JPH0990789A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JPH0990789A
JPH0990789A JP25041395A JP25041395A JPH0990789A JP H0990789 A JPH0990789 A JP H0990789A JP 25041395 A JP25041395 A JP 25041395A JP 25041395 A JP25041395 A JP 25041395A JP H0990789 A JPH0990789 A JP H0990789A
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JP
Japan
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image
forming medium
developer image
developer
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Application number
JP25041395A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kinouchi
聡 木野内
Osamu Takagi
修 高木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備加熱部から定着部へ用紙を円滑に送り込
むことができ、定着ムラや紙詰まりを生じない定着装置
を提供する。 【解決手段】 本発明の定着装置は、現像剤像を担持
し、所定の方向に搬送される被画像形成媒体を予備的に
加熱する予備加熱手段と、前記現像剤像を担持する前記
被画像形成媒体が、前記予備加熱手段上を搬送される
間、前記被画像形成媒体が前記予備加熱手段により均一
に予備加熱されるように、搬送状態の変動を防止する手
段を有したガイド手段と、前記予備加熱手段により予備
加熱された前記被画像形成媒体上の現像剤像を加熱溶融
して、前記現像剤像を前記被画像形成媒体上に定着する
定着手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等に用いられる乾式現像剤を被画像形成媒体上に熱定着
して画像を形成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等のOA機器の小型化
に対応するために、現像剤を用紙上に、熱定着する定着
器の小型化が進められている。同時に画像を高速に形成
するために高速に定着を行うことが定着器に要求されて
いる。
【0003】特開平3−211577号公報には、定着
器により定着を行う前に用紙の裏面を近赤外線により予
備加熱することにより、定着部での消費電力を低減し、
高速に定着できるようにした技術が開示されている。
【0004】定着器が加熱ロ−ラ及び加圧ロ−ラを有す
る加熱加圧定着方式のものである場合、用紙は加熱ロ−
ラ及び加圧ロ−ラによって挟持搬送され、加熱ロ−ラと
加圧ロ−ラとの間の圧接部を通過する。しかしながら、
予備加熱部から定着器に向けて用紙を搬送する場合、用
紙の搬送力はそれ程大きくなく、用紙の搬送状態が不安
定になりやすい。用紙の搬送状態が不安定であると、加
熱ロ−ラ及び加圧ロ−ラは用紙をうまく挟持することが
できず、用紙が曲がって搬送されたり、加熱ロ−ラと加
圧ロ−ラとの間の圧接部で用紙がつかえたりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り用紙を予
備加熱してからトナー像の定着を行う場合に、予備加熱
部から定着ローラへの用紙の搬送状態が不安定である
と、用紙を加熱ロ−ラ及び加圧ロ−ラによって真直ぐ搬
送することができないという問題が有った。このため、
用紙が一定位置を搬送されずに定着ムラを生じたり、紙
詰まりを生じるということがあった。
【0006】本発明は上記欠点を除去し、予備加熱部か
ら定着部へ用紙を円滑に送り込むことができ、定着ムラ
や紙詰まりを生じない定着装置及び画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の定着装置及び画像形成装置は、現像剤像を
担持し、所定の方向に搬送される被画像形成媒体を予備
的に加熱する予備加熱手段と、前記現像剤像を担持する
前記被画像形成媒体が、前記予備加熱手段上を搬送され
る間、前記被画像形成媒体が前記予備加熱手段により均
一に予備加熱されるように、搬送状態の変動を防止する
手段を有したガイド手段と、前記予備加熱手段により予
備加熱された前記被画像形成媒体上の現像剤像を加熱溶
融して、前記現像剤像を前記被画像形成媒体上に定着す
る定着手段とを有する。
【0008】上記ガイド手段は、例えば被画像形成媒体
を予備加熱手段に向けて付勢するように構成されてい
る。被画像形成媒体を付勢することにより、被画像形成
媒体が予備加熱手段から浮き上がるのが防止される。こ
のように予備加熱手段上に付勢されている被画像形成媒
体を定着手段へ搬送することにより、用紙Pが予備加熱
手段により均一に予備加熱され、また折れ曲がらずにま
っすぐ定着手段へ向けて供給される。
