、21…コネクタ、22…
外部メモリユニット(フラッシュメモリカード)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部メモリユニットと、該外部メモリユ
    ニットを接続するためのコネクタと、該外部メモリユニ
    ットにデータを読み書きする指示をするための操作手段
    と、該外部メモリユニットに読み書きするデータを伝送
    するパラレルデータバスと、読み書きの制御信号を伝送
    する制御信号伝送手段と、ボタン電話装置と接続するコ
    ネクタとを具備し、 前記ボタン電話装置のメモリと前記外部メモリユニット
    間で、データを転送することができるようにしたことを
    特徴とするボタン電話装置のデータ設定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のボタン電話装置のデータ設定
    装置において、 前記パラレルデータバスと前記制御信号伝送手段は前記
    ボタン電話装置のCPUによって制御され、 前記ボタン電話装置のメモリと前記外部メモリユニット
    間でのデータの転送は、該ボタン電話装置のCPUの制
    御により行われるようにしたことを特徴とするボタン電
    話装置のデータ設定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009239635A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nec Infrontia Corp システムデータのコピー方法、システムデータのコピーシステム及びシステムデータのコピープログラム

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JP2009239635A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nec Infrontia Corp システムデータのコピー方法、システムデータのコピーシステム及びシステムデータのコピープログラム

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