JPH0987624A - 液晶素子及び液晶装置 - Google Patents

液晶素子及び液晶装置

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JPH0987624A
JPH0987624A JP7264625A JP26462595A JPH0987624A JP H0987624 A JPH0987624 A JP H0987624A JP 7264625 A JP7264625 A JP 7264625A JP 26462595 A JP26462595 A JP 26462595A JP H0987624 A JPH0987624 A JP H0987624A
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chain
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JP7264625A
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Kenji Shinjo
健司 新庄
Nobutsugu Yamada
修嗣 山田
Masahiro Terada
匡宏 寺田
Koichi Sato
公一 佐藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カイラルスメクティック液晶を用いてなる液
晶素子において、ブックシェルフあるいはそれに近い層
傾き角の小さな構造を発現し、高速、高コントラスト、
大面積、高精細、高輝度、高信頼性、しかも高耐久性の
液晶素子を実現する。 【解決手段】 少なくとも一方の基板にポリイミドから
なる配向制御層を設け、カイラルスメクティック液晶と
して、フルオロカーボン末端鎖中に少なくとも一つの連
鎖中エーテル酸素を含むフッ素含有化合物を含有し、導
電性ドーパントを添加した液晶組成物を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラットパネルディ
スプレイ、プロジェクションディスプレイ、プリンター
等に用いられるライトバルブに使用される液晶素子及び
それを使用した液晶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から最も広範に用いられてきている
ディスプレイとしては、CRTが知られている。CRT
は、テレビやVTRなどの動画出力、あるいはパソコン
のモニターとして広く用いられている。しかしながら、
CRTはその特性上、静止画像に対してはフリッカや解
像度不足による走査縞等が視認性を低下させたり、焼き
つきによる蛍光体の劣化が起こったりする。また、最近
ではCRTが発生する電磁波が人体に悪影響を与えるこ
とが分かり、VDT作業者の健康を害する恐れがある。
そして、構造上、画面後方に広く体積を有するため、オ
フィス、家庭の省スペース化を阻害し、ひいては、高度
情報社会におけるディスプレイとしての責任を果たし得
ない可能性がある。
【0003】このようなCRTの欠点を解決するものと
して液晶表示素子がある。例えばエム・シャット(M.
Schadt)とダブリュー・ヘルフリッヒ(W.He
lfrich)著”アプライド・フィジックス・レター
ズ”(Applied Physics Letter
s”)第18巻、第4号(1971年2月15日発行)
第127頁〜128頁において示されたツイステッド・
ネマティック(twisted nematic)液晶
を用いたものが知られている。ひとつにはコスト面で優
位性を持つ単純マトリクスタイプの液晶素子がある。こ
の液晶素子は画素密度を高くしたマトリクス電極構造を
用いた時分割駆動の時、クロストークを発生する問題点
があるため、画素数が制限されていた。また、応答速度
が数十ミリ秒以上と遅いため、ディスプレイとしての用
途も制限されていた。近年このような単純マトリクスタ
イプのものに対して、TFTといわれる液晶素子の開発
が行われている。このタイプは一つ一つの画素にトラン
ジスタを作成するため、クロストークや応答速度の問題
は解決される反面、大面積になればなるほど、不良画素
なく液晶素子を作成することが工業的に非常に困難であ
り、また可能であっても多大なコストが発生する。
【0004】このような従来型の液晶素子の欠点を改善
するものとして、双安定性からなる液晶素子の使用がク
ラーク(Clark)およびラガウェル(Lagerw
all)により提案されている。(特開昭56−107
216、米国特許第4367924号明細書)この双安
定性からなる液晶としては、一般にカイラルスメクティ
ックC相またはカイラルスメクティックH相からなる強
誘電性液晶が用いられている。この強誘電性液晶は、自
発分極により反転スイッチングを行うため、非常に早い
応答速度からなる上にメモリー性のある双安定状態を発
現させることができる。さらに視野角特性も優れている
ことから、高速、高精細、大面積の表示素子あるいはラ
イトバルブとして適していると考えられる。また、最近
では、チャンダニ、竹添らにより、3つの安定状態を有
するカイラルスメクティック反強誘電液晶素子も提案さ
れている(ジャパニーズ ジャーナル オブ アプライ
ドフィジックス(Japanese Journal
of AppliedPhysics)27巻、198
8年L729頁)。
【0005】このようなカイラルスメクティック液晶素
子においては、例えば「強誘電液晶の構造と物性」(コ
ロナ社、福田敦夫、竹添秀男著、1990年)に記載さ
れているように、ジグザグ状の配向欠陥が発生してコン
トラストを著しく低下させるという問題があった。この
欠陥は、上下基板間に担持されたカイラルスメクティッ
ク液晶の層状構造が2種類のシェブロン状の構造を形成
していることに起因している。最近、低コントラストの
原因であるシェブロン構造を解消し、ブックシェルフと
いわれる層状構造(以下該構造をブックシェルフと記
す)あるいはそれに近い構造を現出させ、高コントラス
トを実現しようという動きがある(例えば「次世代液晶
ディスプレイと液晶材料」(株)シーエムシー、福田敦
夫編、1992年)。ひとつには、ナフタレン系液晶材
料を用いる方法があるが、この場合、ティルト角が10
度程度であり、理想的な最大の透過率を得られる22.
