JPH0990655A - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置

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JPH0990655A
JPH0990655A JP7266154A JP26615495A JPH0990655A JP H0990655 A JPH0990655 A JP H0990655A JP 7266154 A JP7266154 A JP 7266154A JP 26615495 A JP26615495 A JP 26615495A JP H0990655 A JPH0990655 A JP H0990655A
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JP
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substituent
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JP7266154A
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English (en)
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Masato Tanaka
正人 田中
Hideyuki Takai
秀幸 高井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実用的な高感度特性と繰り返し使用時の安定し
た電位特性を有する電子写真感光体を提供することであ
る。 【解決手段】導電性支持体上に感光層を有する電子写真
感光体において、該感光層が下記構造式のアゾ顔料を含
有することを特徴とする電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体、
該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電
子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体としては酸化亜
鉛、セレン、硫化カドミウム等の無機光導電性物質が広
く用いられていた。一方、有機光導電性物質からなる電
子写真感光体としては、ポリN−ビニルカルバゾ−ルに
代表される光導電性ポリマ−や2,5−ビス−(p−ジ
エチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾ−
ルのような低分子の光導電性物質を用いたもの、さらに
はこのような有機光導電性物質と各種染料や顔料を組み
合わせたもの等が知られている。有機光導電性物質を用
いた電子写真感光体は成膜性がよく、塗工によって生産
できるため、極めて生産性が高く安価な感光体を提供で
きる利点を有している。また、使用する染料や顔料の選
択により、感色性を自在にコントロ−ルできる等の利点
を有し、これまで幅広い検討がなされてきた。特に最近
では、有機光導電性染料や顔料を含有した電荷発生層と
前述の有機光導電性ポリマ−や低分子の有機光導電性物
質を含有した電荷輸送層を積層した機能分離型感光体の
開発により、従来の有機電子写真感光体の欠点とされて
いた感度や耐久性に著しい改善がなされてきた。
【0003】アゾ顔料は優れた光導電性を有し、しかも
アゾ成分とカプラ−成分の組み合わせ方で様々な特性を
持った化合物が容易に得られることから、これまでに数
多くの化合物が提案されていおり、例えば特開昭47−
37543号公報、特開昭53−13234号公報、特
開昭54−22834号公報、特開昭58−70232
号公報、特開昭60−131539、特開昭62−22
67号公報、特開昭62−192748号公報、特開昭
63−26256号公報、特開昭63−158561号
公報、特開昭63−264762号公報及び特開平1−
180554号公報等が挙げられる。
【0004】しかしながら、従来のアゾ顔料を用いた写
真感光体は、感度や繰り返し使用時の電位安定性の面で
必ずしも十分なものとは言えず、実用化されているのは
極く僅かな材料のみである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な光導電性材料を提供すること、実用的な高感度特性と
繰り返し使用時の安定した電位特性を有する電子写真感
光体を提供すること、該電子写真感光体を有するプロセ
スカ−トリッジ及び電子写真装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は導電性支持体上
に感光層を有する電子写真感光体において、該感光層に
下記一般式(1)で示される有機残基を有するアゾ顔料
を含有することを特徴とする電子写真感光体から構成さ
れる。 一般式(1)
【化5】 式中、X1 はベンゼン環と縮合して、置換基を有しても
よい芳香族炭化水素環または置換基を有してもよい芳香
族複素環を形成するのに必要な残基、R1 は置換基を有
してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
ル基、置換基を有してもよいアリ−ル基、置換基を有し
てもよい複素環基を示し、R2 、R3 は同一または異な
って、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置
換基を有してもよいアラルキル基、置換基を有してもよ
いベンゾイル基、置換基を有してもよいアリ−ル基、置
換基を有してもよい複素環基、アルコキシカルボニル
基、アルキルカルボニル基ないしはR2 、R3 の結合す
る窒素原子を環内に含む環状アミノ基を示し、Zは酸素
原子または硫黄原子を示す。
【0007】一般式(1)で示される有機残基のさらに
具体的な例としては、下記式で示す有機残基が挙げられ
る。
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】 上記式中、R1 、R2 、R3 及びZは、一般式(1)に
おけると同義、R6 は一般式(1)におけるX1 におけ
る置換基と同義である。
【0008】一般式(1)で示される有機残基について
更に説明すると、式中、X1 はベンゼン環と縮合して、
ナフタレン環、アントラセン環、カルバゾ−ル環、ベン
ゾカルバゾ−ル環、ジベンゾフラン環、ベンゾナフトフ
ラン環、フルオレノン環等の置換基を有してもよい芳香
族炭化水素環または置換基を有してもよい芳香族複素環
を形成するのに必要な有機残基であり、置換基として
は、メチル、エチル等のアルキル基、メトキシ、エトキ
シ等のアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、トリフルオロメチル
等のハロメチル基、ニトロ基、シアノ基等が挙げられ
