JPH0991152A - コンピュータシステムおよびそのシステムで使用されるマルチファンクションデバイス - Google Patents

コンピュータシステムおよびそのシステムで使用されるマルチファンクションデバイス

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JPH0991152A
JPH0991152A JP24194595A JP24194595A JPH0991152A JP H0991152 A JPH0991152 A JP H0991152A JP 24194595 A JP24194595 A JP 24194595A JP 24194595 A JP24194595 A JP 24194595A JP H0991152 A JPH0991152 A JP H0991152A
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JP
Japan
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interrupt
function
functions
card
signal
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JP24194595A
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Inventor
Yasuhiro Ishibashi
泰博 石橋
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つのデバイスに設けられた複数のファンクシ
ョン間で1つの割り込みチャネルを共用できるように
し、拡張性に優れたシステムを実現する。 【解決手段】PCカード15はファンクション151〜
153を含むマルチファンクションデバイスとして実現
されている。それらファンクション151〜153から
の割り込み要求信号INT1〜INT3は割り込みシェ
アリング回路154に送られ、そこでPCカード15に
割り当てられた1つの割り込みチャネルを共用するため
のシェアリング処理が行われる。CPU11は、PCカ
ード15に割り当てられた割り込みチャネルIRQ5に
よってイベント発生が通知されたとき、割り込みステー
タスレジスタ155を参照してイベント発生の要因とな
ったファンクションを決定し、そのファンクションに対
応するソフトウェアドライバを起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータシス
テムおよびそのシステムで使用されるマルチファンクシ
ョンデバイスに関し、特に複数の割り込みチャネルを有
し、それら割り込みチャネルを使用して各種周辺装置か
らのインベント発生がホストCPUに通知されるコンピ
ュータシステムおよびそのシステムで使用されるマルチ
ファンクションデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI技術の進歩により、パーソ
ナルコンピュータなどのコンピュータシステムにおいて
も、周辺装置の多様化、多機能化が図られている。これ
ら周辺装置には、互いに異なる割り込みチャネルが割り
当てられている。各周辺装置は、自身に割り当てられた
割り込みチャネルを使用してイベント発生をホストCP
Uに通知し、割り込みサービスを要求する。
【0003】しかし、近年の周辺装置の多様化により、
空いている割り込みチャネルが少なくなり、割り込みチ
ャネルの不足によって周辺装置が使えないという事態が
発生している。
【0004】特に、JEIDA/PCMCIA仕様のP
Cカードについては、それが装着されるPCカードスロ
ットには1つの割り込みチャネルしか用意されてなく、
しかもPCカードスロットを持つコンピュータはノート
ブック型パーソナルコンピュータなどの携帯機器が多い
ため、PCカードスロットの数も制限されている。
【0005】このため、このようなノートブック型パー
ソナルコンピュータなどの携帯型コンピュータにおいて
は、その機能拡張のための周辺装置の増設が非常に困難
であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、未使用の割り込みチャネルが不足しており、これ
によって機能拡張が損なわれるという問題があった。こ
の発明はこのような点に鑑みてなされたもので、1つの
デバイスに設けられた複数のファンクション間で1つの
割り込みチャネルを共用できるようにして、少ない割り
込みチャネルで多くの機能を実現することができるコン
ピュータシステムおよびマルチファンクションデバイス
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の割り
込みチャネルを有し、それら割り込みチャネルを使用し
て各種周辺装置からのインベント発生がホストCPUに
通知されるコンピュータシステムにおいて、割り込み要
求信号の発生によって割り込みサービスをそれぞれ要求
する複数のファンクションから構成されたマルチファン
クションデバイスと、このマルチファンクションデバイ
ス内に設けられ、前記複数のファンクションそれぞれか
らの複数の割り込み要求信号を受信し、いずれかの割り
込み要求信号が付勢されたとき、前記マルチファンクシ
ョンデバイスに割り当てられた割り込みチャネルを使用
してイベント発生を前記ホストCPUに通知する手段
と、前記ホストCPUによって読み出し可能に構成さ
れ、前記イベント発生の要因となった割り込み要求信号
がどのファンクションから出力されたものであるかを示
す割り込みステータス情報がセットされるレジスタとを
具備し、前記ホストCPUは、前記マルチファンクショ
ンデバイスに割り当てられた割り込みチャネルによって
イベント発生が通知されたとき、前記割り込みステータ
ス情報を参照して前記イベント発生の要因となったファ
ンクションを決定し、そのファンクションに対応する割
り込みサービスプログラムを実行することを特徴とす
る。
【0008】このコンピュータシステムにおいては、複
数のファンクションを含むマルチファンクションデバイ
スがPCカードなどの周辺装置として使用されており、
そのマルチファンクションデバイス内に設けられた機構
によって、そのマルチファンクションデバイス内の複数
のファンクション間での割り込みチャネルの共用が制御
される。すなわち、マルチファンクションデバイスにお
いては、あるファンクションから割り込み要求信号が発
生されると、そのマルチファンクションデバイスに割り
当てられた割り込みチャネルを使用してイベント発生が
ホストCPUに通知されると共に、割り込み要求信号が
どのファンクションから出力されたものであるかを示す
割り込みステータス情報がレジスタにセットされる。こ
のイベント発生通知に応答して、ホストCPUは、ま
ず、レジスタの割り込みステータス情報を参照してイベ
ント発生の要因となったファンクションを決定し、そし
て、そのファンクションに対応する割り込みサービスプ
ログラムを実行する。したがって、1つのデバイスに設
けられた複数のファンクション間で1つの割り込みチャ
ネルを共用できるようになり、少ない割り込みチャネル
で多くの機能を実現することが可能となる。
【0009】前記ホストCPUは、前記マルチファンク
ションデバイスに割り当てられた割り込みチャネルによ
ってイベント発生が通知されたとき、前記複数のファン
クションそれぞれに対応する複数のソフトウェアドライ
バを選択的に起動する割り込み共用制御用ソフトウェア
ドライバを実行することよって、前記イベント発生の要
因となったファンクションを決定し、そのファンクショ
ンに対応するソフトウェアドライバを起動することが好
ましい。このように複数のソフトウェアドライバを選択
的に起動する割り込み共用制御用ソフトウェアドライバ
を利用して割り込みシェアリングをサポートすることに
より、各ファンクション毎に用意されている既存のソフ
トウェアドライバをそのまま利用することが可能とな
る。
【0010】また、マルチファンクションデバイスは、
SCSIインタフェース機能およびサウンド機能などを
それぞれ実現するための2以上のファンクションが設け
られたPCカードとして実現することが好ましい。これ
により、1つの割り込みチャネルしか使用できない1つ
のPCカードを、CD−ROMドライブからの画像デー
タの読出しと音声再生などの処理の双方に使用すること
が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。ここでは、PCカードをマルチ
ファンクションデバイスとして実現し、そのPCカード
内の複数のファンクション間で割り込みシェアリングを
行う場合を想定する。その場合の割り込みサブシステム
の構成を図1に示す。
【0012】この割り込みサブシステムは、ノートブッ
ク型のポータブルコンピュータなどに適用されるもので
あり、図示のように、CPU11、プログラマブル割り
込みコントローラ12、PCカードコントローラ13、
PCカード14,15によって実現されている。CPU
11、割り込みコントローラ12、およびPCカードコ
ントローラ13は、システムメモリ、BIOS RO
M、およびDMAコントローラやシステムタイマなどの
I/Oデバイス等、他のシステム構成要素と同じく、シ
ステムバス10に接続されている。
【0013】CPU11は割り込み入力INTRを有し
ており、割り込み入力INTRが付勢されると、実行中
のプログラムを中断して割り込みベクタで指定される割
り込みサービスプログラムを実行する。
【0014】PCカード14,15は、各種ISAデバ
イスと同様に、割り込み要求信号の発生によってイベン
ト発生をCPU11に通知する。この場合、イベント発
生は、割り込みコントローラ12経由でCPU11に通
知される。
【0015】割り込みコントローラ12は、82C59
