JPH0989257A - 芯上下式石油燃焼器の点火装置 - Google Patents

芯上下式石油燃焼器の点火装置

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JPH0989257A
JPH0989257A JP26899795A JP26899795A JPH0989257A JP H0989257 A JPH0989257 A JP H0989257A JP 26899795 A JP26899795 A JP 26899795A JP 26899795 A JP26899795 A JP 26899795A JP H0989257 A JPH0989257 A JP H0989257A
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JP
Japan
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wick
electrode
level
electrical discharging
discharge
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Pending
Application number
JP26899795A
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English (en)
Inventor
Takeshi Osawa
岳史 大澤
Noboru Takahashi
昇 高橋
Masanobu Numao
正信 沼尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に、且つ、速やかに点火できるようにす
る。 【解決手段】 放電電極17を、下方に向けた尖端がレ
ベルL2より上方に位置し、且つ、灯芯1の厚み方向の
略中央に位置するように、非昇降部材である灯芯案内筒
3の外筒7に、例えばスポット溶接により固定する支持
金具19の固定バンド21を用いて取着し、対向電極2
3は、支持金具19と一体に成形し、灯芯案内筒3の外
筒7を貫通して、放電電極17の尖端に臨む灯芯1の外
周面にその放電を受ける部分を沿わせ、その上端がレベ
ルL1に位置するように取着する。灯芯1の上端がレベ
ルL1まで上昇すると、放電電極17と対向電極23と
の間で放電が起こり、灯芯1の上端がレベルL2からL
1まで降下すると、放電電極17と対向電極23との間
の放電が停止するように機能する高周波高電圧発生回路
を、放電電極17・対向電極23に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯上下式石油燃焼
器の点火装置に係わり、さらに詳しくは放電現象を利用
して点火する芯上下式石油燃焼器の点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の点火装置としては、例えば図3
に示したように、昇降動可能な灯芯1の外周面に臨んで
固定した放電電極17と、灯芯1の内周面に装着する芯
ホルダー6から上方に延設する対向電極23との間で放
電を起こし、毛細管現象によって灯芯1に染み込んで上
昇している石油(灯油)に点火する装置が、実開昭61
−8765号に開示されている。なお、図中3は灯芯案
内筒、5はその内筒、7はその外筒であり、11は燃焼
筒の内炎筒、13は外炎筒である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記点火装置
においては、放電電極と対向電極との離間距離を調節し
ただけでは、必ずしも安定した放電点火ができないと云
った問題点があった。すなわち、放電電極と対向電極と
の間には、絶縁物であるガラス製などの灯芯や石油が介
在するため、電極の設置の仕方や灯芯の上昇のさせ方に
よっては、忽ち放電し難くなると云った問題点があっ
た。
【0004】また、安定した放電が可能に調節された装
置においても、電源に乾電池を使用した場合には、電極
間に絶縁物があるため電圧が僅かでも低下すると放電し
なくると云った問題点があり、これら問題点の解決が課
題となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、放電現象を利用した芯上下式石油燃焼器の点
火装置において、少なくとも一方の電極を非昇降部材に
取着して最上昇時の灯芯上端より下側に配置し、他方の
電極を非昇降部材に取着して最上昇時の灯芯の少なくと
も上端の一部が両電極の間に位置するようにした第1の
構成と、
【0006】前記第1の構成において、一方の電極を灯
芯の側面に沿って設置するようにした第2の構成と、
【0007】前記第1または第2の構成において、放電
中の電極の間に、上昇する灯芯の少なくとも上端の一部
が進入可能に、灯芯の上昇と放電開始のタイミングとを
設定するようにした第3の構成と、を提供するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1と図2に基づいて本発
明の一実施形態を詳細に説明する。なお、理解を容易に
するため、これらの図においても前記図3において説明
した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を
付した。
【0009】灯芯1は、図示しないダイヤル式操作摘み
などを備えたそれ自体は従来周知の灯芯昇降機構によっ
て、灯芯案内筒3の内筒5と外筒7との間で昇降自在で
あり、最も上昇させるた時にはその上端は内筒5と外筒
7との間から突出してレベルL2まで上昇し、操作摘み
から手を放すなどすれば、レベルL2より例えば3mm
程降下してレベルL1に位置するように構成する。
【0010】灯芯1は耐熱性のガラス繊維などからな
り、その下端を図示しない燃料タンクの石油に浸漬し
て、下方から毛細管現象を利用してその上端まで液体の
石油を吸い上げ、燃焼筒9の下部側においてその内炎筒
11と外炎筒13との間に、内筒5と外筒7の間から突
出するその上端を臨ませて、石油の燃焼に関与するもの
である。
【0011】なお、燃焼筒9の内炎筒11は灯芯案内筒
3の内筒5の上部材5A上に、外炎筒13は灯芯案内筒
3の外筒7の上部材7A上にそれぞれ載置する。また、
15は燃焼筒9の燃焼外筒である。
【0012】本発明の点火装置における放電電極17
は、屈曲して斜め下方を向いた尖端がレベルL2より例
えば1mm上方に位置し、且つ、灯芯1の厚み方向の略
中央部に位置するように、それの碍子17Aを非昇降部
材である灯芯案内筒3の外筒7の上部材7Aに、例えば
スポット溶接により固定する支持金具19に固定バンド
21を用いて固定し、取り付ける。
【0013】一方、対向電極23は、前記支持金具19
と一体に成形し、灯芯案内筒3の外筒7の上部材7Aを
貫通して、放電電極17の尖端に臨む灯芯1の外周面に
その放電を受ける部分を沿わせ、その上端がレベルL1
に位置するように設置して、灯芯1の上端がレベルL1
を越えてレベルL2に到達する過程で、灯芯1の上端の
少なくとも一部が放電電極17と対向電極23との間に
進入するように構成した。
【0014】そして、灯芯1の昇降機構などに取り付け
た図示しないスイッチ機構により、例えば操作摘みなど
を操作して灯芯1の上端がレベルL1まで上昇すると、
放電電極17と対向電極23との間で放電が起こり、灯
芯1の上端がレベルL2からL1まで降下すると、放電
電極17と対向電極23との間の放電が停止するように
機能する、それ自体は従来周知の図示しない乾電池など
を電源とする高周波高電圧発生回路を、放電電極17・
対向電極23に接続する。
【0015】上記構成において、図示しない操作摘みな
どを操作して灯芯1を上昇させると、その上端がレベル
L1に到達したときに放電電極17と対向電極23との
間で放電が起こり、さらにその上端がレベルL2に上昇
する過程でこの放電している電極の間に灯芯1の上端が
進入するので、その進入時に灯芯1に染み込んでいる石
油が瞬時に加熱されて気化し、速やかな点火が行われ
る。
【0016】点火動作が終了すると、操作摘みから手を
放すなどすれば、放電電極17と対向電極23との間で
起こっていた放電は停止し、灯芯1はその上端がレベル
L1の位置まで降下して安定した燃焼が継続する。
【0017】本発明の点火装置においては、上記したよ
うに放電電極17と対向電極23との間に放電を妨げる
絶縁物の灯芯1が介在しない状態で放電を開始させるの
で、灯芯1の設置状態とは関係なく、放電性は放電電極
17と対向電極23との離間距離に依存し、この距離を
調節するだけで確実に放電させることが可能であり、製
造管理上極めて好都合であ。
【0018】そして、この放電中の二つの電極の間に石
油が染み込んだ灯芯1の上端を上昇・進入させるため、
進入と同時に石油は加熱されて気化し、確実で速やかな
点火が行われる。
【0019】また、上述の一実施形態例においては、放
電電極17の碍子17Aを固定支持する支持金具19
に、対向電極19を一体に成形してなるので、組立て時
における放電電極17と対向電極19との位置や電極間
の距離のばらつきを制御でき、寸法管理を容易となせる
と共に、構成の簡略化を図ることができる。
【0020】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から
逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0021】例えば、灯芯1の設置位置が多少上下して
も、一層確実に放電するように、灯芯1がレベルL1よ
り多少(例えば、1〜5mm程度)低い位置まで上昇し
た時に放電を開始するように、高周波高電圧発生回路を
構成することも可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、放電現象を利用した芯上下式石油燃焼器の点火装置
において、少なくとも一方の電極を非昇降部材に取着し
て最上昇時の灯芯上端より下側に配置し、他方の電極を
非昇降部材に取着して最上昇時の灯芯の少なくとも上端
の一部が両電極の間に位置するように構成したので、二
つの電極の間で発生させる放電により、灯芯に染み込ん
だ石油を瞬時に加熱気化して点火させることができ、点
火性能が向上する。
【0023】請求項2の芯上下式石油燃焼器において
は、放電が二つの電極の間で確実に行われ、近接する電
極以外の他の金属部分との間で放電することが防止され
る。
【0024】請求項3の芯上下式石油燃焼器において
は、二つの電極の間に放電を妨げる絶縁物製の灯芯が介
在しない状態で放電を開始し、この放電している二つの
電極の間に灯芯が上昇して進入するため、放電が容易に
起こり、また、電極間に灯芯が進入すると同時に、灯芯
に染み込んでいた石油は瞬時に加熱されて気化し、点火
するので確実で速やかな点火が行える。
【0025】また、この請求項3の芯上下式石油燃焼器
においては、灯芯の設置が多少上下にずれたとしても、
確実に放電・点火するので、製造管理上極めて都合が良
い。さらに、確実で速やかな点火が行えるため、乾電池
などの電源部の寿命が延びると云った利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態を示す説明図である。
【図2】一実施形態を上方から見た説明図である。
【図3】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1 灯芯 3 灯芯案内筒 5 内筒 7 外筒 9 燃焼筒 11 内炎筒 13 外炎筒 15 燃焼外筒 17 放電電極 17A 碍子 19 支持金具 21 固定バンド 23 対向電極 L1・L2 レベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電現象を利用した芯上下式石油燃焼器
    の点火装置において、少なくとも一方の電極を非昇降部
    材に取着して最上昇時の灯芯上端より下側に配置し、他
    方の電極を非昇降部材に取着して最上昇時の灯芯の少な
    くとも上端の一部が両電極の間に位置するように配置し
    たことを特徴とする芯上下式石油燃焼器の点火装置。
  2. 【請求項2】 一方の電極が灯芯の側面に沿って設置さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の芯上下式石油燃
    焼器の点火装置。
  3. 【請求項3】 放電中の電極の間に、上昇する灯芯の少
    なくとも上端の一部が進入可能に、灯芯の上昇と放電開
    始のタイミングが設定されたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の芯上下式石油燃焼器の点火装置。
JP26899795A 1995-09-25 1995-09-25 芯上下式石油燃焼器の点火装置 Pending JPH0989257A (ja)

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