JPH0990828A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0990828A
JPH0990828A JP7251440A JP25144095A JPH0990828A JP H0990828 A JPH0990828 A JP H0990828A JP 7251440 A JP7251440 A JP 7251440A JP 25144095 A JP25144095 A JP 25144095A JP H0990828 A JPH0990828 A JP H0990828A
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JP
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toner
ozone
collecting
image forming
chamber
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JP7251440A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tamura
一夫 田村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電器から発生するオゾン等の排出を効率的
に行い、かつ様々な機能を果たしながら小型化を図るこ
との可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置は、回転可能な感光体ドラ
ム2と、感光体ドラム2の表面にトナーを付着させる現
像器と、感光体ドラム2の表面を帯電させる転写前帯電
コロトロン25と、転写前帯電ユニット3を有する。転
写前帯電ユニット3は、転写前帯電コロトロン25を覆
い、転写前帯電コロトロン25の放電により発生するオ
ゾンを捕集するハウジング30と、ハウジング30で捕
集したオゾンを気流により排出する排出装置を備える。
現像器から感光体ドラム2へトナーを供給する部分の直
下に、現像器から感光体ドラム2に付着されなかった浮
遊トナーを捕集するトナー捕集室37が、ハウジング3
0に一体に形成されている。そして、トナー捕集室37
から浮遊トナーが排出装置により排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電複写機、レ
ーザビームプリンタ等の電子写真方式を利用する画像形
成装置に係り、さらに詳しくは、像担持体とこの像担持
体の表面を帯電する放電式の帯電器を備える画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用する画像形成装置で
は、感光体ドラム等の像担持体の表面を帯電器で一様に
帯電し、レーザ光による光電効果を利用して、形成すべ
き画像に対応した潜像を帯電した表面上に書き込み、こ
の潜像に現像器からトナーを転移させて顕像化する。そ
して、このトナー像を直接的または間接的に紙やOHP
シート等の画像形成対象に転写する。
【0003】帯電器は、イオンまたは電子を像担持体の
表面に付着させるものであり、一般に、空気中のコロナ
放電によって発生した正または負のイオンを像担持体表
面に与える非接触式のコロナ放電器、または、導電性物
体であるロールやブラシから、電子またはイオンを像担
持体の表面に与える接触式の帯電器が使用されている。
【0004】前記のコロナ放電器は、大気中の酸素分子
をイオン化しオゾンを発生するという環境衛生上の問題
がある。また、このオゾンは、コロナ放電の電界を弱め
て像担持体の表面を所望の電位にするのを阻害したり、
像担持体表面の感光層の性能を劣化させたりして、画像
欠陥を誘発する。そこで、従来、このオゾンを除去する
ために、活性炭や触媒を塗布したオゾンフィルタが利用
され、活性炭でオゾンを吸着したり、触媒でオゾンを分
解したりすることが行われている。また、一般には、フ
ァン等の排気装置によって、オゾンを含む空気を排出し
ながら、オゾンフィルタでオゾンを除去する手段も採ら
れている。
【0005】たとえば、特開平4−67184号公報に
は、ファンの駆動により、ダクトを通じて、オゾンを排
出する技術が開示されている。このダクトは、紙等の画
像形成対象を転写部位に案内するガイドに一体的に形成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成装置の小型化の要請に伴って、このようなダクトおよ
びその他のを配置するのに十分なスペースを確保するの
は困難になりつつある。また、装置を小型化する場合に
あっても、各構成要素の機能を損なうことなく、一定水
準以上に維持する必要があるばかりでなく、形成される
画像の質を向上させる要請はさらに高まりつつある。
【0007】この発明は前記の課題を考慮してなされた
