JPH0986636A - ベルトコンベアローラの軸受取替方法とその装置 - Google Patents

ベルトコンベアローラの軸受取替方法とその装置

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JPH0986636A
JPH0986636A JP24898295A JP24898295A JPH0986636A JP H0986636 A JPH0986636 A JP H0986636A JP 24898295 A JP24898295 A JP 24898295A JP 24898295 A JP24898295 A JP 24898295A JP H0986636 A JPH0986636 A JP H0986636A
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Kouzou Ban
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Susumu Oshima
進 大島
Masaki Iwano
雅城 岩野
Katsuhiko Omura
克彦 大村
Yoshiharu Yamada
義春 山田
Tsunefumi Iwamoto
恒文 岩本
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Chubu Plant Service Co Ltd
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Chubu Electric Power Co Inc
Chubu Plant Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間に亙って使用されたベルトコンベアロ
ーラにおける軸受を、新品の軸受に簡便に取り替えるた
めに利用される。 【解決手段】 ベルトコンベアローラからシャフトとそ
のシャフトの先端部に圧入された軸受を押し出す工程
と、ローラ本体に残された軸受を引き抜き装置で取り出
す工程と、シャフトに残された軸受を取り外す工程とか
らなる軸受の取り外し工程と、シャフトの基端部に臨ま
せた新品の軸受を、当該シャフトの所定位置まで圧入す
る工程と、ローラ本体に軸受を有するシャフトを貫挿し
て押し込むことにより、ローラ本体の軸受部に前記軸受
を圧入すると共に、ローラ本体の軸心に前記シャフトを
嵌め込む工程と、ローラ本体を前後に反転させた上で、
シャフトの基端部に臨ませた新品の軸受を押し込むこと
により、ローラ本体の軸受部に軸受を圧入する工程とか
らなる新品の軸受を取り付ける工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトコンベアロ
ーラにおける軸受取替方法とその装置に関し、長時間に
亙って使用されたベルトコンベアローラにおける軸受
を、新品の軸受に取り替えるために利用される。
【0002】
【従来の技術】火力発電所においては、石炭ヤードから
ボイラ炉まで数kmにも及ぶ距離を、長短様々な、ま
た、多種多様なベルトコンベアが組み合わされて石炭搬
送している。当然のことながら、燃料である石炭の搬送
停止による発電への影響を生じさせない観点から、従
来、此種のベルトコンベアによる円滑な搬送を維持、確
保する為に、それが故障しないように、定期的な点検と
補修管理している。その目安としては、ベルトコンベア
の種別によって異なるが、その稼働時間が五千時間や一
万時間に到達した段階のベルトコンベアローラから、順
次、新規なものに取り替えることで対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1に示す
ようなベルトコンベアローラRにおいて、その耐久性が
問題となる部材としては、ベルトコンベアローラRのシ
ャフト4に圧入された軸受5が、長時間に亙る使用によ
り摩耗することで、円滑な作動を妨げることが問題とな
るのであり、当該軸受5のみを簡便に新品と交換するこ
とができれば、それ以外のローラ本体1やシャフト4や
シール部材6やシールカバー7は、未だ、十分に再使用
できる状態にあることが多い。その為、ベルトコンベア
ローラ全体の交換は、不経済なことであって、その交換
に要するコストを極めて高価なものとする。そこで、ベ
ルトコンベアローラにおける軸受を交換するにあたっ
て、そのシャフトをハンマーで叩いて取り出すことを試
してみたが、時間がかかり、作業の省力化に反する上
に、時として、シャフトやシール部材やシールカバー等
を損傷させる場合があり、それでは再使用の企図を損な
うことになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、前
記の課題を解決するために、以下の(A)〜(C)に示
す軸受の取り外し工程と、(D)〜(F)に示す新品の
軸受を取り付ける工程とからなるベルトコンベアローラ
の軸受取替方法を提供する。 (A)ベルトコンベアローラRのシャフト4の基端部に
プッシュロッド25を突き合わせ、当該プッシュロッド
25を前進移動させることにより、前記シャフト4とシ
