JPH0988108A - 樹脂製マンホールの浮き防止構造 - Google Patents
樹脂製マンホールの浮き防止構造Info
- Publication number
- JPH0988108A JPH0988108A JP7266418A JP26641895A JPH0988108A JP H0988108 A JPH0988108 A JP H0988108A JP 7266418 A JP7266418 A JP 7266418A JP 26641895 A JP26641895 A JP 26641895A JP H0988108 A JPH0988108 A JP H0988108A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manhole
- resin
- anchor
- mounting bracket
- peripheral wall
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- Withdrawn
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は軽量で取扱い容易な樹脂製マン
ホールを掘削溝内に流動化処理工法を適用して埋設する
際の浮き防止を図ることにある。 【解決手段】樹脂製マンホール11の外周からアンカー
取付けブラケット17を差出し、該アンカー取付けブラ
ケット17から掘削溝1の周壁1Aへアンカー18を打
込む。
ホールを掘削溝内に流動化処理工法を適用して埋設する
際の浮き防止を図ることにある。 【解決手段】樹脂製マンホール11の外周からアンカー
取付けブラケット17を差出し、該アンカー取付けブラ
ケット17から掘削溝1の周壁1Aへアンカー18を打
込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地中に埋設される樹
脂製マンホールの浮き防止構造に関するものである。
脂製マンホールの浮き防止構造に関するものである。
【0002】
【発明の背景】樹脂製マンホールは軽量で取扱い施工が
容易に出来、水密性に優れるので侵入水が阻止出来、ま
た表面が平滑であるのでマンホール内部の汚水が円滑に
流れる、と言う利点がある。マンホールを地中に埋設す
るには掘削溝内にマンホールを設置した上でセメント、
土砂等を水に分散させたスラリーを流し込み硬化させる
流動化処理工法が採られている。該流動化処理工法は掘
削溝内へのスラリーの充填性が良く、埋設土の突き固め
等の手間と労力を要する工事も不要であり、狭隘な場所
でのマンホール埋設にも容易に適用出来、人的負担が少
なくなりかつマンホール埋設作業が大幅にスピードアッ
プされ、そして土砂として掘削土が有効利用出来るので
掘削土排出量が少なくなり、またスラリー硬化物は経時
的な流出や地震時の流砂現象がない、と言う利点があ
る。上記樹脂製マンホールの埋設に上記流動化処理工法
を適用する場合には、該樹脂製マンホールが軽量なた
め、該樹脂製マンホールを設置した掘削溝に該スラリー
を流し込む際、該マンホールが浮き上がってしまうと言
う問題点がある。そこで該樹脂製マンホールの埋設に流
動化処理工法を適用する場合には、該マンホールの浮き
防止を図る必要がある。
容易に出来、水密性に優れるので侵入水が阻止出来、ま
た表面が平滑であるのでマンホール内部の汚水が円滑に
流れる、と言う利点がある。マンホールを地中に埋設す
るには掘削溝内にマンホールを設置した上でセメント、
土砂等を水に分散させたスラリーを流し込み硬化させる
流動化処理工法が採られている。該流動化処理工法は掘
削溝内へのスラリーの充填性が良く、埋設土の突き固め
等の手間と労力を要する工事も不要であり、狭隘な場所
でのマンホール埋設にも容易に適用出来、人的負担が少
なくなりかつマンホール埋設作業が大幅にスピードアッ
プされ、そして土砂として掘削土が有効利用出来るので
掘削土排出量が少なくなり、またスラリー硬化物は経時
的な流出や地震時の流砂現象がない、と言う利点があ
る。上記樹脂製マンホールの埋設に上記流動化処理工法
を適用する場合には、該樹脂製マンホールが軽量なた
め、該樹脂製マンホールを設置した掘削溝に該スラリー
を流し込む際、該マンホールが浮き上がってしまうと言
う問題点がある。そこで該樹脂製マンホールの埋設に流
動化処理工法を適用する場合には、該マンホールの浮き
防止を図る必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来は例えば図8に示すように掘削溝
(1) の底部に砂基礎(2) を敷設し、該砂基礎(2) 上に樹
脂管(3) を設置し、該樹脂管(3) の外周に締結索(4) を
掛けて該締結索(4) の両端を該砂基礎(2) 内に埋設した
アンカーボルト(5) に締結して浮き防止手段を施した上
でスラリー(6) を該掘削溝(1) 内に流し込む方法が提供
されたいる(特開平4−157272号公報)。
(1) の底部に砂基礎(2) を敷設し、該砂基礎(2) 上に樹
脂管(3) を設置し、該樹脂管(3) の外周に締結索(4) を
掛けて該締結索(4) の両端を該砂基礎(2) 内に埋設した
アンカーボルト(5) に締結して浮き防止手段を施した上
でスラリー(6) を該掘削溝(1) 内に流し込む方法が提供
されたいる(特開平4−157272号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来法では浮き防
止手段は樹脂管に施され、大容積で浮力の大きな樹脂製
マンホール自体には浮き防止手段は施されておらず、ま
たアンカーボルト(5) を砂基礎(2) に埋設する手間、樹
脂管(3) の外周に締結索(4) を掛ける手間、該締結索
(4) の両端をアンカーボルト(5) に締結する手間等を要
し、工事費が高くなると言う問題点がある。
止手段は樹脂管に施され、大容積で浮力の大きな樹脂製
マンホール自体には浮き防止手段は施されておらず、ま
たアンカーボルト(5) を砂基礎(2) に埋設する手間、樹
脂管(3) の外周に締結索(4) を掛ける手間、該締結索
