JPH0986657A - 粉体輸送管ストレーナ - Google Patents
粉体輸送管ストレーナInfo
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- JPH0986657A JPH0986657A JP24623495A JP24623495A JPH0986657A JP H0986657 A JPH0986657 A JP H0986657A JP 24623495 A JP24623495 A JP 24623495A JP 24623495 A JP24623495 A JP 24623495A JP H0986657 A JPH0986657 A JP H0986657A
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- screen
- pipe
- gas
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- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 配管内を輸送用ガスを用いて粉体輸送する際
の目詰まり防止。 【解決手段】 配管途中に挿入されて設けられるストレ
ーナ2と、このストレーナ2内に配置されて輸送される
粉体が通過するスクリーンと、スクリーンの上流側のス
トレーナ2内に配置される上流側噴射ノズル6と、上流
側噴射ノズル6に接続されるガス供給配管4aとを備え
ており、上流側噴射ノズル6より噴射されるガスがスク
リーン3に向かって噴射されるべく上流側噴射ノズルを
配置した粉体輸送管ストレーナ2。また、下流側噴射ノ
ズル7をスクリーン3の下流側に配置した粉体輸送管ス
トレーナ2。更に、噴射ノズルをスクリーンの上流側及
び下流側に配置した粉体輸送管ストレーナ2。
の目詰まり防止。 【解決手段】 配管途中に挿入されて設けられるストレ
ーナ2と、このストレーナ2内に配置されて輸送される
粉体が通過するスクリーンと、スクリーンの上流側のス
トレーナ2内に配置される上流側噴射ノズル6と、上流
側噴射ノズル6に接続されるガス供給配管4aとを備え
ており、上流側噴射ノズル6より噴射されるガスがスク
リーン3に向かって噴射されるべく上流側噴射ノズルを
配置した粉体輸送管ストレーナ2。また、下流側噴射ノ
ズル7をスクリーン3の下流側に配置した粉体輸送管ス
トレーナ2。更に、噴射ノズルをスクリーンの上流側及
び下流側に配置した粉体輸送管ストレーナ2。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管内を粉体輸送
する際の詰まり防止用ストレーナに関するものである。
する際の詰まり防止用ストレーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、鉄鋼業、特に溶銑予備処理工程に
おいては、石灰、微粉炭等の精練用粉体を窒素ガス等の
輸送用ガスと共に、溶銑中に吹き込んで予備処理する技
術が盛んである。
おいては、石灰、微粉炭等の精練用粉体を窒素ガス等の
輸送用ガスと共に、溶銑中に吹き込んで予備処理する技
術が盛んである。
【0003】図4は、脱燐、脱硫フラックスとしての粉
体状石灰をタンクローリーより受入貯蔵タンクに受入
れ、サービスタンクに輸送し、吹き込みランスより溶銑
中に吹き込むまでのフローを示したものである。
体状石灰をタンクローリーより受入貯蔵タンクに受入
れ、サービスタンクに輸送し、吹き込みランスより溶銑
中に吹き込むまでのフローを示したものである。
【0004】以下に、粉体状石灰(以下、石灰と略す)
の輸送手順を図に従って説明する。タンクローリー車2
1が受入貯蔵タンク26に横付けされた後、窒素フレキ
ホース24aと石灰輸送用フレキホース24bがタンク
22の接続口に各々接続される。
の輸送手順を図に従って説明する。タンクローリー車2
1が受入貯蔵タンク26に横付けされた後、窒素フレキ
ホース24aと石灰輸送用フレキホース24bがタンク
