JPH0988829A - エアコンプレッサ装置 - Google Patents

エアコンプレッサ装置

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JPH0988829A
JPH0988829A JP7266319A JP26631995A JPH0988829A JP H0988829 A JPH0988829 A JP H0988829A JP 7266319 A JP7266319 A JP 7266319A JP 26631995 A JP26631995 A JP 26631995A JP H0988829 A JPH0988829 A JP H0988829A
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compressed air
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Hiroshi Kobayashi
寛 小林
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/16Filtration; Moisture separation

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンプレッサ接続口の変形や破損を防止して
寿命を向上する。 【解決手段】 エアドライヤ16のコンプレッサ接続口
18に金属材料からなるスリーブ23を圧入することに
より、スリーブ23でコンプレッサ接続口18を補強す
る構成としている。従って、高温の圧縮エアによってコ
ンプレッサ接続口18が加熱されても、コンプレッサ接
続口18が変形するのをスリーブ23によって防止でき
る。また、エアコンプレッサ装置の組立時やメンテナン
ス時に、コンプレッサ1にエアドライヤ16がコンプレ
ッサ接続口18だけで支持された状態となり、コンプレ
ッサ接続口18に外力が集中しても、スリーブ23でコ
ンプレッサ接続口18の破損を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のエア
サスペンション等の空圧機器に圧縮空気を給排するのに
用いて好適なエアコンプレッサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のエアサスペンション等の
空圧機器に圧縮エアを給排するにはエアコンプレッサ装
置が用いられ、このエアコンプレッサ装置としては、圧
縮したエアを吐出口から吐出する往復動式または回転式
のコンプレッサと、該コンプレッサから吐出された圧縮
エアを乾燥させた後エアサスペンションに供給するエア
ドライヤとからなるものが知られている。
【0003】そして、これらのコンプレッサのうち、例
えば往復動式のコンプレッサは、クランク軸を収容した
クランクケースと、該クランクケースに搭載されたシリ
ンダと、該シリンダ内に往復動可能に挿嵌され、連接棒
を介して前記クランク軸に連結されたピストンと、前記
シリンダに搭載され、内部が吸込口を介してエアを吸込
む吸込室と圧縮エアを吐出する吐出室に画成されたアル
ミダイキャスト等の金属材料よりなるシリンダヘッド
と、前記クランクケースに取付けられ、前記クランク軸
を回転駆動する電動モータとから構成されている。
【0004】また、エアドライヤは、樹脂材料から密閉
容器として形成され、シリンダヘッドの吐出口に接続さ
れるコンプレッサ接続口とエアサスペンションに接続さ
れるサスペンション接続口を有するドライヤケースと、
該ドライヤケース内に充填された乾燥剤等とから構成さ
れ、該エアドライヤはドライヤケースに一体的に形成さ
れたコンプレッサ接続口をシリンダヘッドの吐出口に嵌
合することによってシリンダヘッド接続されている。
【0005】従来技術によるエアコンプレッサ装置は上
述の如き構成を有するもので、エアサスペンションに圧
縮エアを供給するには、電動モータによってクランク軸
を回転し、シリンダ内でピストンを往復動させることに
より、吸込口、吸込室を介してシリンダ内に吸込んだエ
