JPH0993288A - 高速tty通信の端末属性制御システム - Google Patents
高速tty通信の端末属性制御システムInfo
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- JPH0993288A JPH0993288A JP24614095A JP24614095A JPH0993288A JP H0993288 A JPH0993288 A JP H0993288A JP 24614095 A JP24614095 A JP 24614095A JP 24614095 A JP24614095 A JP 24614095A JP H0993288 A JPH0993288 A JP H0993288A
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- communication speed
- communication
- speed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は高速TTY通信の端末属性制御シス
テムに関し、公衆網としてISDN網を用いた場合で
も、端末とパケット交換網の通信速度の整合をとること
ができる高速TTY通信の端末属性制御システムを提供
することを目的としている。 【解決手段】 ISDN回線交換網と接続されるTA装
置と、その一方が該TA装置と接続され、他方がパケッ
ト交換網と接続されるPAD装置より構成される通信シ
ステムにおいて、前記TA装置内に、ISDN回線交換
網の着呼検出時に、伝達能力情報要素から発端末の通信
速度を検出して、所定のフォーマットでPAD装置に送
出する通信速度制御部を、前記PAD装置内に前記TA
装置から送出されるメッセージより通信速度を検出する
通信速度検出部をそれぞれ備えて構成する。
テムに関し、公衆網としてISDN網を用いた場合で
も、端末とパケット交換網の通信速度の整合をとること
ができる高速TTY通信の端末属性制御システムを提供
することを目的としている。 【解決手段】 ISDN回線交換網と接続されるTA装
置と、その一方が該TA装置と接続され、他方がパケッ
ト交換網と接続されるPAD装置より構成される通信シ
ステムにおいて、前記TA装置内に、ISDN回線交換
網の着呼検出時に、伝達能力情報要素から発端末の通信
速度を検出して、所定のフォーマットでPAD装置に送
出する通信速度制御部を、前記PAD装置内に前記TA
装置から送出されるメッセージより通信速度を検出する
通信速度検出部をそれぞれ備えて構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速TTY通信の端
末属性制御システムに関する。
末属性制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】オンラインデータ通信は、パソコン通信
の普及、更には商用インタネットサービスの開始と共
に、近年急速に日常生活のインフラ(社会基盤)として
定着しつつある。更に、エンドシステム側のLAN化の
拡大と共に、エンドシステム間を接続する通信インフラ
の伝送媒体も、必然の流れで高速化に移行しつつある。
これに伴い、アナログ回線はディジタル回線へ、公衆電
話網はISDN網へと変遷しつつある。
の普及、更には商用インタネットサービスの開始と共
に、近年急速に日常生活のインフラ(社会基盤)として
定着しつつある。更に、エンドシステム側のLAN化の
拡大と共に、エンドシステム間を接続する通信インフラ
の伝送媒体も、必然の流れで高速化に移行しつつある。
これに伴い、アナログ回線はディジタル回線へ、公衆電
話網はISDN網へと変遷しつつある。
【0003】一方、オペレータとシステムの会話は、オ
ペレータの操作によりシステムに対してキャラクタベー
スのコマンドを投入し、システムのコマンドインタプリ
タがこれを解釈して種々のサービスを実行させるという
形式に基本的な変化はない。オペレータの操作がキャラ
クタ(文字)を1文字ずつキーボードを叩いて投入する
従来の方式から、各種パソコン用ソフトウェアにより、
より操作性の高いメニュー形式、ウィンドウ形式へと改
善されているが、システムとの会話自体のベース方式は
従来と変わっていないのである。
ペレータの操作によりシステムに対してキャラクタベー
スのコマンドを投入し、システムのコマンドインタプリ
タがこれを解釈して種々のサービスを実行させるという
形式に基本的な変化はない。オペレータの操作がキャラ
クタ(文字)を1文字ずつキーボードを叩いて投入する
従来の方式から、各種パソコン用ソフトウェアにより、
より操作性の高いメニュー形式、ウィンドウ形式へと改
善されているが、システムとの会話自体のベース方式は
従来と変わっていないのである。
【0004】つまり、オンラインデータ通信において、
各種通信サービスを実行するシステム(以下サーバとい
う)は、各種通信インフラを経由して投入される利用者
側通信装置(以下端末という)からのコマンドに従い、
各種の通信サービスを実行する。
各種通信サービスを実行するシステム(以下サーバとい
う)は、各種通信インフラを経由して投入される利用者
側通信装置(以下端末という)からのコマンドに従い、
各種の通信サービスを実行する。
【0005】図10はパソコン通信網の概念を示すブロ
ック図である。図において、1はパソコン等の複数の端
末、2はこれら端末1と接続される公衆網(例えば一般
電話網)である。3はパケット交換網、4は公衆網2と
パケット交換網3との間に設置されるパケット組み立て
分解装置(以下PAD装置という)である。該PAD装
置4は、所定の地域毎に複数設けられる。5はパソコン
通信で各種の通信サービス制御を行なうホスト(サー
バ)である。ホスト5内にはメールボックス5aが設け
られており、端末1から送信される電子メールを蓄えて
いる。他の端末1は、このメールボックス5aにアクセ
スすることにより、自己宛のメールを読み出すことがで
きる。
ック図である。図において、1はパソコン等の複数の端
末、2はこれら端末1と接続される公衆網(例えば一般
電話網)である。3はパケット交換網、4は公衆網2と
パケット交換網3との間に設置されるパケット組み立て
分解装置(以下PAD装置という)である。該PAD装
置4は、所定の地域毎に複数設けられる。5はパソコン
通信で各種の通信サービス制御を行なうホスト(サー
バ)である。ホスト5内にはメールボックス5aが設け
られており、端末1から送信される電子メールを蓄えて
いる。他の端末1は、このメールボックス5aにアクセ
スすることにより、自己宛のメールを読み出すことがで
きる。
【0006】パソコン通信は、公衆網2とホスト5間を
直接接続する形式でも、理論的には可能であるが、これ
だとホスト5に対して遠方の加入者が通話料金が高くな
ってしまう。そこで、ホスト5と公衆網2との間にパケ
ット交換網3を介在させるのである。パケット交換網3
には通話料金自体はかからないからである(但しサービ
ス使用料はかかる)。パケット交換網3は、情報の単位
をパケット単位に分割して伝送するので、パケットに組
み立てたり、組み立てたパケットを分解するためのPA
D装置4が必要になる。
直接接続する形式でも、理論的には可能であるが、これ
だとホスト5に対して遠方の加入者が通話料金が高くな
ってしまう。そこで、ホスト5と公衆網2との間にパケ
ット交換網3を介在させるのである。パケット交換網3
には通話料金自体はかからないからである(但しサービ
ス使用料はかかる)。パケット交換網3は、情報の単位
をパケット単位に分割して伝送するので、パケットに組
み立てたり、組み立てたパケットを分解するためのPA
D装置4が必要になる。
【0007】つまり、端末1から送出されたメッセージ
は、PAD4でパケットに組み立てられ、パケット交換
網3を介してホスト5に通知される。一方、ホスト5か
ら送出されるメッセージは、パケット交換網3を介して
目的の端末1が存在する地域担当のPAD装置4に到達
すると、該PAD装置4でパケットが分解されて元の情
報に戻され、公衆網2を経て端末1に通知される。
は、PAD4でパケットに組み立てられ、パケット交換
網3を介してホスト5に通知される。一方、ホスト5か
ら送出されるメッセージは、パケット交換網3を介して
目的の端末1が存在する地域担当のPAD装置4に到達
すると、該PAD装置4でパケットが分解されて元の情
報に戻され、公衆網2を経て端末1に通知される。
【0008】このような通信システムにおいては、端末
1からホスト5に対して通知するコマンド(キャラクタ
の列)や制御文字(文字(キャラクタ)自体がホストの
制御を行なうもの)の伝達は、種々の形式で行われる。
例えば、加入者とホストがLANで接続されていれば、
オペレータが叩いたキーボード上のキャラクタがネット
ワークの伝送フレームのデータ部分に乗ってホスト5ま
で伝達される。また、図10に示すパソコン通信の場
合、オペレータが叩いたキーボード上のキャラクタは、
スタート・ストップビットで識別される調歩同期文字形
式(TTY)で電話網2をアナログ伝送されてホストま
で伝達される。
1からホスト5に対して通知するコマンド(キャラクタ
の列)や制御文字(文字(キャラクタ)自体がホストの
制御を行なうもの)の伝達は、種々の形式で行われる。
例えば、加入者とホストがLANで接続されていれば、
オペレータが叩いたキーボード上のキャラクタがネット
ワークの伝送フレームのデータ部分に乗ってホスト5ま
で伝達される。また、図10に示すパソコン通信の場
合、オペレータが叩いたキーボード上のキャラクタは、
スタート・ストップビットで識別される調歩同期文字形
式(TTY)で電話網2をアナログ伝送されてホストま
で伝達される。
【0009】後者のパソコン通信の場合、端末1として
パーソナルコンピュータ(以下パソコンという)が用い
られる。そして、パソコンが電話網2経由でパソコン通
信網のアクセスポイントと呼ばれるPAD装置4まで接
続し、該PAD装置4で、パソコン1からのキャラクタ
はパケット交換網3の伝送形式であるX.25パケット
フレームのデータ部に乗せ替えられて論理多重され、パ
ソコン通信のホスト5までこのX.25形式で伝達され
るのが一般的である。上記2つの通信形態(端末1が直
接ある通信媒体でホスト5に接続する場合と、PAD装
置4を経由して接続する場合)のいずれにおいても、各
種コマンドや制御キャラクタでの通信システム間制御が
行われる。
パーソナルコンピュータ(以下パソコンという)が用い
られる。そして、パソコンが電話網2経由でパソコン通
信網のアクセスポイントと呼ばれるPAD装置4まで接
続し、該PAD装置4で、パソコン1からのキャラクタ
はパケット交換網3の伝送形式であるX.25パケット
フレームのデータ部に乗せ替えられて論理多重され、パ