ものであり、帯電器から発生するオゾン等の排出を効率
的に行い、かつ様々な機能を果たしながら小型化を図る
ことの可能な画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係る画像形成装置にあっては、移動可能
な像担持体と、前記像担持体の表面にトナーを付着させ
る現像器と、前記像担持体の表面を帯電させる放電式の
帯電器と、前記帯電器を覆うように設けられ、前記帯電
器の放電により発生するオゾンを捕集するオゾン捕集筒
体と、前記オゾン捕集筒体で捕集したオゾンを気流によ
り前記オゾン捕集筒体から排出する排出手段とを備え、
前記現像器から前記像担持体へトナーを供給する部分の
直下に、前記現像器から前記像担持体に付着されなかっ
た浮遊トナーを捕集するトナー捕集室が、前記オゾン捕
集筒体に一体に形成され、前記トナー捕集室から前記浮
遊トナーが前記排出手段により排出されるようにしたこ
とを特徴としている。この構成によれば、オゾン捕集筒
体を利用して、オゾンだけではなく、浮遊トナーも効率
的に排出することが可能である。しかも、別個に浮遊ト
ナーを吸引する集塵装置のようなものを設けることな
く、浮遊トナーの排出が可能である。すなわち、オゾン
捕集筒体に複数の役割を担わせながら、部品数の削減を
図ることが可能であり、また画像形成装置の小型化を図
ることが可能である。
【0009】前記オゾン捕集筒体の内部には、前記トナ
ー捕集室と、前記帯電器が配置される帯電器室とが設け
られ、前記トナー捕集室と前記帯電器室の間に設けられ
た仕切壁により、前記帯電器室へのトナーの移動が抑止
されていると好ましい。これによれば、簡単な構成で、
帯電器室に浮遊トナーが侵入し、帯電器を汚すおそれを
低減し、これに起因する画像の乱れ等の悪影響を抑える
ことが可能である。
【0010】また、前記オゾン捕集筒体の外面は、前記
像担持体からの像が転写されるシートの通過経路に面し
ており、前記通過経路のシートを案内すると好ましい。
これによれば、オゾン捕集筒体により、シートを案内す
ることができるから、別にシートの案内部材を設ける必
要がなく、部品数を削減することができ経済的であると
同時に、画像形成装置の小型化を図ることが可能であ
る。
【0011】さらに、前記オゾン捕集筒体の外面に、前
記トナー捕集室で捕集されなかった浮遊トナーを捕集す
るトナー捕集容器を取り付けると好ましい。この場合に
は、浮遊トナーの捕集がより確実になると共に、トナー
捕集容器の取付専用の特別な部材が不要であり経済的で
ある。
【0012】さらにまた、前記像担持体は、支持ユニッ
トに移動可能に取り付けられており、前記オゾン捕集筒
体は、前記支持ユニットに固定され、前記支持ユニット
および前記オゾン捕集筒体を平面上に載置したとき、前
記像担持体が前記平面に接触するのが防止されるように
すると好ましい。この構成によれば、画像形成装置の本
体に、像担持体およびオゾン捕集筒体を支持ユニットご
と装着することになる。そして、これらを画像形成装置
の本体に装着する前、および修理や交換のために取り外
した後で、支持ユニットおよびオゾン捕集筒体を作業台
などの平面上に載置したとき、支持ユニットおよびオゾ
ン捕集筒体により、像担持体が平面に接触するのが防止
される。すなわち、像担持体が平面から離間した状態で
支持され、その表面の汚染や損傷を免れることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施形態について説明する。 A.実施形態の構成 A−1.実施形態の全体構成 まず、図1はこの発明の一実施形態に係る画像形成装置
である複写機の画像形成部を示す概略側面図であり、図
2はその主要部を拡大して示す側面図である。図中、符
号1は、箱状の感光体ユニット(支持ユニット)を示
す。この感光体ユニット1には、円柱状の感光体ドラム
(像担持体)2が回転可能に取り付けられている。すな
わち、図3に斜視するように、感光体ユニット1の二つ
の側壁1aの間に、感光体ドラム2が回転可能に支持さ
れている。なお、側壁1aの図中右側は、感光体ドラム
2とほぼ同径の円弧状に形成され、感光体ユニット1の
図中右側が開放されており、これによって感光体ドラム
2の表面が露出している。
【0014】図1および図2に示すように、感光体ユニ
ット1の上部には、突出した空間が設けられ、ここに
は、帯電コロトロン5が配設されている。感光体ドラム
2は、図示しない駆動モータにより、図中時計方向に回
転させられ、帯電コロトロン5の発生する電界によって
その表面が一様に帯電されるようになっている。また、
感光体ユニット1の上方には、露光装置6が配設されて
おり、この露光装置6はレーザ光を帯電された感光体ド
ラム2の表面に照射し、光電効果により形成すべき画像
に対応した潜像が感光体ドラム2の表面に形成される。
【0015】さらに、感光体ドラム2に近接して現像ユ
