JPH0992137A - プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法及び隔壁形成用組成物 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法及び隔壁形成用組成物

Info

Publication number
JPH0992137A
JPH0992137A JP8199691A JP19969196A JPH0992137A JP H0992137 A JPH0992137 A JP H0992137A JP 8199691 A JP8199691 A JP 8199691A JP 19969196 A JP19969196 A JP 19969196A JP H0992137 A JPH0992137 A JP H0992137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition wall
forming composition
film
wall forming
resist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8199691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3518571B2 (ja
Inventor
Hideaki Masuko
英明 増子
Yuichi Deshimaru
雄一 弟子丸
Shigeru Abe
慈 阿部
Tadahiko Udagawa
忠彦 宇田川
Koji Kumano
厚司 熊野
Nobuo Bessho
信夫 別所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP19969196A priority Critical patent/JP3518571B2/ja
Publication of JPH0992137A publication Critical patent/JPH0992137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3518571B2 publication Critical patent/JP3518571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プラズマディスプレイパネルの各表示セルを区
画する隔壁の製造において、従来の方法に比べて実質的
に工程数が少なく、作業性が優れ、また蛍光体部位の輝
度を低下させることがない隔壁形状の優れた、プラズマ
ディスプレイ用隔壁の製造方法、及び前記製造方法に好
適に使用しうる隔壁形成用組成物を提供する。 【解決手段】少なくとも(i)基板上に隔壁形成用組成
物の膜を形成する工程と、(ii)前記隔壁形成用組成
物の膜上にレジストの膜を形成する工程と、(iii)
前記レジストの膜に選択的に放射線を照射する工程と、
(iv)前記レジストの膜を現像処理し、レジストのパ
ターンを形成する工程と、(v)隔壁形成用組成物のパ
ターンを形成する工程と、(vi)隔壁形成用組成物の
パターンを焼成する工程を行うことを特徴とするプラズ
マディスプレイパネル用隔壁の製造方法。少なくとも
(a)低融点ガラスフリット、(b)アルカリ可溶性樹
脂を含有するバインダー及び(c)溶剤を含有してなる
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル用隔壁形
成用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隔壁によって区画
された領域に表示単位となる螢光体部位が設けられてな
るプラズマディスプレイパネルの隔壁の製造方法及び隔
壁形成用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネル(PDP)
は、大型パネルを製造するプロセスが容易であること、
視野角が広いこと、自発光タイプで表示品位が高いこと
等の理由から、フラットパネル表示技術の中で注目され
ており、特にカラープラズマディスプレイパネルは、2
0インチ以上の壁掛けハイビジョンTV(HDTV)用
の表示デバイスとして将来主流になるものと期待されて
いる。カラープラズマディスプレイパネルは、ガス放電
によって紫外線を発生させ、その紫外線を螢光体に照射
することにより、カラー表示を可能にする。そして、一
般に、カラープラズマディスプレイパネルにおいては、
基板上に、赤色発光用、緑色発光用及び青色発光用の螢
光体部位が形成されることにより、各色の発光表示セル
が全体に均一に混在した状態に構成されている。具体的
には、ガラス基板の表面上にバリアリブと称される絶縁
性材料からなる隔壁が設けられており、この隔壁によっ
て多数の表示セルが区画され、表示セル内部がプラズマ
作用空間となる。このプラズマ作用空間に螢光体部位が
設けられると共に、この螢光体部位にプラズマを作用さ
せる電極が設けられることにより、各々の表示セルを表
示単位とするプラズマディスプレイパネルが構成され
る。
【0003】このようなプラズマディスプレイパネル用
隔壁の製造方法としては、(1)ペースト状の隔壁形成
用組成物を用いてスクリーン印刷により基板の表面の隔
壁を形成するスクリーン印刷法、(2)感光性の隔壁形
成用組成物層を形成し、フォトマスクを介して紫外線を
照射した上で現像することにより基板の表面に隔壁を残
存させるフォトリソグラフィー法、(3)ペースト状の
隔壁形成用組成物を用いてスクリーン印刷等により隔壁
形成用組成物の膜を形成し、その層上にレジスト膜のパ
ターンからなる現像用マスクを形成後、研磨材粒子を吹
き付けて隔壁形成用組成物層をエッチングするサンドブ
ラスト法等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
クリーン印刷法では、最終的な隔壁の高さが100〜2
00μm必要であるのに対し、一回の印刷によって形成
できる隔壁の高さは10〜20μm程度であり、所望の
高さを得るために数回〜10数回の印刷を行わなければ
ならないが、パネルの大型化及び高精細化に伴い、重ね
塗りの際の隔壁の位置精度の要求が非常に厳しくなり、
通常の印刷では対応できないという問題がある。また、
前記フォトリソグラフィー法では、一回の露光及び現像
の工程で100〜200μmの膜厚を有する隔壁形成用
組成物層を得るには、隔壁形成用組成物の感度が不十分
であり、数回の塗布と露光工程が必要であるという問題
がある。さらに、サンドブラスト法では、製造工程が煩
雑であり、また、アルミナ等の研磨材粒子の隔壁側面へ
の不可避的な残留、過剰なエッチングによる基板の傷つ
き等によって、蛍光体部位の輝度が低下するという問題
がある。
【0005】本発明の目的は、プラズマディスプレイパ
ネルの各表示セルを区画する隔壁の製造において、従来
の方法に比べて実質的に工程数が少なく、従って作業性
を向上させることができ、蛍光体部位の輝度を低下させ
ることがない隔壁形状の優れた、プラズマディスプレイ
用隔壁の製造方法を提供することにある。本発明の他の
目的は、前記プラズマディスプレイパネルの各表示セル
を区画する隔壁の製造において、好適に使用しうる隔壁
形成用組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレイパネル用隔壁の製造方法に関する第1の発明は、
少なくとも(i)基板上に隔壁形成用組成物の膜を形成
する工程と、(ii)前記隔壁形成用組成物の膜上にレ
ジストの膜を形成する工程と、(iii)前記レジスト