ソコン通信のホスト5までこのX.25形式で伝達され
るのが一般的である。上記2つの通信形態(端末1が直
接ある通信媒体でホスト5に接続する場合と、PAD装
置4を経由して接続する場合)のいずれにおいても、各
種コマンドや制御キャラクタでの通信システム間制御が
行われる。
【0010】これらの通信を行なう場合には、基本的な
取り決めが必要である。それは以下のようなものであ
る。 通信速度 :各通信システム間で通信速
度を認識していること キャラクタコード形式 :各通信システム間で文字コ
ード形式を認識していること 制御文字の定義 :各通信システム間で制御文
字を認識していること これらが、双方で正しく認識されていないと、端末とホ
スト間や、端末とPAD装置間での正常な通信は実現で
きない。
取り決めが必要である。それは以下のようなものであ
る。 通信速度 :各通信システム間で通信速
度を認識していること キャラクタコード形式 :各通信システム間で文字コ
ード形式を認識していること 制御文字の定義 :各通信システム間で制御文
字を認識していること これらが、双方で正しく認識されていないと、端末とホ
スト間や、端末とPAD装置間での正常な通信は実現で
きない。
【0011】これらの取り決めにおいて、よく知られて
いる方法を以下にあげる。UNIXシステムにおいて、
端末(ユーザ)とUNIXシステム間で会話するために
は、伝送速度や制御文字も定義設定は、STTYコマン
ドにより両者で意識を合わせることができる。また、パ
ソコン通信においては、先ず端末とPAD装置間で電話
網(電話回線)接続時点に実行する手順(X.28のサ
ービス要求信号)によりPAD装置が自動的に端末の速
度とキャラクタコード種別を識別する方法が定められて
いる。パソコン通信の端末と、ホスト間のキャラクタコ
ード識別に関しては、ホスト単位にコード種別が規定さ
れているのが一般的であり、接続するホスト毎に端末側
で予め使用するコード種別に設定する必要がある。
いる方法を以下にあげる。UNIXシステムにおいて、
端末(ユーザ)とUNIXシステム間で会話するために
は、伝送速度や制御文字も定義設定は、STTYコマン
ドにより両者で意識を合わせることができる。また、パ
ソコン通信においては、先ず端末とPAD装置間で電話
網(電話回線)接続時点に実行する手順(X.28のサ
ービス要求信号)によりPAD装置が自動的に端末の速
度とキャラクタコード種別を識別する方法が定められて
いる。パソコン通信の端末と、ホスト間のキャラクタコ
ード識別に関しては、ホスト単位にコード種別が規定さ
れているのが一般的であり、接続するホスト毎に端末側
で予め使用するコード種別に設定する必要がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、パソ
コン通信は、一般に電話網2に接続された多数の端末1
が電話網2経由でPAD装置4に接続され、該PAD装
置4からパケット交換網3経由でホスト5に接続される
形態である。この場合、パソコン1は先ず電話網用のア
ナログモデム経由で電話網のダイヤリングを行ない、P
AD装置4と物理的に電話回線接続を行なう。その際、
回線接続後の最初にパソコン1から通信するキャラクタ
(文字)は、X.28勧告で定義されたサービス要求信
号αβ(文字αとβはPAD装置の任意の設計事項であ
り、任意のアルファベット又は記号を用いることができ
る)の2キャラクタである。PAD装置4は、この2キ
ャラクタを操作して端末の速度とキャラクタコードを識
別するようになっている。
コン通信は、一般に電話網2に接続された多数の端末1
が電話網2経由でPAD装置4に接続され、該PAD装
置4からパケット交換網3経由でホスト5に接続される
形態である。この場合、パソコン1は先ず電話網用のア
ナログモデム経由で電話網のダイヤリングを行ない、P
AD装置4と物理的に電話回線接続を行なう。その際、
回線接続後の最初にパソコン1から通信するキャラクタ
(文字)は、X.28勧告で定義されたサービス要求信
号αβ(文字αとβはPAD装置の任意の設計事項であ
り、任意のアルファベット又は記号を用いることができ
る)の2キャラクタである。PAD装置4は、この2キ
ャラクタを操作して端末の速度とキャラクタコードを識
別するようになっている。
【0013】キャラクタを表わす文字コードとしては、
例えばJIS7,JIS8やASCコード等がある。前
述したように、データの高速化と共に、電話網2で提供
できる通信速度の限界から、パソコン通信においても、
より高速の公衆網であるISDN網(総合ディジタルサ
ービス網)を利用する方向に進みつつある。ISDN網
の場合、電話網とは異なり、物理的なデータ伝送速度は
64kbpsに固定されており、この64kbpsの帯
域を部分的に使用することで、各種の通信速度を実現し
ている。即ち、V.110やX.30で勧告された通信
速度整合機能による中間通信速度の利用である。
例えばJIS7,JIS8やASCコード等がある。前
述したように、データの高速化と共に、電話網2で提供
できる通信速度の限界から、パソコン通信においても、
より高速の公衆網であるISDN網(総合ディジタルサ
ービス網)を利用する方向に進みつつある。ISDN網
の場合、電話網とは異なり、物理的なデータ伝送速度は
64kbpsに固定されており、この64kbpsの帯
域を部分的に使用することで、各種の通信速度を実現し
ている。即ち、V.110やX.30で勧告された通信
速度整合機能による中間通信速度の利用である。
【0014】従って、電話網アナログモデムで実現して
いるサービス要求信号による通信速度コード検出方式
は、ISDN網に適用する場合に、そのまま単純に同一
方式とすることは不可能である。
いるサービス要求信号による通信速度コード検出方式
は、ISDN網に適用する場合に、そのまま単純に同一
方式とすることは不可能である。
【0015】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、公衆網としてISDN網を用いた場合で
も、端末とパケット交換網の通信速度の整合をとること
ができる高速TTY通信の端末属性制御システムを提供
することを目的としている。
ものであって、公衆網としてISDN網を用いた場合で
も、端末とパケット交換網の通信速度の整合をとること
ができる高速TTY通信の端末属性制御システムを提供
することを目的としている。
【0016】
(第1の発明)図1は第1の発明の原理ブロック図、図
2は第2の発明の原理ブロック図である。本発明は通信
方式として、高速TTY通信を用いることが前提であ
る。TTY(調歩同期)とは、情報の単位をスタートビ
ットとストップビットの間に入れ込んで送信する方式を
いう。図1において、図10と同一のものは、同一の符
号を付して示す。図において、1はパソコン等の複数の
端末、10はこれら端末1が接続されるISDN回線交
換網(ISDN−C)である。20はその一方がISD
N回線交換網10と接続され、端末1がISDN非標準
装置である場合に、ISDN回線交換網10とのインタ
フェースを行なうターミナルアダプタ(以下TA装置と
いう)である。30は該TA装置20と接続されるPA
D装置である。図1に示すシステムは、ISDN回線交
換網10と接続されるTA装置20と、その一方が該T
A装置20と接続され、他方がパケット交換網3(図1
0参照)と接続されるPAD装置30より構成されるシ
ステムである。
2は第2の発明の原理ブロック図である。本発明は通信
方式として、高速TTY通信を用いることが前提であ
る。TTY(調歩同期)とは、情報の単位をスタートビ
ットとストップビットの間に入れ込んで送信する方式を
いう。図1において、図10と同一のものは、同一の符
号を付して示す。図において、1はパソコン等の複数の
端末、10はこれら端末1が接続されるISDN回線交
換網(ISDN−C)である。20はその一方がISD
N回線交換網10と接続され、端末1がISDN非標準
装置である場合に、ISDN回線交換網10とのインタ
フェースを行なうターミナルアダプタ(以下TA装置と
いう)である。30は該TA装置20と接続されるPA
D装置である。図1に示すシステムは、ISDN回線交
換網10と接続されるTA装置20と、その一方が該T
A装置20と接続され、他方がパケット交換網3(図1
0参照)と接続されるPAD装置30より構成されるシ
ステムである。
【0017】21は前記TA装置内20に設けられた、
ISDN回線交換網10の着呼検出時に、伝達能力情報
要素から発端末1の通信速度を検出して、所定のフォー
マットでPAD装置30に送出する通信速度制御部であ
る。31は前記PAD装置30内に設けられた、TA装
置20から送出されるメッセージより通信速度を検出す
る通信速度検出部である。
ISDN回線交換網10の着呼検出時に、伝達能力情報
要素から発端末1の通信速度を検出して、所定のフォー
マットでPAD装置30に送出する通信速度制御部であ
る。31は前記PAD装置30内に設けられた、TA装
置20から送出されるメッセージより通信速度を検出す
る通信速度検出部である。
【0018】S/T点は、ISDN回線交換網10とT
A装置20間のインタフェース点、R点はTA装置20
と非標準装置間のインタフェース点である。この発明の
構成によれば、TA装置内20内に、ISDN回線交換
網10の着呼検出時に、伝達能力情報要素から発端末の
通信速度を検出して、所定のフォーマットでPAD装置
30に送出する通信速度制御部21を、PAD装置30
内に、TA装置20から送出されるメッセージより通信
速度を検出する通信速度検出部31をそれぞれ設けるこ
とにより、公衆網としてISDN網を用いた場合でも、
端末1とパケット交換網の通信速度の整合をとることが
できる。
A装置20間のインタフェース点、R点はTA装置20
と非標準装置間のインタフェース点である。この発明の
構成によれば、TA装置内20内に、ISDN回線交換
網10の着呼検出時に、伝達能力情報要素から発端末の
通信速度を検出して、所定のフォーマットでPAD装置
30に送出する通信速度制御部21を、PAD装置30
内に、TA装置20から送出されるメッセージより通信
速度を検出する通信速度検出部31をそれぞれ設けるこ
とにより、公衆網としてISDN網を用いた場合でも、
端末1とパケット交換網の通信速度の整合をとることが
できる。
【0019】即ち、第1の発明では、例えばパソコン通
信の端末1をISDN網経由でPAD装置30と接続し
て、従来通りパケット交換網収容のパソコン通信ホスト
と通信する形態において、PAD装置30で端末1の速
度及び文字コード(キャラクタコード)を従来の電話網
接続と同様に検出可能とし、高速のパソコン通信網(高
速TTY網)を構成することができる。
信の端末1をISDN網経由でPAD装置30と接続し
て、従来通りパケット交換網収容のパソコン通信ホスト
