JPH0990327A - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0990327A
JPH0990327A JP24803595A JP24803595A JPH0990327A JP H0990327 A JPH0990327 A JP H0990327A JP 24803595 A JP24803595 A JP 24803595A JP 24803595 A JP24803595 A JP 24803595A JP H0990327 A JPH0990327 A JP H0990327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
color
display element
crystal layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24803595A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Aomori
繁 青森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP24803595A priority Critical patent/JPH0990327A/ja
Publication of JPH0990327A publication Critical patent/JPH0990327A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1画素内に異なる液晶層を複数、分離形成
し、光の利用効率を高めた液晶表示素子の製造工程を簡
略化する。液晶層を仕切る隔壁に、対向基板側に設けら
れるブラックマトリクスとしての機能を兼ねさせ、ブラ
ックマトリクスを無くする。 【解決手段】 絶縁性基板1の上のR・G・Bの各液晶
層5a・5b・5cが形成される部位に黒色顔料を含む
高分子材料からなる高分子膜8を形成する。該高分子膜
8に、高光強度を有するパルス幅数10n秒程度のパル
ス光をマスクパターンを介して照射し、照射表面を瞬間
的に分解、エッチングして、垂直方向に加工すること
で、R・G・Bの各液晶層5a・5b・5cが形成され
る空間部を形成し、高分子膜8を液晶層を仕切る隔壁か
らなる保持層4に加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッ
サ、ノート型コンピュータ、携帯型情報端末等のOA
(オフィスオートメーション)機器、各種映像機器、及
びゲーム機器等に好適に用いられる液晶表示素子の製造
方法、及び液晶表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサやノート型コン
ピュータ及び携帯型情報端末或いは携帯型テレビ等への
液晶表示素子の応用が急速に進展している。従来の液晶
表示素子には、TN(ツイストネマティック)方式並び
にSTN(スーパーツイストネマティック)方式の透過
型液晶表示素子が用いられている。このTN,STNモ
ードは、一組の偏光板の間に液晶表示素子を配置し、後
方に配したバックライトからの光に対して、この液晶表
示素子の光学的性質、即ち電圧無印加時の旋光特性と、
電圧印加時の旋光解消特性とを利用してモノクロ(白
黒)表示を行うものである。
【0003】また、カラー化については、通常、表示1
画素を赤(R)、緑(G)、青(B)の微小寸法のカラ
ーフィルタを用いた3種類の絵素で構成し、各絵素を上
記TN及びSTNモードを用いてスイッチングを行い加
法混色によりマルチカラー表示やフルカラー表示を行
う。この原理は、現在アクティブマトリクス駆動や単純
マトリクス駆動を利用した液晶表示素子に広く使われて
いる。
【0004】ところが、このような液晶表示素子のシス
テムの光利用効率はたった数%でしかなく、そのため、
明るいカラー表示を行うためには、消費電力の大きなバ
ックライトを用いる必要性があり、特に、携帯型情報端
末や携帯型テレビに関しては、その消費電力の大部分が
このバックライトによるものとなっている。このため、
従来のシステムでは、本来液晶表示素子の利点とされて
いる低消費電力性が失われてしまうといった問題があ
り、その解決策としては、光の利用効率を改善する方法
と、光源としてバックライトを用いない反射型液晶表示
素子とする方法とが考えられる。
【0005】このうち、光の利用効率を改善する方法と
しては、第1に入射する光の約1/2を無くしてしまう
偏光板を用いないことが考えられる。偏光板を用いずに
表示を行う方式としては、分子の短軸方向と長軸方向と
で吸光度の異なる色素(2色性色素)を液晶に添加す
る、所謂ゲストホストモードが用いられる。ゲストホス
トモードは、偏光板を使用するハイルマイヤー型、偏光
板を使用しないホワイト・テイラー型(相転移型)及び
2層型、ゲストホストを高分子中に分散したPDLC
(Polymer Disper sed Liquid Crystal)型等に分類され
る。動作原理は何れの場合も同様であり、色素分子の配
向を、印加電圧による液晶分子の配向を介して制御を行
い、色素分子方向による吸光度の差が表示色に反映され
る。
【0006】これを用いたカラー表示の例として、特開
平4−369617号公報には、液晶に加える2色性色
素を選択し、液晶層がR・G・Bの各色を呈するように
色素を混入し、この液晶を高分子内に分散させたPDL
C液晶層を各絵素毎に分離して配置し、カラー表示を行
う方法が開示されている。
【0007】これにおいては、ITO(Indium Tin Oxid
