JP3703179B2 - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真感光体並びに該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真感光体としては、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機光導電性物質が広く用いられていた。一方、有機光導電性物質を用いた電子写真感光体としては、ポリ−N−ビニルカルバゾ−ルに代表される光導電性ポリマ−や2,5−ビス−(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾ−ルのような低分子の光導電性物質を用いたもの、さらにはこのような有機光導電性物質と各種染料や顔料を組み合わせたもの等が知られている。有機光導電性物質を用いた電子写真感光体は成膜性がよく、塗工によって生産できるため、極めて生産性が高く、安価な電子写真感光体を提供できる利点を有している。また、使用する染料や顔料等の選択により、感色性を自在にコントロ−ルできる等の利点を有し、これまで幅広い検討がなされてきた。特に最近では、有機光導電性ポリマ−や低分子の光導電性物質を含有した電荷輸送層を積層した機能分離型感光体の開発により、従来の有機電子写真感光体の欠点とされていた感度や耐久性に著しい改善がなされてきた。
【0003】
アゾ顔料は優れた光導電性を示し、しかもアミン成分とカプラ−成分の組み合わせ方で様々な特性を有する化合物が容易に得られることから、これまで多数の化合物が提案されている。しかしながら、従来のアゾ顔料を用いた電子写真感光体は、感度や繰り返し使用時の電位安定性の面で必ずしも十分なものとは言えず、実用化されているのは極く僅かな材料のみである。
【0004】
特に複写機用の電子写真感光体の電荷発生材料として用いられるアゾ顔料は、そのカプラ−成分が2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸を原料として合成される誘導体がほとんどであり、本発明において用いる2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸の誘導体を用いたビスアゾ顔料としては、特開昭62−2267号公報に記載される化合物等が知られているが、これ等もまた、感度や繰り返し特性の面で実用化には十分なものではなかった。
【0005】
本発明者等は、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸の誘導体をカプラ−成分として用いて得られるアゾ顔料に関して鋭意検討した結果、該カプラ−成分と特定のアゾ成分とから合成されるビスアゾ顔料を用いた電子写真感光体が、優れた感度特性と繰り返し特性を有することを見いだし、本発明に至ったものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、新規な光導電性材料を提供すること、実用的な高感度特性と繰り返し使用時の安定した電位特性を有する電子写真感光体を提供することである。また、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ並びに電子写真装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は導電性支持体上に一般式(2)で示されるビスアゾ顔料を含有する感光層を有することを特徴とする電子写真感光体から構成される。
一般式(2)
【化10】
Figure 0003703179
式中、Arは、
【化11】
Figure 0003703179
【化12】
Figure 0003703179
【化13】
Figure 0003703179
【化14】
Figure 0003703179
【化15】
Figure 0003703179
【化16】
Figure 0003703179
【化17】
Figure 0003703179
あるいは
【化18】
Figure 0003703179
(上記基において、R及びRは同一または異なって水素原子、アルキル基またはハロゲン原子、R及びRは水素原子、ハロゲン原子またはシアノ基を表わし、Rは水素原子,置換または非置換のアリ−ル基または置換または非置換の複素環基を表わす)を表わし,R10は水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基またはハロアルキル基を表わす。
上記R 〜R で表される基の表現において、アルキル基としてはメチル、エチル、プロピル等の基、ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、アリール基としてはフェニル、ナフチル等の基、複素環基としてはピリジル、チエニル、カルバゾリル等の基が挙げられる。
上記アリ−ル基及び複素環基の置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、メチル、エチル、プロピル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ等のアルコキシ基、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等のアルキルアミノ基、フェニルカルバモイル基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基等のハロメチル基等が挙げられる。
【0011】
上記R10で表される基の表現において、アルキル基としてはメチル、エチル、プロピル等の基、ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ハロアルキル基としてはトリフルオロメチル等の基が挙げられる。
【0013】
本発明において用いられる一般式()で示されるビスアゾ顔料の具体例を表1〜9に列挙する。顔料例の記載は、ビスアゾ顔料の基本型を示し、変化する部分であるAr、R〜Rの構造を示して顔料全体の構造を記載したものとする。
【表1】
Figure 0003703179
【表2】
Figure 0003703179
【表3】
Figure 0003703179
【表4】
Figure 0003703179
【表5】
Figure 0003703179
【表6】
Figure 0003703179
【表7】
Figure 0003703179
【表8】
Figure 0003703179
【表9】
Figure 0003703179
【0014】
本発明において用いる一般式()で示されるビスアゾ顔料は、相当するジアミンを常法によりテトラゾ化し、アルカリの存在下にカプラーと水系でカップリングするか、テトラゾニウム塩をホウフッ化塩や塩化亜鉛複塩等に変換し単離した後、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の有機溶剤中で酢酸ソーダ、トリエチルアミン,N−メチルモルホリン等の塩基の存在下、カプラーとカップリングすることによって容易に合成できる。一般式()中の2つのカプラー成分が異なるビスアゾ顔料を合成する場合は、前述のテトラゾニウム塩1モルに対し、初めに一方のカプラー1モルをカップリングさせ、次いで、もう一方のカプラー1モルをカップリングさせて合成するか、あるいは、ジアミンの一方のアミノ基をアセチル基等で保護しておき、これをジアゾ化し一方のカプラーをカップリングさせた後、保護基を塩酸等で加水分解し、これを再びジアゾ化しもう一方のカプラーをカップリングさせて合成することができる。
【0015】
ビスアゾ顔料合成例(顔料例1の合成)
300mlビ−カ−に水150ml、濃塩酸20ml(0.23モル)と下記ジアミン化合物6.7g(0.032モル)を入れ、
【化37】
Figure 0003703179
0℃まで冷却し、この溶液の中に亜硝酸ソ−ダ4.6g(0.067モル)を水10mlに溶かした液を液温を5℃以下に保ちながら、10分間で滴下した。15分間撹拌した後カ−ボンろ過し、この溶液の中へホウフッ化ソ−ダ10.5g(0.096モル)を水90mlに溶かした液を撹拌下滴下し、析出したホウフッ化塩をろ取し、冷水で洗浄した後、アセトニトリルで洗浄し、室温で減圧乾燥した。収量10.8g、収率83%。
【0016】
次に1リットルビ−カ−にN,N−ジメチルホルムアミド500mlを入れ、下記構造式のカプラ−12.5g(0.042モル)
【化38】
Figure 0003703179
を溶解し、液温を5℃に冷却した後、先に得たホウフッ化塩8.2g(0.020モル)を溶解し、次いでトリエチルアミン5.1g(0.050モル)を5分間で滴下した。2時間撹拌した後、析出した顔料をろ取し、N,N−ジメチルホルムアミドで4回、水で3回洗浄した後、凍結乾燥した。収量15.0g、収率90%であった。
【0017】
Figure 0003703179
【0018】
本発明の電子写真感光体は、導電性支持体上に一般式()で示されるビスアゾ顔料を含有する感光層を有する。感光層の形態は公知のいかなる形態を取っていてもかまわないが、一般式()で示されるビスアゾ顔料を含有する感光層を電荷発生層とし、これに電荷輸送物質を含有する電荷輸送層を積層した機能分離した積層型の感光層が特に好ましい。
【0019】
電荷発生層は、前記のビスアゾ顔料を適当な溶剤中でバインダ−樹脂と共に分散した塗布液を導電性支持体上に公知の方法によって塗布することによって形成することができ、その膜厚は例えば5μm以下、好ましくは0.1〜1.0μmの薄膜層とすることが望ましい。
【0020】
この際用いられるバインダー樹脂は、広範な絶縁性樹脂あるいは有機光導電性ポリマ−から選択されるが、置換基を有してもよいポリビニルブチラール、ポリビニルベンザ−ル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン等が好ましく、置換基としては、メチル、エチル、プロピル等のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、アセチル、ベンジル等のアシル基、ジメチルアミノ等のアルキルアミノ基、フェニルカルバモイル基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル等のハロアルキル基等が挙げられる。バインダ−樹脂の使用量は電荷発生層中の含有率で80重量%以下、好ましくは40重量%以下である。また使用する溶剤は前記の樹脂を溶解し、後述の電荷輸送層や下引き層を溶解しないものから選択することが望ましい。具体的には、テトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサン等のエ−テル類、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン(MEK)等のケトン類、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)等のアミン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族類、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、四塩化炭素、トリクロルエチレン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類等が挙げられる。
【0021】
電荷輸送層は電荷発生層の上または下に積層され、電界の存在下電荷発生層から電荷キャリアを受取り、これを輸送する機能を有している。電荷輸送層は電荷輸送物質を必要に応じて適当なバインダ−樹脂と共に溶剤中に溶解し塗布することによって形成され、その膜厚は一般的には5〜40μmであるが15〜30μmが好ましい。
【0022】
電荷輸送物質は電子輸送性物質と正孔輸送性物質があり、電子輸送性物質としては、例えば2,4,7ートリニトロフルオレノン、2,4,5,7ーテトラニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシアノキノジメタン等の電子吸引性物質やこれら電子吸引性物質を高分子化したもの等が挙げられる。正孔輸送性物質としてはピレン、アントラセン等の多環芳香族化合物、カルバゾール系、インド−ル系、イミダゾ−ル系、オキサゾ−ル系、チアゾ−ル系、オキサジアゾ−ル系、ピラゾ−ル系、ピラゾリン系、チアジアゾ−ル系、トリアゾ−ル系化合物等の複素環化合物、pージエチルアミノベンズアルデヒドーN,Nージフェニルヒドラゾン、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾ−ル等のヒドラゾン系化合物、α−フェニル−4’−N,N−ジフェニルアミノスチルベン、5−[4−(ジ−p−トリルアミノ)ベンジリデン]−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン等のスチリル系化合物、ベンジジン系化合物、トリアリ−ルメタン系化合物、トリ(p−トリル)アミン、2−[ジ(p−トリル)]アミノビフェニル、1−[ジ(p−トリル)]アミノピレン等のトリアリ−ルアミン系化合物あるいは、これらの化合物からなる基を主鎖または側鎖に有するポリマ−(例えばポリ−N−ビニルカルバゾ−ル、ポリビニルアントラセン等)が挙げられる。これらの有機電荷輸送物質の他にセレン、セレンーテルル、アモルファスシリコン、硫化カドミウム等の無機材料も用いることができる。また、これらの電荷輸送物質は1種または2種以上組合せて用いることができる。
【0023】
電荷輸送物質が成膜性を有していないときには適当なバインダー樹脂を用いることができる。具体的には、アクリル樹脂、ポリアリレート、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリルースチレンコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアミド、塩素化ゴム等の絶縁性樹脂あるいはポリーNービニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン等の有機光導電性ポリマー等が挙げられる。
【0024】
感光層が形成される導電性支持体としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタン、ニッケル、インジウム、金や白金等が用いられる。またこうした金属あるいは合金を真空蒸着したプラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂等)や導電性粒子(例えばカーボンブラック、銀粒子等)を適当なバインダー樹脂と共にプラスチックまたは金属基板上に被覆した支持体あるいは導電性粒子をプラスチックや紙に含浸した支持体等を用いることができる。
【0025】
導電性支持体と感光層の中間にバリヤー機能と接着機能をもつ下引き層を設けることもできる。下引き層はカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイロン等)、ポリウレタン、酸化アルミニウム等によって形成できる。下引き層の膜厚は5μm以下、好ましくは0.1〜3μmが適当である。
【0026】
本発明の別の具体例として、前述のビスアゾ顔料と電荷輸送物質を同一層に含有させた電子写真感光体を挙げることができる。この際、電荷輸送物質としてポリ−N−ビニルカルバゾ−ルとトリニトロフルオレノンからなる電荷移動錯体を用いることもできる。この例の電子写真感光体は、前述のビスアゾ顔料と電荷移動錯体を適当な樹脂溶液中に分散させた液を塗布し乾燥して形成することができる。
【0027】
いずれの電子写真感光体においても用いる顔料である一般式(2)で示されるビスアゾ顔料の結晶形は非晶質であっても結晶質であってもよく、また、必要に応じて一般式(2)で示されるビスアゾ顔料を2種類以上組み合わせたり、公知の電荷発生物質と組み合わせて使用することも可能である。
【0028】
本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に利用するのみならず、レ−ザ−プリンタ−、CRTプリンタ−、LEDプリンタ−、液晶シャッタ−式プリンタ−、レ−ザ−製版等の電子写真応用分野にも幅広く用いることができる。
【0029】
また、本発明は、前記本発明の電子写真感光体、及び帯電手段、現像手段及びクリ−ニング手段からなる群より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカ−トリッジから構成される。
【0030】
また、本発明は前記本発明のの電子写真感光体、帯電手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有することを特徴とする電子写真装置から構成される。
【0031】
図1に本発明の電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す。図において、1はドラム状の本発明の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。感光体1は回転過程において、一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成されていく。
【0032】
形成された静電潜像は、次いで現像手段5によりトナ−現像され、現像されたトナ−現像像は、不図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより複写物(コピ−)として装置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表面は、クリ−ニング手段9によって転写残りトナ−の除去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し画像形成に使用される。尚、一次帯電手段3が帯電ロ−ラ−等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
【0033】
本発明においては、上述の感光体1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカ−トリッジを複写機やレ−ザ−ビ−ムプリンタ−等の電子写真装置本体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9の少なくとも1つを感光体1と共に一体に支持してカ−トリッジ化し、装置本体のレ−ル12等の案内手段を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカ−トリッジ11とすることができる。また、画像露光光4は、電子写真装置が複写機やプリンタ−である場合には、原稿からの反射光や透過光を用いる、あるいは、センサ−で原稿を読み取り、信号化し、この信号に従って行われるレ−ザ−ビ−ムの走査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッタ−アレイの駆動等により照射される光である。
【0034】
一方、ファクシミリのプリンタ−として使用する場合には、画像露光光4は受信デ−タをプリントするための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロック図で示したものである。コントロ−ラ−14は画像読取部13とプリンタ−22を制御する。コントロ−ラ−14の全体はCPU20により制御されている。画像読取部13からの読取デ−タは、送信回路16を通して相手局に送信される。相手局から受けたデ−タは受信回路15を通してプリンタ−22に送られる。画像メモリには所定の画像デ−タが記憶される。プリンタ−コントロ−ラ−21はプリンタ−22を制御している。17は電話である。回線18から受信された画像(回線を介して接続されたリモ−ト端末からの画像情報)は、受信回路15で復調された後、CPU20によって画像情報を複号処理され順次画像メモリ19に格納される。そして、少なくとも1ぺ−ジの画像が画像メモリ19に格納されると、そのペ−ジの画像記録を行う。CPU20は、画像メモリ19から1ペ−ジの画像情報を読み出し、プリンタ−コントロ−ラ−21に複号化された1ペ−ジの画像情報を送出する。プリンタ−コントロ−ラ−21は、CPU20からの1ペ−ジの画像情報を受け取ると、そのペ−ジの画像情報記録を行うべくプリンタ−22を制御する。CPU20は、プリンタ−22による記録中に、次のペ−ジの受信を行っている。このようにして、画像の受信と記録が行われる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の電子写真感光体は、例えば次のようにして製造される。
【0036】
アルミ支持体上にナイロン系樹脂を溶剤に溶解した液をマイヤバ−で塗布、乾燥し下引き層を形成し、次に、電荷発生物質として前記顔料例1のビスアゾ顔料をシクロヘキサノンにポリビニルベンザ−ルを溶解した液を加え、サンドミルで分散し、調製した分散液を先に形成した下引き層の上にマイヤ−バ−で塗布、乾燥して電荷発生層を形成し、次いで、電荷輸送物質としてスチリル系化合物とポリカ−ボネ−トZ樹脂をクロロベンゼンに溶解して調製した液を電荷発生層の上にマイヤ−バ−で塗布、乾燥して電荷輸送層を形成することによって所期の電子写真感光体を作成することができる。
【0037】
また、上記電子写真感光体を例えば図1に示すように一次帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段を一体に一体に支持したプロセスカ−トリッジを設けることが出来る。
【0038】
また、図2に示すように本発明の電子写真感光体を備えた電子写真装置として例えばプリンタ−をファクシミリにおけるプリンタ−として用いることができる。
【0039】
【実施例】
実施例1〜3、6、7、9〜16
アルミ支持体上にメトキシメチル化ナイロン樹脂(平均分子量32000)5gとアルコール可溶性共重合ナイロン樹脂(平均分子量29000)10gをメタノール95gに溶解した液をマイヤバーで塗布し、乾燥後の膜厚が1μmの下引き層を形成した。
【0040】
次に、顔料例1のビスアゾ顔料5gをシクロヘキサノン95gにポリビニルベンザ−ル(ベンザ−ル化度75モル%以上)2gを溶解した液を加え、サンドミルで20時間分散した。この分散液を、先に形成した下引き層の上に乾燥後の膜厚が0.2μmとなるようにマイヤ−バ−で塗布し、電荷発生層を形成した。
【0041】
次いで、下記構造式で示されるスチリル化合物5g
【化39】
Figure 0003703179
とポリカ−ボネ−トZ樹脂(数平均分子量55000)5gをクロロベンゼン40gに溶解し、この液を電荷発生層の上にマイヤ−バ−で塗布し乾燥して、20μmの電荷輸送層を形成し、実施例1の電子写真感光体を作成した。
【0042】
顔料例1のビスアゾ顔料に代えて、他の顔料を用いて実施例2、3、6,7、9〜16に対応する電子写真感光体を全く同様にして作成した。
【0043】
実施例1〜3、6、7、9〜16で作成した電子写真感光体を川口電機(株)製、静電複写紙試験装置Model SP−428を用いて−5KVのコロナ放電で負に帯電し、1秒間暗所放置した後、ハロゲンランプを用いて照度10ルックスの光で露光し、帯電特性を評価した。帯電特性としては表面電位Vと暗所放置後の表面電位が1/2に減衰するのに必要な露光量E1/2を測定した。結果を表10に示す。
【0044】
比較例1〜10
実施例1において用いたビスアゾ顔料を下記構造式で示されるビスアゾ顔料に代えた他は、実施例1と全く同様にして電子写真感光体を作成し、同様に帯電特性を評価した。結果を表10に示す。
比較顔料1
【化40】
Figure 0003703179
比較顔料2
【化41】
Figure 0003703179
比較顔料3
【化42】
Figure 0003703179
比較顔料4
【化43】
Figure 0003703179
比較顔料5
【化44】
Figure 0003703179
比較顔料6
【化45】
Figure 0003703179
比較顔料7
【化46】
Figure 0003703179
比較顔料8
【化47】
Figure 0003703179
比較顔料9
【化48】
Figure 0003703179
比較顔料10
【化49】
Figure 0003703179
【0045】
【表10】
Figure 0003703179
【0046】
これ等の結果から、本発明の電子写真感光体は十分な帯電能と優れた感度を有していることが知られる。
【0047】
実施例17、18、20、21
実施例1、3、12、13及び15で作成した電子写真感光体を−6.5KVのコロナ帯電器、露光光学系、現像器、転写帯電器、除電露光光学系及びクリーナーを備えた電子写真複写機のシリンダーに貼り付けた。初期の暗部電位Vと明部電位Vをそれぞれ−700V、−200V付近に設定し、5000回繰り返し使用した際の暗部電位の変動量(△V)と明部電位の変動量(△V)を測定した。結果を表11に示す。なお、電位変動における負符号は電位の絶対値の低下を表わし、正符号は電位の絶対値の増加を表わす。
【0048】
比較例11〜14
比較例1、2、6及び9で作成した電子写真感光体について、実施例17と同様の方法により繰り返し使用時の電位変動量を測定した。結果を表11に示す。
【0049】
【表11】
Figure 0003703179
【0050】
上記の結果から、本発明の電子写真感光体は繰り返し使用時の電位変動が少ないことが知られる。
【0051】
実施例22
アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフィルムのアルミ面上に膜厚0.5μmのポリビニルアルコ−ルの下引き層を形成した。この上に、顔料例6のビスアゾ顔料5gをシクロヘキサノン95gにブチラ−ル樹脂(ブチラ−ル化度63モル%)2gを溶解した液を加え、実施例1と同様に調製した分散液を塗布乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0052】
次いで下記構造式のヒドラゾン化合物5g
【化50】
Figure 0003703179
とポリカ−ボネ−トZ樹脂(重量平均分子量55000)5gをテトラヒドロフラン40gに溶かした液を電荷発生層の上に塗布乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。作成した電子写真感光体について帯電特性と耐久特性を実施例1及び実施例17と同じ方法によって測定した。結果を示す。
0 :−705V、E1/2 :1.2ルックス・秒
ΔVD :−10V、ΔVL :+15V
【0053】
実施例23
アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフィルムのアルミ面上に膜厚0.5μmのポリビニルアルコ−ルの下引き層を形成した。この上に、顔料例29のビスアゾ顔料5gをテトラヒドロフラン95gにポリ−p−フルオロビニルベンザ−ル(ベンザ−ル化度75モル%以上)2gを溶解した液に加え、実施例1と同様に調製した分散液を塗布乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0054】
次いで、下記構造式のトリアリ−ルアミン化合物5g
【化51】
Figure 0003703179
とポリカ−ボネ−トZ樹脂(重量平均分子量55000)5gをクロロベンゼン40gに溶かした液を電荷発生層の上に塗布乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。作成した電子写真感光体について帯電特性と耐久特性を実施例1及び実施例17と同じ方法によって測定した。結果を示す。