の膜に選択的に放射線を照射する工程と、(iv)前記
レジストの膜を現像処理し、レジストのパターンを形成
する工程と、(v)隔壁形成用組成物の膜を現像処理
し、隔壁形成用組成物のパターンを形成する工程と、
(vi)隔壁形成用組成物のパターンを焼成する工程を
行うことを特徴とするプラズマディスプレイパネル用隔
壁の製造方法である。また、本発明のプラズマディスプ
レイパネル用隔壁の製造方法に関する第2の発明は、前
記プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法におい
て、隔壁形成用組成物の膜が、現像液に対する溶解性の
異なる2以上の隔壁形成用組成物を積層してなる構造を
有することを特徴とするプラズマディスプレイパネル用
隔壁の製造方法である。さらに、本発明のプラズマディ
スプレイパネル用隔壁の製造方法に関する第3の発明
は、前記プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法
において、現像液に対する溶解性の異なる2以上の隔壁
形成用組成物を積層してなる構造を有する隔壁形成用組
成物の膜において、隔壁形成用組成物の各層の現像液に
対する溶解性が、基板側から順次、小さくなるように積
層されていることを特徴とするプラズマディスプレイパ
ネル用隔壁の製造方法である。さらに、本発明のプラズ
マディスプレイパネル用隔壁の製造方法に関する第4の
発明は、前記プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造
方法において、現像液がアルカリ現像液であることを特
徴とするプラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法
である。また、本発明の隔壁形成用組成物に関する第5
の発明は、少なくとも(a)低融点ガラスフリット、
(b)アルカリ可溶性樹脂を含有するバインダー及び
(c)溶剤を含有してなることを特徴とするプラズマデ
ィスプレイパネル用隔壁形成用組成物であり、前記プラ
ズマディスプレイパネル製造方法における隔壁形成用組
成物として、好適に用いられる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明を具体
的に説明する。図1(イ)〜(ニ)及び図2(ホ)〜
(チ)は、本発明の一実施例に係るプラズマディスプレ
イパネル用隔壁の製造方法を、工程順に示す説明用断面
図である。図1(イ)は、本発明の製造方法に用いられ
る基板11の説明用断面図である。この基板11におい
ては、平板状の基板材料(例えばガラス板)の表面に、
プラズマ発生用の電極12が多数、例えば互いに並行に
離間した状態で設けられている。このような基板11に
対し、下記の各工程からなる隔壁の形成操作が行われ
る。
【0008】(i)基板上に隔壁形成用組成物の膜を形
成する工程 前記基板11に対し、図1(ロ)に示すように隔壁形成
用組成物の膜13を形成する。前記膜の形成方法は、通
常の塗膜形成方法を使用することができ、特に塗布方法
が使用される。具体的には、例えばスクリーン印刷法、
ロール塗布法、回転塗布法、流延塗布法等を挙げること
ができる。また、前記膜13の厚さは、通常、乾燥後の
厚さが50〜300μmである。前記膜13の乾燥温度
は、後の各工程に影響がない程度に前記膜13中の溶媒
を除去できる限り、適宜選定できるが、具体的には、例
えば60〜130℃程度である。本発明においては、前
記隔壁形成用組成物の膜は、現像液に対する溶解性の異
なる2以上の隔壁形成用組成物を積層してなる構造を有
することが好ましい。特に本発明においては、前記現像
液に対する溶解性の異なる2以上の隔壁形成用組成物を
積層してなる構造を有する隔壁形成用組成物の膜におい
て、隔壁形成用組成物の各層の現像液に対する溶解性
が、基板側から順次、小さくなるように積層されている
ことが好ましい。すなわち隔壁形成性組成物の膜の基板
から遠い上層部分は、後述する隔壁形成用組成物を溶解
する現像液と接触する時間が、基板に近い下層部分と比
較し長時間に及ぶため、設定された現像時間において、
上層部分に望ましくないサイドエッチングが生じ、その
結果、隔壁の形状は、上層部分のパターンが細い台形状
になる場合がある。これは、隔壁形成用組成物の膜にお
いて、上層部分と下層部分との現像液に対する溶解性が
同一であるために生じるもので、隔壁形成用組成物の膜
の膜厚が大きいほど顕著になる。本発明においては、前
記現像液に対する溶解性の異なる2以上の隔壁形成用組
成物を積層してなる構造を有する隔壁形成用組成物の膜
とすることにより、さらに、隔壁形成用組成物の各層の
現像液に対する溶解性が、基板側から順次、小さくなる
ように積層することにより、形成される隔壁の断面形状
は、より基板に対して垂直な構造とすることができる。
前記現像液は、アルカリ現像液であることが好ましい。
【0009】(ii)レジストの膜を形成する工程 前記膜13が形成された基板に対し、図1(ハ)に示す
ように、前記膜13上に、レジストの膜14を形成す
る。前記レジストとしては、通常のポジレジストやネガ
レジストを使用することができる。前記膜14の形成
は、前記膜13の形成と同様に、通常塗布方法を使用す
ることができる。前記膜14の厚さは、乾燥後の膜厚
が、通常、0.1〜40μm、好ましくは0.5〜20
μmである。また、前記膜14の乾燥温度は、例えば6
0〜130℃程度である。
【0010】(iii)放射線を照射する工程 次いで前記膜14に、図1(ニ)に示すように、例えば
露光用マスク15を配置し、この露光用マスク15を介
して、放射線、例えば紫外線を選択的に前記膜14に照
射する。放射線の照射のための装置としては、感光性の
隔壁形成用組成物を用いて隔壁を形成するフォトリソグ
ラフィー法に使用されている放射線照射装置や、半導体
や液晶表示装置の製造に使用される露光装置等を使用で
きる。
【0011】(iv)レジストのパターンを形成する工
程 前記膜14に放射線を照射することにより、レジストの
膜には選択的に潜像が形成されているので、現像処理に
よりレジストのパターンを形成する。すなわち現像処理
により、図2(ホ)に示すように、選択的にレジストの
膜が現像され除去され(16A)、露光マスク15に対
応するレジストのパターン16が形成され、このパター
ン16は、次の隔壁形成用組成物の膜の現像用マスクと
して作用する。前記現像処理の方法としては、例えば浸
漬法、揺動法、シャワー法、スプレー法、パドル法等の
方法を利用することができる。また、現像処理条件は、
用いるレジストの種類によって異なり、例えば現像液の
種類又は組成、現像液の濃度、現像時間、現像温度、現
像方法、現像装置等が適宜決定される。
【0012】(v)隔壁形成用組成物のパターンを形成
する工程 前記現像処理により、前記パターン16(現像用マス
ク)が形成され、続いて行われる隔壁形成用組成物の膜
の現像処理工程おいて、隔壁形成用組成物用の現像液
は、前記パターン16を介して、選択的に前記膜13に
作用し、隔壁形成用組成物を溶解し、除去する。具体的
に図2(ヘ)に示すように、前記パターン16によって
露出された前記隔壁形成用組成物の膜13の中央部分
(16A)、すなわち前記電極12設置部位の上部か
ら、前記膜13の溶解が進行する。従って、現像処理に
より、隔壁形成用組成物のパターン17及びプラズマ作
用空間18が形成されると共に、このプラズマ作用空間
18に前記電極12の表面が露出された状態、具体的に
図2(ト)により示される隔壁形成用組成物のパターン
17が形成された、パネル中間体19が得られる。前記