ャフト4の先端部に圧入された軸受5を押し出す作業工
程 (B)ローラ本体1に残された軸受5に引き抜き装置を
係合支持し、当該ローラ本体1をプーラーガイド33を
介して押し込むことにより、前記引き抜き装置に係合し
た軸受5を取り出す作業工程 (C)軸受5を有するシャフト4をパイプ42に貫挿支
持し、当該シャフト4の基端部をプッシュロッド25で
押し込むことにより、前記パイプ42の基端部に制止さ
れた軸受5を取り外す作業工程 (D)シャフト4の基端部に新品の軸受5を臨ませた上
で、当該軸受5をプッシュロッド25の先端部に冠着し
た押圧キャップ44により圧入し、次いで、前記シャフ
ト5の基端部に寸法出しカラー45を臨ませ、当該寸法
出しカラー45を再び前記押圧キャップ44により押し
込むことで、前記軸受5をシャフト4の所定位置まで圧
入する作業工程 (E)ローラ本体1に軸受5を有するシャフト4を貫挿
した上で、前記押圧キャップ44により、寸法出しカラ
ー45とシャフト4の基端部を押し込むことにより、ロ
ーラ本体1の基端部の軸受部3に前記軸受5を圧入する
と共に、ローラ本体1の軸心に前記シャフト4を嵌め込
む作業工程 (F)前記ローラ本体1を前後に反転させた上で、シャ
フト4の基端部に新品の軸受5を臨ませ、当該軸受5を
前記押圧キャップ44によりシャフト4の基端部に圧入
し、次いで、当該軸受5を寸法出しカラー45を介して
シャフト4の基端部に押し込むことにより、ローラ本体
1の基端部の軸受部3に軸受5を圧入する作業工程
【0005】また、前記した個々の作業工程(A)〜
(F)を円滑迅速に行う手段として、先ず、ベルトコン
ベアローラからシャフトとそのシャフト先端部の軸受を
抜き取る装置(a)を、作業ベッド11の基端部にシリ
ンダ取付台14を固定し、当該シリンダ取付台14に油
圧シリンダ16の高さ調節手段を設け、当該油圧シリン
ダ16の押圧盤24にプッシュロッド25を支持し、ま
た、作業ベッド11の前方部には圧受け台26を取り付
け、当該圧受け台26と前記シリンダ取付台14との間
に、前後に間隔を隔ててローラ受け台28を取り付け、
当該ローラ受け台28にセットしたベルトコンベアロー
ラRのシャフト4に、前記プッシュロッド25を突き合
わせ、当該プッシュロッド25を押し出し作動すること
により、前記シャフト4と当該シャフト4の先端部に圧
入した軸受5を押し出すように構成している。
【0006】次に、ローラ本体の基端部に残された軸受
を取り出す装置(b)を、作業ベッド11の基端部にシ
リンダ取付台14を固定し、当該シリンダ取付台14に
油圧シリンダ16の高さ調節手段を設け、当該油圧シリ
ンダ16のスピンドル23の先端部に押圧盤24を支持
し、また、作業ベッド11のほぼ中間部には、前後に間
隔を隔ててローラ受け台28を取り付け、当該ローラ受
け台28と前記シリンダ取付台14との間にプーラー台
32を取り付け、当該プーラー台32には、拡開爪39
を有する引き抜き装置を取り付け、当該拡開爪39の先
端部を前記ローラ受け台28にセットしたローラ本体1
の軸受5の軸孔に貫挿した上で係合支持し、前記プーラ
ー台32の左右両側位置であって、前記押圧盤24とロ
ーラ本体1との間にプーラーガイド33を配設し、前記
押圧盤24を押し出し作動することにより、前記ローラ
本体1の基端部をプーラーガイド33が押し込むことに
より、ローラ本体1の基端部の軸受部3に圧入された軸
受5を取り出すように構成している。
【0007】また、抜き取られたシャフトに残された軸
受を抜き取る装置(c)を、作業ベッド11の基端部に
シリンダ取付台14を固定し、当該シリンダ取付台14
に油圧シリンダ16の高さ調節手段を設け、当該油圧シ
リンダ16の押圧盤24にプッシュロッド25を支持
し、また、作業ベッド11の前方部には圧受け台26を
取り付け、当該圧受け台26と前記シリンダ取付台14
との間に、前後に間隔を隔ててローラ受け台28を取り
付け、当該ローラ受け台28にシャフト受け台41を取
り付け、当該シャフト受け台41には、基端部に軸受5
が圧入されたシャフト4を貫挿したパイプ42をセット
し、前記シャフト4の基端部に前記プッシュロッド25
を突き合わせ、当該プッシュロッド25を押し出し作動
することにより、前記シャフト4を押し出すことによ
り、当該シャフト4の基端部に圧入した軸受5を抜き取
るように構成している。
【0008】そこで、次に、シャフトに新品の軸受を圧
入する装置(d)を、作業ベッド11の基端部にシリン
ダ取付台14を固定し、当該シリンダ取付台14に油圧
シリンダ16の高さ調節手段を設け、当該油圧シリンダ
16の押圧盤24にプッシュロッド25を支持し、当該
プッシュロッド25の先端部に押圧キャップ44を冠着
し、また、作業ベッド11の前方部には圧受け台26を
取り付け、当該圧受け台26と前記シリンダ取付台14
との間に、前後に間隔を隔ててローラ受け台28を取り
付け、当該ローラ受け台28にシャフト受け台41を取
り付け、当該シャフト受け台41にセットしたシャフト
4の基端部に新品の軸受5臨ませ、当該軸受5に前記押
圧キャップ44を突き合わせ、前記プッシュロッド25
