JPH0985386A - 鋳型の通気度測定方法および通気度測定装置 - Google Patents

鋳型の通気度測定方法および通気度測定装置

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JPH0985386A
JPH0985386A JP23876795A JP23876795A JPH0985386A JP H0985386 A JPH0985386 A JP H0985386A JP 23876795 A JP23876795 A JP 23876795A JP 23876795 A JP23876795 A JP 23876795A JP H0985386 A JPH0985386 A JP H0985386A
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JP
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gas
mold
air permeability
flow rate
pressure
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JP23876795A
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Tetsuo Yamamoto
本 徹 男 山
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼成後の鋳型の通気度を自動的にそして極く
短時間のうちにばらつきなく測定できるようにする。 【解決手段】 鋳型の通気度を測定するに際し、鋳型の
内部に気体を送給して鋳型入り側の圧力を一定に制御
し、そのときの気体の流量から鋳型の通気度を求める
か、あるいは、鋳型の内部の気体を鋳型の外部より吸引
して鋳型出側の圧力を一定に制御し、そのときの気体の
流量から鋳型の通気度を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属の鋳造に使用
される鋳型に関し、特に、鋳型の通気度を測定するのに
好適な鋳型の通気度測定方法および通気度測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】金属溶湯を鋳造して鋳造品を製造するの
に利用される鋳型に要求される条件としては、例えば、
(1)造型性がよく、適度の強さ,硬さおよび通気度を
有すること、(2)適切な熱伝導性を有すること、
(3)金属溶湯の温度,熱に十分耐え得ること、(4)
良好なる崩壊性を有すること、(5)鋳造品に悪影響を
及ぼさないこと、(6)公害,作業環境劣化等の原因と
ならないこと、(7)安価であること、などをあげるこ
とができる。
【0003】そして、このような鋳型に要求される条件
のひとつとして上記したように鋳型の通気度があり、鋳
型の通気度を鋳造前に把握しておくことが品質の良い鋳
造品を製造するために重要である。
【0004】従来、このような鋳型の通気度を鋳造前に
把握するに際して、鋳物砂そのもの(鋳物砂を焼き硬め
ない状態)の通気度を試験する方法として、JIS Z
2603に制定されたものがある。
【0005】このJIS Z 2603に制定されてい
る鋳物砂の通気度試験方法は、図5に示す通気度試験器
を用いて実施される。
【0006】ここでの通気度とは、一定の試験片を通し
て、一定の圧力の空気が流れる速度で表現した値を意味
するものである。
【0007】図5に示す通気度試験器101は、水10
2を入れた水槽103と、下端に重錘104をそなえか
つ水槽103内に入れた状態で空気空間105が形成さ
れているドラム106と、水槽103に取り付けられた
固定の外管107と、ドラム106に取り付けられた可
動の内管108と、外管107に接続する三方コック1
09と、三方コック109との間で気密材110を介し
て接続した試験筒111と、気密材110を介して試験
筒111に接続した水柱圧力計112をそなえた構造を
なすものとなっており、試験筒111に試料113を設
けるものとなっている。
【0008】この通気度試験器101は、1000ml
の空気量のときにゲージ圧が静止状態で水柱10±0.