5度とくらべ非常に小さく、低透過率という問題があ
り、さらにはブックシェルフ構造が温度にたいして可逆
的に現出しないという問題もある。今一つの代表的な例
としてはシェブロン構造を取っている液晶素子に外部か
ら高電場を加えてブックシェルフ構造を誘起する方法が
あるが、この方法も温度等の外部刺激に対しての不安定
性が問題となっている。これらのブックシェルフタイプ
のものに関してはいまだ発見されたばかりであり、実用
に供するためにはこの他にさまざまな問題が存在する。
【0006】更にブックシェルフあるいはそれに近い構
造をもつ液晶としてパーフルオロエーテル側鎖をもつ液
晶性化合物(米国特許5,262,082、国際出願特
許WO93/22396、1993年第4回強誘電液晶
国際会議P−46、MarcD.Radcliffe
ら)が開示されている。この液晶は、電場等の外部場を
用いずともブックシェルフあるいはそれに近い層傾き角
の小さな構造を現出することができ、高速、高精細、大
面積の液晶素子、表示装置に適している。しかしなが
ら、液晶素子のスピード、配向、コントラスト、駆動安
定性等の面でさらなる改良が求められている。しかも諸
特性それぞれの改善はもちろんのこと、より高性能化へ
向けて、複数特性の改良方法、発明が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術を鑑みてなされたものである。実際、従来の液
晶組成物を用いた液晶素子においては、自発分極(P
s)が大きな液晶組成物を高速でスイッチングさせ続け
た場合、液晶のスメクティック層構造が変化したり、さ
らには層構造が破壊してしまう場合があった。これはデ
ィスプレイとして見た場合、場所によってスイッチング
条件が変わって、表示ムラが現れたり表示変化が不能な
部分が現れるなど、ディスプレイとしての表示品位が低
下するのみではなく、ディスプレイ機能が破壊されてし
まう場合もある。そこで本発明はブックシェルフあるい
はそれに近い層傾き角の小さい液晶構造を有する、高
速、高コントラスト、大面積、高精細、高輝度、高信頼
性、しかも高耐久性のカイラルスメクティック液晶素子
を実現し、該液晶素子を用いて高輝度、高コントラスト
の液晶装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果、上下基板に少なくとも電極と配向制御層
を有し、少なくとも一方の配向制御層にポリイミドを用
いてなる液晶素子において、上下基板に異なる配向処理
を施しており、且つ液晶として、フルオロカーボン末端
部分及び炭化水素末端部分を含み、該両末端部分が中心
核によって結合されているフッ素含有液晶化合物の少な
くとも一種以上と、少なくとも一種以上の液晶層の抵抗
を安定に下げる物質(導電性ドーパント)を含むカイラ
ルスメクティック液晶組成物を用いた液晶素子が、非常
に高速の応答性を実現し、且つブックシェルフあるいは
それに近い層傾き角の小さな構造を発現し、高速、高コ
ントラスト、高輝度なカイラルスメクティック液晶素子
の実現を可能とし、前記の層構造破壊現象がない、ある
いは非常に低減された駆動特性を有することを見出し
た。
【0009】即ち本発明は、上下基板に少なくとも電極
と配向制御層を有し、少なくとも一方の配向制御層にポ
リイミドを用いてなる液晶素子において、上下基板に異
なる配向処理を施しており、且つ液晶が、フルオロカー
ボン末端部分及び炭化水素末端部分を含み、該両末端部
分が中心核によって結合されており、スメクティック中
間相または潜在的スメクティック中間相を持つフッ素含
有液晶化合物群を70重量%以上含有する液晶組成物で
あり、該フッ素含有液晶化合物のうち、フルオロカーボ
ン末端鎖中に少なくとも一つの連鎖中エーテル酸素を含
む化合物を前記液晶組成物の総量中30重量%以上含有
し、少なくとも一種以上の液晶層の抵抗を安定に下げる
物質を含有するカイラルスメクティック液晶組成物であ
ることを特徴とする液晶素子であり、さらには該液晶素
子を用いた液晶装置である。
【0010】ここで言う潜在的スメクティック中間相を
持つ化合物とは、それ自身でスメクティック中間相を示
していなくとも、スメクティック中間相を持つ化合物ま
たは他の潜在的スメクティック中間相を持つ化合物との
混合物において、適当な条件下スメクティック中間相を
発現する化合物を言う。また、本発明において連鎖中エ
ーテル酸素とは、パーフルオロエーテル鎖中の主鎖を形
成する酸素を言う。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において用いる液晶組成物
は、前記フルオロカーボン末端部分及び炭化水素末端部
分を含み、該両末端部分が中心核によって結合されてお
り、スメクティック中間相または潜在的スメクティック
中間相を持つフッ素含有液晶化合物群を主成分として含
有する。本発明において、ブックシェルフ構造あるいは
それに近い層傾き角の小さな構造を現出させるために
は、該化合物群を70重量%以上含有する。
【0012】本発明において液晶組成物中に用いられ
る、前記フルオロカーボン末端部分及び炭化水素末端部
分を含み、該両末端部分が中心核によって結合されてお
り、スメクティック中間相または潜在的スメクティック
中間相を持ち、且つ該フルオロカーボン末端鎖中に少な
くとも一つの連鎖中エーテル酸素を含むフッ素含有液晶
化合物(パーフルオロエーテル液晶性化合物)は、米国
特許5,262,082、国際出願特許WO93/22
396、1993年第4回強誘電液晶国際会議P−46
(Marc D.Radcliffeら)に記載されて
おり、ブックシェルフあるいはそれに近い層傾き角の小
さな構造を現出するためにパーフルオロエーテル液晶性
化合物は、好ましくは30重量%以上、さらに好ましく
は50重量%以上含有される。
【0013】本発明においては、好ましくは、前記フル
オロカーボン末端部分及び炭化水素末端部分を含み、該
両末端部分が中心核によって結合されており、スメクテ
ィック中間相または潜在的スメクティック中間相を持つ
フッ素含有液晶化合物が、−UCw2w+1または−V
(Cx2xO)zy2y+1で表わされるところのフルオ
ロカーボン末端鎖を有し、且つ前記フルオロカーボン末
端鎖中に少なくとも一つの連鎖中エーテル酸素を含むフ
ッ素含有液晶化合物が、−V’(Cx'2x'O)z'y'
2y'+1で表される連鎖中エーテル酸素を含むフルオロ
カーボン末端鎖を有する〔ここでx及びx’はそれぞれ
の(Cx2xO)及び(Cx'2x'O)に独立に1から1
0までの整数で、y及びy’は1から10までの整数
で、z及びz’は1から10までの整数であり、wは1
から20までの整数である。Uは、−CO−O−(CH
2r−、−O−(CH2r−、−(CH2r−、−OS
2−、−SO2−、−SO2(CH2r−、−O(C
2r−O(CH2r'−、−(CH2r−N(Cp
2p+1)−SO2−、−(CH2r−N(Cp2p+1)−C
