JPH0988357A - 衛生設備室における面材の施工方法 - Google Patents

衛生設備室における面材の施工方法

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JPH0988357A
JPH0988357A JP7244660A JP24466095A JPH0988357A JP H0988357 A JPH0988357 A JP H0988357A JP 7244660 A JP7244660 A JP 7244660A JP 24466095 A JP24466095 A JP 24466095A JP H0988357 A JPH0988357 A JP H0988357A
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JP
Japan
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counter
bathtub
mounting
apron
top plate
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Application number
JP7244660A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Sugiyama
聡洋 杉山
Yoshihiro Nishikawa
佳宏 西川
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生設備室空間や浴槽との取合い関係等に応
じて面材(カウンター、浴槽エプロン等)を精度良く取
付ることができる施工性を持たせる。 【解決手段】 浴槽100 回りのカウンターa、浴槽エプ
ロンcの取付部を有する各据置架台1、3を縮小したコ
ンパクトな状態で衛生設備室X内に搬入し、内部で衛生
設備室空間、浴槽100 等との対応関係に合うように取付
部の長さを所望に調整した後、各据置架台1、3にカウ
ンターa、浴槽エプロンcを各々取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛生設備室におけ
る面材の施工方法、更に詳しくはカウンター、浴槽天
板、浴槽エプロン等の化粧面材を短時間且つ軽作業にて
取付施工できる施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衛生設備室において、カウンタ
ー、浴槽天板、浴槽エプロン等を固定するのに使用され
る支持手段としては、浴槽載置側の基礎床面や洗い場側
の床面にブロックを多段状に積み重ね、そのブロック上
面、前面を浴槽上縁面回りの浴槽天板、カウンター、浴
槽エプロン等の取付面とした前者や、室壁に突出状に取
付たブラケットや、浴槽設置側の床面に間隔をおいて側
面視枠状の支持部材を間隔をおいて直立させ、そのブラ
ケット、支持部材で浴槽上縁面回りのカウンター、浴槽
天板、浴槽エプロンを支持する後者とがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記する前者
は湿式施工であるため、浴室の組立施工完了までに期間
を要するばかりでなく、熟練した専門の作業者がいない
と施工できない問題がある。これに対して、ブラケット
や支持部材を使用すると浴槽を組み込んだり、衛生設備
室(浴室)を組立たりする一般の作業者で施工でき、施
工性が良い反面、支持部材が横倒しないように床面や室
壁に対して強固な構造で固定する必要があり、固定作業
が面倒なばかりでなく、浴槽天板やカウンターのレベル
出しが厄介になる問題があった。そこで、実開平2−5
9688号公報や実開平2−59689号公報に着目し
て、室壁の一面に沿って設置されるカウンターの支持部
材と共に、そのカウンターに隣設して設置される浴槽天
板、浴槽エプロン等の支持部材として適宜断面形状の多
数本の杆材を使用して枠組形成した据置架台で構成し
て、その上面や前面を浴槽天板、浴槽カウンターの取付
面として使用することが提案される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建築施工現場
によって個々の浴室の内部空間の大きさが異なるため、
既製の据置架台では室壁と当該据置架台との間に隙間が
空いてしまったり、据置架台が内部空間の所定位置に収
まらないようになってしまう。この問題を解決するため
に現場毎に据置架台を加工によって対応させると、施工
性が悪くなり、施工が長期化することになる。また、前
部を浴槽エプロンの取付部、上部を浴槽天板の取付部と
する予め平面視矩形状に枠組形成した据置架台を取付け
てしまうことになって、浴槽を設置するに際して、据置
架台を乗り越えるように浴槽を持ち上げなければなら
ず、多大な労力を要する。
【0005】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、衛生設備室空間や浴槽との取い
敢い関係等に応じて面材(カウンター、浴槽エプロン
等)を精度良く取付ける良好な施工性を持たせることで
ある。更に他の技術的課題は、前記施工性と浴槽設置作