と通信する形態において、PAD装置30で端末1の速
度及び文字コード(キャラクタコード)を従来の電話網
接続と同様に検出可能とし、高速のパソコン通信網(高
速TTY網)を構成することができる。
【0020】この場合において、前記TA装置20内の
通信速度制御部21は、ISDN回線交換網10より受
信した伝達能力情報要素より端末1の通信速度を検出
し、R点上に本検出通信速度をATコマンドのCONN
ECTメッセージにより送出すると共に、R点通信速度
を検出通信速度に変更し、前記PAD装置30内の通信
速度検出部31は、前記CONNECTメッセージより
着呼と通信速度を検出し、PAD装置30は本メッセー
ジにより通知された通信速度にR点の通信速度を変更す
ることを特徴としている。
通信速度制御部21は、ISDN回線交換網10より受
信した伝達能力情報要素より端末1の通信速度を検出
し、R点上に本検出通信速度をATコマンドのCONN
ECTメッセージにより送出すると共に、R点通信速度
を検出通信速度に変更し、前記PAD装置30内の通信
速度検出部31は、前記CONNECTメッセージより
着呼と通信速度を検出し、PAD装置30は本メッセー
ジにより通知された通信速度にR点の通信速度を変更す
ることを特徴としている。
【0021】この発明の構成によれば、前記TA装置2
0内の通信速度制御部21は、ISDN回線交換網10
より受信した伝達能力情報要素より端末1の通信速度を
検出し、R点上に本検出通信速度をATコマンドのCO
NNECTメッセージにより送出すると共に、R点通信
速度を検出通信速度に変更し、前記PAD装置30内の
通信速度検出部31は、前記CONNECTメッセージ
より着呼と通信速度を検出し、PAD装置30は本メッ
セージにより通知された通信速度にR点の通信速度を変
更することにより、TA装置20とPAD装置30間の
通信速度の整合をとることができる。
0内の通信速度制御部21は、ISDN回線交換網10
より受信した伝達能力情報要素より端末1の通信速度を
検出し、R点上に本検出通信速度をATコマンドのCO
NNECTメッセージにより送出すると共に、R点通信
速度を検出通信速度に変更し、前記PAD装置30内の
通信速度検出部31は、前記CONNECTメッセージ
より着呼と通信速度を検出し、PAD装置30は本メッ
セージにより通知された通信速度にR点の通信速度を変
更することにより、TA装置20とPAD装置30間の
通信速度の整合をとることができる。
【0022】また、前記PAD装置30内に、受信した
メッセージより送信されてくる文字コードを認識する文
字コード認識部を設け、端末1から文字コードを認識さ
せるためのサービス要求信号であるαβの2キャラクタ
文字コードを送出し、前記文字コード認識部でこの文字
コードの種類を認識することを特徴としている。
メッセージより送信されてくる文字コードを認識する文
字コード認識部を設け、端末1から文字コードを認識さ
せるためのサービス要求信号であるαβの2キャラクタ
文字コードを送出し、前記文字コード認識部でこの文字
コードの種類を認識することを特徴としている。
【0023】この発明の構成によれば、前記PAD装置
30内に、受信したメッセージより送信されてくる文字
コードを認識する文字コード認識部を設け、端末1から
文字コードを認識させるためのサービス要求信号である
αβの2キャラクタ文字コードを送出し、前記文字コー
ド認識部でこの文字コードの種類を認識することによ
り、端末の使用する文字コードを正確に認識することが
できる。
30内に、受信したメッセージより送信されてくる文字
コードを認識する文字コード認識部を設け、端末1から
文字コードを認識させるためのサービス要求信号である
αβの2キャラクタ文字コードを送出し、前記文字コー
ド認識部でこの文字コードの種類を認識することによ
り、端末の使用する文字コードを正確に認識することが
できる。
【0024】また、前記TA装置20の通信速度制御部
21は、ISDN回線交換網10より送られてくる端末
通信速度を検出し、TA装置20はISDN回線接続時
点で、R点通信速度を検出した端末の通信速度に変更
し、かつR点上で調歩同期式通信を行なうことを特徴と
している。
21は、ISDN回線交換網10より送られてくる端末
通信速度を検出し、TA装置20はISDN回線接続時
点で、R点通信速度を検出した端末の通信速度に変更
し、かつR点上で調歩同期式通信を行なうことを特徴と
している。
【0025】この発明の構成によれば、前記TA装置2
0の通信速度制御部21は、ISDN回線交換網10よ
り送られてくる端末通信速度を検出し、TA装置20は
ISDN回線接続時点で、R点通信速度を検出した端末
1の通信速度に変更し、かつR点上で調歩同期式通信を
行なうことにより、端末1との通信速度の整合をとるこ
とができる。
0の通信速度制御部21は、ISDN回線交換網10よ
り送られてくる端末通信速度を検出し、TA装置20は
ISDN回線接続時点で、R点通信速度を検出した端末
1の通信速度に変更し、かつR点上で調歩同期式通信を
行なうことにより、端末1との通信速度の整合をとるこ
とができる。
【0026】更に、前記PAD装置30は、TA装置2
0とR点で接続され、ISDN回線交換網10経由で端
末1と接続し、通信速度及びコード種別の検出を、X.
28サービス要求信号により行なうことを特徴としてい
る。
0とR点で接続され、ISDN回線交換網10経由で端
末1と接続し、通信速度及びコード種別の検出を、X.
28サービス要求信号により行なうことを特徴としてい
る。
【0027】この発明の構成によれば、前記PAD装置
30は、TA装置20とR点で接続され、ISDN回線
交換網10経由で端末1と接続し、通信速度及びコード
種別の検出を、X.28サービス要求信号により行なう
ことにより、端末1との通信速度の整合をとることがで
きる。
30は、TA装置20とR点で接続され、ISDN回線
交換網10経由で端末1と接続し、通信速度及びコード
種別の検出を、X.28サービス要求信号により行なう
ことにより、端末1との通信速度の整合をとることがで
きる。
【0028】(第2の発明)図2において、図1と同一
のものは、同一の符号を付して示す。図に示すシステム
は、ISDN回線交換網10とPAD装置30より構成
される通信システムを構成している。
のものは、同一の符号を付して示す。図に示すシステム
は、ISDN回線交換網10とPAD装置30より構成
される通信システムを構成している。
【0029】PAD装置30には、端末通信速度対応に
固定的に複数の回線40が設けられている。そして、こ
れら回線40には、回線対応にTA装置20が接続され
ている。つまり、図に示すそれぞれのTA装置20は、
自己の担当する通信速度が固定されている。そして、そ
れぞれのTA装置20が回線40でPAD装置30と接
続されている。32はPAD装置30と回線40を接続
するポートである。
固定的に複数の回線40が設けられている。そして、こ
れら回線40には、回線対応にTA装置20が接続され
ている。つまり、図に示すそれぞれのTA装置20は、
自己の担当する通信速度が固定されている。そして、そ
れぞれのTA装置20が回線40でPAD装置30と接
続されている。32はPAD装置30と回線40を接続
するポートである。
【0030】この発明の構成によれば、PAD装置30
に接続される回線40を、端末通信速度対応に固定的に
複数設け、端末通信速度対応にサブアドレスを定義し、
かつその通信速度対応のサブアドレスをこれら回線40
に定義することにより、公衆網としてISDN網を用い
た場合でも、端末1とパケット交換網の通信速度の整合
をとることができる。
に接続される回線40を、端末通信速度対応に固定的に
複数設け、端末通信速度対応にサブアドレスを定義し、
かつその通信速度対応のサブアドレスをこれら回線40
に定義することにより、公衆網としてISDN網を用い
た場合でも、端末1とパケット交換網の通信速度の整合
をとることができる。
【0031】この場合において、前記複数の回線40に
それぞれTA装置20を接続し、端末1からISDN回
線交換網10に発呼する時に、端末1の通信速度対応の
サブアドレスを指定することにより、該サブアドレスに
より指定されたTA装置20に着信させることを特徴と
している。
それぞれTA装置20を接続し、端末1からISDN回
線交換網10に発呼する時に、端末1の通信速度対応の
サブアドレスを指定することにより、該サブアドレスに
より指定されたTA装置20に着信させることを特徴と
している。
【0032】この発明の構成によれば、前記複数の回線
40にそれぞれTA装置20を接続し、端末1からIS
DN回線交換網10に発呼する時に、端末1の通信速度
対応のサブアドレスを指定することにより、該サブアド
レスにより指定されたTA装置20に着信させることに
より、端末1とTA装置20間の通信速度の整合をとる
ことができる。
40にそれぞれTA装置20を接続し、端末1からIS
DN回線交換網10に発呼する時に、端末1の通信速度
対応のサブアドレスを指定することにより、該サブアド
レスにより指定されたTA装置20に着信させることに
より、端末1とTA装置20間の通信速度の整合をとる
ことができる。
【0033】また、前記PAD装置30は、ISDN回
線交換網10に接続するS/T点インタフェースを内蔵
し、ISDN回線交換網10からの着呼検出時点に伝達
能力情報要素から発端末1の通信速度を検出し、発端末
1のあらゆる通信速度を接続可能とすることを特徴とし
ている。
線交換網10に接続するS/T点インタフェースを内蔵
し、ISDN回線交換網10からの着呼検出時点に伝達
能力情報要素から発端末1の通信速度を検出し、発端末
1のあらゆる通信速度を接続可能とすることを特徴とし
ている。
【0034】この発明の構成によれば、前記PAD装置
30は、ISDN回線交換網10に接続するS/T点イ
ンタフェースを内蔵し、ISDN回線交換網10からの
着呼検出時点に伝達能力情報要素から発端末1の通信速
度を検出し、発端末1のあらゆる通信速度を接続可能と
することにより、端末1とPAD装置30との通信速度
の整合をとることができる。
30は、ISDN回線交換網10に接続するS/T点イ
ンタフェースを内蔵し、ISDN回線交換網10からの
着呼検出時点に伝達能力情報要素から発端末1の通信速
度を検出し、発端末1のあらゆる通信速度を接続可能と
することにより、端末1とPAD装置30との通信速度
の整合をとることができる。
【0035】また、前記PAD装置30はISDN回線
交換網10に接続するS/T点インタフェースを内蔵
し、複数のポート32でISDN回線交換網10に接続
され同時に複数の端末1と通信する形態を持ち、前記複
数のポート32にそれぞれ通信速度を固定的に設定し、
かつ通信速度種別毎にサブアドレスにて定義されること
を特徴としている。