O−(ここでr及びr’は独立に1から20までの整数
であり、pは0から4までの整数である。)、V及び
V’は単結合、−COO−Cr2r−、−O−Cr
2r−、−O−(Cs2sO)t−Cu2u−、−OSO
2−、−SO2−、−SO2−Cr2r−、−Cr2r−、
−Cr2r−N(Cp2p+1)−SO2−、−Cr2r−N
(Cp2p+1)−CO−(ここでrとuはそれぞれ独立
に1から20までの整数であり、sはそれぞれの(Cs
2sO)に独立に1から10までの整数であり、tは1
から6までの整数であり、pは0から4までの整数であ
る)〕。
【0014】さらに好ましくは、前記フルオロカーボン
末端部分及び炭化水素末端部分を含み、該両末端部分が
中心核によって結合されており、スメクティック中間相
または潜在的スメクティック中間相を持つフッ素含有液
晶化合物が下記一般式I−1またはI−2で表される化
合物であり、前記フルオロカーボン末端鎖中に少なくと
も一つの連鎖中エーテル酸素を含むフッ素含有液晶化合
物が、下記一般式I−2で表される化合物である。
【0015】[一般式I−1]
【0016】
【化4】 を表し、a,b,cはそれぞれ独立に0または1から3
の整数を表す。ただしa+b+cは少なくとも2であ
る。
【0017】M1,N1はそれぞれ独立に、−COO−,
−COS−,−COSe−,−COTe−,−(CH2
CH2d−(dは1から4の整数を表す)、−CH=C
H−,−CH=N−,−CH2−O−,−CO−,−O
−,単結合を表し、その向きはいずれでもよい。
【0018】X,Y,ZはB1,D1,E1における置換
基であり、それぞれ独立に−H,−Cl,−F,−B
r,−I,−OH,−OCH3,−CN,−NO2を表
す。l,m,nはそれぞれ独立に0〜4の整数を表す。
【0019】G1は−COO−Ce2e−,−O−Ce
2e−,−Ce2e−,−OSOO−,−OOSO−,−
SOO−,−SOOCe2e−,−OCe2e−OCe'
2e'−,−Ce2e−N(Cp2p+1)−SOO−,−Ce
2e−N(Cp2p+1)−CO−(e,e’はそれぞれ
独立に1から20までの整数を表し、pは1から4まで
の整数を表す。)を表す。
【0020】A1は−O−Cf2f−O−Cg2g+1,−
f2f−O−Cg2g+1,−Cf2f−R’,−O−Cf
2f−R’,−COO−Cf2f−R’,−OCO−Cf
2f−R’(R’は−Cl,−F,−CF3,−NO2
−CN,−H,−COO−Cf'2f'+1,−OCO−C
f'2f'+1を表し、f,f’,gはそれぞれ独立に1か
ら20の整数を表す。)を表し、A1は直鎖でも分岐鎖
でも良い。
【0021】Rは−Cx2x+1であり、xは1から20
までの整数を表す。)
【0022】[一般式I−2]
【0023】
【化5】 を表し、a,b,cはそれぞれ独立に0または1から3
の整数を表す。ただしa+b+cは少なくとも2であ
る。
【0024】M,Nはそれぞれ独立に、−COO−,−
COS−,−COSe−,−COTe−,−(CH2
2d−(dは1から4の整数を表す)、−C≡C−,
−CH=CH−,−CH=N−,−CH2−O−,−C
O−,−O−,単結合を表し、その向きはいずれでもよ
い。
【0025】それぞれのX,Y,Zは独立に−H,−C
l,−F,−Br,−I,−OH,−OCH3,−C
3,−CF3,−OCF3,−CN,−NO2を表す。そ
れぞれのl,m,nは独立に0〜4の整数を表す。
【0026】Gは−COO−Ce2e−,−O−Ce2e
−,−O(Ce"2e"O)t−Ce'2e'−,−Ce
2e−,−OSOO−,−SOO−,−SOOCe
2e−,−Ce2e−N(Cp2p+1)−SOO−,−Ce
2e−N(Cp2p+1)−CO−(e,e’はそれぞれ
独立に1から20までの整数を表し、pは0から4まで
の整数を表す。e”はそれぞれの(Ce"2e"O)に独
立に1から10の整数を表わし、tは1から6の整数を
表わす。)を表す。
【0027】Aは−O−(Cf2f−O)u−C
h2h+1,−(Cf2f−O)u−Ch2h+1,−Cf2f
−W,−O−Cf2f−W,−COO−Cf2f−W,−
OCO−Cf2f−W(Wは−Cl,−F,−CF3,−
NO2,−CN,−H,−COO−Ch2h+1,−OCO
−Ch2h+1を表し、f,hはそれぞれ独立に1から2
0の整数を表す。uは1から10の整数である。)を表
し、Aは直鎖でも分岐鎖でも良い。
【0028】Rは−(Cx'2x'O)z'y'2y'+1であ
り、x’はそれぞれの(Cx'2x'O)に独立に1から
10までの整数であり、y’は1から10までの整数で
あり、z’は1から10までの整数である。)
【0029】さらにパーフルオロエーテル液晶性化合物
の具体的構造例として以下に挙げる構造の化合物が挙げ
られる。
【0030】
【化6】
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】
【化9】
【0034】
【化10】
【0035】
【化11】
【0036】本発明において用いられる液晶組成物に添
加される、液晶層の抵抗を安定に下げる物質(導電性ド
ーパント)としては、例えば下記一般式(1)〜(4)
のいずれかで表わされる化合物が用いられる。
【0037】
【化12】
【0038】(ただし、RはHもしくは炭素数1〜18
の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分岐状のア
ルキル基を示す。Xは−O−もしくは−COO−、−O
CO−を示す。)
【0039】
【化13】
【0040】
【化14】
【0041】前記一般式(1)において、Rは好ましく
は下記i)、ii)から選ばれる。
【0042】i)炭素数1〜18のn−アルキル基、よ
り好ましくは炭素数4〜14のn−アルキル基
【0043】
【化15】
【0044】(ただしpは0〜7の整数であり、kは1
〜9の整数である。また、kが2以上の時は光学活性で
あっても良い。)
【0045】また、Xは好ましくは−O−を示す。
【0046】前記一般式(1)で示される化合物の具体
的な構造式を以下に示す。
【0047】
【化16】
【0048】
【化17】
【0049】
【化18】
【0050】
【化19】
【0051】
【化20】
【0052】前記一般式(1)で示される化合物は一般
的に以下に示す経路により合成することができる。
【0053】
【化21】
【0054】合成例1 2,3−ジシアノ−4−ヘキシルオキシフェノールの合
成 2,3−ジシアノハイドロキノン27g(168.8m
mol)、85%水酸化カリウム22.2g(337m
mol)をメタノール65ml、ジメチルホルムアミド
302molに溶かし、50℃まで昇温した。ヘキシル
ブロマイド33.4g(202.4mmol)を25分
かけて滴下した後、100℃まで昇温し、3時間撹拌し
た。冷水に注入し、エーテル洗浄した後、水層に6N塩
酸を加えpH=1とした。析出した結晶をエーテルで抽
