JPH098587A - 音叉型振動子 - Google Patents
音叉型振動子Info
- Publication number
- JPH098587A JPH098587A JP17415695A JP17415695A JPH098587A JP H098587 A JPH098587 A JP H098587A JP 17415695 A JP17415695 A JP 17415695A JP 17415695 A JP17415695 A JP 17415695A JP H098587 A JPH098587 A JP H098587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tuning fork
- fork type
- crystal piece
- leg part
- type crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で簡易的にフィルタとして利用できる音
叉型振動子を提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも二本の脚部を有する音叉型水晶片
１に励振電極を形成し、前記音叉型水晶片をリード線
４，４を介してケースに収容し、気密封止した音叉型振
動子において、封止された内部雰囲気６を不活性ガスに
よりほぼ大気圧とした。
叉型振動子を提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも二本の脚部を有する音叉型水晶片
１に励振電極を形成し、前記音叉型水晶片をリード線
４，４を介してケースに収容し、気密封止した音叉型振
動子において、封止された内部雰囲気６を不活性ガスに
よりほぼ大気圧とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器などに組み込ま
れる音叉型振動子の構造に関するものである。
れる音叉型振動子の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術を音叉型水晶振動子を例にし
て説明する。蒸着マスクを用いた金属蒸着により、音叉
型水晶片の第一の励振電極を一方の脚部の表裏面と他方
の脚部の側面に設けて各々共通接続し、第二の励振電極
を一方の脚部の側面と他方の脚部の表裏面に設けて各々
接続されてている。そして、ベースにはリード端子が気
密かつ絶縁されて封着されており、このリード端子に音
叉型水晶片を電気的機械的に接合し、キャップをかぶせ
て気密封止を行う。この際、真空封止されていた。
て説明する。蒸着マスクを用いた金属蒸着により、音叉
型水晶片の第一の励振電極を一方の脚部の表裏面と他方
の脚部の側面に設けて各々共通接続し、第二の励振電極
を一方の脚部の側面と他方の脚部の表裏面に設けて各々
接続されてている。そして、ベースにはリード端子が気
密かつ絶縁されて封着されており、このリード端子に音
叉型水晶片を電気的機械的に接合し、キャップをかぶせ
て気密封止を行う。この際、真空封止されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の音叉型
振動子では、Ｑ特性（周波数特性）が高く、希望する減
衰量に対する帯域幅がとれずにフィルタとしては利用で
きなかった。
振動子では、Ｑ特性（周波数特性）が高く、希望する減
衰量に対する帯域幅がとれずにフィルタとしては利用で
きなかった。
【０００４】そこで、本発明は、安価で簡易的にフィル
タとして利用できる音叉型振動子を提供することを目的
とする。
タとして利用できる音叉型振動子を提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の音叉型振動子は、少なくとも二本の脚部を
有する音叉型水晶片に励振電極を形成し、前記音叉型水
晶片をリード線を介してケースに収容し、気密封止した
音叉型振動子において、封止された内部雰囲気を不活性
ガスによりほぼ大気圧とした。
めに本発明の音叉型振動子は、少なくとも二本の脚部を
有する音叉型水晶片に励振電極を形成し、前記音叉型水
晶片をリード線を介してケースに収容し、気密封止した
音叉型振動子において、封止された内部雰囲気を不活性
ガスによりほぼ大気圧とした。
【０００６】
【作用】特許請求項１により、封止された内部雰囲気圧
があがれば音叉型振動子のＱ特性がよりなだらかになる
傾向にあるため、所定の減衰量に対する帯域幅がより大
きくとれるようになり、フィルタとして利用できるよう
になる。尚、図２は本発明と従来との周波数特性を示す
グラフ図であり、周波数３２．７６８ＫＨｚの音叉型水
晶振動子において、内部雰囲気を真空封止したもの（従
来−細線）と内部雰囲気をＮ2により充填するとともに
１気圧で封止したもの（本発明−太線）とをフィルタと
して利用する減衰量−５ｄＢにおける帯域幅をそれぞれ
比較した。このグラフからわかるように、従来の周波数
特性は−５ｄＢ（０ｄＢから−５ｄＢ）における帯域幅
がタイトであったものが、本発明の周波数特性は−５ｄ
Ｂ（−１０ｄＢから−１５ｄＢ）における帯域幅が従来
の４倍以上と広くなっているのがわかる。従って、フィ
ルタとして利用するに十分な帯域幅が確保できるように
なっているのがわかる。
があがれば音叉型振動子のＱ特性がよりなだらかになる
傾向にあるため、所定の減衰量に対する帯域幅がより大
きくとれるようになり、フィルタとして利用できるよう
になる。尚、図２は本発明と従来との周波数特性を示す
グラフ図であり、周波数３２．７６８ＫＨｚの音叉型水
晶振動子において、内部雰囲気を真空封止したもの（従
来−細線）と内部雰囲気をＮ2により充填するとともに
１気圧で封止したもの（本発明−太線）とをフィルタと
して利用する減衰量−５ｄＢにおける帯域幅をそれぞれ
比較した。このグラフからわかるように、従来の周波数
特性は−５ｄＢ（０ｄＢから−５ｄＢ）における帯域幅
がタイトであったものが、本発明の周波数特性は−５ｄ
Ｂ（−１０ｄＢから−１５ｄＢ）における帯域幅が従来
の４倍以上と広くなっているのがわかる。従って、フィ
ルタとして利用するに十分な帯域幅が確保できるように
なっているのがわかる。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図１は本発明の音叉型水晶振動子の断面図である。
音叉型水晶片１には、蒸着マスクを用いた金属蒸着によ
り、第一の励振電極を一方の脚部の表裏面と他方の脚部
の側面に設けて各々共通接続し、第二の励振電極を一方
の脚部の側面と他方の脚部の表裏面に設けて各々接続さ
れてている（図示せず）。また、ベース２には、ガラス
３を介してリード端子４，４が気密かつ絶縁されて封着
されており、前記音叉型水晶片１をベース２に搭載され
た状態で、導電性接合材等により前記リード端子４，４
と電気的機械的に接合されている。そして、最終的には
円筒形のキャップ５にて気密封止を行い音叉型水晶振動
子の完成となる。この際、内部雰囲気６を例えばＮ2等
の不活性ガスにより充填するとともに大気圧と同様の１
気圧とした。
る。図１は本発明の音叉型水晶振動子の断面図である。
音叉型水晶片１には、蒸着マスクを用いた金属蒸着によ
り、第一の励振電極を一方の脚部の表裏面と他方の脚部
の側面に設けて各々共通接続し、第二の励振電極を一方
の脚部の側面と他方の脚部の表裏面に設けて各々接続さ
れてている（図示せず）。また、ベース２には、ガラス
３を介してリード端子４，４が気密かつ絶縁されて封着
されており、前記音叉型水晶片１をベース２に搭載され
た状態で、導電性接合材等により前記リード端子４，４
と電気的機械的に接合されている。そして、最終的には
円筒形のキャップ５にて気密封止を行い音叉型水晶振動
子の完成となる。この際、内部雰囲気６を例えばＮ2等
の不活性ガスにより充填するとともに大気圧と同様の１
気圧とした。
【０００８】
【発明の効果】特許請求項１により、極めて簡便で安価
な構成で所定の減衰量に対する帯域幅がとれフィルタと
して利用できる音叉型振動子を提供することができる。
な構成で所定の減衰量に対する帯域幅がとれフィルタと
して利用できる音叉型振動子を提供することができる。
【図１】本発明の音叉型水晶振動子の断面図である。
【図２】本発明と従来との周波数特性を示すグラフ図で
ある。
ある。
１・・・音叉型水晶片 ２・・・ベース ３・・・ガラス ４・・・リード端子 ５・・・キャップ ６・・・内部雰囲気
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも二本の脚部を有する音叉型水
晶片に励振電極を形成し、前記音叉型水晶片をリード線
を介してケースに収容し、気密封止した音叉型振動子に
おいて、封止された内部雰囲気を不活性ガスによりほぼ
大気圧としたことを特徴とする音叉型振動子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17415695A JPH098587A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 音叉型振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17415695A JPH098587A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 音叉型振動子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH098587A true JPH098587A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15973673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17415695A Pending JPH098587A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 音叉型振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH098587A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006098168A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Denso Corp | 角速度センサ装置 |
| JP2007116056A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Seiko Instruments Inc | 気密端子とその製造方法、圧電振動子とその製造方法、発振器、電子機器及び電波時計 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP17415695A patent/JPH098587A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006098168A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Denso Corp | 角速度センサ装置 |
| JP2007116056A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Seiko Instruments Inc | 気密端子とその製造方法、圧電振動子とその製造方法、発振器、電子機器及び電波時計 |
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