05cmを保ち、その圧力のもとで2000mlの空気
を300ml/sec以上の速度で送り得るもので、気
密は24時間で25mm以下のドラム沈降量を有するも
のであって、同じくJIS Z 2603に制定された
鋳物砂のつき固め作業標準によってつき固められた試料
113の通気度を測定するものとしている。
【0009】一方、このような鋳物砂の通気度試験方法
では、鋳物砂を焼き硬めないものについての通気度を測
定するようにしていることから、実際により近いものと
なるように、焼き硬めたものについて通気度を測定でき
るようにすることも望まれる。
【0010】そこで、その場合には、図5に示した通気
度試験器101を若干変更し、図6に示すように、試験
筒111には、ホース114を介して、焼成したピンポ
ン玉試料115を接続して、ドラム106の自重でほぼ
一定圧力で空気をピンポン玉試料115に送り、一定体
積(1000ml)の空気が通過する時間(sec)を
測定することによって、ピンポン玉試料115、すなわ
ち焼成した鋳型の通気度を測定するようにしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな焼成後のピンポン玉試料を用いる通気度測定試験方
法および試験装置では、焼き硬めた鋳型の通気度を測定
することは十分に可能であるものの、測定に長い時間を
必要とすること、人手による測定作業がほとんどを占め
ること、測定結果にばらつきを生じることがありうるこ
と、などといった問題点があることから、測定の自動化
をはかり、そしてまた短時間のうちに測定が可能である
ようにすることが課題となっていた。
【0012】
【発明の目的】本発明は、このような課題にかんがみて
なされたものであって、焼成後の鋳型の通気度を自動的
にそして極く短時間のうちにばらつきなく測定できるよ
うにすることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる鋳型の通
気度測定方法は、請求項1に記載しているように、鋳型
の通気度を測定するに際し、鋳型の内部に気体を送給し
て鋳型入り側の圧力を一定に制御し、そのときの気体の
流量から鋳型の通気度を求めるようにしたことを特徴と
している。
【0014】そして、本発明に係わる鋳型の通気度測定
方法の実施態様においては、請求項2に記載しているよ
うに、気体の温度を測定して気体の流量を補正するよう
になすことができる。
【0015】また、本発明に係わる鋳型の通気度測定装
置は、請求項3に記載しているように、鋳型の内部に気
体を送給する気体送給系と、気体送給系を流れる気体の
圧力を測定する圧力計と、気体送給系を流れる気体の圧
力を一定に制御する制御弁と、気体の圧力が一定に制御
されているときの気体の流量を測定する流量計と、流量
計により測定した気体の流量から鋳型の通気度を計算す
る計算手段をそなえている構成としたことを特徴として
いる。
【0016】そして、本発明に係わる鋳型の通気度測定
装置の実施態様においては、請求項4に記載しているよ
うに、気体の温度によって気体の流量を補正する温度計
をそなえているものとすることができる。
【0017】さらに、本発明に係わる鋳型の通気度測定
方法は、請求項5に記載しているように、鋳型の通気度
を測定するに際し、鋳型の内部の気体を鋳型の外部より
吸引して鋳型出側の圧力を一定に制御し、そのときの気
体の流量から鋳型の通気度を求めるようにしたことを特
徴としている。
【0018】そして、本発明に係わる鋳型の通気度測定
方法の実施態様においては、請求項6に記載しているよ
うに、気体の温度を測定して気体の流量を補正するよう
になすこともできる。
【0019】また、本発明に係わる鋳型の通気度測定装
置は、請求項7に記載しているように、鋳型の内部の気
体を鋳型の外部より吸引する気体吸引系と、気体吸引系
を流れる気体の圧力を測定する圧力計と、気体吸引系を
流れる気体の圧力を一定に制御する制御弁と、気体の圧
力が一定に制御されているときの気体の流量を測定する
流量計と、流量計により測定した気体の流量から鋳型の
通気度を計算する計算手段をそなえている構成としたこ