アを圧縮し、吐出室、吐出口からエアドライヤに向けて
吐出する。そして、吐出口から吐出された圧縮エアは、
コンプレッサ接続口のエア通路を介してドライヤケース
内を流通し、乾燥剤によって水分を吸着した後にサスペ
ンション接続口からエア配管等を介してエアサスペンシ
ョンに供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるエアコンプレッサ装置では、エアを圧縮す
ることにより発生する圧縮熱のために圧縮エアは高温と
なっているが、ドライヤケースには加工が容易で軽量な
樹脂材料が用いられている。このため、コンプレッサで
圧縮されて高温となった圧縮エアがドライヤケースのコ
ンプレッサ接続口のエア通路を通過するとき、樹脂材料
からなるコンプレッサ接続口が高温の圧縮エアによって
加熱されて軟化し、圧縮エアの圧力によって変形する虞
れがあり、エアコンプレッサ装置の寿命が低下するとい
う問題がある。
【0007】また、エアコンプレッサ装置の組立時に
は、作業者が手作業によりエアドライヤをコンプレッサ
に取付けるようにしているから、取付時にコンプレッサ
接続口に外力(応力)が作用することがあり該コンプレ
ッサ接続口が破損する虞れがある。
【0008】さらに、エアコンプレッサ装置の組立時や
メンテナンス時には、当該エアコンプレッサ装置を車両
に取付ける前や車両から取外した後に、一時的にエアド
ライヤがコンプレッサ接続口だけでコンプレッサに支持
された状態となるから、この場合にもコンプレッサ接続
口に応力が集中してしまうという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、コンプレッサ接続口の変形や破損を確実
に防止して寿命を向上できるようにしたエアコンプレッ
サ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用するエアコンプレッサ装
置は、エアを圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサ
に設けられ、圧縮エアを吐出する金属製の吐出口と、内
部に乾燥剤が充填され、該乾燥剤によって前記吐出口か
らの圧縮エアの水分を吸着するエアドライヤと、該エア
ドライヤを構成する樹脂製のケースに一体的に形成さ
れ、前記圧縮エアが流通するエア通路を有するコンプレ
ッサ接続口とからなり、該コンプレッサ接続口を前記吐
出口に嵌合することにより接続してなるエアコンプレッ
サ装置において、前記コンプレッサ接続口のエア通路に
は、コンプレッサ接続口を補強するための金属製の皮膜
部材を、該エア通路の内周壁を覆うように設けたことに
ある。
【0011】この構成により、コンプレッサの吐出口か
ら吐出された高温の圧縮エアによってエアドライヤのコ
ンプレッサ接続口が加熱されて軟化しても、該コンプレ
ッサ接続口のエア通路には金属製の皮膜部材が設けられ
ているので、コンプレッサ接続口のエア通路に直接圧縮
エアの圧力が加わることはなく、コンプレッサ接続口の
変形を防止できる。また、コンプレッサ接続口に外力
(応力)が作用しても、皮膜部材によってコンプレッサ
接続口の強度が高められているので、組立時等に該コン
プレッサ接続口が破損するのを防止できる。
【0012】請求項2の発明は、前記皮膜部材は、前記
エア通路に圧入して設けられ、該皮膜部材のコンプレッ
サ側端面には、前記吐出口の内周壁に当接する突起部を
一体的に形成したことにある。
【0013】この構成により、前記皮膜部材は、前記コ
ンプレッサ接続口のエア通路に圧入されているので確実
に固定することができ、コンプレッサ接続口のエア通路
が圧縮エアによって加熱されて軟化し、若干熱変形した
としても、コンプレッサ接続口のエア通路における皮膜
部材のガタつきを防止できる。また、皮膜部材のコンプ
レッサ側端面の突起部は、前記吐出口の内周壁に当接す
ることにより、コンプレッサ運転後に圧縮エアによって
加熱されたエア通路内の熱を該吐出口に逃がすことがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図3に本発明の
