JPH099029A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH099029A
JPH099029A JP7149312A JP14931295A JPH099029A JP H099029 A JPH099029 A JP H099029A JP 7149312 A JP7149312 A JP 7149312A JP 14931295 A JP14931295 A JP 14931295A JP H099029 A JPH099029 A JP H099029A
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JP7149312A
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Tatsuo Takaoka
達夫 高岡
Masahito Nishikawa
雅人 西川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ECM通信時に使用するバッファ
への画像データの書込みを制御するファクシミリ装置に
関し、バッファ領域を均等に使用することにより、領域
内の使用頻度の差をなくして、耐久性の向上を図ること
を目的とする。 【構成】 正常に伝送されなかった画像データの再送を
要求する情報を送受信して該画像データを再度伝送する
ECM通信機能を備え、CPU11は、ECM通信時に伝
送する画像データを一時記憶するECM用バッファ13b
の使用開始アドレスをパラメータメモリ22内に保持し
て、次のECM通信時にはECM用バッファ13bの使用
開始アドレスをメモリ22内に保持されているアドレスに
基づいてシフトさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ECM通信機能を備え
たファクシミリ装置に関し、詳しくは、ECM通信時に
使用するバッファへの画像データの書込みを制御するフ
ァクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿から画像データを読み取
ってその画像データを通信回線を介して伝送するファク
シミリ装置が知られている。そして、近年のファクシミ
リ装置は、情報量および利用頻度の増大に伴って画像デ
ータの伝送に確実性の向上が要求されており、この要求
に答えるために正常に伝送されなかった画像データを再
送する通信機能を備えたものがある。
【0003】このようなファクシミリ装置は、正常に伝
送されなかった画像データを再送して誤りを訂正する所
謂、ECM(Error Correction Mode)通信機能が選択
されている場合に、伝送する画像データを専用のバッフ
ァに一時的に記憶し、受信側から先に送信した画像デー
タの再送を要求する情報が送られてきたとき、そのバッ
ファ内から再送要求のあった画像データを読み出してそ
の受信側へ再送している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、ECM用バッ
ファとして一通信に伝送する最大の画像データを記憶可
能な容量を確保(準備)されているが、通常、先頭のア
ドレスから画像データの書込みを開始しているので、通
信毎に書込/読出が常にその先頭付近で繰り返される。
このため、バッファの先頭付近の記憶領域と他の記憶領
域とでは経時的な耐久性に差がでてしまうという問題が
あった。
【0005】そこで、本発明は、バッファで使用する領
域の偏りをなくすことにより、領域内の使用頻度に差が
でてしまうことを防止して、耐久性の向上を図ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、正常に伝送されなかった画像デー
タの再送を要求する情報を送受信して該画像データを再
度伝送するECM通信機能を備え、該ECM通信時に伝
送する画像データを一時記憶するECM用バッファを有
するファクシミリ装置であって、次のECM通信時に画
像データを記憶するECM用バッファの使用開始アドレ
スを先のECM通信時と異なるアドレスにシフトさせる
アドレス制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2記載の発明は、先のECM通信時
に画像データを記憶したECM用バッファの使用開始ア
ドレスを保持する開始アドレス保持手段を設け、前記ア
ドレス制御手段を、次のECM通信時に画像データを記