とを特徴としている。
【0020】そして、本発明に係わる鋳型の通気度測定
装置の実施態様においては、請求項8に記載しているよ
うに、気体の温度によって気体の流量を補正する温度計
をそなえているものとすることができる。
【0021】
【実施例】実施例1 図1は本発明に係わる鋳型の通気度測定方法の実施に使
用される鋳型の通気度測定装置の第1実施例による基本
構成を示すものであって、図1の右側に示す鋳型1の通
気度を測定する場合を例にとって説明する。
【0022】図1に示しているように、鋳型1と圧縮空
気との間で気体送給系2が設けられており、この気体送
給系2には、その圧縮空気側から、圧縮空気の送給を開
閉するバルブ3と、圧力ゲージ4と、圧縮空気の浄化を
行うフィルタ5と、気体送給系2を流れる気体の流量な
いしは圧力を制御する制御弁6と、気体送給系2を流れ
る気体の流量を測定する流量計7と、送気弁8と、気体
送給系2を流れる気体の圧力を測定する圧力計9と、気
体送給系2を流れる気体の温度を測定する温度計11を
そなえている。
【0023】また、圧力計9と制御弁6との間には、鋳
型1の入り側の圧力を一定(すなわち、設定圧力)にす
るために制御弁6を制御する制御演算器12が設けてあ
ると共に、鋳型1の入り側の圧力を制御演算器12およ
び制御弁6により一定(すなわち、設定圧力)に制御し
ているときの気体の流量を流量計7により測定して、こ
のときの気体の流量から鋳型1の通気度を求める通気度
計算器13をそなえている。
【0024】また、温度の上昇によって気体が膨張する
ので流量が増大したものとして計測され、温度の低下に
よって気体が収縮するので流量が減少したものとして計
測されるので、通気度計算器13では温度計11で測定
した温度に従って気体の流量の補正を行うようにしてい
る。
【0025】このような構成になる鋳型の通気度測定装
置を用いて鋳型1の通気度を測定するに際しては、制御
弁6および送気弁8を閉じた状態にして、気体送給系2
に鋳型1をセットする。
【0026】そして、通気度の測定を開始するにあた
り、制御弁6によって気体送給系2を流れる気体の流量
(ないしは圧力)を制御すると共に送気弁8を開いた状
態にして、気体送給系2を流れる気体の圧力を圧力計9
により測定し、この圧力が設定圧力となったところで、
制御演算器12により制御弁6を制御して、気体送給系
2を流れる気体の圧力を設定圧力に維持する。
【0027】そして、気体送給系2を流れる気体の圧力
を一定に制御しているときの気体の流量を流量計7によ
り求め、この流量から通気度計算器13により鋳型1の
通気度を計算しそして表示する。
【0028】このとき、必要に応じて温度計11の測温
結果にもとづいて温度補正をも行う。
【0029】したがって、鋳型1の通気度測定は自動的
にそして短時間のうちにばらつきなく行うことができる
こととなる。
【0030】実施例2 図2は本発明に係わる鋳型の通気度測定方法の実施に使
用される鋳型の通気度測定装置の第2実施例による基本
構成を示すものであって、図2の右側に示す鋳型21の
通気度を測定する場合を例にとって説明する。
【0031】図2に示すように、鋳型21とガスボンベ
(例えば、N)20との間で気体送給系22が設けら
れており、この気体送給系22には、そのガスボンベ2
0側から、気体の送給を開閉するバルブ23と、リリー
フ弁24と、圧力ゲージ25と、図3にも示すように、
気体送給系22を流れる気体の流量を制御する流量制御
部(流量制御弁)26aおよび気体送給系22を流れる
気体の流量を測定する流量測定部(流量計)26bをそ
なえた流量制御弁(MFC;マスフローコントローラ)
26と、切り替え弁28と、気体送給系22を流れる気
体の圧力を測定する圧力計29と、気体送給系22を流
れる気体の温度を測定する温度計31をそなえている。
【0032】なお、流量制御弁26は、図3に示すよう
に、ピエゾアクチュエータ26cとダイヤフラム26d
とを組み合わせた流量制御部26aをそなえており、流
量設定信号によりピエゾアクチュエータ26cが伸縮し
てダイヤフラム26dを流路開閉方向に駆動する。ま