相当の割り込み処理機能を持つプログラマブル割り込み
コントローラ(PIC)であり、複数の割り込みチャネ
ルに対応する複数の割り込み入力(IR0〜IR15)
を有しており、それら割り込み入力毎に割り込み優先レ
ベルが規定される。割り込みコントローラ12は、割り
込み入力に入力された割り込み要求信号の中で最優先度
の割り込みチャネルを決定し、それをINTRによって
CPU11に通知する。
【0016】PCカード14,15はJEIDA/PC
MCIA仕様のPCカードであり、PCカード15につ
いては、マルチファンクションカードとして実現されて
いる。
【0017】すなわち、PCカード15には、互いに独
立した機能を実現する3つのファンクション151〜1
53が内蔵されている。これらファンクション151〜
153の各々は、例えば1つのLSIなどによって実現
されている。また、PCカード15には、3つのファン
クション151〜153間でPCカードスロット15a
に割り当てられた1つの割り込みチャネルを共用するた
めの機構として、割り込みシェアリング回路154およ
び割り込みステータスレジスタ155が設けられてい
る。
【0018】割り込みシェアリング回路154は、ファ
ンクション151〜153それぞれからの割り込み要求
信号INT1〜INT3を受信し、いずれかの割り込み
要求信号が付勢されたとき、PCカード15に割り当て
られた1つの割り込みチャネル(例えばIRQ5)を使
用して割り込み信号INTを発生し、これによってイベ
ント発生を割り込みコントローラ12経由でCPU11
に通知する。
【0019】すなわち、PCカードスロット15aとP
Cカード15は68ピンのコネクタによって接続される
が、その68ピンのコネクタの1つのピンが割り込み信
号ピンとして割り当てられている。割り込みシェアリン
グ回路154は、割り込み信号ピンに割り込み信号IN
Tを出力する。この割り込み信号ピンに与えられた割り
込み信号INTは、PCカードコントローラ13を介し
て割り込みコントローラの所定の割り込みチャネル(I
RQ5)に送られる。
【0020】ここで、割り込み要求信号INT1〜IN
T3はレベルモードの信号であり、割り込みコントロー
ラ12のIRQ5に入力される割り込み信号INTはエ
ッジトリガモードの信号である。レベルモードの信号は
“H”レベルである限りアクティブステートであり、割
り込みシェアリング回路154は、割り込み要求信号I
NT1〜INT3がアクティブステートである限り、い
つでも割り込み要求が発生していると認識する。エッジ
トリガモードの信号はその立上がりエッジのタイミング
でのみ有効となる信号であり、“L”から“H”レベル
に論理レベルが変化した瞬間にのみ割り込み要求の発生
が割り込みコントローラ12にて認識される。したがっ
て、割り込みシェアリング回路154内部では、レベル
/エッジの信号変換も行われている。
【0021】割り込みステータスレジスタ155は、C
PU11によって読出し可能なレジスタであり、ここに
は、割り込み信号INTの発生要因となった割り込み要
求信号がどのファンクションから出力されたものである
かを示す割り込みステータス情報が割り込みシェアリン
グ回路154によってセットされる。
【0022】次に、図2を参照して、割り込みシェアリ
ング回路154の具体的な構成を説明する。割り込みシ
ェアリング回路154は、図示のように、割り込み調停
ロジック154a、OR回路154b、および割り込み
変換ロジック154cを備えている。
【0023】割り込み調停ロジック154aは、非同期
で発生するファンクション151〜153からの割り込
み要求信号INT1〜INT3を調停し、この中の1つ
を選択してそれに対応する割り込み要求アクノリッジ信
号INT1AK〜INT3AKの1つをアクテイブにす
る。割り込み要求アクノリッジ信号INT1AK〜IN
T3AKは、割り込み要求信号INT1〜INT3と同
じレベルモードの信号である。
【0024】ここで、調停のための優先順位は固定であ
っても良いし、プログラマブルでもよい。割り込みイベ
ントの要求が発生したファンクション151〜153
は、その割り込み要求が対応するソフトウェアドライバ
によって受け付けられるまで、割り込み要求信号INT
1〜INT3をアクティブに維持し続ける。
【0025】割り込み要求アクノリッジ信号INT1A
K〜INT3AKには割り込みステータスレジスタ15
5が接続されており、アクティブにされた信号に対応す
るビットが“1”にセットされる。割り込みステータス
レジスタ155のビット構成は、図3の通りである。
【0026】割り込み要求アクノリッジ信号INT1A
K〜INT3AKのいずれが1つがアクティブであれ
ば、OR回路154bを介して割り込み変換ロジック1
54cに割り込み要求の発生が通知される。
【0027】割り込み変換ロジック154cは、OR回
路154bを介して入力されるレベルモードの割り込み
要求信号をエッジトリガモードの信号に変換し、それを