交換網10に接続するS/T点インタフェースを内蔵
し、複数のポート32でISDN回線交換網10に接続
され同時に複数の端末1と通信する形態を持ち、前記複
数のポート32にそれぞれ通信速度を固定的に設定し、
かつ通信速度種別毎にサブアドレスにて定義されること
を特徴としている。
【0036】この発明の構成によれば、前記PAD装置
30はISDN回線交換網10に接続するS/T点イン
タフェースを内蔵し、複数のポート32でISDN回線
交換網10に接続され同時に複数の端末1と通信する形
態を持ち、前記複数のポート32にそれぞれ通信速度を
固定的に設定し、かつ通信速度種別毎にサブアドレスに
て定義されることにより、端末1とPAD装置30との
通信速度の整合をとることができる。
30はISDN回線交換網10に接続するS/T点イン
タフェースを内蔵し、複数のポート32でISDN回線
交換網10に接続され同時に複数の端末1と通信する形
態を持ち、前記複数のポート32にそれぞれ通信速度を
固定的に設定し、かつ通信速度種別毎にサブアドレスに
て定義されることにより、端末1とPAD装置30との
通信速度の整合をとることができる。
【0037】また、前記複数のポート32には必要種別
の最低数を割り当て、残りのポート32は未定義状態と
し、ある通信速度のポートが接続された場合には、未定
義ポート32に同一の通信速度を定義することを特徴と
している。
の最低数を割り当て、残りのポート32は未定義状態と
し、ある通信速度のポートが接続された場合には、未定
義ポート32に同一の通信速度を定義することを特徴と
している。
【0038】この発明の構成によれば、前記複数のポー
ト32には必要種別の最低数を割り当て、残りのポート
32は未定義状態とし、ある通信速度のポート32が接
続された場合には、未定義ポート32に同一の通信速度
を定義することにより、次の同一通信速度の着呼を受け
付け可能とすることができる。
ト32には必要種別の最低数を割り当て、残りのポート
32は未定義状態とし、ある通信速度のポート32が接
続された場合には、未定義ポート32に同一の通信速度
を定義することにより、次の同一通信速度の着呼を受け
付け可能とすることができる。
【0039】また、前記複数のポート32に通信速度属
性に加えて端末の文字コード種別まで定義し、かつ通信
速度と文字コード種別の組み合わせ対応にそれぞれサブ
アドレスを定義することを特徴としている。
性に加えて端末の文字コード種別まで定義し、かつ通信
速度と文字コード種別の組み合わせ対応にそれぞれサブ
アドレスを定義することを特徴としている。
【0040】この発明の構成によれば、前記複数のポー
ト32に通信速度属性に加えて端末の文字コード種別ま
で定義し、かつ通信速度と文字コード種別の組み合わせ
対応にそれぞれサブアドレスを定義することにより、文
字コード検出のためのサービス要求信号投入を不要とす
ることができる。
ト32に通信速度属性に加えて端末の文字コード種別ま
で定義し、かつ通信速度と文字コード種別の組み合わせ
対応にそれぞれサブアドレスを定義することにより、文
字コード検出のためのサービス要求信号投入を不要とす
ることができる。
【0041】更に、前記PAD装置30内にポート属性
の学習機能を持たせ、PAD装置30のポート32を接
続要求の多い端末属性に提供することを特徴としてい
る。この発明の構成によれば、前記PAD装置30内に
ポート属性の学習機能を持たせ、PAD装置30のポー
ト32を接続要求の多い端末属性に提供することによ
り、通信環境の変動に合わせてPAD装置30のポート
32を接続要求の多い端末属性に柔軟に対応して提供す
ることができる。
の学習機能を持たせ、PAD装置30のポート32を接
続要求の多い端末属性に提供することを特徴としてい
る。この発明の構成によれば、前記PAD装置30内に
ポート属性の学習機能を持たせ、PAD装置30のポー
ト32を接続要求の多い端末属性に提供することによ
り、通信環境の変動に合わせてPAD装置30のポート
32を接続要求の多い端末属性に柔軟に対応して提供す
ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。本発明では、ISDN網
を経由したパソコン通信を提供するために、PAD装置
において以下の端末属性をISDN接続時点で検出する
ものである。 接続した端末の通信速度を自動検出する。 接続した端末の文字コードを自動検出する。 以上の動作をPAD装置で実現することにより、従来型
のパケットネットワークを利用した高信頼性を前提に運
用していたパソコン通信ネットワークを、電話網経由で
の端末収容と同等の経済性で高速なサービスを提供する
ことができる。
施の形態例を詳細に説明する。本発明では、ISDN網
を経由したパソコン通信を提供するために、PAD装置
において以下の端末属性をISDN接続時点で検出する
ものである。 接続した端末の通信速度を自動検出する。 接続した端末の文字コードを自動検出する。 以上の動作をPAD装置で実現することにより、従来型
のパケットネットワークを利用した高信頼性を前提に運
用していたパソコン通信ネットワークを、電話網経由で
の端末収容と同等の経済性で高速なサービスを提供する
ことができる。
【0043】図3は第1の発明の第1の実施の形態例の
動作説明図である。図1と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、PAD装置30にT
A装置20を接続し、TA装置20のR点にPAD装置
30を接続している。ISDN回線交換網10には、複
数の端末1が接続されている。このパソコン端末の通信
速度としては、例えば2400bps、9600bp
s、19.2kbps等の通信速度が用いられる。
動作説明図である。図1と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、PAD装置30にT
A装置20を接続し、TA装置20のR点にPAD装置
30を接続している。ISDN回線交換網10には、複
数の端末1が接続されている。このパソコン端末の通信
速度としては、例えば2400bps、9600bp
s、19.2kbps等の通信速度が用いられる。
【0044】今、ある端末1が発呼したものとする。こ
の発呼は、ISDN回線交換網10を介してTA装置2
0に通知される。ISDN回線交換10のDチャネル制
御方式では、発呼側端末の通信速度は、発呼情報の中に
伝達能力情報要素として含まれている。そこで、TA装
置20の通信速度制御部21は、発呼側端末1の通信速
度をこの伝達能力情報要素から検出する。
の発呼は、ISDN回線交換網10を介してTA装置2
0に通知される。ISDN回線交換10のDチャネル制
御方式では、発呼側端末の通信速度は、発呼情報の中に
伝達能力情報要素として含まれている。そこで、TA装
置20の通信速度制御部21は、発呼側端末1の通信速
度をこの伝達能力情報要素から検出する。
【0045】通信速度が検出されると、通信速度制御部
21は、R点上のシリアル回線制御手順としてATコマ
ンドを使用する。ATコマンドは、当初は米国のモデム
メーカであるHayes社が自社のモデムに搭載したモ
デム制御用コマンド体系である。自動ダイヤル、接続、
切断等の動作や、通信モードを設定するためのコマンド
を規定している。これらのコマンドは、端末がデータ線
を使用してモデムに送信する。モデムからは、各コマン
ドの実行結果や、モデムの状態等がリザルトコードとし
て端末に返信される。ATコマンドの特徴は、コマンド
の先頭に“AT”という文字列を付けることである。
“AT”という先頭のビットパターンが固定しているた
め、モデムは端末から送信されてくるデータの伝送速度
やデータ長、パリティビットの有無等を自動的に認識す
ることができる。
21は、R点上のシリアル回線制御手順としてATコマ
ンドを使用する。ATコマンドは、当初は米国のモデム
メーカであるHayes社が自社のモデムに搭載したモ
デム制御用コマンド体系である。自動ダイヤル、接続、
切断等の動作や、通信モードを設定するためのコマンド
を規定している。これらのコマンドは、端末がデータ線
を使用してモデムに送信する。モデムからは、各コマン
ドの実行結果や、モデムの状態等がリザルトコードとし
て端末に返信される。ATコマンドの特徴は、コマンド
の先頭に“AT”という文字列を付けることである。
“AT”という先頭のビットパターンが固定しているた
め、モデムは端末から送信されてくるデータの伝送速度
やデータ長、パリティビットの有無等を自動的に認識す
ることができる。
【0046】TA装置20は通信速度制御部21で通信
速度を検出すると、ATコマンドのCONNECTメッ
セージにより速度情報をPAD装置30に通知する。こ
の方式を利用するために重要な手順は、最初のTA装置
20とPAD装置30間のR点速度は、両者で認識した
初期通信速度に設定しておくことである。TA装置20
は、ISDN回線接続後、しかるべき速度に通信速度を
変更するが、その変更速度をCONNECTメッセージ
により通知する時のメッセージ自体の通信速度は、予め
TA装置20とPAD装置30間で初期設定した通信速
度が用いられる。
速度を検出すると、ATコマンドのCONNECTメッ
セージにより速度情報をPAD装置30に通知する。こ
の方式を利用するために重要な手順は、最初のTA装置
20とPAD装置30間のR点速度は、両者で認識した
初期通信速度に設定しておくことである。TA装置20
は、ISDN回線接続後、しかるべき速度に通信速度を
変更するが、その変更速度をCONNECTメッセージ
により通知する時のメッセージ自体の通信速度は、予め
TA装置20とPAD装置30間で初期設定した通信速
度が用いられる。
【0047】TA装置20は、CONNECTメッセー
ジを送信完了した時点で、PAD装置30はCONNE
CTメッセージをTA装置20から受信した時点で、T
A装置20はCONNECTメッセージで通知した通信
速度に、PAD装置30はCONNECTメッセージで
通知された速度に、それぞれR点の通信速度を変更す
る。その後は、変更されたR点の通信速度(ISDN間
の端末1〜TA装置20間速度に同じ)にて、PAD装
置30/端末1間の通信が可能となる。
ジを送信完了した時点で、PAD装置30はCONNE
CTメッセージをTA装置20から受信した時点で、T
A装置20はCONNECTメッセージで通知した通信
速度に、PAD装置30はCONNECTメッセージで
通知された速度に、それぞれR点の通信速度を変更す
る。その後は、変更されたR点の通信速度(ISDN間
の端末1〜TA装置20間速度に同じ)にて、PAD装
置30/端末1間の通信が可能となる。
【0048】なお、文字コード検出については、従来の
アナログ回線による通信と同様に、PAD装置30と端
末1間回線接続完了後に、最初に端末1が送信するX.