た、流量測定部26bで測定された流量は、流量出力信
号として出力される。
【0033】さらに、圧力計29と流量制御弁26との
間には、鋳型21の入り側の圧力を一定(すなわち、設
定圧力)にするために流量制御弁26の流量制御部26
aを制御する制御演算器32が設けてあると共に、鋳型
21の入り側の圧力を制御演算器32および流量制御弁
26の流量制御部26aにより一定(すなわち、設定圧
力)に制御しているときの気体の流量を流量制御弁26
の流量測定部26bにより測定して、このときの気体の
流量から鋳型21の通気度を求める通気度計算器33を
そなえている。
【0034】また、温度の上昇によって気体が膨張する
ので流量が増大したものとして計測され、温度の低下に
よって気体が収縮するので流量が減少したものとして計
測されるので、通気度計算器33では温度によって気体
の流量の補正を行うようにしている。
【0035】このような構成になる鋳型の通気度測定装
置を用いて鋳型21の通気度を測定するに際しては、流
量制御弁26を最低流量に調整しておくと共に切り替え
弁28を大気放散側にして、気体送給系22に鋳型21
をセットする。
【0036】そして、通気度の測定を開始するにあた
り、流量制御弁26によって気体送給系22を流れる気
体の流量(ないしは圧力)を制御すると共に切り替え弁
28を鋳型側に切り換えた状態にして気体送給系22を
流れる気体の圧力を圧力計29により測定し、気体送給
系22を流れる気体の圧力が設定圧力となったところ
で、制御演算器32により流量制御弁26を制御して、
気体送給系22を流れる気体の圧力を設定圧力に維持す
る。
【0037】そして、気体送給系22を流れる気体の圧
力を一定に制御しているときの気体の流量を流量制御弁
26の流量測定部26bにより求め、この流量から通気
度計算器33により鋳型21の通気度を計算しそして表
示する。
【0038】このとき、必要に応じて温度補正をも行
う。
【0039】したがって、鋳型21の通気度測定は自動
的にそして短時間のうちにばらつきなく行うことができ
ることとなる。
【0040】実施例3 図4は本発明に係わる鋳型の通気度測定方法の実施に使
用される鋳型の通気度測定装置の第3実施例による基本
構成を示すものであって、図4の左側に示す鋳型41の
通気度を測定する場合を例にとって説明する。
【0041】図4に示すように、鋳型41はチャンバ4
0内に収容され、鋳型41の内部は大気に連通している
と共に、鋳型41の外部すなわちチャンバ40の内部と
吸引ブロア43との間で気体吸引系42が設けられてお
り、この気体吸引系42には、その吸引ブロア43側か
ら、圧力ゲージ44と、リーク弁45と、送気弁48
と、気体吸引系42を流れる気体の圧力を制御する制御
弁46と、気体送給系42を流れる気体の流量を測定す
る流量計47と、気体吸引系42を流れる気体の圧力を
測定する圧力計49と、気体吸引系42を流れる気体の
温度を測定する温度計51をそなえている。
【0042】また、流量計47と圧力計49との間に
は、鋳型41の出側の圧力を一定(すなわち、設定圧
力)にするために制御弁46を制御する制御演算器52
が設けてあると共に、鋳型41の出側の圧力を制御演算
器52および制御弁46により一定(すなわち、設定圧
力)に制御しているときの気体の流量を流量計47によ
り測定して、このときの気体の流量から鋳型41の通気
度を求める通気度計算器53をそなえている。
【0043】また、温度の上昇によって気体が膨張する
ので流量が増大したものとして計測され、温度の低下に
よって気体が収縮するので流量が減少したものとして計
測されるので、通気度計算器53では温度計51により
測定した気体の温度に従って気体の流量の補正を行うよ
うにしている。
【0044】このような構成になる鋳型の通気度測定装
置を用いて鋳型41の通気度を測定するに際しては、制
御弁46および送気弁48を閉じた状態にして、気体吸
引系42に接続したチャンバ40内に鋳型41をセット
すると共に鋳型41の内部を大気に連通した状態とす
る。
【0045】そして、通気度の測定を開始するにあた