出し、エーテル層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水
で洗浄した。溶媒留去後、粗結晶を活性炭処理し、メタ
ノールから再結晶して、2,3−ジシアノ−4−ヘキシ
ルオキシフェノール13.1gを得た。
【0055】前記一般式(2)で示される化合物におい
て、R1は好ましくは炭素数1〜18のn−アルキル
基、より好ましくは炭素数3〜14のn−アルキル基で
ある。
【0056】前記一般式(2)で示される化合物の具体
的な構造式の例を以下に示す。
【0057】
【化22】
【0058】
【化23】
【0059】
【化24】
【0060】前記一般式(2)で示される化合物の代表
的な合成例を以下に示す。
【0061】合成例2(化合物No.2−20の合成) (1)水素化リチウムアルミニウム1.75g、乾燥エ
ーテル40mlの分散溶液中に、エーテル12mlに溶
かした4−n−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸クロ
ライド10gを液温5℃以下で滴下した。室温で一晩撹
拌した後、5%塩酸水溶液を加えpH1程度とし、エー
テルにて抽出した。有機層を水、5%水酸化ナトリウム
水溶液、水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。濾過後、溶媒を留去して4−n−ペンチルシ
クロヘキシルメタノール8.2gを得た。
【0062】(2)4−n−ペンチルシクロヘキシルメ
タノール8.0gをピリジン8ml、トルエン8mlに
溶かした。これにメタンスルホン酸クロライド6.0g
を液温10℃以下で滴下した。室温で一晩撹拌した後冷
水に注入し、トルエンにて抽出した。5%塩酸水溶液、
水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。濾過後、溶媒を留去してメタンスルホン酸4−n−
ペンチルシクロヘキシルメチル11.3gを得た。
【0063】(3)メタノール15ml、N,N−ジメ
チルホルムアミド60mlに2,3−ジシアノハイドロ
キノン5.6g、85%水酸化カリウム4.6gを加え
50℃まで加温し、溶解させた。これにメタンスルホン
酸4−n−ペンチルシクロヘキシルメチル11.0gを
添加し、100℃で3時間撹拌した。これを冷水に注入
し、エーテルにて洗浄した後、水層に6N塩酸水溶液を
加え、pH1程度とした。エーテルにて抽出した後、有
機層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、濾過、溶媒留去
して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開液トルエン/酢酸エチル)、活性炭処
理した後、メタノールから再結晶して、4−n−ペンチ
ルシクロヘキシルメチル2,3−ジシアノ−4−ヒドロ
キシフェニルエーテル3.6gを得た。
【0064】前記一般式(2)で示される化合物は一般
的に以下に示すような合成経路で得ることができる。
【0065】
【化25】
【0066】前記一般式(3)式において、R2はHも
しくは下記i)、ii)から選ばれる。
【0067】i)炭素数1〜18のn−アルキル基、よ
り好ましくは炭素数4〜14のn−アルキル基
【0068】
【化26】
【0069】(ただしpは0〜7の整数であり、kは1
〜9の整数である。また、kが2以上の時は光学活性で
あっても良い。)
【0070】Y1、Y2、Y3、Y4は、好ましくはそれぞ
れ下記iii)〜xi)に示される組み合わせで選ばれ
る。
【0071】iii) Y1=Y3=Y4=H、Y2=F iv) Y1=F,Y2=Y3=Y4=H v) Y1=Y3=H、Y2=Y4=F vi) Y1=Y3=F、Y2=Y4=H vii) Y1=Y4=F、Y2=Y3=H viii)Y1=Y2=F,Y3=Y4=H ix) Y1=Y2=Y3=Y4=F x) Y1=Y3=H、Y2=Y4=CF3 xi) Y1=Y3=CF3、Y2=Y4=H
【0072】前記一般式(3)で示される化合物の具体
的な構造式を以下に示す。
【0073】
【化27】
【0074】
【化28】
【0075】
【化29】
【0076】
【化30】
【0077】
【化31】
【0078】
【化32】
【0079】
【化33】
【0080】
【化34】
【0081】
【化35】
【0082】前記一般式(3)式で示される化合物は一
般的に以下に示す経路により合成することができる。
【0083】
【化36】
【0084】また、前記一般式(4)の化合物におい
て、R3は好ましくは下記i)、ii)から選ばれる。
【0085】i)炭素数1〜18のn−アルキル基、よ
り好ましくは炭素数4〜14のn−アルキル基
【0086】
【化37】
【0087】(ただしpは0〜7の整数であり、kは1
〜9の整数である。また、kが2以上の時は光学活性で
あっても良い。)
【0088】
【化38】
【0089】前記一般式(4)で示される化合物の具体
的な構造式を下記に示す。
【0090】
【化39】
【0091】
【化40】
【0092】
【化41】
【0093】
【化42】
【0094】
【化43】
【0095】
【化44】
【0096】
【化45】
【0097】
【化46】
【0098】前記一般式(4)の化合物は、一般的に以
下に示す経路により合成することができる。
【0099】
【化47】
【0100】
【化48】
【0101】前記一般式(4)で示される化合物の代表
的な合成例を以下に示す。
【0102】合成例3 4−ヘキシルオキシ−2,5−ジシアノフェノールの合
成 (1)2,5−ジブロモ−1,4−ジメトキシベンゼン
の合成 2リットルの反応容器にハイドロキノンジメチルエーテ
ル200g(1.45mol)、氷酢酸1リットルを仕
込み、10℃以下にて臭素463g(2.90mol)
の氷酢酸300ml溶液を滴下した。(3時間にて滴
下)その後、室温にて20時間撹拌した。析出した結晶
をろ過、水洗、メタノール洗浄し、乾燥して323gの
目的物を得た。(収率75.3%)
【0103】(2)2,5−ジシアノ−1,4−ジメト
キシベンゼンの合成 3リットルの反応器に2,5−ジブロモ−1,4−ジメ
トキシベンゼン300g(1.01mol)、シアン化
第一銅215g(2.40mol)、DMF1.5リッ
トルを仕込み、8時間加熱還流した。冷却後、反応混合
物を酸化鉄(III)六水和物500gの1.6N塩酸
溶液中に注入した。析出した結晶をろ過し、20%アン
モニア水にて洗浄した。続いて水洗、メタノール洗浄
し、乾燥して142gの目的物を得た。(収率74.8
%)
【0104】(3)2,5−ジシアノハイドロキノン 5リットルの反応容器に2,5−ジシアノ−1,4−ジ
メトキシベンゼン100g(5.32×10-1mo
l)、無水三臭化アルミニウム312.5g(1.17
mol)、乾燥ベンゼン2.5リットルを仕込み、7時