る。
【0009】R1 は置換基を有してもよい、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル等のアルキル基、置換基を有し
てもよい、ベンジル、フェネチル、ナフチルメチル等の
アラルキル基、置換基を有してもよい、フェニル、ジフ
ェニル、ナフチル、アンスリル等のアリ−ル基、置換基
を有してもよい、ピリジル、チエニル、フリル、チアゾ
リル、カルバゾイル、ジベンゾフリル、ベンゾイミダゾ
リル、ベンゾチアゾリル等の複素環基であり、上記アル
キル基の有する置換基としてはフッ素原子、塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シ
アノ基等が挙げられ、アラルキル基、アリ−ル基、複素
環基の有する置換基としてはメチル、エチル、プロピル
等のアルキル基、メトキシ、エトキシ等のアルコキシ
基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等の
ハロゲン原子、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等のア
ルキルアミノ基、フェニルカルバモイル基、ニトロ基、
シアノ基、トリフルオロメツル基等の基が挙げられる。
【0010】R2 及びR3 は水素原子、置換基を有して
もよい、メチル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキ
ル基、置換基を有してもよい、ベンジル、フェネチル、
ナフチルメチル等のアラルキル基、置換基を有してもよ
いベンゾイル基、置換基を有してもよいフェニル、ジフ
ェニル、ナフチル、アンスリル等のアリ−ル基、置換基
を有してもよい、ピリジル、チエニル、フリル、チアゾ
リル、カルバゾイル、ジベンゾフリル、ベンゾイミダゾ
リル、ベンゾチアゾリル等の複素環基、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル等のアルコキシカルボニル
基、アセチル、エチルカルボニル等のアルキルカルボニ
ル基ないしは置換基を有してもよいR2 とR3 の結合す
る窒素原子を環内に含む環状アミノ基であり、上記アル
キル基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル
基の有する置換基としてはフッ素原子、塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
基等が挙げられ、アラルキル基、ベンゾイル基、アリ−
ル基、複素環基の有する置換基としてはメチル、エチ
ル、プロピル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ等の
アルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子等のハロゲン原子、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ等のアルキルアミノ基、フェニルカルバモイル基、
ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメツル基等の基が挙
げられる。
【0011】窒素原子を環内に含む環状アミノ基として
はピロリル、ピロリニル、ピロリジル、インドリル、ピ
ペリジニル、ピペラジニル、イソインドリル、カルバゾ
リル、ベンゾインドリル、イミダゾリル、ピラゾリル、
ピラゾニリル、オキサジニル、フェノキサジニル、ベン
ゾカルバゾリル等から誘導される環状アミノ基が挙げら
れ、置換基としてはメチル、エチル、プロピル等のアル
キル基、メトキシ、エトキシ等のアルコキシ基、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基等が挙げられる。
【0012】後述するように、水素結合能力による顔料
分子間の相互作用の点から、R2 は水素原子が好まし
い。また、R2 が水素原子である場合、R1 は置換基を
有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラル
キル基ないしは置換基を有してもよいアリ−ル基が好ま
しく、中でも置換基を有してもよいアリ−ル基が好まし
く、特には置換基を有してもよいフェニル基であれば、
最高の感度及び耐久特性を得ることができる。
【0013】一般式(1)で示される有機残基が結合す
る結合基を介して結合してもよい芳香族炭化水素環また
は芳香族複素環としてはベンゼン、ナフタレン、フルオ
レン、フェナンスレン、アンスラセン、ピレン等の炭化
水素系芳香環、フラン、チオフェン、ピリジン、インド
−ル、ベンゾチアゾ−ル、カルバゾ−ル、アクリドン、
ジベンゾチオフェン、ベンゾオキサゾ−ル、ベンゾトリ
アゾ−ル、オキサジアゾ−ル、チアゾ−ル等の複素系芳
香環、更に上記芳香環を直接あるいは芳香族性基または
非芳香族性基で結合したもの、例えばトリフェニルアミ
ン、ジフェニルアミン、N−メチルジフェニルアミン、
ビフェニル、タ−フェニル、ビナフチル、フルオレノ
ン、フェナンスレンキノン、アンスラキノン、ベンズア
ントロン、ジフェニルオキサジアゾ−ル、フェニルベン
ゾオキサゾ−ル、ジフェニルメタン、ジフェニルスルホ
ン、ジフェニルエ−テル、ベンゾフェノン、スチルベ
ン、ジスチリルベンゼン、テトラフェニル−p−フェニ
レンジアミン、テトラフェニルベンジジン等が挙げられ
る。
【0014】一般式(1)で示される有機残基が結合す
る結合基を介して結合してもよい芳香族炭化水素環また
は芳香族複素環の有してもよい置換基としては、メチ
ル、エチル、プロピル等のアルキル基、メトキシ、エト
キシ等のアルコキシ基、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ等のジアルキルアミノ基、フッ素原子、塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シア
ノ基、ハロメチル基及び一般式(5) −N=N−Cp (式中、Cpはフェノ−ル性OH基を有するカップラ−
残基を表わす)で示される置換アゾ基が挙げられる。
【0015】次に、フェノ−ル性OH基を有するカップ
ラ−残基の例を挙げる。 一般式(6)
【化12】 一般式(7)
【化13】 一般式(8)
【化14】 一般式(9)
【化15】 一般式(10)
【化16】 一般式(11)
【化17】 一般式(12)
【化18】 一般式(13)
【化19】 一般式(14)
【化20】 一般式(15)
【化21】 一般式(16)
【化22】 一般式(17)
【化23】 一般式(18)
【化24】 一般式(19)
【化25】 一般式(20)
【化26】
【0016】上記一般式中、X3 はベンゼン環と縮合し
て、ナフタレン環、アントラセン環、カルバゾ−ル環、