り、吸引ブロア43を作動させると共に、送気弁48を
開き、制御弁46によって気体吸引系42を流れる気体
の流量(ないしは圧力)を制御し、気体吸引系42を流
れる気体の圧力を圧力計49により測定し、気体吸引系
42を流れる気体の圧力が設定圧力となったところで、
制御演算器52により制御弁46を制御して、気体吸引
系42を流れる気体の圧力を設定圧力に維持する。
【0046】そして、気体吸引系42を流れる気体の圧
力を一定に制御しているときの気体の流量を流量計47
により求め、この流量から通気度計算器53により鋳型
41の通気度を計算しそして表示する。
【0047】このとき、必要に応じて、温度計51によ
り測定した気体の温度に従って温度補正をも行う。
【0048】したがって、鋳型41の通気度測定は自動
的にそして短時間のうちにばらつきなく行うことができ
ることとなる。
【0049】
【発明の効果】本発明に係わる鋳型の通気度測定方法
は、請求項1に記載しているように、鋳型の通気度を測
定するに際し、鋳型の内部に気体を送給して鋳型入り側
の圧力を一定に制御し、そのときの気体の流量から鋳型
の通気度を求めるようにしたから、焼成後の鋳型の通気
度を自動的にそして極く短時間のうちにばらつきなく測
定することが可能になるという著しく優れた効果がもた
らされる。
【0050】そして、本発明に係わる鋳型の通気度測定
方法の実施態様においては、請求項2に記載しているよ
うに、気体の温度を測定して気体の流量を補正するよう
になすことによって、測定時における鋳型周辺の温度に
よる影響をも考慮した通気度測定を行うことが可能であ
るという著しく優れた効果がもたらされる。
【0051】また、本発明に係わる鋳型の通気度測定装
置は、請求項3に記載しているように、鋳型の内部に気
体を送給する気体送給系と、気体送給系を流れる気体の
圧力を測定する圧力計と、気体送給系を流れる気体の圧
力を一定に制御する制御弁と、気体の圧力が一定に制御
されているときの気体の流量を測定する流量計と、流量
計により測定した気体の流量から鋳型の通気度を計算す
る計算手段をそなえているものとしたから、請求項1に
記載の鋳型の通気度測定方法を実施することが可能であ
るという著しく優れた効果がもたらされる。
【0052】また、本発明に係わる鋳型の通気度測定装
置の実施態様においては、請求項4に記載しているよう
に、気体の温度によって気体の流量を補正する温度計を
そなえているものとすることによって、請求項2に記載
の鋳型の通気度測定方法を実施することが可能であると
いう著しく優れた効果がもたらされる。
【0053】さらに、本発明に係わる鋳型の通気度測定
方法は、請求項5に記載しているように、鋳型の通気度
を測定するに際し、鋳型の内部の気体を鋳型の外部より
吸引して鋳型出側の圧力を一定に制御し、そのときの気
体の流量から鋳型の通気度を求めるようにしたから、焼
成後の鋳型の通気度を自動的にそして極く短時間のうち
にばらつきなく測定することが可能となり、しかも、吸
引鋳造の際の気体の絶対圧力関係が同じ状態での鋳型の
通気度を測定することが可能になるという著しく優れた
効果がもたらされる。
【0054】そして、本発明に係わる鋳型の通気度測定
方法の実施態様においては、請求項6に記載しているよ
うに、気体の温度を測定して気体の流量を補正するよう
になすことによって、鋳造時における鋳型周辺の温度に
よる影響をも考慮した通気度測定を行うことが可能であ
るという著しく優れた効果がもたらされる。
【0055】また、本発明に係わる鋳型の通気度測定装
置は、請求項7に記載しているように、鋳型の内部の気
体を鋳型の外部より吸引する気体吸引系と、気体吸引系
を流れる気体の圧力を測定する圧力計と、気体吸引系を
流れる気体の圧力を一定に制御する制御弁と、気体の圧
力が一定に制御されているときの気体の流量を測定する
流量計と、流量計により測定した気体の流量から鋳型の
通気度を計算する計算手段をそなえているものとしたか
ら、請求項5に記載の鋳型の通気度測定方法を実施する
ことが可能であるという著しく優れた効果がもたらされ
る。
【0056】そして、本発明に係わる鋳型の通気度測定
装置の実施態様においては、請求項8に記載しているよ
うに、気体の温度によって気体の流量を補正する温度計
をそなえているものとすることによって、請求項6に記
載の鋳型の通気度測定方法を実施することが可能である
という著しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる鋳型の通気度測定方法の実施に
使用される鋳型の通気度測定装置の第1実施例による基
本構成を示す説明図である。
【図2】本発明に係わる鋳型の通気度測定方法の実施に
使用される鋳型の通気度測定装置の第2実施例による基
本構成を示す説明図である。
【図3】図2で用いた流量制御弁の構造を示す説明図で
ある。
【図4】本発明に係わる鋳型の通気度測定方法の実施に
使用される鋳型の通気度測定装置の第3実施例による基
本構成を示す説明図である。
【図5】従来の鋳物砂の通気度試験方法を示す説明図で
ある。
【図6】従来のピンポン玉の通気度試験方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 鋳型 2 気体送給系 6 制御弁 7 流量計 8 送気弁 9 圧力計 11 温度計 12 制御演算器 13 通気度計算器 21 鋳型 22 気体送給系 26 流量制御弁 26a 流量制御部 26b 流量測定部 28 切り替え弁 29 圧力計 31 温度計 32 制御演算器 33 通気度計算器 41 鋳型 42 気体吸引系 43 吸引ブロア 46 制御弁 47 流量計 48 送気弁 49 圧力計 51 温度計 52 制御演算器 53 通気度計算器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型の通気度を測定するに際し、鋳型の
    内部に気体を送給して鋳型入り側の圧力を一定に制御
    し、そのときの気体の流量から鋳型の通気度を求めるこ
    とを特徴とする鋳型の通気度測定方法。
  2. 【請求項2】 気体の温度を測定して気体の流量を補正
    する請求項1に記載の鋳型の通気度測定方法。
  3. 【請求項3】 鋳型の内部に気体を送給する気体送給系
    と、気体送給系を流れる気体の圧力を測定する圧力計
    と、気体送給系を流れる気体の圧力を一定に制御する制
    御弁と、気体の圧力が一定に制御されているときの気体
    の流量を測定する流量計と、流量計により測定した気体
    の流量から鋳型の通気度を計算する計算手段をそなえて
    いることを特徴とする鋳型の通気度測定装置。
  4. 【請求項4】 気体の温度によって気体の流量を補正す
    る温度計をそなえている請求項3に記載の鋳型の通気度
    測定装置。
  5. 【請求項5】 鋳型の通気度を測定するに際し、鋳型の
    内部の気体を鋳型の外部より吸引して鋳型出側の圧力を
    一定に制御し、そのときの気体の流量から鋳型の通気度
    を求めることを特徴とする鋳型の通気度測定方法。
  6. 【請求項6】 気体の温度を測定して気体の流量を補正
    する請求項5に記載の鋳型の通気度測定方法。
  7. 【請求項7】 鋳型の内部の気体を鋳型の外部より吸引
    する気体吸引系と、気体吸引系を流れる気体の圧力を測
    定する圧力計と、気体吸引系を流れる気体の圧力を一定
    に制御する制御弁と、気体の圧力が一定に制御されてい
    るときの気体の流量を測定する流量計と、流量計により
    測定した気体の流量から鋳型の通気度を計算する計算手
    段をそなえていることを特徴とする鋳型の通気度測定装
    置。
  8. 【請求項8】 気体の温度によって気体の流量を補正す
    る温度計をそなえている請求項7に記載の鋳型の通気度
    測定装置。
JP23876795A 1995-09-18 1995-09-18 鋳型の通気度測定方法および通気度測定装置 Pending JPH0985386A (ja)

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