JPH0989905A - 自動分注装置 - Google Patents
自動分注装置Info
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- JPH0989905A JPH0989905A JP23949795A JP23949795A JPH0989905A JP H0989905 A JPH0989905 A JP H0989905A JP 23949795 A JP23949795 A JP 23949795A JP 23949795 A JP23949795 A JP 23949795A JP H0989905 A JPH0989905 A JP H0989905A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ホッパユニット１（ノズルチップかき混ぜ棒
８，センサ１０）、バッファユニット９（風車ユニット
２，センサ１１）、コンベアユニット３，キャタピラユ
ニット４，ストッカユニット５（センサ１２，１３，１
４，ソレノイド１５）、チャックユニット６（ソレノイ
ド１６，センサ１８）、ノズルチップ収納容器７，分注
ユニット２２，ノズルユニット２８などで構成される。 【効果】自動分注機のノズルチップの供給を自動化する
ことにより、ノズルチップの供給の人員を削減出来る。
８，センサ１０）、バッファユニット９（風車ユニット
２，センサ１１）、コンベアユニット３，キャタピラユ
ニット４，ストッカユニット５（センサ１２，１３，１
４，ソレノイド１５）、チャックユニット６（ソレノイ
ド１６，センサ１８）、ノズルチップ収納容器７，分注
ユニット２２，ノズルユニット２８などで構成される。 【効果】自動分注機のノズルチップの供給を自動化する
ことにより、ノズルチップの供給の人員を削減出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は臨床検査における液体を
分注するのに好適な装置に関する。
分注するのに好適な装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】臨床検査分野では、血液検査に遠心分離
を利用しており、遠心分離した血液の血清を分注してい
る。古くは手動で実施していたが、近年は自動分注装置
が普及している。分注は手動でも自動でもコンタミネー
ションを避けるためノズルチップを使用している。公知
例として、特開昭60−122373号，特開昭61−68563 号公
報があり、分注機におけるノズルチップ自動整列機ノズ
ルチップ自動整列に関してあるが、ノズルチップを一定
方向に補給しなければ修正出来ない構造であり、同一方
向にする機構を入れたことにより構造的に異なる。
を利用しており、遠心分離した血液の血清を分注してい
る。古くは手動で実施していたが、近年は自動分注装置
が普及している。分注は手動でも自動でもコンタミネー
ションを避けるためノズルチップを使用している。公知
例として、特開昭60−122373号，特開昭61−68563 号公
報があり、分注機におけるノズルチップ自動整列機ノズ
ルチップ自動整列に関してあるが、ノズルチップを一定
方向に補給しなければ修正出来ない構造であり、同一方
向にする機構を入れたことにより構造的に異なる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】臨床検査の自動化は、
省力化（人材）、処理の迅速化等が必須の課題であり、
特にこれから予測される検査技師不足を補うための一助
として、急速に高まってきている。この自動化のために
は、分注途中ノズルチップ収納容器内になくなるノズル
チップの補給を容易に行う技術が必要である。従来の方
法ではノズルチップを人手を介さず、ノズルチップを同
一方向に揃えることなく補給が行えず、分注装置でのノ
ズルチップの自動供給は不完全であった。ノズルチップ
がなくなると警報（アラーム）がなるが、その状態では
動作が停止し、分注後に実施する分析業務が停止するた
め医者への報告書が遅れ、患者がまたされることになる
が多かった。また、人手を介すと手に付着した菌がノズ
ルチップに付着しコンタミネーション、またはキャリオ
ーバーの恐れがある。
省力化（人材）、処理の迅速化等が必須の課題であり、
特にこれから予測される検査技師不足を補うための一助
として、急速に高まってきている。この自動化のために
は、分注途中ノズルチップ収納容器内になくなるノズル
チップの補給を容易に行う技術が必要である。従来の方
法ではノズルチップを人手を介さず、ノズルチップを同