ベンゾカルバゾ−ル環、ジベンゾフラン環、ベンゾナフ
トフラン環、フルオレノン環等の置換基を有してもよい
芳香族炭化水素環または置換基を有してもよい芳香族複
素環を形成するのに必要な有機残基を表わし、X4 はベ
ンゼン環と縮合して、ナフタレン環、アントラセン環、
カルバゾ−ル環、ベンゾカルバゾ−ル環、ジベンゾフラ
ン環、ベンゾナフトフラン環、フルオレノン環等の置換
基を有してもよい芳香族炭化水素環または置換基を有し
てもよい芳香族複素環を形成するのに必要な有機残基を
表わす。
【0017】R7 及びR8 は同一または異なって、水素
原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有し
てもよいアラルキル基、置換基を有してもよいアリ−ル
基、置換基を有してもよい複素環基あるいはR7 とR8
の結合する窒素原子を環内に含む環状アミノ基を表わ
し、R9 及びR10は同一または異なって、水素原子、置
換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよい
アラルキル基、置換基を有してもよいアリ−ル基あるい
は置換基を有してもよい複素環基を表わし、R11は置換
基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいア
ラルキル基、置換基を有してもよいアリ−ル基あるいは
置換基を有してもよい複素環基を表わす。
【0018】Y1 は置換基を有してもよい2価の炭化水
素基あるいは複素環基を表わす。
【0019】Y1 を含む
【化27】 としては、表1に掲げる基等が挙げられる。
【表1】
【0020】Y2 は置換基を有してもよい2価の芳香族
炭化水素環基を表わし、o−フェニレン、o−ナフチレ
ン、ペリナフチレン、1,2−アンスリレン、9,10
−フェナンスレンなどの基が挙げられる。Y3 は置換基
を有してもよい2価の芳香族炭化水素環基あるいは窒素
原子を環内に含む2価の複素環基を表わし、2価の芳香
族炭化水素環基としてはo−フェニレン、o−ナフチレ
ン、ペリナフチレン、1,2−アンスリレン、9,10
−フェナンスレンなどの基が挙げられ、窒素原子を環内
に含む2価の複素環基としては3,4−ピラゾ−ルジイ
ル、2,3−ピリジンジイル、4,5−ピリジンジイ
ル、6,7−インダゾ−リジイル、5,6−ベンズイミ
ダゾ−ルジイル、6,7−キノリンジイル等の基が挙げ
られる。
【0021】Bは酸素原子、硫黄原子、N−置換または
無置換のイミノ基を表わし、Nの置換基としては、置換
基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいア
ラルキル基または置換基を有してもよいアリ−ル基を表
わす。
【0022】Zは酸素原子または硫黄原子を表わす。
【0023】上記表現のアルキル基としてはメチル、エ
チル、プロピル、ブチル等の基、アリ−ル基としてはフ
ェニル、ジフェニル、ナフチル、アンスリル等の基、ア
ラルキル基としてはベンジル、フェネチル、ナフチルメ
チル等の基、複素環基としてはピリジル、チエニル、フ
リル、チアゾリル、カルバゾリル、ジベンゾフリル、ベ
ンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル等の基、窒素原子
を環内に含む環状アミノ基としてはピロ−ル、ピロリ
ン、ピロリジン、ピロリドン、インド−ル、インドリ
ン、カルバゾ−ル、ベンゾインド−ル、イミダゾ−ル、
ピラゾ−ル、ピラゾリン、オキサジン、フェノキサジン
等から誘導される基が挙げられる。
【0024】置換基としては、メチル、エチル、プロピ
ル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等
のアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子等のハロゲン原子、ジメチルアミノ、ジエチル
アミノ等のジアルキルアミノ基、フェニルカルバモイル
基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル等のハロ
メチル基等が挙げられる。
【0025】本発明において用いるアゾ顔料の代表例を
表2〜30に掲げる。掲記するために、一般式(3)で
示されるアゾ顔料を基本型とした。基本型
【化28】 一般式(1)で示される有機残基部分(−N=N−を除
く部分)をAとして表現し、上記基本型をnの数によ
り、n=1の型、n=2の型、n=3の型及びn=4の
型に分けて掲記する。
【0026】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
【0027】本発明において用いるアゾ顔料は、一般式
(21)
【化29】 (式中、X1 、R1 、R2 、R3 及びZは一般式(1)
におけると同義)で示されるカップラ−成分とジアゾニ
ウム塩構造を有する化合物とをアルカリの存在下でカッ
プリングすることにより合成することができる。
【0028】一般式(21)で示されるカップラ−成分
は、一般式(22)
【化30】 (式中、X1 は前記と同義)で示されるカルボン酸と一
般式(23)
【化31】 (式中、R1 、R2 、R3 及びZは前記と同義)で示さ
れる尿素類とをベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン、o−ジクロロベンゼン等から選ばれる芳香族
系溶剤中、三塩化リンの存在下、80〜200℃で加熱
縮合するか、または一般式(24)
【化32】 (式中、X1 は前記と同義)で示される酸クロライドと
前記尿素類とを上記の芳香族系溶剤中で加熱して得られ
る化合物を酸やアルカリ性条件下で脱アセチル化するこ
とにより合成できる。
【0029】このようにして得られたカップラ−成分を
用いて、下記一般式(25)で示されるアミノ化合物一
般式(25)
【化33】 (式中、Ar及びnは一般式(3)におけると同義)を
常法によりジアゾ化し、アルカリ存在下で水系カップリ
ング反応させるか、または前記アミノ化合物のジアゾニ
ウム塩をホウフッ化塩あるいは塩化亜鉛複塩等の形で一
旦単離した後、適当な溶剤、例えばN,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチル
スルホキシド等の有機溶剤中、酢酸ソ−ダ、ピリジン、
トリメチルアミン、トリエチルアミン等の塩基の存在下
で有機溶剤系カップリング反応することにより、本発明
において用いるアゾ顔料を合成することができる。
【0030】また、本発明において用いるアゾ顔料は
(n=2、3、4の型)は、同一分子内に一般式(1)
で示される有機残基を1個含んでいればよく、一般式
(26)
【化34】 (式中、Arは前記と同義、mは1、2または3の整
数、kは3、2または1の整数を表わす)で示されるア
ミノ化合物を常法によりジアゾ化し、ジアゾニウム塩を
前記一般式(21)で示されるカップラ−成分とアルカ