ニット7が配置されている。この現像ユニット7は、カ
ラー画像を形成するために、複数の現像器7a,7b,
7c,7dを備えている。そして、現像ユニット7は、
感光体ユニット1が1周するごとに、回転軸7eを中心
に90゜回転して、現像器7a,7b,7c,7dによ
り、それぞれ、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン
のトナーを感光体ドラム2に供給する。トナーは、各現
像器7a,7b,7c,7d内で感光体ドラム2の潜像
に付着しうる電荷を持つように帯電されている。これに
より、潜像が顕像化されるだけでなく、各色のトナーが
重ね合わせられて、他色のトナー像が感光体ドラム2の
表面に形成される。
【0016】感光体ユニット1には、後述する排気ダク
トの役割を果たす転写前帯電ユニット3がネジ4によっ
て固定されている。転写前帯電ユニット3内には、転写
前帯電コロトロン25が配設されている。感光体ドラム
2の回転に伴って、トナー像が転写前帯電コロトロン2
5の位置に来ると、転写前帯電コロトロン25の発生す
る電界によってトナーの電荷が適正化される。同時に、
感光体ドラム2の表面の電位もまた適正化される。
【0017】感光体ドラム2の下方には、転写ドラム8
が回転可能に配置されており、感光体ドラム2に接触さ
せられている。この転写ドラム8と感光体ドラム2との
間には、ロール9〜14等により、画像形成対象である
シート15が搬送されてくる。転写ドラム8の内部に
は、転写コロトロン16が配置されている。シート15
が感光体ドラム2と転写ドラム8との間を通過させられ
る間に、転写コロトロン16が形成する電界の作用によ
り、感光体ドラム2上のトナー像が、シート15上に転
写させられる。
【0018】転写ドラム8の左方には、剥離爪17が配
置されており、トナー像が転写されたシート15は、こ
の剥離爪17により転写ドラム8から剥離させられる。
さらに、左方には、定着器18が配設されている。定着
器18は、対向配置された加熱ロール19および加圧ロ
ール20を備えており、シート15が両者の間を通過さ
せられ、この間に、熱および圧力を受けることによりト
ナー像がシート15に定着させられる。さらに左方に
は、排出ロール21,22が配置されており、シート1
5は、排出ロール21,22の間を通じて、画像形成装
置の外部に排出させられる。
【0019】なお、図2に示すように、感光体ユニット
1の内部には、さらに除電コロトロン26およびクリー
ニングブレード27が配設されている。トナー像を転写
した後、感光体ドラム2の表面は、除電コロトロン26
により除電され、さらにクリーニングブレード27によ
り清掃される。
【0020】A−2.転写前帯電ユニット3の構成 次に、図3は、図1および図2に示す感光体ユニット1
および転写前帯電ユニット3を示す斜視図であり、図4
は、転写前帯電ユニット3の断面図である。図3および
図4に示すように、転写前帯電ユニット3は、感光体ド
ラム2の軸線方向に沿ったほぼ四角筒状のハウジング
(オゾン捕集筒体)30を備える。ハウジング30の一
面側は開口しており、その開口部分が感光体ドラム2に
面している。また、その開口部分をなすハウジング30
の端壁31および端壁32は、感光体ドラム2の周面を
広く覆うように、ハウジング30の側壁30a,30b
から外側に向けて折り曲げられている。
【0021】ハウジング30の開口部付近の内部には、
感光体ドラム2に対向する前記の転写前帯電コロトロン
25が固定配置されている。換言すれば、ハウジング3
0は転写前帯電コロトロン25を覆っている。この転写
前帯電コロトロン25は、通常使用されるように、一面
が開放された矩形筒状のハウジング25bと、ハウジン
グ25bの長手方向に緊張された電極となる放電用ワイ
ヤ25aとを備える。なお、転写前帯電ユニット3のハ
ウジング30には、転写前帯電コロトロン25の放電用
ワイヤ25aにバイアス電圧を印加するための給電手段
が設けられているが、ここでは図示を省略する。
【0022】さて、図4に示すように、ハウジング30
の内部には、その長手方向に沿って延在する三つの仕切
壁33,34,35が形成されている。仕切壁33は、
ハウジング30の側壁30a,30bとほぼ平行にさ
れ、図中の右側の側壁30aに接近した位置に形成され
ている。仕切壁34,35は、図中の左側の側壁30b
および仕切壁33にほぼ直交するように、これらと連な
って形成されている。各仕切壁34,35には、それぞ
れ貫通する開口34a,35aが形成されている。
【0023】このようにして形成されたハウジング30
においては、端壁32、仕切壁33および仕切壁34で
帯電器室49が形成されており、この帯電器室49内に
転写前帯電コロトロン25が配置されている。また、転
写前帯電コロトロン25の下方においては、側壁30b