【0009】また、上記ガイド手段は静電吸着力を利用
して被画像形成媒体を予備加熱手段側に吸引するので、
被画像形成媒体の浮き上がりを防止して、定着手段へ向
けて被画像形成媒体を円滑に搬送することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形
態である画像形成装置1の断面図である。図1におい
て、像担持体としての感光体ドラム3は、図示矢印a方
向に回転可能に設けられている。
【0011】感光体ドラム3の周囲には回転方向に沿っ
て以下のものが配置されている。図1において、感光体
ドラム3を一様に帯電させる帯電チャージャ5が感光体
ドラム3上方に設けられている。
【0012】感光体ドラム上方には、図示しないレーザ
発光部及びこのレーザ発光部から発光されたレーザ光を
走査するポリゴンミラー6を有した露光部7が設けられ
ている。露光部7は、ポリゴンミラー6で走査されたレ
ーザ光を感光体ドラム3上の帯電チャージャ5近傍に導
くためのミラー8a及びミラー8bを有している。露光
部7は帯電した感光体ドラム3上に露光して静電潜像を
形成する。
【0013】帯電チャージャ5の下流には、現像剤であ
るトナーTを収容し、このトナーTで露光部7により形
成された静電潜像を現像する現像器9が設けられてい
る。現像器9の下流には、感光体ドラム3に対して供給
される被画像形成媒体としての用紙P上に現像器9によ
り形成されたトナー像を転写する転写チャージャ13が
設けられている。転写チャージャ13は直流コロナ放電
のための電極ワイヤ14を有しており、図示しない電源
からの電圧印加によりコロナ放電して用紙Pの背面にト
ナーTの帯電極性と逆極性の電荷を与える。
【0014】帯電チャージャ5、露光部7、現像器9及
び転写チャージャ13は現像剤像形成手段を構成する。
転写チャージャ13に隣接して、転写時に感光体ドラム
3に静電的に付着した用紙Pを剥離するための剥離チャ
ージャ15が配置されている。剥離チャージャ15は交
流コロナ放電のための電極ワイヤ16を有している。剥
離チャージャ15の下流には、転写後に感光体ドラム3
上残留したトナーTを除去するためのクリーニング装置
19が設けられている。クリーニング装置19はクリー
ニングブレード17を有している。このクリーニング装
置19の下流には、感光体ドラム3の帯電電荷を除去す
る除電器21が設けられており、除電器21により除電
された感光体ドラム3は画像形成プロセスの1サイクル
を完了し、次の画像形成プロセスにおいて再び帯電チャ
ージャ5により帯電される。
【0015】図1中、感光体ドラム3の右側には、用紙
Pを収容する給紙カセット23が配置されている。給紙
カセット23上方には、図示矢印b方向に回転し、給紙
カセット23中の用紙Pを取り出すピックアップローラ
25が配置されてる。ピックアップローラ25により取
り出された用紙Pは感光体ドラム3aに向けて搬送され
る。
【0016】用紙Pの搬送方向に沿って転写チャージャ
13の上流には、搬送される用紙Pを所定のタイミング
で感光体ドラム3に向けて送り出すアライニングローラ
対27が設けられている。アライニングローラ対27は
用紙Pを挟持搬送して、感光体ドラム3と転写チャージ
ャ13との間に用紙Pを供給する。
【0017】用紙Pの搬送方向に沿って転写チャージャ
13の下流には、上述した剥離チャージャ15、用紙P
を担持して搬送する搬送ベルト28、予備加熱手段とし
ての面状発熱体29及び用紙P上にトナー像を定着する
定着手段としての定着器31等が設けられている。搬送
ベルト28は絶縁性材料から形成されており、転写チャ
ージャ13から電荷が付与されて帯電した用紙Pを静電
吸着し、後述する定着器31へ向けて搬送する。
【0018】用紙搬送方向に沿って搬送ベルト28の終
端近傍には、搬送ベルト28に静電吸着している用紙P
を除電するための除電器28aが搬送ベルト28と対向
して設けられている。除電器28aはACコロナ放電に
より搬送ベルト28上の用紙Pを除電する。除電器28
aの近傍には搬送ベルト28から用紙Pを剥離するため
の剥離爪28bが搬送ベルト28に当接して設けられて
いる。
【0019】また剥離爪28bの下流には、搬送ベルト
28から剥離された用紙を、所定の方向へ向けて案内す
るガイド28cが設けられている。面状発熱体29は定
着前に用紙Pを予備的に加熱するものである。定着器3
1は加熱ローラ33及び加圧ローラ35から構成される
一対のローラ対を有している。加熱ローラ33及び加圧
ローラ35が図示矢印c方向及びd方向に各々回転する
ことにより、トナー像は用紙P上に溶融定着される。面
状発熱体29及び定着器31は、本発明に密接に関連す
るものであり、その周囲に設けられた他の構成と共に、
後で詳細に説明する。
【0020】用紙Pの搬送方向に沿って定着器31の下
流には、定着済用紙Pを画像形成装置1外へ排出するた
めの排紙ローラ対37及び排出された用紙Pを受け入れ
る排紙トレイ39が回転可能に設けられている。
【0021】このように構成された本実施形態の画像形
成装置における画像形成プロセスについて述べる。感光
体ドラム3が回転し、帯電チャージャ5がこの感光体ド
ラム3表面を一様に約−500Vに帯電する。