リ存在下でカップリング後、例えば塩酸等鉱酸類により
加水分解し、構造が下記に相当する反応生成物を得、反
応生成物の構造
【化35】 (式中、Ar、Z、R1 、R2 、R3 、m及びkは前記
と同義) この反応生成物を再度常法によりジアゾ化後、別のフェ
ノ−ル性OH基を有するカップラ−成分と逐次カップリ
ング反応させて合成してもよく、また、一方、常法によ
り得た一般式(25)で示されるアミノ化合物野ジアゾ
ニウム塩を一般式(21)で示されるカップラ−成分を
少なくとも1種含む混合カップラ−溶液中に添加し、ア
ルカリ存在下でカップリング反応させて合成してもよ
く、また、一般式(21)で示されるカップラ−成分の
1種とアルカリ存在下で一次カップリング後、別種のカ
ップラ−成分のアルカリ存在溶液を順次添加し、カップ
リング反応を行わせる方法でも合成することができる。
【0031】合成例1(顔料例(2)−1の合成) 300ミリリットルビ−カ−に水150ミリリットル、
濃塩酸20ミリリットル(0.23モル)とoジアニシ
ジン7.8g(0.032モル)を入れて0℃まで冷却
し、亜硝酸ナトリウム4.6g(0.067モル)を水
10ミリリットルに溶かした液を液温5℃に保ちながら
10分間で滴下した。15分間撹拌した後カ−ボンろ過
し、この溶液の中にホウフッ化ナトリウム10.5g
(0.096モル)を水90ミリリットルに溶解した液
を撹拌下に滴下し、析出したホウフッ化塩をろ過し、冷
水で洗浄した後アセトニトリルで洗浄し、室温で減圧乾
燥した。収量12.5g、収率88%。
【0032】次に、1リットルビ−カ−にN,N−ジメ
チルホルムアミド500ミリリットルを入れ、 構造式
【化36】 18.9g(0.042モル)を溶解し液温を5℃に冷
却した後、先に得たホウフッ化塩8.8g(0.02モ
ル)を溶解し、次いでトリエツルアミン5.1g(0.
050モル)を5分間で滴下した。2時間撹拌した後、
析出した顔料をろ取し、N,N−ジメチルホルムアミド
で4回、水で3回洗浄した後、凍結乾燥した。収量2
0.3g、収率87%。
【0033】本発明の電子写真感光体は、導電性支持体
上に一般式(1)で示される有機残基を有するアゾ顔料
を含有する感光層を有する。本発明の好ましい例とし
て、感光層を電荷発生層と電荷輸送層に機能分離した電
子写真感光体が挙げられる。
【0034】電荷発生層は、前記特定のアゾ顔料を適当
な溶剤中でバインダ−樹脂と共に分散した塗布液を、導
電性支持体上に公知の方法によって塗布することによっ
て形成することができ、その膜厚は5μm以下、好まし
くは0.1〜1μmの薄膜層とすることが望ましい。
【0035】この際に用いられるバインダ−樹脂は、広
範な絶縁性樹脂から選択でき、またポリ−N−ビニルカ
ルバゾ−ル、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレ
ン等の有機光導電性ポリマ−から選択できる。好ましく
はポリビニルブチラ−ル、ポリビニルベンザ−ル、ポリ
アリレ−ト(ビスフェノ−ルAとフタル酸の縮重合体
等)、ポリカ−ボネ−ト、ポリエステル、フェノキシ樹
脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアクリルアミ
ド、ポリアミド、ポリビニルピリジン、セルロ−ス系樹
脂、ポリウレタン、カゼイン、ポリビニルアルコ−ル、
ポリビニルピロリドン等が挙げられる。またバインダ−
樹脂の電荷発生層中における含有率は80重量%以下、
好ましくは40重量%以下である。
【0036】また、使用する溶剤は前記の樹脂を溶解
し、後述の電荷輸送層や下引き層を溶解しないものから
選択することが好ましい。具体的には、メタノ−ル、エ
タノ−ル、イソプロパノ−ル等のアルコ−ル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ
クロルヘキサン等のケトン類、N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、
ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、エチレングリコ−ルモノメチル
エ−テル等のエ−テル類、酢酸メチル、酢酸エチル等の
エステル類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエ
チレン、四塩化炭素、トリクロルエチレン等の脂肪族ハ
ロゲン化炭化水素類あるいはベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロロベンゼン、ジクロルベンゼン等の芳香族化
合物等を用いることができる。
【0037】塗工は、浸漬コ−ティング法、スプレ−コ
−ティング法、スピンナ−コ−ティング法、ビ−ドコ−
ティング法、マイヤ−バ−コ−ティング法、ブレ−ドコ
−ティング法、ロ−ラ−コ−トコ−ティング法、カ−テ
ンコ−ティング法等のコ−ティング法を用いて行うこと
ができる。
【0038】乾燥は、室温における指触乾燥後加熱乾燥
する方法が好ましい。加熱乾燥は30〜200℃で5分
間〜2時間の範囲で静止または送風下で行うことができ
る。
【0039】電荷輸送層は、電荷発生層の上または下に
積層され、電界の存在下電荷発生層から電荷キャリアを
受け取り、これを輸送する機能を有している。
【0040】電荷輸送物質は電子輸送物質と正孔輸送物
質があり、電子輸送物質としては、クロルアニル、ブロ
モアニル、テトラシアノエチレン、テトラシャノキノジ
メタン、2,4,7−トチニトロ−9−フルオレノン、
2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、
2,4,7−トリニトロ−9−ジシャノメチレンフルオ
レノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン等の電子吸引性
物質やこれ等電子吸引性物質を高分子化したもの等が挙
げられる。
【0041】正孔輸送物質としては、ピレン、N−エチ
ルカルバゾ−ル、N−イソプロピルカルバゾ−ル、N−
メチルN−フェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−
エチルカルバゾ−ル、N,N−ジフェニルヒドラジノ−
3−メチリデン−10−エチルフェノチアジン、N,N
−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチ
ルフェノキサジン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、p−ピロリジノベ
ンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン等のヒ
ドラゾン系化合物、1−[ピリジル(2)]−3−(α