と仕切壁33,34,35とで、オゾン流入室36が設
けられている。このオゾン流入室36には、転写前帯電
コロトロン25の放電により発生するオゾンが、仕切壁
34の開口34aを通じて流入する。なお、転写前帯電
コロトロン25のハウジング25bの底板には、そのオ
ゾンがオゾン流入室36側に流出しやすいように、開口
25cが形成されている。この開口25cは、転写前帯
電コロトロン25の長手方向全体にわたって形成されて
いる。
【0024】また、端壁31および側壁30aと、仕切
壁33とで挟まれた空間は、トナー捕集室37として使
用される。このトナー捕集室37は、感光体ドラム2が
現像ユニット7のいずれかの現像器7a,7b,7c,
7dと対面する位置の直下(図1および図2参照)に位
置している。前記のように、各現像器7a,7b,7
c,7dからは、感光体ドラム2にトナーが供給される
が、そのトナー粒子の中には、感光体ドラム2の潜像に
付着しうるように十分帯電されていないものもある。そ
のようなトナー粒子は、現像器7a,7b,7c,7d
から供給されながらも感光体ドラム2には、付着されず
に浮遊する。トナー捕集室37は、この浮遊トナーの粒
子が落下してきたときに捕集する。
【0025】オゾン流入室36およびトナー捕集室37
の下方において、ハウジング30には、仕切壁35およ
び側壁30a,30bで囲まれた排出路38が設けられ
ている。この排出路38には、オゾン流入室36からの
オゾンが流入すると共に、トナー捕集室37からの浮遊
トナーが流入するようになっている。また、排出路38
に連なるように、ハウジング30の一方の端板(図示例
では奥にある端板)には、開口39が形成されている。
他方、ハウジング30の他の端板(図示の手前側の端
板)は、側壁30a,30bに気密に形成または取付さ
れている。
【0026】図3に示すように、ハウジング30には、
排出装置(排出手段)40が取り付けられている。排出
装置40は、ダクト41,42,43を連設し、そのう
ちダクト43内にファン44およびフィルタ45を配設
したものである。そして、最も断面の小さいダクト41
が、転写前帯電ユニット3に着脱自在に取り付けられて
いる。
【0027】ダクト43内に設けられたファン44は、
ダクト41からダクト43の方に送風するように駆動さ
れる。したがって、ハウジング30の排出路38(図
4)に流入したオゾンおよび浮遊トナーは、気流にのっ
て開口39を通じて排出装置40に向けて排出される。
フィルタ45としては、たとえば、活性炭を含浸させた
樹脂を押出し成形することにより、ハニカム形状に形成
したものや、その他の吸着剤や触媒を利用したものが使
用される。そして、フィルタ45は、排出装置40内を
流れる気流中のオゾンや浮遊トナーを吸着する。さら
に、フィルタ45でオゾンを分解させると好適である。
また、種類の異なるフィルタを二つ設け、一つのフィル
タでまず浮遊トナーを吸着させ、二つ目のフィルタでオ
ゾンを吸着または分解させてもよい。
【0028】図5は、ハウジング30内の前記の仕切壁
35を示す平面図であり、図の右側が排出装置40側で
ある。同図に示すように、仕切壁35には、オゾンが流
動する複数の開口35aが形成されている。このうち、
排出装置40側の開口35aほど小さく、反対側の開口
35aほど大きくされている。このように、排出装置4
0側の開口35aほど小さくされていることにより、排
出装置40の反対側においても、ファン44による発生
する気流が大きく弱められないようになっている。すな
わち、排出路38では、その長手方向全体にわたって、
ほぼ一定の流速で空気が流れるようになっており、オゾ
ン流入室36から、どの開口35aを通じてもオゾンが
排出路38に排出されるようになっている。
【0029】さらに、図4に示すように、転写前帯電ユ
ニット3のハウジング30の側壁30aの外面には、断
面三角形の凸部46および矩形の凸部47が突設されて
いる。凸部46,47は、近接した位置に平行に形成さ
れ、両者の間には、細い溝48が設けられている。この
溝48には、図2に示すように、キャッチパン50の端
部が嵌め込まれている・キャッチパン50は、図1およ
び図2に示すように、薄い金属の板材により形成された
平皿状の容器であり、トナー捕集室37で捕集されなか
った浮遊トナーを捕集する。なお、キャッチパン50
は、樹脂で成形してもよい。また、回転式の現像ユニッ
ト7の各現像器7a,7b,7c,7dから、もしトナ
ーが漏れ出した場合にも、キャッチパン50は、漏れに
より生じた浮遊トナーを捕集する。なお、キャッチパン
50の他の端部は、画像形成装置のキャビネットまたは
フレームによって支持されている。
【0030】なお、図1および図2に示すように、この
転写前帯電ユニット3は、ネジ4で感光体ユニット1に
固定された状態で、転写ドラム8に近接した位置に配置
される。この位置には、ロール9〜14によってシート