【0022】帯電チャージャ5によって一様に帯電され
た感光体ドラム3は露光部7から画像信号に応じたレー
ザ光が照射され静電潜像が形成される。この静電潜像は
現像器9によりあらかじめ約−20μc/gに帯電した
上述のトナーTにより現像が行われトナー像が形成され
る。
【0023】用紙Pは給紙カセット23からピックアッ
プローラ25により取り出され、レジストローラ対27
により、感光体ドラム3と転写チャージャ13との間に
送られる。
【0024】供給された用紙Pの背面には転写チャージ
ャ13から正の電荷が与えられる。これにより感光体ド
ラム3と用紙Pとの間には転写電界が形成される。従っ
て感光体ドラム3上の黒色のトナー像が用紙P上に転写
される。転写が行われた用紙Pは剥離チャージャ15に
より感光体ドラム3から剥離される。剥離後用紙Pには
転写チャージャ13から供給された電荷がわずかに残
る。このためトナー像を担持した用紙Pは絶縁性の搬送
ベルト28に静電吸着し、搬送ベルト25上を搬送され
る。
【0025】除電器28aが搬送ベルト28上の用紙P
を除電した後、剥離爪28bは搬送ベルト28から用紙
Pを剥離する。ガイド28cが剥離した用紙Pを案内す
ることにより、用紙Pは面状発熱体29及び定着器31
へ向けて搬送される。
【0026】面状発熱体29は約200℃に発熱して用
紙Pを加熱する。定着器31は加熱された用紙P上のト
ナー像をさらに加熱溶融して、トナー像を用紙Pに定着
する。その後用紙Pは排出ローラ対37の回転により排
紙トレイ39上に排出される。一方感光体ドラム3はク
リーニング装置19により転写後に残留したトナーTを
除去された後、除電器21により除電される。
【0027】続いて面状発熱体29、定着器31及びそ
の近傍の構成について図2乃至図6を用いて詳細に説明
する。図2は定着器31の詳細断面図である。加熱ロー
ラ33は0.5mm厚の鉄製の金属筒37と、この金属
筒37の中心部に固設されたヒータランプ43とからな
る。金属筒37の表面には約20μmの厚さで図示しな
いテフロン層がコーティングされている。加熱ローラ3
3の大きさは直径約30mmである。
【0028】加圧ローラ35は金属性の円筒状筐体45
表面をシリコンゴム47で被覆したゴムローラである。
加圧ローラ35の大きさは加熱ローラ33と等しい。加
圧ローラ35は図示しない加圧機構により加熱ローラ3
3に圧接されており、加熱ローラ33との間に、所定の
幅Wの食込み部(以下ニップ部Nと称する)を形成して
いる。
【0029】加熱ローラ33は図示しない駆動機構から
駆動力を受け図示矢印c方向に回転する。加圧ローラ3
5はニップ部Nを形成した状態で加熱ローラ33の回転
に従動して図示矢印d方向に回転する。定着時には、ヒ
ータランプ43が約200℃に発熱し、加熱ローラ33
及び加圧ローラ35が用紙Pを挟持しつつ各々の回転方
向に回転することにより用紙P上のトナー像が溶融定着
される。
【0030】加熱ローラ33の外周面には、加熱ローラ
の回転方向に沿って以下のものが固設されている。図2
において、加熱ローラ33の上方には加熱ローラ33の
表面温度を検出するサーミスタ49が加熱ローラ33の
外周面に摺接して設けられている。加熱ローラ33の表
面温度はサーミスタ49により検知され、フィードバッ
ク制御されることにより所望の温度に保持される。
【0031】サーミスタ49の下流には、オフセット防
止剤としてシリコンオイルを含浸した離型剤塗付ローラ
51が図示矢印e方向に回転可能に設けられている。離
型剤塗付ローラ51は回転することにより加熱ローラ3
3表面に一様に、シリコンオイルを塗付し、定着時にト
ナーTが加熱ローラ33に付着する現象(以下オフセッ
ト現象とする)が起きるのを防止する。
【0032】離型剤塗付ローラ51の下流において、上
述したニップ部Nが形成される。ニップ部Nの下流には
定着済用紙Pを加熱ローラ33から剥離する剥離爪53
が加熱ローラ33表面に当接している。剥離爪53の下
流には加熱ローラ33表面に付着したトナーTや紙粉等
を除去するクリーニング部材55が加熱ローラ33表面
に当接して設けられている。
【0033】加圧ローラ35の外周面には、クリーニン
グ部材53と同様のクリーニング部材57が当接してい
る。このように構成された加熱ローラ33及び加圧ロー
ラ35は各々断熱部材からなるケーシング59及びケー
シング61によって囲まれており、定着に必要な温度を
確保している。
【0034】図3は、定着器31周辺の斜視図である。
面状発熱体29は用紙Pの搬送方向に沿って定着器31
の上流に設けられ、ニップ部N近傍まで延在している。
面状発熱体29は用紙Pの搬送下面を加熱するととも
に、加熱した用紙Pを加熱ローラ33と加圧ローラ35
との間に適正に送り込むという役割も持っている。面状
発熱体29上にはガイド手段としてのスターホィール7
7等が設けられているが、これについては後で詳述する 図3及び図4は面状発熱体29の断面図である。
【0035】図3に示すように面状発熱体29は、基板
62として、板金部材63上にガラスからなる断面層6
5を約0.5mm形成したものを有している。断面層6
5はセラミックで形成してもよい。この基板62上には
銀−パラジウム合金からなる発熱抵抗層67が塗付され
