JPH0988391A - アクセス制御装置及び入出退管理装置 - Google Patents

アクセス制御装置及び入出退管理装置

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JPH0988391A
JPH0988391A JP24445195A JP24445195A JPH0988391A JP H0988391 A JPH0988391 A JP H0988391A JP 24445195 A JP24445195 A JP 24445195A JP 24445195 A JP24445195 A JP 24445195A JP H0988391 A JPH0988391 A JP H0988391A
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Toshio Ikegawa
敏男 池川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報伝送距離を長くとることができると共に
情報を非接触的に読み取ることができ、更にセキュリテ
ィ面での信頼性を高くすることができるアクセス制御装
置及び入出退管理装置を提供する。 【解決手段】 携帯電話機3を利用してこれから端末番
号、ID番号及び暗証番号を送信させる。アクセス制御
装置4は携帯電話機3から送信された端末番号、ID番
号及び暗証番号を受信した後、それらの番号が予め登録
してあるものか否かを判定し、登録してあるものと判断
すると電気錠6に対して解錠制御し、扉のロックを解除
する。これによりカードを所持することなく解錠制御を
行なうことができる。また携帯電話機を使用することか
らカードに比べて情報伝送距離を十分に長くとることが
できる。また端末番号に加えてID番号及び暗証番号を
送るのでセキュリティ面での信頼性を高めることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機を利用
して電気錠の解錠制御を行なうアクセス制御装置と、こ
のアクセス制御装置より得られる携帯電話機からの情報
に基づいて入出退管理を行なう入出退管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した入出退管理装置にはテン
キーを使用して暗証番号を入力するテンキー方式やカー
ドに記憶させた個人識別情報(以下ID情報)をカード
読取装置に読み取らせるカード方式等がある。カード方
式は一般的にカード読取装置と、このカード読取装置に
て読み取られたID情報に基づいて扉に設けられた電気
錠の解錠制御を行なうと共にID情報を出力する端末制
御装置と、この端末制御装置から出力されるID情報に
基づいて入出退管理を行なう管理装置とから構成され
る。
【0003】このカード方式のカード読取装置にはカー
ドの読み取りを接触的に行なうものや非接触的に行なう
ものがあり、非接触式のものは例えば特開平3−235
081号や特開平3−228988号にもあるように、
カード読取装置から電磁波を放射させて、そのエネルギ
ーによってカード内のコイルに起電力を発生させ、その
電力によってカード内の制御回路を動作させてID情報
を送信させる。この種のカードにはコイルに起電力が発
生していて制御回路が動作している間に一定時間毎にI
D情報を送信するものやカード読取装置から読み取りコ
マンドが送信される毎にID情報を送信するものがあ
る。
【0004】なお、非接触式であっても内蔵する電池
(例えばペーパー電池)にて常時動作し、一定時間毎に
ID情報を送信したり、カード読取装置からの読み取り
コマンドを受信したときにID情報を送信するものもあ
る。他方、接触式のものはカードに磁気ストライプを形
成してこれにID情報を記録し、このID情報をカード
読取装置の磁気ヘッドにて読み取らせるものである。カ
ード読取装置はカードから読み取ったID情報を端末制
御装置に供給し、端末制御装置はカード読取装置で読み
取られたID情報が予め登録されたものであるか否かを
判定し、登録されたものであると判断すると扉に設けら
れた電気錠に対して解錠制御を行なうと共にカード読取