e)電極が形成された一対の基板間に仕切りが設けられて
おり、この仕切りと基板とでR・G・Bに対応する各液
晶層を独立して保持する分割セルが形成され、この分割
セル内に各液晶層が形成されている。上記の仕切りは、
絶縁体を塗布した後、フォトリソグラフィーとエッチン
グにより形成されており、R・G・Bの各液晶は分離注
入されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な1画素内の液晶層が複数に分離形成されてなる液晶表
示素子は、その製造工程が煩雑になり、工程数が多いと
いった問題点がある。
【0009】つまり、従来、液晶層を分離形成するため
の仕切りが、フォトリソグラフィーとエッチングにて形
成されているため、仕切りを形成するためには、露光・
現像・エッチングといった多くの工程が必要となり、液
晶表示素子の製造工程が煩雑化することとなる。
【0010】本発明は、上記課題に鑑み成されたもので
あって、その目的は、1画素内に異なる液晶層が複数、
分離形成された、光の利用効率の高い液晶表示素子を提
供すること、及び、上記液晶表示素子を少ない工程数で
簡便に製造し得る製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載の液晶表示素子の製造方法
は、1画素を同一面内で複数に分割する隔壁が設けら
れ、該隔壁と一対の基板とで構成される複数の分割セル
内に、異なる液晶層が分離形成されてなる液晶表示素子
の製造方法において、上記隔壁を、高分子膜をアブレー
ション加工することで形成することを特徴としている。
【0012】アブレーションとは、高分子表面に高光強
度を有するパルス幅数10n秒程度のパルス光を照射し
たときに、その照射表面が瞬間的に分解、エッチングさ
れる現象のことであり、この現象を用いた高分子体の加
工がアブレーション加工である。アブレーション加工で
は、アブレーションが起こり得る高光強度のパルス光を
マスクパターンを介して照射することにより、高分子表
面にマスクパターンと同様のパターニングを行い、垂直
方向に加工していくことができる。
【0013】この場合、光源の有するフォトンエネルギ
ーが加工される高分子材料の化学結合より強いエネルギ
を有し、尚且つ照射光の波長に吸収を有していれば、加
工可能である。また、パターン加工の深さ方向の制御は
照射パルス数により制御可能であり、数10nm・パル
-1の精度で制御が可能である。そして、アブレーショ
ン加工で通常使用される光源は紫外光であるから、微細
パターンを転写する場合に、高解像度が得られるという
特徴もある。また、通常のフォトリソグラフィーとエッ
チングとの組み合わせによる微細加工のように、煩雑な
工程は必要なくパターニングとエッチングを同時に行う
ことができることから、簡易なプロセスで高分子膜を加
工することができるといった利点を備えている。
【0014】したがって、本発明のように、高分子膜を
アブレーション加工して隔壁を形成することで、従来の
フォトリソグラフィーとエッチングにて形成する構成に
比べて、分割セルの形成に要する工程数が大幅に削減さ
れることとなり、ひいては、液晶表示素子の製造に要す
る工程数を削減できる。
【0015】本発明の請求項2記載の液晶表示素子は、
1画素を同一面内で複数に分割する隔壁が設けられ、該
隔壁と一対の基板とで構成される複数の分割セル内に、
異なる液晶層が分離形成されてなる液晶表示素子におい
て、上記隔壁が、黒色顔料を含有した高分子材料から形
成されていることを特徴としている。
【0016】これによれば、上記隔壁が、黒色顔料を含
有した高分子材料から形成されているので、この隔壁
は、通常各色の絵素間及び能動素子上に合わせて対向基
板側に形成されるブラックマトリクスとしての機能を有
するようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明に係る実施の一形態について、
図1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、ここでは、透過型のカラー液晶表示素子を作製
する場合を例示する。
【0018】まず、本実施の形態の製造方法で作製され
る透過型カラー液晶表示素子の構造を、1画素の断面図
である図3に基づいて簡単に説明する。図に示すよう
に、例えばガラス基板等の透明な2枚の絶縁性基板1・
7が対向して配されており、絶縁性基板7の基板対向面
には、対向電極6が、他方の絶縁性基板1の基板対向面
には、1画素あたりR・G・Bに対応した3つの液晶駆
動用能動素子2a・2b・2cと、これら液晶駆動用能
動素子2a・2b・2cに接続した液晶駆動用透明電極
3a・3b・3cとがそれぞれ形成されている。そし
て、絶縁性基板1・7の間には、1画素内を3つに仕切
る隔壁からなる保持層4が設けられ、この保持層4と絶
縁性基板1・7とで3つの分割セルが形成されており、
各分割セル内に、R・G・Bに対応した3つの液晶層5
a・5b・5cが分離形成されている。
【0019】次いで、本実施の形態の液晶表示素子の製
造方法を、図1及び図2に基づいて詳細に説明する。ま
ず、図1(a)に示すように、透明な絶縁性基板1の上
に、1画素あたり3つの液晶駆動用能動素子2a・2b
・2cを形成する。液晶駆動用能動素子2a・2b・2
cとしては、一般にアクティブマトリクス駆動方式の液
晶表示素子に用いられている、MIM(Metal-Insulate
r-Metal)のような2端子素子やa−Si(アモルファス
シリコン)からなるTFT(Thin Film Transister) の
ような3端子素子をそのまま用いることが可能であり、