28勧告のサービス要求信号により検出することができ
る。即ち、端末1から通知されるサービス要求信号αβ
方式により、自己で持っている文字コードで予め決めら
れたαとβの2文字を送るものである。
アナログ回線による通信と同様に、PAD装置30と端
末1間回線接続完了後に、最初に端末1が送信するX.
28勧告のサービス要求信号により検出することができ
る。即ち、端末1から通知されるサービス要求信号αβ
方式により、自己で持っている文字コードで予め決めら
れたαとβの2文字を送るものである。
【0049】PAD装置30には文字コード認識部が設
けられている。そして、該文字コード認識部は、予め決
められている2文字がどの形式であるかを判別して文字
コードが例えばJIS7形式であると決定する。これに
より、端末1の使用する文字コードを正確に認識するこ
とができる。
けられている。そして、該文字コード認識部は、予め決
められている2文字がどの形式であるかを判別して文字
コードが例えばJIS7形式であると決定する。これに
より、端末1の使用する文字コードを正確に認識するこ
とができる。
【0050】以上により、端末1の通信速度と端末1の
具備する文字コードが決定されたので、パソコン通信が
可能になる。例えば、9600bpsの端末1が発呼し
たものとすると、TA装置20内の通信速度制御部21
は、送られてくる伝達能力情報要素から通信速度が96
00bpsであることを認識し、TA装置20はCON
NECTメッセージに9600bpsを乗せて、所定の
通信速度でPAD装置30に通知する。このCONNE
CTメッセージを受信したPAD装置30の通信速度検
出部31は、通信速度が9600bpsであることを認
識する。そして、TA装置20及びPAD装置30がR
点の通信速度を9600bpsに変更することにより、
9600bpsの端末1はパケット交換網を介してホス
トとパソコン通信を行なうことが可能となる。
具備する文字コードが決定されたので、パソコン通信が
可能になる。例えば、9600bpsの端末1が発呼し
たものとすると、TA装置20内の通信速度制御部21
は、送られてくる伝達能力情報要素から通信速度が96
00bpsであることを認識し、TA装置20はCON
NECTメッセージに9600bpsを乗せて、所定の
通信速度でPAD装置30に通知する。このCONNE
CTメッセージを受信したPAD装置30の通信速度検
出部31は、通信速度が9600bpsであることを認
識する。そして、TA装置20及びPAD装置30がR
点の通信速度を9600bpsに変更することにより、
9600bpsの端末1はパケット交換網を介してホス
トとパソコン通信を行なうことが可能となる。
【0051】この実施の形態例によれば、TA装置20
とPAD装置30間の整合をとることができ、公衆網と
してISDN網を用いた場合でも、端末とパケット交換
網の通信速度の整合をとることができる。
とPAD装置30間の整合をとることができ、公衆網と
してISDN網を用いた場合でも、端末とパケット交換
網の通信速度の整合をとることができる。
【0052】図4は第1の発明の第2の実施の形態例の
動作説明図である。図3と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、ATコマンドのCO
NNECTメッセージで端末の通信速度を通知するので
はなく、TA装置20の通信速度制御部21が呼設定時
点で、端末1から通知される伝達能力情報要素から端末
側通信速度を検出し、R点を検出した端末の通信速度に
変更し、かつR点上で調歩同期式通信を行なうものであ
る。
動作説明図である。図3と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、ATコマンドのCO
NNECTメッセージで端末の通信速度を通知するので
はなく、TA装置20の通信速度制御部21が呼設定時
点で、端末1から通知される伝達能力情報要素から端末
側通信速度を検出し、R点を検出した端末の通信速度に
変更し、かつR点上で調歩同期式通信を行なうものであ
る。
【0053】図3に示す実施の形態例では、R点の調歩
同期通信速度を変更するために、TA装置20及びPA
D装置30でATコマンドのサポートが必要になるが、
これは双方にかなりの負担となる。そこで、この実施の
形態例では、前述したように、TA装置20の通信速度
制御部21が、R点の通信速度を端末1から送出される
メッセージの伝達能力情報要素から検出して、R点の通
信速度を単に変更する方式とし、PAD装置30側で
は、従来通りのサービス要求信号による速度コード検出
方式を適用する。
同期通信速度を変更するために、TA装置20及びPA
D装置30でATコマンドのサポートが必要になるが、
これは双方にかなりの負担となる。そこで、この実施の
形態例では、前述したように、TA装置20の通信速度
制御部21が、R点の通信速度を端末1から送出される
メッセージの伝達能力情報要素から検出して、R点の通
信速度を単に変更する方式とし、PAD装置30側で
は、従来通りのサービス要求信号による速度コード検出
方式を適用する。
【0054】この場合、PAD装置30は、調歩同期で
あっても、上述の従来通りのPAD装置30の速度コー
ド自動検出機能により、ISDN回線交換網10経由で
接続した各種速度の端末1との通信開始時点でこれを検
出し、PAD装置30側で認識することが可能である。
あっても、上述の従来通りのPAD装置30の速度コー
ド自動検出機能により、ISDN回線交換網10経由で
接続した各種速度の端末1との通信開始時点でこれを検
出し、PAD装置30側で認識することが可能である。
【0055】なお、文字コードの検出は、図3に示す第
1の実施の形態例の場合と同じく、αβキャラクタメッ
セージ送受信方式により、PAD装置30内の文字コー
ド検出部がこの文字コードを検出する方式を用いる。こ
れにより、PAD装置30と端末1との通信速度の整合
をとり、文字コードの整合と併せて、端末1はパケット
交換網を介してホストとパソコン通信を行なうことが可
能となる。
1の実施の形態例の場合と同じく、αβキャラクタメッ
セージ送受信方式により、PAD装置30内の文字コー
ド検出部がこの文字コードを検出する方式を用いる。こ
れにより、PAD装置30と端末1との通信速度の整合
をとり、文字コードの整合と併せて、端末1はパケット
交換網を介してホストとパソコン通信を行なうことが可
能となる。
【0056】なお、PAD装置30は、前述したX.2
8サービス要求信号を用いて、自動的に端末の速度と文
字コード種別を識別することもできる。この方法によっ
ても、PAD装置30と端末1との通信速度の整合と、
文字コードの整合をとることができ、端末1はパケット
交換網を介してパソコン通信を行なうことができる。
8サービス要求信号を用いて、自動的に端末の速度と文
字コード種別を識別することもできる。この方法によっ
ても、PAD装置30と端末1との通信速度の整合と、
文字コードの整合をとることができ、端末1はパケット
交換網を介してパソコン通信を行なうことができる。
【0057】図5は第2の発明の第1の実施の形態例の
動作説明図である。図2と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例では、PAD装置30に
複数の回線40を設け、これら回線40対応に複数のT
A装置20を接続している。そして、これら複数の回線
40は、その動作通信速度が固定されている。例えば、
図に示すように、上から順に2400bps、9600
bps、19.2kbpsという具合である。
動作説明図である。図2と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例では、PAD装置30に
複数の回線40を設け、これら回線40対応に複数のT
A装置20を接続している。そして、これら複数の回線
40は、その動作通信速度が固定されている。例えば、
図に示すように、上から順に2400bps、9600
bps、19.2kbpsという具合である。
【0058】このように構成されたシステムにおいて、
例えば通信速度2400bpsの端末1から発呼したも
のとする。この時、端末1は自己の選択する通信速度に
対応した代表アドレスと、該代表アドレス内の通信速度
に対応したサブアドレスを発呼メッセージに含める。I
SDN回線交換網10は、代表アドレスで指定されるP
AD装置30に呼を接続する。そして、サブアドレスに
より、自己の選択する通信速度の回線40を選択する。
例えば通信速度2400bpsの端末1から発呼したも
のとする。この時、端末1は自己の選択する通信速度に
対応した代表アドレスと、該代表アドレス内の通信速度
に対応したサブアドレスを発呼メッセージに含める。I
SDN回線交換網10は、代表アドレスで指定されるP
AD装置30に呼を接続する。そして、サブアドレスに
より、自己の選択する通信速度の回線40を選択する。
【0059】この場合では、通信速度2400bpsの
回線40を選択する。この実施の形態例によれば、TA
装置20を端末通信速度対応に固定的に複数設け、端末
通信速度対応にサブアドレスを定義し、かつその通信速
度対応のサブアドレスをこれらTA装置に定義すること
により、公衆網としてISDN網を用いた場合でも、端
末1とパケット交換網3(図10参照)の通信速度の整
合をとることができる。
回線40を選択する。この実施の形態例によれば、TA
装置20を端末通信速度対応に固定的に複数設け、端末
通信速度対応にサブアドレスを定義し、かつその通信速
度対応のサブアドレスをこれらTA装置に定義すること
により、公衆網としてISDN網を用いた場合でも、端
末1とパケット交換網3(図10参照)の通信速度の整
合をとることができる。
【0060】この実施の形態例によれば、第1の発明の
実施の形態例で説明したような、TA装置20側に速度
を検出してR点速度を変更する機能は必要としない。こ
の場合において、端末1からISDN回線交換網10に
発呼する時に、端末1の通信速度対応のサブアドレスを
指定することにより、該サブアドレスにより指定された
TA装置20に着信させることにより、端末1とTA装
置20間の通信速度の整合をとることができる。
実施の形態例で説明したような、TA装置20側に速度
を検出してR点速度を変更する機能は必要としない。こ
の場合において、端末1からISDN回線交換網10に
発呼する時に、端末1の通信速度対応のサブアドレスを
指定することにより、該サブアドレスにより指定された
TA装置20に着信させることにより、端末1とTA装
置20間の通信速度の整合をとることができる。
【0061】この実施の形態例では、文字コード種別の
検出に関しては、前述の実施の形態例で説明したサービ
ス要求信号にαβの2キャラクタコードを乗せて送出す
る方法により文字コードを検出することができる。つま
り、回線接続後に端末1から発行されるサービス要求信
号をPAD装置30内に設けられた文字コード検出部で
検出する。
検出に関しては、前述の実施の形態例で説明したサービ
ス要求信号にαβの2キャラクタコードを乗せて送出す
る方法により文字コードを検出することができる。つま
り、回線接続後に端末1から発行されるサービス要求信
号をPAD装置30内に設けられた文字コード検出部で
検出する。
【0062】即ち、X.28勧告で定義されるαβ2キ
ャラクタ文字を文字コード検出部で検出して、その文字