装置から供給されたID情報を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の入出退管理装置にあっては、次のような問題点があ
った。 (イ)テンキー方式では、キーを操作するためにキーが
汚れやすく、このため暗証番号が分かってしまうことが
ある。またこの方式では個人の識別まではできないので
セキュリティの面で信頼性が低い。 (ロ)カード方式では、鍵を開ける以外に目的の無いカ
ードを所持しなければならないので利便性が良くなかっ
た。特に近年カード社会になってきており、キャッシュ
カードやクレジットカードを一人で何枚も所持すること
が珍しくなくなってきている。このような状況下におい
てカードを更に所持することは財布やカード入れが嵩ば
って持ち難くしてしまう。
【0006】(ハ)またカード方式で非接触式カードを
使用する場合、消費電流の関係から情報伝送距離が短く
なり、カード読取装置との間の距離を長くとることがで
きない。 (ニ)またカード方式で非接触式カードを使用する場
合、扉のそばを通るだけで扉が開いてしまうので、在室
管理を行なう場合に室内に人がいないにも拘らずいるこ
とになってしまうなどの問題点がある。
【0007】そこで本発明は、情報伝送距離を長くとる
ことができると共に情報を非接触的に読み取ることがで
き、更にセキュリティ面での信頼性を高めることができ
るアクセス制御装置及び入出退管理装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明のうちで請求項1記載の発明によるアクセス制御装
置は、携帯電話機で使用される周波数及び電波形式の電
磁波を受信する少なくとも1つの受信手段と、この受信
手段から出力される受信情報が携帯電話機の端末番号と
個人を特定する番号(例えばID番号及び暗証番号)か
らなるものであって、かつ予め登録されたものであるか
否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記情
報が携帯電話機の端末番号と個人を特定する番号からな
るものであって、かつ予め登録されたものであると判断
された場合に扉に設置された電気錠を制御する電気錠制
御手段と、を備えている。
【0009】この構成によれば、携帯電話機より送信さ
れた情報が受信手段によって受信されると、その情報が
携帯電話機の端末番号と個人を特定する番号からなるも
のであって、かつそれらが予め登録されたものであれば
電気錠の制御が行なわれる。したがって、携帯電話機を
使用するので、カードを使用する場合と比べて情報伝送
距離を十分に長くとることができる。また無線で行なう
ことから読み取りを非接触的に行なえる。また個人の識
別まで可能であることからセキュリティ面での信頼性が
高まる。更には、扉の開閉を行なうときには、テンキー
の入力操作を必要とするため、非接触式カードのように
扉を開閉する必要がなくても扉のそばを通っただけで扉
が開いてしまい携帯電話機の所持者が室内にいることに
なってしまうこともない。
【0010】請求項2記載の発明によるアクセス制御装
置は、請求項1記載のアクセス制御装置の構成に加え
て、前記受信手段によって受信された情報を外部へ出力
する受信情報出力手段を備えている。請求項3記載の発
明による入出退管理装置は、請求項1乃至2のいずれか
に記載のアクセス制御装置と、このアクセス制御装置か
ら出力される情報に基づいて入出退管理を行なう管理装
置と、を備えている。
【0011】請求項4記載の発明による入出退管理装置
は、請求項3記載の入出退管理装置の管理装置に次の機
能を加えたものである。即ち、構内に設置された複数の
呼び出し送受信機とこれら呼び出し送受信機を介して携
帯電話機の呼び出しを行なうと共に携帯電話機同士間の
通話路を形成する制御を行なう主装置とを備えた無線式
電話設備を使用して携帯電話機の呼び出しを行なわせ、
その携帯電話機からの返答信号を受信した前記呼び出し
送受信機の機器番号を前記主装置から取り込んで前記携
帯電話機の所在を知らせる。
【0012】この構成によれば、無線式電話設備の主装
置に特定の携帯電話機を呼び出す動作をさせると、その
呼び出しによって目的とする携帯電話機から返答信号が
送信される。その返答信号は目的とする携帯電話機が現