現像処理の方法としては、例えば浸漬法、揺動法、シャ
ワー法、スプレー法、パドル法等の方法を利用すること
ができる。また、現像処理条件は、用いる隔壁形成用組
成物の種類によって異なり、例えば現像液の種類又は組
成、現像液の濃度、現像時間、現像温度、現像の方法、
現像装置等が適宜決定される。特にレジストの膜の現像
と隔壁形成用組成物の現像が、同種の現像液、特にアル
カリ現像液を用いることができる場合、(iv)レジス
トのパターンを形成する工程及び(v)隔壁形成用組成
物のパターンを形成する工程とが連続的に行うことがで
き、工程の短縮の点から好ましい。
【0013】前記レジストのパターン16は、前記隔壁
形成用組成物の膜13に比較して、現像液への溶解に対
する抵抗性が大きいことが必要であり、具体的には隔壁
形成用組成物よりも現像液に対する溶解速度が小さいこ
とが好ましい。特に、隔壁形成用組成物のパターン17
の形成が完了するまでに、レジストのパターン16が徐
々に溶解し、現像処理の工程の終了時に完全に溶解消失
するものが好ましい。また現像処理の工程が終了するま
でに完全に溶解消失せず、例えば残渣が隔壁形成用組成
物のパターン17の表面上に残留する程度のもの、ある
いは全く溶解消失しないが、次の隔壁形成用組成物を焼
成する工程で消失するものであってもよい。
【0014】(vi)隔壁形成用組成物のパターンを焼
成する工程 次いで、前記隔壁形成用組成物のパターン17が形成さ
れたパネル中間体19に対して焼成処理が施され、これ
により、隔壁形成用組成物のパターン17に含有される
有機物質が焼失して、図2(チ)に示すように、基板1
1上にプラズマディスプレイパネル用隔壁20が製造さ
れる。この焼成処理の温度は、隔壁形成用組成物に含有
される有機物質が焼失される温度であることが必要であ
り、通常、400〜600℃であり、また焼成処理時間
は、通常、10〜60分間である。
【0015】次に前記の各工程に用いられる材料、各種
条件等について説明する。 (1)基板 本発明において用いられる基板は、絶縁性材質の基板材
料の表面に適宜の電極が形成されたものである。 (1−1)基板材料 基板材料としては、例えばガラス、シリコン、ポリカー
ボネート、ポリエステル、芳香族アミド、ポリアミドイ
ミド、ポリイミド等の絶縁性物質を挙げることができ
る。この基板材料の表面に対しては、必要に応じて、シ
ランカップリング剤等による薬品処理;プラズマ処理;
又はイオンプレーティング法、スパッタリング法、気相
反応法、真空蒸着法等による薄膜形成処理の如き適宜の
前処理を施しておくことができる。
【0016】(1−2)隔壁の寸法 隔壁は、プラズマディスプレイパネルにおいて、表示単
位となる表示セルを区画するものであり、これによって
区画される表示セルの形状及び寸法は適宜選定され、例
えば縦方向ピッチが0.10〜1.20mm、横方向ピ
ッチが0.10〜1.00mmとされる。隔壁の断面形
状、幅、高さ、隔壁の離間距離等の寸法は、目的とする
プラズマディスプレイパネルの特性に応じて適宜選定す
ることができる。具体的には、例えば隔壁の底面の幅が
10〜300μm、高さが10〜500μm、隔壁の離
間距離が50〜1000μm、電極の寸法が50〜50
0μm角である。特に典型的な一例においては、例えば
隔壁の底面の幅が100μm、高さが200μm、隔壁
の離間距離が400μm、電極の寸法が200μm角で
ある。
【0017】(2)隔壁形成用組成物 本発明において用いられる隔壁形成用組成物は、少なく
とも(a)低融点ガラスフリット、(b)アルカリ可溶
性樹脂を含有するバインダー及び(c)溶剤を含有して
なる。具体的には、例えば鉛ホウケイ酸ガラス等の低融
点ガラスフリットとバインダーとよりなり、適宜の有機
溶剤等よりなるペースト状とされた組成物である。この
隔壁形成用組成物における各成分の配合割合は、(a)
低融点ガラスフリット100重量部に対し、(b)アル
カリ可溶性樹脂を含有するバインダーが1〜50重量部
であり、好ましくは1〜40重量部である。さらに
(c)溶剤の割合は、隔壁形成用組成物の膜の形成に適
した流動性又は可塑性が得られるよう適宜決定される。
【0018】(2−1)(a)低融点ガラスフリット 本発明の隔壁形成用組成物に使用される低融点ガラスフ
リットとしては、具体的に、例えば 酸化亜鉛、酸化ホウ素、酸化珪素の混合物(ZnO−
23−SiO2系)、 酸化鉛、酸化ホウ素、酸化珪素の混合物(PbO−B
23−SiO2系)、 酸化鉛、酸化ホウ素、酸化珪素、酸化アルミニウムの
混合物(PbO−B23−SiO2−Al23系)、 酸化鉛、酸化亜鉛、酸化ホウ素、酸化珪素の混合物
(PbO−ZnO−B23−SiO2系)等を挙げるこ
とができる。
【0019】(2−2)(b)アルカリ可溶性樹脂を含
有するバインダー 本発明の隔壁形成用組成物に使用されるバインダーとし
ては、種々の樹脂を用いることができるが、特にアルカ
リ可溶性樹脂を含有するバインダーであることが好まし
い。ここに、「アルカリ可溶性」とは、後述するアルカ
リ現像液によって溶解し、目的とする現像処理が遂行さ
れる程度に溶解性を有する性質をいう。前記アルカリ可
溶性樹脂の具体例としては、例えば(メタ)アクリル系
樹脂、ヒドロキシスチレン樹脂、ノボラック樹脂、ポリ
エステル樹脂等を挙げることができる。このようなアル
カリ可溶性樹脂のうち、特に好ましいものとしては、下
記の(a)及び(b)のモノマーの共重合体、又は
(a)、(b)及び(c)のモノマーの共重合体等を挙
げることができる。
【0020】(a)アルカリ可溶性官能基含有モノマー
類:アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン
酸、ケイ皮酸等のカルボキシル基含有モノマー類;(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−
ヒドロキシプロピル等の水酸基含有モノマー類;o−ヒ
ドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、p−ヒド
ロキシスチレン等のフェノール性水酸基含有モノマー類
等 (b)(a)以外の重合性モノマー類:(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ベンジル、グリシジ
ル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)
アクリレート等の(a)以外の(メタ)アクリル酸エス
テル類;スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニ
ル系モノマー類;ブタジエン、イソプレン等の共役ジエ
ン類等 (c)マクロモノマー類:ポリスチレン、ポリ(メタ)
アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポ
リ(メタ)アクリル酸ベンジル等のポリマー鎖の一方の
末端に、例えば(メタ)アクリロイル基等の重合性不飽
和基を有するマクロモノマー
【0021】(2−3)(c)溶剤 前記(a)低融点ガラスフリット及び(b)アルカリ可
溶性樹脂を含有するバインダーと、(c)溶剤とが混合
されることによって、適当な流動性あるいは可塑性を有
し、良好な膜形成性を有するペースト状又は溶液状の隔
壁形成用組成物が得られる。溶剤としては通常の有機溶
剤を用いることができ、例えばエーテル類、エステル
類、エーテルエステル類、ケトン類、ケトンエステル
類、アミド類、アミドエステル類、ラクタム類、ラクト
ン類、スルホキシド類、スルホン類、炭化水素類、ハロ
ゲン化炭化水素類等を挙げることができる。具体的に
は、例えばテトラヒドロフラン、アニソール、ジオキサ
ン、エチレングリコールモノアルキルエーテル類、ジエ
チレングリコールジアルキルエーテル類、プロピレング
リコールモノアルキルエーテル類、プロピレングリコー
ルジアルキルエーテル類、酢酸エステル類、ヒドロキシ
酢酸エステル類、アルコキシ酢酸エステル類、プロピオ
ン酸エステル類、ヒドロキシプロピオン酸エステル類、
アルコキシプロピオン酸エステル類、乳酸エステル類、
エチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート
類、プロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテ
ート類、アルコキシ酢酸エステル類、環式ケトン類、非
環式ケトン類、アセト酢酸エステル類、ピルビン酸エス
テル類、N,N−ジアルキルホルムアミド類、N,N−
ジアルキルアセトアミド類、N−アルキルピロリドン
類、γ−ラクトン類、ジアルキルスルホキシド類、ジア
ルキルスルホン類、ターピネオール、N−メチル−2−
ピロリドン等を挙げることができる。これらの有機溶剤
は単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いること
ができる。
【0022】(2−4)他の添加剤 本発明に用いる隔壁形成用組成物には、必要に応じて、
現像促進剤、接着助剤、ハレーション防止剤、保存安定
剤、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、フィラー、蛍
光体、顔料、染料等の添加剤を配合することができる。
【0023】(3)レジスト 本発明のレジストの膜を形成するためのレジスト組成物
は、形成されるレジストの膜がネガ型であっても、ポジ
型であってもよいが、例えば、(3−1)アルカリ現像
型感放射線性レジスト組成物、(3−2)有機溶剤現像
型感放射線性レジスト組成物、(3−3)水性現像型感
放射線性レジスト組成物等のレジスト組成物を用いるこ
とができる。
【0024】(3−1)アルカリ現像型感放射線性レジ
スト組成物 アルカリ現像型感放射線性レジスト組成物に用いるアル
カリ可溶性樹脂としては、前記隔壁形成用組成物の成分
として掲げられているアルカリ可溶性樹脂を挙げること
ができる。アルカリ現像型の感放射線性成分としては、
例えば多官能性(メタ)アクリレート等の多官能性モノ
マーと光重合開始剤との組み合わせ、メラミン樹脂と放
射線照射により酸を形成する光酸発生剤との組み合わせ
等を好ましいものとして挙げることができる。このアル
カリ現像型感放射線性レジスト組成物における各成分の
使用割合は、アルカリ可溶性樹脂100重量部当たり、
感放射線成分が1〜300重量部、好ましくは10〜2
00重量部である。
【0025】前記レジスト組成物における特に好ましい
感放射線性成分は、多官能性(メタ)アクリレートと光
重合開始剤との組み合わせである。このような多官能性
(メタ)アクリレートの具体例としては、例えばエチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のアルキレング
リコールのジ(メタ)アクリレート類;ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレ
ングリコールのジ(メタ)アクリレート類;両末端ヒド
ロキシポリブタジエン、両末端ヒドロキシポリイソプレ
ン、両末端ヒドロキシポリカプロラクトン等の両末端ヒ
ドロキシル化重合体のジ(メタ)アクリレート類;グリ
セリン、1,2,4−ブタントリオール、トリメチロー
ルアルカン、テトラメチロールアルカン、ジペンタエリ
スリトール等の3価以上の多価アルコールのポリ(メ
タ)アクリレート類;3価以上の多価アルコールのポリ
アルキレングリコール付加物のポリ(メタ)アクリレー
ト類;1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−ベン
ゼンジオール類等の環式ポリオールのポリ(メタ)アク
リレート類;ポリエステル(メタ)アクリレート、エポ
キシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレ
ート、アルキド樹脂(メタ)アクリレート、シリコーン
樹脂(メタ)アクリレート、スピラン樹脂(メタ)アク
リレート等のオリゴ(メタ)アクリレート類;等を挙げ
ることができる。これらは単独で、あるいは2種以上を
組み合わせて用いることができる。
【0026】また、前記多官能性(メタ)アクリレート
と組合せて使用される光重合開始剤の具体例としては、
例えばベンジル、ベンゾイン、ベンゾフェノン、カンフ
ァーキノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン、2−メチル−〔4’−(メチルチオ)フ
ェニル〕−2−モルフォリノ−1−プロパノン、2−ベ
ンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノ
フェニル)−ブタン−1−オン等のカルボニル化合物;
アゾイソブチロニトリル、4−アジドベンズアルデヒド
等のアゾ化合物あるいはアジド化合物;メルカプタンジ
スルフィド等の有機硫黄化合物;ベンゾイルパーオキシ
ド、ジ−tret−ブチルパーオキシド、tret−ブ
チルハイドロパーオキシド、クメンハイドロパーオキシ
ド、パラメタンハイドロパーオキシド等の有機パーオキ
シド;1,3−ビス(トリクロロメチル)−5−(2’
−クロロフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−
〔2−(2−フラニル)エチレニル〕−4,6−ビス
(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン等のト
リハロメタン類;2,2’−ビス(2−クロロフェニ
ル)4,5,4’,5’−テトラフェニル1,2’−ビ
イミダゾール等のイミダゾール二量体;等を挙げること
ができる。これらは単独で、あるいは2種以上を組み合
わせて用いることができる。前記アルカリ現像型感放射
線性レジスト組成物については、必要な膜形成性を得る
ために、適宜有機溶剤が用いられる。その具体例として
は、隔壁形成用組成物のための溶剤と同様の有機溶剤を
挙げることができる。
【0027】(3−2)有機溶剤現像型感放射線性レジ
スト組成物 有機溶剤現像型感放射線性レジスト組成物における成分
としては、例えばアジド化合物と天然ゴム、合成ゴム、
あるいはこれらを環化させた環化ゴム等との組み合わせ
を挙げることができる。好ましいアジド化合物の具体例
としては、例えば4,4’−ジアジドベンゾフェノン、
4,4’−ジアジドジフェニルメタン、4,4’−ジア
ジドスチルベン、4,4’−ジアジドカルコン、4,
4’−ジアジドベンザルアセトン、2,6−ジ(4’−
アジドベンザル)シクロヘキサノン、2,6−ジ(4’
−アジドベンザル)−4−メチルシクロヘキサノン等を
挙げることができる。これらのアジド化合物は、単独
で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることができ
る。前記有機溶剤現像型感放射線性レジスト組成物につ
いては、必要な膜形成性を得るために、適宜有機溶剤が
用いられる。その具体例としては、隔壁形成用組成物の
ための溶剤と同様の有機溶剤を挙げることができる。
【0028】(3−3)水性現像型感放射線性レジスト
組成物 水性現像型感放射線性レジスト組成物における成分とし