実施形態によるエアコンプレッサ装置として往復動式の
エアコンプレッサ装置をエアサスペンションに圧縮エア
を給排するのに用いた場合を例に挙げて説明する。
【0015】図中、1はエアコンプレッサ装置の本体を
なすコンプレッサを示し、該コンプレッサ1は、後述す
るクランクケース2、シリンダ4、ピストン5、シリン
ダヘッド7、電動モータ15から大略構成されている。
【0016】2は内部にクランク機構3を収容したクラ
ンクケース、4はクランクケース2の上部に搭載された
シリンダ、5は該シリンダ4内に摺動可能に設けられた
ピストンをそれぞれ示し、該ピストン5はクランクケー
ス2のクランク機構3に連接棒6を介して連結されてい
る。そして、ピストン5は、電動モータ15によって前
記クランク機構3が回転されることにより、シリンダ4
内を上下方向に往復動するようになっている。
【0017】7はシリンダ4に搭載されたアルミダイキ
ャスト等の金属よりなるシリンダヘッドを示し、該シリ
ンダヘッド7内には吸込室8と吐出室9とが画成され、
該吸込室8は吸込口10を介して外部に開口し、吐出室
9は吐出口11を介して後述するエアドライヤ16に接
続されている。
【0018】また、12はシリンダヘッド7に一体成形
され、吐出口11を形成する大径筒状の取付部を示し、
該取付部12の内周側は、図2に示すように、エアドラ
イヤ16のコンプレッサ接続口18が嵌合される嵌合穴
12Aとなっている。また、取付部12の外周側にはコ
ンプレッサ接続口18の係合突起18Cに係脱可能に係
合する係合溝12B,12BがL字状に屈曲して形成さ
れている。
【0019】13はシリンダヘッド7の吸込室8内に設
けられた吸込弁、14は吐出室9内に設けられた吐出弁
をそれぞれ示し、吸込弁13は吸入行程で開弁し、吐出
弁14は圧縮行程で開弁するようになっている。
【0020】15はクランクケース2に取付けられた電
動モータで、該電動モータ15は、その回転軸15Aが
クランクケース2内に伸長してクランク機構3に固着さ
れている。そして、電動モータ15は、リード線を介し
てコントロールユニット(いずれも図示せず)に接続さ
れ、該コントロールユニットからの制御信号によって回
転駆動されるようになっている。
【0021】一方、16はシリンダヘッド7に取付けら
れた本実施形態によるエアドライヤ、17は該エアドラ
イヤ16の外殻をなすドライヤケースをそれぞれ示し、
該ドライヤケース17は樹脂材料から密閉容器として形
成されている。また、ドライヤケース17の軸方向一端
側にはシリンダヘッド7の取付部12に取付けられるコ
ンプレッサ接続口18が一体成形され、他端側にはサス
ペンション接続口(図示せず)にエア配管19が接続さ
れている。さらに、ドライヤケース17の外周側には取
付ブラケット20が形成され、エアドライヤ16は該取
付ブラケット20を介して車両(図示せず)に固定され
る。
【0022】ここで、前記コンプレッサ接続口18は、
図2に示す如く、取付部12の嵌合穴12Aに嵌合する
小径の筒状に形成され、その内周側は吐出口11とドラ
イヤケース17内を連通する連通路(エア通路)18A
となっている。また、コンプレッサ接続口18の先端側
には後述するOリング21が装着される環状段部18B
が形成され、外周側には取付部12の各係合溝12Bに
係脱可能に係合する係合突起18C,18Cが突設され
ている。
【0023】そして、エアドライヤ16は、各係合突起
18Cを略L字状に屈曲して形成した各係合溝12Bに
位置合せした状態で、コンプレッサ接続口18を取付部
12の嵌合穴12A内に嵌合し、該コンプレッサ接続口
18を取付部12に対して回転させることにより、各係
合突起18Cと各係合溝12Bとを係合させてコンプレ
ッサ1に取付けられる。
【0024】21はコンプレッサ接続口18の環状段部
18Bに装着されたOリングで、該Oリング21は、取
付部12とコンプレッサ接続口18との間を気密にシー
ルするものである。
【0025】22はドライヤケース17内に充填された
シリカゲル等の乾燥剤で、該乾燥剤22は、ドライヤケ
ース17内を流通する圧縮エア中の水分を吸着して乾燥
させるものである。
【0026】23はコンプレッサ接続口18の連通路1
8Aの内周壁を覆うように設けられた本実施形態による
スリーブ(皮膜部材)を示し、該スリーブ23は剛性を
有する金属材料からなり、筒部23Aと、該筒部23A
のコンプレッサ1側(図中左端)から径方向外向きに突
出した環状の突起部23Bとから形成されている。そし
て、スリーブ23は、突起部23Bがコンプレッサ接続
口18の先端面に当接するまで筒部23Aを連通路18
A内に圧入嵌合し、コンプレッサ接続口18に一体的に
固着されることで該コンプレッサ接続口18を補強する
ようになっており、コンプレッサ接続口18が高温の圧
縮エアにより加熱されて軟化しても、圧縮エアの圧力に
よって変形したり、外力によって破損するのを防止して
いる。
【0027】また、前記突起部23Bは、前記取付部1
2の嵌合穴12Aの内周壁と当接しており、コンプレッ
サ1の運転後に圧縮エアによって加熱された連通路18
A内の熱を、筒部23Aおよび突起部23Bを介して取
付部12に伝導させて、該取付部12の外周から大気に
放熱させる役割を果たすようになっている。
【0028】さらに、突起部23Bは、環状段部18B
に装着されたOリング21の脱落防止用のストッパをな
している。
【0029】本実施形態によるエアコンプレッサ装置は
上述の如き構成を有するもので、次にその作動について
説明する。
【0030】まず、エアサスペンションに圧縮エアを供
給する場合には、コントロールユニットから電動モータ
15に制御信号を出力し、該電動モータ15でクランク
機構3を回転させてピストン5をシリンダ4内で往復動
させることにより、吸込口10を介して吸込室8に流入
した空気を吸込弁13を開弁させてシリンダ4内に吸込
んで圧縮し、この圧縮エアを吐出室9から吐出口11を
介してエアドライヤ16に向けて吐出させる。
【0031】そして、コンプレッサ1からの圧縮エア
は、コンプレッサ接続口18の連通路18Aを介してド
ライヤケース17内に流入し、該ドライヤケース17内
を流通しつつ乾燥剤22によって乾燥された状態で、サ
スペンション接続口からエア配管19を介してエアサス
ペンションに供給される。
【0032】ここで、エアドライヤ16に供給される圧
縮エアは圧縮熱によって高温となっているから、吐出口
11近傍に位置するコンプレッサ接続口18の連通路1
8A内を高温の圧縮エアが流通するようになる。しか
し、本実施形態では、コンプレッサ接続口18に連通路
18A内に金属材料からなるスリーブ23を圧入してい
るから、高温の圧縮エアによって樹脂材料からなるコン
プレッサ接続口18が加熱されて軟化しても、圧縮エア
の圧力によって該コンプレッサ接続口18が熱変形する
のをスリーブ23で防止すると共に、連通路18Aが若
干熱変形したとしても該連通路18A内におけるスリー
ブ23のガタつきを防止できる。
【0033】また、コンプレッサ1の運転後には、圧縮
エアンによって加熱された連通路18A内の熱が、筒部
23Aおよび突起部23Bを介して取付部12に伝導
し、該取付部12の外周から大気に放熱される。ここ
で、金属材料の熱伝導率は樹脂材料のそれに比べて大き
いので、金属材料のスリーブ23は樹脂材料の連通路1
8Aの熱を素早く吸収することができ、しかも、取付部
12の外周は大気と接触しているので、取付部12の外
周と連通路18Aとの温度差は大きく、連通路18A内
の熱を素早く放熱することができる。
【0034】次に、エアサスペンションから圧縮エアを
排気する場合は、エアサスペンションからの圧縮エアを
ドライヤケース17内で逆流させることにより、乾燥剤
22に吸着した水分を離脱させて該乾燥剤22を再生す
るようになっている。
【0035】一方、エアコンプレッサ装置の組立時に
は、エアドライヤ16のコンプレッサ接続口18を取付
部12の嵌合穴12Aに嵌合するときに該コンプレッサ
接続口18に外力が作用したり、組立時やメンテナンス
時には当該エアコンプレッサ装置を車両に取付ける前や
車両から取外した後に、コンプレッサ1にエアドライヤ
16がコンプレッサ接続口18だけで支持された状態と
なって該コンプレッサ接続口18に応力が集中したりす
る。しかし、本実施形態では、コンプレッサ接続口18
をスリーブ23で補強しているから、該コンプレッサ接
続口18が応力集中によって破損するのを防止できる。
【0036】かくして、本実施形態によれば、コンプレ
ッサ接続口18の連通路18A内にスリーブ23を設け
ることにより、コンプレッサ1から吐出される高温の圧
縮エアによってコンプレッサ接続口18が加熱されて軟
化しても、圧縮エアの圧力によって変形するのを確実に
防止することができるから、エアコンプレッサ装置の寿
命を向上することができる。
【0037】しかも、コンプレッサ接続口18の変形を
防止することにより、エアコンプレッサ装置の運転時間
を延長することができるから、従来では大型車に大型の
エアコンプレッサ装置を使用していたが、小型のエアコ
ンプレッサ装置を長時間運転させることにより大型車に
採用することができる。この結果、コストの低減やエア
コンプレッサ装置の取付スペースを小さくできる上に、
小型車から大型車まで適用範囲を拡大することができ
る。
【0038】また、コンプレッサ接続口18をスリーブ
23で補強することにより、エアコンプレッサ装置の組
立時やメンテナンス時に応力集中によってコンプレッサ
接続口18が破損するのを防止できるから、歩留りや生
産性を向上できる上に、車両の走行時の振動に対する剛
性を高めることができるから、当該コンプレッサ装置の
寿命を延ばして信頼性を向上することができる。
【0039】また、スリーブ23を筒部23Aと突起部
23Bとから形成し、該筒部23Aをコンプレッサ接続
口18の連通路18Aに圧入したので、スリーブ23を
連通路18A内に確実に固定することができ、また、連
通路18Aが圧縮エアによって加熱されて軟化し、若干
熱変形したとしても、連通路18Aにおけるスリーブ2
3のガタつきを防止し、異音等の発生を確実に防止し得
る。
【0040】さらに、スリーブ23の突起部23Bを取
付部12の嵌合穴12Aの内周壁と当接するようにして
いるので、コンプレッサ1の運転後には、圧縮エアによ
って加熱された連通路18A内の熱を、筒部23Aおよ
び突起部23Bを介して取付部12に伝導させて、該取
付部12の外周から大気に放熱させることができるの
で、連通路18A内に熱が滞留するようなことはなく、
コンプレッサ接続口18の温度を効果的に下げることが
できる。
【0041】さらにまた、スリーブ23の突起部23B
で環状段部18Bに装着されたOリング21が脱落した
りねじれたりするのを防止でき、取付部12の嵌合穴1
2Aとコンプレッサ接続口18との間のシール性を向上
することができる。
【0042】さらに、スリーブ23を筒部23Aと突起
部23Bとから形成し、該筒部23Aをコンプレッサ接
続口18の連通路18Aに圧入することにより、突起部
23Bで環状段部18Bに装着されたOリング21の脱
落を防止することができるから、取付部12の嵌合穴1
2Aにコンプレッサ接続口18を嵌合するときにOリン
グ21が脱落したりねじれたりするのを防止でき、取付
部12の嵌合穴12Aとコンプレッサ接続口18との間
のシール性を向上することができる。
【0043】なお、前記実施形態では、スリーブ23を
筒部23Aと突起部23Bとから形成した場合を例示し
たが、スリーブを筒部だけで形成してもよい。
【0044】また、スリーブ23は、その筒部23Aの
外周に軸方向に伸長するスプライン溝を形成し、または
ローレット加工を施すことにより、コンプレッサ接続口
18に対してさらに確実に固定するようにしてもよい。
【0045】さらに、スリーブ23の突起部23Bを環
状に形成した場合を例示したが、切欠きを複数箇所設け
て、突起部を部分的に突出させるようにしてもよい。
【0046】さらにまた、前記実施形態では、エアコン
プレッサ装置として往復動式のコンプレッサ1を備えた
エアコンプレッサ装置を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限らず、回転式等の他のコンプレッサを備えた