を押し出し作動することにより、前記シャフト4の基端
部に軸受5を圧入するように構成している。
【0009】次いで、新品の軸受を圧入したシャフトを
ローラ本体に取り付ける装置(e)を、作業ベッド11
の基端部にシリンダ取付台14を固定し、当該シリンダ
取付台14に油圧シリンダ16の高さ調節手段を設け、
当該油圧シリンダ16の押圧盤24にプッシュロッド2
5を支持し、当該プッシュロッド25の先端部に押圧キ
ャップ44を冠着し、また、作業ベッド11の前方部に
は圧受け台26を取り付け、当該圧受け台26と前記シ
リンダ取付台14との間に、前後に間隔を隔ててローラ
受け台28を取り付け、当該ローラ受け台28にセット
したローラ本体1に、基端部に寸法出しカラー45を介
して新品の軸受5を圧入したシャフト4を貫挿し、当該
シャフト4と寸法出しカラー45の基端部に前記押圧キ
ャップ44を突き合わせ、前記プッシュロッド25を押
し出し作動することにより、ローラ本体1の基端部の軸
受部3に軸受5を圧入すると共に、シャフト4をローラ
本体1の軸心に嵌め込むように構成している。
【0010】最後に、ローラ本体に嵌め込まれたシャフ
トの基端部に新品の軸受を取り付ける装置(f)を、作
業ベッド11の基端部にシリンダ取付台14を固定し、
当該シリンダ取付台14に油圧シリンダ16の高さ調節
手段を設け、当該油圧シリンダ16の押圧盤24にプッ
シュロッド25を支持し、当該プッシュロッド25の先
端部に押圧キャップ44を冠着し、また、作業ベッド1
1の前方部には圧受け台26を取り付け、当該圧受け台
26と前記シリンダ取付台14との間に、前後に間隔を
隔ててローラ受け台28を取り付け、当該ローラ受け台
28には新品の軸受5とシャフト4を取り付けたローラ
本体1を前後反転してセットし、当該ローラ本体1のシ
ャフト4の先端部に寸法出しカラー45を嵌め込み、シ
ャフト4の基端部に新品の軸受5を圧入し、次いで、寸
法出しカラー45を臨ませた上で、当該シャフト4と寸
法出しカラー45の基端部に前記押圧キャップ44を突
き合わせ、前記プッシュロッド25を押し出し作動する
ことにより、ローラ本体1の基端部の軸受部3に軸受5
を圧入するように構成している。
【0011】
【発明の実施の形態】先ず、ベルトコンベアローラRの
構造を図1に基づいて説明する。1はベルトコンベアロ
ーラRのローラ本体、2はローラ本体1の両端部を閉成
する側蓋であって、その外周部をローラ本体1の内周部
に溶接固定し、その内周部の側蓋2の中心部に円筒状の
軸受部3を内側方へ張り出し形成している。4はベルト
コンベアローラRに貫挿したシャフトであって、その左
右両側位置に軸受5が圧入され、当該軸受5の外周部を
前記軸受部3に嵌着固定している。6はラビリンスパッ
キンと称するシール部材、7はラビリンスカバーと称す
るシールカバーであって、前記軸受5の外側部のシャフ
ト4と、前記軸受部3の内側位置に嵌合され、その内部
にはグリース8が充填されている。9はグリース栓であ
って、シールカバー7に形成されている。10はスナッ
プリングであって、シールカバー7の外側位置のシャフ
ト4の前後両端部に嵌着されている。
【0012】次に、前記のようなベルトコンベアローラ
Rの軸受取替装置Sにおける主たる構成部材を説明す
る。図2、図4、図6、図9(a)、図11、図13及
び図14において、11は横長矩形状の作業ベッドであ
って、左右に間隔を隔てて並設した架台12の上に固定
している。13は各種治具の取付孔であって、作業ベッ
ド11の左右両側位置に対称的に、また、長手方向へ等
間隔に穿設している。14は作業ベッド11の基端部に
固定した門型のシリンダ取付台である。これは、図3
(a)、(b)に示すように、シリンダ取付台14に昇
降案内自在に支持した昇降盤15と、当該昇降盤15に
貫通固定した油圧シリンダ16と、昇降盤15の上端部
に連結した回転軸17と、当該回転軸17の上端部に取
り付けた操作ハンドル18とからなり、当該操作ハンド
ル18を回転して昇降盤15を昇降移動させることによ
り、油圧シリンダ16の取付高さを調節自在としてい
る。
【0013】図2において、19は油圧シリンダ16の
基端部に接続した油圧ホース、20は油圧ホース19の
先端部に接続した油圧ポンプ、21は油圧ポンプ20の
圧抜きコックであって、油圧シリンダ16の加圧時に
は、当該圧抜きコック21を時計方向へ廻して締め込
み、それを逆方向へ廻して緩めることで、油圧ポンプ2
0の加圧力が解放される。22は油圧ポンプ20の操作
ハンドルであって、圧抜きコック21を締め込んだ後、
当該操作ハンドル22を上下に押動して油圧ポンプ20
を加圧操作することにより、油圧シリンダ16のスピン
ドル23を伸縮作動せしめる。24はスピンドル23の
先端部に固定した押圧盤であって、当該押圧盤24に
は、必要に応じて、プッシュロッド25が着脱自在に嵌
着固定される。26は左右に間隔を隔てて立ち上げた圧
受け台であって、作業ベッド11の前方部寄りの左右の
取付孔13に固定ボルト27で着脱自在に支持される。
28は前後に間隔を隔てて並設した2体のローラ受け台
であって、シリンダ取付台14と圧受け台26との間の