一方向に揃えることなく補給が行えず、分注装置でのノ
ズルチップの自動供給は不完全であった。ノズルチップ
がなくなると警報（アラーム）がなるが、その状態では
動作が停止し、分注後に実施する分析業務が停止するた
め医者への報告書が遅れ、患者がまたされることになる
が多かった。また、人手を介すと手に付着した菌がノズ
ルチップに付着しコンタミネーション、またはキャリオ
ーバーの恐れがある。
【０００４】本発明の目的は、分注に使用するノズルチ
ップを所定の方向で供給し得る自動分注装置を提供する
ことにある。
ップを所定の方向で供給し得る自動分注装置を提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】ノズルチップを自動供給
するため、ホッパからノズルチップをバッファ部へ落下
させる。落下させたノズルチップを溜めて適切量をベル
ト上に移動させる。ベルト上のノズルチップを搬送し
て、連続的に構成したノズルチップ収納ケースに一本ず
つ移動させる。水平方向に整列させたノズルチップを収
納ケースから一つずつ落下させ、下部に設けたノズルチ
ップ整列部に任意本数を整列させる。整列したノズルチ
ップを一本ずつ落下させ、方向転換部を経由させ、先端
を下方向とした一定方向に落下させる。チャック上のノ
ズルチップをチャックの開閉動作制御により順次移動す
る収納容器に落下，配列させる。複数本全てノズルチッ
プが収納容器に収納されたら、ノズルチップ挿着ポジシ
ョンにノズルチップ収納容器が移動しノズルチップ５本
単位で挿着する。ホストからの必要指示量を試料収納容
器の各ポジションから吸引し、空の採血管またはサンプ
ルカップを収納した容器の各ポジションへ吐出する。ノ
ズルチップがなくなったノズルチップ収納容器は、ノズ
ルチップ落下、配列ポジションに移動し複数本収納され
たらノズルチップ挿着ポジションに移動する。
するため、ホッパからノズルチップをバッファ部へ落下
させる。落下させたノズルチップを溜めて適切量をベル
ト上に移動させる。ベルト上のノズルチップを搬送し
て、連続的に構成したノズルチップ収納ケースに一本ず
つ移動させる。水平方向に整列させたノズルチップを収
納ケースから一つずつ落下させ、下部に設けたノズルチ
ップ整列部に任意本数を整列させる。整列したノズルチ
ップを一本ずつ落下させ、方向転換部を経由させ、先端
を下方向とした一定方向に落下させる。チャック上のノ
ズルチップをチャックの開閉動作制御により順次移動す
る収納容器に落下，配列させる。複数本全てノズルチッ
プが収納容器に収納されたら、ノズルチップ挿着ポジシ
ョンにノズルチップ収納容器が移動しノズルチップ５本
単位で挿着する。ホストからの必要指示量を試料収納容
器の各ポジションから吸引し、空の採血管またはサンプ
ルカップを収納した容器の各ポジションへ吐出する。ノ
ズルチップがなくなったノズルチップ収納容器は、ノズ
ルチップ落下、配列ポジションに移動し複数本収納され
たらノズルチップ挿着ポジションに移動する。
【０００６】
【作用】本発明によれば、ホッパ部に不規則に収納され
たノズルチップを自動で同一方向に整列させ収納容器に
配列することが可能となり、分注動作まで実施するの
で、ノズルチップを整列させる人員が不要となり、その
結果として省力化及び作業の効率化が図れる。
たノズルチップを自動で同一方向に整列させ収納容器に
配列することが可能となり、分注動作まで実施するの
で、ノズルチップを整列させる人員が不要となり、その
結果として省力化及び作業の効率化が図れる。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を説明する。図１，図２は
自動分注装置の斜視図である。大きく別けて、分注ユニ
ット２２，チップ整列機２５により構成される。本発明
はノズルチップ２３の自動供給についての為、チップ整
列機２５について以下図３より説明する。図３のチップ
整列機２５は、ホッパユニット部１と風車ユニット２，
コンベアユニット３，キャタピラユニット４，ストッカ
ユニット５，チャックユニット６，ノズルチップ収納容
器７，分注ユニット２２に分けられる。ホッパユニット
１は、ノズルチップ２３を３０００本を収納できる。ノ
ズルチップかき混ぜ棒８を図３の矢印方向に動作させ、
ノズルチップ２３を上下，左右に動かしバッファユニッ
ト９に落下させる。ホッパ１内にはセンサー１０が設置
されており、ノズルチップ２３が無くなった場合はアラ
ームが表示され、補給ができるように制御されている。
バッファユニット９内にもセンサ１１が設置されてお
り、ノズルチップ２３が無い場合はノズルチップかき混
ぜ棒８を矢印方向に動作させ、ノズルチップ２３を落下
させる。ノズルチップ２３が有る場合は、風車２を回転
させてノズルチップ２３をコンベアユニット３に排出さ
せる。コンベアユニット３のコンベアは、風車２の回転
と同期させて制御しており、コンベア上のノズルチップ
２３は搬送され、キャタピラユニット４上に送られる。
図４はキャタピラユニット４，ストッカユニット５の詳
細図である。キャタピラユニット４は、ノズルチップ２
３一つずつ収納して搬送し、ストッカユニット５に落下
させる。ストッカユニット５は、下から二番目，六番
目，キャタピラユニット４との境界面にノズルチップセ
ンサ１２，１３，１４を設置しており、それぞれのセン
サーが動作の制御をしている。センサ１２（下から二番
目）にノズルチップ２３が有る場合は、ソレノイド１５
が作動し、ノズルチップ２３をチャックユニット６に移
載させる。センサ１２にノズルチップが無い場合は、ノ
ズルチップ２３が有りになるまでソレノイド１５は作動
せず、ノズルチップ２３が落下して来るまでノズルチッ
プかき混ぜ棒８，風車ユニット、コンベアユニット３，
キャタピラユニット４を作動させてノズルチップ２３が
落下されるまで待機状態になり、ある時間が経過しても
ノズルチップ２３が移載しない場合はタイムアウトエラ
ーを表示する。センサ１３（下から六番目）にノズルチ
ップ２３が有る場合は、風車ユニット２，コンベアユニ
ット３，キャタピラユニット４の動作を停止させ、ノズ
ルチップ２３の供給を停止する。センサ１３にノズルチ
ップ２３が無い場合は、ノズルチップ２３が移載して来
るまでノズルチップかき混ぜ棒８，風車ユニット、コン
ベアユニット３、キャタピラユニット４を作動させ続
け、ある時間が経過してもノズルチップ２３が落下しな
い場合はタイムアウトエラーを表示する。センサ１４
（キャタピラユニット４との境界面）にノズルチップ２
３が有る場合は、センサ１３が壊れたときか、何らかの
原因でノズルチップ２３が落下出来なかったような異常
時のため、アラームを表示し、停止する。センサ１４に
ノズルチップ２３が無い場合は、動作的は全く制御には
関係無いため、動作を続行する。センサ１２が入ってお
り、かつチャックユニット６上にノズルチップ２３が無
い場合にソレノイド１５が作動しチャックユニット６上
にノズルチップ２３を落下させる。図６は方向転換の詳
細図である。ノズルチップ方向転換部２６を通過する
際、ノズルチップ２３下向きにして落下するよう方向転
換される。ノズルチップ方向転換部２６は転換突起２７
があり、対面の壁とのすきまをノズルチップ先端よりは
広く、かつ根本よりは狭くしているため、ノズルチップ
落下時、ノズルチップ２３の根本側が一度ひっかかる構
造になっている。ノズルチップ先端はこの突起にひっか
からずノズルチップの根本よりも先に落下するため、必
ず先端が下向きとなって落下する。ここで転換突起２７
からチャックユニット６までの距離を適切な距離にすれ
ば、チャックユニット６上にノズルチップ２３の先端を
下にして落下させることができる。図５はチャックユニ
ット６の詳細図である。チャックユニット６上には、セ
ンサ１８が設置されており、ノズルチップ２３の有無検
出が出来る構造になっている。また、ソレノイド１５が
作動後、センサ１８が検出しない場合は、アラームを表
示する制御になっている。チャックユニット６の真下
に、ノズルチップ収納容器７のノズルチップ挿入口２１
が来るように、センサ１９を設けており、ピッチ送りが
可能にするため遮光棒２４を５個設けている。ノズルチ
ップ収納容器７上にノズルチップ２３の有無を検知する
ため、センサ２０を設けている。チャックユニット６
は、センサ１８でノズルチップ２３があり、かつ、セン
サ２０がノズルチップ２３がないと判断したときに、ソ
レノイド１６が作動しノズルチップ２３を移載させる。
センサ１８でノズルチップ２３が有り、かつ、センサ２
０が有と判断したときは、１ピッチ送り、次のポジショ
ンのノズルチップ２３有無をセンサ２０で確認する。５
ポジション確認後、ノズルチップ収納容器７を移動させ
る。図７はノズルチップ２３装着の詳細図である。ノズ
ルユニット２８は移動してきたノズルチップ収納容器７
上に移動しノズルチップ挿入口に５本のノズルユニット
２８が下降し、圧入しながらノズルチップを装着する。
その後の動きは図８はノズルユニット２８の吸引，吐出
の詳細図である。搬送されてきた検体の入った資料収納
容器２９からホスト３１の指示により検体を吸引し、空
容器収納容器３０に吐出する。５本のノズルが動くため
１回の分注動作で資料収納容器２９の分注処理が終了
し、次ユニットに搬送される。この繰返しにより分注動
作を実施する。図９，図１０は分注動作の説明図であ
る。資料収納容器２９が前ユニットより搬送されてきて
試料収納容器番号をホスト３１に問い合わせ、試料収納
容器２９に収納されている試料毎の分注量の指示をもら
い、分注ポジションに試料収納容器２９が移動したこと
を確認後、必要指示量の吸引を行う。空の試験管あるい
は、サンプルカップを収納した容器３０の番号を読み取
り、分注ポジションに待機しておく。試料収納容器３０
の各ポジションから、空の試験管（サンプルカップ）の
各ポジションに必要量吐出し、分注結果として資料収納
容器番号とポジション及び空収納容器番号とポジショ
ン、分注量をホスト３１に送信する。ホスト送信は分注
量以外に、必要指示量の吸引時ノズル２８下降量よりあ
らかじめ設定した原点から算出し、各試料が容器に入っ
ている量を送信する。また、必要指示量の吸引時、試料
がない場合、試料が少ない場合、フィブリン（血液を遠
心分離後、ゼリー状に試料が変化したもの）等により、
試料を吸引出来ない場合は、吸引時の圧力変化により検
知し状態を細分化しホスト３１に送信する。処理能力を
向上するため、分注待機ポジション、分注ポジション、
搬出待機ポジションを設け、空の試験管(またはサンプ
ルカップ)を収納した収納容器３０は、常時分注ポジシ
ョン，分注待機ポジションに待機しているように制御し
ている。このため、試料収納容器２９が搬送されても分
注できることになる。分注待機ポジションから分注ポジ
ション，分注ポジションから搬出待機ポジションへの搬
送は、搬送用ベルト３３が常時動作しており、ソレノイ
ドストッパー３２がライン状に飛び出すことにより、ラ
ックを停止させている。試料収納容器２９（または、空
容器収納容器３０）検知をセンサ３４で確認後、次ポジ
ションに試料収納容器２９（または、空容器収納容器３
０）有無を検知し、ない場合のみソレノイドストッパー
３２を引っ込み、次ポジションに搬送する（ある場合
は、その状態のまま待機する）。搬送した試料収納容器
２９（または、空容器収納容器３０）を次ポジションで
検知することにより、次ポジションの試料収納容器２９
（または、空容器収納容器３０）の搬送が確認でき終了
する（検知しない場合は、アラームが発生し停止す
る）。図１０により、試料収納容器２９，空容器収納容
器３０の搬入搬出について説明する。前ユニットから試
料収納容器２９及び、空容器収納容器３０の搬入は、分
注待機ポジションに試料収納容器２９及び、空収納容器
３０のセンサ３４を設け検知しているときは、搬入不可
状態であることを前ユニットとの通信で状態コードを伝
え、検知していないときは搬入可能状態であることを前
ユニットとの通信で状態コードを伝え制御している。次
ユニットに搬出する場合は、次ユニットの状態コードを
確認し、搬送可能状態のときに搬出し、状態コードが搬
出不可能のときは、搬出待機ポジションに待機する。こ
のような動作，制御によりノズルチップ３１の自動供給
にした分注装置の分注動作が実施される。
自動分注装置の斜視図である。大きく別けて、分注ユニ
ット２２，チップ整列機２５により構成される。本発明
はノズルチップ２３の自動供給についての為、チップ整
列機２５について以下図３より説明する。図３のチップ
整列機２５は、ホッパユニット部１と風車ユニット２，
コンベアユニット３，キャタピラユニット４，ストッカ
ユニット５，チャックユニット６，ノズルチップ収納容
器７，分注ユニット２２に分けられる。ホッパユニット
１は、ノズルチップ２３を３０００本を収納できる。ノ
ズルチップかき混ぜ棒８を図３の矢印方向に動作させ、
ノズルチップ２３を上下，左右に動かしバッファユニッ
ト９に落下させる。ホッパ１内にはセンサー１０が設置
されており、ノズルチップ２３が無くなった場合はアラ
ームが表示され、補給ができるように制御されている。
バッファユニット９内にもセンサ１１が設置されてお
り、ノズルチップ２３が無い場合はノズルチップかき混
ぜ棒８を矢印方向に動作させ、ノズルチップ２３を落下
させる。ノズルチップ２３が有る場合は、風車２を回転
させてノズルチップ２３をコンベアユニット３に排出さ
せる。コンベアユニット３のコンベアは、風車２の回転
と同期させて制御しており、コンベア上のノズルチップ
２３は搬送され、キャタピラユニット４上に送られる。
図４はキャタピラユニット４，ストッカユニット５の詳
細図である。キャタピラユニット４は、ノズルチップ２
３一つずつ収納して搬送し、ストッカユニット５に落下
させる。ストッカユニット５は、下から二番目，六番
目，キャタピラユニット４との境界面にノズルチップセ
ンサ１２，１３，１４を設置しており、それぞれのセン
サーが動作の制御をしている。センサ１２（下から二番
目）にノズルチップ２３が有る場合は、ソレノイド１５
が作動し、ノズルチップ２３をチャックユニット６に移
載させる。センサ１２にノズルチップが無い場合は、ノ
ズルチップ２３が有りになるまでソレノイド１５は作動
せず、ノズルチップ２３が落下して来るまでノズルチッ
プかき混ぜ棒８，風車ユニット、コンベアユニット３，
キャタピラユニット４を作動させてノズルチップ２３が
落下されるまで待機状態になり、ある時間が経過しても
ノズルチップ２３が移載しない場合はタイムアウトエラ
ーを表示する。センサ１３（下から六番目）にノズルチ
ップ２３が有る場合は、風車ユニット２，コンベアユニ
ット３，キャタピラユニット４の動作を停止させ、ノズ
ルチップ２３の供給を停止する。センサ１３にノズルチ
ップ２３が無い場合は、ノズルチップ２３が移載して来
るまでノズルチップかき混ぜ棒８，風車ユニット、コン
ベアユニット３、キャタピラユニット４を作動させ続
け、ある時間が経過してもノズルチップ２３が落下しな
い場合はタイムアウトエラーを表示する。センサ１４
（キャタピラユニット４との境界面）にノズルチップ２
３が有る場合は、センサ１３が壊れたときか、何らかの
原因でノズルチップ２３が落下出来なかったような異常
時のため、アラームを表示し、停止する。センサ１４に
ノズルチップ２３が無い場合は、動作的は全く制御には
関係無いため、動作を続行する。センサ１２が入ってお
り、かつチャックユニット６上にノズルチップ２３が無
い場合にソレノイド１５が作動しチャックユニット６上
にノズルチップ２３を落下させる。図６は方向転換の詳
細図である。ノズルチップ方向転換部２６を通過する
際、ノズルチップ２３下向きにして落下するよう方向転
換される。ノズルチップ方向転換部２６は転換突起２７
があり、対面の壁とのすきまをノズルチップ先端よりは
広く、かつ根本よりは狭くしているため、ノズルチップ
落下時、ノズルチップ２３の根本側が一度ひっかかる構
造になっている。ノズルチップ先端はこの突起にひっか
からずノズルチップの根本よりも先に落下するため、必
ず先端が下向きとなって落下する。ここで転換突起２７
からチャックユニット６までの距離を適切な距離にすれ
ば、チャックユニット６上にノズルチップ２３の先端を
下にして落下させることができる。図５はチャックユニ
ット６の詳細図である。チャックユニット６上には、セ
ンサ１８が設置されており、ノズルチップ２３の有無検
出が出来る構造になっている。また、ソレノイド１５が
作動後、センサ１８が検出しない場合は、アラームを表
示する制御になっている。チャックユニット６の真下
に、ノズルチップ収納容器７のノズルチップ挿入口２１
が来るように、センサ１９を設けており、ピッチ送りが
可能にするため遮光棒２４を５個設けている。ノズルチ
ップ収納容器７上にノズルチップ２３の有無を検知する
ため、センサ２０を設けている。チャックユニット６
は、センサ１８でノズルチップ２３があり、かつ、セン
サ２０がノズルチップ２３がないと判断したときに、ソ
レノイド１６が作動しノズルチップ２３を移載させる。
センサ１８でノズルチップ２３が有り、かつ、センサ２
０が有と判断したときは、１ピッチ送り、次のポジショ
ンのノズルチップ２３有無をセンサ２０で確認する。５
ポジション確認後、ノズルチップ収納容器７を移動させ
る。図７はノズルチップ２３装着の詳細図である。ノズ
ルユニット２８は移動してきたノズルチップ収納容器７
上に移動しノズルチップ挿入口に５本のノズルユニット
２８が下降し、圧入しながらノズルチップを装着する。
その後の動きは図８はノズルユニット２８の吸引，吐出
の詳細図である。搬送されてきた検体の入った資料収納
容器２９からホスト３１の指示により検体を吸引し、空
容器収納容器３０に吐出する。５本のノズルが動くため
１回の分注動作で資料収納容器２９の分注処理が終了
し、次ユニットに搬送される。この繰返しにより分注動
作を実施する。図９，図１０は分注動作の説明図であ
る。資料収納容器２９が前ユニットより搬送されてきて
試料収納容器番号をホスト３１に問い合わせ、試料収納
容器２９に収納されている試料毎の分注量の指示をもら
い、分注ポジションに試料収納容器２９が移動したこと
を確認後、必要指示量の吸引を行う。空の試験管あるい
は、サンプルカップを収納した容器３０の番号を読み取
り、分注ポジションに待機しておく。試料収納容器３０
の各ポジションから、空の試験管（サンプルカップ）の
各ポジションに必要量吐出し、分注結果として資料収納
容器番号とポジション及び空収納容器番号とポジショ
ン、分注量をホスト３１に送信する。ホスト送信は分注
量以外に、必要指示量の吸引時ノズル２８下降量よりあ
らかじめ設定した原点から算出し、各試料が容器に入っ
ている量を送信する。また、必要指示量の吸引時、試料
がない場合、試料が少ない場合、フィブリン（血液を遠
心分離後、ゼリー状に試料が変化したもの）等により、
試料を吸引出来ない場合は、吸引時の圧力変化により検
知し状態を細分化しホスト３１に送信する。処理能力を
向上するため、分注待機ポジション、分注ポジション、
搬出待機ポジションを設け、空の試験管(またはサンプ
ルカップ)を収納した収納容器３０は、常時分注ポジシ
ョン，分注待機ポジションに待機しているように制御し
ている。このため、試料収納容器２９が搬送されても分
注できることになる。分注待機ポジションから分注ポジ
ション，分注ポジションから搬出待機ポジションへの搬
送は、搬送用ベルト３３が常時動作しており、ソレノイ
ドストッパー３２がライン状に飛び出すことにより、ラ
ックを停止させている。試料収納容器２９（または、空
容器収納容器３０）検知をセンサ３４で確認後、次ポジ
ションに試料収納容器２９（または、空容器収納容器３
０）有無を検知し、ない場合のみソレノイドストッパー
３２を引っ込み、次ポジションに搬送する（ある場合
は、その状態のまま待機する）。搬送した試料収納容器
２９（または、空容器収納容器３０）を次ポジションで
検知することにより、次ポジションの試料収納容器２９
（または、空容器収納容器３０）の搬送が確認でき終了
する（検知しない場合は、アラームが発生し停止す
る）。図１０により、試料収納容器２９，空容器収納容
器３０の搬入搬出について説明する。前ユニットから試
料収納容器２９及び、空容器収納容器３０の搬入は、分
注待機ポジションに試料収納容器２９及び、空収納容器
３０のセンサ３４を設け検知しているときは、搬入不可
状態であることを前ユニットとの通信で状態コードを伝
え、検知していないときは搬入可能状態であることを前
ユニットとの通信で状態コードを伝え制御している。次
ユニットに搬出する場合は、次ユニットの状態コードを
確認し、搬送可能状態のときに搬出し、状態コードが搬
出不可能のときは、搬出待機ポジションに待機する。こ
のような動作，制御によりノズルチップ３１の自動供給
にした分注装置の分注動作が実施される。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば、分注に使用するノズル
チップのノズルチップ収納容器へ自動で、確実に供給す
ることが出来る。したがって、ノズルチップの補給の省
力化，迅速化が出来る。
チップのノズルチップ収納容器へ自動で、確実に供給す
ることが出来る。したがって、ノズルチップの補給の省
力化，迅速化が出来る。
【図１】自動分注装置の側面図。
【図２】自動分注装置の正面図。
【図３】ノズルチップ整列機の説明図。
【図４】キャタピラユニット，ストッカユニットの説明
図。
図。
【図５】方向転換部の説明図。
【図６】チャックユニット，ノズル収納容器の説明図。
【図７】ノズルユニット，ノズル収納容器の説明図。
【図８】資料収納容器，空容器収納容器，ノズルチップ
収納容器動作の説明図。
収納容器動作の説明図。
【図９】分注動作の説明図。
【図１０】分注動作のブロック図。
２２…分注ユニット、２３…ノズルチップ、２４…遮光
棒、２５…チップ整列機。
棒、２５…チップ整列機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 義之 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 小又 幹夫 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内
Claims (5)
- 【請求項１】試料を複数本収納した試料収納容器と空の
試料容器を複数本収納した空試料収納容器を任意の位置
まで搬送する試料収納容器搬送部と前記試料を単数ある
いは複数で吸入及び吐出を行う分注ユニット部、ノズル
チップをノズルチップ収納容器まで整列するノズルチッ
プ整列部より構成され、前記試料を吸引し前記空試料容
器に吐出する自動分注装置において、動作を一連的に制
御することにより投入，収納された前記ノズルチップの
方向を規定し、前記ノズルチップ収納容器上へ複数本自
動整列し、整列した前記ノズルチップ収納容器から前記
ノズルチップを複数本挿着し、分注指示に従い分注する
ことを特徴とする自動分注装置。 - 【請求項２】請求項１において、前記分注ユニット部は
ノズルユニット部、制御部より構成され、複数本の前記
ノズルチップを収納した前記ノズルチップ収納容器上に
ノズルユニットが一回の下降により前記ノズルチップを
圧入挿着し、制御部からの分注指示に従い複数本の試料
を吸引し、複数本の空容器に吐出するのを単数回あるい
は複数回の下降上昇により行う自動分注装置。 - 【請求項３】請求項１において、任意数量の前記ノズル
チップを収納するホッパ部、前記ホッパ部下部に落下し
たノズルチップを一時退避させ搬送する手段を備えたバ
ッファ部と、前記バッファ部より搬出した前記ノズルチ
ップを搬送する搬送部、さらに搬送部からの任意数の前
記ノズルチップを水平方向に整列、ストックするストッ
カ部、ストッカから落下，搬出した前記ノズルチップを
垂直に一定方向へ整える方向整列部、さらに前記ノズル
チップを位置決めし、定量的に搬出するチャック部、及
び任意数の前記ノズルチップを最終的に配列収納する前
記ノズルチップ複数本収納容器部より構成され、前記ノ
ズルチップを落下搬送する空間に凸部を設置し前記ノズ
ルチップが水平方向から垂直方向にし、前記ノズルチッ
プの先端が下になるように一定方向へ整える自動分注装
置。 - 【請求項４】請求項１において、ホッパ部，バッファ
部，搬送部，ストッカ部，方向整列部，チャック部，ノ
ズルチップ収納容器部にノズルチップ検知部を設け、前
記ノズルチップの有無により動作を一連的に制御し、複
数本の前記ノズルチップを前記ノズルチップ収納容器に
自動整列させる自動分注装置。 - 【請求項５】請求項３において、前記ホッパ部最下部に
前記ホッパ内のノズルチップの撹拌、及びホッパ部から
のノズルチップの落下量を適量に制御する機構を備えて
いる自動分注装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23949795A JPH0989905A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 自動分注装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23949795A JPH0989905A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 自動分注装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989905A true JPH0989905A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17045669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23949795A Pending JPH0989905A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 自動分注装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0989905A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001153875A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-08 | Olympus Optical Co Ltd | 自動分析装置 |
| JP2016166890A (ja) * | 2011-11-04 | 2016-09-15 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft | 研究室試料配送システムおよび対応する動作方法 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP23949795A patent/JPH0989905A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001153875A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-08 | Olympus Optical Co Ltd | 自動分析装置 |
| JP2016166890A (ja) * | 2011-11-04 | 2016-09-15 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft | 研究室試料配送システムおよび対応する動作方法 |
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