在いる場所を無線ゾーンとする呼び出し送受信機にて受
信される。その呼び出し送受信機は返答信号を受信する
と、自身の機器番号と共に主装置へ送る。主装置は呼び
出し送受信機の機器番号を取り込むと、それを管理装置
へ送る。管理装置は送られてきた機器番号に基づいて目
的とする携帯電話機を所持した利用者の所在地を表示又
は音声により知らせる。
【0013】請求項5記載の発明による入出退管理装置
は、請求項3記載の入出退管理装置の管理装置に次の機
能を加えたものである。即ち、構内に設置された複数の
呼び出し送受信機とこれら呼び出し送受信機を介して携
帯電話機の呼び出しを行なうと共に携帯電話機同士間の
通話路を形成する制御を行なう主装置とを備えた無線式
電話設備を使用して携帯電話機の呼び出しを行なわせ、
その携帯電話機からの返答信号を受信した前記アクセス
制御装置の受信手段の機器番号を前記アクセス制御装置
から取り込んで目的とする携帯電話機の所在を表示す
る。
【0014】この構成によれば、無線式電話設備の主装
置に特定の携帯電話機を呼び出す動作をさせると、その
呼び出しによって目的とする携帯電話機から返答信号が
送信される。その返答信号は目的とする携帯電話機が現
在いる場所に最も近い場所にあるアクセス制御装置にて
受信される。そのアクセス制御装置は返答信号を受信す
ると、自身の機器番号と共に管理装置へ送る。管理装置
はアクセス制御装置の機器番号を取り込むと、それに基
づいて目的とする携帯電話機を所持した利用者の所在地
を表示又は音声により知らせる。この場合、探している
人の所在地は返答信号を受信したアクセス制御装置の付
近になるが、アクセス制御装置は上記呼び出し送受信機
よりも多く設置されるのが一般的であるので、呼び出し
送受信機を使用する場合よりも精度を高くできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面例
と共に説明する。 A.入出退管理装置の構成 図1は本発明に係る入出退管理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。この図において、11、12…1nの各
々は建物内の各所に設置された呼び出し送受信機、2は
各呼び出し送受信機1を介して携帯電話機3の呼び出し
を行なうと共に携帯電話機同士間の通話路を形成するた
めの制御を行ない、更に公衆電話回線を介して通常の電
話機との間で通話路を形成するための制御を行なう主装
置である。主装置2は例えば呼び出し送受信機11の無
線ゾーン内に存在する携帯電話機31より呼び出し先の
携帯電話機32を指定する端末番号を受けると、全ての
呼び出し送受信機1から携帯電話機32の呼び出しを行
なう。この場合、携帯電話機32が呼び出し送受信機12
の無線ゾーン内に存在すれば、呼び出し送受信機12
て携帯電話機32からの返答信号が受信される。呼び出
し送受信機12は返答信号を受信すると、それを自身の
機器番号と共に主装置2へ送る。呼び出しと返答が交互
に行なわれている最中に携帯電話機32がオフフックさ
れると、主装置2は携帯電話機31と携帯電話機32との
間の通話路を形成する。また主装置2は必要あれば返答
信号と機器番号を受信した際に後述する管理装置7に対
して機器番号を送る。
【0016】携帯電話機5の外観構成 図2は携帯電話機3の外観を示す正面図である。この図
において、20は受話器、21は送話器、22はテンキ
ー、23は機能選択キー、24は液晶表示部、25はア
ンテナである。この携帯電話機3を構内で使用する場合
は、まず機能選択キー23の[内線キー]を押し、続い
て[フックキー]を押す。この状態で呼び出したい携帯
電話機3の端末番号をテンキー22を使用して入力し、
その後[#キー]を押す。これによって自分の端末番号
と呼び出したい携帯電話機3の端末番号とが送信され
る。一方、扉に設けられた電気錠6を制御する場合は、
まず機能選択キー23の[機能キー]を押し、続いてI
D番号と暗証番号(個人を特定する番号)とをテンキー
22を使用して入力し、その後[#キー]を押す。これ
によって端末番号、ID番号及び暗証番号が送信され
る。なお、この携帯電話機3は簡易型携帯電話機(PH
S)であるが、通常の携帯電話機でも勿論使用可能であ
る。
【0017】図1に戻り、41、42…4nの各々は建物
内の各扉に設置された電気錠6の制御を行なうアクセス
制御装置である。7は管理装置であり、各アクセス制御
装置4からの受信データ(機器番号、携帯電話機3の端
末番号、利用者のID番号及び暗証番号)を取り込んで
入出退管理を行なうと共に携帯電話機3を所持する利用
者の所在確認処理を行なう。各アクセス制御装置4には
アンテナ5が取り付けられている。アクセス制御装置4
は受信した携帯電話機3からの情報(携帯電話機3の端
末番号、利用者のID番号及び暗証番号)が予め登録さ
れたものか否かを判定し、登録されたものであると判断
すると電気錠6を制御する。また電気錠6を制御した際
に携帯電話機3の端末番号、ID番号、暗証番号及び機
器番号を出力する。なお、機器番号とは各アクセス制御
装置4に割り当てられている番号である。またこの機器
番号を調べることによりどのアクセス制御装置4が携帯
電話機3からの情報を受信したのを判別することができ
る。
【0018】管理装置7としてパーソナルコンピュータ
が使用される。管理装置7はケーブル8を介して主装置
2と接続されており、互いにデータの授受ができるよう
になっている。管理装置7はアクセス制御装置4からの
受信データ(機器番号、携帯電話機3の端末番号、利用
者のID番号及び暗証番号)を取り込んで入出退管理を
行なうと共に携帯電話機3を所持する利用者の所在確認
処理を行なう。この場合、所在確認処理は次のようにし
て行なわれる。即ち利用者の所在を確認する入力がある
と、呼び出しコマンドを主装置2へ送る。主装置2は呼
び出しコマンドを取り込むと、そのコマンドに基づいて
呼び出しを行なう。この呼び出しによって該当する携帯
電話機3から返答信号があると、返答信号がその携帯電
話機3に最も近い位置にあるアクセス制御装置4にて受
信される。返答信号を最も強く受信したアクセス制御装
置4は、その返答信号と共に機器番号を出力する。管理
装置7は返答信号及び機器番号を取り込むと、その機器
番号のアクセス制御装置4の近くに呼び出したい人がい
るというメッセージをモニター7A上に表示する。
【0019】アクセス制御装置4の構成 図3はアクセス制御装置4の構成を示すブロック図であ
る。この図において、アクセス制御装置4は受信コイル
5と、増幅・検波部30と、1/0変換部31と、制御
部32と、データバッファ33と、信号出力部34とか
ら構成される。受信コイル5は棒状のフェライトコアと
このコアに巻回されたコイルとから構成されている。こ
の場合、棒状のフェライトコアを使用することによりそ
の長さ方向に対してエネルギーが集中するので、コイル
の巻回方向に対して直角方向に8の字を描く指向特性と
なる。これはコイルの中心に磁性体を挿入した場合に磁
束密度が磁性体を中心に形成されるためであり、磁性体
の中心方向に対してのみ受信感度の良いアンテナが得ら
れる。
【0020】増幅・検波部30は受信コイル5で得られ
た高周波を増幅し、検波して1/0変換部31に供給す
る。1/0変換部31は増幅・検波部30にて復調され
た受信情報を「1」と「0」の所定のコードに変換して
出力する。制御部32は図示せぬCPU、ROM及びR
AMを有して構成され、ROMにはCPUを制御するた
めのプログラムと機器番号が記憶されている。RAMの
CPUの動作において使用される所謂ワークメモリであ
る。制御部32は1/0変換部31から得られた受信情
報(携帯電話機3の端末番号、利用者のID番号及び暗
証番号)が予め登録されたものか否かを判定し、登録さ
れたものであると判断すると電気錠6を制御する。
【0021】また制御部32は電気錠6の制御と共に機
器番号、受信した携帯電話機3の端末番号、ID番号及
び暗証番号を信号出力部34を介して外部へ出力する。
データバッファ33には使用される全ての携帯電話機3
の端末番号、利用者のID番号及び暗証番号が記憶され
ている。電気錠6は扉に内蔵されたロックリレーを駆動
するものであり、解錠時にはドアのロックを解除する方
向にロックリレーを駆動する。上記受信コイル5、増幅
・検波部30及び1/0変換部31は受信手段100を
構成する。制御部32は判定手段及び電気錠制御手段に
対応する。信号出力部34は受信情報出力手段に対応す
る。
