JPH0986255A - 車両用フットレスト - Google Patents

車両用フットレスト

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JPH0986255A
JPH0986255A JP26896795A JP26896795A JPH0986255A JP H0986255 A JPH0986255 A JP H0986255A JP 26896795 A JP26896795 A JP 26896795A JP 26896795 A JP26896795 A JP 26896795A JP H0986255 A JPH0986255 A JP H0986255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
footrest
vehicle
foot
tread surface
weak portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP26896795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takenaka
研一 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0986255A publication Critical patent/JPH0986255A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 つま先とかかととの変位量の差に基づく足首
へのモーメントを低減できる、車両用フットレストを提
供すること。 【解決手段】 車体に取り付けられる、足踏面(32)
を有するフットレストである。フットレスト(30)は
前壁(34)と側壁(38)とに弱部(48)を有す
る。これら弱部は、車体の前方から所定以上の荷重が加
わるとき、足踏面の少なくとも一部が側方、かつ、前方
に向けて下向き傾斜するように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用フットレスト
に関し、特に、車両の運転者が運転中、左足を載せるの
に適する樹脂製のフットレストに関する。
【0002】
【従来の技術】フットレストの本体を樹脂によって台枠
状に形成してその空間内に弾性体のエネルギ吸収体を配
置すると共に、エネルギ吸収体の前後部分を空間内部に
向けてく字状に折り曲げた衝撃吸収可能のフットレスト
が提案されている(実開平4-59532 号公報)。
【0003】運転者が運転中に左足を載せるフットレス
ト10は、図5の(a)に示すように、その前方部分が
ダッシュパネル12に、後方部分がフロア14にそれぞ
れ係合した形態で車体に取り付けられる。
【0004】ところで、乗用車の場合、車体の前方から
車体に所定以上の荷重、すなわち衝突荷重が加わると
き、ダッシュパネル12が車室16内へ進出し、同時に
フロア14が後退するが、ダッシュパネル12の進出量
の方がフロア14の後退量より大きいことが実験により
確認されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この確認事実に基づく
と、車体の前方から車体に所定以上の荷重が加わってダ
ッシュパネル12が車室16内へ進出するとき、図5の
(b)に示すように、フットレスト10に載せた足のつ
ま先18の方がかかと20より大きく変位することとな
り、足首22に大きなモーメントを付加する結果とな
る。前記提案に係るフットレストでは、所定以上の荷重
によってエネルギ吸収体及びフットレストの本体がつぶ
れるため、つま先18が後方Aへ変位する量は少なくな
るはずであるが、フットレスト10の高さHが限られて
いることから、つま先18の変位減少量はわずかであ
る。
【0006】本発明は、つま先とかかととの変位量の差
に基づく足首へのモーメントを低減できる、車両用フッ
トレストを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体に取り付
けられる、足踏面を有するフットレストである。このフ
ットレストは、前記車体の前方から所定以上の荷重が加
わるとき、前記足踏面の少なくとも一部が側方、かつ、
前方に向けて下向き傾斜するように、又は前方に向けて
下向き傾斜するように変形可能に形成されている。
【0008】前記フットレストは、前記足踏面から下方
へ向けてそれぞれ伸びる前壁と、2つの側壁と、後壁と
を有する。この場合、前記前壁と前記2つの側壁の一方
とは弱部を有することが好ましく、前記弱部の変形によ
って前記足踏面の少なくとも一部が側方、かつ、前方に
向けて下向き傾斜する。
【0009】
【作用および効果】車体の前方から所定以上の荷重が加
わり、ダッシュパネルが車室内へ進出するとき、足踏面
の少なくとも一部が側方、かつ、前方に向けて下向き傾
斜するように変形するか、又は足踏面の少なくとも一部
が前方に向けて下向き傾斜するように変形する。その結
果、フットレストに載っていた足のつま先が、足踏面の
少なくとも一部の側方、かつ、前方への下向き傾斜によ
って足踏面から滑り落ちる。このような滑り落ちがなく
ても、フットレストに載っていた足のつま先が、足踏面
の少なくとも一部の前方への下向き傾斜によって前方へ
向けて変位する。すなわち、ダッシュパネルを車室内へ
進出させる荷重の反力によってつま先が前方へ向けて変
位する。
【0010】フットレストに載っていた足のつま先が足
踏面の変形によって足踏面から滑り落ちると、つま先と
かかととは共にフロアの後退量の影響を受けるため、両
者の後方へ向く変位の差が実質的になくなり、足首に働
くモーメントは生じない。一方、つま先が滑り落ちるこ
となく前方へ変位する場合には、つま先の前方への変位
がダッシュパネルの車室内への進出を減殺するように作
用するため、つま先とかかとの後方へ向く変位の差が少
なくなり、足首に働くモーメントは小さくなる。
【0011】フットレストの足踏面の少なくとも一部又
は全部が下向き傾斜するように変形することは、フット
レストに載っているかかととつま先とに十分な距離を与
える結果、フットレストの高さが限られている場合で
も、足首に働くモーメントを小さくするのに有効であ
る。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、簡単な構
成で前記効果を達成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】フットレストは、足踏面と、この
足踏面からそれぞれ伸びる前壁と、2つの側壁と、後壁
とを一体に有するように、PP又はABSのような樹脂
を射出成形して作ることができる。成形の際、前壁と2
つの側壁の一方とに、足踏面を側方、かつ、前方へ向け
て下向き傾斜させる弱部ができるようにする。弱部は、
その厚みを弱部以外の部分の厚みより薄くすることによ
って、または穴を開けることによって得ることができ
る。
【0014】
【実施例】フットレスト30は、側壁を側方から見た図
1と、前壁を前方から見た図2と、全体の斜視状態を示
す図3とを参照して、足踏面32と、足踏面32から下
方へ向けてそれぞれ伸びる前壁34と、2つの側壁3
6、38と、後壁40とを一体に有し、これらの内側は
空間である。フットレスト30は、前壁34から前方へ
伸ばしたフランジ35及び後壁40から後方へ伸ばした
フランジ41それぞれに開けた穴42にボルト(図示せ
ず)を通して車体のフロア44にねじ込み、フロア44
に取り付けられている。フットレスト30は、車体の前
方から所定以上の荷重が加わるとき、足踏面32の少な
くとも一部が側方、かつ、前方に向けて下向き傾斜する
ように形成されている。
【0015】図示の実施例では、フットレスト30の足
踏面32には凹凸を設けてある。フットレスト30の前
壁34は弱部46を有し、また右の側面38は弱部48
を有する。弱部46、48は説明の便宜のためにハッチ
ングを入れて示してある。弱部46は、その厚みが弱部
以外の部分47の厚みより薄くなるように形成したもの
で、図2に示すように、足踏面32に沿っている上辺5
0と、右の側壁38との境界に沿っている隅辺51と、
斜辺52とからなる実質的に三角形状を呈している。一
方、弱部48は、その厚みが弱部以外の部分49の厚み
より薄くなるように形成したもので、図1に示すよう
に、足踏面32に沿っている上辺54と、前壁34との
境界に沿っている隅辺55と、斜辺56とからなる実質
的に三角形状を呈している。その結果、車体の前方から
所定以上の荷重が加わるとき、その荷重の反力がフット
レスト30に載っている足60から弱部46、48に加
わり、これによって弱部46、48が破断して足踏面3
2が側方、かつ、前方に向けて下向き傾斜するように変
形する。
【0016】前記実施例に代えて、前壁34と左の側壁
36とにそれぞれ弱部を設けることもできる。この場
合、前壁34の弱部は図2に示した弱部46とは対称に
形成し、側壁36の弱部は図1に示した弱部48と実質
的に同じ形態とする。さらに、足踏面32が前方に向け
て下向き傾斜するように変形可能に形成することもでき
る。この場合、前壁34の全面を弱部とし、右の側壁3
8の弱部と左の側壁36の弱部とは図1に示した形態と
する。
【0017】実施例のフットレスト30は次のように作
用する。車体の前方から所定以上の荷重が加わり、ダッ
シュパネルが車室内へ進出するとき、前記荷重の反力に
よって足踏面に載っている足のつま先が前方へ変位して
前壁34の弱部46を破断し、同時に、側壁38の弱部
48を破断する。その結果、足踏面32は側方、かつ、
前方に向けて下向き傾斜し、足60の特につま先62は
図4に示すように、足踏面32と共に変位してフロア4
4に滑り落ちる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用フットレストの実施例の側
面図で図3の1方向に見たものであり、弱部にハッチン
グを入れて示してある。
【図2】本発明に係る車両用フットレストの実施例の背
面図で図3の2方向に見たものであり、弱部にハッチン
グを入れて示してある。
【図3】本発明に係る車両用フットレストの実施例の斜
視図である。
【図4】本発明に係る車両用フットレストの実施例の作
用を示す模式図で、(a)は背面方向から、(b)は側
面方向から、(c)は平面方向から見た状態を示してい
る。
【図5】車体にに加わる荷重によってフットレストに載
っている足の変位を示す模式図で、(a)は変位する前
の状態を、(b)は変位した後の状態を示している。
【符号の説明】
30 フットレスト 32 足踏面 34 前壁 36、38 側壁 40 後壁 46、48 弱部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取り付けられる、足踏面を有する
    フットレストであって、前記車体の前方から所定以上の
    荷重が加わるとき、前記足踏面の少なくとも一部が側
    方、かつ、前方に向けて下向き傾斜するように、又は前
    方に向けて下向き傾斜するように変形可能に形成され
    た、車両用フットレスト。
  2. 【請求項2】 前記フットレストは、前記足踏面から下
    方へ向けてそれぞれ伸びる前壁と、2つの側壁と、後壁
    とを有し、前記前壁と前記2つの側壁の一方とは弱部を
    有し、この弱部の変形によって前記足踏面の少なくとも
    一部が側方、かつ、前方に向けて下向き傾斜する、請求
    項1に記載の車両用フットレスト。
JP26896795A 1995-09-25 1995-09-25 車両用フットレスト Pending JPH0986255A (ja)

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