を表わすのにどのようなタイプのコードを用いているか
で、文字コード種別が例えばASCコードであると認識
することができる。このように、端末1の通信速度と文
字コード種別を認識することにより、端末1からパソコ
ン通信を行なうことができる。
ャラクタ文字を文字コード検出部で検出して、その文字
を表わすのにどのようなタイプのコードを用いているか
で、文字コード種別が例えばASCコードであると認識
することができる。このように、端末1の通信速度と文
字コード種別を認識することにより、端末1からパソコ
ン通信を行なうことができる。
【0063】図6は第2の発明の第2の実施の形態例の
動作説明図である。図5と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、ISDN回線交換網
10に接続するS/T点インタフェースをPAD装置3
0に内蔵させたものである。図において、32は速度対
応に設けられたポートである。PAD装置30には、速
度対応ポート32毎に異なる通信速度のデータが入力さ
れ、或いは出力される。この結果、図5に示す実施の形
態例で必要とされたTA装置は不要となった。
動作説明図である。図5と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、ISDN回線交換網
10に接続するS/T点インタフェースをPAD装置3
0に内蔵させたものである。図において、32は速度対
応に設けられたポートである。PAD装置30には、速
度対応ポート32毎に異なる通信速度のデータが入力さ
れ、或いは出力される。この結果、図5に示す実施の形
態例で必要とされたTA装置は不要となった。
【0064】このように構成されたシステムにおいて、
例えば通信速度9600bpsの端末1から発呼したも
のとする。この時、端末1は自己の選択する通信速度に
対応した代表アドレスと、該代表アドレス内の通信速度
に対応したサブアドレスを発呼メッセージに含める。I
SDN回線交換網10は、代表アドレスで指定されるP
AD装置30に呼を接続する。そして、サブアドレスに
より、自己の選択する通信速度の回線40を選択する。
この場合では、通信速度2400bpsの回線40を選
択する。PAD装置30では、ポート32から入力され
るメッセージの伝達能力情報要素から通信速度を認識す
る。
例えば通信速度9600bpsの端末1から発呼したも
のとする。この時、端末1は自己の選択する通信速度に
対応した代表アドレスと、該代表アドレス内の通信速度
に対応したサブアドレスを発呼メッセージに含める。I
SDN回線交換網10は、代表アドレスで指定されるP
AD装置30に呼を接続する。そして、サブアドレスに
より、自己の選択する通信速度の回線40を選択する。
この場合では、通信速度2400bpsの回線40を選
択する。PAD装置30では、ポート32から入力され
るメッセージの伝達能力情報要素から通信速度を認識す
る。
【0065】この実施の形態例によれば、PAD装置3
0がISDN回線交換網10からの着呼検出時に、伝達
能力情報要素から発端末1の通信速度を検出し、発端末
1のあらゆる通信速度を接続可能とすることにより、端
末1とPAD装置30との通信速度の整合をとることが
できる。
0がISDN回線交換網10からの着呼検出時に、伝達
能力情報要素から発端末1の通信速度を検出し、発端末
1のあらゆる通信速度を接続可能とすることにより、端
末1とPAD装置30との通信速度の整合をとることが
できる。
【0066】更に、この実施の形態例では、前記PAD
装置30はISDN回線交換網10に接続するS/T点
インタフェースを内蔵し、複数のポート32でISDN
回線交換網10に接続され同時に複数の端末1と通信す
る形態を持ち、前記複数のポートにそれぞれ通信速度を
固定的に設定し、かつ通信速度種別毎にサブアドレスに
て定義されることにより、端末1とPAD装置30との
通信速度の整合をとることができる。
装置30はISDN回線交換網10に接続するS/T点
インタフェースを内蔵し、複数のポート32でISDN
回線交換網10に接続され同時に複数の端末1と通信す
る形態を持ち、前記複数のポートにそれぞれ通信速度を
固定的に設定し、かつ通信速度種別毎にサブアドレスに
て定義されることにより、端末1とPAD装置30との
通信速度の整合をとることができる。
【0067】なお、この実施の形態例でも、文字コード
の認識は、X.28勧告のαβの2文字送出法を用いて
決定する。即ち、X.28勧告で定義されるαβ2キャ
ラクタ文字を文字コード検出部で検出して、その文字を
表わすのにどのようなタイプのコードを用いているか
で、PAD装置30の文字コード認識部は、文字コード
種別が例えばASCコードであると認識することができ
る。このように、端末1の通信速度と文字コード種別を
認識することにより、端末1からパソコン通信を行なう
ことができる。
の認識は、X.28勧告のαβの2文字送出法を用いて
決定する。即ち、X.28勧告で定義されるαβ2キャ
ラクタ文字を文字コード検出部で検出して、その文字を
表わすのにどのようなタイプのコードを用いているか
で、PAD装置30の文字コード認識部は、文字コード
種別が例えばASCコードであると認識することができ
る。このように、端末1の通信速度と文字コード種別を
認識することにより、端末1からパソコン通信を行なう
ことができる。
【0068】図7は第2の発明の第3の実施の形態例の
動作説明図である。図6と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、PAD装置30のポ
ート32に速度学習機能を持たせたものである。図6に
示す実施の形態例において、PAD装置30の通信速度
対応ポート32をどのような比率で用意するかを決める
のは難しい問題である。場合によっては、特定の通信速
度が同時に接続され、その通信速度のポート32が不足
し、他の速度のポート32が空き状態にもかかわらず、
ある回線速度の端末1からの接続がビジー状態(待ち状
態)になることがある。この実施の形態例では、このよ
うな問題を改善するために、以下のようなポート32の
学習機能を持たせる。
動作説明図である。図6と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、PAD装置30のポ
ート32に速度学習機能を持たせたものである。図6に
示す実施の形態例において、PAD装置30の通信速度
対応ポート32をどのような比率で用意するかを決める
のは難しい問題である。場合によっては、特定の通信速
度が同時に接続され、その通信速度のポート32が不足
し、他の速度のポート32が空き状態にもかかわらず、
ある回線速度の端末1からの接続がビジー状態(待ち状
態)になることがある。この実施の形態例では、このよ
うな問題を改善するために、以下のようなポート32の
学習機能を持たせる。
【0069】予め、PAD装置30の幾つかのポート3
2に最低限のポート速度を必要数割り当てておき、他の
ポート32は速度を未定義としておく。今、9600b
psの端末1から発呼し、9600bpsでの接続が発
生したものとする()。この結果、PAD装置30に
予め割り当てられていた9600bpsのポート32は
使用中となり、塞がる。そこで、PAD装置30は、別
の9600bpsの端末1が発呼した時のために、それ
まで未定義であったポート32の速度を9600bps
対応のサブアドレスを定義する。
2に最低限のポート速度を必要数割り当てておき、他の
ポート32は速度を未定義としておく。今、9600b
psの端末1から発呼し、9600bpsでの接続が発
生したものとする()。この結果、PAD装置30に
予め割り当てられていた9600bpsのポート32は
使用中となり、塞がる。そこで、PAD装置30は、別
の9600bpsの端末1が発呼した時のために、それ
まで未定義であったポート32の速度を9600bps
対応のサブアドレスを定義する。
【0070】この状態で、別の通信速度9600bps
の端末1から発呼し、予め決められているサブアドレス
を発呼メッセージに含めて送出する。この結果、PAD
装置30は他の9600bpsの端末1からの新規着呼
を受け付けることが可能となる()。このように、こ
の実施の形態例によれば、ある通信速度のポート32が
接続された場合には、未定義ポート32に同一の通信速
度を定義することにより、次の同一通信速度の着呼を受
け付けることができる。
の端末1から発呼し、予め決められているサブアドレス
を発呼メッセージに含めて送出する。この結果、PAD
装置30は他の9600bpsの端末1からの新規着呼
を受け付けることが可能となる()。このように、こ
の実施の形態例によれば、ある通信速度のポート32が
接続された場合には、未定義ポート32に同一の通信速
度を定義することにより、次の同一通信速度の着呼を受
け付けることができる。
【0071】なお、この実施の形態例でも、文字コード
の認識は、X.28勧告のαβの2文字送出法を用いて
決定する。即ち、X.28勧告で定義されるαβ2キャ
ラクタ文字を文字コード検出部で検出して、その文字を
表わすのにどのようなタイプのコードを用いているか
で、PAD装置30の文字コード認識部は、文字コード
種別が例えばASCコードであると認識することができ
る。このように、端末1の通信速度と文字コード種別を
認識することにより、端末1からパソコン通信を行なう
ことができる。
の認識は、X.28勧告のαβの2文字送出法を用いて
決定する。即ち、X.28勧告で定義されるαβ2キャ
ラクタ文字を文字コード検出部で検出して、その文字を
表わすのにどのようなタイプのコードを用いているか
で、PAD装置30の文字コード認識部は、文字コード
種別が例えばASCコードであると認識することができ
る。このように、端末1の通信速度と文字コード種別を
認識することにより、端末1からパソコン通信を行なう
ことができる。
【0072】図8は第2の発明の第4の実施の形態例の
動作説明図である。図7と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、通信速度及び文字コ
ード共にサブアドレスで識別するようにしたものであ
る。この実施の形態例は、前述した図6〜図7の実施の
形態例の場合と同様に、通信速度をサブアドレスでPA
Dポート32の属性として割り付けると共に、文字コー
ド検出までサブアドレスでPADポートに属性を割り当
てるようにした。図には例えば、2400bpsのポー
ト32には文字コードAを割り当て、他の2400bp
sのポート32には文字コードBを割り当て、19.2
kbpsのポート32には文字コードAを割り当てる場
合を示している。
動作説明図である。図7と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、通信速度及び文字コ
ード共にサブアドレスで識別するようにしたものであ
る。この実施の形態例は、前述した図6〜図7の実施の
形態例の場合と同様に、通信速度をサブアドレスでPA
Dポート32の属性として割り付けると共に、文字コー
ド検出までサブアドレスでPADポートに属性を割り当
てるようにした。図には例えば、2400bpsのポー
ト32には文字コードAを割り当て、他の2400bp
sのポート32には文字コードBを割り当て、19.2
kbpsのポート32には文字コードAを割り当てる場
合を示している。