ては、例えばポリビニルアルコールとジアゾニウム化合
物、あるいは重クロム酸化合物との組み合わせを挙げる
ことができる。
【0029】(3−4)他の添加剤 本発明に用いられるレジストの組成物には、必要に応じ
て、現像促進剤、接着助剤、ハレーション防止剤、保存
安定剤、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、フィラ
ー、蛍光体、顔料、染料等の添加剤を配合することがで
きる。
【0030】(4)露光用マスク 本発明において、レジストのパターン16を形成するた
めの露光用マスク15の露光パターンは、隔壁形成用組
成物のパターン17がプラズマ作用空間を形成するため
に必要な100〜1,000μm角又は30〜500μ
m幅のストライプであることが好ましく、典型的な一例
においては、400μm角又は200μm幅のストライ
プである。
【0031】(5)現像液 前記現像処理の工程に使用される現像液としては、使用
するレジストの種類に応じて、アルカリ現像液、有機溶
剤現像液又は水性現像液が用いられる。 (5−1)アルカリ現像液 アルカリ現像液の有効成分としては、具体的に、例えば
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
リン酸水素ナトリウム、リン酸水素二アンモニウム、リ
ン酸水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸
二水素アンモニウム、リン酸二水素カリウム、リン酸二
水素ナトリウム、ケイ酸リチウム、ケイ酸ナトリウム、
ケイ酸カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、ホウ酸リチウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸
カリウム、アンモニア等の無機アルカリ性化合物;テト
ラメチルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルヒドロ
キシエチルアンモニウムヒドロキシド、モノメチルアミ
ン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイソプ
ロピルアミン、ジイソプロピルアミン、エタノールアミ
ン等の有機アルカリ性化合物等を挙げることができる。
本発明のアルカリ現像液は、前記アルカリ性化合物を単
独で、あるいは2種以上を組み合わせて用い、通常、
0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量
%の濃度となるように通常は水に溶解してアルカリ現像
液とする。前記アルカリ現像液による現像処理がなされ
た後は、通常、水洗処理が施される。 (5−2)有機溶剤現像液 有機溶剤現像液の具体例としては、トルエン、キシレ
ン、酢酸ブチル等の有機溶剤を挙げることができ、これ
らは単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。有機溶剤現像液による現像処理がなされた
後は、必要に応じて貧溶媒によるリンス処理が施され
る。 (5−3)水性現像液 水性現像液の具体例としては、水、アルコール等を挙げ
ることができる。
【0032】(6)隔壁形成用組成物の膜の現像処理 前記隔壁形成用組成物の膜の現像処理においては、前記
本発明の隔壁形成用組成物がアルカリ可溶性樹脂を含有
するので、通常アルカリ現像液が用いられる。前記隔壁
形成用組成物の現像液としては、レジストの現像液とし
て使用されるアルカリ現像液と同様のものを用いること
ができる。従って、前記レジストの現像処理にアルカリ
現像液が用いられる場合には、レジストの現像処理の工
程と、隔壁形成用組成物の現像処理の工程を、中断せず
連続的に行うことができる。このアルカリ現像液による
処理がなされた後は、通常、水洗処理が施される。ま
た、前記隔壁形成用組成物の膜の現像処理に、有機溶剤
を用いることもできる。すなわち前記隔壁形成用組成物
に含有される(c)溶剤と同様の溶剤からなる有機溶剤
現像液により、前記隔壁形成用組成物の膜を再溶解させ
ることにより、現像することもできる。このような隔壁
形成用組成物の有機溶剤現像液の具体例としては、前記
隔壁形成用組成物の(c)溶剤として例示した有機溶剤
を挙げることができる。これらは単独で、あるいは2種
以上を組み合わせて用いることができる。また、有機溶
剤現像液による現像処理がなされた後は、必要に応じて
貧溶媒によるリンス処理が施される。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
がこれらによって制約されるものではない。但し、実施
例中に記載の%及び部は特に断らない限り重量単位であ
る。また、ポリスチレン換算重量平均分子量(以下、M
wという。)は、東ソー株式会社製ゲルパーミィエーシ
ョンクロマトグラフィー(GPC)(商品名HLC−8
02A)により、ポリスチレン換算で測定した。
【0034】<合成例> 合成例1 N−メチル−2−ピロリドン 200 部 n−ブチルメタクリレート 70 部 メタクリル酸 30 部 アゾビスイソブチロニトリル 1 部 の混合物を、攪拌基付きオートクレーブに仕込み、窒素
雰囲気下で室温で均一になるまで攪拌した後、80℃で
3時間重合し、さらに100℃で1時間反応を続けた
後、室温まで冷却し、ポリマー溶液Aを得た。得られた
ポリマー(以下、ポリマーAという。)は、重合率98
%であり、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)
は、70,000であった。
【0035】合成例2 N−メチル−2−ピロリドン 200 部 n−ブチルメタクリレート 80 部 メタクリル酸 20 部 アゾビスイソブチロニトリル 1 部 を用いた以外は、合成例1と同様にして、ポリマー溶液
Bを得た。得られたポリマー(以下、ポリマーBとい
う。)は、重合率97%であり、ポリスチレン換算重量
平均分子量(Mw)は、100,000であった。
【0036】合成例3 N−メチル−2−ピロリドン 200 部 n−ブチルメタクリレート 90 部 メタクリル酸 10 部 アゾビスイソブチロニトリル 1 部 を用いた以外は、合成例1と同様にして、ポリマー溶液
Cを得た。得られたポリマー(以下、ポリマーCとい
う。)は、重合率97%であり、ポリスチレン換算重量
平均分子量(Mw)は、90,000であった。
【0037】合成例4 3−エトキシプロピオン酸エチル 200 部 n−ブチルメタクリレート 85 部 メタクリル酸 15 部 アゾビスイソブチロニトリル 1 部 を用いた以外は、合成例1と同様にして、ポリマー溶液
Dを得た。得られたポリマー(以下、ポリマーDとい
う。)は、重合率98%であり、ポリスチレン換算重量
平均分子量(Mw)は、50,000であった。
【0038】実施例1 厚さ1.1mmのガラス基板の表面に電極を形成してな
る基板を用い、スクリーン印刷法により、下記組成によ
る隔壁形成用組成物を塗布し、80℃のクリーンオー
ブン中で10分間乾燥して、膜厚50μmの隔壁形成用
組成物の膜を形成した。さらに同様の操作を4回繰り返
して、最終的に、膜厚200μmの隔壁形成用組成物の
膜を形成した。 隔壁形成用組成物 低融点ガラスフリット: 鉛ホウケイ酸ガラス 500重量部 アルカリ可溶性樹脂: メタクリル酸30重量%とメタクリル酸ベンジル70重量%の共重合体 (Mw=40,000) 100重量部 溶剤: 3−エトキシプロピオン酸エチル 150重量部
【0039】次いで、隔壁形成用組成物の膜の表面上