(4) の両端をアンカーボルト(5) に締結する手間等を要
し、工事費が高くなると言う問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、樹脂製マンホール(11)外
周からアンカー取付けブラケット(17)を差出し、該マン
ホール(11)を掘削溝に設置し、該マンホール(11)の該ア
ンカー取付けブラケット(17)から掘削溝(1) 周壁(1A)に
アンカー(18)を打込んだ樹脂製マンホール(11)の浮き防
止構造を提供するものである。
を解決するための手段として、樹脂製マンホール(11)外
周からアンカー取付けブラケット(17)を差出し、該マン
ホール(11)を掘削溝に設置し、該マンホール(11)の該ア
ンカー取付けブラケット(17)から掘削溝(1) 周壁(1A)に
アンカー(18)を打込んだ樹脂製マンホール(11)の浮き防
止構造を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1および図2に示すように樹脂
製マンホール(11)は側面から所定個の流入管接続部(13)
と流出管接続部(14)とを差出したインバート(12)と、該
インバート(12)の上端に連結されている桝立管(15)と、
該桝立管(15)上端に被着されている蓋(16)とからなり、
インバート(12)上端外周からはアンカー取付けブラケッ
ト(17)が差出されている。
製マンホール(11)は側面から所定個の流入管接続部(13)
と流出管接続部(14)とを差出したインバート(12)と、該
インバート(12)の上端に連結されている桝立管(15)と、
該桝立管(15)上端に被着されている蓋(16)とからなり、
インバート(12)上端外周からはアンカー取付けブラケッ
ト(17)が差出されている。
【0007】掘削溝(1) の底部には砂基礎(2) が敷設さ
れ、その上にマンホール(11)を設置し、該マンホール(1
1)のアンカー取付けブラケット(17)から該掘削溝(1) の
側周壁(1A)または底周壁(1B)にアンカー(18)を打込み該
樹脂製マンホール(11)の浮き防止手段を施し、その上で
セメント、土砂等を分散させたスラリーを流し込んで流
動化処理工法を実施する。該土砂には掘削溝(1) を掘削
した時に発生した掘削土を有効利用するが、該掘削土に
混入している砂利、小石等は除去しておくことが望まし
い。
れ、その上にマンホール(11)を設置し、該マンホール(1
1)のアンカー取付けブラケット(17)から該掘削溝(1) の
側周壁(1A)または底周壁(1B)にアンカー(18)を打込み該
樹脂製マンホール(11)の浮き防止手段を施し、その上で
セメント、土砂等を分散させたスラリーを流し込んで流
動化処理工法を実施する。該土砂には掘削溝(1) を掘削
した時に発生した掘削土を有効利用するが、該掘削土に
混入している砂利、小石等は除去しておくことが望まし
い。
【0008】本発明においては図3に示すようにマンホ
ール(11)のインバート(12)の下端外周からアンカー取付
けブラケット(27)を差出し、該アンカー取付けブラケッ
ト(27)からアンカー(18)を該掘削溝(1) の底周壁(1B)に
打込んでもよいし、また図4に示すようにマンホール(1
1)の桝立管(15)の上端外周からアンカー取付けブラケッ
ト(37)を差出し、該アンカー取付けブラケット(37)から
アンカー(18)を該掘削溝(1) の側周壁(1A)または底周壁
(1B)に打込んでもよいし、更に図5に示すようにアンカ
ー取付けブラケット(47)をマンホール(11)の蓋(16)の上
端外周から差出してもよい。更に本発明ではアンカー取
付けブラケットをマンホールに一体的に形成せず、図6
および図7に示すようにアンカー取付けブラケット(57)
を外側に差出した環状バンド(57A) を例えば桝立管(15)
の上端部に取付けてもよい。この場合桝立管(15)は下方
に若干径が拡大するテーパー状にしておけば、該バンド
(57A) は該桝立管(15)の上端から被着するだけで特別な
固定手段は不要である。
ール(11)のインバート(12)の下端外周からアンカー取付
けブラケット(27)を差出し、該アンカー取付けブラケッ
ト(27)からアンカー(18)を該掘削溝(1) の底周壁(1B)に
打込んでもよいし、また図4に示すようにマンホール(1
1)の桝立管(15)の上端外周からアンカー取付けブラケッ
ト(37)を差出し、該アンカー取付けブラケット(37)から
アンカー(18)を該掘削溝(1) の側周壁(1A)または底周壁
(1B)に打込んでもよいし、更に図5に示すようにアンカ
ー取付けブラケット(47)をマンホール(11)の蓋(16)の上
端外周から差出してもよい。更に本発明ではアンカー取
付けブラケットをマンホールに一体的に形成せず、図6
および図7に示すようにアンカー取付けブラケット(57)
を外側に差出した環状バンド(57A) を例えば桝立管(15)
の上端部に取付けてもよい。この場合桝立管(15)は下方
に若干径が拡大するテーパー状にしておけば、該バンド
(57A) は該桝立管(15)の上端から被着するだけで特別な
固定手段は不要である。
【0009】
【発明の効果】本発明では軽量な樹脂製マンホールの埋
設に流動化処理工法を適用した場合、該マンホールの浮
き防止手段を簡単な構成で手間をかけずに施すことが出
来る。
設に流動化処理工法を適用した場合、該マンホールの浮
き防止手段を簡単な構成で手間をかけずに施すことが出
来る。
図1〜図7は本発明の実施の形態を示すものである。
【図1】側面説明図(アンカー取付けブラケットをイン
バート上端外周から差出した場合)
バート上端外周から差出した場合)
【図2】インバート平面図
【図3】側面説明図(アンカー取付けブラケットをイン
バート下端外周から差出した場合)
バート下端外周から差出した場合)
【図4】側面説明図(アンカー取付けブラケットを桝立
管上端外周から差出した場合)
管上端外周から差出した場合)
【図5】側面説明図(アンカー取付けブラケットを蓋上
端外周から差出した場合)
端外周から差出した場合)