0 :−680V、E1/2 :1.2ルックス・秒
ΔVD :−15V、ΔVL :−5V
【0055】
実施例24
実施例1と同様にして顔料例31のビスアゾ顔料を用いて膜厚0.2μmの電荷発生層を形成し、次いで、この上に下記構造式のアリ−ルアミン化合物5g
【化52】
Figure 0003703179
をポリカ−ボネ−トZ樹脂(数平均分子量80000)5gをクロロベンゼン40gに溶解した液に溶かして得た液を塗布乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。作成した電子写真感光体について、帯電特性と耐久特性を実施例1及び実施例17と同じ方法によって測定した。結果を示す。
0 :−700V、E1/2 :1.2ルックス・秒
ΔVD :−10V、ΔVL :+10V
【0056】
この結果より本発明の電子写真感光体は、各種の電荷輸送物質をを用いても十分な帯電能と優れた感度及び耐久特性を有することが知られる。
【0057】
実施例25
実施例1で作成した電子写真感光体の電荷発生層と電荷輸送層を逆の順番で塗布形成して電子写真感光体を作成し、実施例1と同様の方法により帯電特性を評価した。ただし、帯電は正帯電とした。結果を示す。
0 :+710V、E1/2 :1.8ルックス・秒
【0058】
実施例26
実施例1で作成した電荷発生層上に2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン5gとポリ−4,4’−ジオキシジフェニル−2,2−プロパンカ−ボネ−ト(分子量300000)5gをテトラヒドロフラン50gに溶解した液をマイヤ−バ−で塗布し、乾燥後の膜厚が21μmの電荷輸送層を形成した。作成した電子写真感光体について実施例1と同じ方法で帯電特性を評価した。ただし、帯電は正帯電とした。
0 :+700V、E1/2 :2.1ルックス・秒
【0059】
実施例27
顔料例31の0.5gをシクロヘキサノン9.5gと共にペイントシェイカ−で5時間分散した。ここへ実施例1で用いたと同じ電荷輸送物質5gとポリカ−ボネ−ト樹脂5gをテトラヒドロフラン40gに溶解した液を加え、さらに1時間振とうした。こうして調製した塗布液をアルミ支持体上にマイヤ−バ−で塗布乾燥して膜厚が20μmの感光層を形成した。作成した電子写真感光体を実施例1と同様の方法で帯電特性を評価した。ただし、帯電は正帯電とした。結果を示す。
0 :+680V、E1/2 :2.3ルックス・秒
【0060】
【発明の効果】
本発明の電子写真感光体は、感光層に特定構造のビスアゾ顔料を用いたことにより、感光層内部における電荷キャリアの発生効率ないしは注入効率のいずれか一方あるいは双方が改善され、感度や繰り返し使用時の電位安定性に優れた特性が得られるという顕著な効果を奏し、また、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置においても同様の顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の電子写真感光体を有するファクシミリのブロックの例を示す図である。
【符号の説明】
1 本発明の電子写真感光体
2 軸
3 一次帯電手段
4 画像露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 像定着手段
9 クリ−ニング手段
10 前露光光
11 プロセスカ−トリッジ
12 レ−ル
13 画像読取部
14 コントロ−ラ−
15 受信回路
16 送信回路
17 電話
18 回線
19 画像メモリ
20 CPU
21 プリンタ−コントロ−ラ−
22 プリンタ−

Claims (4)

  1. 導電性支持体上に一般式(2)で示されるビスアゾ顔料を含有する感光層を有することを特徴とする電子写真感光体。
    一般式(2)
    Figure 0003703179
    式中、Arは、
    Figure 0003703179
    Figure 0003703179
    Figure 0003703179
    Figure 0003703179
    Figure 0003703179
    Figure 0003703179
    Figure 0003703179
    あるいは
    Figure 0003703179
    (上記基において、R及びRは同一または異なって水素原子、アルキル基またはハロゲン原子、R及びRは水素原子、ハロゲン原子またはシアノ基を表わし、Rは水素原子,置換または非置換のアリ−ル基または置換または非置換の複素環基を表わす)を表わし,R10は水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基またはハロアルキル基を表わす。
  2. 感光層が一般式(2)で示されるビスアゾ顔料を含む電荷発生層と電荷輸送層の少なくとも2層からなる請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 請求項1または2記載の電子写真感光体、及び帯電手段、現像手段及びクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 請求項1または2記載の電子写真感光体、帯電手段、像露光手段、現像手段及びクリーニング手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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