22の接続口に各々接続される。
【0005】この後、開閉弁23を開放すると、窒素配
管(本管)20より窒素ガスがタンク22内に供給され
て、タンク22内は加圧(通常、4〜5kg/cm2 )
される。この際に、石灰は供給された窒素ガス(キャリ
アーガス)によって、輸送用配管25を経由して受入貯
蔵タンク26に輸送される。一方、窒素ガスはバグフィ
ルター27を経由して大気放散される。
管(本管)20より窒素ガスがタンク22内に供給され
て、タンク22内は加圧(通常、4〜5kg/cm2 )
される。この際に、石灰は供給された窒素ガス(キャリ
アーガス)によって、輸送用配管25を経由して受入貯
蔵タンク26に輸送される。一方、窒素ガスはバグフィ
ルター27を経由して大気放散される。
【0006】受入貯蔵タンク26内に貯蔵された石灰
は、精練工程の要求に応じて必要量が、リフトタンク2
8に送られる。リフトタンク28内には窒素配管(本
管)20より窒素ガスが供給されて加圧され、リフトタ
ンク28内に設けられた吐出ノズル(図示しない)より
輸送用配管25及びサービスタンク29を経由してディ
スペンサータンク30に圧送される。
は、精練工程の要求に応じて必要量が、リフトタンク2
8に送られる。リフトタンク28内には窒素配管(本
管)20より窒素ガスが供給されて加圧され、リフトタ
ンク28内に設けられた吐出ノズル(図示しない)より
輸送用配管25及びサービスタンク29を経由してディ
スペンサータンク30に圧送される。
【0007】更に輸送された石灰は、要求される吹き込
み速度に応じてディスペンサータンク30より吹き込み
ランス33に圧送されて、取鍋32内の溶銑31中に吹
き込まれる。吹き込まれた石灰は、溶銑31中で溶解し
て脱燐、脱硫精練される。
み速度に応じてディスペンサータンク30より吹き込み
ランス33に圧送されて、取鍋32内の溶銑31中に吹
き込まれる。吹き込まれた石灰は、溶銑31中で溶解し
て脱燐、脱硫精練される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
石灰輸送設備には以下の問題がある。
石灰輸送設備には以下の問題がある。
【0009】石灰は吸湿性があり、空気中の水分を吸っ
て固まり易いため、輸送用配管25内を通過する際に、
配管内壁に付着・堆積して、固着物が生成し易い。特
に、配管曲がり部(ベンド部)において、この傾向が顕
著である。
て固まり易いため、輸送用配管25内を通過する際に、
配管内壁に付着・堆積して、固着物が生成し易い。特
に、配管曲がり部(ベンド部)において、この傾向が顕
著である。
【0010】この固着物は、配管内を輸送中、剥離と付
着・堆積を繰り返しており、剥離した固着物が、これ以
降に配置される受入貯蔵タンク26、リフトタンク2
8、サービスタンク29やディスペンサータンク30等
に入ってしまうと、タンクや配管を詰まらせてしまい円
滑な供給を妨げる。
着・堆積を繰り返しており、剥離した固着物が、これ以
降に配置される受入貯蔵タンク26、リフトタンク2
8、サービスタンク29やディスペンサータンク30等
に入ってしまうと、タンクや配管を詰まらせてしまい円
滑な供給を妨げる。
【0011】このような固着物による種々の詰まりを防
止するため、石灰輸送用フレキホース24bの出口(輸
送用配管25の入口)や、サービスタンク29、ディス
ペンサータンク30等の入口部に、目詰まり防止のため
のストレーナ(一般に格子状のスクリーンをこの内部に
配置したもの)を設置してきた。
止するため、石灰輸送用フレキホース24bの出口(輸
送用配管25の入口)や、サービスタンク29、ディス
ペンサータンク30等の入口部に、目詰まり防止のため
のストレーナ(一般に格子状のスクリーンをこの内部に
配置したもの)を設置してきた。
【0012】しかし、ストレーナを輸送配管途中に配置
すると、石灰はスクリーンを通過して輸送されるから、
かえって輸送抵抗を増大させてしまい、石灰がスクリー
ンに付着して目詰まりを起こし、石灰輸送量の低下を招
いてしまい、石灰を安定して溶銑中に吹き込みできな
い。
すると、石灰はスクリーンを通過して輸送されるから、
かえって輸送抵抗を増大させてしまい、石灰がスクリー
ンに付着して目詰まりを起こし、石灰輸送量の低下を招
いてしまい、石灰を安定して溶銑中に吹き込みできな
い。
【0013】また、一般にストレーナは配管途中でフラ
ンジ接合されているため、一旦目詰まりを起こした場
合、スクリーンを清掃する際に、1〜2時間の清掃時間
を要してしまい、この間、石灰の供給ができないという
問題があった。
ンジ接合されているため、一旦目詰まりを起こした場
合、スクリーンを清掃する際に、1〜2時間の清掃時間
を要してしまい、この間、石灰の供給ができないという
問題があった。
【0014】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るために提案されたものであって、吸湿性が高く、配管
内や各種タンク内での詰まりを起こし易い石灰等の粉体
を輸送用ガスを用いて輸送する際に、長時間スクリーン
の目詰まりを起こすことのない粉体輸送管ストレーナを
提供し、安定した粉体輸送を可能とする。合わせて、ス
トレーナを配管途中に設置しても粉体輸送量の低下を招
かない粉体輸送管ストレーナを提供をする。
るために提案されたものであって、吸湿性が高く、配管
内や各種タンク内での詰まりを起こし易い石灰等の粉体
を輸送用ガスを用いて輸送する際に、長時間スクリーン
の目詰まりを起こすことのない粉体輸送管ストレーナを
提供し、安定した粉体輸送を可能とする。合わせて、ス
トレーナを配管途中に設置しても粉体輸送量の低下を招
かない粉体輸送管ストレーナを提供をする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、粉体
を輸送用ガスを用いて配管内を輸送する際に用いられる
粉体輸送管ストレーナであって、配管途中に挿入されて
設けられる筒状体と、この筒状体内に配置されて輸送さ
れる粉体が通過するスクリーンと、スクリーン上流側の
筒状体内に配置される上流側噴射ノズルと、上流側噴射
ノズルに接続されるガス供給配管とを備えており、上流
側噴射ノズルより噴射されるガスがスクリーンに向かっ
て噴射されるべく上流側噴射ノズルを配置したことを特
徴とする粉体輸送管ストレーナである。
を輸送用ガスを用いて配管内を輸送する際に用いられる
粉体輸送管ストレーナであって、配管途中に挿入されて
設けられる筒状体と、この筒状体内に配置されて輸送さ
れる粉体が通過するスクリーンと、スクリーン上流側の
筒状体内に配置される上流側噴射ノズルと、上流側噴射
ノズルに接続されるガス供給配管とを備えており、上流
側噴射ノズルより噴射されるガスがスクリーンに向かっ
て噴射されるべく上流側噴射ノズルを配置したことを特
徴とする粉体輸送管ストレーナである。
【0016】粉体輸送管ストレーナを構成する筒状体が
配管途中に挿入されて設けられ、この筒状体内を輸送さ
れる粉体は、輸送用ガスと共にこのスクリーンを通過す
るから、粉体の固まり(配管内壁に付着・堆積して生成
した固着物が剥離した粉体の塊や、不十分な粉砕によっ
て混入した粉体の塊等)はスクリーンに補足されて、ス
トレーナより下流側に輸送されることはない。
配管途中に挿入されて設けられ、この筒状体内を輸送さ
れる粉体は、輸送用ガスと共にこのスクリーンを通過す
るから、粉体の固まり(配管内壁に付着・堆積して生成
した固着物が剥離した粉体の塊や、不十分な粉砕によっ
て混入した粉体の塊等)はスクリーンに補足されて、ス
トレーナより下流側に輸送されることはない。
【0017】この際に、スクリーン上流側の筒状体内に
配置される上流側噴射ノズルからスクリーンに向かって
ガスが噴射されるため、ガスはスクリーンに衝突する。
このため、スクリーンに補足された粉体の固まりは、ガ
スの持つ運動エネルギーによって破壊させて、細かくな
りスクリーンを通過する。この結果、粉体の固まりは、
この以降に配置されるサービスタンク、ディスペンサー
タンクや配管内に入ることがないから、これ以降に配置
される配管や各種タンクの詰まりを防止できる。
配置される上流側噴射ノズルからスクリーンに向かって
ガスが噴射されるため、ガスはスクリーンに衝突する。
このため、スクリーンに補足された粉体の固まりは、ガ
スの持つ運動エネルギーによって破壊させて、細かくな
りスクリーンを通過する。この結果、粉体の固まりは、
この以降に配置されるサービスタンク、ディスペンサー
タンクや配管内に入ることがないから、これ以降に配置
される配管や各種タンクの詰まりを防止できる。
【0018】同時に、スクリーンに粉体の固まりが補足
されて生じた輸送抵抗が解消されて粉体輸送量が確保さ
れ、また、スクリーンに付着した粉体(固着物程大きく
発達していない粉体)も掻き落とされるから、スクリー
ンの目詰まりも防止されて、安定した粉体輸送量が確保
される。
されて生じた輸送抵抗が解消されて粉体輸送量が確保さ
れ、また、スクリーンに付着した粉体(固着物程大きく
発達していない粉体)も掻き落とされるから、スクリー
ンの目詰まりも防止されて、安定した粉体輸送量が確保
される。
【0019】請求項2の発明は、粉体を輸送用ガスを用
いて配管内を輸送する際に用いられる粉体輸送管ストレ
ーナであって、配管途中に挿入されて設けられる筒状体
と、この筒状体内に配置されて輸送される粉体が通過す
るスクリーンと、スクリーン下流側の筒状体内に配置さ
れる下流側噴射ノズルと、下流側噴射ノズルに接続され
るガス供給配管とを備えており、下流側噴射ノズルより
噴射されるガスが粉体輸送方向に向かって噴射されるべ
く下流側噴射ノズルを配置したことを特徴とする粉体輸
送管ストレーナである。
いて配管内を輸送する際に用いられる粉体輸送管ストレ
ーナであって、配管途中に挿入されて設けられる筒状体
と、この筒状体内に配置されて輸送される粉体が通過す
るスクリーンと、スクリーン下流側の筒状体内に配置さ
れる下流側噴射ノズルと、下流側噴射ノズルに接続され
るガス供給配管とを備えており、下流側噴射ノズルより
噴射されるガスが粉体輸送方向に向かって噴射されるべ
く下流側噴射ノズルを配置したことを特徴とする粉体輸
送管ストレーナである。
【0020】筒状体内にスクリーンを配置すると、粉体
および輸送用ガスがこのスクリーンを通過する際の通過
抵抗(輸送抵抗)が増大するため、輸送用ガス流速は減
少して粉体輸送量の減少を招く。
および輸送用ガスがこのスクリーンを通過する際の通過
抵抗(輸送抵抗)が増大するため、輸送用ガス流速は減
少して粉体輸送量の減少を招く。
【0021】この際に、スクリーン下流側の筒状体内に
配置される下流側噴射ノズルから、ガスを粉体輸送方向
に向かって噴射すると、減少した輸送用ガス流速を加速
できるから減少した粉体輸送量を回復できる。更に噴射
量を調整することにより、スクリーンを設置しない場合
以上に粉体輸送量を増大することも可能となる。
配置される下流側噴射ノズルから、ガスを粉体輸送方向
に向かって噴射すると、減少した輸送用ガス流速を加速
できるから減少した粉体輸送量を回復できる。更に噴射
量を調整することにより、スクリーンを設置しない場合
以上に粉体輸送量を増大することも可能となる。
【0022】請求項3の発明は、粉体を輸送用ガスを用
いて配管内を輸送する際に用いられる粉体輸送管ストレ
ーナであって、配管途中に挿入されて設けられる筒状体
と、この筒状体内に配置されて輸送される粉体が通過す
るスクリーンと、スクリーン上流側の筒状体内に配置さ
れる上流側噴射ノズルと、スクリーン下流側の筒状体内
に配置される下流側噴射ノズルと、これら噴射ノズルに
それぞれ接続されるガス供給配管とを備えており、上流
側噴射ノズルより噴射されるガスはスクリーンに向かっ
て噴射されるべく、下流側噴射ノズルより噴射されるガ
スは粉体輸送方向に向かって噴射されるべくそれぞれの
噴射ノズルを配置したことを特徴とする粉体輸送管スト
レーナである。
いて配管内を輸送する際に用いられる粉体輸送管ストレ
ーナであって、配管途中に挿入されて設けられる筒状体
と、この筒状体内に配置されて輸送される粉体が通過す
るスクリーンと、スクリーン上流側の筒状体内に配置さ
れる上流側噴射ノズルと、スクリーン下流側の筒状体内
に配置される下流側噴射ノズルと、これら噴射ノズルに
それぞれ接続されるガス供給配管とを備えており、上流
側噴射ノズルより噴射されるガスはスクリーンに向かっ
て噴射されるべく、下流側噴射ノズルより噴射されるガ
スは粉体輸送方向に向かって噴射されるべくそれぞれの
噴射ノズルを配置したことを特徴とする粉体輸送管スト
レーナである。
【0023】前記筒状体内に配置されるスクリーン上流
側に配置される上流側噴射ノズルからは、スクリーンに
向かってガスが噴射され、下流側に配置される下流側噴
射ノズルからは、ガスが粉体輸送方向に向かって噴射さ
れるため、前述した理由から、スクリーンの補足された
粉体の固まりの破壊による目詰まりの解消と、同時にス
トレーナ設置による減少した粉体輸送量の回復を達成で
きる。
側に配置される上流側噴射ノズルからは、スクリーンに
向かってガスが噴射され、下流側に配置される下流側噴
射ノズルからは、ガスが粉体輸送方向に向かって噴射さ
れるため、前述した理由から、スクリーンの補足された
粉体の固まりの破壊による目詰まりの解消と、同時にス
トレーナ設置による減少した粉体輸送量の回復を達成で
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、発明に係わる粉体輸送管
ストレーナの一実施形態を示す。
ストレーナの一実施形態を示す。
【0025】ここで、1aは上流側粉体輸送管、1bは
下流側粉体輸送管、2aはストレーナ(上流側)、2b
はストレーナ(下流側)、3はスクリーン、4aはガス
供給配管(上流側)、4bはガス供給配管(下流側)、
5はフランジ、6は上流側噴射ノズル、7は下流側噴射
ノズル、8はフランジである。
下流側粉体輸送管、2aはストレーナ(上流側)、2b
はストレーナ(下流側)、3はスクリーン、4aはガス
供給配管(上流側)、4bはガス供給配管(下流側)、
5はフランジ、6は上流側噴射ノズル、7は下流側噴射
ノズル、8はフランジである。
【0026】粉体輸送方向を図中の矢印の方向に示す。
ストレーナ2は、図2に示すように粉体輸送管途中に挿
入され、ストレーナ2と粉体輸送管1とは、互いにフラ
ンジ5によってボルトで接合されて設けられている。ス
トレーナ2は長手方向(粉体輸送方向)の中央部が膨ら
んだ筒状体をしており、フランジ8によって中央部で左
右に2分割(上流側2aと下流側2b)されている。
ストレーナ2は、図2に示すように粉体輸送管途中に挿
入され、ストレーナ2と粉体輸送管1とは、互いにフラ
ンジ5によってボルトで接合されて設けられている。ス
トレーナ2は長手方向(粉体輸送方向)の中央部が膨ら
んだ筒状体をしており、フランジ8によって中央部で左
右に2分割(上流側2aと下流側2b)されている。
【0027】この中央部のフランジ8間には、スクリー
ン3が粉体輸送方向に直角に挿入されていて、スクリー
ン3が粉体輸送管1の断面全体を覆っているから、粉体
は全てこのスクリーン3を通過して輸送される。
ン3が粉体輸送方向に直角に挿入されていて、スクリー
ン3が粉体輸送管1の断面全体を覆っているから、粉体
は全てこのスクリーン3を通過して輸送される。
【0028】スクリーン3は、格子状金網でできてお
り、輸送される粉体の粒度を考慮して適切な網目(1片
の格子の大きさ)が選択され、またスクリーン強度を確
保するため必要に応じて補強される。
り、輸送される粉体の粒度を考慮して適切な網目(1片
の格子の大きさ)が選択され、またスクリーン強度を確
保するため必要に応じて補強される。
【0029】フランジ8のボルトを締めとスクリーン3
は締めつけられて固定され、フランジ8間にパッキンが
挿入されて気密性が確保される。フランジ8のボルトを
緩め、スクリーン3を取り外すことにより、スクリーン
3を点検できる。
は締めつけられて固定され、フランジ8間にパッキンが
挿入されて気密性が確保される。フランジ8のボルトを
緩め、スクリーン3を取り外すことにより、スクリーン
3を点検できる。
【0030】ストレーナ(上流側)2aの側壁を貫通し
て、上流側噴射ノズル6はストレーナ(上流側)2a内
に挿入され、ほぼ断面中央部に配置される。上流側噴射
ノズル6の後方にはガス供給配管(上流側)4aが接続
され、輸送用ガスと同じガス種が供給される。
て、上流側噴射ノズル6はストレーナ(上流側)2a内
に挿入され、ほぼ断面中央部に配置される。上流側噴射
ノズル6の後方にはガス供給配管(上流側)4aが接続
され、輸送用ガスと同じガス種が供給される。
【0031】上流側噴射ノズル6は図2に示すように、
粉体輸送方向に対してほぼ45度の噴射角度を有する3
個の噴射口を備え、これら噴射口より窒素ガスが噴射さ
れると、スクリーン3全面にガスが衝突するように配置
されている。このため、ガスの衝突エネルギーによっ
て、スクリーン3に補足されている粉体の固まりは破壊
され、また付着している粉体は振り落とされて、スクリ
ーン3の目詰まりが解消される。
粉体輸送方向に対してほぼ45度の噴射角度を有する3
個の噴射口を備え、これら噴射口より窒素ガスが噴射さ
れると、スクリーン3全面にガスが衝突するように配置
されている。このため、ガスの衝突エネルギーによっ
て、スクリーン3に補足されている粉体の固まりは破壊
され、また付着している粉体は振り落とされて、スクリ
ーン3の目詰まりが解消される。
【0032】ガス噴射流量を増大して音速を越えるガス
噴射速度としたり、またはガス中に微粒子を混合すれ
ば、衝突エネルギーを増大できるから、より大きな目詰
まり解消効果が得られる。この際の微粒子として、スク
リーン3の目詰まりを起こすことのない大きさが、粉体
が使用される際に無害である材料が選定される。
噴射速度としたり、またはガス中に微粒子を混合すれ
ば、衝突エネルギーを増大できるから、より大きな目詰
まり解消効果が得られる。この際の微粒子として、スク
リーン3の目詰まりを起こすことのない大きさが、粉体
が使用される際に無害である材料が選定される。
【0033】また、ガスは常時噴射するよりも間欠的に
噴射する設計とした方が、少量で、かつ大きな目詰まり
解消効果が得られる。
噴射する設計とした方が、少量で、かつ大きな目詰まり
解消効果が得られる。
【0034】更に、ストレーナ(下流側)2bの側壁を
貫通して、下流側噴射ノズル7が外部より挿入され、ス
トレーナ(下流側)2b内に配置される。下流側噴射ノ
ズル7に後方にはガス供給配管(上流側)4bが接続さ
れてガスが供給される。下流側噴射ノズル7は図2に示
すように、先端部分が90度に曲げられた単管であり、
先端にガス噴射口を有し、噴射口は粉体輸送方向に対し
て平行に、ストレーナ(下流側)2bの断面のほぼ中央
に配置されている。
貫通して、下流側噴射ノズル7が外部より挿入され、ス
トレーナ(下流側)2b内に配置される。下流側噴射ノ
ズル7に後方にはガス供給配管(上流側)4bが接続さ
れてガスが供給される。下流側噴射ノズル7は図2に示
すように、先端部分が90度に曲げられた単管であり、
先端にガス噴射口を有し、噴射口は粉体輸送方向に対し
て平行に、ストレーナ(下流側)2bの断面のほぼ中央
に配置されている。
【0035】下流側噴射ノズル7からガスを噴射する
と、スクリーン3の通過抵抗によって減速した輸送用ガ
ス流速を加速でき、減少した粉体輸送量を回復できる。
更にガス噴射流量を調整することにより、粉体輸送量を
増大することも可能となるが、ストレーナ(下流側)2
b内の圧力は、ストレーナ(上流側)2aの圧力よりも
高くならない範囲に規制される。
と、スクリーン3の通過抵抗によって減速した輸送用ガ
ス流速を加速でき、減少した粉体輸送量を回復できる。
更にガス噴射流量を調整することにより、粉体輸送量を
増大することも可能となるが、ストレーナ(下流側)2
b内の圧力は、ストレーナ(上流側)2aの圧力よりも
高くならない範囲に規制される。
【0036】下流側噴射ノズル7として、粉体輸送方向
に複数個の小径ノズルを配置することにより、輸送抵抗
の減少および輸送量の増大を図れる。
に複数個の小径ノズルを配置することにより、輸送抵抗
の減少および輸送量の増大を図れる。
【0037】
実施例1 図2は、図2のように構成される粉体輸送管ストレーナ
2を石灰輸送用フレキホース24bの出口(輸送用配管
25の入口)に設置した実施例を示す。
2を石灰輸送用フレキホース24bの出口(輸送用配管
25の入口)に設置した実施例を示す。
【0038】粉体輸送管ストレーナ2には、ガス供給配
管(上流側)4a及びガス供給配管(下流側)4bを接
続し、窒素配管(本管)20より窒素ガスを供給して、
スクリーンの目詰まりの防止及び石灰輸送量の増大を図
った。
管(上流側)4a及びガス供給配管(下流側)4bを接
続し、窒素配管(本管)20より窒素ガスを供給して、
スクリーンの目詰まりの防止及び石灰輸送量の増大を図
った。
【0039】本実施例では、ストレーナ2をタンクロー
リー21の直後に設置したため、石灰の固着物と共に、
石灰中に混入しているボルト類、木屑類、ごみ等もスク
リーン3に補足された。この結果、これらの異物類によ
る詰まりも防止でき、安定した粉体輸送が可能となっ
た。タンク22内の石灰の輸送が完了後、スクリーン3
を取り外して清掃した。
リー21の直後に設置したため、石灰の固着物と共に、
石灰中に混入しているボルト類、木屑類、ごみ等もスク
リーン3に補足された。この結果、これらの異物類によ
る詰まりも防止でき、安定した粉体輸送が可能となっ
た。タンク22内の石灰の輸送が完了後、スクリーン3
を取り外して清掃した。
【0040】実施例2 図3は、発明に係わる粉体輸送管ストレーナ2をサービ
スタンク29の入口に設置した実施例を示す。
スタンク29の入口に設置した実施例を示す。
【0041】本実施例では、ストレーナ2を上下方向に
設置している点で実施例1と異なるが、他は全て同一条
件とした。詰まり防止の関しては同等の効果が得られ
た。
設置している点で実施例1と異なるが、他は全て同一条
件とした。詰まり防止の関しては同等の効果が得られ
た。
【0042】
【発明の効果】本発明のように粉体輸送管ストレーナを
構成したので、吸湿性が高く、配管、タンク等の詰まり
易い石灰等の粉体を輸送しても、長時間、スクリーンの
目詰まりを防止することができ、安定した粉体輸送が可
能となる。また、ストレーナを配管途中に設置しても粉
体輸送量の低下を招くことがない。
構成したので、吸湿性が高く、配管、タンク等の詰まり
易い石灰等の粉体を輸送しても、長時間、スクリーンの
目詰まりを防止することができ、安定した粉体輸送が可
能となる。また、ストレーナを配管途中に設置しても粉
体輸送量の低下を招くことがない。
【図1】発明に係わる粉体輸送管ストレーナの一実施形
態を示す図である。
態を示す図である。
【図2】発明に係わる粉体輸送管ストレーナを輸送用配
管入口に設置した実施例を示す図である。
管入口に設置した実施例を示す図である。
【図3】発明に係わる粉体輸送管ストレーナをサービス
タンク入口に設置した実施例を示す図である。
タンク入口に設置した実施例を示す図である。
【図4】タンクローリーより石灰を受入れ、輸送し、吹
き込みランスより溶銑中に吹き込むまでのフローを示す
図である。
き込みランスより溶銑中に吹き込むまでのフローを示す
図である。
【符号の説明】 1a 上流側粉体輸送管 1b 下流側粉体輸送管、 2 ストレーナ 3 スクリーン 4a ガス供給配管(上流側) 4b ガス供給配管(下流側) 5 フランジ 6 上流側噴射ノズル 7 下流側噴射ノズル 8 フランジ
Claims (3)
- 【請求項1】 粉体を輸送用ガスを用いて配管内
を輸送する際に用いられる粉体輸送管ストレーナであっ
て、 配管途中に挿入されて設けられる筒状体と、この筒状体
内に配置されて輸送される粉体が通過するスクリーン
と、スクリーン上流側の筒状体内に配置される上流側噴
射ノズルと、上流側噴射ノズルに接続されるガス供給配
管とを備えており、 上流側噴射ノズルより噴射されるガスがスクリーンに向
かって噴射されるべく上流側噴射ノズルを配置したこと
を特徴とする粉体輸送管ストレーナ。 - 【請求項2】 粉体を輸送用ガスを用いて配管内
を輸送する際に用いられる粉体輸送管ストレーナであっ
て、 配管途中に挿入されて設けられる筒状体と、この筒状体
内に配置されて輸送される粉体が通過するスクリーン
と、スクリーン下流側の筒状体内に配置される下流側噴
射ノズルと、下流側噴射ノズルに接続されるガス供給配
管とを備えており、 下流側噴射ノズルより噴射されるガスが粉体輸送方向に
向かって噴射されるべく下流側噴射ノズルを配置したこ
とを特徴とする粉体輸送管ストレーナ。 - 【請求項3】 粉体を輸送用ガスを用いて配管内
を輸送する際に用いられる粉体輸送管ストレーナであっ
て、 配管途中に挿入されて設けられる筒状体と、この筒状体
内に配置されて輸送される粉体が通過するスクリーン
と、スクリーン上流側の筒状体内に配置される上流側噴
射ノズルと、スクリーン下流側の筒状体内に配置される
下流側噴射ノズルと、これら噴射ノズルにそれぞれ接続
されるガス供給配管とを備えており、 上流側噴射ノズルより噴射されるガスはスクリーンに向
かって噴射されるべく、下流側噴射ノズルより噴射され
るガスは粉体輸送方向に向かって噴射されるべくそれぞ
れの噴射ノズルを配置したことを特徴とする粉体輸送管
ストレーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24623495A JP3341543B2 (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 粉体輸送管ストレーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24623495A JP3341543B2 (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 粉体輸送管ストレーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986657A true JPH0986657A (ja) | 1997-03-31 |
JP3341543B2 JP3341543B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=17145512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24623495A Expired - Fee Related JP3341543B2 (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 粉体輸送管ストレーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3341543B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113198316A (zh) * | 2021-05-05 | 2021-08-03 | 南通金源催化剂有限公司 | 一种用于废气脱硫脱氯的清除系统 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP24623495A patent/JP3341543B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113198316A (zh) * | 2021-05-05 | 2021-08-03 | 南通金源催化剂有限公司 | 一种用于废气脱硫脱氯的清除系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3341543B2 (ja) | 2002-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020723 |
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