間加熱還流した。冷却後、反応混合物を砕いた氷3kg
と濃塩酸500mlの混合物の中に注入した。析出した
結晶をろ過した後、結晶を2N苛性ソーダ水溶液に溶か
し不溶分をろ過した。ろ液を2N塩酸にて酸性にし、析
出した結晶をろ過、水洗、乾燥して35.5gの目的物
を得た。(収率41.7%)
【0105】(4)4−ヘキシルオキシ−2,5−ジシ
アノフェノールの合成 300mlの反応容器に2,5−ジシアノハイドロキノ
ン35.0g(2.19×10-1mol)、n−ヘキシ
ルブロマイド23.8g(1.44×10-1mol)、
炭酸カリウム20.0g(1.45×10-1mol)、
DMF180mlを仕込み、120℃にて3時間撹拌さ
せた。冷却後、反応混合物を4N塩酸500mlにて注
入し酢酸エチルにて抽出した。有機層を水洗、乾燥(硫
酸マグネシウム)した後、溶媒留去した。残渣をn−ヘ
キサン/酢酸エチル=2/1にてシリカゲルカラム精製
し17.6gの一次精製品を得た。これをエタノールに
溶かして活性炭処理した後、エタノールにて再結晶し二
次精製品8.2gを得た。(収率22.9%)
【0106】また上記化合物の他に、テトラブチルアン
モニウムブロマイド、トリエチルアンモニウムブロマイ
ド、テトラベンジルアンモニウムブロマイド、テトラプ
ロピルアンモニウムブロマイド、トリ(2−ヒドロキシ
エチル)アンモニウムブロマイド、その他のイオン性物
質が用いられる。
【0107】また、本発明に特徴的に用いられる、上記
導電性ドーパントのカイラルスメクティック液晶組成物
中に含有される割合は特性における効果を鑑みて0.0
1〜5重量%である。
【0108】本発明においてカイラルスメクティック液
晶組成物は、パーフルオロエーテル液晶性化合物との相
溶性が良好であるという観点でパーフルオロアルキル液
晶性化合物を含有することができる。さらにその他の構
成成分として、パーフルオロカーボン鎖を持たない、い
わゆるハイドロカーボンタイプの液晶性化合物を含有す
ることが可能である。そして本発明のカイラルスメクテ
ィック液晶組成物にはカイラル化合物が含まれる。
【0109】以上に記述したパーフルオロアルキル液晶
性化合物の具体例として特開平2−142753号公報
に記載のものが挙げられ以下の構造のものが挙げられ
る。
【0110】
【化49】
【0111】
【化50】
【0112】
【化51】
【0113】
【化52】
【0114】
【化53】
【0115】
【化54】
【0116】
【化55】
【0117】
【化56】
【0118】
【化57】
【0119】
【化58】
【0120】
【化59】
【0121】さらにその他の構成成分としてのパーフル
オロカーボン鎖を持たない、いわゆるハイドロカーボン
タイプの液晶性化合物の具体例として、以下の構造のも
のが挙げられる。
【0122】
【化60】
【0123】
【化61】
【0124】
【化62】
【0125】
【化63】
【0126】
【化64】
【0127】
【化65】
【0128】
【化66】
【0129】
【化67】
【0130】
【化68】
【0131】
【化69】
【0132】
【化70】
【0133】
【化71】
【0134】
【化72】
【0135】
【化73】
【0136】
【化74】
【0137】
【化75】
【0138】
【化76】
【0139】さらにカイラル化合物の具体例としては以
下の構造のものが挙げられるが本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
【0140】
【表1】
【0141】
【表2】
【0142】
【表3】
【0143】
【表4】
【0144】
【表5】
【0145】
【化77】
【0146】
【化78】
【0147】
【表6】
【0148】
【表7】
【0149】
【表8】
【0150】
【表9】
【0151】
【表10】
【0152】
【化79】
【0153】
【化80】
【0154】
【化81】
【0155】
【化82】
【0156】
【化83】
【0157】
【化84】 D−1:n=6,2R,5R D−2:n=6,2S,5R D−3:n=4,2R,5R D−4:n=4,2S,5R D−5:n=3,2R,5R D−6:n=2,2S,5R D−7:n=2,2R,5R D−8:n=1,2S,5R D−9:n=1,2R,5R
【0158】
【化85】 D−10:n=1 D−11:n=2 D−12:n=3 D−13:n=4 D−14:n=6 D−15:n=10
【0159】
【化86】 D−16:n=8 D−17:n=10
【0160】
【化87】
【0161】
【化88】
【0162】
【化89】
【0163】
【化90】
【0164】
【化91】
【0165】
【化92】
【0166】また、本発明で用いるカイラルスメクティ
ック液晶組成物中には、その他の化合物、例えば染料、
顔料、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加物も含むこと
が可能である。
【0167】本発明の液晶素子は、通常一対の電極基板
間に液晶を挟持した構造をとり、当該電極により液晶に
電圧印加をなし、その配向状態を制御する。
【0168】図1に本発明の液晶素子の1例を挙げた。
1がカイラルスメクティック液晶組成物からなる液晶層
であり、通常、双安定性を発現させるため、層厚は5μ
m以下が好ましい。2が基板であり、ガラス、プラスチ
ック等が用いられる。3がITO等の透明電極である。
4が配向制御層であり、少なくとも一方の基板上に一軸
配向制御層が必要である。また少なくとも一方の配向制
御層にはポリイミドが用いられる。形成方法としては、
通常基板上に溶液塗工により、ポリイミド前駆体である
ポリアミック酸を被膜形成したのち、加熱処理し、ポリ
イミド被膜とする。これの表面をビロード、布あるいは
紙等の繊維状のもので摺擦(ラビング)することにより
ポリイミド配向制御層が得られる。
【0169】本発明では、配向膜構成が非対称の素子が
用いられる。本発明の液晶組成物はコレステリック相を
非常にもちにくい。このようなケースでは、等方相→ス
メクティック相転移でバトネが徐々に発生しながらスメ
クティック層構造を形成するが、一方の基板側からバト
ネが発生しはじめ、もう一方の基板側への成長していく
という状態を現出し、良好な均一配向を実現しやすいと
いう点で、本発明では非対称の配向膜構成であり、一方
の基板において、一軸配向処理のなされたポリイミド配
向膜を用いた液晶素子を用いている。ポリイミド配向制
御膜を有する非対称配向膜構成の素子中に前記カイラル
スメクティック液晶組成物を用いたとき、非常に広い温
度範囲で良好な駆動特性を有し、高い信頼性、駆動安定
性の良好な素子とすることが可能である。配向膜として
は、良好な均一配向が得られ、より均一なスイッチング
特性が得られるという観点から用いられるポリイミドの
具体的な構造としては以下の一般式Pで表される繰り返
