JPH0986769A - 紙幣収納装置 - Google Patents

紙幣収納装置

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JPH0986769A
JPH0986769A JP24607795A JP24607795A JPH0986769A JP H0986769 A JPH0986769 A JP H0986769A JP 24607795 A JP24607795 A JP 24607795A JP 24607795 A JP24607795 A JP 24607795A JP H0986769 A JPH0986769 A JP H0986769A
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JP
Japan
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stage
sub
bill
opening
collecting
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Withdrawn
Application number
JP24607795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Kamioka
勤 上岡
Yasuo Okazaki
保夫 岡崎
Isao Miyaie
勲 宮家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Information Systems Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Information Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰出ステージへの積替え動作の際、回収ステ
ージに集積された紙幣の両端の垂れ下がりによる紙幣の
ジャムの発生を防止する。 【解決手段】 回収ステージ30の両側の下方に、紙幣
79の両端部を支持するサブステージ31を配置する。
サブステージ31は上下方向に移動可能で、回収ステー
ジ30の上下動に追随して移動する。サブステージ31
は突出部44を有し、この突出部44は開閉アーム32
の下方に位置し、開閉アーム32の下降によりサブステ
ージ31は押し下げられる。回収ステージ30の両側に
はまたボトムプレート60が配置され、このボトムプレ
ート60はサブステージ31が下降した際に紙幣79の
両端部を支持する。紙幣79を別の繰出ステージに積み
替える際、開閉アーム32は紙幣79の下面とサブステ
ージ31の間に入り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等に設置
される自動取引装置に組み込まれる紙幣入出金装置に用
いられ、紙幣入出金装置に対して紙幣の補充および回収
を行う紙幣収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙幣入出金装置に対して紙幣の補
充および回収を行うものとして、これに着脱可能な一括
収納庫が知られている。この一括収納庫は複数の金種が
一括して収納可能であり、予め繰出ステージ上に紙幣を
収納した一括収納庫を紙幣入出金装置に装着して紙幣を
繰出すことにより補充を行い、また紙幣入出金装置内の
紙幣を回収して一括収納庫内の回収ステージ上に集積す
ることにより回収動作を行う。
【0003】紙幣の回収動作時に、回収ステージ上に紙
幣が満杯になると、回収ステージ上に集積された紙幣
を、回収ステージの上部にある繰出ステージ上に移動さ
せ、その後再び回収動作を行う。この積替え動作は回収
ステージの下方からアームで紙幣の両側を持ち上げるよ
うにして行うが、この積替え動作ができるように回収ス
テージの両側は切り欠かれており、この結果回収ステー
ジは幅の狭いものになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の一括収納庫
においては、回収ステージの幅が狭いので、この回収ス
テージに集積された紙幣はその両端が下方へ垂れ下が
る。紙幣の両端が垂れ下がると、繰出ステージへの積替
え動作の際、アームがうまく紙幣の下部に入り込むこと