【0022】B.入出退管理装置の動作 (イ)アクセス制御装置4の動作 図4はアクセス制御装置4の動作を示すフローチャート
である。まず、ステップS10で1/0変換部31から
得られる受信情報の取り込みを行なう。次いでステップ
S12に進み、取り込みを行なった受信情報に返答信号
が含まれているか否かの判定を行なう。この判定におい
て、返答信号がないと判断するとステップS14に進
み、返答信号があると判断するとステップS16で自身
の機器番号を出力してステップS14に進む。ステップ
S14に進むと、受信情報が端末番号、ID番号及び暗
証番号を含むものであるか否かの判定を行なう。この判
定において、端末番号、ID番号及び暗証番号を含んで
いないと判断するとステップS10に戻り、含んでいる
ものと判断するとステップS18に進む。
【0023】ステップS18に進むと、端末番号、ID
番号及び暗証番号がデータバッファ33に登録されたも
のであるか否かの判定を行なう。この判定においてデー
タバッファ33に登録されたものでないと判断するとス
テップS10に戻り、登録されたものであると判断する
とステップS20に進み、解錠制御を行なう。解錠制御
を行なった後、ステップS22に進み、自身の機器番号
と、受信した端末番号、ID番号及び暗証番号とを出力
する。解錠制御により電気錠6は扉のロックを解除する
方向にロックリレーを駆動する。解錠制御を行なった
後、ステップS10に戻る。
【0024】(ロ)管理装置7の動作 図5は管理装置7の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS40でアクセス制御装置4の機器番号
があるか否かの判定を行なう。即ちアクセス制御装置4
から機器番号が出力されたか否かの判定を行なう。この
判定において、機器番号があると判断するとステップS
42に進み、入出退処理を行なう。即ち機器番号と共に
出力される端末番号、ID番号及び暗証番号を記録す
る。この処理を行なった後、ステップS40に戻る。他
方、ステップS40の判定において機器番号がないと判
断するとステップS44に進み、所在を知りたい人が所
持する携帯電話機3の端末番号の入力があるか否かの判
定を行なう。この判定において、所在を知りたい人が所
持する携帯電話機3の端末番号の入力がないと判断する
とステップS40に戻り、端末番号の入力があると判断
するとステップS46に進む。ステップS46に進む
と、入力された端末番号を主装置2へ送る。
【0025】端末番号を主装置2へ送った後、ステップ
S48で主装置2の出力の取り込みを開始する。そして
ステップS50で呼び出し送受信機1の機器番号がある
か否かの判定を行なう。即ち主装置2から呼び出し送受
信機1の機器番号が出力されたか否かの判定を行なう。
この判定において、主装置2から呼び出し送受信機1の
機器番号が出力されないと判断するとステップS48に
戻り、該機器番号が出力されたと判断するとステップS
52に進む。ステップS52に進むと、機器番号を出力
した呼び出し送受信機1の設置場所を表示する。例えば
所在を知りたい人が所持する携帯電話機3からの返答信
号を1階に設置された呼び出し送受信機1が受信した場
合には『探している人は1階にいるもよう』などと表示
する。表示処理を行なった後、ステップS40に戻る。
【0026】(ハ)主装置2の動作 図6は主装置2の動作を示すフローチャートである。ま
ず、ステップS60で管理装置7から端末番号が送られ
てきたか否かの判定を行なう。この判定において管理装
置7から端末番号が送られてきていないと判断するとス
テップS62に進み、他の処理を行なう。この処理を行
なった後、ステップS60に戻る。他方、管理装置7か
ら端末番号が送られてきたと判断するとステップS64
に進み、その端末番号の呼び出しを行なう。次いでステ
ップS68で返答信号があるか否かの判定、即ち呼び出
しを行なった携帯電話機3から返答信号があるか否かの
判定を行なう。この判定において、呼び出しを行なった
携帯電話機3から返答信号がないと判断するとステップ
S64に戻り、呼び出しを行なった携帯電話機3から返
答信号があると判断するとステップS70に進み、返答
信号を受信した呼び出し送受信機1の機器番号を出力す
る。この処理を行なった後、ステップS60に戻る。
【0027】このようにこの実施例では、携帯電話機3
を利用してこれより端末番号、ID番号及び暗証番号を
送信させてアクセス制御装置4にて受信させる。アクセ
ス制御装置4は受信情報が端末番号、ID番号及び暗証
番号であって、かつ予め登録されているか否かを判定
し、登録されていると判断すると電気錠6に対して解錠
制御し、扉のロックを解除する。したがって、携帯電話
機3を利用するので、カードを所持することがなく、ま
たカードに比べて情報伝送距離を十分に長くとることが
できる。またID番号及び暗証番号を送るのでセキュリ
ティ面での信頼性が高まる。またこの実施例では、携帯
電話機3を呼び出してその携帯電話機3から送信される
返答信号を受信した呼び出し送受信機2の機器番号を調
べることで携帯電話機3を所持した人の所在を知ること
ができる。
【0028】なお、本発明は上記各実施例に限らず、本
発明の目的の範囲内で各種の実施態様が可能である。具
体的には、次のようにしても良い。 (イ)実施例では、携帯電話機3の返答信号を最も強く
受信した呼び出し受信機2の機器番号により探している
人の所在を知るようにしたが、返答信号を最も強く受信
したアクセス制御装置4の機器番号により探している人
の所在を知るようにしてもよい。この場合、一般的に呼
び出し送受信機2の数よりもアクセス制御装置4の数の
方が多いので、呼び出し送受信機2の機器番号で探すよ
りも更に正確に所在を知ることができる。アクセス制御
装置4の機器番号によって探す場合の動作は次のように
なる。
【0029】図5に示すフローチャートにおいて、呼び
出しを行なう携帯電話機3の端末番号を主装置3へ送っ
た後、ステップS48でアクセス制御装置4の出力の取
り込みを開始する。そしてステップS50でアクセス制
御装置4の機器番号があるか否かの判定を行なう。この
判定において、アクセス制御装置4の機器番号が出力さ
れないと判断するとステップS48に戻り、該機器番号
が出力されたと判断するとステップS52に進む。ステ
ップS52に進むと、機器番号を出力したアクセス制御
装置4の設置場所を表示する。例えば所在を知りたい人
が所持する携帯電話機3からの返答信号を1階の会議室
に設置されたアクセス制御装置4が受信した場合には
「探している人は1階の会議室にいるもよう」などと表
示する。表示処理を行なった後、ステップS40に戻
る。
【0030】(ロ)実施例では、探している人の所在を
管理装置7のモニター7Aに表示するようにしたが、音
声合成により知らせるようにしてもよいし、これらを組
み合わせてもよい。 (ハ)実施例では、解錠制御をアクセス制御装置4のみ
で行なうようにしたが、従来のカード読取装置と組み合
わせるようにしてもよい。図7はそのような構成を示す
ブロック図であり、カード読取装置40はカード42の
個人識別情報を接触又は非接触的に読み取ると、その個
人識別情報が予め登録されたものであるか否かを判定
し、登録されたものであると判断すると解錠制御を行な
う。
【0031】
【発明の効果】請求項1、2の発明のアクセス制御装置
によれば、携帯電話機より送信された情報を受信し、そ
の情報が携帯電話機の端末番号、ID番号及び暗証番号
からなるものであって、かつ予め登録されたものであれ
ば電気錠の制御を行なうと共にその受信情報を管理装置
に供給するようにしたので、カードを所持することがな
く、またカードに比べて情報伝送距離を十分に長くとる
ことができる。また個人の識別まで可能であることから
セキュリティ面での信頼性を高めることができる。更に
は、アンテナに近付いただけで入室する意思がなくても
扉が開いてしまったり、或いは入室していないのに拘ら
ず入室していることになってしまうなどの誤動作が生じ
ない。
【0032】請求項3の発明の入出退管理装置によれ
ば、請求項1乃至2のいずれかに記載のアクセス制御装
置を有しているので、カードを所持することがなく、ま
たカードに比べて情報伝送距離を十分に長くとることが
できる。また個人の識別まで可能であることからセキュ
リティ面での信頼性を高めることができる。請求項4の
発明の入出退管理装置によれば、携帯電話機から送信さ
れる返答信号を受信した呼び出し送受信機を調べること
で携帯電話機の所在を知らせるようにしたので、携帯電
話機を所持している人の所在を容易に確認することがで
きる。したがって、室単位の在室確認から建物内、更に
は構内での所在確認が可能になる。請求項5の発明の入
出退管理装置によれば、携帯電話機から送信される返答
信号を受信したアクセス制御装置を調べることで携帯電
話機の所在を知らせるようにしたので、携帯電話機を所
持している人の所在を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入出退管理装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】同実施例の入出退管理装置に用いられる携帯電
話機の外観を示す正面図である。
【図3】同実施例の入出退管理装置のアクセス制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】同実施例の入出退管理装置のアクセス制御装置
の動作を示すフローチャートである。
【図5】同実施例の入出退管理装置の管理装置の動作を
示すフローチャートである。
【図6】同実施例の入出退管理装置の主装置の動作を示
すフローチャートである。
【図7】本発明に係る入出退管理装置の他の実施例の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 呼び出し送受信機 2 主装置 3 携帯電話機 4 アクセス制御装置 5 アンテナ 6 電気錠 7 管理装置 8 ケーブル 32 制御部 33 データバッファ 34 信号出力部 100 受信手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機で使用される周波数及び電波
    形式の電磁波を受信する少なくとも1つの受信手段と、 この受信手段から出力される受信情報が携帯電話機の端
    末番号と個人を特定する番号からなるものであって、か
    つ予め登録されたものであるか否かを判定する判定手段
    と、 この判定手段により前記情報が携帯電話機の端末番号と
    個人を特定する番号からなるものであって、かつ予め登
    録されたものであると判断された場合に扉に設置された
    電気錠を制御する電気錠制御手段と、を備えたことを特
    徴とするアクセス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段からの受信情報を外部へ出
    力する受信情報出力手段を更に備えたことを特徴とする
    請求項1記載のアクセス制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2のいずれかに記載のアク
    セス制御装置と、 このアクセス制御装置からの受信情報に基づいて入出退
    管理を行なう管理装置と、を備えたことを特徴とする入
    出退管理装置。
  4. 【請求項4】 前記管理装置は、構内に設置された複数
    の呼び出し送受信機とこれら呼び出し送受信機を介して
    携帯電話機の呼び出しを行なうと共に携帯電話機同士間
    の通話路を形成する制御を行なう主装置とを備えた無線
    式電話設備を使用して携帯電話機の呼び出しを行なわ
    せ、その携帯電話機からの返答信号を受信した前記呼び
    出し送受信機の機器番号を前記主装置から取り込んで前
    記携帯電話機の所在を知らせることを特徴とする請求項
    3記載の入出退管理装置。
  5. 【請求項5】 前記管理装置は、構内に設置された複数
    の呼び出し送受信機とこれら呼び出し送受信機を介して
    携帯電話機の呼び出しを行なうと共に携帯電話機同士間
    の通話路を形成する制御を行なう主装置とを備えた無線
    式電話設備を使用して携帯電話機の呼び出しを行なわ
    せ、その携帯電話機からの返答信号を受信した前記アク
    セス制御装置の受信手段の機器番号を前記アクセス制御
    装置から取り込んで前記携帯電話機の所在を知らせるこ
    とを特徴とする請求項3記載の入出退管理装置。
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