JPH0990263A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH0990263A
JPH0990263A JP7251090A JP25109095A JPH0990263A JP H0990263 A JPH0990263 A JP H0990263A JP 7251090 A JP7251090 A JP 7251090A JP 25109095 A JP25109095 A JP 25109095A JP H0990263 A JPH0990263 A JP H0990263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
disk
optical scanning
laser light
scanning device
Prior art date
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Pending
Application number
JP7251090A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Taki
和也 滝
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラムを用いた光走査装置において、精
度の高い光走査が可能な光走査装置を提供する。 【解決手段】 ホログラムディスク5では、その入射面
25および出射面26が曲率を有する曲面となるように
製造されている。ホログラムディスクは上方に反った形
状となっており、反りの曲率中心方向は組み付け時の重
力方向とは逆方向となっている。このため、ホログラム
ディスク5をその中心部で支持すると、ホログラムディ
スク5が下方にたわみ、結果的に製造時の上方への反り
を打ち消す。この結果、たわみ等による回折レーザ光2
2の回折角の変動が著しく小さくなり、精度の高い安定
した光走査を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置に関
し、さらに詳細にはホログラムディスクを用いた光走査
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホログラムを用いた光走査装置と
しては、図6に示すようなホログラムスキャナ100が
知られている。このホログラムスキャナ100は、半導
体レーザ110と、コリメートレンズ111と、円筒レ
ンズ113と、ホログラムディスク117と、ホログラ
ムプレート121とを有しており、ホログラムディスク
117の片面にはホログラムが表面の凹凸の形状で形成
されている。ホログラムプレート121も同様にその片
面に表面の凹凸の形状でホログラムが形成されている。
半導体レーザ110から出射されたレーザ光はコリメー
トレンズ111によって平行光となった後、円筒レンズ
113で走査方向に垂直な方向である副走査方向のみ集
光され、ホログラムディスク117に照射される。
【0003】ホログラムディスク117に形成されたホ
ログラムからの回折光は、ホログラムプレート121で
回折、収束され、感光体ドラム122上に照射される。
ホログラムディスク117はモータ124の回転軸に取
り付けられており、モータ124の回転駆動に伴ってホ
ログラムディスク117が回転することにより、回折さ
れたレーザ光は感光体ドラム122上をその長手方向に
直線走査する。ここで、ホログラムプレート121によ
り、感光体ドラム122面上に微小レーザスポットが形
成され、レーザスポットがその感光体面上を直線的に移
動し、さらにその移動速度が常に一定となるようにする
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホログ
ラムディスク117はその中心部がモータ124の回転
軸で支持されているため、図7に示すように、ホログラ
ムディスク117の外側ほどたわみが大きくなる。従っ
て、点線で示したたわみがないときの回折光130の方
向に対し、実線で示した実際の回折光131の方向との
間にずれが生じる。また、たわみによりホログラムディ
スク117の入射面および出射面が曲面となり、これに
より収差が発生しスポット形状に乱れが生じる。この結
果、精度の高い光走査ができなくなり、感光体ドラム1
22に形成される画像の質が悪化するるという問題があ
った。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ホログラムを用いた光走査装置
において、精度の高い光走査が可能な光走査装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の光走査装置は、レーザ光を発
するレーザ光源と、そのレーザ光源からのレーザ光を所
定の入射レーザ光に変換する照射光学手段と、前記入射
レーザ光の回折、偏向を行う複数のホログラムファセッ
トが形成されたホログラムディスクと、前記ホログラム
ディスクの中心を回転中心として、前記ホログラムディ
スクを回転させる回転駆動手段とを有する光走査装置で
あって、前記ホログラムディスクの前記入射レーザ光が
入射する入射面および回折されたレーザ光が出射する出
射面が曲率を有するものであり、レーザ光源から発せら
れたレーザ光は、照射光学手段により所定の入射レーザ
光とされ、ホログラムディスクに形成されたホログラム
ファセットに照射される。入射レーザ光はホログラムフ
ァセットで回折され、回転駆動手段によってホログラム
ディスクを回転させることにより、入射レーザ光は偏向
され、走査面上において走査を行う。ここで、ホログラ
ムディスクの入射面および出射面が曲率を有しており、
この曲率によりホログラムディスク取り付け時に生じる
たわみを打ち消す。
【0007】請求項2に記載の光走査装置は、前記ホロ
グラムディスクが有する曲率の中心方向が、前記ホログ
ラムディスクの組み付け時の重力方向と反対であり、ホ
ログラムディスクを取り付けたときの重力によるホログ
ラムディスクのたわみは、ホログラムディスク自身の有
する曲率で打ち消される。
【0008】請求項3に記載の光走査装置は、前記ホロ
グラムディスクの入射面および出射面の有する曲率が、
前記ホログラムディスク組み付け時にホログラムディス
クの入射面および出射面が平面状となる大きさであるた
め、ホログラムディスクにたわみが生じない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。
【0010】本発明を好適に適用した光走査装置1にお
いては、図1に示すように、レーザ光源としての半導体
レーザ2の出射口には、半導体レーザ2より出射される
レーザ光を平行光とするためのコリメートレンズ3と、
ホログラムディスク5と、コリメートレンズ3からの平
行光を走査方向に垂直な方向、即ち、副走査方向に収束
してホログラムディスク5上に集光する円筒レンズ4
と、ホログラムディスク5で回折されたレーザ光22を
走査面すなわち、感光体ドラム7の表面に集光するホロ
グラムプレート10とから構成される。そして、回転駆
動手段であるモータ8の回転駆動によってホログラムデ
ィスク5が回転することにより回折されたレーザ光22
は感光体ドラム7上をその長手方向すなわち走査方向に
直線走査する。半導体レーザ2から発せられたレーザ光
は、照射光学手段を構成するコリメートレンズ3及び円
筒レンズ4によって所定の入射レーザ光21に変換され
ホログラムディスク5に照射される。
【0011】このホログラムディスク5は透明の円盤状
の基板からなるものであり、その中心はモータ8の回転
軸に固着されてモータ8の回転駆動に伴って回転可能で
ある。ホログラムディスク5の表面(出射面26側)に
はレーザ光を回折するための複数のホログラムファセッ
ト12が所定のパターンの凹凸により形成されている。
ホログラムプレート10は透明な板状の基板からなるも
のであり、その片面には所定のパターンの凹凸からなる
ホログラムが形成されている。
【0012】なお、ホログラムディスク5、ホログラム
プレート10の材料としては、樹脂、例えば、ポリカー
ボネート、PMMA、ポリイミド、アモルファスポリオ
レフィン等を用いた基板を使用することができる。この
ような樹脂を用いることでホログラムディスク5を安価
に量産することができる。また、樹脂以外にガラスやセ
ラミック等を用いてもよい。この場合、ガラス、セラミ
ック基板に直接凹凸を形成しホログラムとしてもよい。
また、これらの基板の上に樹脂等でホログラムを形成し
てもよい。
【0013】前記ホログラムプレート10は、副走査方
向にパワーを有するため、ホログラムディスク5で回折
され発散光となった回折レーザ光22を感光体ドラム7
上に微小光スポットとして集光する。また、感光体ドラ
ム7の長手方向に平行な方向である主走査方向について
は、ホログラムディスク5に入射するレーザ光は平行光
とされており、回折レーザ光22についてもホログラム
プレート10で副走査方向とは異なったパワーで収束さ
れ、微小光スポットとして集光される。なお、このよう
なホログラムプレート10の集光作用により、偏心、ホ
ログラムディスク5の面振れや半導体レーザ2の波長変
動に伴う回折角の変動も補償することができる。
【0014】この実施形態の光走査装置1におけるホロ
グラムディスク5は、図2(a)に示すように、その入
射面25および出射面26が平面ではなく、曲率を有す
る曲面となるように製造されている。この曲率の中心3
0は図2(a)において、上方に位置しており、ホログ
ラムディスク5は上方に反った形状となっている。すな
わち、この反りの曲率中心方向は組み付け時の重力方向
すなわち図2(a)における下方向とは逆方向となって
いる。このため、図2(b)のように、ホログラムディ
スク5をその中心部で回転駆動手段であるモータ8の回
転軸で支持すると、ホログラムディスク5が重力により
下方にたわみ、結果的にホログラムディスク5の製造時
に与えた上方への反りを打ち消す。この結果、ホログラ
ムディスクの入射面25と出射面26とは平面状とな
り、たわみ等による回折レーザ光22の回折角の変動が
著しく小さくなり、精度の高い安定した光走査を実現す
ることができる。このように、ホログラムディスク5の
有する曲率の大きさは組み付け時にホログラムディスク
5の入射面25および出射面26が平面となるように定
めることが望ましい。
【0015】このようなホログラムディスク5は、例え
ば図3に示すように所定の曲率を有する空洞部を41を
有する金型40を用いて射出成形により製造することが
できる。
【0016】以上、本発明の一実施例を図1乃至図3を
用いて詳細に説明したが、本発明は以上詳述した実施例
に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲
で種々の変更を加えることができる。
【0017】例えば、入射レーザ光21は図1に示した
実施例ではホログラムディスク5において、ホログラム
ファセット12が形成されていない面25から照射して
いるが、これに限定されない。すなわち、図1におい
て、面26を入射面とするように、ホログラムディスク
5の上方より入射レーザ光21を照射し、面25を出射
面として回折レーザ光22を射出させてもよい。
【0018】ホログラムディスク5はホログラムファセ
ット12が形成された面26を上向きにして保持されて
いるが、これに限定されるわけではない。例えば、図4
(a)に示すように、ホログラムファセット52が形成
されている面54とは反対の面53側に曲率の中心56
を位置させてもよい。これにより図4(b)のようにホ
ログラムディスク51をホログラムファセット52が形
成されている面54を下向きに組み付けても、同様に重
力の作用によりホログラムディスク51の各面54、5
3は平面状となる。
【0019】また、光走査装置の構成も上記ホログラム
ディスク5を用いたものであれば特に限定されない。例
えば、照射光学手段もコリメートレンズ3と円筒レンズ
4に限定されない。例えば、ホログラムレンズを用いて
もよい。
【0020】また、光走査装置において、基本的な構成
は図1で示されるが、これに限定されるわけではなく、
図5に示すように、適時反射ミラー71、72、73、
74等を挿入して光路を折り曲げることにより、光走査
装置1の小型化を行ってもよい。
【0021】また、レーザ光源としては半導体レーザ2
に限定されず、例えば、ガスレーザ、固体レーザ等を用
いてもよい。また、これらのレーザの第二高調波等を用
いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の光走査装置では、ホログラムディスクの入射
面および出射面が曲率を有しており、この曲率による反
りがホログラムディスク取り付け時に生じるたわみを打
ち消すため、精度の高い安定した光走査を行うことがで
きる。
【0023】また、請求項2の光走査装置では、ホログ
ラムディスクの組み付け時において、ホログラムディス
クが有する曲率の中心方向が重力の方向と逆になってい
る。このため、重力によるホログラムディスクのたわみ
をホログラムディスクの有する曲率で打ち消すことがで
きる。これにより、精度の高い安定した光走査を行うこ
とができる。
【0024】また、請求項3の光走査装置では、ホログ
ラムディスクの有する曲率が、ホログラムディスク組み
付け時にホログラムディスクの入射面および出射面が平
面となる大きさであるため、ホログラムディスクにたわ
みが生じない。これにより、精度の高い安定した光走査
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光走査装置の実施形態の一例を示す要
部側面図である。
【図2】本発明の光走査装置におけるホログラムディス
クのたわみを説明する模式図である。
【図3】ホログラムディスクを製造する金型を示す断面
図である。
【図4】本発明の他の実施形態におけるホログラムディ
スクのたわみを説明する模式図である。
【図5】本発明の光走査装置の他の実施形態を示す要部
側面図である。
【図6】従来の光走査装置の構成を示す要部斜視図であ
る。
【図7】ホログラムディスクのたわみを説明する模式図
である。
【符号の説明】
2 半導体レーザ 3 コリメートレンズ 4 円筒レンズ 5 ホログラムディスク 8 モータ 12 ホログラムファセット 21 入射レーザ光 25 入射面 26 出射面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発するレーザ光源と、 そのレーザ光源からのレーザ光を所定の入射レーザ光に
    変換する照射光学手段と、 前記入射レーザ光の回折、偏向を行う複数のホログラム
    ファセットが形成されたホログラムディスクと、 前記ホログラムディスクの中心を回転中心として、前記
    ホログラムディスクを回転させる回転駆動手段とを有す
    る光走査装置であって、 前記ホログラムディスクの前記入射レーザ光が入射する
    入射面および回折されたレーザ光が出射する出射面が曲
    率を有することを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光走査装置において、前
    記ホログラムディスクが有する曲率の中心方向が、前記
    ホログラムディスクの組み付け時の重力方向と反対であ
    ることを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光走査装置において、前
    記ホログラムディスクの入射面および出射面の有する曲
    率が、前記ホログラムディスク組み付け時にホログラム
    ディスクの入射面および出射面が平面状となる大きさで
    あることを特徴とする光走査装置。
JP7251090A 1995-09-28 1995-09-28 光走査装置 Pending JPH0990263A (ja)

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JP7251090A JPH0990263A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 光走査装置

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JP7251090A JPH0990263A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 光走査装置

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JPH0990263A true JPH0990263A (ja) 1997-04-04

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ID=17217497

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JP7251090A Pending JPH0990263A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 光走査装置

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JP (1) JPH0990263A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010017537A (ko) * 1999-08-12 2001-03-05 윤종용 홀로그램 스캐너

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010017537A (ko) * 1999-08-12 2001-03-05 윤종용 홀로그램 스캐너

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