エアコンプレッサ装置に適用してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、ドライヤケースのコンプレッサ接続口のエア通路
に皮膜部材を設けて補強することにより、コンプレッサ
の吐出口から吐出された高温の圧縮エアによってエアド
ライヤのコンプレッサ接続口が加熱されて軟化しても、
皮膜部材によって該コンプレッサ接続口が圧縮エアの圧
力によって変形するのを防止できるから、エアコンプレ
ッサ装置の寿命を向上することができる。しかも、コン
プレッサ接続口の変形を防止することにより、エアコン
プレッサ装置の運転時間の延長が可能となるから、小型
のエアコンプレッサ装置で大型のエアコンプレッサ装置
の吐出能力を得ることができ、適用範囲を拡大すること
ができる。
【0048】また、組立時等にコンプレッサ接続口に外
力が作用しても、皮膜部材によってコンプレッサ接続口
が破損するのを防止することができるから、歩留りや生
産性を向上できる上に、振動等に対する剛性を高めるこ
とにより当該コンプレッサ装置の寿命を延ばして信頼性
を向上することができる。
【0049】請求項2の発明によれば、皮膜部材をコン
プレッサ接続口のエア通路に圧入し、この皮膜部材のコ
ンプレッサ側端面には、コンプレッサの吐出口の内周壁
に当接する突起部を一体的に形成したことにより、皮膜
部材をエア通路に確実に固定することができ、しかも、
コンプレッサ接続口のエア通路が圧縮エアによって加熱
されて軟化し、若干熱変形したとしても、コンプレッサ
接続口のエア通路における皮膜部材のガタつきを防止
し、異音等の発生を確実に防止できる。
【0050】また、皮膜部材のコンプレッサ側端面の突
起部は、前記吐出口の内周壁に当接することにより、コ
ンプレッサ運転後に圧縮エアによって加熱された前記エ
ア通路内の熱を、皮膜部材の突起部を介して前記吐出口
に熱を導伝させて流すことができるので、エア通路内に
熱が滞留するようなことはなく、コンプレッサ接続口の
温度を効果的に下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるエアコンプレッサ装置
を示す断面図である。
【図2】図1中のシリンダヘッドとエアドライヤの接続
部を拡大して示す要部拡大断面図である。
【図3】図1中のコンプレッサ接続口にスリーブを圧入
する状態を拡大して示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 11 吐出口 16 エアドライヤ 17 ドライヤケース 18 コンプレッサ接続口 18A 連通路(エア通路) 22 乾燥剤 23 スリーブ(皮膜部材) 23A 筒部 23B 突起部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアを圧縮するコンプレッサと、該コン
    プレッサに設けられ、圧縮エアを吐出する金属製の吐出
    口と、内部に乾燥剤が充填され、該乾燥剤によって前記
    吐出口からの圧縮エアの水分を吸着するエアドライヤ
    と、該エアドライヤを構成する樹脂製のケースに一体的
    に形成され、前記圧縮エアが流通するエア通路を有する
    コンプレッサ接続口とからなり、該コンプレッサ接続口
    を前記吐出口に嵌合することにより接続してなるエアコ
    ンプレッサ装置において、前記コンプレッサ接続口のエ
    ア通路には、コンプレッサ接続口を補強するための金属
    製の皮膜部材を、該エア通路の内周壁を覆うように設け
    たことを特徴とするエアコンプレッサ装置。
  2. 【請求項2】 前記皮膜部材は、前記エア通路に圧入し
    て設けられ、該皮膜部材のコンプレッサ側端面には、前
    記吐出口の内周壁に当接する突起部を一体的に形成して
    なる請求項1に記載のエアコンプレッサ装置。
JP26631995A 1995-09-20 1995-09-20 エアコンプレッサ装置 Expired - Fee Related JP3561056B2 (ja)

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