業の容易性とを両立することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1は、上部及び/または
前部に面材の取付部を有する据置架台を複数本の杆材で
長さ寸法調整可能に連結し、該据置架台を縮小させた状
態で衛生設備室内に搬入して所定位置に設置し、該据置
架台の長さ寸法を所望に調整した後、その取付部に前記
面材を取付けることを要旨とする。また、請求項2は、
衛生設備室の壁面一面に沿ってカウンターが配設され、
その壁面一面と対向する壁面他面側に浴槽天板が配設さ
れ、そのカウンターと浴槽天板との間に浴槽が設置さ
れ、その浴槽前面側に浴槽エプロンが垂設される衛生設
備室における面材の施工方法であって、上部にカウンタ
ーの取付部を有し、複数本の杆材で長さ寸法調整可能に
連結されたカウンター用据置架台を衛生設備室を構成す
る前記壁面一面に沿わせて洗い場側の床面またはその洗
い場側の床面と浴槽載置側の床面に跨がって設置し、上
部に浴槽天板の取付部を有し、複数本の杆材で連結され
た天板用据置架台を前記壁面一面と対向する壁面他面に
沿わせて浴槽載置側の床面に設置し、カウンター用据置
架台と天板用据置架台間から浴槽を挿入して浴槽設載置
側の床面に浴槽を設置し、前部に浴槽エプロンの取付部
を有し、複数本の杆材で長さ寸法調整可能に連結された
エプロン用据置架台をカウンター用据置架台と天板用据
置架台に亘って位置調節可能に取付け、前記カウンター
用、天板用、エプロン用据置架台各々にカウンター、浴
槽天板、浴槽エプロンを取付けることを要旨とする。そ
して、請求項3は、請求項2記載のエプロン用据置架台
がカウンター用据置架台と天板用据置架台に亘って取付
れられた後に浴槽設置側の床面に着座する支持脚が取り
付けられることを要旨とする。
【0007】上記技術的手段によれば、下記の作用があ
る。 (請求項1)上部及び/または前部に面材の取付部を有
する据置架台を縮小したコンパクトな状態で衛生設備室
内に搬入して、内部で衛生設備室空間、浴槽、内部に設
置される他の設備等との対応関係に合うように据置架台
を所望に調整した後、その取付部に面材が取付けられ
る。 (請求項2)衛生設備室の壁面一面に沿い且つ洗い場側
の床面またはその洗い場側の床面と浴槽設置側の床面と
に跨がってカウンターを、そのカウンターと対向する壁
面他面側に浴槽天板を取付け、カウンターと浴槽天板と
に挟まれて浴槽を設置する衛生設備室において、まず、
上部にカウンターの取付部を有するカウンター用据置架
台を前記壁面一面に沿って設置すると共に上部に浴槽天
板の取付部を有する天板用据置架台を前記壁面一面と対
向する壁面他面に沿って設置して両据置架台間に浴槽を
横スライド可能とする空間を確保し、その空間を利用し
て浴槽を洗い場側から横スライドして設置する。浴槽設
置後その浴槽を浴槽エプロンの取付部を有するエプロン
用据置架台で前方からカバーする。カウンター用据置架
台、エプロン用据置架台は、衛生設備室内においてその
内部空間や浴槽との取り敢い関係に応じて長さ寸法が調
整されるため、その上部の取付部もそれに伴って取付長
さ範囲が調整される。 (請求項3)支持脚の突出を原因とするエプロン用据置
架台の大型化を回避して、エプロン用据置架台を取付け
易くする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。第1の実施の形態は浴槽100 の回
りに面材としてカウンター(後述では長尺カウンターと
して説明する)a、浴槽天板(浴槽への移乗台を含む)
b、浴槽エプロンcを各々配設した場合を示し、符号1
はカウンター用据置架台、2は天板用(浴槽天板用)据
置架台、3はエプロン用(浴槽エプロン用)据置架台で
あり、前記長尺カウンターa、浴槽天板b、浴槽エプロ
ンcは各々カウンター用据置架台1、天板用(浴槽天板
用)据置架台2、エプロン用(浴槽エプロン用)据置架
台3に取付けられる。
【0009】カウンター用据置架台1は、図1(概略を
示す分解斜視図)に示すように支持杆、横杆類を連結し
て平面視横長矩形状に形成され、浴槽載置側の基礎床面
200に設置される浴槽側架台体11と洗い場側の床面300
に設置される洗い場側架台体21とを備えている。
【0010】前記浴槽側架台体11は、長尺カウンターa
を配設する衛生設備室Xの壁面一面側である長手側壁面
x1における浴槽載置側の基礎床面200 の両コーナーに
間隔をおいて立設する前後二対のカウンター用支持杆11
a、11a中高部位各々をカウンター用長尺横連結杆11b
やカウンター用短尺横連結杆11cで連結すると共に、そ
のカウンター用支持杆11a、11a、11a、11a上端に前
記長手側壁面x1と平行で且つ洗い場側の中途部位まで
至る長さの長尺なカウンター用取付横杆11d、11dを連
結し、且つ浴槽載置側のカウンター用取付横杆11d、11
d同士の遊端など適当箇所をカウンター用短尺横連結杆
11cで連結して直方体形状に連結形成してある。また、
この浴槽側架台体11は、適宜間隔をおいてカウンター用
取付横杆11d、11d間に亘ってカウンターアジャスター
31を取付けて、そのカウンターアジャスター31群で長尺
カウンターaの取付部Yの一半部を構成している。