し単位からなるポリイミドが好ましい。
【0170】[一般式P] (−K−P1−L1−M1−(L2a−P2−)
【0171】
【化93】 または炭素数1から20のアルキレン基を表し、P1
2はイミド結合を表す。M1は単結合または−O−を表
し、aは0,1,2を表す。)
【0172】また、これらのポリイミドの具体的構造と
してはたとえば以下の繰り返し単位構造が挙げられる。
【0173】
【化94】
【0174】また、上記配向制御層とは別に上下基板の
ショート防止層としての絶縁層や他の有機物層、無機物
層が形成されていてもよい。5は、基板を貼り合わせる
シール材である。この他に、基板間にはシリカビーズ等
のギャップ制御スペーサー(不図示)等が設けられる。
8が偏光板、9が光源である。信号電源(不図示)から
のスイッチング信号に応じてスイッチングが行われ、表
示素子等のライトバルブとして機能する。また、3の透
明電極を上下クロスにマトリクスとすれば、パターン表
示、パターン露光が可能となり、例えばパーソナルコン
ピューター、ワードプロセッサー等のディスプレイ、プ
リンター用ライトバルブとして用いられる。
【0175】本発明の液晶素子は種々の機能をもった液
晶装置を構成するが、図2、図3に示した走査線アドレ
ス情報をもつ画像情報なるデータフォーマット及びSY
N信号による通信同期手段を取ることにより液晶表示装
置を実現する。図中の符号はそれぞれ以下のとおりであ
る。
【0176】101 カイラルスメクティック液晶表示
装置 102 グラフィックコントローラ 103 表示パネル 104 走査線駆動装置 105 情報線駆動装置 106 デコーダ 107 走査信号発生装置 108 シフトレジスタ 109 ラインメモリ 110 情報信号発生装置 111 駆動制御回路 112 GCPU 113 ホストCPU 114 VRAM
【0177】画像情報の発生は、本体装置側のグラフィ
ックコントローラ102にて行われ、図2及び図3に示
した信号転送手段にしたがって表示パネル103へと転
送される。グラフィックコントローラ102は、CPU
(中央演算処理装置、GCPUと略す。)及びVRAM
(画像情報格納用メモリ)114を核にホストCPU1
13と液晶表示装置101間の画像情報の管理や通信を
つかさどっている。尚、該表示パネルの裏面には、光源
が配置されている。
【0178】本発明の表示装置は表示媒体である液晶素
子が前述したように良好なスイッチング特性を有するた
め、優れた駆動特性、信頼性を発揮し、高精細、高速、
大面積の表示画像を得ることができる。
【0179】本発明の液晶素子の駆動法としては、例え
ば特開昭59−193426号公報、特開昭59−19
3427号公報、特開昭60−156046号公報、特
開昭60−156047号公報などに開示された駆動法
を適用することができる。
【0180】図6は、上記駆動法の波形図の一例であ
る。また、図5は、マトリクス電極を配置したカイラル
スメクティック液晶パネルの一例の平面図である。図5
の液晶パネル51には、走査電極群52の走査線と情報
電極群53のデータ線とが互いに交差して配線され、そ
の交差部の走査線とデータ線との間にはカイラルスメク
ティック液晶が配置されている。
【0181】図6(A)中のSSは選択された走査線に
印加する選択走査波形を、SNは選択されていない非選
択走査波形を、ISは選択されたデータ線に印加する選
択情報波形(黒)を、INは選択されていないデータ線
に印加する非選択情報信号(白)を表わしている。ま
た、図中(IS−SS)と(IN−SS)は選択された走査
線上の画素に印加する電圧波形で、電圧(IS−SS)が
印加された画素は黒の表示状態をとり、電圧(IN
S)が印加された画素は白の表示状態をとる。
【0182】図6(B)は図6(A)に示す駆動波形
で、図4に示す表示を行ったときの時系列波形である。
【0183】図6に示す駆動例では、選択された走査線
上の画素に印加される単一極性電圧の最小印加時間Δt
が書込み位相t2の時間に相当し、1ラインクリヤt1
相の時間が2Δtに設定されている。
【0184】さて、図6に示した駆動波形の各パラメー
タVS,VI,Δtの値は使用する液晶材料のスイッチン
グ特性によって決定される。
【0185】図7は後述するバイアス比を一定に保った
まま駆動電圧(VS+VI)を変化させた時の透過率Tの
変化、即ちV−T特性を示したものである。ここではΔ
t=50μsec、バイアス比VI/(VI+VS)=1
/3に固定されている。図7の正側は図6で示した(I
N−SS)、負側は(IS−SS)で示した波形が印加され
る。
【0186】ここで、V1,V3をそれぞれ実駆動閾値電
圧及びクロストーク電圧と呼ぶ。また、V2<V1<V3
の時ΔV=(V3−V1)/(V3+V1)を電圧マージン
と呼び、マトリクス駆動可能な電圧幅のパラメータとな
る。V3はカイラルスメクティック液晶表示素子駆動
上、一般的に存在すると言ってよい。具体的には、図6
(A)(IN−SS)の波形におけるVBによるスイッチ
ングを起こす電圧値である。勿論、バイアス比を大きく
することによりV3の値を大きくすることは可能である
が、バイアス比を増すことは情報信号の振幅を大きくす
ることを意味し、画質的にはちらつきの増大、コントラ
ストの低下を招き好ましくない。
【0187】我々の検討ではバイアス比1/3〜1/4
程度が実用的であった。ところで、バイアス比を固定す
れば、電圧マージンΔVは液晶材料のスイッチング特性
及び素子構成に強く依存し、ΔVの大きい素子がマトリ
クス駆動上非常に有利であることは言うまでもない。
【0188】また、同様に上述した電圧を一定に保ち、
電圧印加時間をΔtを変化させていくことにより、駆動
をすることも可能である。上述した電圧をそのまま電圧
印加時間とすればよく、その際電圧印加時間閾値をΔt
1とし、電圧印加時間クロストーク値をΔt2とし、(Δ
2−Δt1)/(Δt2+Δt1)=ΔTを電圧印加時間
マージンという。
【0189】この様なある一定温度において、情報信号
の2通りの向きによって選択画素に「黒」及び「白」の
2状態を書き込むことが可能であり、非選択画素はその
「黒」又は「白」の状態を保持することが可能である電
圧マージンまたは電圧印加時間マージンは液晶材料及び
素子構成によって差が有り、特有なものである。また、
環境温度の変化によっても駆動マージンはズレていくた
め、実際の表示装置の場合、液晶材料、素子構成や環境
温度に対して最適な駆動条件にしておく必要がある。
【0190】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0191】ITO(膜厚150nm)付きガラス基板
(1.1mm厚2枚使用)に配向制御膜を形成した。
【0192】2枚の基板のそれぞれには、異なる条件で
膜形成を行った。一方の基板については、東レ社製ポリ
イミド前駆体LP64のNMP/nBC=2/1の1.
7%溶液をスピンコート、焼成しポリイミド(膜厚20
nm)とした後、ラビング処理を施し、他方の基板には
シランカップリング剤(ODS−E)の0.5%エタノ
ール溶液をスピンコート、焼成(乾燥)した後、スペー
サーとして平均粒径2.0μmのシリカビーズを散布
し、前記一方の基板を対向させ液晶セルを作成した。
【0193】一方下記の液晶性化合物A、B1、B2、B
3、C1、C2を下記組成比(重量部)で液晶組成物αを
調製し、さらに該液晶組成物αに導電性ドーパントとし
て下記化合物を1%添加、液晶組成物βを調製した。液
晶組成物αおよび液晶組成物βのPsはともに30℃に
おいて約40nC/cm2であった。
【0194】
【化95】
【0195】液晶組成物α、液晶組成物βそれぞれを上
記液晶セルに注入した後、等方相温度から0.5℃/m
inの速さで徐冷して液晶素子X(液晶組成物α使
用)、液晶素子Y(液晶組成物β使用)を作成した。
【0196】液晶素子X、液晶素子Yを用いて次の方法
でセルの特性(駆動前後の配向性、θa(みかけのティ
ルト角)、閾値(switching speed))
を評価した。
【0197】実施例(液晶素子β)
【0198】
【表11】
【0199】比較例(液晶素子α)
【0200】
【表12】
【0201】実施例、比較例より本発明の液晶素子は高
いコントラスト、高速応答性を持ち且つ駆動配向劣化
(層構造破壊)がない液晶素子となることがわかった。
【0202】
【化96】
【0203】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明の液晶素
子によれば、ブックシェルフあるいはそれに近い層傾き
角の小さな構造を発現し、高速、高コントラスト、大面
積、高精細、高輝度、高信頼性、しかも高耐久性の高輝
度、高コントラストの液晶装置を提供しようとするもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶素子の断面構造を示す図である。
【図2】本発明の液晶素子を備えた表示装置とグラフィ
ックスコントローラを示すブロック図である。
【図3】表示装置とグラフィクスコントローラとの間の
画像情報通信タイミングチャートを示す図である。
【図4】図6に示す時系列駆動波形で実際の駆動を行な
った時の表示パターンの模式図である。
【図5】マトリクス電極を配置した液晶パネルの平面図
である。
【図6】本発明の液晶素子の駆動に用いられる駆動波形
の一例を示す図である。
【図7】本発明にかかる、駆動電圧を変化させた時の透
過率の変化を表すグラフ(V−T特性図)である。
【符号の説明】
1 液晶層 2 基板 3 透明電極 4 配向制御層 5 シール材 8 偏光板 9 光源 101 カイラルスメクティック液晶表示装置 102 グラフィックコントローラ 103 表示パネル 104 走査線駆動装置 105 情報線駆動装置 106 デコーダ 107 走査信号発生装置 108 シフトレジスタ 109 ラインメモリ 110 情報信号発生装置 111 駆動制御回路 112 GCPU 113 ホストCPU 114 VRAM
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 公一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下基板に少なくとも電極と配向制御層
    を有し、少なくとも一方の配向制御層にポリイミドを用
    いてなる液晶素子において、上下基板に異なる配向処理
    を施しており、且つ液晶が、 フルオロカーボン末端部分及び炭化水素末端部分を含
    み、該両末端部分が中心核によって結合されており、ス
    メクティック中間相または潜在的スメクティック中間相
    を持つフッ素含有液晶化合物群を70重量%以上含有す
    る液晶組成物であり、 該フッ素含有液晶化合物のうち、フルオロカーボン末端
    鎖中に少なくとも一つの連鎖中エーテル酸素を含む化合
    物を前記液晶組成物の総量中30重量%以上含有し、 少なくとも一種以上の液晶層の抵抗を安定に下げる物質
    を含有するカイラルスメクティック液晶組成物であるこ
    とを特徴とする液晶素子。
  2. 【請求項2】 前記ポリイミドが下記一般式Pで表され
    る繰り返し単位からなる請求項1記載の液晶素子。 [一般式P] (−K−P1−L1−M1−(L2a−P2−) 【化1】 または炭素数1から20のアルキレン基を表し、P1
    2はイミド結合を表す。M1は単結合または−O−を表
    し、aは0,1,2を表す。)
  3. 【請求項3】 前記フルオロカーボン末端部分及び炭化
    水素末端部分を含み、該両末端部分が中心核によって結
    合されており、スメクティック中間相または潜在的スメ
    クティック中間相を持つフッ素含有液晶化合物が、−U
    w2w+1または−V(Cx2xO)zy2y+1で表わさ
    れるところのフルオロカーボン末端鎖を有し、且つ前記
    フルオロカーボン末端鎖中に少なくとも一つの連鎖中エ
    ーテル酸素を含むフッ素含有液晶化合物が、−V’(C
    x'2x'O)z'y'2y'+1で表される連鎖中エーテル酸
    素を含むフルオロカーボン末端鎖を有する〔ここでx及
    びx’はそれぞれの(Cx2xO)及び(Cx'2x'O)
    に独立に1から10までの整数で、y及びy’は1から
    10までの整数で、z及びz’は1から10までの整数
    であり、wは1から20までの整数である。Uは、−C
    O−O−(CH2r−、−O−(CH2r−、−(CH
    2r−、−OSO2−、−SO2−、−SO2(CH2r
    −、−O(CH2r−O(CH2r'−、−(CH2r
    −N(Cp2p+1)−SO2−、−(CH2r−N(Cp
    2p+1)−CO−(ここでr及びr’は独立に1から2
    0までの整数であり、pは0から4までの整数であ
    る。)、V及びV’は単結合、−COO−Cr2r−、