−メチル−p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−
ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−ジフェニル
−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−
5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−
フェニル−3−(αベンジル−p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、スピロピラゾリン等のピラゾリン系化合物、4−ジ
エチルアミノ−β−ナフチルスチレン、4−ジフェニル
アミノ−4’−メトキシスチルベン等のスチリル系化合
物、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエチ
ルアミノベンズオキサゾ−ル、2−(p−ジエチルアミ
ノフェニル)−4−(p−ジメチルアミノフェニル)−
5−(2−クロロフェニル)オキサゾ−ル等のオキサゾ
−ル系化合物、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−
6−ジエチルアミノベンゾチアゾ−ル等のチアゾ−ル系
化合物、ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)フェニルメタン、2−(N,N−p−ジトリル)ア
ミノ−9,9−ジメチルフルオレン等のトリアリ−ルメ
タン系化合物、1,1−ビス(4−N,N−ジエチルア
ミノ−2−メチルフェニル)ヘプタン、1,1,2,2
−テトラキス(4−N,N−ジメチルアミノ−2−メチ
ルフェニル)エタン等のポリアリ−ルアルカン類、トリ
フェニルアミン、ポリ−N−ビニルカルバゾ−ル、ポリ
ビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルア
クリジン、ポリ−9−ビニルアントラセン、ピレン−ホ
ルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾ−ルホルムアルデ
ヒド樹脂等が挙げられる。これ等の有機電荷輸送物質の
他にセレン、セレン−テルル、アモルファスシリコン、
硫化カドミウム等の無機材料も用いることができる。ま
た、これ等の電荷輸送物質は1種で用いるかまたは2種
以上を組み合わせて用いることができる。
【0042】電荷輸送物質が成膜性を有していないとき
には、適当なバインダ−を選択することによって被膜形
成できる。バインダ−として使用できる樹脂は、例えば
アクリル樹脂、ポリアリレ−ト、ポリエステル、ポリカ
−ボネ−ト、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレ
ンコポリマ−、アクリロニトリル−ブタジエンコポリマ
−、ポリビニルブチラ−ル、ポリビニルホルマ−ル、ポ
リサルホン、ポリアクリルアミド、ポリアミド、塩素化
ゴム等の絶縁性樹脂あるいはポリ−N−ビニルカルバゾ
−ル、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン等の
有機光導電性ポリマ−等が挙げられる。
【0043】電荷輸送層は、電荷キャリアを輸送できる
限界があるので、必要以上に膜厚を厚くすることができ
ない。一般的には5〜30μm、好ましくは10〜25
μmである。塗工によって電荷輸送層を形成する際に
は、前述したような適当なコ−ティング法を用いること
ができる。
【0044】電荷発生層と電荷輸送層の積層構造からな
る感光層は、導電性支持体の上に設けられる。感光層が
形成される導電性支持体としては、例えばアルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、バナジ
ウム、モリブデン、クロム、チタン、ニッケル、インジ
ウム、金や白金等を用いることができ、その他には、ア
ルミヌム、アルミヌム合金、酸化インジウム、酸化ス
ズ、酸化ンジウム−酸化スズ合金等を真空蒸着法によっ
て被膜形成された層を有するプラスチック(例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レンテレフタレ−ト、アクリル樹脂、ポリフッ化エチレ
ン等)、導電性粒子(例えばアルミニウム粉末、酸化チ
タン、酸化スズ、酸化亜鉛、カ−ボンブラック、銀粒子
等)を適当なバインダ−樹脂と共にプラスチックまたは
前記導電性支持体の上に被覆した支持体、導電性粒子を
プラスチックや紙に含浸した支持体や導電性ポリマ−を
有するプラスチックを用いることができる。
【0045】導電性支持体と感光層の中間にバリヤ−機
能と接着機能を持つ下引き層を設けることもできる。下
引き層の膜厚は0.1〜10μm、好ましくは0.5〜
5μmが適当である。下引き層はカゼイン、ポリビニル
アルコ−ル、ニトロセルロ−スンポリアミド(ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン610、共重合ナイロン、
アルコキシメチル化ナイロン等)、ポリウレタン、酸化
アルミニウム等によって形成することができる。
【0046】本発明の別の具体例として、前記特定のア
ゾ顔料と電荷輸送物質を同一層に含有させた電子写真感
光体がある。また、この例において、前記電荷輸送物質
に代えてポリ−N−ビニルカリバゾ−ルとトリニトロフ
ルオレノンからなる電荷移動錯体化合物を用いることが
できる。この場合は、前記特定のアゾ顔料と電荷移動錯
体化合物をテトラヒドロフランに溶解したポリエステル
溶液中に分散した後、被膜形成させて作成できる。
【0047】いずれの電子写真感光体においても、使用
される一般式(1)で示される有機残基を有するアゾ顔
料から選ばれる少なくとも1種類の顔料を含有し、その
結晶形は 非晶質であっても結晶質であってもよく、ま
た、必要に応じて光吸収の異なる顔料を組み合わせて使
用して感光体の感度を高めたり、パンクロマチックな感
光体を得る等の目的で前記一般式(1)で示される有機
残基を有するアゾ顔料を2種類以上組み合わせたり、あ
るいは公知の電荷発生物質と組み合わせて使用すること
も可能である。
【0048】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、デジタル用電子写真複写機、レ
−ザ−ビ−ムプリンタ−、CRTプリンタ−、LEDプ
リンタ−、液晶プリンタ−、レ−ザ−製版等の近赤外光
源を用いたデジタル記録システムの多数の電子写真応用
分野にも広く用いることができる。
【0049】また、本発明は前記本発明の電子写真感光
体、及び帯電手段、現像手段及びクリ−ニング手段から
なる群より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持
し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とす