ができず、紙幣が折り込まれたり、一部の紙幣が積替え
られなかったりする。そしてこのことが一括収納庫内で
の紙幣ジャムの発生の原因となることがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、紙幣入出金装置に着脱可能に設けられ、紙
幣入出金装置から回収した紙幣を集積する回収ステージ
と、該回収ステージの上方に設けられ紙幣入出金装置に
繰出す紙幣を集積する繰出ステージと、前記回収ステー
ジ上の紙幣を前記繰出ステージ上へ積み替える開閉アー
ムとを備えた紙幣収納装置において、前記回収ステージ
の両側部下方に上下動可能に配設され、回収ステージ上
に集積された紙幣の両側部を支持するとともに、前記開
閉アームの下降動作により下降するサブステージと、前
記開閉アームによりサブステージが下降する際、回収ス
テージ上の紙幣の端部に当接して該紙幣から前記サブス
テージを離すプレートとを設けたことを特徴とする。
【0006】上記構成の本発明によれば、紙幣入出金装
置から回収される紙幣は回収ステージ上に集積される。
回収ステージの両側部にはサブステージが設けられてい
るので、紙幣の両端部は垂れ下がることなく集積され
る。繰出ステージへの紙幣の積替えを行う場合、まず開
閉アームを下降させる。開閉アームの下降によりサブス
テージも下降するが、紙幣の端部はプレートにより支持
され、垂れ下がることはない。サブステージは紙幣から
離れ、サブステージと紙幣の間に開閉アームが入り込ん
で紙幣が持ち上げられて開閉アームへの積替えが行わ
れ、その後繰出ステージへの積替えが行われる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。なお各図面に共通する要素には
同一の符号を付す。図1は本発明の実施の形態の一括収
納庫を示す平面図、図2は実施の形態の一括収納庫を示
す側面図、図3は実施の形態の一括収納庫を備えた紙幣
入出金装置を示す概略側面図である。この実施の形態で
は紙幣収納装置として紙幣入出金装置に組み込まれる一
括収納庫により説明する。まず一括収納庫が組み込まれ
た紙幣入出金装置全体の構成を簡単に説明する。
【0008】図3において、紙幣入出金装置1の筐体2
内の前面側上部には、回転可能な接客部3が設けられ、
これは顧客が紙幣を投入したり顧客に対する紙幣の返却
または出金を行うためのものである。接客部3の左下側
には、紙幣の真偽、金種、正損および表裏の鑑別と二重
走行や斜行等の搬送異常の有無の検知を行う鑑別部4が
配置されている。また接客部3の左側には、表裏取り揃
え機構5が設けられ、鑑別部4で裏面と鑑別された紙幣
はここで表側に反転されて揃えられる。
【0009】鑑別部4の下方には入出金ユニット6が設
けられている。この入出金ユニット6は、3個の金種別
カセット7、8、9の直上に配置された一時保留板1
0、11、12、送られてくる紙幣を取込んで一時保留
板10、11、12上に集積する集積機構13、14、
15、金種別カセット7、8、9内の紙幣等を分離して
繰出す分離機構16、17、18を有している。金種別
カセット7、8、9は、取引に用いる出金用紙幣を収納
する。
【0010】一括収納庫20は筐体2に対して抜き取る
方向の前面(筐体の後面)側に配置され、監査キーによ
って開けることができる紙幣入出用扉21を有する。後
部扉22は、筐体2の解放された後面の一部を閉塞する
ように設けられたもので、この扉22を開くことにより
一括収納庫20が抜き取れるようになっている。一括収
納庫20内の上部には、紙幣の供給および回収時に各金
種の紙幣を一括して収納する一括紙幣収納部23が設け
られ、この一括紙幣収納部23には繰出ステージ24が
配置されている。繰出ステージ24は、図示しないモー
タにより回動するとともに上下動し、複数のポジション
に位置移動する。その動作は各ポジションに設けられた
光センサからの検出信号に基づいて制御される。一括紙
幣収納部23の上方には、紙幣繰出し手段25が設けら
れている。この繰出し手段25は、ピックアップロー
ラ、フィードローラおよびリバースローラ等から成り、
金種別カセット7、8、9への紙幣の供給時に繰出ステ
ージ24上の紙幣を1枚ずつ分離して入出金装置1内の
搬送路へ繰出す。
【0011】一括収納庫20内の下部には、供給リジェ