【0073】このように構成されたシステムで、例えば
文字コードAの2400bpsの端末1から発呼する際
に、端末1は自己の選択するPAD装置30に対応した
代表アドレスと、該代表アドレス内の通信速度/文字コ
ードに対応したサブアドレスを発呼メッセージに含め
る。ISDN回線交換網10は、代表アドレスで指定さ
れるPAD装置30のポート32に呼を接続する。これ
により、通信速度と文字コードが同時に設定できたこと
になる。
文字コードAの2400bpsの端末1から発呼する際
に、端末1は自己の選択するPAD装置30に対応した
代表アドレスと、該代表アドレス内の通信速度/文字コ
ードに対応したサブアドレスを発呼メッセージに含め
る。ISDN回線交換網10は、代表アドレスで指定さ
れるPAD装置30のポート32に呼を接続する。これ
により、通信速度と文字コードが同時に設定できたこと
になる。
【0074】即ち、端末1はホストと2400bpsの
通信速度で文字コードAのパソコン通信を行なうことが
可能となる。この実施の形態例によれば、複数のポート
32に通信速度属性に加えて端末1の文字コード種別ま
で定義し、かつ通信速度と文字コードの組み合わせ対応
にそれぞれサブアドレスを定義することにより、文字コ
ード検出のためのサービス要求信号投入を不要とし、端
末接続の操作の簡略化を促進できる。図9は第2の発明
の第5の実施の形態例の動作説明図である。図8と同一
のものは、同一の符号を付して示す。この実施の形態例
は、図7に示す実施の形態例と同様、未定義のポート
を、使用される通信速度/文字コードに適用できるよう
に学習機能を持たせたものである。図8に示す実施の形
態例において、PAD装置30の通信速度/文字コード
対応ポート32をどのような比率で用意するかを決める
のは難しい問題である。
通信速度で文字コードAのパソコン通信を行なうことが
可能となる。この実施の形態例によれば、複数のポート
32に通信速度属性に加えて端末1の文字コード種別ま
で定義し、かつ通信速度と文字コードの組み合わせ対応
にそれぞれサブアドレスを定義することにより、文字コ
ード検出のためのサービス要求信号投入を不要とし、端
末接続の操作の簡略化を促進できる。図9は第2の発明
の第5の実施の形態例の動作説明図である。図8と同一
のものは、同一の符号を付して示す。この実施の形態例
は、図7に示す実施の形態例と同様、未定義のポート
を、使用される通信速度/文字コードに適用できるよう
に学習機能を持たせたものである。図8に示す実施の形
態例において、PAD装置30の通信速度/文字コード
対応ポート32をどのような比率で用意するかを決める
のは難しい問題である。
【0075】場合によっては、特定の通信速度/文字コ
ードが同時に接続され、その通信速度/文字コードのポ
ートが不足し、他の通信速度/文字コードのポートが空
き状態にあるにもかかわらず、ある回線速度/文字コー
ドの端末1からの接続がビジー状態(待ち状態)になる
可能性がある。
ードが同時に接続され、その通信速度/文字コードのポ
ートが不足し、他の通信速度/文字コードのポートが空
き状態にあるにもかかわらず、ある回線速度/文字コー
ドの端末1からの接続がビジー状態(待ち状態)になる
可能性がある。
【0076】そこで、このような問題を解決するため
に、この実施の形態例では以下のようなポート通信速度
/文字コードの学習機能を持たせる。予め、PAD装置
30の各ポート32には、最低限のポート通信速度/文
字コードを必要数割り当てておき、他のポート32は通
信速度/文字コードを未定義とする。今、ある通信速度
/文字コード(例えば9600bps/文字コードA)
の接続が発生し、該サブアドレスに対応するポートが使
用状態になったものとする()。ここで、空きポート
で通信速度/文字コード未定義のポート32に対して、
9600bps/文字コードA対応のサブアドレスを定
義する。ここで、前記端末と同じ9600bps/文字
コードAの端末1が発呼すると、この端末1の発呼は、
前記定義されたサブアドレスで定義される別のポート3
2と接続される()。
に、この実施の形態例では以下のようなポート通信速度
/文字コードの学習機能を持たせる。予め、PAD装置
30の各ポート32には、最低限のポート通信速度/文
字コードを必要数割り当てておき、他のポート32は通
信速度/文字コードを未定義とする。今、ある通信速度
/文字コード(例えば9600bps/文字コードA)
の接続が発生し、該サブアドレスに対応するポートが使
用状態になったものとする()。ここで、空きポート
で通信速度/文字コード未定義のポート32に対して、
9600bps/文字コードA対応のサブアドレスを定
義する。ここで、前記端末と同じ9600bps/文字
コードAの端末1が発呼すると、この端末1の発呼は、
前記定義されたサブアドレスで定義される別のポート3
2と接続される()。
【0077】このように、この実施の形態例によれば、
PAD装置30内にポート属性の学習機能を持たせ、P
AD装置30のポート32を接続要求の多い端末属性に
提供するこにとより、通信環境の変動に合わせてPAD
装置30のポート32を接続要求の多い端末属性に柔軟
に対応して提供することができ、PAD装置30のポー
ト32の有効利用による経済性とサービス向上を図るこ
とができる。
PAD装置30内にポート属性の学習機能を持たせ、P
AD装置30のポート32を接続要求の多い端末属性に
提供するこにとより、通信環境の変動に合わせてPAD
装置30のポート32を接続要求の多い端末属性に柔軟
に対応して提供することができ、PAD装置30のポー
ト32の有効利用による経済性とサービス向上を図るこ
とができる。
【0078】上述の実施の形態例では、パソコン端末1
の通信速度として、2400bps、9600bps及
び19.2kbpsである場合を例にとって説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、その他の通信速
度を用いることができる。
の通信速度として、2400bps、9600bps及
び19.2kbpsである場合を例にとって説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、その他の通信速
度を用いることができる。
【0079】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、第1の発
明によれば、TA装置内内に、ISDN回線交換網の着
呼検出時に、伝達能力情報要素から発端末の通信速度を
検出して、所定のフォーマットでPAD装置に送出する
通信速度制御部を、PAD装置内に、TA装置から送出
されるメッセージより通信速度を検出する通信速度検出
部をそれぞれ設けた。これにより、公衆網としてISD
N網を用いた場合でも、端末とパケット交換網の通信速
度の整合をとることができる。
明によれば、TA装置内内に、ISDN回線交換網の着
呼検出時に、伝達能力情報要素から発端末の通信速度を
検出して、所定のフォーマットでPAD装置に送出する
通信速度制御部を、PAD装置内に、TA装置から送出
されるメッセージより通信速度を検出する通信速度検出
部をそれぞれ設けた。これにより、公衆網としてISD
N網を用いた場合でも、端末とパケット交換網の通信速
度の整合をとることができる。
【0080】即ち、第1の発明では、例えばパソコン通
信の端末をISDN網経由でPAD装置と接続して、従
来通りパケット交換網収容のパソコン通信ホストと通信
する形態において、PAD装置で端末の速度及び文字コ
ード(キャラクタコード)を従来の電話網接続と同様に
検出可能とし、高速のパソコン通信網(高速TTY網)
を構成することができる。
信の端末をISDN網経由でPAD装置と接続して、従
来通りパケット交換網収容のパソコン通信ホストと通信
する形態において、PAD装置で端末の速度及び文字コ
ード(キャラクタコード)を従来の電話網接続と同様に
検出可能とし、高速のパソコン通信網(高速TTY網)
を構成することができる。
【0081】この場合において、前記TA装置内の通信
速度制御部は、ISDN回線交換網より受信した伝達能
力情報要素より端末1の通信速度を検出し、R点上に本
検出通信速度をATコマンドのCONNECTメッセー
ジにより送出すると共に、R点通信速度を検出通信速度
に変更し、前記PAD装置内の通信速度検出部は、前記
CONNECTメッセージより着呼と通信速度を検出
し、PAD装置は本メッセージにより通知された通信速
度にR点の通信速度を変更することにより、TA装置と
PAD装置間の通信速度の整合をとることができる。
速度制御部は、ISDN回線交換網より受信した伝達能
力情報要素より端末1の通信速度を検出し、R点上に本
検出通信速度をATコマンドのCONNECTメッセー
ジにより送出すると共に、R点通信速度を検出通信速度
に変更し、前記PAD装置内の通信速度検出部は、前記
CONNECTメッセージより着呼と通信速度を検出
し、PAD装置は本メッセージにより通知された通信速
度にR点の通信速度を変更することにより、TA装置と
PAD装置間の通信速度の整合をとることができる。
【0082】また、前記PAD装置内に、受信したメッ
セージより送信されてくる文字コードを認識する文字コ
ード認識部を設け、端末から文字コードを認識させるた
めのサービス要求信号であるαβの2キャラクタ文字コ
ードを送出し、前記文字コード認識部でこの文字コード
の種類を認識することにより、端末の使用する文字コー
ドを正確に認識することができる。
セージより送信されてくる文字コードを認識する文字コ
ード認識部を設け、端末から文字コードを認識させるた
めのサービス要求信号であるαβの2キャラクタ文字コ
ードを送出し、前記文字コード認識部でこの文字コード
の種類を認識することにより、端末の使用する文字コー
ドを正確に認識することができる。
【0083】また、前記TA装置の通信速度制御部は、
ISDN回線交換網より送られてくる端末通信速度を検
出し、TA装置はISDN回線接続時点で、R点通信速
度を検出した端末の通信速度に変更し、かつR点上で調
歩同期式通信を行なうことにより、端末との通信速度の
整合をとることができる。
ISDN回線交換網より送られてくる端末通信速度を検
出し、TA装置はISDN回線接続時点で、R点通信速
度を検出した端末の通信速度に変更し、かつR点上で調
歩同期式通信を行なうことにより、端末との通信速度の
整合をとることができる。
【0084】更に、前記PAD装置は、TA装置とR点
で接続され、ISDN回線交換網経由で端末と接続し、
通信速度及びコード種別の検出を、X.28サービス要
求信号により行なうことにより、端末との通信速度の整
合をとることができる。
で接続され、ISDN回線交換網経由で端末と接続し、
通信速度及びコード種別の検出を、X.28サービス要
求信号により行なうことにより、端末との通信速度の整
合をとることができる。
【0085】第2の発明によれば、PAD装置に接続さ
れる回線を、端末通信速度対応に固定的に複数設けた。
そして、端末通信速度対応にサブアドレスを定義し、か
つその通信速度対応のサブアドレスをこれら回線に定義
することにより、公衆網としてISDN網を用いた場合
でも、端末とパケット交換網の通信速度の整合をとるこ
とができる。
れる回線を、端末通信速度対応に固定的に複数設けた。
そして、端末通信速度対応にサブアドレスを定義し、か
つその通信速度対応のサブアドレスをこれら回線に定義
することにより、公衆網としてISDN網を用いた場合
でも、端末とパケット交換網の通信速度の整合をとるこ
とができる。
【0086】この場合において、前記複数の回線にそれ
ぞれTA装置を接続し、端末からISDN回線交換網に
発呼する時に、端末の通信速度対応のサブアドレスを指
定することにより、該サブアドレスにより指定されたT
A装置に着信させることにより、端末とTA装置間の通
信速度の整合をとることができる。
ぞれTA装置を接続し、端末からISDN回線交換網に
発呼する時に、端末の通信速度対応のサブアドレスを指
定することにより、該サブアドレスにより指定されたT
A装置に着信させることにより、端末とTA装置間の通
信速度の整合をとることができる。
【0087】また、前記PAD装置は、ISDN回線交
換網に接続するS/T点インタフェースを内蔵し、IS
DN回線交換網からの着呼検出時点に伝達能力情報要素
から発端末の通信速度を検出し、発端末のあらゆる通信
速度を接続可能とすることにより、端末とPAD装置と
の通信速度の整合をとることができる。
換網に接続するS/T点インタフェースを内蔵し、IS
DN回線交換網からの着呼検出時点に伝達能力情報要素
から発端末の通信速度を検出し、発端末のあらゆる通信
速度を接続可能とすることにより、端末とPAD装置と
の通信速度の整合をとることができる。
【0088】また、前記PAD装置はISDN回線交換
網に接続するS/T点インタフェースを内蔵し、複数の
ポートでISDN回線交換網に接続され同時に複数の端
末と通信する形態を持ち、前記複数のポートにそれぞれ
通信速度を固定的に設定し、かつ通信速度種別毎にサブ
アドレスにて定義されることにより、端末とPAD装置
との通信速度の整合をとることができる。
網に接続するS/T点インタフェースを内蔵し、複数の
ポートでISDN回線交換網に接続され同時に複数の端
末と通信する形態を持ち、前記複数のポートにそれぞれ
通信速度を固定的に設定し、かつ通信速度種別毎にサブ
アドレスにて定義されることにより、端末とPAD装置
との通信速度の整合をとることができる。
【0089】また、前記複数のポートには必要種別の最
低数を割り当て、残りのポートは未定義状態とし、ある
通信速度のポートが接続された場合には、未定義ポート
に同一の通信速度を定義することにより、次の同一通信
速度の着呼を受け付け可能とすることができる。
低数を割り当て、残りのポートは未定義状態とし、ある
通信速度のポートが接続された場合には、未定義ポート
に同一の通信速度を定義することにより、次の同一通信
速度の着呼を受け付け可能とすることができる。
【0090】また、前記複数のポートに通信速度属性に
加えて端末の文字コード種別まで定義し、かつ通信速度
と文字コード種別の組み合わせ対応にそれぞれサブアド
レスを定義することにより、文字コード検出のためのサ
ービス要求信号投入を不要とすることができる。
加えて端末の文字コード種別まで定義し、かつ通信速度
と文字コード種別の組み合わせ対応にそれぞれサブアド
レスを定義することにより、文字コード検出のためのサ
ービス要求信号投入を不要とすることができる。
【0091】更に、前記PAD装置内にポート属性の学
習機能を持たせ、PAD装置のポートを接続要求の多い
端末属性に提供することにより、通信環境の変動に合わ
せてPAD装置のポートを接続要求の多い端末属性に柔
軟に対応して提供することができる。
習機能を持たせ、PAD装置のポートを接続要求の多い
端末属性に提供することにより、通信環境の変動に合わ
せてPAD装置のポートを接続要求の多い端末属性に柔
軟に対応して提供することができる。
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】第1の発明の第1の実施の形態例の動作説明図
である。
である。
【図4】第1の発明の第2の実施の形態例の動作説明図
である。
である。
【図5】第2の発明の第1の実施の形態例の動作説明図
である。
である。
【図6】第2の発明の第2の実施の形態例の動作説明図
である。
である。
【図7】第2の発明の第3の実施の形態例の動作説明図
である。
である。
【図8】第2の発明の第4の実施の形態例の動作説明図
である。
である。
【図9】第2の発明の第5の実施の形態例の動作説明図
である。
である。
【図10】パソコン通信網の概念を示すブロック図であ
る。
る。
1 端末 10 ISDN回線交換網 20 TA装置 21 通信速度制御部 30 PAD装置 31 通信速度検出部
Claims (12)
- 【請求項1】 ISDN回線交換網と接続されるTA装
置と、その一方が該TA装置と接続され、他方がパケッ
ト交換網と接続されるPAD装置より構成される通信シ
ステムにおいて、 前記TA装置内に、ISDN回線交換網の着呼検出時
に、伝達能力情報要素から発端末の通信速度を検出し
て、所定のフォーマットでPAD装置に送出する通信速
度制御部を、 前記PAD装置内に前記TA装置から送出されるメッセ
ージより通信速度を検出する通信速度検出部をそれぞれ
備えることを特徴とする高速TTY通信の端末属性制御
システム。 - 【請求項2】 前記TA装置内の通信速度制御部は、I
SDN回線交換網より受信した伝達能力情報要素より端
末の通信速度を検出し、R点上に本検出通信速度をAT
コマンドのCONNECTメッセージにより送出すると
共に、R点通信速度を検出通信速度に変更し、 前記PAD装置内の通信速度検出部は、前記CONNE
CTメッセージより着呼と通信速度を検出し、PAD装
置は本メッセージにより通知された通信速度にR点の通
信速度を変更することを特徴とする請求項1記載の高速
TTY通信の端末属性制御システム。 - 【請求項3】 前記PAD装置内に、受信したメッセー
ジより送信されてくる文字コードを認識する文字コード
認識部を設け、 端末から文字コードを認識させるためのサービス要求信
号であるαβの2キャラクタ文字コードを送出し、前記
文字コード認識部でこの文字コードの種類を認識するこ
とを特徴とする請求項1記載の高速TTY通信の端末属
性制御システム。 - 【請求項4】 前記TA装置の通信速度制御部は、IS
DN回線交換網より送られてくる端末通信速度を検出
し、TA装置はISDN回線接続時点で、R点通信速度
を検出した端末の通信速度に変更し、かつR点上で調歩
同期式通信を行なうことを特徴とする請求項1記載の高
速TTY通信の端末属性制御システム。 - 【請求項5】 前記PAD装置は、TA装置とR点で接
続され、ISDN回線交換網経由で端末と接続し、通信
速度及びコード種別の検出を、X.28サービス要求信
号により行なうことを特徴とする請求項2記載の高速T
TY通信の端末属性制御システム。 - 【請求項6】 ISDN回線交換網とPAD装置より構
成される通信システムにおいて、 前記PAD装置に接続される回線を端末通信速度対応に
固定的に複数設け、 端末通信速度対応にサブアドレスを定義し、かつその通
信速度対応のサブアドレスをこれら回線に定義すること
を特徴とする高速TTY通信の端末属性制御システム。 - 【請求項7】 前記複数の回線にそれぞれTA装置を接
続し、端末からISDN回線交換網に発呼する時に、端
末の通信速度対応のサブアドレスを指定することによ
り、該サブアドレスにより指定されたTA装置に着信さ
せることを特徴とする請求項6記載の高速TTY通信の
端末属性制御システム。 - 【請求項8】 前記PAD装置は、ISDN回線交換網
に接続するS/T点インタフェースを内蔵し、ISDN
回線交換網からの着呼検出時点に伝達能力情報要素から
発端末の通信速度を検出し、発端末のあらゆる通信速度
を接続可能とすることを特徴とする請求項6記載の高速
TTY通信の端末属性制御システム。 - 【請求項9】 前記PAD装置はISDN回線交換網に
接続するS/T点インタフェースを内蔵し、複数のポー
トでISDN回線交換網に接続され同時に複数の端末と
通信する形態を持ち、前記複数のポートにそれぞれ通信
速度を固定的に設定し、かつ通信速度種別毎にサブアド
レスにて定義されることを特徴とする請求項8記載の高
速TTY通信の端末属性制御システム。 - 【請求項10】 前記複数のポートには必要種別の最低
数を割り当て、残りのポートは未定義状態とし、ある通
信速度のポートが接続された場合には、未定義ポートに
同一の通信速度を定義することを特徴とする請求項9記
載の高速TTY通信の端末属性制御システム。 - 【請求項11】 前記複数のポートに通信速度属性に加
えて端末の文字コード種別まで定義し、かつ通信速度と
文字コード種別の組み合わせ対応にそれぞれサブアドレ
スを定義することを特徴とする請求項9記載の高速TT
Y通信の端末属性制御システム。 - 【請求項12】 前記PAD装置内にポート属性の学習
機能を持たせ、PAD装置のポートを接続要求の多い端
末属性に提供することを特徴とする請求項11記載の高
速TTY通信の端末属性制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24614095A JPH0993288A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 高速tty通信の端末属性制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24614095A JPH0993288A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 高速tty通信の端末属性制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0993288A true JPH0993288A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17144083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24614095A Withdrawn JPH0993288A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 高速tty通信の端末属性制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0993288A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103038723A (zh) * | 2010-04-01 | 2013-04-10 | 汤姆森特许公司 | 大量通用数字终端适配器控制图形用户界面 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP24614095A patent/JPH0993288A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103038723A (zh) * | 2010-04-01 | 2013-04-10 | 汤姆森特许公司 | 大量通用数字终端适配器控制图形用户界面 |
CN103038723B (zh) * | 2010-04-01 | 2018-04-17 | 汤姆森特许公司 | 大量通用数字终端适配器控制图形用户界面 |
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