ている。発熱抵抗層67はニッケル−ホウ素合金で形成
してもよい。発熱抵抗層67表面には発熱抵抗層67を
摩耗や酸化から守るため、テフロンからなるコーティン
グ層69が形成されている。発熱抵抗層67及びコーテ
ィング層69をあわせた厚みは約7μmであり、通電に
よりコーティング層69の表面は約200℃に発熱す
る。面状発熱体29はウォ−ムアップ時間などは必要な
く、図示しない操作パネル等により、画像形成開始が指
示されてから通電が行われる。
【0036】図4は、図3に示す面状発熱体29を上方
から見た時の断面図である。図4では板金部材63と発
熱抵抗層67のみ示してある。図5に示されるように発
熱抵抗層67の左右両端には電極71及び電極73が設
けられている。電極71及び電極73間に図示しない電
源から通電を行うことにより、発熱抵抗層67が所望の
温度に発熱する。
【0037】図3に示されるように面状発熱体29の上
面に対向するよう、シャフト75に通されたスターホィ
ール77、スターホィール79及びスターホィール81
(以下スターホィールSと称する)が設けられている。
シャフト79の両端にはバネ83及びバネ85が固設さ
れており、バネ83及びバネ85が一定の力でシャフト
79を付勢することにより、スターホィールSが面状発
熱体29に押圧される。ただしスターホィールSを押圧
する力はそれ程大きなものでなく、面状発熱体29上を
搬送される用紙の移動に従動してスターホィールSは回
転するよう構成されている。スターホィールS、シャフ
ト79、バネ83及びバネ85によりガイド手段が構成
されている。
【0038】面状発熱体29上に搬送ベルト28から用
紙Pが供給されるとスターホィールSは用紙Pを面状発
熱体29上に付勢する。この時面状発熱体29は発熱
し、用紙の背面を加熱する。用紙PはスターホィールS
により面状発熱体29上に付勢されているので、用紙P
が面状発熱体29から浮き上がることがなく、面状発熱
体29から効率良く、常に用紙Pに一定量の熱を加える
ことができる。
【0039】このように面状発熱体29により予備的に
加熱された用紙Pは、搬送ベルト28の搬送力により加
熱ローラ33と加圧ローラ35との間のニップ部Nに送
り込まれる。図6に、本実施形態において面状発熱体2
9からニップ部Nへ用紙Pを送り出す状態を示す。また
比較として図7にスターホィールSがない場合に面状発
熱体29からニップ部Nへ用紙Pを送り出す状態を示
す。
【0040】図7に示されるようにスターホィールSが
ない場合には、加熱ローラ33と加圧ローラ35との間
に用紙Pが送り込まれる時に、加熱ローラ33と加圧ロ
ーラ35とによって用紙Pがうまく挟持されずに用紙P
がつかえてしまうことがあった。これに対し、本実施形
態では用紙Pを面状発熱体29に付勢しているので用紙
Pが折り曲がったり、面状発熱体29から浮き上がるこ
とがない。つまり用紙Pが面状発熱体29上を通過する
通過位置を一定にできる。従って本実施形態によれば、
曲紙Pをスムーズに定着器31のニップ部Nへ送り込む
ことができ、曲紙Pの折れ曲がれによる画像の乱れが生
じるのを防止することができる。
【0041】図8は本実施形態の変形例を示したもの
で、シャフト75をバネ83及びバネ85で付勢する代
わりに、スターホィールSに軸受け部87を設け、この
軸受部87を板バネ89で付勢するように構成してい
る。
【0042】このように構成しても上述の実施形態と同
様に、用紙Pを面状発熱体29に付勢して用紙Pを定着
器31へスムーズに送り込むことができる。上述の実施
形態では用紙Pを面状発熱体29に付勢するためスター
ホィールSを用いたが、その理由はスターホィールSは
用紙Pとの接触面積が小さく、用紙P上のトナー像を乱
さずに用紙Pを押圧できるからである。しかし用紙Pを
適当な力で押圧できるものであればスターホィールS以
外のものであってもよいことはいうまでもない。
【0043】次に第2の実施形態である画像形成装置に
ついて説明する。画像形成装置全体の構成は、上述の画
像形成装置1と同様であるため、上述の実施形態と同じ
構成については説明を省略し同じ参照符号をつけて説明
する。
【0044】この第2の実施形態においては上述の第1
の実施形態と面状発熱体29の構成が異なっている。図
9に第2の実施形態の面状発熱体90の断面図を示す。
【0045】予備加熱手段としての面状発熱体90は基
材91上に、銀−パラジウム合金からなる発熱抵抗層9
3を塗付して構成されている。発熱抵抗層93の表面に
は108 Ωcmの抵抗値を持つ半導電性を有するカーボ
ンを分散したポリカーボネート樹脂により、ガイド手段
となるコーティング層95が形成されている。このコー
ティング層95は接地されている。コーティング層95
を半導電性としたことにより第1の実施形態のように機
械的に用紙Pを面状発熱体29表面に押圧する手段を設
けることなく、用紙Pを静電的にコーティング層95上
に吸着することができる。
【0046】用紙Pを吸着するための構成について詳述
する。既に説明した通り、用紙P上に感光体ドラム3上
に形成されたトナー像を転写するために、用紙Pの背面
には転写チャージャ13からトナーの帯電電荷と逆極性