憶するECM用バッファの使用開始アドレスを開始アド
レス保持手段に保持されているアドレスに基づいてシフ
トさせるように構成したことを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、先のECM通信時
に画像データを記憶したECM用バッファの使用終了ア
ドレスを保持する終了アドレス保持手段を設け、前記ア
ドレス制御手段を、次のECM通信時に画像データを記
憶するECM用バッファの使用開始アドレスを終了アド
レス保持手段に保持されているアドレスに基づいてシフ
トさせるように構成したことを特徴とするものである。
【0009】請求項4記載の発明は、前記アドレス制御
手段を、前記使用開始アドレスのシフトを所定回数のE
CM通信終了後に行なうように構成したことを特徴とす
るものである。請求項5記載の発明は、前記ECM用バ
ッファとして、一通信に必要な容量以上を準備したこと
を特徴とするものである。
【0010】ここで、前記伝送とは、再送を含み送信ま
たは受信のことを表しており、送信側となったときには
送信を意味し、受信側となったときには受信を意味す
る。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、次のECM通信時に
画像データを記憶するECM用バッファの使用開始アド
レスがアドレス制御手段により先のECM通信時と異な
るアドレスにシフトされる。したがって、ECM用バッ
ファの先頭アドレスからの画像データの書込/読出が繰
り返されることがなく、使用領域が偏ることがない。
【0012】請求項2記載の発明では、先のECM通信
時に画像データを記憶したECM用バッファの使用開始
アドレスが開始アドレス保持手段に保持され、次のEC
M通信時に画像データを記憶するECM用バッファの使
用開始アドレスはアドレス制御手段によりその保持され
ているアドレスに基づいて、例えば所定アドレスだけシ
フトされる。したがって、先の使用開始領域からシフト
された領域から使用が開始され、ECM用バッファの領
域を略均等に使用することができる。
【0013】請求項3記載の発明では、先のECM通信
時に画像データを記憶したECM用バッファの使用終了
アドレスが終了アドレス保持手段に保持され、次のEC
M通信時に画像データを記憶するECM用バッファの使
用開始アドレスはアドレス制御手段によりその保持され
ているアドレスに基づいて、例えば連続するように、ま
たは使用終了アドレスから所定アドレス空けるようにシ
フトされる。したがって、先の使用領域に任意の間隔
(空き無しを含)で連続され、ECM用バッファの領域
をより均等に使用することができる。
【0014】請求項4記載の発明では、使用開始アドレ
スのシフトがアドレス制御手段により所定回数のECM
通信終了後に行なわれる。したがって、使用開始アドレ
スのシフトが、ECM用バッファに記憶する画像データ
を任意の回数だけ書き換えた後に、例えば、ECM通信
単位の複数回が終了後に、あるいは一文書や複数文書の
通信終了後に行なわれる。
【0015】請求項5記載の発明では、ECM用バッフ
ァとして、一通信に必要な容量以上が準備される。した
がって、使用開始アドレスがシフトされた後にECM通
信で最大の画像データを伝送する場合であっても使用す
る領域の制御を複雑にすることなくその画像データを記
憶することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図4は本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を
示す図であり、その全体構成を示すブロック図である。
まず、構成を説明する。
【0017】図1において、ファクシミリ装置は、基本
プログラムに従って各部を統括制御するとともに本発明
の各種処理プログラムを実行するCPU(Central Proce
ssing Unit)11と、その基本プログラムや各種処理プロ
グラムを格納しているROM(Read Only Memory)12
と、画像データを一時的に記憶する所謂、ラインバッフ
ァ13a(図示は省略している)および後述するECM用
バッファ13b(図2〜図4に示している)として用いる
領域を準備(確保)されているバッファメモリ13と、各
種情報を表示するとともにオペレータによる設定や命令
等の入力操作を行なう操作表示部14と、伝送する画像デ
ータや各種手順信号を変復調するモデム15を制御し、発
着信の際に所定の回線制御を行なって電話回線との接続