【0011】洗い場側架台体21は、前記カウンター用支
持杆11a、11aとは逆側の洗い場側の床面300 のコーナ
ーに立設する前後一対のカウンター用支持杆21a、21a
上端に、前記カウンター用取付横杆11d、11dと相対す
る方向に延設して外側面がそのカウンター用取付横杆11
d、11dの内側面に当接する短尺なカウンター用取付横
杆21b、21bの一端を連結した正面視逆L型に連結形成
されている。また、洗い場側架台体21は、前記カウンタ
ー用取付横杆21b、21bを前記カウンター用取付横杆11
d、11dに長さ調整手段Mを介してスライド可能に連結
すると共に、コーナー等所望のカウンター用取付横杆21
b、21b間に亘ってカウンターアジャスター31を取付け
て、そのカウンターアジャスター31群で長尺カウンター
aの取付部Yの他半部を構成している。
【0012】この、浴槽側架台体11と洗い場側架台体21
とは共に、カウンター用支持杆11a、21a下端に高さ調
整脚Wを設けて高さ調整可能になっている。尚、この浴
槽側架台体11と洗い場側架台体21には所望部位に亘って
連結した連結杆で更に補強しても勿論自由である。
【0013】長さ調整手段Mは、図5、図6に示すよう
に前記カウンター用取付横杆11dとカウンター用取付横
杆21bとの両側部に形成した案内溝m1と、そのカウン
ター用取付横杆11d、カウンター用取付横杆21bを架橋
する固定体m4と、その固定体m4を締結する螺子体m
3で構成されている。前記固定体m4は、前記カウンタ
ー用取付横杆11d、カウンター用取付横杆21bの背中合
わせとなる案内溝m1、m1に亘って遊嵌される断面H
型材であり、前記カウンター用取付横杆21bにおける案
内溝m1、m1を隔てる隔壁部21b’に開孔した横孔m
6と同軸状に螺子孔m5を横設している。この固定体m
4は、前記カウンター用取付横杆21bの案内溝m1に一
半部を遊嵌し、前記隔壁部21b’から挿入される螺子体
m3の螺子孔m5への螺合によって移動不能に支持され
ている。この長さ調整手段Mは、浴槽側架台体11、洗い
場側架台体21の端面部が丁度衛生設備室における対向す
る短手側壁面x2に当接するようにカウンター用取付横
杆11dの案内溝m1に前記固定体m4の外側の他半部が
遊嵌されてスライド調整した後、螺子体m3の締結によ
って浴槽側架台体11と洗い場側架台体21との両者が取付
けられるようになっている。詳細には図4に示すように
螺子体m3を締結すると、固定体m4が前記カウンター
用取付横杆21b側に引き寄せられてカウンター用取付横
杆11d内の固定体m4の鍔部m4’が同取付横杆11dの
案内溝壁11d’に当接し、続いて行なわれる螺子体m3
の締結でその取付横杆11dが取付横杆21bに圧接して挟
持される。
【0014】カウンターアジャスター31は、図2に示す
ように前記前後一対のカウンター用取付横杆11d、11
d、カウンター用取付横杆21b、21bに亘って各別に架
設した各受け金具31a前後2箇所に上端に受座31b’を
有するアジャスタ体31bを上下動可能に螺装して形成さ
れている。
【0015】符号6はカウンターの固定部であり、図3
に示すように長尺カウンターaの裏面に穿設した螺子穴
a1に螺着するすり割りボルト16と、前記前後一対のカ
ウンター用取付横杆11d、11d、カウンター用取付横杆
21b、21bの下面に亘って各別に当接され、すり割りボ
ルト16を挿通させるカウンター固定プレート26と、その
すり割りボルト16にカウンター固定プレート26の下側か
ら螺着される蝶ナット36とで形成されている。このカウ
ンター固定部6は、浴槽載置側の基礎床面200 に設置さ
れる浴槽100のリム101 下端と長尺カウンターaの前垂
面a2とが一致するようにカウンターアジャスター31を
高さ調整した後、蝶ナット36を締結して長尺カウンター
aを取付ける。
【0016】また洗い場に位置する浴槽側架台体11部分
にはカウンターエプロンdの取付部Yが設けられてい
る。このカウンターエプロンの取付部Yは、図1、図7
に示すように後方のカウンター用取付横杆11dと間隔を
おいて平行に設けたフレーム部15と該フレーム部15と前
方のカウンター用取付横杆11dとに亘って適宜間隔をお
いて取付けられた平面視L型状を呈する左右一対の取付
金具25、25の垂片部25a前面で構成されている。この取
付金具25は、垂片部25aとその下端に連設する水平片部
25cとその水平片部25c後端から垂設した短垂片部25e
とからなる略L型状を呈し、その垂片部25aに長孔25b
を開孔してなり、図7に示すように前記フレーム部15
と、前方のカウンター用取付横杆11dの洗い場に臨む案
内溝m1に駒状の前記固定体m1を移動可能に遊嵌し、
この固定体m1に前記垂片部25a、短垂片部25e各々を
螺着することによって所望左右位置で固定できるように
なっている。これは、現場間口に合わせたカウンターエ
プロンdのカット、カウンター用据置架台1の間口調
整、後述するエプロン用据置架台3の前出調整等によっ
て壁、エプロン裏面金具の距離が現場ごとに異なる等の
諸条件に対応してカウンターエプロンdの取付位置の変
化できるようにするためである。カウンターエプロンd
は、その裏面に前記長孔25bに対応してすり割りボルト