圧受け台26寄りの取付孔13に、固定ボルト29で着
脱自在に支持される。30はローラ本体1を当接保持す
るローラ当接板であって、その板中央部には、軸受5を
圧入したシャフト4が通過する通孔31を形成してい
る。
【0014】そこで、図1に示すベルトコンベアローラ
Rから、そのシャフト4と当該シャフト4に圧入された
先端部の軸受5を、同時に抜き取る作業工程を図2、図
4に基づいて説明する。先ず、作業ベッド11の基端部
に固定したシリンダ取付台14と、圧受け台26の間隔
を、ローラ本体1の長さとプッシュロッド25の長さを
加えた程度の距離を隔ててセットし、また、圧受け台2
6寄りの位置にはローラ受け台28を前後に間隔を隔て
てセットする。その上で、前後のローラ受け台28に
は、予め、スナップリング10を取り外したベルトコン
ベアローラRを載置する。このとき、圧受け台26の内
側位置には、ローラ当接板30を起立保持し、当該ロー
ラ当接板30の通孔31には、ベルトコンベアローラR
におけるシャフト4の先端部を臨ませ、且つ、ローラ本
体1の先端部をローラ当接板30に当接した状態にセッ
トする。また、シャフト4の基端部には、押圧盤24に
固定したプッシュロッド25の先端部をほぼ突き合わせ
状態にセットする。このとき、シャフト4の基端部とプ
ッシュロッド25を同一軸線上とするには、操作ハンド
ル18によって油圧シリンダ16の昇降盤15を上下に
移動することで高さ調節される。その上で、油圧ポンプ
20の操作ハンドル22を加圧操作すると、油圧シリン
ダ16のスピンドル23が押し出され、押圧盤4を介し
てプッシュロッド25が徐々に前進移動する。それに伴
って、ベルトコンベアローラRにおけるシャフト4が徐
々に押し出され、それと同時に、シャフト4の先端寄り
の位置に圧入された軸受5と、そのシール部材6とシー
ルカバー7の一組が、当該シャフト4と一緒に、ローラ
当接板30の通孔31から押し出され、図4(a)に示
すような状態で取り出される。当然のことながら、シャ
フト4の基端部寄りの位置に圧入された軸受5と、その
シール部材6とシールカバー7の一組は、ベルトコンベ
アローラRにおける側蓋2の軸受部3の内周鍔部3A
に、基端部の軸受5が係止されていることから、当該シ
ャフト4と一緒に押し出されることはなく、ローラ本体
1の基端部には、基端部の軸受5とそのシール部材6と
シールカバー7が残され、図4(b)に示すような状態
となる。
【0015】そこで、次に、図4(b)に示すように、
ローラ本体1の基端部に残った軸受5とそのシール部材
6とシールカバー7の1組を取り外すには、先ず、プッ
シュロッド25を押圧盤24から取り外した上で、基端
部のシリンダ取付台14と基端部のローラ受け台28と
の間に、図6(a)に示す軸受5を引き抜くためのプー
ラー台32を、図5に示すような位置関係に固定し、そ
の上、当該プーラー台32には、図6(b)に示す左右
一対のプーラーガイド33を移動自在に挟着支持する。
図6(a)において、34はプーラー台32に貫通した
比較的太径の貫通軸であって、その前後両端部を固定ナ
ット35で支持している。36はプーラー軸であって、
その後端部を前記貫通軸34に螺合した上で、固定ナッ
ト37で締着固定している。38はプーラー軸36に螺
合した回転リング、39は上下一対の拡開爪であって、
その後端部を回転リング38に係合支持し、また、拡開
爪39の中間内側部をプーラー軸36の先端部分36A
を支点として梃子運動するように形成し、また、拡開爪
39の先端部に形成した外向き係合突部39Aが、軸受
5の軸孔に貫挿されて係合支持されるようにしており、
これにより軸受5の引き抜き装置が構成される。ここ
で、回転リング38を時計方向へ回転させると、拡開爪
39の中間内側部付近が、プーラー軸36の先端部分3
6Aの付近を支点として梃子運動し、これにて拡開爪3
9の係合突部39Aが拡開する。図6(b)において、
40は左右一対のプーラーガイド33を連結固定する連
結杆であって、プーラーガイド33の四隅部に配設さ
れ、図5の想像線に示すように、前記プーラー台32の
左右両側位置に挟着支持される。
【0016】そこで、図5に示すように、ローラー受け
台28に、図4(b)に示すローラ本体1をセットし、
プーラー台32に支持した引く抜き装置の先端部の拡開
爪39を、ローラ本体1の基端部の軸受5の軸孔に挿通
した上で、回転リング38を時計方向へ廻して、拡開爪
39の先端部を拡開させ、当該係合突部39Aを軸受5
に係合支持する。また、プーラー台32の左右両側位置
には、プーラーガイド33をセットし、当該プーラーガ
イド33の先端部をローラー本体1の基端部に当接自在
に支持する。その上で、油圧ポンプ20の操作ハンドル
22を加圧操作すると、油圧シリンダ16のスピンドル
23が押し出され、押圧盤4が前進移動してプーラーガ
イド33が押し込まれることで、ローラー本体1の基端
部が押し出され、その結果、拡開爪39に係合され、且
つ、ローラ本体1の基端部の軸受部3に嵌合されていた
軸受5と、そのシール部材6とシールカバー7の1組が
引き抜かれて取り出されることで、ローラ本体1は図7
に示すような状態となる。
【0017】また、図4(a)に示すシャフト4に残っ
た軸受5と、そのシール部材6とシールカバー7の1組
を取り外すには、先ず、図8に示すように、ローラ受け
台28の上に嵩上げ用のシャフト受け台41を取り付
け、当該シャフト受け台41にセットしたパイプ42
に、軸受5付きシャフト4を貫挿し、また、圧受け台2
6の前面には、無通孔の当接板43を起立保持する。こ
のとき、パイプ42の基端部には、シャフト4の基端部
に圧入された軸受5が当接保持され、また、パイプ42
の長さは、その先端部から適宜の長さ後退した位置に、
貫挿されたシャフト4の先端部が位置する関係に形成さ
れる。そこで、油圧ポンプ20の操作ハンドル22を加
圧操作すると、油圧シリンダ16のスピンドル23が押
し出され、押圧盤4を介してプッシュロッド25が前進
移動する。それに伴って、シャフト4の先端部が徐々に
パイプ42の内部へ押し込まれ、また、シャフト4の先
端寄りの位置に圧入された軸受5は、パイプ42の基端
部で制止された状態であることから、シャフト4の基端
部から徐々に抜け出して、そのシール部材6とシールカ
バー7と一緒に取り出され、その結果、パイプ42の内
部にシャフト4が押し込まれ、当該パイプ42から図9
に示す状態で取り出される。前記の場合には、シャフト
4の基端部に圧入された軸受5と、そのシール部材6と
シールカバー7を同時に取り外したが、予め、シール部
材6とシールカバー7を事前に取り外しておき、図8の
ようにシャフト4の基端部に圧入された軸受5のみを取
り外すこともできる。また、前記の作業工程において、
ローラ本体1に残された軸受5を引き抜く作業工程と、
シャフト4に残された軸受5を取り出す作業工程は、そ
の順序を入れ換えて行うことができる。前記のような作
業工程により、ベルトコンベアローラRに組み込まれて
いる全ての構成部品が取り外される。
【0018】そこで、今度は、新品の軸受5とシャフト
5をローラ本体1に組み付ける作業工程について説明す
る。先ず、図10に示すように、シャフト受け台41に
図9に示すシャフト5をセットした上で、当該シャフト
5の基端部に新品の軸受5を臨ませ、他方、プッシュロ
ッド25の先端部に、軸受5とほぼ同径の押圧キャップ
44を冠着した上で、当該プッシュロッド25を前進移
動させる。すると、シャフト4の基端部に新品の軸受5
が、図11(a)に示すように圧入されて嵌め込まれ
る。次いで、油圧ポンプ20の圧抜きコック21を若干
緩めて圧抜きすることで、プッシュロッド25を適宜の
長さ後退移動させ、これにてシャフト4の基端部と押圧
キャップ44との間に隙間を形成する。そこで、今度
は、この隙間、即ち、シャフト4の基端部に嵌め込まれ
た軸受5と押圧キャップ44との間に、円筒状の寸法出
しカラー45を図11(b)に示すように介在させて支
持した上で、再び、プッシュロッド25を前進移動する
と、シャフト4の基端部の軸受5は、図11(c)に示
すように、寸法出しカラー45を介してシャフト4の所
定の位置まで圧入されることになる。
【0019】次に、シャフト受け台41を取り外し、図
12に示すように、ローラ受け台28に図7に示すロー
ラ本体1をセットした上で、前記のように基端部に軸受
5を圧入したシャフト4を、当該ローラ本体1に貫挿さ
せ、当該軸受5の外側のシャフト4に寸法出しカラー4
5を嵌め込んでセットする。また、ローラ本体1の先端
部の軸受部3にも、予め、寸法出しカラー45を嵌め込
んでおくことで、シャフト4に圧入された軸受5が、位
置ズレしないようにしておく。その上で、シャフト4の
基端部と寸法出しカラー45の基端部に、プッシュロッ
ド25の押圧キャップ44を突き合わせ、そして、油圧
ポンプ20の操作ハンドル22を加圧操作すると、油圧
シリンダ16のスピンドル23が押し出され、押圧盤4
を介してプッシュロッド25が前進移動し、シャフト4
の基端部と寸法出しカラー45の基端部が押圧キャップ
44により同時に押し込まれる.これにてシャフト4と
シャフト4に圧入された新品の軸受5は、ローラ本体1
の基端部の軸受部3の所定の位置まで押し込まれ、当該
軸受部3に嵌着される。
【0020】次いで、図13に示すように、前記したロ
ーラ本体1の前後を反転させた上で、また、シャフト4
の先端部には寸法出しカラー45を嵌め込んだまま、シ
ャフト4の基端部に、再び、新規の軸受5を臨ませた上
で、前記した図11(a)〜(c)の作業手順を繰り返
すことにより、シャフト4の基端部に圧入された新品の
軸受5が、寸法出しカラー45を介して、ローラ本体1
の所定の位置の軸受部3に圧入されることになる。後
は、シャフト4の前後両端部の寸法出しカラー45を取
り外した上で、それに代えて、シール部材6とシールカ
バー7をシャフト4の前後両端部に嵌合することで、新
規の軸受5に取り替えられたベルトコンベアローラRが
得られる。前記のような作業手順により、大量のベルト
コンベアローラRに対する軸受5の交換が簡易迅速に行
われる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、前記のように、(A)ベルト
コンベアローラからシャフトとそのシャフトの先端部に
圧入された軸受を押し出す工程と、(B)ローラ本体に
残された軸受を引き抜き装置で取り出す工程と、(C)
シャフトに残された軸受を取り外す工程と、からなる軸
受の取り外し工程と、(D)シャフトの基端部に臨ませ
た新品の軸受を、当該シャフトの所定位置まで圧入する
工程と、(E)ローラ本体に軸受を有するシャフトを貫
挿して押し込むことにより、ローラ本体の軸受部に前記
軸受を圧入すると共に、ローラ本体の軸心に前記シャフ
トを嵌め込む工程と、(F)ローラ本体を前後に反転さ
せた上で、シャフトの基端部に臨ませた新品の軸受を押
し込むことにより、ローラ本体の軸受部に軸受を圧入す
る工程とからなる、新品の軸受を取り付ける工程とから
なるベルトコンベアローラの軸受取替方法と、その装置
を提供したので、長時間に亙って使用されたベルトコン
ベアローラにおける軸受を、新品の軸受に簡便に取り替
えることができると共に、此種の軸受取替作業の省力化
に寄与し、作業効率の向上にも貢献できる等の諸効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンベアローラの縦断側面図である。
【図2】軸受取替装置の全体を示す斜視図であって、コ
ンベアローラをセットした状態を示している。
【図3】シリンダ取付台の部分を示す図であって、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】(a)はコンベアローラから取り出されたシャ
フトと、シャフトの先端部に圧入された軸受とそのシー
ルカバーを示す図、(b)はローラ本体に残された基端
部の軸受とそのシールカバーを示す図である。
【図5】ローラ本体に残された基端部の軸受とそのシー
ルカバーに、プーラー台に取り付けた引き抜き装置を臨
ませた状態を示す側面図である。
【図6】(a)はプーラー台に構成された引き抜き装置
を示す側面図、(b)はプーラーガイドを示す斜視図で
ある。
【図7】シャフトと軸受を取り外したローラ本体を示す
縦断側面図である。
【図8】シャフトの先端部に残された軸受を取り出す状
態を示す側面図である。
【図9】軸受を取り外したシャフトを示す側面図であ
る。
【図10】シャフトに新品の軸受を圧入する状態を示す
側面図である。
【図11】(a)はシャフトの基端部に新品の軸受を圧
入した状態を示し、(b)は寸法出しカラーを介在させ
た状態を示し、(c)は所定の位置に圧入された軸受を
示す図である。
【図12】ローラ本体に基端部に軸受を圧入したシャフ
トを嵌合させる状態を示す側面図である。
【図13】ローラ本体を前後反転させた後、当該ローラ
本体の基端部に新品の軸受を圧入する状態を示す側面図
である。
【符号の説明】
R ベルトコンベアローラ S 軸受取替装置 1 ローラ本体 3 軸受部 4 シャフト 5 軸受 6 シール部材 7 シールカバー 11 作業ベッド 14 シリンダ取付台 15 昇降盤 16 油圧シリンダ 17 回転軸 18 操作ハンドル 20 油圧ポンプ 21 圧抜きコック 22 操作ハンドル 23 スピンドル 24 押圧盤 25 プッシュロッド 26 圧受け台 28 ローラ受け台 30 ローラ当接板 32 プーラー台 33 プーラーガイド 36 プーラー軸 38 回転リング 39 拡開爪 40 連結杆 41 シャフト受け台 42 パイプ 43 当接板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩野 雅城 名古屋市熱田区五本松町11番22号 株式会 社中部プラントサービス内 (72)発明者 大村 克彦 名古屋市熱田区五本松町11番22号 株式会 社中部プラントサービス内 (72)発明者 山田 義春 名古屋市熱田区五本松町11番22号 株式会 社中部プラントサービス内 (72)発明者 岩本 恒文 名古屋市熱田区五本松町11番22号 株式会 社中部プラントサービス内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の(A)〜(C)に示す軸受の取り
    外し工程と、(D)〜(F)に示す新品の軸受を取り付
    ける工程とからなるベルトコンベアローラの軸受取替方
    法。 (A)ベルトコンベアローラ(R)のシャフト(4)の基
    端部にプッシュロッド(25)を突き合わせ、当該プッシュ
    ロッド(25)を前進移動させることにより、前記シャフト
    (4)とシャフト(4)の先端部に圧入された軸受(5)を押し
    出す作業工程 (B)ローラ本体(1)に残された軸受(5)に引き抜き装置
    を係合支持し、当該ローラ本体(1)をプーラーガイド(3
    3)を介して押し込むことにより、前記引き抜き装置に係
    合した軸受(5)を取り出す作業工程 (C)軸受(5)を有するシャフト(4)をパイプ(42)に貫挿
    支持し、当該シャフト(4)の基端部をプッシュロッド(2
    5)で押し込むことにより、前記パイプ(42)の基端部に制
    止された軸受(5)を取り外す作業工程 (D)シャフト(4)の基端部に新品の軸受(5)を臨ませた
    上で、当該軸受(5)をプッシュロッド(25)の先端部に冠
    着した押圧キャップ(44)により圧入し、次いで、前記シ
    ャフト(5)の基端部に寸法出しカラー(45)を臨ませ、当
    該寸法出しカラー(45)を再び前記押圧キャップ(44)によ
    り押し込むことで、前記軸受(5)をシャフト(4)の所定位
    置まで圧入する作業工程 (E)ローラ本体(1)に軸受(5)を有するシャフト(4)を
    貫挿した上で、前記押圧キャップ(44)により、寸法出し
    カラー(45)とシャフト(4)の基端部を押し込むことによ
    り、ローラ本体(1)の基端部の軸受部(3)に前記軸受(5)
    を圧入すると共に、ローラ本体(1)の軸心に前記シャフ
    ト(4)を嵌め込む作業工程 (F)前記ローラ本体(1)を前後に反転させた上で、シ
    ャフト(4)の基端部に新品の軸受(5)を臨ませ、当該軸受
    (5)を前記押圧キャップ(44)によりシャフト(4)の基端部
    に圧入し、次いで、当該軸受(5)を寸法出しカラー(45)
    を介してシャフト(4)の基端部に押し込むことにより、
    ローラ本体(1)の基端部の軸受部(3)に軸受(5)を圧入す
    る作業工程
  2. 【請求項2】 作業工程(D)と作業工程(F)におい
    て、シャフト(4)の基端部に新品の軸受(5)を臨ませ、プ
    ッシュロッド(25)の先端部に押圧キャップ(44)を冠着し
    た上で、プッシュロッド(25)を前進移動することで、前
    記軸受(5)をシャフト(4)の基端部に圧入し、次いで、プ
    ッシュロッド(25)を一旦後退移動させることで、シャフ
    ト(4)の基端部に圧入された軸受(5)と前記押圧キャップ
    (44)との間に隙間を形成し、当該隙間に寸法出しカラー
    (45)を介在させて支持した上で、再び、プッシュロッド
    (25)を前進移動することにより、前記軸受(5)をシャフ
    ト(4)の所定の位置まで圧入してなる請求項1に記載の
    ベルトコンベアローラの軸受取替方法。
  3. 【請求項3】 作業ベッド(11)の基端部にシリンダ取付
    台(14)を固定し、当該シリンダ取付台(14)に油圧シリン
    ダ(16)の高さ調節手段を設け、当該油圧シリンダ(16)の
    押圧盤(24)にプッシュロッド(25)を支持し、また、作業
    ベッド(11)の前方部には圧受け台(26)を取り付け、当該
    圧受け台(26)と前記シリンダ取付台(14)との間に、前後
    に間隔を隔ててローラ受け台(28)を取り付け、当該ロー
    ラ受け台(28)にセットしたベルトコンベアローラ(R)
    のシャフト(4)に、前記プッシュロッド(25)を突き合わ
    せ、当該プッシュロッド(25)を押し出し作動することに
    より、前記シャフト(4)と当該シャフト(4)の先端部に圧
    入した軸受(5)を押し出すように構成したことを特徴と
    するベルトコンベアローラのシャフトと軸受の抜き取り
    装置。
  4. 【請求項4】 作業ベッド(11)の基端部にシリンダ取付
    台(14)を固定し、当該シリンダ取付台(14)に油圧シリン
    ダ(16)の高さ調節手段を設け、当該油圧シリンダ(16)の
    スピンドル(23)の先端部に押圧盤(24)を支持し、また、
    作業ベッド(11)のほぼ中間部には、前後に間隔を隔てて
    ローラ受け台(28)を取り付け、当該ローラ受け台(28)と
    前記シリンダ取付台(14)との間にプーラー台(32)を取り
    付け、当該プーラー台(32)には、拡開爪(39)を有する引
    き抜き手段を取り付け、当該拡開爪(39)の先端部を前記
    ローラ受け台(28)にセットしたローラ本体(1)の軸受(5)
    の軸孔に貫挿した上で係合支持し、前記プーラー台(32)
    の左右両側位置であって、前記押圧盤(24)とローラ本体
    (1)との間にプーラーガイド(33)を配設し、前記押圧盤
    (24)を押し出し作動することにより、前記ローラ本体
    (1)の基端部をプーラーガイド(33)が押し込むことによ
    り、ローラ本体(1)の基端部の軸受部(3)に圧入された軸
    受(5)を取り出すように構成したことを特徴とするロー
    ラ本体の軸受の取り出し装置。
  5. 【請求項5】 作業ベッド(11)の基端部にシリンダ取付
    台(14)を固定し、当該シリンダ取付台(14)に油圧シリン
    ダ(16)の高さ調節手段を設け、当該油圧シリンダ(16)の
    押圧盤(24)にプッシュロッド(25)を支持し、また、作業
    ベッド(11)の前方部には圧受け台(26)を取り付け、当該
    圧受け台(26)と前記シリンダ取付台(14)との間に、前後
    に間隔を隔ててローラ受け台(28)を取り付け、当該ロー
    ラ受け台(28)にシャフト受け台(41)を取り付け、当該シ
    ャフト受け台(41)には、基端部に軸受(5)が圧入された
    シャフト(4)を貫挿したパイプ(42)をセットし、前記シ
    ャフト(4)の基端部に前記プッシュロッド(25)を突き合
    わせ、当該プッシュロッド(25)を押し出し作動すること
    により、前記シャフト(4)を押し出すことにより、当該
    シャフト(4)の基端部に圧入した軸受(5)を抜き取るよう
    に構成したことを特徴とするシャフトから軸受を抜き取
    り装置。
  6. 【請求項6】 作業ベッド(11)の基端部にシリンダ取付
    台(14)を固定し、当該シリンダ取付台(14)に油圧シリン
    ダ(16)の高さ調節手段を設け、当該油圧シリンダ(16)の
    押圧盤(24)にプッシュロッド(25)を支持し、当該プッシ
    ュロッド(25)の先端部に押圧キャップ(44)を冠着し、ま
    た、作業ベッド(11)の前方部には圧受け台(26)を取り付
    け、当該圧受け台(26)と前記シリンダ取付台(14)との間
    に、前後に間隔を隔ててローラ受け台(28)を取り付け、
    当該ローラ受け台(28)にシャフト受け台(41)を取り付
    け、当該シャフト受け台(41)にセットしたシャフト(4)
    の基端部に新品の軸受(5)を臨ませ、当該軸受(5)に前記
    押圧キャップ(44)を突き合わせ、前記プッシュロッド(2
    5)を押し出し作動することにより、前記シャフト(4)の
    基端部に軸受(5)を圧入するように構成したことを特徴
    とするシャフトへ軸受を圧入する装置。
  7. 【請求項7】 作業ベッド(11)の基端部にシリンダ取付
    台(14)を固定し、当該シリンダ取付台(14)に油圧シリン
    ダ(16)の高さ調節手段を設け、当該油圧シリンダ(16)の
    押圧盤(24)にプッシュロッド(25)を支持し、当該プッシ
    ュロッド(25)の先端部に押圧キャップ(44)を冠着し、ま
    た、作業ベッド(11)の前方部には圧受け台(26)を取り付
    け、当該圧受け台(26)と前記シリンダ取付台(14)との間
    に、前後に間隔を隔ててローラ受け台(28)を取り付け、
    当該ローラ受け台(28)にセットしたローラ本体(1)に、
    基端部に寸法出しカラー(45)を介して新品の軸受(5)を
    圧入したシャフト(4)を貫挿し、当該シャフト(4)と寸法
    出しカラー(45)の基端部に前記押圧キャップ(44)を突き
    合わせ、前記プッシュロッド(25)を押し出し作動するこ
    とにより、ローラ本体(1)の基端部の軸受部(3)に軸受
    (5)を圧入すると共に、シャフト(4)をローラ本体(1)の
    軸心に嵌め込んだことを特徴とするローラ本体にシャフ
    トと軸受を取り付ける装置。
  8. 【請求項8】 作業ベッド(11)の基端部にシリンダ取付
    台(14)を固定し、当該シリンダ取付台(14)に油圧シリン
    ダ(16)の高さ調節手段を設け、当該油圧シリンダ(16)の
    押圧盤(24)にプッシュロッド(25)を支持し、当該プッシ
    ュロッド(25)の先端部に押圧キャップ(44)を冠着し、ま
    た、作業ベッド(11)の前方部には圧受け台(26)を取り付
    け、当該圧受け台(26)と前記シリンダ取付台(14)との間
    に、前後に間隔を隔ててローラ受け台(28)を取り付け、
    当該ローラ受け台(28)には新品の軸受(5)とシャフト(4)
    を取り付けたローラ本体(1)を前後反転してセットし、
    当該ローラ本体(1)のシャフト(4)の先端部に寸法出しカ
    ラー(45)を嵌め込み、シャフト(4)の基端部に新品の軸
    受(5)を圧入し、次いで、寸法出しカラー(45)を臨ませ
    た上で、当該シャフト(4)と寸法出しカラー(45)の基端
    部に前記押圧キャップ(44)を突き合わせ、前記プッシュ
    ロッド(25)を押し出し作動することにより、ローラ本体
    (1)の基端部の軸受部(3)に軸受(5)を圧入するように構
    成したことを特徴とするローラ本体のシャフトに軸受を
    取り付ける装置。
  9. 【請求項9】 油圧シリンダ(16)の高さ調節手段を、シ
    リンダ取付台(14)に昇降案内自在に支持した昇降盤(15)
    と、当該昇降盤(15)に貫通固定した油圧シリンダ(16)
    と、昇降盤(15)の上端部に連結した回転軸(17)と、当該
    回転軸(17)に取り付けた操作ハンドル(18)とから構成し
    てなる請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求
    項7または請求項8に記載のベルトコンベアローラの軸
    受取替装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101442660B1 (ko) * 2013-04-24 2014-09-23 주식회사 포스코 가이드 롤의 베어링 제거장치

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