【図6】側面説明図(アンカー取付けブラケットをマン
ホールとは別体の環状バンドから差出した場合)
ホールとは別体の環状バンドから差出した場合)
【図7】環状バンドの斜視図
【図8】従来例の説明断面図
1 掘削溝 1A 側周壁(周壁) 1B 底周壁(周壁) 11 樹脂製マンホール 17,27,37,47,57 アンカー取付けブラケット 18 アンカー
Claims (3)
- 【請求項1】樹脂製マンホール外周からアンカー取付け
ブラケットを差出し、該マンホールを掘削溝に設置し、
該マンホールの該アンカー取付けブラケットから掘削溝
周壁にアンカーを打込んだことを特徴とする樹脂製マン
ホールの浮き防止構造 - 【請求項2】該アンカー取付けブラケットはマンホール
中間部外周から差出され、該アンカーは該アンカー取付
けブラケットから掘削溝側周壁に打込まれている請求項
1に記載の樹脂製マンホールの浮き防止構造 - 【請求項3】該アンカー取付けブラケットはマンホール
下端外周から差出され、該アンカーは該アンカー取付け
ブラケットから掘削溝底周壁に打込まれている請求項1
に記載の樹脂製マンホールの浮き防止構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7266418A JPH0988108A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 樹脂製マンホールの浮き防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7266418A JPH0988108A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 樹脂製マンホールの浮き防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988108A true JPH0988108A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17430665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7266418A Withdrawn JPH0988108A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 樹脂製マンホールの浮き防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0988108A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0918111A1 (fr) * | 1997-11-20 | 1999-05-26 | Alphacan | Procédé d'ancrage dans le sol d'un regard d'assainissement, et regard d'assainissement ainsi ancré ou pour un tel ancrage |
DE10052885B4 (de) * | 1999-10-25 | 2006-07-13 | Grundfos Management A/S | Vorrichtung, welche der Auftriebskraft, die auf eine Pumpstation wirkt, entgegenwirkt |
JP2007063803A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Nippon Zenith Pipe Co Ltd | 液状化現象によるマンホールの浮上抑止構造 |
JP2010043453A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Chiyoda Geotech Co Ltd | マンホール浮上抑制装置 |
CN112681386A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-04-20 | 吴兴利新水泥制品厂 | 一种水泥预制防沉降井垫 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP7266418A patent/JPH0988108A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0918111A1 (fr) * | 1997-11-20 | 1999-05-26 | Alphacan | Procédé d'ancrage dans le sol d'un regard d'assainissement, et regard d'assainissement ainsi ancré ou pour un tel ancrage |
DE10052885B4 (de) * | 1999-10-25 | 2006-07-13 | Grundfos Management A/S | Vorrichtung, welche der Auftriebskraft, die auf eine Pumpstation wirkt, entgegenwirkt |
JP2007063803A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Nippon Zenith Pipe Co Ltd | 液状化現象によるマンホールの浮上抑止構造 |
JP2010043453A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Chiyoda Geotech Co Ltd | マンホール浮上抑制装置 |
CN112681386A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-04-20 | 吴兴利新水泥制品厂 | 一种水泥预制防沉降井垫 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |