JPH0993012A - アンテナ支持装置 - Google Patents

アンテナ支持装置

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JPH0993012A
JPH0993012A JP25090695A JP25090695A JPH0993012A JP H0993012 A JPH0993012 A JP H0993012A JP 25090695 A JP25090695 A JP 25090695A JP 25090695 A JP25090695 A JP 25090695A JP H0993012 A JPH0993012 A JP H0993012A
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橋 清 治 高
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 携帯型電話機などにおけるアンテナの回転操
作が、同軸ケ−ブルの芯線や外側導体に捩れを与えるこ
とがなく、円滑に行うことができるアンテナ支持装置を
得ること。 【解決手段】 筐体3にアンテナAを回転軸線0−0ま
わりで回転可能に支持するために、中空円柱状支持体2
4が固定される。アンテナAの回転支持部分には、中空
円柱状支持体24の外周面に導電性中空回転軸16が固
定され、これにより、アンテナAは回転可能に支持され
る。支持体24の中心部には、その軸線方向にスプリン
グピン28により構成される芯コンタクトが嵌め込ま
れ、この芯コンタクトの先端31はアンテナの面に導電
関係をもって接触する。スプリングピン28の基端は高
周波回路の一端子に、またア−スされた中空回転軸16
は高周波回路の他方の端子に同軸ケ−ブル36を介して
それぞれ接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電話機など
に用いられ、PHS(Personal Handy Phone System)ア
ンテナと呼ばれているアンテナの回転可能な支持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】PHSアンテナは、携帯型電話機などの
筐体に例えば180度回転可能に取り付けられている。
その構造は例えば図9に示す通りであって、アンテナA
はゴム、エラストマ−2等により被覆され、その基端部
が電話機などの筐体3に軸線Oの周りに回転可能に取り
付けられている。すなわち、アンテナAの基端には導体
からなる軸部4が固定され、この軸部4は筐体3の孔に
回転可能に挿通されている。また、軸部4に内部には絶
縁性筒体6が挿入され、この筒体6の内部にアンテナA
のL状屈曲基端が挿通されており、このL状屈曲基端は
はんだ付けによって同軸ケ−ブル7の中心導体7aに接
続されている。中心導体7aは図示しないアンテナ回路
の一端子に接続されている。アンテナ回路の他方の端子
は同軸ケ−ブル7の外側導体7bを経て筐体3のア−ス
部8に接続されている。前記軸部4の外周にはワッシャ
9がはめられるとともに、軸部4の端部にはおねじ4a
が設けられ、このおねじにねじ込んだナット10によっ
て軸部4は筐体3から外れないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のPHSアンテナ
取付装置においては、前記軸線Oの周りでアンテナAを
回転させると、それと一体をなす軸部4と共にナット1
0および絶縁性筒体6も回転することになる。これによ
って、同軸ケ−ブル7の中心導体7aをなす芯線が捩れ
てしまい、芯線とアンテナの接続部であるはんだ付け部
11や、外側導体7bと筐体3のはんだ付けによる接続
部であるア−ス部8が破損して外れ易くなる問題があ
る。また、軸部4と共にナット10が回転することによ
って、ナット10の締め付けによる軸部4の筐体3への
取り付けが緩むという問題もある。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたのもので、その課題は、アンテナの回転操作が同
軸ケ−ブルの芯線や外側導体に捩れを与えることがな
く、したがってはんだ付けのような接続部が破損するこ
ともなく、耐久性に優れ、しかもアンテナの回転を円滑
に行うことができるアンテナ支持装置を得ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、筐体にアンテナを回転軸線まわりで回転可能に支
持するアンテナ支持装置であって、前記筐体に、前記回
転軸線と同軸的に絶縁性中空円柱状支持体が固定され、
アンテナの回転支持部分には、前記中空円柱状支持体の
外周面に案内されて該支持体周りに回転可能の導電性中
空回転軸が固定されて、アンテナが前記中空円柱状支持
体に前記中空回転軸を介して回転可能に案内されるよう
に構成され、また前記絶縁性中空円柱状支持体の中心部
には、その軸線方向にスプリングピンにより構成される
芯コンタクトが嵌め込まれ、この芯コンタクトの先端は
アンテナ回路の第1の端子に導電関係をもって接触せし
められ、前記芯コンタクトの基端は高周波回路の一方の
端子に接続され、また前記導電性中空回転軸の先端はア
ンテナ回路の第2の端子に接続され、前記導電性中空回
転軸の基端は高周波回路の他方の端子に接続されている
ことを特徴とするアンテナ支持装置によって解決され
る。
【0006】また、本発明の上記課題は、筐体にアンテ
ナを回転軸線まわりで回転可能に支持するアンテナ支持
装置であって、前記筐体に、前記回転軸線と同軸的に絶
縁性中空円柱状支持体が固定され、アンテナの回転支持
部分には、前記中空円柱状支持体の外周面に案内されて
該支持体周りに回転可能の導電性中空回転軸が固定され
て、アンテナが前記中空円柱状支持体に前記中空回転軸
を介して回転可能に案内されるように構成され、また前
記絶縁性中空円柱状支持体の中心部には、その軸線方向
に中心導体が固定され、この中心導体の一端はアンテナ
回路の第1の端子に接続され、一方、高周波回路の一方
の端子に基端が接続された内側スプリングピンと、高周
波回路の他方の端子に一端が接続された外側導体とを有
する同軸導体部材が前記筐体に固定され、前記スプリン
グピンの先端は前記中心導体の他端に導電関係をもって
接触せしめられ、前記外側導体の他端は前記導電性中空
回転軸の基端に摺接するように接続され、この導電性中
空回転軸の先端はアンテナ回路の第2の端子に接続され
ていることを特徴とするアンテナ支持装置によっても解
決される。
【0007】さらにまた、本発明の上記課題は、筐体に
アンテナを回転軸線まわりで回転可能に支持するアンテ
ナ支持装置であって、回転軸線方向に、アンテナ回路の
第1の端子と先端で押圧接触するとともに基端で高周波
回路に接続されたスプリングピンにより構成される芯コ
ンタクトと、前記芯コンタクトを取り囲む絶縁性中空円
柱状支持体と、前記中空円柱状支持体の外周面に案内さ
れて該支持体周りに回転可能に支持されるとともに、先
端でアンテナ回路の第2の端子に接続されかつ基端で高
周波回路に接続された導電性中空回転軸と、前記絶縁性
中空円柱状支持体に固定された芯コンタクト固定板と、
前記芯コンタクト固定板とアンテナの間に設けられ、ア
ンテナ支持装置を筐体に固定する固定金具と、前記固定
金具をアンテナ側に押圧する押圧手段とを有することを
特徴とするアンテナ支持装置によっても達成される。
【0008】本発明では、アンテナの回転支持部分に固
定した導電性中空回転軸が、筐体に支持される絶縁性中
空円柱状支持体の外周面に案内されて該支持体周りに回
転できるようになっているので、アンテナの回転は安定
的になされ、また端子とアンテナ回路を接続する接続手
段は、アンテナの回転がなされてもそれによって回転さ
せられることのない、スプリングピンにより構成される
芯コンタクトに接続されているので、接続手段の捩じれ
が生ずることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施形態を示す。図
1において、3は携帯型電話機等の絶縁材製筐体であ
り、この筐体3の凹入取付部3aの外側(図において左
側)に固定金具13が取り付けられ、この固定金具13
によってアンテナAの基部が支持されている。アンテナ
Aは、ゴム、エラストマー2等により被覆されており、
回転軸線O−Oの周りに回動操作できるようになってい
る。固定金具13は図2にも示すように、両端部に筐体
3への取付孔14,14を有している。また、固定金具
13の中心部には支持孔15が形成されている。
【0011】図1の要部拡大図である図3に示すよう
に、アンテナAの基部には、導電性中空回転軸16が前
記軸線O−O上に位置するように固定されている。この
中空回転軸16は、アンテナAの基部に補強板18を介
して固定されており、かつ固定金具13の支持孔15内
に回転可能に挿通されている。固定金具13の内側(図
3における右側)で、中空回転軸16の外周にはスプリ
ングワッシャ19がはめられ、さらに固定リング20が
はめられている。この固定リング20はスプリングワッ
シャ19を弾圧するように、中空回転軸16の内端のか
しめ部22によって固定されている。かくして、中空回
転軸16は、固定金具13の支持孔15内に回転自在に
支持されることになる。
【0012】筐体3の凹入取付部3aの外面に接するよ
うに、中空円柱状支持体24が固定されている。この中
空円柱状支持体24は電気絶縁材料から構成されるとと
もに、前記中空回転軸16内に挿入されている。よっ
て、中空回転軸16は中空円柱状支持体24の周りに回
転自在に支持されることになる。中空円柱状支持体24
と中空回転軸16との間には、導電性チューブ25が介
在している。この導電性チューブ25は弾性変形可能に
例えば6か所で軸方向に割りを入れておくことができ
る。筐体3の凹入取付部3aには、軸線O−O周りに位
置するように端子26を挿通固定し、この端子26と前
記導電性チューブ25との間には圧縮ばね28を介在さ
せ、導電性チューブ25をアンテナAの基部の面に接触
させておく。端子26は円周方向に分割された形状にな
っている。
【0013】中空円柱状支持体24の中心部にはスプリ
ングピン28が圧入固定されている。スプリングピン2
8は、図4に示すように、導電性材料の円筒部29と、
この円筒部29内に摺動可能に挿入され、先端部31が
突出する導電性接触ピン30とを有し、接触ピン30は
ばね32により外方へ弾圧され、かしめ部33で抜け止
めされている。円筒部29の基端は端子34として形成
されている。そして、接触ピン31の先端は、通常、ア
ンテナAの面に露出しているアンテナ回路の第1の端子
(後述)に導電関係をもって接触している。また、端子
34は筐体の取付部3aの内側に突出している。スプリ
ングピン28は芯コンタクトを構成する。
【0014】36は同軸ケーブルで、その中心導体36
aは前記中心の端子34にはんだ付け等により接続さ
れ、外側導体36bは前記外側の端子26にはんだ付け
等により接続されている。同軸ケーブル36は図示しな
い携帯電話機等の高周波電気回路に接続されている。
【0015】図5に示すように、アンテナAの基端部の
面には、プリント回路により、前記接触ピン31が接触
する中心導電部40と、前記導電性チューブ25の先端
が接するアース用外側電導部42とが形成され、両導電
部40,42の間には絶縁部41が介在している。中心
導電部40はアンテナAの第1の端子を構成している。
また、外側導電部42はアースされている。この外側導
電部42はアンテナAの第2の端子を構成する。アンテ
ナAの被覆2には、図3に示すように、アンテナ回転時
のクリックストップ用係合ボール44をばねで弾圧して
設けることができる。
【0016】次に、以上に述べたアンテナ支持装置の作
用を説明する。特に図3において、アンテナAは回転軸
線O−O周りに自由に回転させることができる。アンテ
ナAの回転時に、アンテナAに固定された導電性中空回
転軸16も一緒に軸線O−O周りで回転する。この時、
中空円柱状支持体24は筐体3に固定されていて回転す
ることがなく、中空回転軸16を支持しつつその回転を
助ける。一方、導電性チューブ25は中空回転軸16の
内面に摺接し、中空回転軸16との接触関係を維持す
る。また、アンテナAを回転させる間、その回転軸線O
−O上にあるスプリングピン28の接触ピン31は、ア
ンテナの回転中心上の導体40に接触し続け、スプリン
グピン28自体は、円柱状支持体24と共に回転するこ
ともない。
【0017】したがって、スプリングピン28の端子3
4も、その外周の端子26も、アンテナAの回転に伴っ
て回転変位することなく、同軸ケーブル36の中心導体
36aおよび外側導体36bとの間にに安定した状態で
の接続を維持する。なお、アンテナAの受信、発信時中
空回転軸16はアース側として機能する。
【0018】以上述べたように、本発明のこの実施形態
では、アンテナの回転操作に伴って回転するのは中空回
転軸のみで、その他の部材は回転の影響を受けず静止し
ているので、前記従来例のように、回転ケーブルへのハ
ンダ付け部が破損したり、アンテナの取付け部が緩むと
いう問題が生じない。そして、中空回転軸は円柱状支持
体に支持されつつ回転するので、アンテナの回転を円滑
に行うことができる。
【0019】また、従来例では、同軸ケーブルにアンテ
ナ回転の影響が及んで来るので、同軸ケーブルからむき
出しになっている中心導体や外部導体の接続部の長さが
ある程度(例えば10mm)必要であったが、上記実施
形態では、はんだ付けに必要なだけの長さ(例えば2m
m)だけあればよいので、むき出しの芯線が短くてす
み、その分、高周波特性がよくなる。
【0020】図6および図7は、以上に説明した実施形
態の変形例を示す。この変形実施形態がさきの実施形態
と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる
点のみについて説明すると、この変形実施形態では、中
空円柱状支持体24の基端を筐体の取付部3aに直接取
り付ける代わりに、筐体3とは別部材の芯コンタクト固
定板43に取り付けている。芯コンタクト固定板43
は、図7に示すようにU字形断面形状をなし、U字形の
底部は前記固定金具13に固定されている。したがっ
て、芯コンタクト固定板43は固定金具13を介して間
接的に筐体3に固定されることになる。固定金具13は
前記固定リング20によってスプリングワッシャ19を
介してアンテナAに押圧される。この変形実施形態の作
用はさきに述べた作用と同様である。
【0021】図8は、図1〜図5に示した実施形態のさ
らに他の変形例を示す。図1〜図5に示した実施形態と
均等な部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる
部分のみについて説明すると、この変形例では、固定金
具13とアンテナ被覆2との間にワッシャ51を介在さ
せ、また、固定金具13と固定リング20との間に板状
のスプリングワッシャ52を介在させている。さらに、
中空円柱状部材24のアンテナに近い側の外周面に管状
凹部を設けてその端部に段部54を形成し、この段部5
4と導電性チユ−ブ56の間に位置するように前記管状
凹部内にコイルばね53を収め、このコイルばね53に
よって導電性チユ−ブ56を図において左方に弾圧して
アンテナAの面に接触させている。中空円柱状部材24
の外周には、前記コイルばね53および導電性チユ−ブ
56の一部を覆うように筒状の端子26が固定されてい
る。端子26は同軸ケ−ブル36に近い側で円周方向に
分割されている。スプリングピン28の構成はさきに述
べたものと同一である。この変形例でも、図1〜図5に
示した実施形態の場合と同様な作用、効果が得られるこ
とは明らかである。なお、この変形例では、ア−スは端
子26、導電性中空回転軸16または導電性チユ−ブ5
6を介してとられる。
【0022】図9は、図8に示した変形例をさらに僅か
に改変したものを示す。この変形例では、図8の構成に
おいて、コイルばね53および導電性チユ−ブ56が省
略され、端子26のアンテナAに近い端部26aが半径
方向内側に曲げられている。なお、図8の場合と同様
に、中空円柱状部材24のアンテナに近い側の外周面に
は管状凹部60が設けられている。端子26のアンテナ
Aに近い部分は軸方向に割りが入れられて円周方向に分
割されている。アンテナ支持装置の組み立て時におけ
る、導電性中空回転軸16内部への中空円柱状支持体2
4および端子26の挿入にあたっては、端子26のアン
テナAに近い端部26aが半径方向内側に撓み、挿入を
容易にする。そして、挿入後は、中空回転軸16と端子
26の導電的接触は端子26の弾性変形によって確保さ
れる。なお、図9に示す状態では、端子26のアンテナ
Aに近い端部26aは前記管状凹部60内に入り込む。
この変形例の作用および効果は、図1〜図5に示した実
施形態の場合と同様である。
【0023】図10は、本発明の第2の実施形態を示
す。この実施形態では、図3における導電性中空回転軸
16の内側に嵌まる中空円柱状支持体24aの中心部に
は、図3におけるようにスプリングピン28が挿入され
ることはなく、スプリングピン28に代わって単なるロ
ッド状中心導体61が挿入されている。この中心導体6
1の一端はアンテナAのアンテナ回路の第1の端子に接
続されている。一方、筐体3の凹入取付部3aの外面に
は、中空円柱状支持体24aと類似の構成をもつ絶縁性
中空円柱状支持体24bが同軸的に取り付けられてお
り、この中空円柱状支持体24bに中心部にスプリング
ピン28が圧入により固定されている。このスプリング
ピン28は既述のスプリングピンと同じ構成をもち、そ
の先端の接触ピン31は前記ロッド状中心導体61の他
端すなわち基端に圧接されている。したがって、中心状
導体61とスプリングピン28は同軸状をなして電気的
に接続されていることになる。また、中空円柱状支持体
24bの外周の一端には、既述の端子と同様な端子26
が固定されており、その他端には導電性チュ−ブ62が
軸方向に可動にはめられており、導電性チュ−ブ62と
端子26との間にはコイルばね63が介装されている。
そして、導電性チュ−ブ62はコイルばね63によって
前記導電性中空回転軸16に接触しており、両者間の電
気的接触が維持されている。なお、中空回転軸16はア
ンテナ回路の第2の端子を介してア−スされている。端
子26、34と同軸ケ−ブル36との接続は前記実施形
態の場合と同様である。
【0024】この実施態様では、アンテナAを回転操作
すると、中空回転軸16は中空円柱状支持体24aの周
りでそれに案内されて円滑に回転する。一方、中空円柱
状支持体24bは筐体3の取付部3aに支持されて回転
することがないから、スプリングピン28の先端部31
は、回転する中心状導体61の端面に摺接し、また、導
電性チュ−ブ62は回転する中空回転軸16の端面に摺
接して、導電関係を維持する。したがって、アンテナA
の回転操作がスプリングピン28の端子34や外側端子
26に力を及ぼすことがなく、同軸ケ−ブル36への影
響はない。その他の点は、既述の実施形態と同様であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ア
ンテナは一体的中空回転軸を有し、この中空回転軸が筐
体に固定された円柱状支持体に案内されつつ回転するよ
うになっているので、アンテナの回転は円滑に行われ
る。そして、アンテナ回路に接続された同軸ケ−ブル
は、アンテナの回転の力学的影響を受けない端子に接続
されているので、アンテナの回転が端子の部分での破損
を起こすことを完全に防止できる。しかも、アンテナ側
の回転部分と筐体側の固定部分との電気的接続は同軸的
に行われ、中心部ではスプリングピンを介する接触によ
り、また外側では摺接によりなされるので、常に安定し
た電気的導通状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ支持装置の一実施形態の断面
図。
【図2】図1の左側側面図。
【図3】図1の要部の拡大図。
【図4】スプリングピンの拡大断面図。
【図5】アンテナの面のプリント回路を示す図。
【図6】図1の実施形態の変形例を示す図。
【図7】図6の上面図。
【図8】図1の実施形態の他の変形例を示す図。
【図9】図1の実施形態のさらに他の変形例を示す図。
【図10】本発明のアンテナ支持装置の他の実施形態の
断面図。
【図11】従来のアンテナ支持装置を示す断面図。
【符号の説明】
A アンテナ 3 筐体 3a 筐体の取付部 13 固定金具 14 取付孔 16 導電性中空回転軸 18 補強板 19 スプリングワッシャ 20 固定リング 24 中空円柱状支持体 24a 中空円柱状支持体 24b 中空円柱状支持体 25 導電性チユーブ 26 端子 28 スプリングピン 31 接触ピン 32 ばね 34 端子 36 同軸ケーブル 36a 中心導体 36b 外側導体 40 中心導体部 41 絶縁部 42 外側導体部 43 芯コンタクト固定板 51 ワッシャ 52 スプリングワッシャ 53 コイルばね 56 導電性チユ−ブ 60 管状凹部 61 ロッド状中心導体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体にアンテナを回転軸線まわりで回転可
    能に支持するアンテナ支持装置であって、前記筐体に、
    前記回転軸線と同軸的に絶縁性中空円柱状支持体が固定
    され、アンテナの回転支持部分には、前記中空円柱状支
    持体の外周面に案内されて該支持体周りに回転可能の導
    電性中空回転軸が固定されて、アンテナが前記中空円柱
    状支持体に前記中空回転軸を介して回転可能に案内され
    るように構成され、また前記絶縁性中空円柱状支持体の
    中心部には、その軸線方向にスプリングピンにより構成
    される芯コンタクトが嵌め込まれ、この芯コンタクトの
    先端はアンテナ回路の第1の端子に導電関係をもって接
    触せしめられ、前記芯コンタクトの基端は高周波回路の
    一方の端子に接続され、また前記導電性中空回転軸の先
    端はアンテナ回路の第2の端子に接続され、前記導電性
    中空回転軸の基端は高周波回路の他方の端子に接続され
    ていることを特徴とするアンテナ支持装置。
  2. 【請求項2】前記導電性中空回転軸と絶縁性中空円柱状
    支持体との間に、高周波回路の前記他方の端子に接続さ
    れた弾性導体が介在するように挿入されていることを特
    徴とする請求項1記載のアンテナ支持装置。
  3. 【請求項3】筐体にアンテナを回転軸線まわりで回転可
    能に支持するアンテナ支持装置であって、前記筐体に、
    前記回転軸線と同軸的に絶縁性中空円柱状支持体が固定
    され、アンテナの回転支持部分には、前記中空円柱状支
    持体の外周面に案内されて該支持体周りに回転可能の導
    電性中空回転軸が固定されて、アンテナが前記中空円柱
    状支持体に前記中空回転軸を介して回転可能に案内され
    るように構成され、また前記絶縁性中空円柱状支持体の
    中心部には、その軸線方向に中心導体が固定され、この
    中心導体の一端はアンテナ回路の第1の端子に接続さ
    れ、一方、高周波回路の一方の端子に基端が接続された
    内側スプリングピンと、高周波回路の他方の端子に一端
    が接続された外側導体とを有する同軸導体部材が前記筐
    体に固定され、前記スプリングピンの先端は前記中心導
    体の他端に導電関係をもって接触せしめられ、前記外側
    導体の他端は前記導電性中空回転軸の基端に摺接するよ
    うに接続され、この導電性中空回転軸の先端はアンテナ
    回路の第2の端子に接続されていることを特徴とするア
    ンテナ支持装置。
  4. 【請求項4】筐体にアンテナを回転軸線まわりで回転可
    能に支持するアンテナ支持装置であって、 回転軸線方向に、アンテナ回路の第1の端子と先端で押
    圧接触するとともに基端で高周波回路に接続されたスプ
    リングピンにより構成される芯コンタクトと、 前記芯コンタクトを取り囲む絶縁性中空円柱状支持体
    と、 前記中空円柱状支持体の外周面に案内されて該支持体周
    りに回転可能に支持されるとともに、先端でアンテナ回
    路の第2の端子に接続されかつ基端で高周波回路に接続
    された導電性中空回転軸と、 前記絶縁性中空円柱状支持体に固定された芯コンタクト
    固定板と、 前記芯コンタクト固定板とアンテナの間に設けられ、ア
    ンテナ支持装置を筐体に固定する固定金具と、 前記固定金具をアンテナ側に押圧する押圧手段と、を有
    することを特徴とするアンテナ支持装置。
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