35を備えると共にその下位レベルに引っ掛け金具45を備
え、長孔25bにすり割りボルト35を挿通し、引っ掛け金
具45を取付金具25の水平片部25cから横方向に突設する
横片25dに上下動可能に螺着した調節ボルト55で押し上
げて高さ調節した後、すり割りボルト35に裏側から蝶ナ
ット65を締結して前記取付金具25、25に取付けるように
なっている。
【0017】この浴槽側架台体11と洗い場側架台体21と
は詳細には前記長さ調整手段Mで両者が最も縮小する形
態に連結して衛生設備室Xの内部空間に搬入すると共
に、内部空間の前記長手側壁面x1の一面に沿わしめて
設置し、そこで長さ調整して両端面をその長手側壁面x
1に対して直角に連設した対向する左右一対の短手側壁
面x2、x2に当接させ、浴槽載置側の基礎床面200 に
設置される浴槽100 の高さに応じて高さ調整脚Wで高さ
調整し、構成杆材を長手側壁面x1や短手側壁面x2に
ネジ等の適宜手段で固定して設置する。そして長尺カウ
ンターaに浴槽側のデッキ水栓400 を接続し、そのデッ
キ水栓400 を浴槽載置側の基礎床面200 に臨む長手側壁
面x1に設けられた給水部500、給湯部600 に接続する
給水管501 、給湯管601 (フレキシブル管)に接続して
装備し、カウンターアジャスター31による長尺カウンタ
ーaの高さ調整(微調整)、カウンター固定部6による
長尺カウンターaの取付、カウンターエプロンdの取付
等と併行して前記長手側壁面x1における洗い場側に臨
んで設けられた給水部500 、給湯部600 に接続する給水
管501 、給湯管601 (フレキシブル管)と洗い場水栓70
0 との接続金具(給水ソケット類等)を介しての接続等
が行われて、長尺カウンターa、カウンターエプロン
d、デッキ水栓400 、洗い場水栓700が取付施工される
(図1〜図7参照)。
【0018】天板用据置架台2は、図1に示すように前
記するカウンター用据置架台1と対向する浴槽載置側の
基礎床面200 に設置される平面視L型の架台本体12と、
その架台本体12に設けるブラケット体22、32とを備えて
いる。
【0019】架台本体12は、平面視L形のコーナー及び
その両端部に相当する、所謂浴槽載置側の基礎床面200
の奥側コーナー、その奥側コーナーを挟んで浴槽載置側
の基礎床面200 部分各々に立設する3本の天板用支持杆
12a間の中高高さ部位を天板用横連結杆12bで連結する
と共に、その隣設する天板用支持杆12aの上端同士を天
板用取付横杆12cで連結し、更にその天板用取付横杆12
cと天板用横連結杆12bとを天板用縦連結杆12dで適宜
連結して形成されている。この天板用支持杆12a下端に
は前記カウンター用据置架台1と同様に高さ調整脚Wが
設けられている。
【0020】また、この架台本体12は、図9に示すよう
にその上端の天板用取付横杆12c、天板用横連結杆12b
を、前記カウンター用据置架台1と同じく両側部に案内
溝m1を有する断面視略横向きH型のスライドレール用
材(アルミ押出品)を用いて成形しており、前記奥側コ
ーナーと短手側壁面x2に接近して立設する天板用支持
杆12a、12aに亘って設けた天板用取付横杆12c、天板
用横連結杆12bに天板アジャスター7を有するブラケッ
ト体複数体をカウンター用据置架台1方向に移動可能に
取付、そのブラケット体に受けフレーム42を取付けて浴
槽天板bの取付部Yを構成するようになっている。
【0021】ブラケット体には、第1ブラケット体22と
第2ブラケット体32とがあり、第1ブラケット体22は、
側面視逆L型を呈してなり、その上片22aに天板アジャ
スター7を適宜間隔をおいて備えると共に上片22aとそ
の後端から垂設する垂片22bとを斜片22cで連結して補
強し、第2ブラケット体32は、同様に側面視逆L型を呈
してなり、前記する架台本体12における短手側壁面x2
に接近して立設する天板用支持杆12aを兼務しており、
同じく上片32aに適宜間隔をおいて天板アジャスター7
を備え、その上片32aと垂杆32bとを斜片(図示せず)
で連結して補強している。
【0022】前記第1ブラケット体22は、図9に示すよ
うに前記天板用取付横杆12c、天板用横連結杆12bの内
側の案内溝m1に駒状の固定体m4を遊嵌し、この固定
体m4に穿設した螺子穴m7に螺着する螺子体m3で垂
片22bを挟持して天板用横杆12c、天板用横連結杆12b
に対して取付けられ、螺子体m3を緩めることによって
カウンター用据置架台1方向への位置が調整できるよう
になっている。
【0023】また、第2ブラケット体32は、図示しない
が前記天板用取付横杆12c、天板用横連結杆12bの内側
の案内溝m1に遊嵌する駒状の固定体m4に垂杆32bを
螺子体m3で螺着し、その螺子体m3を緊締することに
よって天板用取付横杆12c、天板用横連結杆12bとに取
付けられ、同螺子体m3を弛緩することでカウンター用
据置架台1方向の位置が調整できるようになっている。
【0024】前記第1、第2ブラケット体22、32をカウ
ンター用据置架台1方向に移動可能にする理由は、設置
される浴槽100 の長辺方向の長さの相違及び浴室内壁面
間の距離の相違による浴槽天板bの大きさ(面積)に対
応するためである。
【0025】天板アジャスター7は、図8、図9に示す
ように上片22a、32aに上下動可能に螺着され、頭部17
aに角穴17a’を有するボルト体17と、そのボルト体17
の螺子棒17bの挿通孔27aを開孔すると共にその挿通孔
27aを挟んで一対の螺子孔27b、27bを有する天板座金
27とからなり、浴槽100 のリム101 下端と浴槽天板bの
仕上り面が適当な取り合いになるよう高さ調整が可能、
また水勾配を考慮して奥側を任意高さに上げることが可
能になっている。
【0026】受けフレーム42は、L型材であり、図9に
示すように前記ボルト体17に対応する上面に操作口42a
を、また天板座金27の螺子孔27b、27bと対応する上面
部分に取付孔42b、42bを有してなり、高さ調整する第
1、第2ブラケット体22、32各々のボルト体17の頭部17
aに亘って載置されて、各取付孔42bを挿通する皿ネジ
42cを天板座金27の螺子孔27bに螺着した状態で取付け
られる。詳細には天板座金27の螺子孔27bに取付孔42b
を挿通して皿ネジ42cを軽く螺着して受けフレーム42を
取付け、その状態で操作口42aを利用してボルト体17を
各々所定高さが得られるように高さ調整し、最後に皿ネ
ジ42cを締結する。
【0027】また、天板アジャスター7は、図1に示す
ように長手側壁面x3に沿う天板用取付横杆12cにも適
宜間隔をおいて設けられている。
【0028】この架台本体12は、詳細には前記する第
1、第2ブラケット体22、32を備え、カウンター用据置
架台1とは逆側の浴槽載置側の基礎床面200 に設置し、
そこで浴槽100 の高さに応じて高さ調整脚Wを高さ調整
して、次に前記のように第1、第2ブラケット体22、32
を浴槽天板bを安定して支持できる位置になるような適
性位置に調整して長手側壁面x3や短手側壁面x2にネ
ジ等の適宜手段で固定した後、天板アジャスター7を所
定の水勾配を得るように高さ調整(微調整)して受けフ
レーム42を取付ける。次に、浴槽天板bの面積に合わせ
て切断された天板下地材b1を各受けフレーム42の上面
に皿ネジ52で取付け、最後に所望の面積に切断されたタ
イルシート(タイルを目地材で連結したシート)b2を
貼着すると共に、浴槽エプロンcの面合わせのために切
断した役物タイルb3をそのタイルシートb2に連続し
て貼着する(図10)。これにより浴槽100 における短
辺側のリム101 と長手側壁面x3との間が丁度良い面積
を有する浴槽天板bで閉塞され、且つ役物タイルb2の
湾曲端面が浴槽エプロンcと面合わせされるため、内装
性が非常に良くなる。
【0029】また、設置される浴槽100 の形式によって
異なる浴槽天板bの幅に合わせる時には、前記受けフレ
ーム42を施工現場で適宜切断して対処する。
【0030】エプロン用据置架台3は、前記カウンター
用据置架台1と天板用据置架台2との間に架設されてい
る。このエプロン用据置架台3は、図1に示すようにカ
ウンター側架台体13と、天板側架台体23とを備え、両者
で中間部を長尺とする平面視コの字状に形成されてい
る。前記カウンター側架台体13は、前記カウンター用据
置架台1における浴槽側架台体11の上下に平行するカウ
ンター用取付横杆11dとカウンター用長尺横連結杆11b
との側面にスライド可能に当接する折曲フレーム部13b
を先端に備えてなり、また天板側架台体23は、前記架台
本体12の天板用取付横杆12cと天板用横連結杆12bとの
側面にスライド可能に当接する折曲フレーム部23bを先
端に備えており、共に図1に示すように折曲フレーム部
13b、23bの基部側から相対する方向に上下のエプロン
取付用平行杆13a、13a、23a、23aを延設した正面視
形状に形成されている。
【0031】このカウンター側架台体13と天板側架台体
23とは、前記上下のエプロン取付用平行杆13a、23aの
遊端部近傍同士を前記長さ調整手段で連結すると共に、
両折曲フレーム部13b、23bを、浴槽側架台体11のカウ
ンター用取付横杆11c及びカウンター用横連結杆11b、
架台本体12の天板用取付横杆12c及び天板用横連結杆12
bとに亘って各々長さ調整手段で連結し、各々エプロン
取付用平行杆13a、13a、23a、23a相互を図1に示す
ように補強縦杆33で適宜補強している。前記両長さ調整
手段は前記カウンター用据置架台1の長さ調整手段Mと
同じ構造にしてあり、具体的構造の説明は省略する。
【0032】また、この実施の形態では、図8、図9に
示するように前記天板側架台体23に前記第1、第2ブラ
ケット体22、32と協働して浴槽天板bの取付部Yを構成
する第3ブラケット体62を備えている。
【0033】この第3ブラケット体62は、逆向きL型を
呈し、その上片62aに天板アジャスター7を備えてな
り、その垂直片62bを前記第1、第2ブラケット体22、
32の延長上における上位のエプロン取付用平行杆23aに
移動可能に遊嵌した駒状の固定体m4に螺子体m3で螺
着し、その螺子体m3を緊締・弛緩することによってカ
ウンター用据置架台1方向の位置が調整できるようにな
っており、実際にはこの第3ブラケット体62に設けた天
板アジャスター7が支持される受けフレーム42における