クト紙幣収納部28が設けられている。これには、繰出
し手段25により繰出された紙幣のうち鑑別部4で走行
異常が検知された紙幣が収納される。この収納部28へ
はリジェクト紙幣集積手段29により集積される。
【0012】供給リジェクト紙幣収納部28の上方に
は、入出金装置1から回収した紙幣を集積する回収ステ
ージ30とこの回収ステージ30の両側に配置されたサ
ブステージ31が設けられている。サブステージ31は
回収ステージ30に集積された紙幣の両側部を下方から
支持する。回収ステージ30の上部には、回収ステージ
30およびサブステージ31上の紙幣を前述の繰出ステ
ージ24上へ積み替えるための左右一対の開閉アーム3
2が設けられ、その右側には回収ステージ30およびサ
ブステージ31上に紙幣を集積する集積手段33が設け
られている。これら回収ステージ30、サブステージ3
1、開閉アーム32および集積手段33は紙幣回収部3
4を構成する。紙幣回収部34については後に詳述す
る。
【0013】一括カセット20の下方にはリジェクトカ
セット35が設けられている。リジェクトカセット35
は、顧客の取り忘れ紙幣を収納する取り忘れ収納部36
と、入金処理時に鑑別部4で入金可能な真券であるが出
金用としては不適な損券と判断された損券紙幣、および
出金処理時に鑑別部4で金種不明と鑑別されたりあるい
は走行異常が検知された出金リジェクト紙幣を収納する
リジェクト紙幣収納部37を有する。
【0014】入出金装置1の下部に設けられた制御部3
8は、装置1および一括収納庫20の動作全体を制御す
るものである。また装置1内の各部間には搬送ローラお
よび切換えブレードを備えた搬送路39が配設されてお
り、紙幣はこの搬送路39により各部間を搬送される。
【0015】次に一括収納庫20の紙幣回収部34につ
いて説明する。図1、図2において、回収ステージ30
は紙幣集積手段33側の端部41に回転可能に支持され
ており、その下方に設けたスプリング42により自由端
側が浮き上がるように傾斜させた状態に付勢されてい
る。サブステージ31は回収ステージ30の両側に一対
設けられ、回収ステージ30の中央部下面に当接可能に
なっている。
【0016】図4はサブステージを示す三面図である。
図4に示すように、サブステージ31は、回収ステージ
30に突き当たる突当部43、開閉アーム32の下面に
突き当たる突当部44および取付板45を有し、取付板
45にはベアリング46とガイドローラ47が取付けら
れている。ベアリング46とガイドローラ47は、一括
収納庫20内の図示しないガイドレールに嵌装され、図
2における上下方向に移動可能になっている。
【0017】図1、図2において、ガイドローラ47に
はスプリング48が取付けられ、このスプリング48は
サブステージ31を上方に引っ張っている。したがって
サブステージ31は常に回収ステージ30の中央部下面
に当接した状態になっており、回収ステージ30が回動
して下降するとそれに押されてサブステージ31も下降
する。サブステージ31の突出部44は、図1から分か
るように、開閉アーム32の下方に位置しており、開閉
アーム32は自ら下降することによりサブステージ31
を押し下げることができる。サブステージ31は、回収
ステージ30により押し下げられる最下位置よりさらに
下方に下降することができる。
【0018】回収ステージ30の自由端側の両側には、
ボトムプレート49が設けられている。ボトムプレート
49は一括収納庫20の筐体に固定されており、回収ス
テージ30およびサブステージ31上に載置された紙幣
の左右両端位置をガイドするものであり、回収ステージ
30上の満杯の紙幣を上方へ積み替える際の開閉アーム
32の動作を妨げないような配置および形状となってい
る。サブステージ31は、このボトムプレート49の水
平位置よりも下方に下降可能である。
【0019】回収ステージ30とボトムプレート49と
の間には、それぞれストッパ50が垂直方向に延在する
ように配置されており、このストッパ50は回収紙幣集
積手段33により回収ステージ30上およびサブステー
ジ31上に集積される紙幣の先端位置を規制する。ボト
ムプレート49の外側にはそれぞれストッパプレート5
1が設けられている。
【0020】次に開閉アーム32について説明する。開
閉アーム32は、その基部が集積手段33の両側に配置
されたホルダ52に軸53を介して取付けられており、
集積手段33により送り込まれる紙幣の送り方向と直交
する水平の方向に軸53を中心として回転して開閉でき
るようになっていて、トーションスプリング54により
閉じる方向に付勢されている。ホルダ52には、それぞ
れ相対向するローラ55、56が回転可能に軸支されて
いて、このローラ55、56を上下方向のガイドレール
57、58に嵌合させることにより、ホルダ52と一体
に開閉アーム32が上下動するときのガイドを行うよう
になっている。
【0021】開閉アーム32の下面には、第1のスクー
プブロック59と第2のスクープブロック60がそれぞ
れ軸61、62を中心に回転するように取付られてい
る。第1のスクープブロック59は板バネ63により閉
じる方向に付勢され、第2のスクープブロック60はト
ーションスプリング64により開く方向に付勢されてい
る。前述したストッパプレート51は第2のスクープブ
ロック60に当接する位置にある。
【0022】またホルダ52にはベルト65がベルトク
ランプ66により挟み付けて固定されており、ベルト6
5は上下のプーリ67、68間に巻き掛けられている。
即ち、プーリ67を回転することにより、ホルダ52は
開閉アーム32とともに上下動する。
【0023】図5、図6は開閉アームの機構を示す斜視
図であり、図5は閉じた状態を示し、図6は開いた状態
を示す。両図において、ホルダ52にはまたカムレバー
69が回転可能に取付けられ、このカムレバーの一端に
はローラ70が軸支されている。カムレバー69の軸に
はトーションスプリング71が取付けられ、これにより
カムレバー69は図5に示す矢印P方向に付勢されてい
る。ローラ70が接触する位置にオープンカム72は配
置され、オープンカム72は縦方向に所定長さを有す
る。
【0024】ホルダ52が開閉アーム32とともに下降
すると、所定位置でローラ70がオープンカム72に係
合する。これによりカムレバー69が押されて矢印P方
向に回転し、開閉アーム32の一端を押圧する。それに
伴って開閉アーム32は、トーションスプリング54の
付勢力に抗して開いていく。開閉アーム32の開動作
は、回収ステージ30上に集積される紙幣に対してやや
上方の位置で開始し、ローラ70がオープンカム72に
係合している間開状態が保持され、ローラ70がオープ
ンカム72から外れると開閉アーム32は閉状態とな
る。逆に開閉アーム32が上昇する場合は、開閉アーム
32は閉じた状態になっており、この状態からローラ7
0がオープンカム72に下方から当接する。しかしなが
らこの当接によりカムレバー69はP方向に回転せず、
したがって開閉アーム32もカムレバー69により押圧
されず、開閉アーム32は閉じたままの状態を維持す
る。この状態で開閉アーム32は所定位置まで上昇す
る。
【0025】開閉アーム32が閉じたとき、第1のスク
ープブロック59は板バネ63の付勢力により開閉アー
ム32の内側から出て開閉アーム32より大きく回動す
る。また開閉アーム32が開いた時は、第1のスクープ
ブロック59はホルダ52に押され板バネ63の付勢力
に抗して開く方向に回動し、開閉アーム32内に入り込
む。また第2のスクープブロック59は、開閉アーム3
2が開いた時、その先端がストッパプレート51に当た
り、さらに開閉アーム32の開動作につれてストッパプ
レート51の沿って変化する。
【0026】なお開閉アーム32の位置変化はセンサ8
1、82、83により検出される。センサ81、82、
83は発光素子と受光素子とからなる光学センサで、セ
ンサ81、82は開閉アーム32の閉状態を検知し、セ
ンサ83は開閉アーム32が上方のホームポジションに
復帰したことを検知する。
【0027】回収紙幣集積手段33は、それぞれ2本の
平行な軸73、74に取り付けられたプーリ75、76
に巻き掛けられたベルト77を上下に配置することによ
り構成されている。なお集積手段33は紙幣入出金装置
1から動力を得ている。
【0028】次に実施の形態の動作を説明する。ここで
は紙幣入出金装置から紙幣を回収する動作および一括収
納庫20における回収ステージから繰出ステージへの紙
幣の積替え動作について説明する。
【0029】精査時等に係員が図示しない自動取引装置
の背面扉を開き、内部操作部の操作キーにより回収指示
を与えると、これに基づいて紙幣入出金装置1の回収動
作が開始される。まず金種別分離機構18を作動して金
種別カセット9に収納されている紙幣を1枚ずつ分離し
て繰出し、搬送路39を通して鑑別部4に送る。鑑別部
4では送られてきた紙幣に対して、金種、走行異常の有
無の鑑別を行い、異常がなければ搬送路39を通して一
括収納庫20の集積手段33の上下のベルト77の間に
送る。一括収納庫20においては、紙幣の回収動作を行
う場合図2に示す状態になっている。即ち、開閉アーム
32は回収ステージ30の上方で、集積手段33よりも
上方の所定位置で待機している。したがって集積手段3
3へ送られてきた紙幣はベルト77により回収ステージ
30上およびサブステージ31上に載置される。鑑別部
4で走行異常と検知された紙幣は、搬送路39を通して
リジェクトカセット35のリジェクト紙幣収納部37へ
収納する。
【0030】これにより一括収納庫20内の回収ステー
ジ30およびサブステージ31上に紙幣が順次集積され
る。紙幣79は図1に示すように、その中央部は回収ス
テージ30上に載置され、両端部はサブステージ31上
に載置される。したがって紙幣79は、両端が垂れ下が
ることなく集積される。集積枚数79が多くなるにした
がって回収ステージ30は次第に下方に回動し、それに
つれてサブステージ31も回収ステージ30に押されて
下降していく。回収ステージ30およびサブステージ3
1の下降により、集積紙幣79の最上位の位置はほぼ一
定の位置に保持される。
【0031】回収動作の途中で回収ステージ30および
サブステージ31上の集積枚数が許容値に達すると、回
収動作を中断して開閉アーム32への積替え動作を行
う。次にこの積替え動作を説明する。
【0032】回収動作の間は開閉アーム32は図2に示
すホームポジションに位置している。紙幣79の集積枚
数が許容値になると、図2に示すプーリ67、68が回
転しベルト65が駆動される。これにより開閉アーム3
2は下降し、この下降によりローラ70がオープンカム
72に係合する。この時点では開閉アーム32は集積紙
幣79まで達していない。ローラ70のオープンカム7
2への係合により、図6に示すようにカムレバー69が
回動し、開閉アーム32は開く。このように開いた状態
で、開閉アーム32は集積紙幣79の両脇を通過するよ
うに下降する。
【0033】開閉アーム32は集積紙幣79を通過する
と同時にサブステージ31の突出部44に突き当たる。
開閉アーム32はさらに下降し続け、これによりサブス
テージ31は押し下げられ、回収ステージ30および紙
幣79から離れて下降する。サブステージ31が離れた
紙幣79の両端部は、ボトムプレート49により支持さ
れるようになり、したがって垂れ下がるようなことはな
い。開閉アーム32の下降により紙幣79とサブステー
ジ31の間の距離は次第に大きくなり、開閉アーム32
がこの間に入り込むのに十分な距離になる。この状態を
図7に示す。図7は紙幣の積替え動作を示す側面図であ
る。
【0034】この時点でカムレバー69のローラ70が
オープンカム72から外れ、開閉アーム32は図5に示
す閉じた状態になる。このとき紙幣79の下面とサブス
テージ31との間は開閉アーム32が入り込むのに十分
な広さになっており、しかも紙幣79の両端部は垂れ下
がってはいないので、開閉アーム32は紙幣79に干渉
することなく紙幣79の下側に入り込む。開閉アーム3
2の閉状態をセンサ81、82が検知すると、それに基
づいてプーリ67、68の回転が停止される。
【0035】次にプーリ67、68が前記と逆方向に回
転駆動され、開閉アーム32は上昇する。上昇時、開閉
アーム32は閉じた状態が保持されるので、回収ステー
ジ30およびボトムプレート49上の紙幣79を持ち上
げ、ホームポジションまで上昇する。開閉アーム32が
ホームポジションまで上昇すると、ホルダ52がセンサ
83により検知され、これに基づいてプーリ67、68
の回転が停止される。これにより開閉アーム32は、紙
幣79を持ち上げた状態で待機する。
【0036】以上の動作により、回収ステージ30およ
びサブステージ31は集積前の状態になり、再び紙幣7
9の集積が可能になる。そこで金種別カセット9から紙
幣の繰出しが再開され、紙幣79が回収ステージ30お
よびサブステージ31上に集積される。
【0037】そして再び回収ステージ30およびサブス
テージ31上に許容枚数の紙幣79が集積されると、紙
幣の繰出し動作が停止され、開閉アーム32が再び下降
動作に移る。下降の途中でローラ70がオープンプレー
ト72に係合すると、開閉アーム32は開き、それまで
持ち上げていた紙幣79を、回収ステージ30およびサ
ブステージ31上に新たに集積された紙幣79上に落下
させる。
【0038】その後開閉アーム32は紙幣79の両脇を
下降していき、紙幣79を通過後サブステージ31を押
し下げる。そして前述と同様に、ローラ70がオープン
カム72から外れると、開閉アーム32は閉じて紙幣7
9の下側に入り込み、次の上昇動作により、紙幣79を
持ち上げる。
【0039】この状態で紙幣入出金装置1からの紙幣の
回収動作が再開され、この回収動作は金種別カセット9
の紙幣がなくなるまで繰り返される。以上の動作を金種
別カセット8、7についても行う。各金種カセット9、
8、7の紙幣がなくなると、繰出ステージ24が図3に
示す24aの位置、開閉アーム32のホームポジション
の下方に移動する。繰出ステージ24の移動については
詳述しないが、簡単に説明すると、初め水平状態から一
端垂直状態に変化し、開閉アーム32の下方まで下降し
た後、再び水平状態に変化する。
【0040】ここで開閉アーム32を下降させる。開閉
アーム32は、ローラ70がオープンカム72に係合す
ると開状態になり、このとき持ち上げられていた紙幣7
9は繰出ステージ24上に落下する。
【0041】以上により回収動作は終了し、その後係員
により一括収納庫20が紙幣入出金装置1から抜き取ら
れることになる。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、回収ステージの両側部下方に上下動可能に配設さ
れ、回収ステージ上に集積された紙幣の両側部を支持す
るとともに、開閉アームの下降動作により下降するサブ
ステージと、前記開閉アームによりサブステージが下降
する際、回収ステージ上の紙幣の端部に当接して該紙幣
から前記サブステージを離すプレートとを設けたので、
開閉アームにより紙幣を積み替える際に、紙幣の両端部
が垂れ下がることがなく、開閉アームは紙幣に干渉する
ことなく紙幣の下側に入り込む。これにより一括収納庫
内の紙幣のジャムが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の一括収納庫を示す平面図である。
【図2】実施の形態の一括収納庫を示す側面図である。
【図3】一括収納庫を備えた紙幣入出金装置を示す概略
側面図である。
【図4】サブステージを示す三面図である。
【図5】開閉アームの機構を示す斜視図である。
【図6】開閉アームの機構を示す斜視図である。
【図7】積み替え動作を示す側面図である。
【符号の説明】 1 紙幣入出金装置 20 一括収納庫 30 回収ステージ 31 サブステージ 32 開閉アーム 33 集積手段 49 ボトムプレート 79 紙幣
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮家 勲 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣入出金装置に着脱可能に設けられ、
    紙幣入出金装置から回収した紙幣を集積する回収ステー
    ジと、該回収ステージの上方に設けられ紙幣入出金装置
    に繰出す紙幣を集積する繰出ステージと、前記回収ステ
    ージ上の紙幣を前記繰出ステージ上へ積み替える開閉ア
    ームとを備えた紙幣収納装置において、 前記回収ステージの両側部下方に上下動可能に配設さ
    れ、回収ステージ上に集積された紙幣の両側部を支持す
    るとともに、前記開閉アームの下降動作により下降する
    サブステージと、 前記開閉アームによりサブステージが下降する際、回収
    ステージ上の紙幣の端部に当接して該紙幣から前記サブ
    ステージを離すプレートとを設けたことを特徴とする紙
    幣収納装置。
  2. 【請求項2】 前記回収ステージは上下動可能であり、
    前記サブステージは前記回収ステージの上下動に追従し
    て上下動するとともに、前記開閉アームの上下動に追従
    する請求項1記載の紙幣収納装置。
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