るプロセスカ−トリッジから構成される。
【0050】また、本発明は、前記本発明の電子写真感
光体、帯電手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を
有することを特徴とする電子写真装置から構成される。
【0051】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。図において、1はドラム状の本発明の電子写真感
光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回
転駆動される。感光体1は回転過程において、一次帯電
手段3によりその周面に正または負の所定電位の均一帯
電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査
露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光光4を受
ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成さ
れていく。
【0052】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナ−現像され、現像されたトナ−現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写
材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入され
て像定着を受けることにより複写物(コピ−)として装
置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表
面は、クリ−ニング手段9によって転写残りトナ−の除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)か
らの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し
画像形成に使用される。なお、一次帯電手段3が帯電ロ
−ラ−等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は
必ずしも必要ではない。
【0053】本発明においては、上述の感光体1、一次
帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9等の構
成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジとし
て一体に結合して構成し、このプロセスカ−トリッジを
複写機やレ−ザ−ビ−ムプリンタ−等の電子写真装置本
体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば一次帯電
手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9の少なくと
も1つを感光体1と共に一体に支持してカ−トリッジ化
し、装置本体のレ−ル12等の案内手段を用いて装置本
体に着脱可能なプロセスカ−トリッジ11とすることが
できる。また、画像露光光4は、電子写真装置が複写機
やプリンタ−である場合には、原稿からの反射光や透過
光を用いる、あるいは、センサ−で原稿を読み取り、信
号化し、この信号に従って行われるレ−ザ−ビ−ムの走
査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッタ−アレイの駆
動等により照射される光である。
【0054】一方、ファクシミリのプリンタ−として使
用する場合には、画像露光光4は受信デ−タをプリント
するための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロ
ック図で示したものである。コントロ−ラ−14は画像
読取部13とプリンタ−22を制御する。コントロ−ラ
−14の全体はCPU20により制御されている。画像
読取部13からの読取りデ−タは、送信回路16を通し
て相手局に送信される。相手局から受けたデ−タは受信
回路15を通してプリンタ−22に送られる。画像メモ
リには所定の画像デ−タが記憶される。プリンタ−コン
トロ−ラ−21はプリンタ−22を制御している。17
は電話である。回線18から受信された画像(回線を介
して接続されたリモ−ト端末からの画像情報)は、受信
回路15で復調された後、CPU20によって画像情報
を複号処理され順次画像メモリ19に格納される。そし
て、少なくとも1頁の画像が画像メモリ19に格納され
ると、その頁の画像記録を行う。CPU20は、画像メ
モリ19から1頁の画像情報を読み出し、プリンタ−コ
ントロ−ラ−21に複号化された1頁の画像情報を送出
する。プリンタ−コントロ−ラ−21は、CPU20か
らの1頁の画像情報を受け取ると、その頁の画像情報記
録を行うべくプリンタ−22を制御する。CPU20
は、プリンタ−22による記録中に、次ぎの頁の受信を
行っている。このようにして、画像の受信と記録が行わ
れる。
【0055】
【発明の実施の形態】本発明の電子写真感光体は例えば
次のようにして作成される。
【0056】アルミ支持体上にメトキシメチル化ナイロ
ンとアルコ−ル可溶性ナイロンをメタノ−ルに溶解した
液をマイヤ−バ−で塗布し下引き層を形成し、次に、顔
料例(2)−1をシクロヘキサノンにブチラ−ル樹脂を
溶かした液に加え、サンドミルで分散し、電荷発生層用
塗料を調製し、下引き層上にマイヤ−バ−で塗布し、電
荷発生層を形成し、次いで、電荷輸送物質とポリカ−ボ
ネ−トをクロロベンゼンに溶かして電荷輸送層用塗料を
調製し、電荷発生層上にマイヤ−バ−で塗布し、電荷輸
送層を形成し、所期の電子写真感光体を製造する。
【0057】また、上記電子写真感光体を例えば図1に
示すように一次帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段
を一体に一体に支持したプロセスカ−トリッジを設ける
ことが出来る。
【0058】また、図2に示すように本発明の電子写真
感光体を備えた電子写真装置として例えばプリンタ−を
ファクシミリにおけるプリンタ−として用いることがで
きる。
【0059】
【実施例】
実施例1〜18 アルミニウム支持体上にメトキシメチル化ナイロン(重
量平均分子量32000)5gとアルコ−ル可溶性共重
合ナイロン(重量平均分子量29000)10gをメタ
ノ−ル95gに溶解した液をマイヤ−バ−で塗布し、乾
燥後の膜厚が1μmの下引き層を形成した。
【0060】次に、顔料例(2)−2の顔料5gをシク
ロヘキサノン95gにブチラ−ル樹脂(ブチラ−ル化度
63モル%)2gを溶解した液に加え、サンドミルで2
0時間分散した。この分散液を下引き層の上に乾燥後の
膜厚が0.2μmとなるようにマイヤ−バ−で塗布し、