最下位の浴槽天板bの取付部Y部分を構成することにな
る。
【0034】尚、この第3ブラケット体62の上片62aに
は、間隔をおいてボルト体17が選択螺合できる3個の螺
子孔62cを開孔すると共に、天板アジャスター7におけ
る天板座金27の挿通孔27aを長孔形状として、浴槽100
の幅に合わせて任意な位置にセットできる位置調整機能
をもっている。
【0035】このカウンター側架台体13と天板側架台体
23とからなるエプロン用据置架台3は前記カウンター用
据置架台1と同様にそのエプロン取付用平行杆13a、13
a、23a、23a同士を長さ調整手段で縮小した状態にし
て内部空間に搬入し、そこでカウンター用据置架台1、
天板用据置架台2間に架設できる丁度良い長さ寸法に調
整すると共に、浴槽エプロンcの取付を想定した前出量
(後述する下地材とエプロン材との合計厚)に調整して
前記折曲フレーム部13b、23bをカウンター用据置架台
1の浴槽側架台体11、天板用据置架台2に夫々位置調整
して連結される。そして、図11に示すように支持脚8
を補強縦杆33等の内面に取付ネジ28で外側(洗い場側)
から取付けて、その支持脚8下端の座部18の高さを調整
して浴槽載置側の基礎床面200 に着座させ浴槽エプロン
cを安定して貼着可能にするその後、エプロン取付用平
行杆13a、23a、補強縦杆33類の前面で構成される取付
部Yに適当な長さに切断した下地材c1をネジ止めし、
その下地材c1にタイルシート(タイルを目地材で連結
したシート)c2を貼着して、浴槽エプロンcの取付施
工が行われる。
【0036】図12乃至図14は、浴槽側の点検蓋9の
取付部を示している。この取付部は、エプロン用据置架
台3のカウンター側の折曲フレーム部13bにおける基部
コーナーにおいて上下のエプロン取付用平行杆13a、13
aを連結するように縦設される縦杆13cの案内溝m1に
遊嵌された上下動可能な駒状の固定体m4に螺着された
引っ掛け金具19と、その引っ掛け金具19に上端を掛止し
下端を洗い場側の床面300 に載置する点検蓋9と、前記
洗い場に近接する浴槽載置側の基礎床面200 に載置され
る後方側のカウンター用支持杆11aに進退可能に螺合す
る当たり金具29とを備えている。
【0037】この当たり金具29は、頭部を一体に設けた
ゴム当たり29aで被覆し、その後方に前後移動可能に螺
合したロックナット29bを備えたネジ体である。この点
検蓋9の取付部は、エプロン用据置架台3が高さ調整脚
Wでその高さが変化しても引っ掛け金具19が上下方向に
スライドして、床面300 に載置した点検蓋9の上端を掛
止してその点検蓋9を立てることができる。その上、後
方側のカウンター用支持杆11aに螺合する当たり金具29
がエプロン用据置架台3の前出調整具合に応じてその進
退量が調節されて点検蓋9における後方側の裏面に突き
当てられ、点検蓋9が浴槽載置側に歪んだり、回動した
りすることなく浴槽エプロンcと連続状で且つ垂直に支
持することができる。尚、この当たり金具29は浴槽の形
式(750mm幅の浴槽、800mm幅の浴槽等)に共
用できる長さのものであっても良いし、浴槽の形式に合
わせた短尺なもの、長尺なものを使い分けても良いもの
である。
【0038】このようにカウンター用据置架台1、エプ
ロン用据置架台3は共に、取付部Yの長さ寸法を調整可
能に構成されており、また天板用据置架台2はブラケッ
トの位置調整によって浴槽天板取付面の幅が調整可能に
なっている。据置架台1、3をその長さ寸法を縮小させ
た状態で衛生設備室内に搬入して所定位置に設置し、該
据置架台1、3を長さ調整したり、据置架台2の上記浴
槽天板取付面の幅を調整して衛生設備室X空間や浴槽10
0 との取り敢い関係を所望にして、取付部Yに前記面材
(カウンター、浴槽天板、浴槽エプロン)を取付けるこ
とができるようにしていることから、内部空間の広狭等
に対応して長さ調整して長尺カウンターa、浴槽天板
b、浴槽エプロンcを所定位置、所定長さをもって取付
けることができる。また、カウンター用据置架台1は浴
槽側架台体11と洗い場側架台体21とに分離できると共
に、天板用据置架台2は、ブラケット体22、32を外して
コンパクト化でき、エプロン用据置架台5は、カウンタ
ー側架台体13と天板側架台体23とに分離できるため、分
解した状態で浴室内に搬入し、そこで各パーツを連結す
ることも可能である。
【0039】次に、第2の実施の態様を図15について
説明すると、この図15は、前記するカウンター用据置
架台1、天板用据置架台2、エプロン用据置架台3によ
る長尺カウンターa、浴槽天板b、浴槽エプロンcの施
工性と浴槽100 の施工容易性とを両立した場合の施工方
法の概略を示している。
【0040】この実施の態様ではまず、前記カウンター
用据置架台1を縮小させたコンパクトな状態で内部空間
に搬入し、天板用据置架台2を受けフレーム42の無い状
態で同じくコンパクトな状態で内部空間に搬入し、衛生
設備室Xの長手側壁面x1に沿ってカウンター用据置架
台1を、またその長手側壁面x1と対向する長手側壁面
x3に沿って天板用据置架台2を夫々設置し、そしてカ
ウンター用据置架台1を長さ調整したり、必要に応じて
カウンター用支持杆11a、21a、天板用支持杆12aの高