割り込み信号INTとして出力する。この割り込み信号
INTは、PCカードスロット15a、PCカードコン
トローラ13を介して割り込みコントローラの割り込み
入力(例えばIRQ5)に入力される。
【0028】次に、PCカード15のファンクション1
51がSCSIインタフェース機能、ファンクション1
52が音声入力・再生のためのサウンド機能を実現する
ためのものである場合を想定して、実際の割り込み処理
動作について説明する。
【0029】例えば、ファンクション151から割り込
み要求信号INT1が発生されると、割り込みコントロ
ーラ12の割り込み入力(IRQ5)に割り込み信号I
NTが入力されると共に、割り込みステータスレジスタ
155のビット0に“1”がセットされる。CPU11
は、割り込みコントローラ12からの割り込み信号IN
TRに応答して実行中の作業を中断する。そして、割り
込み要因がIRQ5であることを知ると、IRQ5に対
応する割れ込みベクタで指定されるアドレス位置に存在
する割れ込みサービスルーチンを実行する。
【0030】この実施形態のシステムでは、既存のソフ
トウェアドライバ(ここでは、ファンクション151に
対応するSCSIドライバ、およびファンクション15
2に対応するサウンドドライバ)をそのまま使用できる
ようにするために、それらソフトウェアドライバを選択
的に起動する割り込みシェアドライバが利用される。割
り込みシェアドライバとSCSIドライバ、サウンドド
ライバとの関係を図4に示す。
【0031】すなわち、IRQ5に対応する割れ込みベ
クタで指定されるアドレスは、割り込みシェアドライバ
の先頭アドレスA0を示すようにドライバ組込み時に設
定されており、IRQ5によって割り込み信号INTR
が発生された場合には、まず、割り込みシェアドライバ
がCPU11によって実行される。
【0032】割り込みシェアドライバは、まず、割り込
みステータスレジスタ155を参照して割り込みイベン
トが発生しているファンクションを調べ、対応するソフ
トウェアドライバを起動する。割り込みシェアドライバ
内部にはベクタテーブルが設けられており、そこにSC
SIドライバ、およびサウンドドライバの先頭アドレス
が保持されている。したがって、ファンクション151
が割り込みイベントを発生している場合にはアドレスA
1のSCSIドライバが起動され、またファンクション
152が割り込みイベントを発生している場合にはアド
レスA2のサウンドドライバが起動されることになる。
【0033】起動されたソフトウェアドライバは必要な
割り込み処理を実行し、その割り込み処理終了後、対応
するファンクションの割り込みイベントをクリアする。
これによって、割り込みイベントを発生していたファン
クションからの割り込み要求信号INT1,INT2が
インアクティブステートに戻され、一連の割り込み処理
シーケンスが完了する。
【0034】以上のように、この実施形態のシステムに
よれば、PCカード15がファンクション151〜15
3を含むマルチファンクションデバイスとして実現され
ており、それらファンクション151〜153間で割り
込みチャネルが共用される。よってより少ない割り込み
チャネルでより多くの機能を実現することが可能とな
る。
【0035】また、CPU11は、PCカード15に割
り当てられた割り込みチャネルIRQ5によってイベン
ト発生が通知されたとき、ファンクション151〜15
3それぞれに対応する複数のソフトウェアドライバを選
択的に起動する割り込みシェアドライバを実行すること
よって、イベント発生の要因となったファンクションを
決定し、そのファンクションに対応するソフトウェアド
ライバを起動する。このように複数のソフトウェアドラ
イバを選択的に起動する割り込みシェアドライバを利用
してPCカード15の割り込みシェアリングをサポート
することにより、各ファンクション毎に用意されている
既存のソフトウェアドライバをそのまま利用することが
可能となる。
【0036】次に、図5のフローチャートを参照して、
システム起動時などに実行されるドライバの組み込み処
理の手順を説明する。まず、ステップS11にて、割り
込みシェアドライバが組み込まれる。この割り込みシェ
アドライバには、前述したように、そのドライバ内にベ
クタテーブルを持つ。このベクタテーブルは、割り込み
ベクタ変更プログラムによって変更されたソフトウェア
ドライバのベクタアドレス(前述のA1,A2)を格納
するために使用される。
【0037】次に、ステップS12にて、ファンクショ
ン1用のソフトウェアドライバ(SCSIドライバ)が
組み込まれる。この時、そのファンクション1用のソフ
トウェアドライバは、PCカード15の割り込みチャネ
ル(IRQ5)に対応する割れ込みベクタのエントリ
に、その割り込み処理用のプログラムがロードされてい
るアドレス(A1)を書き込む。次に、ステップS13
にて、割り込みベクタ変更プログラムが実行される。こ
の割り込みベクタ変更プログラムは、割り込みチャネル
