JPH0989194A - ガス充填装置 - Google Patents

ガス充填装置

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JPH0989194A
JPH0989194A JP24962195A JP24962195A JPH0989194A JP H0989194 A JPH0989194 A JP H0989194A JP 24962195 A JP24962195 A JP 24962195A JP 24962195 A JP24962195 A JP 24962195A JP H0989194 A JPH0989194 A JP H0989194A
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JP
Japan
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filling
gas
pipe
filling machine
machine
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JP24962195A
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English (en)
Inventor
Susumu Takano
進 高野
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MEIKO IND CORP Ltd
Meiko Sangyo Co Ltd
Original Assignee
MEIKO IND CORP Ltd
Meiko Sangyo Co Ltd
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Publication date
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス供給管路を充填機の回動及び進退動に対応
可能としながら同供給管路の耐久性を高めて、スイング
式等の充填機を備えたガス充填装置の精度及び安全性の
向上を図る。 【解決手段】充填機bの回動,揺動に対し対応する箇所
の自在継手50〜55が回動してガス供給管路eが充填
機bの作動に追従し、また管体41〜48にねじれ等が
生じることなく、充填口103 に対する充填ノズル32の
位置合わせ,接続,取り外しを高精度でスムーズ且つ適
正に行うことが出来る。管体41〜48鋼管からなるの
で、耐久性が高く且つ充填機bの作動によって各管体に
ねじれ等が生じることも無いので安全性が大幅に向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLPガス等のガス容
器に所要のガスを充填するガス充填装置に関し、詳しく
は、ガス容器頂部の開閉バルブ側面に開口する充填口に
対して、ガス充填ノズルが接離するよう揺動進退(スイ
ング)又は水平動進退自在とした、所謂スイング式若し
くは水平進退式の充填機を備えたガス充填装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ガス充填装置として、スイ
ング式の充填機を備えたものと、水平進退式の充填機を
備えたものとが知られている。スイングタイプのガス充
填装置は、充填機を、クランプ手段等により正立状態で
保持されたガス容器頂部の開閉バルブを中心に回動自在
に設置すると共に、前方への揺動により開閉バルブの充
填口に対するガス充填ノズルの接続を可能とし、且つ後
方への揺動によりガス充填ノズルが充填口から離れるよ
う前後揺動(スイング)自在に支持してなり、前記充填
口に対するガス充填ノズルの位置合わせを充填機の回動
により行い、且つ前記充填口に対するガス充填ノズルの
接続及び取り外しを充填機の前後揺動により行うもので
ある。水平進退式のものは、充填口に対する充填ノズル
の位置合わせは前記同様充填機の回動により行う一方、