のプラスの電荷が与えられる。この用紙Pは剥離後にも
若干プラスに帯電していると考えられる。
【0047】このプラスに帯電した用紙Pが半導電性の
にコーティング層95上に供給された場合、このプラス
の電荷を打ち消すようにコーティング層95にマイナス
の電荷が誘起される。このため用紙Pはコーティング層
95上に静電吸着される。
【0048】コーティング層95の体積抵抗値に応じ
て、用紙Pの定着手段への搬送性がどのように変化する
かを調べた結果を図10に示す。抵抗率はポリカーボネ
ート樹脂に分散するカーボンの量を変えることにより調
整した。
【0049】コーティング層95が絶縁性であると用紙
Pを吸着するための電荷が誘起しない。また、コーティ
ング層95が導電性であると用紙Pを静電吸着する力が
用紙Pを移動させる力よりも大きくなってしまい用紙P
の搬送が妨げられる。このため用紙Pを吸着させるには
抵抗値が106 Ωcm〜1011Ωcmの半導性層を用い
ることが望ましい。具体的には、ポリフッカビニリデ
ン、ポリカ−ボネ−ト等があげられる.第2の実施形態
のようにコーティング層95により用紙Pを静電吸着す
るようにしても第1の実施形態と同様に、用紙Pが面状
発熱体90上を通過する際に用紙Pの通過位置を一定に
し、常に一定の熱量が効率良く用紙Pに与えられるよう
にすることが可能となる。また定着器31へ面状発熱体
90から円滑に用紙を搬送できるので、用紙Pの折れ曲
がり等を防止することができる。
【0050】もちろん半導電性樹脂のコーティング層9
5を設け、かつ上述したスターホィールSを用いるよう
にしても用紙Pをコーティング層95に接触させること
が可能なことは言うまでもない。
【0051】第3の実施形態の画像形成装置について以
下説明する。図11は第3の実施形態の画像形成装置1
00の断面図である。画像形成装置100は画像形成装
置1と類似した構成をしており、同一部分については説
明を省略するとともに同一部分には同一の参照符号を用
いて説明する。
【0052】画像形成装置100が画像形成装置1と異
なるのは用紙の両面に画像を形成するための構成を有す
るものである。画像形成装置100は、定着器31と排
出ローラ対37との間に、用紙Pを搬送する搬送ローラ
対102を有している。搬送ローラ対102と排出ロー
ラ対37との間には、片面に画像が形成された用紙Pを
排出ローラ対37へ向けて搬送しそのまま排出するか、
あるいはもう片方の面にも画像を形成するため用紙Pを
後述する収納カセット106へ向けて搬送するかを切り
換えるための切り換えガイド103が設けられている。
切り換えガイド103は用紙Pの両面に画像を形成する
場合には実線で示す位置にあり、片面画像形成時には点
線で示す位置にくるよう回動可能に設けられている。
【0053】画像形成装置100の下方には、両面画像
形成時に、既に片面に画像形成されている用紙Pを一時
的に収納する収納カセット106が設けられている。切
換えガイド103と収納カセット106との間には、ロ
−ラ対107a、107b、107c及び107dと、
これらのロ−ラ対の間で用紙を案内するためのガイド1
08aとが設けられている。このガイド108aを介し
て搬送ローラ対102から排出される用紙Pが収納カセ
ット106に案内される。また収納カセット106とレ
ジストローラ対27との間にはロ−ラ対107d、10
7f及びガイド108bが設けられている。収納カセッ
ト106には、収納カセット106から用紙を取りだ
し、ロ−ラ対107eに用紙を供給するためのピックア
ップロ−ラ109が設けられている。
【0054】また本実施形態では、用紙Pの搬送方向に
沿って定着器31の上流に面状発熱体112が設けられ
ている。この面状発熱体112については後述する。こ
のように構成された画像形成装置100により、用紙P
の両面に画像を形成するためのプロセスについて説明す
る。
【0055】図示しない操作パネルに設けられた選択ス
イッチにより、両面画像形成モードを選択すると、切換
ガイド103は図11において実線に示す位置まで回動
する。そして上述の画像形成装置1で画像が形成される
のと同様の方法で、まず用紙Pの片面にトナー像が転写
される。トナー像を担持した用紙Pは搬送ベルト28に
より搬送され、除電及び剥離される。そして後述する面
状発熱体112によって予め予備加熱された用紙Pは定
着器31へ搬送される。定着器31にてトナー像が溶融
定着された用紙Pを搬送ローラ対102が挟持回転する
ことにより、切り換えガイド103及びガイド108a
を介して用紙Pを収納カセット106へ供給する。収納
カセット106からピックアップロ−ラ109は用紙P
を1枚ずつ取り出しガイド108bを介してレジストロ
ーラ対27へ用紙Pを供給する。
【0056】感光体ドラム3上には新たなトナー像が形
成されている。レジストローラ対は再び用紙Pを感光体
ドラム3と転写チャージャ13との間に供給する。転写
チャージャは供給された用紙Pの背面にトナーの帯電極
性と逆極性のプラスの電荷を与えることにより、トナー
像の転写を行う。トナー像が転写された用紙Pは再び面
状発熱体112により予備加熱された後定着器31に送
られる。定着器31にてトナー像を用紙Pに定着するこ
とにより用紙Pの両面へ画像が形成される。
【0057】この時、切換えガイド103は点線で示す
位置にあり搬送ローラ対102が記録済の用紙Pを挟持
搬送することにより用紙Pは切換えガイド103を介し
て排出ローラ対37へ送られ排紙トレイ39に排出され
る。
【0058】尚画像形成装置100にて、用紙Pの片面
にのみ画像を形成する場合には切換えガイド103は常
に点線で示す位置にあり、画像形成装置1と同様の画像
形成プロセスを行う。
【0059】図12は第3の実施形態の画像形成装置1
00に用いられる定着器31及び面状発熱体112の斜
視図である。定着器31は第1の実施形態で説明したも
のと同様である。
【0060】面状発熱体112上には用紙Pを面状発熱
体112から所定距離離間させて支持するための支持部
材として支持部材113が設けられている。支持部材1
13については後述する。
【0061】図12は面状発熱体112及び支持部材1
13の断面図である。面状発熱体112は板金部材11
4上にガラスからなる断熱層116を0.5mmの厚さ
で形成した基板117を有している。基板117上には
通電により発熱可能な銀−パラジウム合金からなる発熱
抵抗層118が形成されている。発熱抵抗層118の左
右両端には図12に示すように電極114及び電極11
6が設けられている。発熱抵抗層118上には絶縁性の
樹脂からなるコーティング層120が塗付され、発熱抵
抗層118を機械的摩耗や酸化から守るとともに発熱抵
抗体118を後述の金属層121から絶縁させている。
コーティング層120上には熱伝導率の大きいアルミニ
ウムからなる表面層としての金属層121が0.1mm
の厚みで形成されている。この金属層121は接地され
ている。
【0062】この金属層121上には絶縁性と耐熱性を
兼備えたテフロンからなるレール状の支持部材113が
複数固設されている。金属層121から支持部材113
までの高さは1.5mmである。
【0063】本実施形態においては、支持部材113及
び金属層121により、ガイド手段が構成されている。
発熱抵抗層118、コーティング層120を合わせた幅
は約7μmであり、通電により約200℃に発熱する。
この熱が金属層121に熱伝導により伝えられる。
【0064】このように構成された面状発熱体112上
を用紙Pが搬送される場合について説明する。第2の実
施形態のところで既に説明したように、転写後剥離さ
れ、除電れた用紙Pは若干プラスに帯電している。この
ように若干帯電した用紙Pが支持部材113上に搬送ベ
ルト28から供給されると、金属層121にはマイナス
の電荷が誘起される。このため用紙Pと金属層121と
の間には静電吸着力が働き、金属層121が用紙Pを引
き寄せる。金属層121が用紙Pを引き付けることによ
り面状発熱体112と用紙Pとの間に一定の付着力を作
用させることになる。用紙Pが直接金属層121上に供
給された場合には、用紙Pと金属層121との付着力が
用紙Pを移動させる力より大きくなってしまい、ジヤム
の原因となる。本実施形態のように一定の高さをもった
樹脂性のレールを設けることで、用紙Pと金属層109
との間の静電気力を弱め、かつ金属層121と用紙Pと
の間隔を一定に保ちながら用紙Pを通過させることが可
能となる。これにより用紙Pに一定の熱量を面状発熱体
97から与えることができかつ用紙Pを定着器31へ向
けて搬送することができる。
【0065】支持部材113の数や支持部材113の間
隔は、面状発熱体112の大きさや性能によって変化す
るが、10〜15mm位の間隔を開けて、20〜30程
度設ければ十分である。又金属層121と支持部材11
3との距離は、通常2mm以下であれば、用紙Pを十分
に予備加熱することができる。
【0066】また本実施形態の画像形成装置100のよ
うに用紙Pの両面に画像を形成する場合には既に画像が
形成された面が面状発熱体112により再び加熱される
ことになる。しかし本実施形態ではレール状の支持部材
113を有しているため用紙Pとの接触面積を小さくで
き、面状発熱体112から用紙Pに伝わる熱により定着
済の画像が乱れたりすることがない。従って本実施形態
の画像形成装置によれば両面画像形成する場合に行われ
る2回の定着をいずれも良好に行うことができる。
【0067】図14は上述の第3の実施形態で説明した
支持部材113の変形例を示す。図14は図13と同様
に面状発熱体112の断面図を示している。面状発熱体
112の構成は図13に示す面状発熱体の構成と同様で
ある。
【0068】面状発熱体112上には金属性のワイヤか
らなる支持部材123が複数張設されている。このワイ
ヤ状の支持部材123は用紙Pの搬送方向と直交するよ
うに張設されており、これによりワイヤ間に用紙Pが落
下するのを防止している。支持部材123と金属層12
1との間隔は1mmである。
【0069】このようにワイヤを張設することによって
も、レール状の支持部材113を設けた時と同様に、金
属層121と用紙Pとの間隔を一定に保ちながら、用紙
Pを搬送することができる。このため一定の熱量を面状
発熱体112から用紙Pに供給することができるととも
に、定着器31へ向けて用紙Pを適正に搬送することが
できる。従って定着ムラのない画像を形成することがで
きる。また本実施形態においても用紙Pの両面に対し良
好に定着を行うことができる。以上本発明のいくつかの
実施形態について説明したが、本発明は本発明の要旨を
変えない範囲で種々実施可能なことは勿論である。
【0070】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば用紙を
予備加熱してからトナー像の定着を行う場合に、用紙P
を円滑に搬送して常に一定量の熱を用紙Pに供給するこ
とができるので定着ムラや紙詰まりを生じることがない
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の画像形成装置を示す
概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の定着器を示す断面図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態の定着器近傍の斜視図
である。
【図4】本発明の第1の実施形態の予備加熱手段の断面
図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の予備加熱手段の断面
図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の画像形成装置におい
て予備加熱手段から定着器へ用紙を搬送する状態を示す
図である。
【図7】ガイド手段を有していない予備加熱手段から定
着器へ用紙を搬送する状態を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態のガイド手段の変形例
を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の予備加熱手段及びガ
イド手段の断面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に用いられるコーテ
ィング層の抵抗値と用紙の搬送性との関係を表す図であ
る。
【図11】本発明の第3の実施形態の画像形成装置を示
す概略断面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態の定着器近傍の斜視
図である。
【図13】本発明の第3の実施形態の予備加熱手段及び
ガイド手段の断面図である。
【図14】本発明の第3の実施形態のガイド手段の変形
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,100 画像形成装置 3 感光体ドラム 31 定着器 29,90,112 面状発熱体 77,79,81 スターホィール 113,123 支持部材 P 用紙

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送さ
    れる被画像形成媒体を予備的に加熱する予備加熱手段
    と、 前記現像剤像を担持する前記被画像形成媒体が、前記予
    備加熱手段上を搬送される間、前記被画像形成媒体が前
    記予備加熱手段により均一に予備加熱されるように、搬
    送状態の変動を防止する手段を有したガイド手段と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送さ
    れる被画像形成媒体を予備的に加熱する予備加熱手段
    と、 前記現像剤像を担持し搬送される被画像形成媒体を、前
    記予備加熱手段に向けて付勢することにより、前記被画
    像形成媒体の搬送状態の変動を防止するように、前記被
    画像形成媒体を前記予備加熱手段上においてガイドする
    ガイド手段と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送さ
    れる被画像形成媒体を予備的に加熱する予備加熱手段
    と、 前記現像剤像を担持し搬送される被画像形成媒体を、前
    記予備加熱手段側に静電的に吸引することにより、前記
    被画像形成媒体の搬送状態の変動を防止するように、前
    記被画像形成媒体を前記予備加熱手段上においてガイド
    するガイド手段と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送さ
    れる被画像形成媒体を予備的に加熱する予備加熱手段
    と、 前記予備加熱手段表面に設けられ、106 Ωcm〜10
    11Ωcmの抵抗値を有するとともに、前記現像剤像を担
    持し、搬送される被画像形成媒体を、静電的に吸着する
    吸着部材と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送さ
    れる被画像形成媒体を予備的に加熱する予備加熱手段
    と、 前記予備加熱手段表面に設けられた接地された表面層
    と、 前記表面層上に設けられ、前記現像剤像を担持し、搬送
    される被画像形成媒体を、前記予備加熱手段から所定の
    距離離間して支持する支持部材と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上に現像剤像を形成する現像剤
    像形成手段と、 前記現像剤像形成手段により形成された現像剤像を被画
    像形成媒体上に転写する転写手段と、 前記転写手段により転写が行われた被画像形成媒体を所
    定の方向に搬送する搬送手段と、 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送される被画像形成
    媒体を予備的に加熱する予備加熱手段と、 前記現像剤像を担持する前記被画像形成媒体が、前記予
    備加熱手段上を搬送される間、前記被画像形成媒体が前
    記予備加熱手段により均一に予備加熱されるように、搬
    送状態の変動を防止する手段を有したガイド手段と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像担持体上に現像剤像を形成する現像剤
    像形成手段と、 前記現像剤像形成手段により形成された現像剤像を被画
    像形成媒体上に転写する転写手段と、 前記転写手段により転写が行われた被画像形成媒体を所
    定の方向に搬送する搬送手段と、 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送される被画像形成
    媒体を予備的に加熱する予備加熱手段と、 前記現像剤像を担持し搬送される被画像形成媒体を、前
    記予備加熱手段に向けて付勢することにより、前記被画
    像形成媒体の搬送状態の変動を防止するように、前記被
    画像形成媒体を前記予備加熱手段上においてガイドする
    ガイド手段と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体上に現像剤像を形成する現像剤
    像形成手段と、 前記現像剤像形成手段により形成された現像剤像を被画
    像形成媒体上に転写する転写手段と、 前記転写手段により転写が行われた被画像形成媒体を所
    定の方向に搬送する搬送手段と、 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送される被画像形成
    媒体を予備的に加熱する予備加熱手段と、 前記現像剤像を担持し搬送される被画像形成媒体を、前
    記予備加熱手段側に静電的に吸引することにより、前記
    被画像形成媒体の搬送状態の変動を防止するように、前
    記被画像形成媒体を前記予備加熱手段上においてガイド
    するガイド手段と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 像担持体上に現像剤像を形成する現像剤
    像形成手段と、 前記現像剤像形成手段により形成された現像剤像を被画
    像形成媒体上に転写する転写手段と、 前記転写手段により転写が行われた被画像形成媒体を所
    定の方向に搬送する搬送手段と、 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送される被画像形成
    媒体を予備的に加熱する予備加熱手段と、 前記予備加熱手段表面に設けられ、106 Ωcm〜10
    11Ωcmの抵抗値を有するとともに、前記現像剤像を担
    持し、搬送される被画像形成媒体を、静電的に吸着する
    吸着部材と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 像担持体上に現像剤像を形成する現像
    剤像形成手段と、 前記現像剤像形成手段により形成された現像剤像を被画
    像形成媒体上に転写する転写手段と、 前記転写手段により転写が行われた被画像形成媒体を所
    定の方向に搬送する搬送手段と、 現像剤像を担持し、所定の方向に搬送される被画像形成
    媒体を予備的に加熱する予備加熱手段と、 前記予備加熱手段表面に設けられた接地された表面層
    と、 前記表面層上に設けられ、前記現像剤像を担持し、搬送
    される被画像形成媒体を、前記予備加熱手段から所定の
    距離離間して支持する支持部材と、 前記予備加熱手段により予備加熱された前記被画像形成
    媒体上の現像剤像を加熱溶融して、前記現像剤像を前記
    被画像形成媒体上に定着する定着手段とを有することを
    特徴とする画像形成装置。
JP25041395A 1995-09-28 1995-09-28 定着装置及び画像形成装置 Pending JPH0990789A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014191083A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 定着部の構造及び画像形成装置
JP2016194732A (ja) * 2016-08-24 2016-11-17 富士ゼロックス株式会社 定着部の構造及び画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014191083A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 定着部の構造及び画像形成装置
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