に、回転数1000rpmのスピンコーターを用いて下
記組成のレジスト組成物を塗布し、80℃のクリーン
オーブン中で10分間乾燥して、膜厚15μmのレジス
トの膜を形成した。 レジスト組成物 アルカリ可溶性樹脂: メタクリル酸30重量%とメタクリル酸ベンジル70重量%の共重合体 (Mw=40,000) 50重量部 感放射線性成分: 多官能性モノマー: ペンタエリスリトールテトラアクリレート 40重量部 光重合開始剤: 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 10重量部 溶剤: 3−エトキシプロピオン酸エチル 150重量部
【0040】このようにして得られたレジストの膜を有
する隔壁形成用組成物の膜に対して、マスクを介して、
超高圧水銀灯のi線と称される波長365nmの紫外線
を100mJ/cm2の照射量で照射した。次いで、
0.1重量%の水酸化カリウム水溶液で3分間シャワー
現像し、続いて1分間超純水のシャワーを浴びせること
により、レジストの膜の紫外線未照射部を除去した上、
さらにこのレジストの膜の除去に続けて、隔壁形成用組
成物の膜を現像して隔壁形成用組成物のパターンを形成
し、空気中で乾燥した。その後、550℃の焼成炉内で
30分間焼成処理してプラズマディスプレイパネル用隔
壁を作製した。
【0041】実施例2 隔壁形成用組成物として下記の隔壁形成用組成物を用
いた以外は、実施例1と同様にして、膜厚200μmの
隔壁形成用組成物の膜を形成した。 隔壁形成用組成物 低融点ガラスフリット: 鉛ホウケイ酸ガラス 500重量部 アルカリ可溶性樹脂: メタクリル酸20重量%とメタクリル酸メチル80重量%の共重合体 (Mw=100,000) 120重量部 溶剤: プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート 150重量部
【0042】次いで、下記組成のレジスト組成物を用
いた以外は、実施例1と同様にして、隔壁形成用組成物
の膜の表面上に膜厚10μmのレジストの膜を形成し
た。 レジスト組成物 アルカリ可溶性樹脂: メタクリル酸25重量%とメタクリル酸ベンジル5重量%とポリエチレンマク ロモノマー70重量%との共重合体 (Mw=30,000) 60重量部 感放射線性成分: 多官能性モノマー: ペンタエリスリトールテトラアクリレート 40重量部 光重合開始剤: 2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)− ブタン−1−オン 5重量部 溶剤: 3−エトキシプロピオン酸エチル 150重量部
【0043】このようにして得られたレジストの膜を有
する隔壁形成用組成物の膜に対して、マスクを介して、
超高圧水銀灯のi線と称される波長365nmの紫外線
を100mJ/cm2の照射量で照射した。次いで、
0.1重量%の水酸化カリウム水溶液で4分間シャワー
現像し、続いて1分間超純水のシャワーを浴びせること
により、レジストの膜の紫外線未照射部を除去した上、
さらにこのレジストの膜の除去に続けて、隔壁形成用組
成物の膜を現像して隔壁形成用組成物のパターンを形成
し、空気中で乾燥した。パターンの形成状態を、基板の
断面写真1−1により示す。その後、180℃のクリー
ンオーブン中で30分間加熱し、さらに550℃の焼成
炉内で30分間焼成処理してプラズマディスプレイパネ
ル用隔壁を作製した。隔壁の形成状態を、基板の断面写
真1−2により示す。
【0044】実施例3 厚さ2.0mmのガラス基板を用い、下記組成による隔
壁形成用組成物を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、膜厚100μmの隔壁形成用組成物の膜を形成し
た。 隔壁形成用組成物 低融点ガラスフリット: 鉛ホウケイ酸ガラス 750重量部 アルカリ可溶性樹脂: ポリマーA 150重量部 現像促進剤: プルロニック型非イオン界面活性剤 (ニューポールPE64 三洋化成工業株式会社製) 20重量部 溶剤: N−メチル−2−ピロリドン 400重量部
【0045】さらに、隔壁形成用組成物の膜の表面上
に、スクリーン印刷法により、下記組成の、前記隔壁形
成用組成物より現像液に対する溶解性の小さい、隔壁
形成用組成物を塗布し、80℃のクリーンオーブン中
で10分間乾燥して、膜厚100μmの隔壁形成用組成
物の膜を形成した。 隔壁形成用組成物 低融点ガラスフリット: 鉛ホウケイ酸ガラス 750重量部 アルカリ可溶性樹脂: ポリマーC 150重量部 現像促進剤: プルロニック型非イオン界面活性剤 (ニューポールPE64 三洋化成工業株式会社製) 20重量部 溶剤: N−メチル−2−ピロリドン 400重量部
【0046】次いで、下記組成のレジスト組成物を用
いた以外は、実施例1と同様にして、隔壁形成用組成物
の膜の表面上に膜厚20μmのレジストの膜を形成し
た。 レジスト組成物 アルカリ可溶性樹脂: ポリマーD 50重量部 感放射線性成分: 多官能性モノマー: ペンタエリスリトールテトラアクリレート 40重量部 光重合開始剤: 2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)− ブタン−1−オン 5重量部 溶剤: 3−エトキシプロピオン酸エチル 150重量部
【0047】このようにして得られたレジストの膜を有
する隔壁形成用組成物の膜に対して、マスクを介して、
超高圧水銀灯のi線と称される波長365nmの紫外線
を100mJ/cm2の照射量で照射した。次いで、
0.2重量%の水酸化カリウム水溶液で5分間シャワー
現像し、続いて1分間超純水のシャワーを浴びせること
により、レジストの膜の紫外線未照射部を除去した上、
さらにこのレジストの膜の除去に続けて、隔壁形成用組
成物の膜を現像して隔壁形成用組成物のパターンを形成
し、空気中で乾燥した。パターンの形成状態を、基板の
断面写真2−1により示す。その後、180℃のクリー
ンオーブン内で30分間加熱後、520℃の焼成炉内で
30分間焼成処理してプラズマディスプレイパネル用隔
壁を作製した。得られたプラズマディスプレイパネル用
隔壁の形状は、高さ150μm、幅70μmであった。
隔壁の形成状態を、基板の断面写真2−2により示す。
実施例3において、隔壁形成用組成物の膜を現像液に対
する溶解性の異なる2層の構造とすることにより、実施
例2と比較し、より基板に対して垂直な断面を有する台
形の形状で、隔壁が形成されることが、断面写真により
明かである。
【0048】実施例4 厚さ2.0mmのガラス基板を用い、下記組成による隔
壁形成用組成物を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、膜厚50μmの隔壁形成用組成物の膜を形成した。 隔壁形成用組成物 低融点ガラスフリット: 鉛ホウケイ酸ガラス 750重量部 アルカリ可溶性樹脂: ポリマーA 150重量部 現像促進剤: プルロニック型非イオン界面活性剤 (ニューポールPE64 三洋化成工業株式会社製) 20重量部 溶剤: N−メチル−2−ピロリドン 400重量部
【0049】次いで、隔壁形成用組成物の膜の表面上
に、スクリーン印刷法により、下記組成の、前記隔壁形
成用組成物より現像液に対する溶解性の小さい、隔壁
形成用組成物を塗布し、80℃のクリーンオーブン中
で10分間乾燥して、膜厚50μmの隔壁形成用組成物
の膜を形成した。 隔壁形成用組成物 低融点ガラスフリット: 鉛ホウケイ酸ガラス 750重量部 アルカリ可溶性樹脂: ポリマーB 150重量部 現像促進剤: プルロニック型非イオン界面活性剤 (ニューポールPE64 三洋化成工業株式会社製) 20重量部 溶剤: N−メチル−2−ピロリドン 400重量部