が搬送されてくるようになっており、ハウジング30の
一方の側壁30bおよび端壁32の外面は、シート15
の通過経路に面している。そして、ロール13,14の
間を通過したシート15の先端が、側壁30bおよび端
壁32の外面に当接し、この外面に案内されて転写ドラ
ム8の表面に接触するようになっている。この後、シー
ト15は、図示しない吸着コロトロンの電界作用により
転写ドラム8に吸着されて、感光体ドラム2と転写ドラ
ム8との間のニップを通過し、トナー像がシート15に
転写されるようになっている。あるいは、吸着コロトロ
ンの代わりに、転写コロトロン16で転写ドラム8に吸
着するようにしてもよい。
【0031】B.実施形態の効果 以上のように、本実施形態では、オゾン捕集筒体である
転写前帯電ユニット3のハウジング30内に、本来の機
能を果たすオゾン流入室36、排出路38を設けたこと
に加え、トナー捕集室37を設けたことにより、ハウジ
ング30を利用して、オゾンだけではなく、浮遊トナー
も効率的に排出することが可能である。しかも、別個に
浮遊トナーを吸引する集塵装置のようなものを設けるこ
となく、浮遊トナーの排出が可能である。
【0032】ここで、ハウジング30の内部には、トナ
ー捕集室37と、転写前帯電コロトロン25が配置され
る帯電器室49とが設けられている。そして、トナー捕
集室37と帯電器室49の間に設けられた仕切壁33に
より、帯電器室49へのトナーの移動が抑止されてい
る。これによれば、簡単な構成で、帯電器室49に浮遊
トナーが侵入し、転写前帯電コロトロン25の電極であ
る放電用ワイヤ25a等を汚すおそれを低減することが
できる。たとえば、放電用ワイヤ25aがトナーで汚れ
た場合には、発生する電界が弱められ、形成される画像
に乱れ等の悪影響を及ぼすこともありうるが、本実施形
態の構成によれば、このような悪影響を抑えることが可
能である。
【0033】また、転写前帯電ユニット3のハウジング
30の側壁30bおよび端壁32の外面は、シート15
を案内するようになっている。これにより、別にシート
15の案内部材を設ける必要がなく、部品数を削減する
ことができ経済的であると同時に、画像形成装置の小型
化を図ることが可能である。
【0034】さらに、本実施形態では、ハウジング30
の外面により、キャッチパン50を支持するようにして
いる。これにより、浮遊トナーの捕集がより確実になる
と共に、キャッチパン50の取付専用の特別な部材が不
要であり、経済的である。以上のように、本実施形態で
は、オゾン捕集筒体である転写前帯電ユニット3のハウ
ジング30に複数の役割を担わせながら、部品数の削減
を図ることが可能であり、また画像形成装置の小型化を
図ることが可能である。
【0035】さらにまた、本実施形態では、感光体ドラ
ム2が、感光体ユニット1に回転可能に取り付けられて
おり、転写前帯電ユニット3はネジ4によって感光体ユ
ニット1に固定されている。また、前記の排出装置40
のダクト41およびキャッチパン50は、転写前帯電ユ
ニット3に着脱自在になされている。そして、感光体ユ
ニット1は、感光体ドラム2および転写前帯電ユニット
3を支持したまま、画像形成装置の本体のキャビネット
またはフレームに装着され、感光体ユニット1の装着時
にダクト41およびキャッチパン50は転写前帯電ユニ
ット3に連結される。
【0036】一方、感光体ユニット1を画像形成装置の
本体に装着する前、および修理や交換のために感光体ユ
ニット1を取り外した後は、図6に示すように、感光体
ドラム2を浮かせた状態で、感光体ユニット1および転
写前帯電ユニット3を作業台などの平面上に載置するこ
とが可能である。すなわち、このような場合であって
も、感光体ドラム2が平面から離間した状態で支持さ
れ、感光体ドラム2が作業台によって汚染されたり損傷
を受けたりするのが防止される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、オゾンだけではなく、浮遊トナーも効率
的に排出することが可能である。しかも、別個に浮遊ト
ナーを吸引する集塵装置のようなものを設けることな
く、浮遊トナーの排出が可能である。すなわち、オゾン
捕集筒体に複数の役割を担わせながら、部品数の削減を
図ることが可能であり、また画像形成装置の小型化を図
ることが可能である。請求項2に記載の発明によれば、
簡単な構成で、帯電器室に浮遊トナーが侵入し、帯電器
を汚すおそれを抑制し、これに起因する画像の乱れを抑
えることが可能である。請求項3に記載の発明によれ
ば、別にシートの案内部材を設ける必要がなく、部品数
を削減することができ経済的であると同時に、画像形成
装置の小型化を図ることが可能である。請求項4に記載
の発明によれば、浮遊トナーの捕集がより確実になると
共に、トナー捕集容器の取付専用の特別な部材が不要で
あり、経済的である。請求項5に記載の発明によれば、