従来と同様の製造工程によって形成することができる。
ここでは、a−Si TFTを液晶駆動用能動素子2a
・2b・2cとして絶縁性基板1上に形成した。
【0020】次に、これら液晶駆動用能動素子2a・2
b・2cに接続するように、液晶駆動用透明電極3a・
3b・3cを形成する。ここでは、ITO(Indium Tin
Oxide)からなる透明電極膜をスパッタ法により膜厚30
0nmで成膜し、フォトリソグラフィー及びエッチング
によりパターニングした。
【0021】続いて、図1(b)に示すように、絶縁性
基板1上に後述の保持層4となる高分子膜8を形成す
る。高分子膜8の材料としては、PMMA(polymethyl
methacrylate)やポリイミド、エポキシ樹脂等を用いる
ことができるが、特にこれらに限定されることはなく、
後述する高分子膜8の加工が可能な材料であれば、保持
層4の材料として用いることができる。また、保持層4
となる高分子材料内に黒色顔料等を含有させた材料を用
いることで、従来カラーフィルタの各色間に形成されて
いたブラックマトリクスと同様の効果を持たせることが
可能となる。また、高分子膜8の膜厚が後述する液晶層
5a・5b・5cの膜厚、すなわちセルギャップとなる
ことから、このとき、高分子膜8は膜厚3〜20μm、
さらに望ましくは膜厚4〜10μmで形成される。ここ
では、PMMAに黒色顔料を含有させた高分子材料を用
い、大面積に成膜が可能なスピンコート法により膜厚8
μmで高分子膜8を成膜した。
【0022】次に、図1(c)(d)、図2(a)(b)
(c)に示すように、絶縁性基板1上に形成された高分
子膜8に対して、レーザー光によりアブレーション加工
を行って、空間部9a・9b・9cを形成すると共に、
各空間部9a・9b・9c内にR・G・Bの各色にぞれ
ぞれ対応した液晶層5a・5b・5cを形成する。高分
子膜8は、空間部9a・9b・9cが形成されること
で、R・G・Bの液晶層5a・5b・5cを仕切る隔壁
に加工されて保持層4となり、この保持層4と絶縁性基
板1、及び後述する絶縁性基板7により、液晶層5a・
5b・5cを形成する分割セルが形成される。
【0023】上記のアブレーションとは、図4(a)に
示すように、高分子体10の表面に高光強度を有するパ
ルス幅数10n秒程度のパルス光11を照射したとき
に、同図(b)に示すように、その照射表面が瞬間的に
分解され、同図(c)に示すように、エッチングされる
現象のことである(参照:新納弘之氏の「真空紫外光に
よるポリマーの精密加工」BOUNDARY,Vol.
11,No.4,P.18〜20,1995)。通常、
パルス光11を発する光源としては、例えばエキシマレ
ーザー光のような紫外パルス光を発するものが用いら
れ、パルス光11が、パルス幅20n秒の時、数10m
J・cm-2・パルス-1程度の照射エネルギーを有してい
る場合、アブレーション現象が起こる。
【0024】このようなアブレーション現象を利用し
て、図4(a)に示すように、光源からパルス光11を
照射する際にマスクパターン12を介することで、高分
子体10の表面にマスクパターン12と同様のパターニ
ングを行い、垂直方向に加工することができる。これが
高分子のアブレーション加工である。
【0025】この場合、光源の有するフォトンエネルギ
ーが加工される高分子材料の化学結合より強いエネルギ
ーを有し、尚かつ照射光の波長に吸収を有していれば、
アブレーション加工が可能である。パターン加工の深さ
方向の制御は照射パルス数により制御可能であり、数1
0nm・パルス-1の精度で制御が可能である。また、通
常使用される光源は紫外光であるから波長が短く、微細
パターンを転写する場合に、高解像度が得られるという
特徴がある。さらに、通常のフォトリソグラフィーとエ
ッチングとの組み合わせによる微細加工のように、煩雑
な工程は必要なくパターニングとエッチングを同時に行
うことができることから、簡易なプロセスで高分子を加
工することができるといった利点も有している。
【0026】液晶層5a・5b・5cの液晶材料として
は、例えばゲストとしてR・G・Bの各色に対応した2
色性色素を、ホストとなる液晶材料に組み合わせたゲス
トホスト液晶材料や、同ゲストホスト液晶材料をマイク
ロカプセル化し、高分子中に分散させたPDLC液晶材
料を用いることができる。液晶層5a・5b・5cの形
成方法としては、微小量吐出装置を用いて空間部9a・
9b・9c内に選択的に液晶を注入する滴下注入法や、
乳化した液晶材料やPDLC液晶材料を用いて画素に対
応した液晶材料によるパターンを作製し、印刷法により
転写して形成する方法がある。
【0027】ここでは、紫外光である波長249nmの
KrFエキシマレーザー光源を用い、1画素内を幅10
0μm、長さ300μm、パターン間隔100μmで3
分割して、深さ8μmにわたって空間部9a・9b・9
cを形成した。このときの加工条件は、KrFエキシマ
レーザー光の光強度20mJ・cm-2・パルス-1、照射
パルス数50パルス、アブレーションによるPMMA膜
(高分子膜8)のエッチングレートは60nm・パルス
-1であった。画素形成後、特に洗浄工程は必要としなか
った。
【0028】また、液晶材料としてホスト液晶にZLI
−4792(メルク社製)を用い、R・G・Bの各色の
2色性色素を溶解し、この各色のゲストホスト液晶をマ
イクロカプセル化して紫外硬化型樹脂に添加したPDL
C液晶を用いた。
【0029】具体的には、まずは、図1(c)に示すよ
うに、アブレーション加工によりR色の分割画素部分に
空間部9aのみを形成した後、同図(d)に示すよう
に、R色のPDLC液晶材料を塗布し、マスクを用いて
R色の分割画素部分にのみ紫外光を照射して紫外硬化型
樹脂を硬化させ、空間部9a内にR色のPDLC液晶層
5aを固定化した。その後、絶縁性基板1を溶媒等で洗
浄して、不要部分の液晶材料を除去した。ここで、不要
部分の液晶材料は、紫外線が未照射であるため、簡単に
除去できる。次に、同様の工程を経て、図2(a)に示
すように、G色の分割画素部分に空間部9bのみを形成
した後、同図(b)に示すように、G色の液晶層5bを
形成し、最後に、B色の分割画素部分に空間部9cのみ
を形成した後、同図(c)に示すように、B色の液晶層
5cを形成した。
【0030】その後、図2(d)に示すように、対向基
板となるガラス等の透明な絶縁性基板7の上に、透明対
向電極6を形成する。ここでは、ITOからなる透明電
極膜をスパッタ法により膜厚300nmで成膜した。
尚、通常、対向基板には、各色の絵素間及び液晶駆動用
能動素子上に合わせてブラックマトリクスを形成する
が、ここでは、保持層4を形成する高分子材料に黒色顔
料を含有させたものを用いたので、保持層4がブラック
マトリクスとして機能するため必要なかった。
【0031】最後に、上記工程を経て作製された下側の
絶縁性基板1と対向基板である絶縁性基板7とをシール
剤(図示しない)を用いて貼り合わせる。これにより、
透過型カラー液晶表示素子が作製される。
【0032】以上のように、本実施の形態の製造方法で
は、液晶層5a・5b・5cを分離形成するための保持
層4を、高分子膜8をアブレーション加工することで形
成している。したがって、絶縁膜を塗布し、フォトリソ
グラフィーとエッチングとで加工することで形成してい
た従来の方法に比べて、保持層4の形成に要する工程数
が大幅に削減されており、液晶表示素子の製造の簡略化
が可能となっている。
【0033】しかも、アブレーション加工では、波長の
短い紫外光を用いているので、微細パターンを転写する
場合に高解像度が得られ、液晶表示素子の高密度化、高
精細化にも容易に対応できる。
【0034】また、高分子膜8を形成する高分子材料
に、黒色顔料を含有させたものを用い、保持層4に通常
各色の絵素間及び能動素子上に合わせて対向基板側に形
成されるブラックマトリクスとしての機能を担わせるよ
うになっているので、ブラックマトリクスを別途設ける
必要もなく、液晶表示素子を製造に要する工程数をさら
に削減でき、さらなる簡略化が可能となっている。
【0035】また、R・G・Bの各色の液晶層5a・5
b・5cを形成する際、R色の空間部9aのみを形成し
てR色の液晶層5aを形成し、同様に、G色の空間部9
bのみを形成してG色の液晶層5bを形成し、B色の空
間部9cのみを形成してB色の液晶層5cを形成してい
るので、空間部9a・9b・9c内に所定の色以外の他
の色素を有する液晶材料が混入する虞れがない。そし
て、たとえこのように3回に分けて空間部9a・9b・
9cを形成したとしても、その形成はアブレーション加
工により、光照射のみで行われるため、通常の感光性樹
脂を用いて、同様の高分子材料による仕切り(隔壁)を
形成する方法と比較して、現像、洗浄工程が必要なく工
程の簡略化が可能である。
【0036】そして、図3に示す透過型カラー液晶表示
素子は、R・G・Bの各色に対応したPDLC液晶層か
らなる液晶層5a・5b・5cが各画素内に分割形成さ
れていることから、表示に偏光板を用いることなく、従
来のTN方式の液晶表示素子に比べ明るい表示を行うこ
とが可能となる。
【0037】また、保持層4が液晶表示素子の厚み方向
に力が加わったとき支柱として働くので耐圧力性が高く
なり、使用時に厚み方向に力が加えられるペン入力デバ
イス等と組み合わせて用いるタイプの液晶表示素子とし
て適している。この種の液晶表示素子では、従来、別途
に支柱等を設けていたがその必要がなくなる。
【0038】また、液晶層5a・5b・5cと、液晶層
を分離形成できるので、封入される液晶の配向状態を各
々異ならせることで、液晶表示素子の視野角特性を改善
し、高視野角特性を有する液晶表示素子とすることもで
きる。
【0039】〔実施の形態2〕本発明に係る他の実施の
形態について図5ないし図8に基づいて説明すれば、以
下の通りである。尚、ここでは、反射型のカラー液晶表
示素子を作製する場合を例示する。
【0040】まず、本実施の形態の製造方法で作製され
る反射型カラー液晶表示素子の構造を、1画素の断面図
である図5に基づいて簡単に説明する。図に示すよう
に、3枚の透明な絶縁性基板21・30・31が、絶縁
性基板21と絶縁性基板31とで絶縁性基板30を挟持
するように配置されている。絶縁性基板21の基板対向
面には、1画素あたり3つの液晶駆動用能動素子22a
・22b・22cと、これら液晶駆動用能動素子22a
・22b・22cに接続した液晶駆動用透明電極25a
・25b・25cと、3つの誘電体ミラー24a・24
b・24cと、光吸収層23とが形成されている。一
方、絶縁性基板31の基板対向面には、液晶駆動用能動
素子32a・32b・32cと、これら液晶駆動用能動
素子32a・32b・32cに接続した液晶駆動用透明
電極33a・33b・33cとが形成されている。絶縁
性基板30の基板対向面である両面には、対向電極28
・29が形成されている。
【0041】そして、絶縁性基板21と絶縁性基板30
と間には、1画素を2つに分割する隔壁からなる保持層
26が設けられており、この保持層26と絶縁性基板2
1・30とで形成される分割セル内に、下層側液晶層部
を構成するマゼンタ(M)色の液晶層27aと、シアン
(C)色の液晶層27bとが分離形成されている。ま
た、絶縁性基板30と絶縁性基板31と間には、1画素
を2つに分割する隔壁からなる保持層34が設けられて
おり、この保持層34と絶縁性基板30・31とで形成
される分割セル内に、上層側液晶層部を構成するイエロ
ー(Y)色の液晶層35aと、M色の液晶層35bとが
分離形成されている。
【0042】次いで、本実施の形態の液晶表示素子の製
造方法を、図6〜図8に基づいて詳細に説明する。ま
ず、図6(a)に示すように、絶縁性基板21の上に液
晶駆動用能動素子22a・22b・22cを形成する。
尚、絶縁性基板21としては、反射型液晶表示素子であ
るから特に透明である必要はない。液晶駆動用能動素子
22a・22b・22cとしては、一般にアクティブマ
トリクス駆動方式の液晶表示素子に用いられている、M
IMやa−Si TFTを従来の製造工程そのままで用
いることが可能である。ここでは、液晶駆動用能動素子
22a・22b・22cとしてa−Si TFTを絶縁
性基板21上に形成した。
【0043】次に、図6(b)に示すように、表示のた
めの光吸収層23を形成する。ここでは、黒色顔料を混
入したポリイミド樹脂を用い、スピンコート法により膜
厚500nmで絶縁性基板21の全面に形成した。
【0044】続いて、図6(c)に示すように、C・M
・Yの各色のみを選択的に反射する誘電体ミラー24a
・24b・24cを1画素の各絵素に対応した位置に各
々形成する。選択反射型の誘電体ミラー24a・24b
・24cは、誘電率の異なる2種類の透明な無機誘電体
薄膜を交互に積層して形成される。
【0045】ここでは、無機誘電体膜として二酸化珪素
膜(SiO2 :屈折率n=1.46)と二酸化チタン膜
(TiO2 :n=2.4)を用い、これをスパッタ法等
により、交互に薄膜積層することにより、各誘電体ミラ
ー24a・24b・24cを作製した。選択反射される
波長は、誘電体ミラーの層数と厚さにより決定され、誘
電体ミラー24a・24b・24cは各々、減法混色法
に必要なC・M・Yの各色のみを反射する反射板として
機能するように最適化されている。また、ここでは、各
波長に合わせた最適化した誘電体多層膜を成膜、フォト
リソグラフィー及びエッチングを3回繰り返して誘電体
ミラー24a・24b・24cを作製した。誘電体ミラ
ー24a・24b・24cを通り抜けた残りの光(R・
G・B)は、下部に設けられた光吸収層23に吸収され
る。
【0046】次に、図6(d)に示すように、各絵素に
対応した誘電体ミラー24a・24b・24cの上に、
液晶駆動用能動素子22a・22b・22cと接続する
ように液晶駆動用透明電極25a・25b・25cを形
成する。ここでは、ITOからなる透明電極膜をスパッ
タ法により、膜厚100nmで成膜し、フォトリソグラ
フィー及びエッチングにより、各誘電体ミラー24a・
24b・24cの上に形成した。
【0047】次に、図7(a)に示すように、下層側液
晶層部を分離形成するための保持層26となる高分子膜
36を絶縁性基板1上に形成する。ここでは、高分子膜
36として、PMMA樹脂に黒色顔料を含有させた高分
子材料をスピンコート法により膜厚3μmで成膜した。
【0048】続いて、図7(b)に示すように、成膜し
た高分子膜36に対して、レーザー光により前述のアブ
レーション加工を行い、各液晶駆動用透明電極25a・
25b・25cの上に、M色の液晶層27aを形成する
空間部37aと、C色の液晶層27bを形成する空間部
37bとを形成する。高分子膜36は、空間部37a・
37bが形成されることで、M色・C色の液晶層27a
・27bを仕切る隔壁に加工されて保持層26となり、
この保持層26と絶縁性基板21、及び後述する絶縁性
基板30により、液晶層27a・27bを形成する分割
セルが形成される。
【0049】ここでは、紫外光である波長249nmの
KrFエキシマレーザー光源を用いて、分離用マスクパ
ターンを用いて形成した。このときの加工条件は、Kr
Fエキシマレーザー光の光強度20mJ・cm-2・パル
-1、照射パルス数50パルス、アブレーションによる
PMMA膜(高分子膜36)のエッチングレートは60
nm・パルス-1であった。
【0050】続いて、図7(c)に示すように、保持層
26内の空間部37a・37b内に、液晶層27a・2
7bを形成する。ここでは、C色のみを選択反射する誘
電体ミラー24aの上には、M色の2色性色素(例えば
三井東圧染料社製M−618)をホストとなる液晶(例
えばメルク社製ZLI−4792)内に溶解したゲスト
ホスト液晶層を、M色・Y色のみを選択反射する誘電体
ミラー24b・24cの上には、C色の2色性色素(例
えば三井東圧染料社製SI−497)を用いたゲストホ
スト液晶層を、各々PVA(Polyvinyl Alchol) 等の水
溶液中に添加し、乳化して乳化溶液としたものを用い
て、印刷法により液晶層27a・27bを形成した。液
晶層27a・27bに用いられる液晶は、上記色素の吸
収による光強度変調が行えれば良く、上記ゲストホスト
液晶をマイクロカプセル化し、高分子中に分散させたP
DLC液晶でもよい。
【0051】上記液晶層27a・27bを各々分離形成
した後、両面にITOによる透明対向電極28・29を
有する絶縁性基板30を、シール剤により絶縁性基板2
1の上に貼り合わせ、下層側液晶層部を有する下側基板
を形成する。絶縁性基板30は、その厚みが厚いと視差
による表示不良が発生することから、厚さ0.3mm〜
0.7mm厚の基板を用いることが好ましい。ここで
は、厚さ0.5mmの透明ガラス基板を用いた。また、
更に薄い基板として、高分子フィルム基板を用いること
が可能である。また、ファイバープレート、セルフォッ
クスレンズ、マイクロレンズ等を用いることによって完
全に視差を無くすることが可能となる。
【0052】次に、図8(a)に示すように、透明なガ
ラス基板等からなる絶縁性基板31の上に、液晶駆動用
能動素子32a・32b・32cを形成する。ここで
は、液晶駆動用能動素子32a・32b・32cとして
a−Si TFTを絶縁性基板31上に形成した。
【0053】次に、これら液晶駆動用能動素子32a・
32b・32cに接続するように、液晶駆動用透明電極
33a・33b・33cを形成する。ここでは、ITO
からなる透明電極膜をスパッタ法により膜厚100nm
で成膜し、フォトリソグラフィー及びエッチングにより
各電極パターンを形成した。
【0054】次に、図8(b)に示すように、上層側液
晶層部を分離形成するための保持層34となる高分子膜
38を絶縁性基板31上に形成する。ここでは、高分子
膜38として、PMMA樹脂に黒色顔料を含有させた高
分子材料をスピンコート法により膜厚3μmで成膜し
た。
【0055】続いて、図8(c)に示すように、成膜し
た高分子膜38に対して、保持層34の場合と同じレー
ザー光により前述のアブレーション加工を行い、各液晶
駆動用透明電極33a・33b・33cの上に、Y色の
液晶層35aを形成する空間部39aと、M色の液晶層
35bを形成する空間部39bとを形成する。高分子膜
38は、空間部39a・39bが形成されることで、Y
色・M色の液晶層35a・35bを仕切る隔壁に加工さ
れて保持層34となり、この保持層34と絶縁性基板3
0、及び前述の絶縁性基板30により、液晶層35a・
35bを形成する分割セルが形成される。ここでは、下
層側液晶層部の保持層26の場合と同じ加工条件で、紫
外光である波長249nmのKrFエキシマレーザー光
源を用いて、分離用マスクパターンを介してアブレーシ
ョン加工を行った。
【0056】続いて、図8(d)に示すように、保持層
34内の空間部39a・39b内に、液晶層35a・3
5bを形成する。ここでは、液晶駆動用透明電極33c
の上には、M色の2色性色素を用いたゲストホスト液晶
を、液晶駆動用透明電極33a・33bの上にはY色の
2色性色素を用いた(例えば三井東圧染料社製M−71
0)ゲストホスト液晶を、各々紫外硬化性の高分子内に
分散させたPDLC液晶を用いて、印刷法により各空間
部39a・39b内に液晶層35a・35bを転写した
後、紫外線照射を行い高分子を固定化し、上層側液晶層
部を形成した。
【0057】最後に、上記工程により作製された下側基
板である絶縁性基板21と対向基板である絶縁性基板3
1とを、各画素の位置合わせを行い、シール剤(図示し
ない)用いて貼り合わせる。これにて、液晶表示素子が
作製される。
【0058】こうして得られた液晶表示素子は、各絵素
の液晶層を分離形成したことにより、C・M・Yの組み
合わせとなり、それぞれ2分割された上層側液晶層部と
下層側液晶層部とを駆動することにより、減法混色によ
りカラー表示と階調表示とが可能となり、光利用効率の
高いものとなった。
【0059】また、本実施の形態でも、下層側液晶層部
を液晶層27a・27bと二つに分離形成するための保
持層26、及び上側液晶層部を液晶層35a・35bと
二つに分離形成するための保持層34を、高分子膜36
・38をアブレーション加工することで形成すると共
に、高分子膜36・38を形成する材料に、黒色顔料を
含有させたものを用いているので、前述の実施の形態1
にて述べたと同様の効果を有し、特に、本実施の形態に
て作製したような液晶層の多層化(上層側液晶層部と下
層側液晶層部)を行ったものでは、工程数が一層の液晶
層のものに比べて格段に多くなるので、本発明の製造方
法は特に有効である。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
液晶表示素子の製造方法は、1画素を同一面内で複数に
分割する隔壁が設けられ、該隔壁と一対の基板とで構成
される複数の分割セル内に、異なる液晶層が分離形成さ
れてなる液晶表示素子の製造方法において、上記隔壁
を、高分子膜をアブレーション加工することで形成する
ものである。
【0061】それゆえ、本発明の製造方法を用いること
で、1画素内に異なる液晶層が複数、分離形成された、
光の利用効率の高い液晶表示素子を、少ない工程数で簡
便に製造できるといった効果を奏する。
【0062】本発明の請求項2記載の液晶表示素子は、
1画素を同一面内で複数に分割する隔壁が設けられ、該
隔壁と一対の基板とで構成される複数の分割セル内に、
異なる液晶層が分離形成されてなる液晶表示素子におい
て、上記隔壁が、黒色顔料を含有した高分子材料から形
成されている構成である。
【0063】それゆえ、上記隔壁が、ブラックマトリク
スとしての機能を兼ねるようになるので、対向基板側に
ブラックマトリクスを別途設けることなく、駆動素子や
カラーフィルタの各色間を遮光できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すもので、透過型液
晶表示素子の製造工程を説明する断面図である。
【図2】上記透過型液晶表示素子の製造工程を説明する
断面図である。
【図3】上記透過型液晶表示素子の1画素の断面図であ
る。
【図4】高分子材料のアブレーション加工を説明する概
念図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すもので、反射型
液晶表示素子の1画素の断面図である。
【図6】上記反射型液晶表示素子の製造工程を説明する
断面図である。
【図7】上記反射型液晶表示素子の製造工程を説明する
断面図である。
【図8】上記反射型液晶表示素子の製造工程を説明する
断面図である。
【符号の説明】
4 保持層(隔壁) 5a 液晶層 5b 液晶層 5c 液晶層 8 高分子膜 9a 空間部 9b 空間部 9c 空間部 10 高分子体 11 パルス光 12 マスクパターン 26 保持層(隔壁) 27a 液晶層 27b 液晶層 34 保持層(隔壁) 35a 液晶層 35b 液晶層 36 高分子膜 37a 空間部 37b 空間部 38 高分子膜 39a 空間部 39b 空間部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画素を同一面内で複数に分割する隔壁が
    設けられ、該隔壁と一対の基板とで構成される複数の分
    割セル内に、異なる液晶層が分離形成されてなる液晶表
    示素子の製造方法において、 上記隔壁を、高分子膜をアブレーション加工することで
    形成することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  2. 【請求項2】1画素を同一面内で複数に分割する隔壁が
    設けられ、該隔壁と一対の基板とで構成される複数の分
    割セル内に、異なる液晶層が分離形成されてなる液晶表
    示素子において、 上記隔壁が、黒色顔料を含有した高分子材料から形成さ
    れていることを特徴とする液晶表示素子。
JP24803595A 1995-09-26 1995-09-26 液晶表示素子及びその製造方法 Pending JPH0990327A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24803595A JPH0990327A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 液晶表示素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24803595A JPH0990327A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 液晶表示素子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0990327A true JPH0990327A (ja) 1997-04-04

Family

ID=17172236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24803595A Pending JPH0990327A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 液晶表示素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0990327A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999047969A1 (fr) * 1998-03-19 1999-09-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'affichage a cristaux liquides et son procede de production
US6485839B1 (en) 1999-05-14 2002-11-26 3M Innovative Properties Company Ablation enhancement layer
JP2006058607A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Seiko Epson Corp 液晶表示素子の製造方法、液晶表示素子、液晶表示素子の製造装置および電気光学装置並びに電子機器
JP2008107856A (ja) * 2001-07-25 2008-05-08 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器、着色層の形成方法及び電子光学装置の製造方法
JP2010033081A (ja) * 2001-07-25 2010-02-12 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器、着色層の形成方法及び電子光学装置の製造方法
KR101407589B1 (ko) * 2012-09-13 2014-06-13 삼성디스플레이 주식회사 표시패널 어셈블리 및 이를 포함하는 전자기기
KR20160127856A (ko) * 2015-04-27 2016-11-07 전북대학교산학협력단 프린지 필드 스위칭 액정 표시장치 및 그 제조방법

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999047969A1 (fr) * 1998-03-19 1999-09-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'affichage a cristaux liquides et son procede de production
US6304309B1 (en) 1998-03-19 2001-10-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Liquid crystal display device and method of manufacturing the same
US6563557B2 (en) 1998-03-19 2003-05-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Liquid crystal display device including a stack of plurality of resin film and method for fabricating the same
US6485839B1 (en) 1999-05-14 2002-11-26 3M Innovative Properties Company Ablation enhancement layer
US6689544B2 (en) 1999-05-14 2004-02-10 3M Innovative Properties Company Ablation enhancement layer
JP2008107856A (ja) * 2001-07-25 2008-05-08 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器、着色層の形成方法及び電子光学装置の製造方法
JP2010033081A (ja) * 2001-07-25 2010-02-12 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器、着色層の形成方法及び電子光学装置の製造方法
JP2006058607A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Seiko Epson Corp 液晶表示素子の製造方法、液晶表示素子、液晶表示素子の製造装置および電気光学装置並びに電子機器
JP4655543B2 (ja) * 2004-08-20 2011-03-23 セイコーエプソン株式会社 液晶表示素子の製造方法、液晶表示素子、液晶表示素子の製造装置および電気光学装置並びに電子機器
KR101407589B1 (ko) * 2012-09-13 2014-06-13 삼성디스플레이 주식회사 표시패널 어셈블리 및 이를 포함하는 전자기기
US9268068B2 (en) 2012-09-13 2016-02-23 Samsung Display Co., Ltd. Display panel assembly and electronic equipment including the same
US10545271B2 (en) 2012-09-13 2020-01-28 Samsung Display Co., Ltd. Display panel assembly and electronic equipment including the same
KR20160127856A (ko) * 2015-04-27 2016-11-07 전북대학교산학협력단 프린지 필드 스위칭 액정 표시장치 및 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5946065A (en) Transmission type LCD with an organic interlayer insulating film having a plurality of microscopic hollows
US6052162A (en) Transmission type liquid crystal display device with connecting electrode and pixel electrode connected via contact hole through interlayer insulating film and method for fabricating
KR19980023974A (ko) 반사형 게스트 호스트 액정 표시 장치
JP2000267081A (ja) 液晶表示装置
JP4584973B2 (ja) 液晶装置
JPH08320480A (ja) カラー表示装置
JPH09146124A (ja) 反射型ゲストホスト液晶表示装置
JP4776915B2 (ja) 表示パネル及びその製造方法、並びにこれを有する液晶表示装置
JPH0470817A (ja) 液晶表示装置
JPH0990327A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
JP2002268054A (ja) 液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法
JP4104374B2 (ja) カラー液晶表示装置
JPH11258589A (ja) 液晶表示素子
JPH0968702A (ja) 反射型カラー液晶表示素子及びその製造方法
JPH05216057A (ja) 液晶表示装置
JP2551333B2 (ja) アクティブマトリクス型液晶パネルおよびその製造方法
JPH1184403A (ja) 液晶表示装置とその製造方法
JP4910830B2 (ja) 液晶モジュールおよび液晶表示装置
JPH0968717A (ja) 反射型カラー液晶表示素子及びその製造方法
KR100989256B1 (ko) 액정표시장치
JP2000122042A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
JP2000267123A (ja) 調光装置
JPH04188113A (ja) 液晶表示パネル
JPH10160917A (ja) 液晶表示装置
JPH1054996A (ja) 積層型液晶表示素子およびこれに用いられるアクティブマトリクス基板の製造方法