充填機を前後進退動自在に支持して、該充填機の水平方
向への進動により充填口に対するガス充填ノズルの接続
を可能とし、且つ水平方向への退動によりガス充填ノズ
ルが充填口から離れるよう構成したものである。
【0003】前記充填機の回動及び進退動(揺動進退又
は水平動進退)は、作業者による手作業で行うように構
成する場合と、モータ,シリンダ等の駆動手段により自
動的に行うように構成する場合とがある。また上記スイ
ングタイプのものは、水平進退式に比べ充填機の移動量
が小さく装置設置のためのスペースを小さくできると共
に、構成が簡単なことから自動化が容易である等の利点
がある。
【0004】上述のガス充填装置は、充填機の回動中心
からガス充填ノズルにわたって配設され充填機と一体に
回動及び進退動するガス供給管路(可動管路)を備え、
該可動管路を介してガス充填ノズルに所要のガスを供給
するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら従来の装置
においては、上記ガス供給管路が充填機と一体に回動及
び進退動するよう、同供給管路をゴムホース等の軟質材
料からなる管体で形成しており、このため、充填機の回
動,進退動に際しホースの所定箇所にねじれが生じて充
填機の精度に影響を及ぼす虞れがあるばかりか、長期の
使用により前記ねじれ箇所に亀裂が生じる虞れがあり、
安全性を考慮して一定時間使用する度にホースを新しい
ものに交換する等の配慮が必要であった。
【0006】本発明は上述したような従来事情に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、上記ガ
ス供給管路(可動管路)を充填機の回動及び進退動に対
応可能としながら同管路を形成する管体の耐久性を高め
て、スイング式又は水平進退式の充填機を備えたガス充
填装置の精度及び安全性の向上を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、正立状態に保持されたガス容器の開閉バ
ルブを中心に回動自在に設置され、且つ前記開閉バルブ
の充填口に対してガス充填ノズルが接離するよう進退動
自在に支持した充填機と、前記充填機の回動中心からガ
ス充填ノズルにわたって配設され前記充填機と一体に回
動及び進退動するガス供給管路とを備えたガス充填装置
において、前記ガス供給管路を、所望の強度を有する硬
質材料からなる所定数の管体を接続して形成し、且つそ
れら管体同士の接続部分適所には、前記充填機の回動及
び進退動に対応してガス供給管路が追従するよう自在継
手を配設したことを要旨とする。
【0008】本発明においては、充填機の回動及び進退
動を、作業者による手作業で行うように構成する場合
と、モータ,シリンダ等の駆動手段により自動的に行う
ように構成する場合との双方を含むものである。また本
発明の請求項1においては、充填口に対するガス充填ノ
ズルの接離、すなわち充填機の進退を、充填機の揺動に
より行うよう構成する場合(スイング式)と、充填機の
水平動により行うよう構成する場合(水平進退式)との
双方を含むものである。
【0009】而して、以上の構成からなる本発明のガス
充填装置は、充填機の回動,進退動に対して対応する箇
所の自在継手が回動するをもってガス供給管路が充填機
の回動,進退動に追従し、充填口に対するガス充填ノズ
ルの位置合わせ,接続及び取り外しを従来の装置と同様
に行うことが出来る。しかも、所定箇所の自在継手の回
動によってガス供給管路が充填機の回動,進退動に追従
するので、夫々の管体にねじれ等が生じて充填機の精度
を低下させるような虞れがなく、充填口に対するガス充
填ノズルの位置合わせ,接続及び取り外しを高精度でス
ムーズ且つ適正に行うことが出来る。また、ガス供給管
路を硬質材料からなる管体で形成したので同供給管路の
耐久性が向上し、且つ充填機の回動,進退動に伴い夫々
の管体にねじれ等が生じることも無いので、長期にわた
って使用してもガス供給管路の中途部分に亀裂が生じる
ような虞れが無く、装置の安全性が大幅に向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図中に示すガス充填装置Aは、コ
ロコンベヤ等で構成した搬送路Bによって搬送されるガ
ス容器100 を、該搬送路B上の所定箇所にて正立状態で
保持すると共に、該保持されたガス容器100 に対してガ
スを自動的に充填するよう構成し、且つ充填口103 に対
するガス充填ノズル32の接離を充填機bの揺動進退で
行うスイング式の全自動型ガス充填装置である。
【0011】ガス容器100 は、容器本体101 の頂部に略
円筒状の開閉バルブ102 を突出状に備えると共に、その
開閉バルブ102 の側面に突出状に開口する充填口103 を
設け、且つ開閉バルブ102 の上端に充填口103 を開閉す
る手動開閉ハンドル104 を進退可能に螺着してなる周知
のLPガス容器で、通常、容量50kg程度の大型タイ
プのものと、容量20kg程度の小型タイプのものがあ
る。前記開閉バルブ102 、開閉ハンドル104 は、ガス容
器100 の軸芯100aに対して同芯状に配設される。
【0012】ガス充填装置Aは、搬送されて来るガス容
器100 を、該容器100 の軸芯100aが搬送路B上の所定位
置に設定した垂直な基準芯Lに一致する状態で正立状に
保持するクランプ手段aと、該クランプ手段aによって
保持されたガス容器100 の開閉バルブ102 (基準芯L)
を中心に回動自在に設置され、且つ前記開閉バルブ102
の充填口103 に対してガス充填ノズル32が揺動進退す
るよう前後揺動(スイング)自在に支持される充填機b
と、前記クランプ手段aによって保持されたガス容器10
0 の開閉ハンドル104 を正逆方向に回転させて充填口10
3 を開閉するバルブ開閉ヘッドcと、前記開閉バルブ10
2 に上方から被嵌して充填口103 の位置を検出する検出
手段dと、前記充填機bの回動中心からガス充填ノズル
32にわたって配設され充填機bと一体に回動及び揺動
するガス供給管路eとを備えている。上記充填機b,バ
ルブ開閉ヘッドc,検出手段d,ガス供給管路eは、機
枠fに対して昇降自在に支持される支持基板gに装備さ
れ、該支持基板gは、昇降用ユニットhによって昇降動
自在に支持される旋回用ユニットiに装備される。支持
基板gの下方には、充填機bを前後揺動させる揺動機構
jと、バルブ開閉ヘッドcを駆動させる駆動機構kが設
けられる。また機枠fの上部にはガス供給口lが設けら
れ、該供給口lは第二管路mを介してガス供給管路eに
連絡する。ガス供給口lには不図示のガス供給源に連絡
するホース200 が接続される。
【0013】機枠fは搬送路Bの側方に立設され、その
上縁部分に昇降用ユニットhを設置する。また搬送路B
と正対する正面部分にはガイドレール1a,1bを縦設
すると共に、両レール1a,1bによって上下摺動可能
に支承される旋回用ユニットiを、前記昇降用ユニット
hにより機枠f上部にて昇降動可能に支持する。旋回用
ユニットgの下面側には支持基板gが支持され、該支持
基板gの下面側に上記充填機b,バルブ開閉ヘッドc,
検出手段d,ガス供給管路eが装備される。機枠f下部
には、下側クランプ2と上側クランプ3からなるクラン
プ手段aが装備される。
【0014】昇降用ユニットhは、不図示のモータの駆
動によって正逆方向に回転する滑車4をケーシング5内
に複数並設し、夫々の滑車4に巻回したチェーン6の繰
出し量を前記モータの駆動により適宜に調整して、旋回
用ユニットi、上側クランプ3を所定高さ位置にて支持
するよう構成する。
【0015】クランプ手段aは、機枠fの下端に固定し
た下側クランプ2と、昇降用ユニットhの作動により昇
降動する上側クランプ3からなり、夫々のクランプ2,
3は、ガス容器100 の外周面を両側から挟むように一対
のクランプアーム7a,7bを対向状に配設すると共
に、シリンダ8の伸動により接近してガス容器100 をク
ランプし、縮動により離間して前記クランプが解除され
るよう構成する。クランプ手段aによりクランプされた
ガス容器100 は、軸芯100aを基準芯Lに一致した状態で
正立状に保持される。尚、クランプ手段aによってガス
容器100 をクランプする際には、不図示の昇降手段によ
ってガス容器100 を扛上して搬送路Bの動向とは無関係
に一時的に停止させるか、搬送路Bが停止するように構
成する。
【0016】旋回用ユニットiは、ガイドレール1a,
1bによって上下摺動可能に支承され昇降用ユニットh
の作動により昇降動するケーシング9を有し、該ケーシ
ング9の下面板に、上記基準芯Lに軸芯を一致させて筒
状の回動軸10を回動自在に設置すると共に、該回動軸
10を回動させる駆動モータ11を取付けてある。また
回動軸10の上端部には歯車12を固定すると共に下端
部には上記支持基板gを固定し、前記歯車12と駆動モ
ータ11の出力軸に取り付けられる歯車13とを歯合さ
せて、駆動モータ11の駆動により回動軸10及び支持
基板gが360゜以上の範囲で駆動回転するよう構成す
る。
【0017】支持基板gは、所定箇所に開穿した孔14
が前記回動軸10内部に形成される通孔10aに連通
し、且つ孔14の中心を上記基準芯Lに一致する状態で
回動軸10下端に固定して水平に支持される。支持基板
gの一端側には一対の支持片15によって回動自在に支
持される支軸16が支持基板gの長手方向とほぼ直交す
る方向に架設され、その支軸16によって充填機bが前
後揺動(スイング)自在に支持される。
【0018】また支持基板gの下方には、前記孔14を
囲んで垂設した所定数の支持杆17の下端に固定される
上側取付板18を水平支持すると共に、該上側取付板1
8の上面に前記充填機bを前後揺動させる揺動機構jを
設置する。該揺動機構jは駆動シリンダ19からなる。
さらに上側取付板18の下方には、該取付板18に垂設
した支持杆20の下端に固定される下側取付板21を水
平支持すると共に、該下側取付板21の上面に、上述し
たバルブ開閉ヘッドcを昇降させると共に正逆方向に回
転させる駆動部を備えた駆動機構kと、検出手段dを昇
降させる駆動シリンダ22を設置する。
【0019】充填機bは、縦長状の上側枠30の上端部
位を上記支軸16によって回動自在に支持すると共に、
該上側枠30の中高部位に上記駆動シリンダ19のロッ
ド19a先端を回動自在に連結し、且つ上側枠30に連
結した下側枠31の下部に、ノズル先端を基準芯Lに向
けてガス充填ノズル32を装備しており、駆動シリンダ
19の伸動により上側枠30と下側枠31が一体に後方
へ揺動して充填ノズル32が充填口103 から離間する後
退位置(図1に実線で表す位置)と、駆動シリンダ19
の縮動により上側枠30と下側枠31が一体に前方へ揺
動して充填口103 に対する充填ノズル32の接続が可能
になる前進位置(図1に仮想線で表す位置)とにわたっ
て前後揺動するよう構成する。
【0020】ガス充填ノズル32は、下側枠31の下端
部位にて基準芯Lに向けて突出するよう固定した筒状ホ
ルダー33の先端部分に出没自在に備えられる。またホ
ルダー33には開閉バルブ102 を左右両側から保持する
一対のクランプ34を設け、圧搾エアーの供給等により
作動する不図示の駆動機構によって、上記前進位置にお
いてクランプ34が作動して開閉バルブ102 を保持する
と共に充填ノズル32がホルダー33から突出して充填
口103 に接続するよう構成する。ホルダー33にはガス
供給管路eの末端が接続され、該管路eはホルダー33
を介してガス充填ノズル32に連絡する。
【0021】ガス供給管路eは、充填機bの回動中心か
ら充填ノズル32までにわたって配設され、充填機bと
共に昇降する一方、充填機bと一体に回動及び揺動する
可動管路で、所望の強度を備えた硬質材料からなる所定
数の管体41〜48を接続し、且つ隣り合わせる管体同
士の接続部分適所に自在継手50〜54を配設して、充
填機bの回動及び揺動に追従可能に構成される。
【0022】すなわち本例においては図3に示すよう
に、ガス供給管路eの始端部分を、基準芯Lに軸芯を一
致させて回動自在に支持した第一管41により形成する
をもって、該第一管41の下流側に配設される第二管4
2〜第八管48を基準芯Lを中心に水平方向へ回動に支
持して、ガス供給管路eが充填機bの回動に追従するよ
う構成する。さらに、前記第二管42〜第八管48にお
ける隣り合わせる管体同士の接続部分には、適所に自在
継手51〜54を配設し、充填機bの前後揺動に伴い所
定箇所の管体(第五管45〜第八管48)が揺動して、
シリンダ19の作動による充填機bの前後揺動にガス供
給管路eが追従すると共に、クランプ34が開閉バルブ
102 を保持する状態で充填ノズル32が充填口103 に接
続した際の充填機bの後方への揺動にガス供給管路eが
追従し、且つそれら揺動に対して第一管41〜第四管4
4が無関係になるよう構成する。
【0023】以下、本例におけるガス供給管路eの各管
体41〜48同士の接続について詳述する。ガス供給管
路eの始端部分となる第一管41は、軸芯が基準芯Lに
一致する状態で上記回動軸10内部の通孔10aに遊挿
すると共に、ケーシング9上方に配設した自在継手50
に上端を接続し、該自在継手50の回動部50aと一体
に回動するよう通孔10a内にて支持する。第一管41
の下端は孔14から突出すると共に、水平方向に配設さ
れる第三管43を、エルボー管からなる第二管42を介
して接続する。第三管43端部には充填弁70を配設す
ると共に、第三管43と交叉する水平方向へ配設される
第四管44を前記充填弁70を介して第三管43に接続
して、第二管42,第三管43,充填弁70,第四管4
4が基準芯Lを中心に第一管41と一体に回動するよう
構成する。第四管44の端部には自在継手51を介し
て、第四管44と交叉する水平方向へ配設される第五管
45を接続し、自在継手51の回動部51aを支点とし
て第五管45が上下揺動し、第五管45の揺動に対して
第一管41〜第四管44が無関係になるよう構成する。
【0024】一方、第五管45の端部には自在継手52
を介して、同第四管45と同じ方向へ配設される第六管
46を接続し、自在継手52の回動部52aを支点とし
て第六管46が上下揺動するよう構成する。また第六管
46の端部には自在継手53を介して、垂直方向へ配設
される第七管47を接続し、自在継手53の回動部53
aを支点として第七管47が前後揺動するよう構成す
る。さらに第七管47の端部には自在継手54を介し
て、該第七管47とガス充填ノズル32を連絡する第八
管48を接続し、自在継手54の回動部54aを支点と
して第八管48が前後揺動するよう構成する。第八管4
8の端部は自在継手55を介してホルダー33の側面に
接続し、充填機bの揺動に伴い上記第五管45〜第八管
48が適宜に揺動して、第五管45〜第八管48が充填
機bの揺動に追従し、且つ充填ノズル32が充填口103
に接続した際の充填機bの後方への揺動に追従するよう
構成する。
【0025】ガス供給管路eは第二管路mを介して、機
枠fの背面側に設けたガス供給口lに連絡する。第二管
路mは、機枠fに対して固定状に配設される固定管路
で、ゴムホース等の軟質材料からなる管体によって形成
することも可能であるが、本例においては上記ガス供給
管路e同様、所望の強度を備えた硬質材料からなる所定
数の管体61〜66を接続して形成し、且つそれら管体
同士の接続部分適所及び前記ガス供給管路eとの接続部
分に自在継手50,56〜58を配設して、充填機bの
昇降に対してはガス供給管路eとの接続端部である第六
管66のみが追従し、且つ充填機bの回動,揺動に対し
て無関係になるよう構成している。
【0026】以下、本例における第二管路mについて詳
述する。第二管路mの始端部分となる第一管61は、機
枠fの背面側上部にほぼ垂直に配設され、その上端開口
をガス供給口lとする。該管61の中途部には、ストレ
ーナ71、流量計72が配設され、また同管61下半部
は整流管で構成される。第一管61の下端には、水平方
向に配設される第三管63を、エルボー管からなる第二
管62を介して接続する。第三管63の端部には自在継
手56を介して、第三管63と交叉する水平方向へ配設
される第四管64を接続し、自在継手56の回動部56
aを支点として第四管64が上下揺動するよう構成す
る。ガス供給管路eとの接続端部に配設される第六管6
6は、上記自在継手51を介してガス供給管路eの第一
管41に接続し、ガス供給管路eと一体に第六管66が
昇降すると共に、ガス供給管路eの回動に対して第六管
66が無関係になるよう構成する。上記第四管64の端
部には自在継手57を介して、傾斜方向へ設される第五
管65を接続し、且つ同第五管65の端部には自在継手
58を介して前記第六管66を接続し、第六管66の昇
降に伴い自在継手57,58の回転部57a,58aを
支点として第四管64,第五管65が上下揺動して、ガ
ス供給管路eの回動に対して第一管61〜第三管63が
無関係になるよう構成する。
【0027】上記ガス供給管路e及び第二管路mを形成
する夫々の管体41〜48,61〜66は、本例では炭
素鋼からなる鋼管、具体的には圧力配管用炭素鋼鋼管
(JIS G3455)を用いる。ガス供給管路e及び
第二管路m中の適所に配設される自在継手50〜58
は、両端接続口部分に管体を回動自在に接続可能なエル
ボー管、若しくは該エルボー管を所定数接続した周知な
スイベル管継手(スイベルジョイント)からなる。
【0028】また図3中に黒丸で示す部分は、上記ガス
供給管路e,第二管路mにおける夫々の管体同士若しく
は夫々の管体と自在継手との接続箇所を表し、管体と自
在継手との接続箇所にはシールパッキンを介在させて漏
洩が生じないよう配慮する。
【0029】上記検出手段dは、開閉バルブ102 に上方
から被嵌するケース23の内周に投光部と受光部を対向
状に配設し、且つその投光部からの投光が、充填口103
の開口方向と一致しない状態においては開閉バルブ102
で遮断されると共に、前記投光が充填口103 の開口方向
と一致する状態で受光部に受光されて充填口103 の位置
を検出するよう構成した周知の構造のものである。尚、
上記充填機bは、検出手段dが充填口103 の位置を検出
した時に、充填口103 に対する充填ノズル32の位置合
わせがなされる箇所に設置される。
【0030】上述したクランプ手段a,充填機b,検出
手段d,昇降用ユニットh,旋回用ユニットi,揺動機
構j,駆動機構k,駆動シリンダ22,充填弁70,流
量計72,搬送路B等は不図示の制御部に電気的に連絡
して、搬送路Bで搬送されて来るガス容器100 に所定量
のガスを自動的に充填した後次工程に搬送するよう、そ
の作動を適時に制御される。すなわち本例のガス充填装
置Aは、搬送路Bで搬送されて来るガス容器100 をクラ
ンプ手段aにより所定箇所にて正立状態で保持した後、
シリンダ22の作動で検出手段dが下降して開閉バルブ
104 に被嵌し、旋回用ユニットiの作動で支持基板gと
一体に検知手段dが回動して充填口103 の位置を検出す
ると共に、検知手段dと一体に充填機bが回動して充填
口103 に対するガス充填ノズル32の位置合わせを行
い、検知手段dが上昇した後充填機bが前方に揺動して
充填ノズル32が充填口103 に接続する。その状態で駆
動機構kによりバルブ開閉ヘッドcが下降して開閉ハン
ドル104 に係合し、その後所定方向に回動して充填口10
3を開き、しかる後充填弁70が開いてガス容器100 に
ガスを流入充填する。流量計61により所定量のガスが
充填されたことを検出すると、充填弁70が閉じてガス
充填が終了し、バルブ開閉ヘッドcが回動して充填口10
3 を閉じ、同開閉ヘッドcが上昇した後、充填機bが後
方に揺動して充填ノズル32が充填口103 から外れ、さ
らにクランプ手段aによるクランプを解除する。クラン
プを解除されたガス容器100 は、搬送路Bにより次工程
へ搬送される。
【0031】而して、本例のガス充填装置Aは以上説明
したように、充填機bと共に昇降し、且つ充填機bと一
体に回動,揺動する可動管路であるガス供給管路eを、
鋼管からなる管体41〜48を接続して形成し、且つそ
れら管体41〜48同士の接続部分適所に自在継手51
〜54を配設して充填機bの回動及び揺動に追従可能に
構成したので、充填口103 に対する充填ノズル32の位
置合わせ,接続及び取り外しは従来の装置と同様に行う
ことを可能としながら、前記可動管路がゴムホース等の
軟質材料で形成されている従来の装置に比べて、同可動
管路(ガス供給管路e)の耐久性が向上し、且つ充填機
の作動に伴い同管路eにねじれ等が生じることも無いの
で、長期にわたって使用しても可動管路の中途部分に亀
裂が生じるような虞れが無く、装置Aの安全性が大幅に
向上する。しかも、可動管路中にねじれ等が生じて充填
機bの作動精度が低下するような虞れがないことから、
充填口103 に対する充填ノズル32の位置合わせ,接続
及び取り外しを高精度でスムーズ且つ適正に行うことが
出来、本例のようなスイング式の全自動型ガス充填装置
の作動精度及び安全性の向上に特に有用である。
【0032】さらに本例では、機枠fに対して固定状に
配設される固定管路である第二管路mを、上記ガス供給
管路e同様、鋼管からなる管体61〜66を接続して形
成し、且つそれら管体61〜66同士の接続部分適所及
び前記ガス供給管路eとの接続部分に自在継手50,5
6〜58を配設して、充填機bの昇降に対してはガス供
給管路eとの接続端部である第六管66のみが追従し、
且つ充填機bの回動,揺動に対して無関係になるよう構
成したので、前記固定管路がゴムホース等の軟質材料で
形成されている従来の装置に比べて、同固定管路(第二
管路m)の耐久性が向上し、且つ充填機bの作動に伴い
同管路mにねじれ等が生じることも無いので、長期にわ
たって使用しても固定管路の中途部分に亀裂が生じるよ
うな虞れが無く、装置Aの安全性が飛躍的に向上する。
しかも、固定管路中にねじれ等が生じて充填機b,昇降
用ユニットh,旋回用ユニットi等の作動に悪影響を及
ぼすような虞れがないことから、従来の装置に比べ各構
成部分が精度良くよりスムーズ且つ適正に作動し、本例
のようなスイング式の全自動型のガス充填装置の作動性
及び安全性の向上に極めて有利なものである。
【0033】以上、スイング式の全自動型ガス充填装置
について説明したが、本発明はこれに限定されず、充填
口103 に対する充填ノズル32の位置合わせは前記同様
充填機bの回動により行う一方、充填機bを前後進退動
自在に支持して充填機bの水平方向への進動により充填
口103 に対する充填ノズル32の接続を可能とし、且つ
水平方向への退動により充填ノズル32が充填口103 か
ら離れるよう構成した水平進退式の全自動型ガス充填装
置、或いは、充填機の回動及び進退動(揺動進退又は水
平動進退)を作業者による手作業で行うように構成した
スイング式,水平進退式のガス充填装置にも対応可能で
あることは云うまでもない。
【0034】また上記説明では、ガス容器に対するガス
の流入充填を、ガス供給経路中に配設した流量計の流量
計測により制御するようにしたが、このような流量検出
手段に代えて、クランプ手段によって保持されるガス容
器の重量を測定する電子秤を設置し、該電子秤で測定し
たガス容器の重量に基づいて同容器内の残ガス量及び同
容器を満充填するために必要なガス充填量を算出し、こ
れによりガス充填量を制御するよう構成することも可能
である。またこのようなガス充填量制御手段を採用する
場合は、充填ノズルが充填口に接離するための進退動に
際しガス容器に下向きの荷重がかからないよう配慮する
ことが重要であるが、ガス供給管路e,第二管路bを前
述の如く構成し充填機bの作動精度を高めて前記下向き
荷重がかかる虞れを防止することで、ガス充填作業の精
度を向上させることができる。
【0035】
【実施例】以下に、上記可動管路,固定管路を、前述の
如く鋼管及びスイベルジョイントから形成した場合と、
従来の如くゴムホースで形成した場合とを、下記比較項
目(1)〜(8)について比較した結果の一例を示す。
比較結果は、優>良>可で判断した。また項目(2)の
たわみの自由度とは、充填機の回動,進退動に対する追
従性を表す。
【0036】 [比較項目] [鋼管+スイベルジョイント] [ゴムホース] (1)耐圧性 優 可 (2)たわみの自由度 可 優 (3)安全性 優 可 (4)耐蝕性 優 可 (5)寿命が長い 優 可 (6)漏洩が無い 可 良 (7)重量が小さい 可 良 (8)イニシャルコスト 可 良
【0037】尚、漏洩については、鋼管+スイベルジョ
イントからなる管路の場合、鋼管とスイベルジョイント
との接続部分におけるシールパッキンの摩耗に伴う極微
量のにじみ,滴下である。これに対しゴムホースは長期
の使用等により亀裂が生じた場合、大量流出により思わ
ぬ損害をもたらす虞れがあり、安全性や経済性を考慮す
れば鋼管+スイベルジョイントの方が優れている。以上
の結果から、鋼管及びスイベルジョイントから形成した
可動管路,固定管路の優位性が確認できた。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ガス容器
の開閉バルブを中心に回動可能に設置する充填機を進退
動自在に支持したガス充填装置において、前記充填機と
一体に回動及び進退動する可動管路であるガス供給管路
を、硬質材料からなる所定数の管体を接続して形成し、
且つそれら管体同士の接続部分に自在継手を配設して前
記充填機の回動及び進退動に追従可能とした新規な構成
を採用したので、管体にねじれ等が生じる虞れなくガス
供給管路が充填機の作動に追従し、充填口に対するガス
充填ノズルの位置合わせ,接続及び取り外しを従来の装
置よりも高精度でスムーズ且つ適正に行うことが出来
る。また、ガス供給管路を形成する管体の耐久性が従来
のゴムホース等からなるものに比べて飛躍的に向上し、
且つ充填機の作動に伴い管体にねじれ等が生じることも
無いので、装置の安全性が大幅に向上する。従って、長
期にわたって精度良く適正に作動し、且つ不測の事態を
未然に防止し得る安全性にも優れたガス充填装置を提供
でき、LPガス等の充填作業における少人化,無人化に
対して極めて有用である等、多くの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス充填装置の実施形態を示す正
面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】ガス供給管路を簡略して示す斜視図。
【符号の説明】
A:ガス充填装置 a:クランプ手段 b:充填機 c:バルブ開閉ヘッド d:検出手段 e:ガス供給管路 f:機枠 g:支持基板 h:昇降用ユニット i:旋回用ユニット j:揺動機構 k:駆動機構 l:ガス供給口 m:第二管路 B:搬送路 100:ガス容器 102:開閉バルブ 103:充填口 104:開閉ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正立状態に保持されたガス容器の開閉バ
    ルブを中心に回動自在に設置され、且つ前記開閉バルブ
    の充填口に対してガス充填ノズルが接離するよう進退動
    自在に支持した充填機と、前記充填機の回動中心からガ
    ス充填ノズルにわたって配設され前記充填機と一体に回
    動及び進退動するガス供給管路とを備えたガス充填装置
    において、 前記ガス供給管路を、所望の強度を備えた硬質材料から
    なる所定数の管体を接続して形成し、且つそれら管体同
    士の接続部分に自在継手を配設して前記充填機の回動及
    び進退動に追従可能に構成したことを特徴とするガス充
    填装置。
  2. 【請求項2】上記充填機を揺動自在に支持して、充填口
    に対するガス充填ノズルの接離を充填機の揺動進退によ
    り行うよう構成したことを特徴とする請求項1記載のガ
    ス充填装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155034A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Kubota Corp ガス充填装置
CN111237634A (zh) * 2019-10-24 2020-06-05 孙建宁 一种充装和密封压缩气体的方法及其专用设备

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