(IRQ5)に対応する割れ込みベクタのエントリに格
納されているアドレス(A1)を割り込みシェアドライ
バ内のベクタテーブルに書き込み、そして割り込みチャ
ネル(IRQ5)に対応する割れ込みベクタのエントリ
の内容をアドレス(A1)から(A0)に変更する。
【0038】次に、ステップS14にて、ファンクショ
ン2用のソフトウェアドライバ(サウンドドライバ)が
組み込まれる。この時、そのファンクション2用のソフ
トウェアドライバは、PCカード15の割り込みチャネ
ル(IRQ5)に対応する割れ込みベクタのエントリ
に、その割り込み処理用のプログラムがロードされてい
るアドレス(A2)を書き込む。次に、ステップS15
にて、割り込みベクタ変更プログラムが実行される。こ
の割り込みベクタ変更プログラムは、割り込みチャネル
(IRQ5)に対応する割れ込みベクタのエントリに格
納されているアドレス(A2)を割り込みシェアドライ
バ内のベクタテーブルに書き込み、そして割り込みチャ
ネル(IRQ5)に対応する割れ込みベクタのエントリ
の内容をA2からA0に変更する。
【0039】同様の手順で、残りのファンクションに対
応するソフトウェアドライバの組み込み、および割り込
みシェアドライバへのアドレス登録が行われる(ステッ
プS16,S17)。
【0040】これにより、割り込みシェアドライバ内の
ベクタテーブルには必要なソフトウェアドライバのアド
レスが全て登録され、且つ、割り込みチャネル(IRQ
5)に対応する割れ込みベクタのエントリには、割り込
みシェアドライバを示すアドレスが保持される。
【0041】なお、この実施形態では、SCSIインタ
フェース機能とサウンド機能を合わせ持つPCカード1
5を実現しているので、これにより、1つの割り込みチ
ャネルしか使用できない1つのPCカード15を、CD
−ROMドライブからの画像データの読出しと音声再生
などの処理の双方に使用することが可能となる。また、
PCカード15をLAN機能とモデム機能を持つマルチ
ファンクションカードや、またはモデム機能とサフウン
ド機能持つマルチファンクションカードとして実現する
事もできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、1つのデバイスに設けられた複数のファンクション
間で1つの割り込みチャネルを共用する割り込みシェア
リングを実現できるので、システムのハードウェア資源
である割り込みチャネルを有効利用することが可能とな
る。よって、拡張性に優れたコンピュータシステムを実
現できる。特に、ノートブック型パーソナルコンピュー
タなどの携帯機器では、PCカードをマルチファンクシ
ョンデバイスとして実現し、そのPCカード内部に割り
込みシェアリングのためのロジックを設けることによ
り、システム内の割り込み制御のためのハードウェアロ
ジックを変更すること無く、1つのPCカードで複数の
周辺装置の機能を実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るコンピュータシス
テムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のコンピュータシステムで使用され
るマルチファンクションデバイスの具体的な構成の一例
を示すブロック図。
【図3】図2のマルチファンクションデバイス内に設け
られている割り込みステータスレジスタのビット構成の
一例を示す図。
【図4】図2のマルチファンクションデバイスの割り込
みシェアリングをサポートするために用意された割り込
みシェアドライバとこの割り込みシェアドライバによっ
て起動されるソフトウェアドライバとの関係を示す図。
【図5】図4の割り込みシェアリング内に設けられた割
り込みベクタテーブルへのアドレス登録処理とソフトウ
ェアドライバの組み込み処理の手順を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
11…CPU、12…割り込みコントローラ、13…P
Cカードコントローラ、14,15…PCカード、15
1〜153…ファンクション、154…割り込みシェア
リング回路、155…割り込みステータスレジスタ、1
54a…割り込み調停ロジック、154b…OR回路、
154c…割り込み変換ロジック。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の割り込みチャネルを有し、それら
    割り込みチャネルを使用して各種周辺装置からのインベ
    ント発生がホストCPUに通知されるコンピュータシス
    テムにおいて、 割り込み要求信号の発生によって割り込みサービスをそ
    れぞれ要求する複数のファンクションから構成されたマ
    ルチファンクションデバイスと、 このマルチファンクションデバイス内に設けられ、前記
    複数のファンクションそれぞれからの複数の割り込み要
    求信号を受信し、いずれかの割り込み要求信号が付勢さ
    れたとき、前記マルチファンクションデバイスに割り当
    てられた割り込みチャネルを使用してイベント発生を前
    記ホストCPUに通知する手段と、 前記ホストCPUによって読み出し可能に構成され、前
    記イベント発生の要因となった割り込み要求信号がどの
    ファンクションから出力されたものであるかを示す割り
    込みステータス情報がセットされるレジスタとを具備
    し、 前記ホストCPUは、前記マルチファンクションデバイ
    スに割り当てられた割り込みチャネルによってイベント
    発生が通知されたとき、前記割り込みステータス情報を
    参照して前記イベント発生の要因となったファンクショ
    ンを決定し、そのファンクションに対応する割り込みサ
    ービスプログラムを実行することを特徴とするコンピュ
    ータシステム。
  2. 【請求項2】 前記ホストCPUは、前記マルチファン
    クションデバイスに割り当てられた割り込みチャネルに
    よってイベント発生が通知されたとき、前記複数のファ
    ンクションそれぞれに対応する複数のソフトウェアドラ
    イバを選択的に起動する割り込み共用制御用ソフトウェ
    アドライバを実行することよって、前記イベント発生の
    要因となったファンクションを決定し、そのファンクシ
    ョンに対応するソフトウェアドライバを起動することを
    特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 前記マルチファンクションデバイスは1
    つの割り込みチャネルが割り当てられたPCカードであ
    り、そのPCカードには、少なくともSCSIインタフ
    ェース機能およびサウンド機能をそれぞれ実現するため
    の2つのファンクションが設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 割り込み要求信号の発生によって割り込
    みサービスをそれぞれ要求する複数のファンクションか
    ら構成されたマルチファンクションデバイスにおいて、 前記複数のファンクションそれぞれからの複数の割り込
    み要求信号を受信し、いずれかの割り込み要求信号が付
    勢されたとき、前記マルチファンクションデバイスに割
    り当てられた割り込みチャネルを使用してイベント発生
    を前記ホストCPUに通知する割り込みシェアリング手
    段と、 前記ホストCPUによって読み出し可能に構成され、前
    記イベント発生の要因となった割り込み要求信号がどの
    ファンクションから出力されたものであるかを示す割り
    込みステータス情報がセットされるレジスタとを具備す
    ることを特徴とするマルチファンクションデバイス。
  5. 【請求項5】 前記割り込みシェアリング手段は、 前記複数のファンクションから非同期で出力されるレベ
    ルモードの複数の割り込み要求信号を受信および調停
    し、いずれか1つの割り込み要求信号を選択して出力す
    る割り込み調停手段と、 この割り込み調停手段から出力される割り込み要求信号
    をエッジトリガモードの割り込み信号に変換する手段と
    を具備することを特徴とする請求項4記載のマルチファ
    ンクションデバイス。
JP24194595A 1995-09-20 1995-09-20 コンピュータシステムおよびそのシステムで使用されるマルチファンクションデバイス Pending JPH0991152A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002522846A (ja) * 1998-08-10 2002-07-23 マイクロン エレクトロニクス, インコーポレイテッド 周辺ステータスについての内部レジスタを有するプロセッサまたはコア論理演算装置
JP2010257411A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nec System Technologies Ltd マルチファンクション・カード・システム、マルチファンクション・カード、およびその制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002522846A (ja) * 1998-08-10 2002-07-23 マイクロン エレクトロニクス, インコーポレイテッド 周辺ステータスについての内部レジスタを有するプロセッサまたはコア論理演算装置
JP2010257411A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nec System Technologies Ltd マルチファンクション・カード・システム、マルチファンクション・カード、およびその制御方法

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