【0050】さらに、隔壁形成用組成物の膜の表面上
に、スクリーン印刷法により、下記組成の、前記隔壁形
成用組成物より現像液に対する溶解性の小さい、隔壁
形成用組成物を塗布し、80℃のクリーンオーブン中
で10分間乾燥して、膜厚100μmの隔壁形成用組成
物の膜を形成した。 隔壁形成用組成物 低融点ガラスフリット: 鉛ホウケイ酸ガラス 750重量部 アルカリ可溶性樹脂: ポリマーC 150重量部 現像促進剤: プルロニック型非イオン界面活性剤 (ニューポールPE64 三洋化成工業株式会社製) 20重量部 溶剤: N−メチル−2−ピロリドン 400重量部
【0051】次いで、下記組成のレジスト組成物を用
いた以外は、実施例1と同様にして、隔壁形成用組成物
の膜の表面上に膜厚20μmのレジストの膜を形成し
た。 レジスト組成物 アルカリ可溶性樹脂: ポリマーD 50重量部 感放射線性成分: 多官能性モノマー: ペンタエリスリトールテトラアクリレート 40重量部 光重合開始剤: 2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)− ブタン−1−オン 5重量部 溶剤: 3−エトキシプロピオン酸エチル 150重量部
【0052】このようにして得られたレジストの膜を有
する隔壁形成用組成物の膜に対して、マスクを介して、
超高圧水銀灯のi線と称される波長365nmの紫外線
を100mJ/cm2の照射量で照射した。次いで、
0.2重量%の水酸化カリウム水溶液で5分間シャワー
現像し、続いて1分間超純水のシャワーを浴びせること
により、レジストの膜の紫外線未照射部を除去した上、
さらにこのレジストの膜の除去に続けて、隔壁形成用組
成物の膜を現像して隔壁形成用組成物のパターンを形成
し、空気中で乾燥した。パターンの形成状態を、基板の
断面写真3−1により示す。その後、180℃のクリー
ンオーブン内で30分間加熱後、520℃の焼成炉内で
30分間焼成処理してプラズマディスプレイパネル用隔
壁を作製した。得られたプラズマディスプレイパネル用
隔壁の形状は、高さ150μm、幅70μmであった。
隔壁の形成状態を、基板の断面写真3−2により示す。
実施例4において、隔壁形成用組成物の膜を現像液に対
する溶解性の異なる3層の構造とすることにより、実施
例2、3と比較し、より基板に対して垂直な断面を有す
る台形の形状で、隔壁が形成されることが、断面写真に
より明かである。
【0053】
【発明の効果】本発明のプラズマディスプレイパネル用
隔壁の製造方法によれば、従来の方法に比べて実質的に
工程数が少なく、従って作業性を向上させることがで
き、蛍光体部位の輝度を低下させることがない隔壁形状
の優れた、プラズマディスプレイ用隔壁を製造すること
ができる。また本発明の隔壁形成用組成物は、前記プラ
ズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法に好適に使用
しうる。特に隔壁形成用組成物の膜を多層構造とするこ
とにより、アルカリ現像工程における隔壁形成組成物の
エッチングに対する深さ方向の異方性が生じるため、従
来の方法による隔壁の形状に比べ、アスペクト比の高い
隔壁が形成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプラズマディスプレイ
パネル用隔壁の製造方法を工程順に示す説明用断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例に係る製造方法の、図1の工
程に続く工程を順に示す説明用断面図である。
【符号の説明】
11 基板 12 電極 13 隔壁形成用組成物の膜 14 レジストの膜 15 露光マスク 15A 放射線非透過部分 15B 放射線透過部分 16 レジストのパターン(現像用マスク) 16A レジスト除去部分 17 隔壁形成用組成物のパターン 18 プラズマ作用空間 19 パネル中間体 20 プラズマディスプレイパネル用隔壁
【図3】実施例2において形成された、隔壁形成用組成
物(及びレジスト)のパターンの状態を示す基板の断面
写真(写真1−1)及び焼成後の隔壁の状態を示す基板
の断面写真(写真1−2)である。
【図4】実施例3において形成された、隔壁形成用組成
物(及びレジスト)のパターンの状態を示す基板の断面
写真(写真2−1)及び焼成後の隔壁の状態を示す基板
の断面写真(写真2−2)である。
【図5】実施例4において形成された、隔壁形成用組成
物(及びレジスト)のパターンの状態を示す基板の断面
写真(写真3−1)及び焼成後の隔壁の状態を示す基板
の断面写真(写真3−2)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇田川 忠彦 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 熊野 厚司 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 別所 信夫 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも(i)基板上に隔壁形成用組成
    物の膜を形成する工程と、(ii)前記隔壁形成用組成
    物の膜上にレジストの膜を形成する工程と、(iii)
    前記レジストの膜に選択的に放射線を照射する工程と、
    (iv)前記レジストの膜を現像処理し、レジストのパ
    ターンを形成する工程と、(v)隔壁形成用組成物の膜
    を現像処理し、隔壁形成用組成物のパターンを形成する
    工程と、(vi)隔壁形成用組成物のパターンを焼成す
    る工程を行うことを特徴とするプラズマディスプレイパ
    ネル用隔壁の製造方法。
  2. 【請求項2】少なくとも(a)低融点ガラスフリット、
    (b)アルカリ可溶性樹脂を含有するバインダー及び
    (c)溶剤を含有してなることを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイパネル用隔壁形成用組成物。
JP19969196A 1995-07-17 1996-07-10 プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法 Expired - Fee Related JP3518571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19969196A JP3518571B2 (ja) 1995-07-17 1996-07-10 プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-202809 1995-07-17
JP20280995 1995-07-17
JP19969196A JP3518571B2 (ja) 1995-07-17 1996-07-10 プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003415105A Division JP2004127949A (ja) 1995-07-17 2003-12-12 プラズマディスプレイパネル用隔壁形成用組成物、該組成物の積層膜、該組成物よりなる隔壁およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0992137A true JPH0992137A (ja) 1997-04-04
JP3518571B2 JP3518571B2 (ja) 2004-04-12