電荷発生層を形成した。
【0061】次に、下記構造式で示される化合物5g
【化38】 とポリメチルメタクリレ−ト(数平均分子量10000
0)5gをクロロベンゼン35gに溶解した液を電荷発
生層の上にマイヤ−バ−で塗布し、乾燥して、膜厚21
μmの電荷輸送層を形成し、実施例1の電子写真感光体
を作成した。
【0062】顔料例(2)−1に代えて、他の顔料例の
顔料を用いた他は、実施例1と同様にして実施例2〜1
8に対応する電子写真感光体を作成した。
【0063】作成した各電子写真感光体を川口電機製静
電複写紙試験装置(SP−428)を用いて−5KVの
コロナ放電で負に帯電し、1秒間暗所放置した後ハロゲ
ンランプを用いて照度10ルックスの光で露光し、帯電
特性を評価した。帯電特性としては表面電位V0 と暗所
放置後の表面電位が1/2に減衰するに必要な露光量E
1/2 を測定した。結果を表31に示す。
【0064】
【表31】
【0065】比較例1〜5 実施例1で用いた顔料例(2)−1の顔料に代えて、下
記構造式を有する比較顔料例の顔料を用いた他は、実施
例1と全く同様にして比較例1〜5に対応する電子写真
感光体を作成し、同様に帯電特性を評価した。結果を表
32に示す。 比較顔料1
【化39】 比較顔料2
【化40】 比較顔料3
【化41】 比較顔料4
【化42】 比較顔料5
【化43】
【0066】
【表32】
【0067】この結果から、本発明の電子写真感光体は
いずれも十分な帯電能と優れた感度を有していることが
知られる。
【0068】実施例19〜30 実施例1で作成した電子写真感光体を−6.5kVのコ
ロナ帯電器、露光光学系、現像器、転写帯電器、除電露
光光学系及びクリ−ナ−を備えた電子写真複写機のシリ
ンダ−に貼り付けた。
【0069】初期の暗部電位VD と明部電位VL をそれ
ぞれ−700V付近と−200V付近に設定した後、5
千回繰り返し使用した際の暗部電位の変動量ΔVD と明
部電位の変動量ΔVL を測定した。結果を表21に示
す。なお、電位の変動量における負符号は電位の絶対値
の低下を表わし、正符号は電位の絶対値の増加を表わ
す。
【0070】実施例2、3、4、5、9、10、11、
12、15、16及び18で作成した電子写真感光体に
ついても同様に評価を行った。結果を表33に示す。
【0071】
【表33】
【0072】比較例6〜10 比較例1〜5で作成した電子写真感光体について、実施
例19におけると同様の方法で繰り返し使用時の電位変
動量を測定した。結果を表34に示す。
【表34】
【0073】実施例19〜30及び比較例6〜10の結
果から、本発明の電子写真感光体は繰り返し使用時の電
位変動が少ないことが知られる。
【0074】実施例31 アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフィルムのアル
ミ面上に、膜厚0.5μmのポリビニルアルコ−ルの下
引き層を形成した。
【0075】下引き層の上に、実施例1において用いた
と同じアゾ顔料の分散液をマイヤ−バ−で塗布、乾燥し
て、膜厚が0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0076】次に、下記構造式で示される化合物5g
【化44】 とポリカ−ボネ−ト(重量平均分子量55000)5g
をテトラヒドロフラン40gに溶解した液を電荷発生層
の上に塗布乾燥して、膜厚17μmの電荷輸送層を形成
し、電子写真感光体を作成した。
【0077】作成した電子写真感光体の帯電特性と耐久
特性を実施例1及び実施例19と同じ方法によって測定
した。結果を示す。 V0 :−700 E1/2 :2.15ルックス・秒 ΔVD :0V ΔVL :+5V
【0078】実施例32 アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフィルム
のアルミ面上に0.6μmの膜厚を有するポリビニルア
ルコ−ルの下引き層を形成した。
【0079】下引き層の上に実施例2において用いたと
同じアゾ顔料の分散液をマイヤ−バ−で塗布乾燥して、
膜厚0.15μmの電荷発生層を形成した。
【0080】次に、下記構造式で示される化合物5g
【化45】 とポリカ−ボネ−ト(重量平均分子量55000)5g
をテトラヒドロフラン40gに溶解した液を電荷発生層
の上に塗布乾燥して、膜厚17μmの電荷輸送層を形成
し、電子写真感光体を作成した。
【0081】作成した電子写真感光体の帯電特性と耐久
特性を実施例1及び実施例19と同じ方法によって測定
した。結果を示す。 V0 :−685 E1/2 :1.20ルックス・秒 ΔVD :0V ΔVL :+5V
【0082】実施例33 実施例12で作成した電子写真感光体の電荷発生層と電
荷輸送層を逆の順番で塗布した他は、実施例12と同様
にして写真感光体を作成し、実施例1と同じ方法で評価
した。ただし、帯電は正帯電とした。結果を示す。 V0 :+700V E1/2 :2.72ルックス・秒
【0083】実施例34 実施例16におけると同様にして電荷発生層まで形成
し、その上に2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノ
ン5gとポリ−4,4’−ジオキシジフェニル−2,2
−プロパンカ−ボネ−ト(分子量300000)5gを
テトラヒドロフラン50gに溶解した液をマイヤ−バ−
で塗布乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成して
電子写真感光体を作成し、実施例1と同じ方法で帯電特
性を評価した。ただし、帯電は正帯電とした。結果を示
す。 V0 :+710V E1/2 :2.75ルックス・秒
【0084】実施例35 顔料例(2)−55の顔料0.5gをシクロヘキサノン
9.5gに加え、ペイントシェイカ−で5時間分散し
た。この分散液に実施例1で用いたと同じ電荷輸送物質
5gとポリカ−ボネ−ト5gをテトラヒドロフラン40
gに溶解した液を加え、更に1時間振とうした。調製し
た溶液をアルミニウム基板上にマイヤ−バ−で塗布乾燥
して、膜厚15μmの感光層を形成して電子写真感光体
を作成し、実施例1と同じ方法で帯電特性を評価した。
ただし、帯電は正帯電とした。結果を示す。 V0 :+600V E1/2 :2.07ルックス・秒
【0085】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、感光層に特
定の構造を有するアゾ顔料を含有せしめたことにより、
感光層内部における電荷キャリアの発生効率ないしは注
入効率のいずれか一方あるいは双方が改善され、感度や
繰り返し使用時の電位安定性に優れた特性が得られると
いう顕著な効果を奏する。また、プロセスカ−トリッジ
及び電子写真装置に装着して同様に優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカ−
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図。
【図2】本発明の電子写真感光体を有するファクシミリ
のブロックの例を示す図。
【符号の説明】
1 本発明の電子写真感光体 2 軸 3 一次帯電手段 4 画像露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 像定着手段 9 クリ−ニング手段 10 前露光光 11 プロセスカ−トリッジ 12 レ−ル 13 画像読取部 14 コントロ−ラ− 15 受信回路 16 送信回路 17 電話 18 回線 19 画像メモリ 20 CPU 21 プリンタ−コントロ−ラ− 22 プリンタ−

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
    真感光体において、感光層が下記一般式(1)で示され
    る有機残基を有するアゾ顔料を含有することを特徴とす
    る電子写真感光体。 一般式(1) 【化1】 式中、X1 はベンゼン環と縮合して、置換基を有しても
    よい芳香族炭化水素環または置換基を有してもよい芳香
    族複素環を形成するのに必要な残基、R1 は置換基を有
    してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
    ル基、置換基を有してもよいアリ−ル基、置換基を有し
    てもよい複素環基を示し、R2 、R3 は同一または異な
    って、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置
    換基を有してもよいアラルキル基、置換基を有してもよ
    いベンゾイル基、置換基を有してもよいアリ−ル基、置
    換基を有してもよい複素環基、アルコキシカルボニル
    基、アルキルカルボニル基ないしはR2 、R3 の結合す
    る窒素原子を環内に含む環状アミノ基を示し、Zは酸素
    原子または硫黄原子を示す。
  2. 【請求項2】 一般式(1)で示される有機残基が下記
    一般式(2)で示されるものである請求項1記載の電子
    写真感光体。 一般式(2) 【化2】 式中、X2 はベンゼン環と縮合して、置換基を有しても
    よい芳香族炭化水素環または置換基を有してもよい芳香
    族複素環を形成するのに必要な残基、R4 は置換基を有
    してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
    ル基、置換基を有してもよいアリ−ル基、置換基を有し
    てもよい複素環基を示し、R5 は水素原子、置換基を有
    してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
    ル基、置換基を有してもよいベンゾイル基、置換基を有
    してもよいアリ−ル基、置換基を有してもよい複素環
    基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基を
    示す。
  3. 【請求項3】 一般式(2)において、R4 が置換基を
    有してもよいアリ−ル基である請求項2記載の電子写真
    感光体。
  4. 【請求項4】 一般式(2)において、R4 が置換基を
    有してもよいフェニル基である請求項2記載の電子写真
    感光体。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のアゾ顔料が、一般式
    (1)で示される有機残基と結合を介して結合してもよ
    い置換基を有してもよい芳香族炭化水素環または置換基
    を有してもよい芳香族複素環と結合した構造を有する請
    求項1記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のアゾ顔料が下記一般式
    (3)で示されるアゾ顔料である請求項1記載の電子写
    真感光体。 一般式(3) 【化3】 式中、X1 、R1 、R2 、R3 及びZは、一般式(1)
    におけるX1 、R1 、R2 、R3 及びZと同義、Arは
    結合基を介して結合してもよく置換基を有してもよい芳
    香族炭化水素環または芳香族複素環、nは1、2、3ま
    たは4の整数を示す。ただし、n=2、3、4の場合、
    同一ベンゼン環上に上記有機残基が複数個結合すること
    はない。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のアゾ顔料が下記一般式
    (4)で示されるアゾ顔料である請求項6記載の電子写
    真感光体。 一般式(4) 【化4】 式中、X2 、R4 及びR5 は、一般式(2)におけるX
    2 、R4 及びR5 と同義、Ar及びnは、一般式(3)
    におけるAr及びnと同義である。
  8. 【請求項8】 一般式(4)で示されるアゾ顔料におい
    て、R4 が置換基を有してもよいアリ−ル基である請求
    項7記載の電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 一般式(4)で示されるアゾ顔料におい
    て、R4 が置換基を有してもよいフェニル基である請求
    項7記載の電子写真感光体。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電子写真感光体、及び
    帯電手段、現像手段及びクリ−ニング手段からなる群よ
    り選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、電子
    写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセ
    スカ−トリッジ。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の電子写真感光体、帯電
    手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有すること
    を特徴とする電子写真装置。
JP7266154A 1995-09-21 1995-09-21 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 Pending JPH0990655A (ja)

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JP2009042406A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体

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