を接断する網制御装置16を介して画像データを送受信
(伝送)する通信制御部17と、送信する画像データをデ
ータ圧縮して符号化する一方、受信した画像データを伸
長して復号化する符号化復号化部18と、原稿から画像デ
ータを読み取るスキャナ19と、画像データに基づいて記
録媒体により画像を用紙に記録して出力するプロッタ20
と、読み取った画像データや受信した画像データを蓄積
する画像メモリ21と、ファクシミリ通信する相手先の電
話番号等の情報を蓄積するとともに制御に必要な情報を
記憶しバッテリ22aによりバックアップされているパラ
メータメモリ22と、英・数・カナ・記号および漢字など
各文字のフォントデータを格納しているキャラクタジェ
ネレータ23と、画像データの伝送時等に使用する時計回
路24と、がバス25を介して接続されている。なお、19a
はスキャナ19が備える原稿のセット・給紙およびジャム
発生等を検出する原稿センサ群19aであり、20aは同様
にプロッタ20が備える用紙のセット・給紙およびジャム
発生を検出する用紙センサ群20aである。
【0018】そして、CPU11は、CCITT(国際電
信電話諮問委員会)の勧告により標準化されているファ
クシミリ伝送制御手順に従って画像データの伝送を実行
するとともに、ECM通信機能が操作表示部14から選択
入力されている場合には送受信側の双方で画像データを
バッファメモリ13内のECM用バッファ13bに一時的に
記憶させ、正常に伝送されなかった画像データを訂正す
る。
【0019】ここで、ECM通信を説明する。まず、送
信側では、オペレータが操作表示部14から宛先(相手
先)の入力や実行命令等の操作を行なうことによりEC
M送信を開始し、指定された宛先を網制御装置16により
発呼・接続した後に、通信制御部17によりモデム15およ
び網制御装置16を介してプロトコル前手順を行う。そし
て、フェーズCに移行したところで、スキャナ19により
原稿から送信する画像データを読み取り画像メモリ21に
蓄積してライン毎にバッファメモリ13内のラインバッフ
ァ13aに記憶(書込)した後に、符号化復号化部18によ
り符号化しバッファメモリ13内のECM用バッファ13b
に記憶する。この後に、ECM用バッファ13bに記憶し
た画像データを読み出して通信制御部17によりモデム15
および網制御装置16を介してECM画像データとして送
信(伝送)し、この処理による原稿画像(文書)すべて
の画像データの送信が終了した後に、通信制御部17によ
りモデム15および網制御装置16を介してプロトコル後手
順を行ない回線を解放する。このとき、受信側でECM
画像データにエラーフレームが検出されその画像データ
の再送要求が送られてきたときには、該当する画像デー
タをECM用バッファ13b内から読み出して再送する。
【0020】また、受信側では、送信側とは逆に処理す
るだけなので簡単に説明すると、送信側から送られてき
たECM画像データを通信制御部17によりモデム15およ
び網制御装置16を介して受信(伝送)すると、まず、E
CM画像データはECM用バッファ13b内に記憶すると
ともにエラーフレームの有無を確認した後にそのECM
用バッファ13b内から読み出し、この後に、符号化復号
化部18により復号化しラインバッファ13aおよび画像メ
モリ21を介してプロッタ20により用紙に記録出力する。
このとき、受信したECM画像データにエラーフレーム
が検出されたときには、該当する画像データの再送を要
求する情報(再送要求)を送信側に送信し、これによっ
て再送されてきたECM画像データにより該当するEC
M用バッファ13b内のデータを訂正する。
【0021】次に、請求項1および2に記載の発明に係
る第1実施例を説明する。図1において、ECM用バッ
ファ13bは、ECM通信時に伝送する最大のECM画像
データを記憶可能に64kBの容量がバッファメモリ13
内に確保(準備)されており、このECM用バッファ13
bに記憶するECM画像データは符号化復号化部18によ
る圧縮率がデータの特質によって変化するが、伝送する
最大のECM画像データの大きさが上記勧告により規定
されているため、通常では64kBで必要十分な容量で
ある。
【0022】CPU11は、ECM通信でECM用バッフ
ァ13b内にECM画像データを書込んだときのスタート
アドレス(使用開始アドレス)をパラメータメモリ22内
に記憶(保持)し、次のECM通信ではパラメータメモ
リ22内のアドレスに基づいて所定だけシフトさせたアド
レスをスタートアドレスとしてECM画像データの書込
みを行なうようになっている。すなわち、パラメータメ
モリ22が開始アドレス保持手段を構成し、CPU11がア
ドレス制御手段を構成している。
【0023】例えば、CPU11は、1回目のECM通信
時に伝送するECM画像データを、図2(a)に示すよ
うに、ECM用バッファ13b内の先頭アドレスをスター
トアドレスとして領域Aから書込んだときにはそのアド
レスをパラメータメモリ22内に記憶し、この後の2回目
に伝送するECM画像データは、図2(b)に示すよう
に、パラメータメモリ22内から読み出したアドレスから
16kBだけシフトさせたアドレスをスタートアドレス
として領域Bから書込みを開始した後にそのスタートア
ドレスをパラーメータメモリ22に記憶し、ECM通信が
終了するまでこれを繰り返す。このとき、CPU11は、
2回目以降でECM用バッファ13bに書込むECM画像
データが最後まで入りきらない、例えば最大のECM画
像データを、例えば図2(b)に示す領域Bから書込み
を開始した場合には、先頭側の領域Aが領域Dに続いて
いるものとしてその領域AにECM画像データの最後尾
側を書込む。
【0024】なお、本実施例では、パラメータメモリ22
にスタートアドレスを記憶して16kBづつのシフトを
行なっているが、これに限らず、例えば、領域A〜Dの
先頭アドレスをパラメータメモリ22に記憶させておくな
どして順次スタートアドレスを切り換えてもよく、16
kBについても8kB等の任意の値にすればよいことは
いうまでもない。さらに、CPU11による上記処理は、
送信側または受信側の双方あるいは一方で行なうように
してもよい。
【0025】このように本実施例では、ECM用バッフ
ァ13bにECM画像データを書込むスタートアドレスが
ECM通信毎に所定づつシフトされるので、ECM用バ
ッファ13bの先頭側の領域Aで画像データの書込/読出
が繰り返されることがなく、ECM用バッファ13bの領
域A〜Dを均等に使用することができ、ECM用バッフ
ァ13bの記憶領域内の使用頻度が偏ることがない。した
がって、ECM用バッファ13bの領域A〜Dの間で使用
頻度に差がでてしまうことがなく、耐久性が向上する。
【0026】また、本実施例の他の態様としては、図示
は省略しているが、ECM通信単位であるECM用バッ
ファ13bの複数回の書込みが終了した後に、あるいは伝
送する文書の一頁や複数頁のECM画像データの通信が
終了した後に、ECM用バッファ13bのスタートアドレ
スのシフト制御を行なうようにCPU11を構成する。こ
のように構成することによって、上述の作用効果に加
え、文書毎のECM通信終了後にスタートアドレスのシ
フト制御する場合には、そのシフト制御を通信プログラ
ム中に割り込ませて実行する必要がなく、容易に実現す
ることができる。なお、この他の態様は、請求項4記載
の発明に対応する。
【0027】次に、請求項1および3に記載の発明に係
る第2実施例を説明する。なお、本実施例は、上述第1
実施例と略同様に構成されているため、特徴部分のみを
説明する。図1において、CPU11は、ECM通信でE
CM用バッファ13b内にECM画像データを書込みが終
了したときのエンドアドレス(使用終了アドレス)をパ
ラメータメモリ22内に記憶(保持)し、次のECM通信
ではパラメータメモリ22内のアドレスに基づいてシフト
させたアドレスをスタートアドレスとしてECM画像デ
ータの書込みを行なうようになっている。すなわち、本
実施例では、パラメータメモリ22により終了開始アドレ
ス保持手段を構成している。
【0028】例えば、CPU11は、1回目のECM通信
時に伝送するECM画像データを、図3(a)に示すよ
うに、ECM用バッファ13b内の先頭アドレスをスター
トアドレスとして書込んで終了したときの領域Xのエン
ドアドレスをパラメータメモリ22内に記憶し、この後の
2回目に伝送するECM画像データは、図3(b)に示
すように、パラメータメモリ22内から読み出したアドレ
スに続くアドレスをスタートアドレスとして、つまり領
域Xに続けて書込みを開始し、この後にはそのエンドア
ドレスをパラーメータメモリ22に記憶し、ECM通信が
終了するまでこれを繰り返す。このとき、2回目以降の
ECM用バッファ13bに書込むECM画像データが最後
まで入りきらない場合には、上述実施例と同様に、例え
ば図3(b)に示すように先頭側の領域Xが続いている
ものとしてその領域XにECM画像データの最後尾側を
書込む。
【0029】なお、CPU11による上記処理は、本実施
例でも送信側または受信側の双方あるいは一方で行なう
ようにしてもよい。また、エンドアドレスに続くアドレ
スをスタートアドレスにしているが所定アドレス空けて
書込みを開始してもよい。このように本実施例では、上
述実施例の作用効果に加え、スタートアドレスが先の書
込みのエンドアドレスに応じてシフトされるので、例え
ば、そのエンドアドレスに続くアドレスをスタートアド
レスとすることにより、ECM用バッファ13bの領域を
連続的に使用することができる。したがって、ECM用
バッファ13bの領域をより均等に使用することができ、
耐久性が向上する。
【0030】また、本実施例の他の態様としては、請求
項4記載の発明に対応させて上述実施例と同様に構成す
ることができるが、構成・作用効果においても略同様で
あるので、ここでの説明は割愛する。次に、請求項1、
3、および5に記載の発明に係る第3実施例を説明す
る。なお、本実施例は、上述第2実施例と略同様に構成
されているため、特徴部分のみを説明する。
【0031】図1において、ECM用バッファ13bは、
ECM通信時に伝送する最大のECM画像データを記憶
可能な64kB以上の容量が、例えば16kBを加えた
容量がバッファメモリ13内に確保(準備)されており、
CPU11は、上述第2実施例と同様なシフト制御を行な
うようになっている。例えば、CPU11は、1回目のE
CM通信時に伝送するECM画像データは、図4(a)
に示すように領域Yに書込み、この後の2回目に伝送す
るECM画像データは、図4(b)に示すように領域Y
に続けて書込みを開始し、ECM通信が終了するまで同
様な処理を繰り返すが、このときに、例えば、2回目以
降のECM用バッファ13bに書込むECM画像データが
最大の大きさの場合であっても、図4(b)に示すよう
に領域Y以上の容量が確保されているので、そのまま続
けてそのECM画像データを書込む。
【0032】なお、CPU11による上記処理は、本実施
例でも送信側または受信側の双方あるいは一方で行なう
ようにしてもよい。このように本実施例では、上述実施
例の作用効果に加え、スタートアドレスがシフトされた
後にECM通信で最大の画像データをECM用バッファ
13bに書込む場合であっても続けてそのまま書込みを継
続できるので、先頭側の領域にECM画像データの最後
尾側を書込むなどの複雑な制御を行なう必要がない。
【0033】また、本実施例の他の態様としては、請求
項4記載の発明に対応させて上述実施例と同様に構成す
ることができるとともに、上述第1実施例に適用するこ
ともできる。さらに、本実施例では、ECM用バッファ
13bの容量は64kBに16kBを加えた容量としてい
るが、これ以上(未満)であってもよいことはいうまで
もなく、例えば、全体容量を2倍にしてスタートアドレ
スからの残りの容量が64kB未満となった後に初期状
態から繰り返すようにして、常に、先頭側の領域にEC
M画像データの最後尾側を書込むなどの複雑な制御を行
なう必要がないようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、次のEC
M通信時に画像データを記憶するECM用バッファの使
用開始アドレスを先のECM通信時と異なるアドレスに
シフトするので、画像データを書込/読出する使用領域
が偏ることがなく、ECM用バッファ領域内の使用頻度
に差がでてしまうことがない。したがって、耐久性が向
上する。
【0035】請求項2記載の発明によれば、先のECM
通信時に画像データを記憶したECM用バッファの使用
開始アドレスに基づいて次のECM通信時に画像データ
を記憶するECM用バッファの使用開始アドレスをシフ
トするので、ECM用バッファの領域を略均等に使用す
ることができ、ECM用バッファ領域内の使用頻度に差
がでてしまうことがない。したがって、耐久性が向上す
る。
【0036】請求項3記載の発明によれば、先のECM
通信時に画像データを記憶したECM用バッファの使用
終了アドレスに基づいて次のECM通信時に画像データ
を記憶するECM用バッファの使用開始アドレスをシフ
トするので、ECM用バッファの領域をより均等に使用
することができ、ECM用バッファ領域内の使用頻度に
差がでてしまうことがない。したがって、耐久性が向上
する。
【0037】請求項4記載の発明によれば、使用開始ア
ドレスのシフトを所定回数のECM通信終了後に行なう
ので、画像データを任意回数だけ書き換えた後にそのシ
フトを行なうようにすることができる。したがって、使
用開始アドレスのシフト制御を容易にすることができ
る。請求項5記載の発明によれば、ECM用バッファと
して、一通信に必要な容量以上を準備するので、ECM
通信で最大の画像データを伝送する場合であっても使用
開始アドレスのシフト制御が複雑になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を示
す図であり、その全体構成を示すブロック図である。
【図2】請求項1および2に記載の発明に係るファクシ
ミリ装置の第1実施例を説明する図であり、その要部を
示す概念図である。
【図3】請求項1および3に記載の発明に係るファクシ
ミリ装置の第2実施例を説明する図であり、その要部を
示す概念図である。
【図4】請求項1、3、および5に記載の発明に係るフ
ァクシミリ装置の第3実施例を説明する図であり、その
要部を示す概念図である。
【符号の説明】 11 CPU(アドレス制御手段) 12 ROM 13 バッファメモリ 13b ECM用バッファ 14 操作表示部 15 モデム 16 網制御装置 17 通信制御部 18 符号化復号化部 19 スキャナ 20 プロッタ 21 画像メモリ 22 パラメータメモリ(開始アドレス保持手段、終了
アドレス保持手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正常に伝送されなかった画像データの再送
    を要求する情報を送受信して該画像データを再度伝送す
    るECM通信機能を備え、該ECM通信時に伝送する画
    像データを一時記憶するECM用バッファを有するファ
    クシミリ装置であって、 次のECM通信時に画像データを記憶するECM用バッ
    ファの使用開始アドレスを先のECM通信時と異なるア
    ドレスにシフトさせるアドレス制御手段を設けたことを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】先のECM通信時に画像データを記憶した
    ECM用バッファの使用開始アドレスを保持する開始ア
    ドレス保持手段を設け、 前記アドレス制御手段を、次のECM通信時に画像デー
    タを記憶するECM用バッファの使用開始アドレスを開
    始アドレス保持手段に保持されているアドレスに基づい
    てシフトさせるように構成したことを特徴とする請求項
    1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】先のECM通信時に画像データを記憶した
    ECM用バッファの使用終了アドレスを保持する終了ア
    ドレス保持手段を設け、 前記アドレス制御手段を、次のECM通信時に画像デー
    タを記憶するECM用バッファの使用開始アドレスを終
    了アドレス保持手段に保持されているアドレスに基づい
    てシフトさせるように構成したことを特徴とする請求項
    1記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記アドレス制御手段を、前記使用開始ア
    ドレスのシフトを所定回数のECM通信終了後に行なう
    ように構成したことを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記ECM用バッファとして、一通信に必
    要な容量以上を準備したことを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載のファクシミリ装置。
JP7149312A 1995-06-16 1995-06-16 ファクシミリ装置 Pending JPH099029A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006059384A1 (ja) * 2004-12-02 2006-06-08 Fujitsu Limited データバッファ装置、キャッシュ装置、データバッファ制御方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006059384A1 (ja) * 2004-12-02 2006-06-08 Fujitsu Limited データバッファ装置、キャッシュ装置、データバッファ制御方法

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