Family

ID=26511695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19969196A Expired - Fee Related JP3518571B2 (ja) 1995-07-17 1996-07-10 プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3518571B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915381A1 (en) * 1997-11-12 1999-05-12 JSR Corporation Process of forming a pattern on a substrate
JPH11231524A (ja) * 1998-02-17 1999-08-27 Jsr Corp プラズマディスプレイパネルの製造方法
US6299785B1 (en) * 1998-04-27 2001-10-09 Jsr Corporation Electrode formation process
JP2006181419A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Seiko Epson Corp 色要素膜付き基板の製造方法、色要素膜付き基板、電気光学装置、および電子機器
JP2007134312A (ja) * 2005-11-07 2007-05-31 Lg Electronics Inc プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915381A1 (en) * 1997-11-12 1999-05-12 JSR Corporation Process of forming a pattern on a substrate
US6337028B1 (en) * 1997-11-12 2002-01-08 Jsr Corporation Process of forming a pattern on a substrate
US6572963B2 (en) 1997-11-12 2003-06-03 Jsr Corporation Process of forming a pattern on a substrate
US6890663B2 (en) 1997-11-12 2005-05-10 Jsr Corporation Process of forming a pattern on a substrate
KR100513180B1 (ko) * 1997-11-12 2005-10-25 제이에스알 가부시끼가이샤 기판상에패턴을형성하는방법및전사필름
JPH11231524A (ja) * 1998-02-17 1999-08-27 Jsr Corp プラズマディスプレイパネルの製造方法
US6299785B1 (en) * 1998-04-27 2001-10-09 Jsr Corporation Electrode formation process
JP2006181419A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Seiko Epson Corp 色要素膜付き基板の製造方法、色要素膜付き基板、電気光学装置、および電子機器
JP2007134312A (ja) * 2005-11-07 2007-05-31 Lg Electronics Inc プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3518571B2 (ja) 2004-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6890663B2 (en) Process of forming a pattern on a substrate
JP2006268027A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法および転写フィルム
JP4092781B2 (ja) 無機粒子含有組成物、転写フィルムおよびそれを用いたプラズマディスプレイパネルの製造方法
JP3518571B2 (ja) プラズマディスプレイパネル用隔壁の製造方法
JP3570475B2 (ja) 転写フィルムおよびそれを用いたプラズマディスプレイパネルの製造方法
JP4075775B2 (ja) 無機粉体含有樹脂組成物、転写フィルムおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法
JP3985843B2 (ja) プラズマディスプレイパネル用隔壁形成用組成物の積層膜、プラズマディスプレイパネル用隔壁およびその製造方法
JPH11144628A (ja) 隔壁形成用転写フィルムおよびそれを用いたプラズマディスプレイパネルの製造方法
JP2004127949A (ja) プラズマディスプレイパネル用隔壁形成用組成物、該組成物の積層膜、該組成物よりなる隔壁およびその製造方法
JP4639770B2 (ja) 無機粉体含有樹脂組成物、転写フィルムおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法
JP4134411B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法および転写フィルム
JP3937571B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法および転写フィルム
KR100469874B1 (ko) 플라즈마디스플레이패널용격벽의제조방법
JP2006269416A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法および転写フィルム
JP3870536B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP3539215B2 (ja) 電極の形成方法およびそれに用いられる転写フィルム
JPH11307907A (ja) 電極の製造方法および転写フィルム
JP2004193142A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法および隔壁形成用転写フィルム
JP2006045270A (ja) 無機粉体含有樹脂組成物、転写フィルムおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法
JPH08222134A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法および螢光体組成物
JPH11231524A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP4214597B2 (ja) パターンの製造方法および転写フィルム
JP2005258398A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法および転写フィルム
JPH11233029A (ja) プラズマディスプレイパネル用カラーフィルター組成物、転写フィルムおよびプラズマディスプレイパネル
JP2000215798A (ja) 透明電極の製造方法および透明電極用転写フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees