JPH0986551A - 閉止装置及び合成樹脂製キャップ並びに容器 - Google Patents

閉止装置及び合成樹脂製キャップ並びに容器

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JPH0986551A
JPH0986551A JP7248174A JP24817495A JPH0986551A JP H0986551 A JPH0986551 A JP H0986551A JP 7248174 A JP7248174 A JP 7248174A JP 24817495 A JP24817495 A JP 24817495A JP H0986551 A JPH0986551 A JP H0986551A
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cap
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mouth
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Hiroaki Tsutsumi
博明 堤
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SHIBASAKI SEISAKUSHO KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
    • B65D41/3423Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器口部及び合成樹脂製キャップの垂直方向
長さが短く、高速でキャッピング可能な閉止装置の提
供。 【解決手段】 容器11と、その口部に装着される合成樹
脂製キャップ1とからなり、合成樹脂製キャップは、天
板部2とその周縁から垂下した筒部3とを備え、該筒部の
内壁下端部に、板状をなす複数のタブ6を周方向に沿っ
て突出形成し、かつ該筒部に、該タブが径方向外方に押
圧される時に切断される弱化ライン8を設けてなり、前
記容器は、その口部11Aの上端部外周に、前記合成樹脂
製キャップ装着状態で、先端を上方に向けて折り畳まれ
た状態にある前記タブの先端に当接する環状突起12を設
け、かつ該環状突起に、該容器口部に装着された該キャ
ップを周方向に回した時に、タブの先端を下方に向けて
押し下げるタブ開放部13を設けてなることを特徴とする
閉止装置。及び合成樹脂製キャップと容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器とその口部を
閉止するタンパーエビデンス性を有する合成樹脂製キャ
ップとからなる閉止装置及びその合成樹脂キャップ並び
に容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、飲料容器として、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂からなる合成樹脂製容器(PETボト
ル)が賞用されている。合成樹脂製容器は、従来のガラ
ス瓶に比べ、軽く、割れないという優れた特性を有して
いる。また、この種の合成樹脂製ボトルのキャップとし
ては、従来よりアルミ合金等の金属製キャップが使用さ
れている。そして、この種の金属製キャップに代えて、
合成樹脂製キャップの使用が検討されている。
【0003】この合成樹脂製キャップに関しては、例え
ば特開昭62−251352号公報、特開平2−296
666号公報に記載されたものが知られている。これら
の従来の合成樹脂製キャップは、口部に雄ネジが形成さ
れ、雄ネジ下方に環状膨出部が形成された容器に螺着嵌
合され、該キャップは、天板部とその周縁から垂下した
筒部とからなる合成樹脂製のキャップ本体と、そのキャ
ップ本体の天板部内面に設けられた薄肉状のライナーと
からなり、該キャップ本体は、その下部が複数の細いブ
リッジを残して周方向に形成された水平スコアによっ
て、該水平スコアより上部の主部と、下部のタンパーエ
ビデンスリング部(ピルフアバンド)とに区画されてい
る。キャップ本体の主部の内壁面には、容器口部の雄ネ
ジに螺着するネジ部が形成され、タンパーエビデンスリ
ング部の内壁面には多数のウイングやタブが起伏可能に
設けられている。
【0004】この合成樹脂製キャップを容器口部に装着
するには、該キャップを容器口部に被せ、該キャップを
閉栓方向に回して巻き締める。そして、開栓に際し、容
器口部に装着されたキャップを開栓方向に回すと、キャ
ップ本体はネジに沿って回転上昇するが、タンパーエビ
デンスリング部の内壁面の設けられたウイングやタブが
容器口部の環状膨出部(ロッキングリング)に係合し、
タンパーエビデンスリング部の上昇が阻止されることか
ら、キャップ本体の主部とタンパーエビデンスリング部
とを連結する複数の細いブリッジに引張り力が作用し、
これらのブリッジが切断され、タンパーエビデンスリン
グ部が主部から切り離された状態となって開栓を表示す
る。さらにキャップを開栓方向に回し、容器口部からキ
ャップを取り外す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の合成樹脂製キャップと容器とからなる閉止装置
には、次のような問題があった。従来の閉止装置は、キ
ャップ内壁面にネジ部を設け、かつキャップ下端部にタ
ンパーエビデンス部を設けているために、キャップの垂
直方向長さが大きくなってしまう問題があった。また、
このキャップを装着するために、容器口部の垂直方向長
さも大きくなり、この容器を用いた製品の収納性が悪か
った。その結果、従来の容器口部とキャップからなる閉
止構造を用いて、500ml以下の容量で背の低い製品
を製造することが困難であった。また、従来の合成樹脂
製キャップはキャップの垂直方向長さが大きく、原料樹
脂量が多く必要となり、原料コストがかかる問題があっ
た。さらに、従来の閉止装置は、容器口部に合成樹脂製
キャップを螺着嵌合するものなので、キャッピングに時
間がかかる問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、容器口部及び合成樹脂製キャップの垂直方向長さが
短く、高速でキャッピング可能な閉止装置の提供を目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、容器と、その口部に装着され、開栓を表示する
タンパーエビデンス性を有する合成樹脂製キャップとか
らなる閉止装置であって、前記合成樹脂製キャップは、
天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、該筒部の
内壁下端部に、板状をなす複数のタブを周方向に沿って
突出形成し、かつ該筒部に、該タブが径方向外方に押圧
される時に切断される弱化ラインを設けてなり、前記容
器は、その口部の上端部外周に、前記合成樹脂製キャッ
プ装着状態で、先端を上方に向けて折り畳まれた状態に
ある前記タブの先端に当接する環状突起を設け、かつ該
環状突起に、該容器口部に装着された該キャップを周方
向に回した時に、タブの先端を下方に向けて押し下げる
タブ開放部を設けてなることを特徴とする閉止装置であ
る。請求項2に係る発明は、容器と、その口部に装着さ
れ、開栓を表示するタンパーエビデンス性を有する合成
樹脂製キャップとからなる閉止装置であって、前記合成
樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下した筒部
とを備え、該筒部の内壁下端部に、板状をなす複数のタ
ブを周方向に沿って突出形成し、かつ該筒部に、該タブ
が径方向外方に押圧される時に切断される弱化ラインを
設けてなり、前記容器は、その口部の上端部外周に、前
記合成樹脂製キャップ装着状態で、先端を上方に向けて
折り畳まれた状態にある前記タブの先端に当接する環状
突起を設け、かつ該環状突起に、該容器口部に装着され
た該キャップを周方向に回した時に、タブの先端を下方
に向けて押し下げるタブ開放部を設け、さらに前記環状
突起の下方に、前記タブ開放部によって押し下げられた
前記タブに係合し、該タブの押し下げ状態を維持する環
状突起或いは環状溝からなる支持リング部を設けてなる
ことを特徴とする閉止装置である。請求項3に係る発明
は、前記タブ開放部が、前記環状突起の一部を漸次下方
に向けて離間せしめた傾斜部であり、かつ該傾斜部の下
端を前記支持リング部に近接または接触させたことを特
徴とする請求項2の閉止装置である。請求項4に係る発
明は、前記タブ開放部が、前記環状突起の一部をV字状
またはU字状に下方に向けて膨出せしめてなり、かつ該
膨出部の下端を前記支持リング部に近接または接触させ
たことを特徴とする請求項2の閉止装置である。請求項
5に係る発明は、前記タブ開放部と環状突起とがなす傾
斜角度が5〜50度であることを特徴とする請求項3ま
たは4の閉止装置である。請求項6に係る発明は、前記
合成樹脂製キャップの弱化ラインが、前記タブが径方向
外方に押圧される時に切断されるブリッジを介して前記
筒部の少なくとも一部を垂直に切断したスコアであるこ
とを特徴とする請求項2から5のいずれかの閉止装置で
ある。請求項7に係る発明は、容器と、その口部に装着
され、開栓を表示するタンパーエビデンス性を有する合
成樹脂製キャップとからなる閉止装置であって、前記合
成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下した筒
部とを備え、該筒部の内壁下端部に、板状をなす複数の
タブを周方向に沿って突出形成し、かつ該筒部に、該タ
ブが径方向外方に押圧される時に切断される弱化ライン
を設けてなり、前記容器は、その口部の上端部外周に、
前記合成樹脂製キャップ装着状態で、先端を上方に向け
て折り畳まれた状態にある前記タブの先端に当接する環
状突起を設け、かつ該環状突起に、該容器口部に装着さ
れた該キャップを周方向に回した時に、タブの先端を下
方に向けて押し下げるタブ開放部を設け、さらにタブ開
放部の下方に、このタブ開放部により押し下げられたタ
ブの先端に当接して該キャップの回転に従って該キャッ
プを上方に押し上げるタブ押上部を設けてなることを特
徴とする閉止装置である。請求項8に係る発明は、前記
タブ開放部の下端側に隣接して、前記タブ開放部によっ
て押し下げられた前記タブに係合し、該タブの押し下げ
状態を維持する環状突起或いは環状溝からなる支持リン
グ部を設けてなることを特徴とする請求項7の閉止装置
である。請求項9に係る発明は、前記タブ開放部が、前
記環状突起の一部を漸次下方に向けて離間せしめた傾斜
部であることを特徴とする請求項7または8の閉止装置
である。請求項10に係る発明は、前記タブ開放部が、
前記環状突起の一部をV字状またはU字状に下方に向け
て膨出せしめてなることを特徴とする請求項7または8
の閉止装置である。請求項11に係る発明は、前記タブ
開放部と環状突起とがなす傾斜角度が5〜50度である
ことを特徴とする請求項9または10の閉止装置であ
る。請求項12に係る発明は、前記合成樹脂製キャップ
の弱化ラインが、前記タブが径方向外方に押圧される時
に切断されるブリッジを介して前記筒部の少なくとも一
部を垂直に切断したスコアであることを特徴とする請求
項7から11のいずれかの閉止装置である。
【0008】請求項13に係る発明は、口部上端部に環
状突起が設けられ、かつ環状突起の一部が下方に膨出し
てなるタブ開放部が形成され、さらに前記環状突起の下
方に、該タブ開放部の下端と近接または接触するように
支持リング部が形成されてなる容器の口部に装着される
合成樹脂製キャップであって、天板部とその周縁から垂
下した筒部とを備え、該筒部の内壁下端部に、板状をな
す複数のタブを周方向に沿って突出形成し、かつ該筒部
に、該タブが径方向外方に押圧される時に切断される弱
化ラインを設けてなることを特徴とする合成樹脂製キャ
ップである。請求項14に係る発明は、前記タブが、こ
の合成樹脂製キャップを前記容器の口部に装着した状態
で、先端を上方に向けて折り畳まれ、その先端が環状突
起に当接し、かつ該容器口部に装着された該キャップを
周方向に回した時に、環状突起に連設されたタブ開放部
により先端を下方に向けて押し下げられ、さらにタブ開
放部によって押し下げられた該タブが前記支持リングに
係合するような寸法と位置に設けられたことを特徴とす
る請求項13の合成樹脂製キャップである。請求項15
に係る発明は、前記タブが、前記筒部の内壁面の下端あ
るいは下端から2mm上方までのいずれかの位置から径
方向内方側に向けて突出形成され、かつその突出長さが
3〜5mmの範囲とされたことを特徴とする請求項13
または14の合成樹脂製キャップである。請求項16に
係る発明は、前記筒部の内壁面に、前記タブがその先端
を上方に向けて折り畳まれた時に、該タブを収容可能な
凹部が設けられたことを特徴とする請求項13から15
のいずれかの合成樹脂製キャップである。請求項17に
係る発明は、前記合成樹脂製キャップの弱化ラインが、
前記タブが径方向外方に押圧される時に切断されるブリ
ッジを介して前記筒部の少なくとも一部を垂直に切断し
たスコアであることを特徴とする請求項13から16の
いずれかの合成樹脂製キャップである。請求項18に係
る発明は、前記天板部の内面側に、軟質樹脂からなるシ
ート状のライナーを配したことを特徴とする請求項13
から17のいずれかの合成樹脂製キャップである。請求
項19に係る発明は、前記天板部の内面に、前記合成樹
脂製キャップを前記容器の口部に装着した際に、容器口
部内に嵌入されて該容器口部を気密に密封する筒状の内
側シール部を形成したことを特徴とする請求項13から
17のいずれかの合成樹脂製キャップである。
【0009】請求項20に係る発明は、口部上端部に環
状突起が設けられ、かつ環状突起の一部が下方に膨出し
てなるタブ開放部が形成され、さらに前記環状突起の下
方に、該タブ開放部の下端と近接または接触する環状の
突起または溝からなる支持リング部が形成された口部構
造を有する容器である。請求項21に係る発明は、前記
タブ開放部が、前記環状突起の一部を漸次下方に向けて
離間せしめた傾斜部であり、かつ該傾斜部の下端を前記
支持リング部に近接または接触させたことを特徴とする
請求項20の容器である。請求項22に係る発明は、前
記タブ開放部が、前記環状突起の一部をV字状またはU
字状に下方に向けて膨出せしめてなり、かつ該膨出部の
下端を前記支持リング部に近接または接触させたことを
特徴とする請求項20の容器である。請求項23に係る
発明は、前記タブ開放部と環状突起とがなす傾斜角度が
5〜50度であることを特徴とする請求項21または2
2の容器である。請求項24に係る発明は、口部上端部
に環状突起が設けられ、かつ環状突起の一部が下方に膨
出してなるタブ開放部が形成され、さらに該タブ開放部
の下方に傾斜面を有する突起からなるタブ押上部を設け
てなることを特徴とする容器である。請求項25に係る
発明は、前記タブ開放部の下端側に隣接して環状突起或
いは環状溝からなる支持リング部を設けてなることを特
徴とする請求項24の容器である。請求項26に係る発
明は、前記タブ開放部が、前記環状突起の一部を漸次下
方に向けて離間せしめた傾斜部であることを特徴とする
請求項24または25の容器である。請求項27に係る
発明は、前記タブ開放部が、前記環状突起の一部をV字
状またはU字状に下方に向けて膨出せしめてなることを
特徴とする請求項24または25の容器である。請求項
28に係る発明は、前記タブ開放部と環状突起とがなす
傾斜角度が5〜50度であることを特徴とする請求項2
6または27の容器である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
閉止装置の第1の例を示すものである。この閉止装置
は、合成樹脂製キャップ(以下、キャップと略記する)
1と、合成樹脂製の容器11とからなっている。
【0011】キャップ1は、天板部2とその周縁から垂
下した筒部3とからなり、ポリプロピレンなどの合成樹
脂からなるキャップ本体4と、該キャップ本体4内に配
設された軟質樹脂からなる薄肉のライナー5からなって
いる。筒部3の下端部内壁面には、板状をなす複数のタ
ブ6が径方向内方に向け、周方向に沿って突出形成され
ている。これらのタブ6は、その先端を上向きにして折
り畳みが可能なように、起伏可能に形成されている。ま
た、筒部3には、ブリッジ7となる未切断部分を残し
て、筒部3を垂直に切断するスコア8が形成されてい
る。このスコア8の数は特に限定されないが、本例では
筒部3の周方向に複数のスコア8を離間配置した構成に
なっている。
【0012】図3および図4は、キャップ1の詳細を示
すものである。キャップ本体4は、従来の合成樹脂製キ
ャップと比べ、筒部3の高さ(垂直方向長さ)が短く、
また、筒部3内にネジ部が形成されておらず、さらに、
キャップ本体3の下部にタンパーエビデンスリング部が
形成されていないなどの点で従来のキャップと相違して
いる。さらにこのキャップ1における特徴は、筒部3の
垂直方向に沿って、開栓時にブリッジ7が切断されて開
栓を表示するためのスコア8を設け、それによりタンパ
ーエビデンス性を持たせていることである。このスコア
8の数は特に限定されないが、本例では筒部3の周方向
に複数のスコア8を離間配置している。このスコア8の
長さは、キャップの密封性を損なうことがなく、しかも
ブリッジ7の切断が明瞭に確認できる寸法とされる。
【0013】タブ6は、本例では筒部3の内壁面に下端
からわずかの間隔をもって形成されて、またその長さ
は、図2に示すような閉止状態において、先端を上向き
に折り畳まれた状態で容器11の環状突起12の下面に
係合可能な長さとされている。筒部3内壁面には、タブ
6の折り畳み時にタブ6を収容する凹部9が設けられ、
これによってタブ6が折り畳まれた状態で容器口部11
Aに装着される際にブリッジ7に無理な力が加わらない
ようになっている。また、筒部3の外周面には、垂直方
向に沿って平行な多数の突条であるナール10が形成さ
れ、容器11に装着された該キャップ1を手で回す際の
保持が容易な構造になっている。
【0014】図5は、本例の閉止装置における容器11
を詳細に示すものである。この容器11は、口部11A
の上端部に環状突起12が設けられ、この環状突起12
には、漸次下方に向けて離間せしめた傾斜部であるタブ
開放部13が形成されている。環状突起12の下方に
は、タブ開放部13の下端に近接して環状の突起からな
る支持リング部14が形成されている。さらに、支持リ
ング部14の下方には、容器11を懸垂状態で支承する
ためのフランジ15が設けられている。
【0015】容器口部11Aの環状突起12の突出高さ
aは1〜2mm程度、また支持リング部14の突出高さ
bは3〜5mm程度とされる。環状突起12とタブ開放
部13とがなす角度αは5〜50度とされる。この角度
αが50より大きいと、容器口部11Aに装着されたキ
ャップ1を開栓方向に回す際に、タブ6が押し下げられ
る抵抗が強くなり、タブが押し下げられない場合が生じ
ることになる。また、角度αが5度より小さいと、タブ
開放部13の長さが大きくなってしまい、タブ6が環状
突起12に係合しない部分が増加するので好ましくな
い。かかる点からして、環状突起12と支持リング部1
4との間隔cは3〜7mm、タブ開放部13の長さdは
5〜12mm程度とされる。
【0016】タブ開放部13の下端側先端部は、支持リ
ング部14の上面に沿って延長されている。これによ
り、タブ開放部13によって押し下げられたキャップ1
のタブ6を支持リング部14に押し下げ状態のままでス
ムーズに移行させることができる。タブ開放部13の下
端側先端部と支持リング部14とは接触させても良い。
【0017】次に図6から図10を参照して、本例の閉
止装置による閉止および開栓動作を説明する。図6は容
器口部11Aにキャップ1を装着する状態を示してい
る。このキャップ1を装着するには、キャップ1を挿入
して筒部3が径方向外方に膨出することのないチャック
20でキャップ1を保持し、容器口部11Aに被せ、打
栓、即ちキャップ1を周方向に回転させることなく、下
方に押圧する。キャップ1のタブ6は、容器口部11A
の環状突起12に当接し、先端を上向きに折り畳まれた
状態となって環状突起12を乗り越える。タブ6は凹部
9に収容された状態で折り畳まれ、環状突起12を乗り
越える。
【0018】図7は容器口部11Aにキャップ1が装着
された閉止状態を示している。キャップ1が完全に装着
されると、タブ6はやや圧縮された状態でその先端が環
状突起12の下面に当接した状態となる。タブ6が圧縮
された状態でその先端が環状突起12の下面に当接する
結果、キャップ1は、下方に向けて付勢され、容器口部
11Aの上端がキャップ1の天板部2内面のライナーに
強く押し付けられ、容器11が密封閉止される。
【0019】図8および図9は、容器口部11Aに装着
されたキャップ1を図中矢印で示す開栓方向に回した状
態を示している。キャップ1を矢印方向に回すと、タブ
開放部13の直前に位置するタブ6が、タブ開放部13
の下降傾斜に従って先端が次第に押し下げられ、タブ先
端が上向きから下向きまで押し下げられる。この時、キ
ャップ1の筒部3は、径方向外方に向けて膨出し、その
結果、押し下げられるタブ6の近傍にブリッジ7とスコ
ア8があると、この筒部3の径方向外方への膨出によっ
てブリッジ7が切断され、スコア8が裂け、開栓が表示
される。そして押し下げられたタブ6は、図9に示すよ
うに、タブ開放部13の先端から、近接する支持リング
部14に移行し、押し下げ状態が維持される。キャップ
1の回転に従って、多数のタブ6が順次押し下げられ、
先端の下方に向けた押し下げ状態のまま支持リング部1
4に係合し、キャップ1を1回転すると、全てのタブ6
が押し下げられた状態で支持リング部14に係合する。
【0020】図10は、キャップ1を1回転させて全て
のタブ6を押し下げた後、このキャップ1を手で持ち上
げて開栓している状態を示している。全てのタブ6を押
し下げたキャップ1は、容器口部11Aに対する強固な
係止が開放され、容器口部11Aから取り外せる状態と
なっている。このキャップ1を持ち上げると、押し下げ
られたタブ6は容易に環状突起12を乗り越え、キャッ
プ1が引き上げられ、容器口部11Aから取り外され
る。
【0021】この例による閉止装置は、キャップ1およ
び容器口部11に螺着用のネジを必要とせず、またキャ
ップ下端にタンパーエビデンスリング部を形成せずに、
キャップの閉止と開栓ができ、タンパーエビデンス性を
も有しているので、キャップ1の垂直高さを小さく設定
することができ、小容量で背の低い容器と、短いキャッ
プとから、高さが低い収容性に優れた製品を提供するこ
とが可能となる。
【0022】図11は、先の例による容器11の変形例
を示すものである。この例の容器11は、環状突起12
に、下方に向けてV字状に膨出するタブ開放部17を設
けたことを特徴としている。このタブ開放部17を設け
たことにより、この容器口部11Aに前述のキャップ1
を装着し、これを回転させて開栓させる場合、キャップ
1を時計周り、反時計周りのいずれの方向に回しても、
タブ開放部17によるタブ6の押し下げを実行すること
ができ、いずれの方向に回してもキャップ1を開栓可能
とすることができる。
【0023】図12は、本発明に係る閉止装置の第2の
例を示すものである。この例による閉止装置は、先の第
1の例による閉止装置とほぼ同様の構成要素を備え、同
一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
この例による閉止装置は、前述した第1の例におけるキ
ャップ1と同じキャップを使用可能である。この例によ
る閉止装置では、押し下げられたタブ6に当接して、キ
ャップ1を上方に押し上げる機能を有する容器口部21
Aを有する容器21を採用している点を特徴としてい
る。
【0024】この容器21の口部21Aには、キャップ
1装着時に、その先端を上向きに折り畳まれたタブ6の
先端に係合する環状突起12が設けられ、かつ環状突起
12の一部に、漸次下降するタブ開放部13が設けられ
ている。また、タブ開放部13の下方には、タブ開放部
13によって押し下げられたタブ6の先端に当接してキ
ャップ1を押し上げるための漸次上向きに膨出した傾斜
部22を有するタブ押上部23が設けられている。さら
に、タブ開放部13の先端から周方向にやや離間した位
置から、周方向に沿って、押し下げられたタブ6の先端
部に係合して押し下げ状態を維持する環状の溝24が設
けられている。
【0025】この容器口部21Aのタブ押上部23の傾
斜部22は、タブ開放部13よりも開栓方向(矢印で示
す方向)前方側に設けられ、タブ押上部23の上端部と
タブ開放部13との間には、押し下げられたタブ6が通
過可能な隙間が設けられている。タブ押上部23の傾斜
部22は、本例では環状に膨出形成されたタブ押上部2
3の一部が漸次上方に向けて傾斜するように形成されて
いる。このタブ押上部23の環状部分と傾斜部22とが
なす角度βは5〜50度とされる。この角度βが50度
より大きいと、タブ6の先端が押し上げられる際の抵抗
が強くなり、開栓し難くなる。また、角度βが5度より
小さいと、傾斜部22の長さが大きくなってしまい、キ
ャップ1の開栓に必要な回転角度が増加してしまう。
【0026】図13から図15は、この閉止装置の閉止
および開栓動作を説明するための図である。キャップ1
は、図6に示す状態と同じく、筒部3が径方向外方に膨
出しない状態でチャック20に挿入され、容器口部21
Aに回転させることなく押し込まれる。キャップ1のタ
ブ6は先端を上向きに折り畳まれた状態で容器口部21
Aの環状突起12を乗り越える。
【0027】図13は、キャップ1を容器口部21Aに
装着した閉止状態を示している。キャップ1が完全に装
着されると、図7に示す状態と同じく、タブ6はやや圧
縮された状態でその先端が環状突起12の下面に当接し
た状態となる。タブ6が圧縮された状態でその先端が環
状突起12の下面に当接する結果、キャップ1は、下方
に向けて付勢され、容器口部21Aの上端がキャップ1
の天板部2内面のライナーに強く押し付けられ、容器2
1が密封閉止される。
【0028】図14は、容器口部21Aに装着されたキ
ャップ1をこれら図中矢印で示す開栓方向に回した状態
を示している。キャップ1を矢印方向に回すと、図8に
示す状態と同じく、タブ開放部13の直前に位置するタ
ブ6が、タブ開放部13の下降傾斜に従って先端が次第
に押し下げられ、タブ先端が上向きから下向きまで押し
下げられる。この時、キャップ1の筒部3は、径方向外
方に向けて膨出し、その結果、押し下げられるタブ6の
近傍にブリッジ7とスコア8があると、この筒部3の径
方向外方への膨出によってブリッジ7が切断され、スコ
ア8が裂け、開栓が表示される。そして押し下げられた
タブ6の先端部は、タブ開放部13の先端から近接する
溝24に挿入され、押し下げ状態が維持される。
【0029】押し下げられたタブ6は、その先端部を溝
24に係合させて押し下げ状態を維持し、回転に従って
傾斜部22に達すると、先端を斜め下方に向けて傾斜部
22に乗り上げ、傾斜に従ってタブ6を押し上げ、その
結果、キャップ1が上方に押し上げられる。
【0030】図15は、キャップ1が開栓可能となった
状態を示している。キャップ1を開栓方向に回すことに
より、タブ6が先端を下向きに押し下げられ、続いて押
し下げられたタブ6がタブ押上部23の傾斜部22に当
接して、キャップ1が上方に押し上げられる。次いで、
このキャップ1を上方に引き上げると、容器口部21A
から容易に取り外すことができる。
【0031】この例による閉止装置は、キャップ1およ
び容器口部21に螺着用のネジを必要とせず、またキャ
ップ下端にタンパーエビデンスリング部を形成せずに、
キャップの閉止と開栓ができ、タンパーエビデンス性を
も有しているので、キャップ1の垂直高さを小さく設定
することができ、小容量で背の低い容器と、短いキャッ
プとから、高さが低い収容性に優れた製品を提供するこ
とが可能となる。さらに、この閉止装置では、容器口部
21Aに、開栓時にタブ開放部13によって先端を下方
に向けて押し下げられたタブ6に当接してキャップ1を
上昇させるタブ押上部23を設けたことにより、キャッ
プ1の取り外しが容易となる。
【0032】以上、本発明の好適な実施態様について記
したが、本発明は上述の記載および図面において例示さ
れる形態に限定されることなく、種々の変更が可能であ
る。例えば、上記キャップ1でのライナー5に代えて、
天板部2の内面から下方に向けて、閉止状態において容
器口部11A,21A内に嵌入され、該口部を密封する筒状の
内側シール部を突出形成し、この内側シール部によって
容器口部11A,21Aを密封シールする構成としても良い。
また、キャップ1のスコア8は、筒部3が径方向外方に
向けて広げられた際に切断されるブリッジ7を備えてい
れば良く、その形成方向、形成位置を適宜変更可能であ
る。また、先の各例では、合成樹脂製の容器1を用いた
が、ガラス製容器1であっても良い。さらに、容器11,2
1として、タブ開放部13および/またはタブ押上部2
3を周方向に複数配した構成としても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る閉止
装置は、キャップおよび容器口部に螺着用のネジを必要
とせず、またキャップ下端にタンパーエビデンスリング
部を形成せずに、キャップの閉止と開栓ができ、かつタ
ンパーエビデンス性を備えたものであるので、キャップ
の垂直高さを小さく設定することができ、小容量で背の
低い容器と、短いキャップとから、高さが低い収容性に
優れた製品を提供することができる。さらに、容器口部
に、開栓時にタブ開放部によって先端を下方に向けて押
し下げられたタブに当接してキャップを上昇させるタブ
押上部を設けたことにより、キャップの取り外しが容易
となる。また、本発明に係る合成樹脂製キャップは、キ
ャップの垂直方向長さを小さくすることができ、使用樹
脂量を削減できることから、原料コストが削減でき、安
価に製造し得る。さらに、本発明に係る閉止装置は、容
器口部に合成樹脂製キャップを打栓状態でキャッピング
できるので、キャッピングが高速で実施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の閉止装置の第1の例を示す一部
断面視した正面図である。
【図2】図2は同じ閉止装置の閉止状態を示す要部断面
図である。
【図3】図3は同じ閉止装置のキャップを示す一部断面
視した正面図である。
【図4】図4は同じ閉止装置のキャップを示す底面図で
ある。
【図5】図5は同じ閉止装置の容器の正面図である。
【図6】図6は同じ閉止装置の閉止直前の状態を示す断
面図である。
【図7】図7は同じ閉止装置の閉止状態を示す断面図で
ある。
【図8】図8は同じ閉止装置の開栓開始直後の状態を示
す断面図である。
【図9】図9は同じ閉止装置の開栓途中の状態を示す断
面図である。
【図10】図10は同じ閉止装置の開栓状態(タブ開放
状態)を示す断面図である。
【図11】図11は容器の変形例を示す正面図である。
【図12】図12はこの発明の閉止装置の第2の例を示
す一部断面視した正面図である。
【図13】図13は同じ閉止装置の閉止状態を示す正面
図である。
【図14】図14は同じ閉止装置の開栓途中の状態を示
す正面図である。
【図15】図15は同じ閉止装置の開栓状態(タブ開放
状態)を示す正面図である。
【符号の説明】
1……合成樹脂製キャップ、2……天板部、3……筒
部、4……キャップ本体、5……ライナー、6……タ
ブ、7……ブリッジ、8……スコア、11,21……容
器、11A,21A……口部、12……環状突起、13
……タブ開放部、14……支持リング部、22……傾斜
部、23……タブ押上部、24……溝。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、その口部に装着され、開栓を表
    示するタンパーエビデンス性を有する合成樹脂製キャッ
    プとからなる閉止装置であって、 前記合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下
    した筒部とを備え、該筒部の内壁下端部に、板状をなす
    複数のタブを周方向に沿って突出形成し、かつ該筒部
    に、該タブが径方向外方に押圧される時に切断される弱
    化ラインを設けてなり、 前記容器は、その口部の上端部外周に、前記合成樹脂製
    キャップ装着状態で、先端を上方に向けて折り畳まれた
    状態にある前記タブの先端に当接する環状突起を設け、
    かつ該環状突起に、該容器口部に装着された該キャップ
    を周方向に回した時に、タブの先端を下方に向けて押し
    下げるタブ開放部を設けてなることを特徴とする閉止装
    置。
  2. 【請求項2】 容器と、その口部に装着され、開栓を表
    示するタンパーエビデンス性を有する合成樹脂製キャッ
    プとからなる閉止装置であって、 前記合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下
    した筒部とを備え、該筒部の内壁下端部に、板状をなす
    複数のタブを周方向に沿って突出形成し、かつ該筒部
    に、該タブが径方向外方に押圧される時に切断される弱
    化ラインを設けてなり、 前記容器は、その口部の上端部外周に、前記合成樹脂製
    キャップ装着状態で、先端を上方に向けて折り畳まれた
    状態にある前記タブの先端に当接する環状突起を設け、
    かつ該環状突起に、該容器口部に装着された該キャップ
    を周方向に回した時に、タブの先端を下方に向けて押し
    下げるタブ開放部を設け、 さらに前記環状突起の下方に、前記タブ開放部によって
    押し下げられた前記タブに係合し、該タブの押し下げ状
    態を維持する環状突起或いは環状溝からなる支持リング
    部を設けてなることを特徴とする閉止装置。
  3. 【請求項3】 前記タブ開放部が、前記環状突起の一部
    を漸次下方に向けて離間せしめた傾斜部であり、かつ該
    傾斜部の下端を前記支持リング部に近接または接触させ
    たことを特徴とする請求項2の閉止装置。
  4. 【請求項4】 前記タブ開放部が、前記環状突起の一部
    をV字状またはU字状に下方に向けて膨出せしめてな
    り、かつ該膨出部の下端を前記支持リング部に近接また
    は接触させたことを特徴とする請求項2の閉止装置。
  5. 【請求項5】 前記タブ開放部と環状突起とがなす傾斜
    角度が5〜50度であることを特徴とする請求項3また
    は4の閉止装置。
  6. 【請求項6】 前記合成樹脂製キャップの弱化ライン
    が、前記タブが径方向外方に押圧される時に切断される
    ブリッジを介して前記筒部の少なくとも一部を垂直に切
    断したスコアであることを特徴とする請求項2から5の
    いずれかの閉止装置。
  7. 【請求項7】 容器と、その口部に装着され、開栓を表
    示するタンパーエビデンス性を有する合成樹脂製キャッ
    プとからなる閉止装置であって、前記合成樹脂製キャッ
    プは、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、該
    筒部の内壁下端部に、板状をなす複数のタブを周方向に
    沿って突出形成し、かつ該筒部に、該タブが径方向外方
    に押圧される時に切断される弱化ラインを設けてなり、
    前記容器は、その口部の上端部外周に、前記合成樹脂製
    キャップ装着状態で、先端を上方に向けて折り畳まれた
    状態にある前記タブの先端に当接する環状突起を設け、
    かつ該環状突起に、該容器口部に装着された該キャップ
    を周方向に回した時に、タブの先端を下方に向けて押し
    下げるタブ開放部を設け、さらにタブ開放部の下方に、
    このタブ開放部により押し下げられたタブの先端に当接
    して該キャップの回転に従って該キャップを上方に押し
    上げるタブ押上部を設けてなることを特徴とする閉止装
    置。
  8. 【請求項8】 前記タブ開放部の下端側に隣接して、前
    記タブ開放部によって押し下げられた前記タブに係合
    し、該タブの押し下げ状態を維持する環状突起或いは環
    状溝からなる支持リング部を設けてなることを特徴とす
    る請求項7の閉止装置。
  9. 【請求項9】 前記タブ開放部が、前記環状突起の一部
    を漸次下方に向けて離間せしめた傾斜部であることを特
    徴とする請求項7または8の閉止装置。
  10. 【請求項10】 前記タブ開放部が、前記環状突起の一
    部をV字状またはU字状に下方に向けて膨出せしめてな
    ることを特徴とする請求項7または8の閉止装置。
  11. 【請求項11】 前記タブ開放部と環状突起とがなす傾
    斜角度が5〜50度であることを特徴とする請求項9ま
    たは10の閉止装置。
  12. 【請求項12】 前記合成樹脂製キャップの弱化ライン
    が、前記タブが径方向外方に押圧される時に切断される
    ブリッジを介して前記筒部の少なくとも一部を垂直に切
    断したスコアであることを特徴とする請求項7から11
    のいずれかの閉止装置。
  13. 【請求項13】 口部上端部に環状突起が設けられ、か
    つ環状突起の一部が下方に膨出してなるタブ開放部が形
    成され、さらに前記環状突起の下方に、該タブ開放部の
    下端と近接または接触するように支持リング部が形成さ
    れてなる容器の口部に装着される合成樹脂製キャップで
    あって、 天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、該筒部の
    内壁下端部に、板状をなす複数のタブを周方向に沿って
    突出形成し、かつ該筒部に、該タブが径方向外方に押圧
    される時に切断される弱化ラインを設けてなることを特
    徴とする合成樹脂製キャップ。
  14. 【請求項14】 前記タブは、この合成樹脂製キャップ
    を前記容器の口部に装着した状態で、先端を上方に向け
    て折り畳まれ、その先端が環状突起に当接し、かつ該容
    器口部に装着された該キャップを周方向に回した時に、
    環状突起に連設されたタブ開放部により先端を下方に向
    けて押し下げられ、さらに前記タブ開放部によって押し
    下げられた該タブが前記支持リングに係合するような寸
    法と位置に設けられたことを特徴とする請求項13の合
    成樹脂製キャップ。
  15. 【請求項15】 前記タブが、前記筒部の内壁面の下端
    あるいは下端から2mm上方までのいずれかの位置から
    径方向内方側に向けて突出形成され、かつその突出長さ
    が3〜5mmの範囲とされたことを特徴とする請求項1
    3または14の合成樹脂製キャップ。
  16. 【請求項16】 前記筒部の内壁面に、前記タブがその
    先端を上方に向けて折り畳まれた時に、該タブを収容可
    能な凹部が設けられたことを特徴とする請求項13から
    15のいずれかの合成樹脂製キャップ。
  17. 【請求項17】 前記合成樹脂製キャップの弱化ライン
    が、前記タブが径方向外方に押圧される時に切断される
    ブリッジを介して前記筒部の少なくとも一部を垂直に切
    断したスコアであることを特徴とする請求項13から1
    6のいずれかの合成樹脂製キャップ。
  18. 【請求項18】 前記天板部の内面側に、軟質樹脂から
    なるシート状のライナーを配したことを特徴とする請求
    項13から17のいずれかの合成樹脂製キャップ。
  19. 【請求項19】 前記天板部の内面に、前記合成樹脂製
    キャップを前記容器の口部に装着した際に、容器口部内
    に嵌入されて該容器口部を気密に密封する筒状の内側シ
    ール部を形成したことを特徴とする請求項13から17
    のいずれかの合成樹脂製キャップ。
  20. 【請求項20】 口部上端部に環状突起が設けられ、か
    つ環状突起の一部が下方に膨出してなるタブ開放部が形
    成され、さらに前記環状突起の下方に、該タブ開放部の
    下端と近接または接触する環状の突起または溝からなる
    支持リング部が形成された口部構造を有する容器。
  21. 【請求項21】 前記タブ開放部が、前記環状突起の一
    部を漸次下方に向けて離間せしめた傾斜部であり、かつ
    該傾斜部の下端を前記支持リング部に近接または接触さ
    せたことを特徴とする請求項20の容器。
  22. 【請求項22】 前記タブ開放部が、前記環状突起の一
    部をV字状またはU字状に下方に向けて膨出せしめてな
    り、かつ該膨出部の下端を前記支持リング部に近接また
    は接触させたことを特徴とする請求項20の容器。
  23. 【請求項23】 前記タブ開放部と環状突起とがなす傾
    斜角度が5〜50度であることを特徴とする請求項21
    または22の容器。
  24. 【請求項24】 口部上端部に環状突起が設けられ、か
    つ環状突起の一部が下方に膨出してなるタブ開放部が形
    成され、さらに該タブ開放部の下方に傾斜面を有する突
    起からなるタブ押上部を設けてなることを特徴とする容
    器。
  25. 【請求項25】 前記タブ開放部の下端側に隣接して環
    状突起或いは環状溝からなる支持リング部を設けてなる
    ことを特徴とする請求項24の容器。
  26. 【請求項26】 前記タブ開放部が、前記環状突起の一
    部を漸次下方に向けて離間せしめた傾斜部であることを
    特徴とする請求項24または25の容器。
  27. 【請求項27】 前記タブ開放部が、前記環状突起の一
    部をV字状またはU字状に下方に向けて膨出せしめてな
    ることを特徴とする請求項24または25の容器。
  28. 【請求項28】 前記タブ開放部と環状突起とがなす傾
    斜角度が5〜50度であることを特徴とする請求項26
    または27の容器。
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