支持ユニットおよびオゾン捕集筒体を作業台などの平面
上に載置したとき、支持ユニットおよびオゾン捕集筒体
により、像担持体が平面に接触するのが防止され、像担
持体の表面の汚染や損傷を免れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る画像形成装置で
ある複写機の画像形成部を示す概略側面図である。
【図2】 図1の画像形成部の主要部を拡大して示す側
面図である。
【図3】 図1および図2に示す感光体ユニット1およ
び転写前帯電ユニット3を示す斜視図である。
【図4】 転写前帯電ユニット3の断面図である。
【図5】 転写前帯電ユニット3内の仕切壁35を示す
平面図である。
【図6】 感光体ユニット1および転写前帯電ユニット
3を平面上に載置した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 感光体ユニット、2 感光体ドラム(像担持体)、
3 転写前帯電ユニット、7 現像ユニット、7a,7
b,7c,7d 現像器、15 シート、25転写前帯
電コロトロン(帯電器)、30 ハウジング(オゾン捕
集筒体)、30a,30b 側壁、31,32 端壁、
33,34,35 仕切壁、34a,35a 開口、3
6 オゾン流入室、37 トナー捕集室、38 排出
路、39開口、40 排出装置(排出手段)、41,4
2,43 ダクト、44 ファン、45 フィルタ、4
6,47 凸部、49 帯電器室、50 キャッチパン
(トナー捕集容器)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な像担持体と、 前記像担持体の表面にトナーを付着させる現像器と、 前記像担持体の表面を帯電させる放電式の帯電器と、 前記帯電器を覆うように設けられ、前記帯電器の放電に
    より発生するオゾンを捕集するオゾン捕集筒体と、 前記オゾン捕集筒体で捕集したオゾンを気流により前記
    オゾン捕集筒体から排出する排出手段とを備え、 前記現像器から前記像担持体へトナーを供給する部分の
    直下に、前記現像器から前記像担持体に付着されなかっ
    た浮遊トナーを捕集するトナー捕集室が、前記オゾン捕
    集筒体に一体に形成され、前記トナー捕集室から前記浮
    遊トナーが前記排出手段により排出されるようにしたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記オゾン捕集筒体の内部には、前記ト
    ナー捕集室と、前記帯電器が配置される帯電器室とが設
    けられ、 前記トナー捕集室と前記帯電器室の間に設けられた仕切
    壁により、前記帯電器室へのトナーの移動が抑止されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記オゾン捕集筒体の外面は、前記像担
    持体からの像が転写されるシートの通過経路に面してお
    り、前記通過経路のシートを案内するようにしたことを
    特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記オゾン捕集筒体の外面に、前記トナ
    ー捕集室で捕集されなかった浮遊トナーを捕集するトナ
    ー捕集容器を取り付けたことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体は、支持ユニットに移動可
    能に取り付けられており、前記オゾン捕集筒体は、前記
    支持ユニットに固定され、前記支持ユニットおよび前記
    オゾン捕集筒体を平面上に載置したとき、前記像担持体
    が前記平面に接触するのが防止されるようにしたことを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形
    成装置。
JP7251440A 1995-09-28 1995-09-28 画像形成装置 Pending JPH0990828A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139042A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の引出ユニット及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139042A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の引出ユニット及び画像形成装置
JP4530813B2 (ja) * 2004-11-12 2010-08-25 株式会社リコー 画像形成装置の引出ユニット及び画像形成装置

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