    −O−Cr2r−、−O−(Cs2sO)t−Cu2u−、
    −OSO2−、−SO2−、−SO2−Cr2r−、−Cr
    2r−、−Cr2r−N(Cp2p+1)−SO2−、−Cr
    2r−N(Cp2p+1)−CO−(ここでrとuはそれ
    ぞれ独立に1から20までの整数であり、sはそれぞれ
    の(Cs2sO)に独立に1から10までの整数であ
    り、tは1から6までの整数であり、pは0から4まで
    の整数である)〕請求項1または2に記載の液晶素子。
  4. 【請求項4】 前記フルオロカーボン末端部分及び炭化
    水素末端部分を含み、該両末端部分が中心核によって結
    合されており、スメクティック中間相または潜在的スメ
    クティック中間相を持つフッ素含有液晶化合物が下記一
    般式I−1またはI−2で表される化合物であり、前記
    フルオロカーボン末端鎖中に少なくとも一つの連鎖中エ
    ーテル酸素を含むフッ素含有液晶化合物が、下記一般式
    I−2で表される化合物である請求項1〜3いずれかに
    記載の液晶素子。 [一般式I−1] 【化2】 を表し、 a,b,cはそれぞれ独立に0または1から3の整数を
    表す。ただしa+b+cは少なくとも2である。M1
    1はそれぞれ独立に、−COO−,−COS−,−C
    OSe−,−COTe−,−(CH2CH2d−(dは
    1から4の整数を表す)、−CH=CH−,−CH=N
    −,−CH2−O−,−CO−,−O−,単結合を表
    し、その向きはいずれでもよい。X,Y,ZはB1
    1,E1における置換基であり、それぞれ独立に−H,
    −Cl,−F,−Br,−I,−OH,−OCH3,−
    CN,−NO2を表す。l,m,nはそれぞれ独立に0
    〜4の整数を表す。G1は−COO−Ce2e−,−O−
    e2e−,−Ce2e−,−OSOO−,−OOSO
    −,−SOO−,−SOOCe2e−,−OCe2e−O
    e'2e'−,−Ce2e−N(Cp2p+1)−SOO
    −,−Ce2e−N(Cp2p+1)−CO−(e,e’は
    それぞれ独立に1から20までの整数を表し、pは1か
    ら4までの整数を表す。)を表す。A1は−O−Cf2f
    −O−Cg2g+1,−Cf2f−O−Cg2g+1,−Cf
    2f−R’,−O−Cf2f−R’,−COO−Cf2f
    R’,−OCO−Cf2f−R’(R’は−Cl,−
    F,−CF3,−NO2,−CN,−H,−COO−C f'
    2f'+1,−OCO−Cf'2f'+1を表し、f,f’,g
    はそれぞれ独立に1から20の整数を表す。)を表し、
    1は直鎖でも分岐鎖でも良い。Rは−Cx2x+1であ
    り、xは1から20までの整数を表す。) [一般式I−2] 【化3】 を表し、 a,b,cはそれぞれ独立に0または1から3の整数を
    表す。ただしa+b+cは少なくとも2である。M,N
    はそれぞれ独立に、−COO−,−COS−,−COS
    e−,−COTe−,−(CH2CH2d−(dは1か
    ら4の整数を表す)、−C≡C−,−CH=CH−,−
    CH=N−,−CH2−O−,−CO−,−O−,単結
    合を表し、その向きはいずれでもよい。それぞれのX,
    Y,Zは独立に−H,−Cl,−F,−Br,−I,−
    OH,−OCH3,−CH3,−CF3,−OCF3,−C
    N,−NO2を表す。それぞれのl,m,nは独立に0
    〜4の整数を表す。Gは−COO−Ce2e−,−O−
    e2e−,−O(Ce"2e"O)t−Ce'2e'−,−C
    e2e−,−OSOO−,−SOO−,−SOOCe2e
    −,−Ce2e−N(Cp2p+1)−SOO−,−Ce
    2e−N(Cp2p+1)−CO−(e,e’はそれぞれ独
    立に1から20までの整数を表し、pは0から4までの
    整数を表す。e”はそれぞれの(Ce"2e"O)に独立
    に1から10の整数を表わし、tは1から6の整数を表
    わす。)を表す。Aは−O−(Cf2f−O)u−Ch
    2h+1,−(Cf2f−O)u−Ch2h+1,−Cf2f
    W,−O−Cf2f−W,−COO−Cf2f−W,−O
    CO−Cf2f−W(Wは−Cl,−F,−CF3,−N
    2,−CN,−H,−COO−Ch2h+1,−OCO−
    h2h+1を表し、f,hはそれぞれ独立に1から20
    の整数を表す。uは1から10の整数である。)を表
    し、Aは直鎖でも分岐鎖でも良い。Rは−(Cx'2x'
    O)z'y'2y'+1であり、x’はそれぞれの(Cx'
    2x'O)に独立に1から10までの整数であり、y’は
    1から10までの整数であり、z’は1から10までの
    整数である。)
  5. 【請求項5】 前記一般式I−1及びI−2で表される
    化合物がフェニルピリミジンコアからなる化合物である
    請求項4記載の液晶組成物。
  6. 【請求項6】 前記フルオロカーボン末端中に少なくと
    も一つの連鎖中エーテル酸素を含むフッ素含有液晶化合
    物を50重量%以上含有する液晶組成物を使用した請求
    項1〜5いずれかに記載の液晶素子。
  7. 【請求項7】 前記液晶層の抵抗を安定に下げる物質の
    添加量が、液晶組成物全体に対し0.01〜5重量%で
    ある液晶組成物を使用した請求項1〜6のいずれかに記
    載の液晶素子。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれかに記載の液晶素子
    を使用したことを特徴とする液晶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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