さ調整を行い、そして長手側壁面x1、x3や短手側壁
面x2に固定する(図15(イ))。次に、そのカウン
ター用据置架台1、天板用据置架台2間の空間を利用し
て浴槽100 を洗い場方向からスライドさせて浴槽載置側
の基礎床面200 に設置する(図15(ロ))。そして、
エプロン用据置架台3を同様に縮小させたコンパクトな
状態で内部空間に搬入し、そこで長さ寸法を調整すると
共に、浴槽100 方向への奥行寸法を調整してエプロン用
据置架台3をカウンター用据置架台1、天板用据置架台
2に亘って架設した後、浴槽天板bの受ける荷重を安定
して受圧するためにそのエプロン用据置架台3に浴槽載
置側の基礎床面200 に着座する支持脚8を取付固定する
(図15(ハ))。天板用据置架台2の第1、第2ブラ
ケット22、32とエプロン用据置架台3の第3ブラケット
62とに亘って前記受けフレーム42を架設する。天板アジ
ャスター7でのレベル調整後に浴槽天板bの取付ける。
この浴槽天板bの取付施工の他、長尺カウンターaのカ
ウンターアジャスター31の高さを調整したり、デッキ水
栓400 の給水管501 、給湯管601 への取付、デッキ水栓
400 の長尺カウンターaへの取付け、長尺カウンターa
のカウンター用据置架台1への取付、カウンターエプロ
ンdのカウンター用据置架台1への取付、カウンターエ
プロンd取付後の洗い場水栓700 の給水管501 、給湯管
601 への取付、エプロン用据置架台3への浴槽エプロン
cの取付等が施工性を考慮した順序で行われる(図15
(ニ))(図1参照)。
【0041】尚、請求項2ではカウンター据置架台1、
天板据置架台2を設置した後、その架台1、2間の空間
を利用して浴槽を洗い場側からスライドさせて設置し、
その後でエプロン用据置架台3を取付けることを条件と
しており、それ以外の諸作業において、図15(イ)〜
(ニ)の順序で敢えて行う必要がない作業については他
の工程(図15(イ)〜(ニ))中で行うこと自由であ
る。
【0042】また、この実施の形態ではエプロン用据置
架台3に第3ブラケット体62を設けて、その天板アジャ
スター7と、天板用据置架台2の第1、第2ブラケット
体22、32に設けた天板アジャスター7とで受けフレーム
42を支持する旨で説明しているものの、天板用据置架台
2に設けた第1、第2ブラケット体22、32を長尺にし
て、そのブラケット体に設けられる天板アジャスター7
だけで受けフレーム42を支持するように構成するも自由
である。その場合、詳述するまでもなく、エプロン用据
置架台3の第3ブラケット体62、天板アジャスター7は
敢えて必要ではない。ただエプロン用据置架台3を浴槽
天板bの支持体として兼用すると浴槽天板bの荷重が天
板用据置架台2、エプロン用据置架台3に分散するた
め、耐久信頼性が優れる利点がある。更にこの実施の形
態ではカウンター用据置架台が長尺カウンターを対象と
する場合について詳述しているものの、請求項1、2で
はカウンター用据置架台が洗い場のみにカウンターが設
置される施工方法も包含するものである。
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから、下
記の利点がある。 (請求項1)コンパクトに縮小させた状態で据置架台を
衛生設備室に搬入して所定位置に設置し、長さ寸法を衛
生設備室空間や浴槽、他の設備に対応する関係に調整し
てからその取付部に面材を取付けるようにした方法であ
るから、衛生設備室内への搬入が簡単であるばかりでな
く、建築施工現場によって内部空間の大きさが異なって
も室壁との間に間隙が空いてしまったり、内部空間に収
まらなくなるようなことがなく、内部空間や浴槽との間
の広狭等に対応してその取付部の長さを調整して面材を
所定位置、所定長さをもって設置(取付)することがで
きる。(請求項2)上部にカウンターの取付部を有する
カウンター用据置架台を衛生設備室の壁面一面に沿って
設置すると共に上部に浴槽天板の取付部を有する天板用
据置架台を前記壁面一面と対向する衛生設備室の壁面他
面側に設置して、両据置架台間に浴槽を横スライド可能
とする空間を確保し、その空間を利用して浴槽を横スラ
イドして設置し、浴槽設置後浴槽を浴槽エプロンの取付
部を有するエプロン用据置架台で前方からカバーするよ
うにした方法であるから、前部を浴槽エプロンの取付部
とし、上部を浴槽天板の取付部とする平面視矩形状に連
結した据置架台を取付けてしまってから、浴槽を設置す
る場合と比べて据置架台を乗り越えるように浴槽を持ち
上げる必要がなく、浴槽設置の労力を大幅に軽減でき
る。しかも、カウンター用据置架台を長さ寸法調整可能
にするばかりでなく、エプロン用据置架台を長さ寸法調
整可能で且つカウンター用据置架台と天板用据置架台に
対する位置を調整可能にしているから、衛生設備室空間
や浴槽の大きさ等の条件に応じて長さ寸法を可変して、
隙間を形成することなく、カウンター、浴槽天板、浴槽
エプロンを取付けできる。 (請求項3)加えて、エプロン用据置架台はカウンター
用据置架台、天板用据置架台に亘って取付れられた後に
浴槽設置側の基礎床面に着座する支持脚が取り付けられ
るようになっており、支持脚をエプロン用据置架台に予
め一体化しておき、浴槽載置側の基礎床面部分と浴槽の
リムとの間に支持脚を着座させる場合のように、大型化
によって浴槽リムと浴槽前方における浴槽載置側の狭い
基礎床面間に挿入できなくなるような不手際を回避で
き、施工性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】カウンター、浴槽天板、浴槽エプロンの施工方
法を示す概略斜視図。
【図2】図1の(A)−(A)線拡大断面図で、カウン
ターアジャスターで長尺カウンターを高さ調整している
状態を示す。
【図3】図1の(B)−(B)線拡大断面図で、長尺カ
ウンターを固定している状態を示す。
【図4】図1の(C)−(C)線拡大断面図で、カウン
ター用取付横杆をスライドさせて嵌め合わせた状態を示
す。
【図5】カウンター用取付横杆同士を嵌め合わせる状態
を示す平面図。
【図6】長さ調整手段を固定した状態を示す部分拡大断
面図。
【図7】図1の(D)−(D)線拡大断面図で、カウン
ターエプロンを取付る部分のみを示す。
【図8】図1のE拡大矢視図で、受けフレームを二点鎖
線で示す。
【図9】図8の(F)−(F)線拡大断面図で、所定の
水勾配をもって受けフレームを取付た状態を示す。
【図10】図8の(G)−(G)線拡大断面図で、浴槽
天板となるタイルシート及び役物タイルを貼着している
状態を示す。
【図11】図1の(H)−(H)線拡大断面図で、エプ
ロン用据置架台をカウンター用据置架台と天板用据置架
台に連結した後、支持脚を取付た状態の概略を示す。
【図12】点検蓋部分の拡大斜視図。
【図13】図12の(I)−(I)線断面図。
【図14】図12の(J)−(J)線断面図。
【図15】長尺カウンター、浴槽天板、浴槽エプロン、
浴槽の取付施工概略図で、(イ)は、カウンター用据置
架台、天板用据置架台を縮小させて搬入した状態を示
す。(ロ)は、カウンター用据置架台と天板用据置架台
との間の空間を利用して洗い場側から浴槽をスライド設
置する状態を示す。(ハ)は、エプロン用据置架台をカ
ウンター用据置架台、天板用据置架台に連結(架設)す
る状態を示す。(ニ)は、長尺カウンター、浴槽天板、
浴槽エプロンを各々取り付ける状態を示す。
【符号の説明】
a :長尺カウンター(面材) b:浴槽天
板(面材) c :浴槽エプロン(面材) 8:支持脚 1 :カウンター用据置架台 2:天板用
据置架台 3 :エプロン用据置架台 Y:取付部 X:衛生設備室 100 :浴槽 200 :浴槽載置側の床面 300 :洗い場
側の床面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部及び/または前部を面材の取付部と
    する据置架台を複数本の杆材で長さ寸法調整可能に連結
    し、該据置架台を縮小させた状態で衛生設備室内に搬入
    して所定位置に設置し、該据置架台の長さ寸法を所望に
    調整した後、その取付部に前記面材を取付けることを特
    徴とする衛生設備室における面材の施工方法。
  2. 【請求項2】 衛生設備室の壁面一面に沿ってカウンタ
    ーが配設され、その壁面一面と対向する壁面他面側に浴
    槽天板が配設され、そのカウンターと浴槽天板との間に
    浴槽が設置され、その浴槽前面側に浴槽エプロンが垂設
    される衛生設備室における面材の施工方法であって、上
    部にカウンターの取付部を有し、複数本の杆材で長さ寸
    法調整可能に連結されたカウンター用据置架台を衛生設
    備室を構成する前記壁面一面に沿わせて洗い場側の床面
    またはその洗い場側の床面と浴槽載置側の床面に跨がっ
    て設置し、上部に浴槽天板の取付部を有し、複数本の杆
    材で連結された天板用据置架台を前記壁面一面と対向す
    る壁面他面に沿わせて浴槽載置側の床面に設置し、カウ
    ンター用据置架台と天板用据置架台間から浴槽を挿入し
    て浴槽設載置側の床面に浴槽を設置し、前部に浴槽エプ
    ロンの取付部を有し、複数本の杆材で長さ寸法調整可能
    に連結されたエプロン用据置架台をカウンター用据置架
    台と天板用据置架台に亘って位置調節可能に取付け、前
    記カウンター用、天板用、エプロン用据置架台各々にカ
    ウンター、浴槽天板、浴槽エプロンを取付けることを特
    徴とする衛生設備室における面材の施工方法。
  3. 【請求項3】 前記エプロン用据置架台はカウンター用
    据置架台と天板用据置架台に亘って取付れられた後に浴
    槽載置側の床面に着座する支持脚が取り付けられること
    を特徴とする請求項2記載の衛生設備室における面材の
    施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182814A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Housetec Inc ユニットバスのカウンター設置用枠組構造
JP2021074213A (ja) * 2019-11-07 2021-05-20 株式会社Lixil カウンタの施工方法及びカウンタ

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