JPH0996774A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH0996774A
JPH0996774A JP25612295A JP25612295A JPH0996774A JP H0996774 A JPH0996774 A JP H0996774A JP 25612295 A JP25612295 A JP 25612295A JP 25612295 A JP25612295 A JP 25612295A JP H0996774 A JPH0996774 A JP H0996774A
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JP
Japan
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hologram
laser light
scanning device
optical scanning
optical
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JP25612295A
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Kazuya Taki
和也 滝
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価なホログラムを使用できる光走査装置を
提供する。 【解決手段】 半導体レーザ10からの出射レーザ光3
1は長軸が主走査方向と平行であり、レーザ光の偏光方
向は副走査方向に平行である。ここで、コリメートレン
ズ11の焦点距離を短くするほど平行光33の主走査方
向の長さが短くなり、コリメートレンズ11によるけら
れは小さくなる。さらに、平行光33のビーム径は主走
査および副走査方向ともにスリット12の幅と同程度
か、それよりも小さくなるため、光量損失は小さく、光
の利用効率が高くなる。これにより、ホログラムディス
ク16の回折効率は低くてもよく、ホログラムを安価に
製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置に関
し、詳しくは光を偏向させる手段としてホログラムを用
いた光走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光を偏向させる手段としてホログ
ラムを用いた光走査装置としては、図7に示すようなも
のが知られている。この光走査装置100は、半導体レ
ーザ110と、コリメートレンズ111と、スリット1
12と、円筒レンズ113と、ホログラムディスク11
6と、後置ホログラム121とを有しており、例えばホ
ログラムディスク116の片面にはホログラム117が
表面の凹凸の形状で形成されている。後置ホログラム1
21についても同様にその片面に表面の凹凸の形状でホ
ログラムが形成されている。半導体レーザ110から出
射されたレーザ光131はコリメートレンズ111によ
って平行光133となった後、スリット112を透過
し、円筒レンズ113で副走査方向に集光されホログラ
ムディスク116に照射される。
【0003】ホログラムディスク116で回折されたレ
ーザ光は、後置ホログラム121でさらに回折され、感
光体ドラム122上に微小スポットとして集光、照射さ
れる。ホログラムディスク116はモータ124の回転
軸に取り付けられており、モータ124の回転駆動に伴
ってホログラムディスク116が回転することにより、
回折されたレーザ光は感光体ドラム122上をその長手
方向に直線走査する。すなわち、ホログラムディスク1
16でレーザ光の偏向が行われ、後置ホログラム121
を組み合わせることにより、感光体ドラム122上の光
スポットを走査範囲内で所定の大きさに保持し、また、
レーザ光の波長変動に伴う走査位置の変位補正を行って
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の光走査装置100では、入射レーザ光114の偏光
方向が主走査方向に平行となるときに、ホログラム11
7の回折効率は最大となる。このため、半導体レーザ1
10は、図8(a)に示すように、その偏光方向が主走
査方向と平行となるように配置される。このため、射出
レーザ光131の断面形状は長軸が副走査方向に平行な
楕円となっている。このような射出光131はコリメー
トレンズ111で長軸方向の両端が削られて、図8
(b)に示すような平行光133とされた後、スリット
112を透過する。一般に、スリット112の形状は円
筒レンズ113の焦点距離と、感光体ドラム122上に
所定の微小スポットを形成するために必要な入射レーザ
光114の広がり角すなわち開口数とで定められる。
【0005】このため、スリット112は図8(b)に
示すように主走査方向に細長い矩形形状であり、副走査
方向については斜線で示したように一部の光しかスリッ
ト112を透過しないため、光の利用効率が低い。よっ
て、感光体ドラム122上において露光に必要な光強度
を実現するためには、高い回折効率を有する高価なホロ
グラムディスク116および後置ホログラム121を用
いなければならないという問題があった。一方、スリッ
ト112の副走査方向の開口を大きくして光の利用効率
を高めようとすると円筒レンズ113の焦点距離を長く
する必要があり、光走査装置100が大型になるという
問題があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、安価なホログラムを使用できる
光走査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の光走査装置では、レーザ光を
出射するレーザ光源と、そのレーザ光源から出射された
前記レーザ光を回折させて走査を行うホログラムディス
クと、前記ホログラムディスクを回転させる回転駆動手
段と、前記レーザ光源からのレーザ光を所定の入射レー
ザ光に変換し、前記ホログラムディスクに照射する照射
光学手段とを有し、この照射光学手段は前記入射レーザ
光の偏光方向を、前記ホログラムディスクによる走査方
向に対して垂直な方向とするものであり、レーザ光源か
ら出射されたレーザ光はビーム形状制限手段に入射す
る。入射レーザ光の偏光方向が走査方向に平行な主走査
方向に対し垂直方向であるため、ビーム径がビーム形状
制限手段の制限幅にほぼ等しいか、それよりも小さな略
平行光を容易に得ることができる。このため、照射光学
手段における光量損失が小さくなる。
【0008】請求項2に記載の光走査装置は、前記照射
光学手段がレーザ光源から発せられたレーザ光を略平行
光とするコリメートレンズと、レーザ光の形状を規定す
るビーム形状制限手段とを有し、前記コリメートレンズ
によって略平行にされたレーザ光のビーム径が前記ビー
ム形状制限手段の制限幅にほぼ等しいか、それよりも小
さく、ビーム形状制限手段における光量損失は小さくな
る。
【0009】請求項3に記載の光走査装置は、前記コリ
メートレンズの焦点距離が7mm以下であり、ビーム径
がビーム形状制限手段の制限幅にほぼ等しいか、それよ
りも小さな略平行光を容易に得ることができるため、コ
リメートレンズにおける光量損失も小さくなる。
【0010】請求項4に記載の光走査装置は、前記ホロ
グラムディスクの表面の凹凸として形成されたホログラ
ムの凹凸のピッチdに対する照射レーザ光の波長λの比
λ/dが1.3以下であり、入射レーザ光の偏光方向が
走査方向に平行な主走査方向に対し垂直方向としても光
走査に必要な回折効率を確保することができる。
【0011】請求項5に記載の光走査装置は、前記ホロ
グラムディスクの表面の凹凸として形成されたホログラ
ムの凹凸のピッチdに対する照射レーザ光の波長λの比
λ/dが0.8以上且つ1.2以下であり、入射レーザ
光の偏光方向が走査方向に平行な主走査方向に対し垂直
方向としても光走査に必要な回折効率を一層容易に確保
することができる。
【0012】請求項6に記載の光走査装置は、前記ホロ
グラムディスクの表面に形成されたホログラムの凹凸の
深さが凹凸のピッチよりも小さく、ホログラムディスク
を安価に量産することができる。
【0013】請求項7に記載の光走査装置は、前記ホロ
グラムディスクからの回折光を所定の走査線上に集光す
ると共に、前記走査線に対して平行な方向と垂直な方向
とでパワーが異なるホログラムレンズを有し、前記照射
光学手段は、前記レーザ光を前記走査線と平行な方向に
はほぼ平行光とし、前記走査線と垂直な方向には前記ホ
ログラム上に集光する作用を有しており、ホログラムデ
ィスクからの回折光は、ホログラムプレートにより走査
線と平行な方向と垂直な方向とで異なったパワーで集光
され、走査面上において微小光スポットを形成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態の一例を図面を参照して説明する。
【0015】本発明を好適に適用した図1に示す光走査
装置1において、半導体レーザ10の出射口には半導体
レーザ10より出射されるレーザ光31を平行光とする
ためのコリメートレンズ11と、コリメートレンズ11
からの平行光のビーム形状を制限するビーム形状制限手
段であるスリット12と、スリット12を透過したレー
ザ光を走査方向に垂直な方向、すなわち、副走査方向に
収束して入射レーザ光14とし、ホログラムディスク1
6の片面に形成されているホログラム17上に集光する
円筒レンズ13が設けられている。本発明の照射光学手
段20はこれらコリメートレンズ11、スリット12及
び円筒レンズ13とから構成される。
【0016】ホログラムディスク16は透明の円盤状の
基板からなるものであり、その中心はモータ24の回転
軸に固着されてモータ24の回転駆動に伴って回転可能
である。ホログラムディスク16には所定のパターンで
形成された表面の凹凸としてホログラム17が設けられ
ている。なお、ホログラムディスク16の材料として
は、樹脂、例えば、ポリカーボネート、PMMA、ポリ
イミド、アモルファスポリオレフィン等を用いた基板を
使用することができる。また、樹脂以外にガラスやセラ
ミック等を用いてもよい。この場合、ガラス、セラミッ
ク基板に直接凹凸を形成しホログラムとしてもよい。ま
た、これらの基板の上に紫外線硬化樹脂や熱可塑性樹脂
あるいはフォトレジスト等の樹脂等でホログラム17を
形成してもよい。
【0017】ホログラムディスク16により回折された
レーザ光は後置ホログラムであるホログラムプレート2
1により感光体ドラム22の表面に集光される。そし
て、モータ24の回転駆動によってホログラムディスク
16が回転することにより回折されたレーザ光は感光体
ドラム22上をその長手方向すなわち主走査方向に直線
走査する。
【0018】ホログラムプレート21は走査方向に平行
である主走査方向に垂直な副走査方向に集光力すなわち
パワーを有するため、ホログラム17で回折され副走査
方向に発散光となった回折レーザ光を感光体ドラム22
上に微小スポットとして集光する。また、感光体ドラム
22の長手方向に平行な方向である主走査方向について
は、ホログラム17に入射するレーザ光14は平行光と
されており、回折光についてもホログラムプレート21
で副走査方向とは異なったパワーで収束され、微小光ス
ポットとして集光される。なお、このようなホログラム
プレート21の集光作用により、偏心、ホログラムディ
スク16の面振れや半導体レーザ10の波長変動に伴う
回折角の変動も補償することができる。
【0019】半導体レーザ10からの射出レーザ光31
は、一般に図2(a)に示すような楕円形状をしてい
る。ここで、長軸が主走査方向と平行となるように半導
体レーザ10を配置しているため、図2(a)に矢印で
示すレーザ光の偏光方向は副走査方向に平行となる。こ
の射出レーザ光31をコリメートレンズ11で平行光3
3とすると、図2(b)に示すように、主走査方向の長
さはコリメートレンズ11の直径で制限されている。
【0020】ここで、コリメートレンズ11の焦点距離
を短くするほど平行光33の主走査方向の長さが短くな
り、コリメートレンズ11におけるけられによる光量損
失は小さくなる。このような目的からコリメートレンズ
11の焦点距離は7mm以下が望ましく、4mm程度と
することがさらに望ましい。そして、このような焦点距
離とすることにより、平行光33のビーム径は主走査方
向及び副走査方向ともにビーム形状制限手段として用い
られるスリット12の幅と同程度か、それよりも小さく
なる。
【0021】このため、図2(c)に斜線で示したよう
に、主走査方向および副走査方向ともにレーザ光の大部
分がスリット12を透過することができる。これによ
り、スリット12における光量損失は小さくなり、その
結果、レーザ光の利用効率が高くなる。なお、一般にス
リット12は走査方向に細長い矩形の開口部を有するた
め、半導体レーザ10からの出射レーザ光31の長軸が
主走査方向と平行となるように半導体レーザ10を配置
する必要がある。このため、出射レーザ光31の偏光方
向は副走査方向に平行なP偏光となるように配置され
る。
【0022】ホログラムディスク16に形成されている
ホログラム17の干渉縞の方向は主走査方向の成分が大
きい。従って、そのホログラム17における回折効率
も、図3で示すように、偏光方向が主走査方向と平行な
S偏光に対しては大きくなるが、P偏光に対してはλ/
dの増加に従い回折効率は低下する。ここで、λはレー
ザ光の波長、dはホログラムディスク17の表面の凹凸
の形状で形成されたホログラム17の干渉縞のピッチで
ある。P偏光に対し、感光体ドラム22上で必要な光強
度である数十μWを得るためには、λ/dを1.3以下
とするのが望ましい。さらに、λ/dを小さくすると回
折角が小さくなり必要な走査長が得られなくなる。この
ため、λ/dは0.8以上かつ1.2以下とするのが望
ましい。なお、P偏光入射とすることでホログラムディ
スク16における場所による回折効率の変動も小さくす
ることができる。これにより一走査内の光強度の変動を
小さくすることができる。
【0023】以上述べたとおり、ホログラムディスク1
6に達する入射レーザ光14の照射光学手段20におけ
る光強度の低下は小さいため、回折効率の低いホログラ
ムディスク17およびホログラムプレート21を用いて
も感光体ドラム22を露光するのに十分な光強度を有す
る微小光スポットを形成することができる。これによ
り、ホログラムディスク16およびホログラムプレート
21の回折効率を30%以下、さらには20%以下とす
ることができるため、各ホログラムの凹凸の深さをピッ
チあるいはピッチの半分よりも小さくすることができ
る。凹凸の浅いホログラムは射出成形等による量産が可
能となり、ホログラムを安価に製造することができる。
このようなホログラムを用いることにより、安価な光走
査装置を提供することができる。
【0024】以上、本発明の実施形態について図1及至
図3を用いて詳細に説明したが、本発明は以上詳述した
実施形態に限定されるものではなく、その主旨を逸脱し
ない範囲で種々の変更を加えることができる。
【0025】すなわち、照射光学手段20の配置、構成
についてもその主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加
えることができる。例えば、図4に示すように半導体レ
ーザ10、コリメートレンズ11、スリット12、円筒
レンズ13の光軸をホログラムディスク16面と平行と
し、立ち下げミラー61により光路を折り曲げることに
よりホログラム16への入射角を所定の角度として入射
してもよい。さらに、ホログラム16にて回折されたレ
ーザ光もミラー62,63,64で光路を折り曲げて、
感光体ドラム22へ到達するようにしてもよい。これに
より、光走査装置を薄型化することができる。このと
き、ホログラムプレート21の挿入箇所はミラー64に
後方に限定されるわけではなく、ホログラムディスク1
6にて回折されたレーザ光の光路中であれば、ホログラ
ムディスク16に形成されたホログラム17に合わせて
適宜所定の位置に配置される。
【0026】また、入射レーザ光14は主走査方向に対
して平行光となる光束に限定されるわけではない。ホロ
グラム17のパターンに応じて、入射レーザ光の主走査
方向に発散あるいは収束する光束としてもよい。
【0027】また、ビーム形状制限手段は矩形開口を有
するスリット12に限定されるわけではない。例えば、
開口は楕円形でもよい。また、コリメートレンズ11あ
るいは円筒レンズ13の入射領域を直接制限してもよ
い。
【0028】また、照射光学手段20において、スリッ
ト12を用いなくてもよい。すなわち、図2に示すよう
にスリット12への入射光とスリット12の開口部の形
状はほぼ等しくなっているため、スリット12を用い
ず、レーザ光の主走査方向の長さをコリメートレンズ1
0の直径で制限し、レーザ光の副走査方向の長さを半導
体レーザ10のビーム広がり角自体で制限してもよい。
【0029】また、必要に応じ、プリズム等の光学素子
を用いてもよい。例えば、図5に示すように、反射ミラ
ー61の代わりにプリズム71等を用いてもよい。
【0030】また、図6に示すように各光学素子やミラ
ー83、84、85を共通の基体88の両側に配置する
ことにより光走査装置1のさらなる小型化を実現するこ
とができる。
【0031】また、ホログラムディスク16およびホロ
グラムプレート21に形成されているホログラムは表面
の凹凸として形成されているものに限定されるわけでは
ない。例えば表面の凹凸の代わりに遮光部と透過部を配
した吸収型ホログラムも用いることができる。また、ホ
ログラムを媒質の位相変化で記録した体積型ホログラム
を用いてもよい。
【0032】また、レーザ光源10としては半導体レー
ザに限定されず、例えば、ガスレーザ、固体レーザ等を
用いてもよい。また、これらのレーザの第二高調波等を
用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の光走査装置では入射レーザ光の偏光方向が走
査方向に平行な主走査方向に対し垂直方向であるため、
ビーム径がビーム形状制限手段の制限幅にほぼ等しい
か、それよりも小さな略平行光を容易に得ることができ
る。このため、照射光学手段における光量損失が小さく
なり、回折効率の低い安価なホログラムディスクを用い
ることができる。
【0034】また、請求項2に記載の発明の光走査装置
では、コリメートレンズから出射される略平行光のビー
ム径はビーム形状制限手段の制限幅にほぼ等しいか、そ
れよりも小さくなっているため、ビーム形状制限手段に
おける光量損失は小さくなる。よって、回折効率の低い
安価なホログラムディスクを用いることができる。
【0035】また、請求項3に記載の発明の光走査装置
では、コリメートレンズの焦点距離が7mm以下にされ
ているため、ビーム径がビーム形状制限手段の制限幅に
ほぼ等しいか、それよりも小さな略平行光を容易に得る
ことができる。また、コリメートレンズにおける光量損
失も小さくなる。このため、回折効率の低い安価なホロ
グラムディスクを用いることができる。
【0036】また、請求項4に記載の発明の光走査装置
では、ホログラムディスクの表面の凹凸として形成され
たホログラムの凹凸のピッチdに対する照射レーザ光の
波長λの比λ/dが1.3以下であるため、入射レーザ
光の偏光方向が走査方向に平行な主走査方向に対し垂直
方向としても光走査に必要な回折効率を確保することが
できる。このため、安価なホログラムディスクを用いる
ことができる。
【0037】また、請求項5に記載の発明の光走査装置
では、ホログラムディスクの表面の凹凸として形成され
たホログラムの凹凸のピッチdに対する照射レーザ光の
波長λの比λ/dが0.8以上かつ1.2以下であるた
め、入射レーザ光の偏光方向が走査方向に平行な主走査
方向に対し垂直方向としても光走査に必要な回折効率を
いっそう容易に確保することができる。このため、安価
なホログラムディスクを用いることができる。
【0038】また、請求項6に記載の発明の光走査装置
では、ホログラムディスクの表面に形成されたホログラ
ムの凹凸の深さが凹凸のピッチよりも小さいため、ホロ
グラムディスクを安価に量産することができる。
【0039】また、請求項7に記載の発明の光走査装置
では、コリメートレンズと円筒レンズの組合せにより、
半導体レーザからの出射光を主走査方向にはほぼ平行光
とし、その形状を所望の形状に制限した後、副走査方向
にはホログラム上に集光する。このような入射レーザ光
をホログラムディスクに照射し、ホログラムプレートで
集光することにより、偏心、ホログラムディスクの面振
れや半導体レーザの波長変動に伴う回折角の変動も補償
することができ、湾曲や変位の小さな走査線を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光走査装置の実施形態を示す要部側面
図である。
【図2】レーザ光形状とスリットの関係を示す説明図で
ある。
【図3】ホログラムディスクの回折効率を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の光走査装置の他の実施形態を示す要部
側面図である。
【図5】本発明の光走査装置の他の実施形態を示す要部
側面図である。
【図6】本発明の光走査装置の他の実施例を示す要部側
面図である。
【図7】従来の光走査装置の構成を示す側面図である。
【図8】従来の光走査装置におけるレーザ光形状とスリ
ットの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10 半導体レーザ 11 コリメートレンズ 12 スリット 13 円筒レンズ 14 入射レーザ光 16 ホログラムディスク 17 ホログラム 20 照射光学手段 21 ホログラムプレート 24 モータ 31 射出レーザ光 33 平行光

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を出射するレーザ光源と、 そのレーザ光源から出射された前記レーザ光を回折させ
    て走査を行うホログラムディスクと、 前記ホログラムディスクを回転させる回転駆動手段と、 前記レーザ光源からのレーザ光を所定の入射レーザ光に
    変換し、前記ホログラムディスクに照射する照射光学手
    段とを有し、 この照射光学手段は、前記入射レーザ光の偏光方向を、
    前記ホログラムディスクによる走査方向に対して垂直な
    方向とするものであることを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光走査装置において、前
    記照射光学手段がレーザ光源から発せられたレーザ光を
    略平行光とするコリメートレンズと、レーザ光の形状を
    規定するビーム形状制限手段とを有し、 前記コリメートレンズによって略平行にされたレーザ光
    のビーム径が前記ビーム形状制限手段の制限幅にほぼ等
    しいか、それよりも小さいことを特徴とする光走査装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光走査装置において、前
    記コリメートレンズの焦点距離が7mm以下であること
    を特徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光走査装置において、前
    記ホログラムディスクの表面の凹凸として形成されたホ
    ログラムの凹凸のピッチdに対する照射レーザ光の波長
    λの比λ/dが1.3以下であることを特徴とする光走
    査装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光走査装置において、前
    記ホログラムディスクの表面の凹凸として形成されたホ
    ログラムの凹凸のピッチdに対する照射レーザ光の波長
    λの比λ/dが0.8以上且つ1.2以下であることを
    特徴とする光走査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光走査装置において、前
    記ホログラムディスクの表面に形成されたホログラムの
    凹凸の深さが凹凸のピッチよりも小さいことを特徴とす
    る光走査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光走査装置において、前
    記ホログラムディスクからの回折光を所定の走査線上に
    集光すると共に、前記走査線に対して平行な方向と垂直
    な方向とでパワーが異なるホログラムレンズを有し、 前記照射光学手段は、前記レーザ光を前記走査線と平行
    な方向にはほぼ平行光とし、前記走査線と垂直な方向に
    は前記ホログラム上に集光する作用を有することを特徴
    とする光走査装置。
JP25612295A 1995-10-03 1995-10-03 光走査装置 Pending JPH0996774A (ja)

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JP (1) JPH0996774A (ja)

Cited By (3)

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